JPS63240969A - 絵柄付樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） この発明は、絵柄付樹脂成形品の製造方法に関するもの
である。さらに詳しくは、この発明は、複イｒ形状の成
形品でありでも容易に絵柄を付与することのできる改良
された絵柄付樹脂成形品に関するものである。

（背敢技術） 従来、家庭用品、文房具、食器等に用いられる絵柄台の
樹脂成形品を得るには、たとえば第２図に示したように
して製造していた。まず、熱硬化性樹脂からなる成形材
料（ア）を熱加圧成形して所要の成形品（イ）を製造す
る、この成形品（イ）は金型（つ）から収り出さない。

この−次数形に続いて、成形品（イ）の所要位置に、絵
や柄を印刷したパターン紙、パターン布等に熱硬化性樹
脂液を含浸させて乾燥した樹脂含浸パターン紙、樹脂含
浸パターン布（１）等を置き、加熱加圧して樹脂含浸パ
ターン紙、樹脂含浸パターン布（１）等を成形品（イ）
に圧着し、かつ硬化させる。

１１　Ｌの２次成形が終了した後、成形品（イ）は金型
（つ）から取り出さないで、樹脂含浸パターン紙、樹脂
含浸パターン布（１）等の部分に、硬（ヒ俺に透明とな
る熱硬化性樹脂の粉末や粒状物からなるコーティング用
樹脂（オ）を添加し、加熱加圧してコーティング用樹脂
を溶融、硬化させる。

こうすることによりパターン紙、パターン布と成形品（
イ）との継目を目立たなくするにのような従来の製造方
法の場合には、圧縮成形の方法に限定されるため、生産
効率が悪く、かつ、成形品の形状が平凡なものに限られ
、複雑形状のものに絵柄を付けることはできなかった。

このため、多種多様な形状の日用品、文房其、食器等に
広く適用することのできる絵柄付けの方法の実現が望ま
れていた。

（発明の目的） この発明は、以上の通りの事情を鑑みてなされたもので
あり、従来の方法の欠点を改善し、生産性に優れ、しか
も、複雑な形状の成形品にも適用することのできる改良
された絵柄付樹脂成形品の製造方法を提供することを目
的としている。

（発明の開示） この発明の絵柄付樹脂成形品の製造方法は、−１−記の
目的を実現するために、熱硬１ヒ性樹脂成形品に絵柄を
転写した後に、該成形品と絵柄とを硬化一体イヒするこ
とを特徴としている。

この発明の製造方法の一部を図示したものが第１図で！
）る、この第１図に示したように、任意の形状の熱硬化
性樹脂成形品１に、絵柄２を１没けた転写シート３を用
いて所要の位置に絵柄２を転写し、転写シート３を剥殖
した後に、この成形品１と桧柄２とを硬化一体化する。

この場合の熱硬化性樹脂成形品としては、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂の適宜なものから成
形した成形品が用いられる。

一般には、絵柄付成形品としては、メラミン＋１脂成形
品がよく用いられる０次いでユリア樹脂、フェノール樹
脂からなる成形品である。もちろん、この発明において
は、これらに限定されるものではない。

絵柄の転写のための転写シートには開型シートを用いる
が、この陰型シートとしては、紙、布等にシリコン樹脂
を塗布した離型紙、または布、あるいはポリエチレンフ
ィルム等が用いられる。

絵柄には、硬化性樹脂のインキを用いることができる。

好適には、熱硬化樹脂成形品と同系統の樹脂に着色剤を
添加したものが用いられる。また、この絵柄のデザイン
には限定はまったくない、ウォルトデズニー調、アニメ
調、抽象模様、その他、自由に選択することができる。

このインキは、乾燥機、赤外線照射等により加熱硬化す
ることができる。または紫外線（ＵＶ）硬化でもよい、
なお、この紫外線（ＵＶ）硬化の場合には、絵柄の硬化
性四指インキは、紫外線（ＵＶ）硬化型にしておく。ま
た、このインキは、紫外線（ＵＶ）硬化および加熱硬化
の併用型でもよい。

絵柄インキの転写用の厚さ、インキの硬化温度もしくは
紫外線の照射量などの諸条件は、適宜に選定することが
でき、格別に限定はない。

次に実施例を示し、さらに詳しくこの発明の製造方法に
ついて説明する。もちろん、この発明は、以下の実施例
によって限定されるものではない。

実施例 メラミン樹脂成形材料（松下電工株式会社５！Ｊ＝メラ
ミン樹脂成形材料ＭＭ＞を、固定側金型温度１７０°Ｃ
１可動側金型温度１７０°Ｃ１前部シリンダ一温度１０
０°Ｃ，後部シリンダ温度７０°Ｃ１射出時間１０秒の
条件で射出成形し、コーヒーカップ成形品を得た。

シリコン樹脂を塗布した附型紙にメラミン（）！脂イン
キにより花柄模様を印刷して転写シートを得た。

この転写シートを用いて、花柄模様を上記成形品のコー
ヒーカップの側面に転写した後、成形品を１５０°Ｃの
温度で２０分間加熱し、花柄模様付の＝！−ヒーカップ
成形品を得た。

成形品の生産性は、次の比較例に示す従来方法に比べて
１．５倍以上も向上した。また、成形品の形状も任意の
ものに対してこの実施例の方法が適用された。

比較例 実施例と同じ成形材料を用い、金型温度１６５℃、成形
圧力１５０　ｋｔｒ／　ａｉで、３０秒間加熱加圧した
。金型に入ったままの皿を成形品の外表面部に、メラミ
ン樹脂含浸パターン紙（松下電工株式会？［製：モール
トーン）を配設して再度金型温度】６５°Ｃ５成形圧力
１５０ｋｇ／＜ｊで１０秒間加熱加圧した。

金をに入ったままの皿型成形品の外表面部に、コーティ
ング用メラミンｖｉｌ　Ｉｌｌ粉末を添加し、１６５°
Ｃ１１５０ｋｇ／ａＪで、１０秒間加熱加圧成形した。

模様付皿型成形品を得た。

この方法の場合には、実施例に比べて生産性は２７３以
下に低下した。また、形状はほとんど皿等の平面のもの
に限定され、カップ類も取手のあるものには絵柄を付け
ることはできなかった。

（発明の効果） この発明により、以上の通り、従来の方法では不ｉｉｆ
能であった複雑な形状のものでも容易に、かつ良好な生
産性で絵柄付樹脂成形品の製造が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の方法の一部を示した工程図である
。第２図は、従来法を示した工程図である。 １・・・熱硬化性樹脂成形品、　２・・・絵柄、３・・
・転写シート。 代理人　弁理士　　西　　澤　　利　　夫第　　１　　
図 第　　２　　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱硬化性樹脂成形品に絵柄を転写した後に、該成
   形品と絵柄とを硬化一体化することを特徴とする絵柄付
   樹脂成形品の製造方法。
2. （２）離型シート表面に硬化性樹脂インキによって絵柄
   を設けた転写シートを用いて転写する特許請求の範囲第
   （１）項記載の絵柄付樹脂成形品の製造方法。