JPS63239023A - 射出成形品の自動取出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は射出成形機内において成形品取出サイクル中に
成形品のゲートカットを行うよう工夫された成形品の自
動取出装置に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、成形品自動取出機におけるゲートカット装置とし
て次に示す２例、すなわち、■チャックにエアニッパを
、取付け、成形品とランナ（ゲート部を含む）を別個に
把持し、成形品取出位置でゲートを切断する装置や、■
成形品を取出した後、自動取出機本体フレームの端部ま
で搬送し、その位置に設置された別個のゲートカット装
置があって、その装置上に成形品を落下させ、ゲートの
切断を成形機外で独立に行う方式が知られている。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、それらの装置は実用化された例もあるが、次に
述べる問題点により本格的に採用されるに至っていない
。

上記従来技術■の装置には、エアニッパを成形品のゲー
トに確実に位置させる必要があるが、ホルダに取付けら
れたチャックの位置は昇降用シリンダが下限まで伸びき
った状態で１位置精度が安定しない、また、成形品のゲ
ート部に刃先が進入し得る成形品形状に限定され、更に
型内ヘランナが落下する等、成形作業に不具合を生じる
欠点があった・ 上記■の装置の場合には、■と同様にチャックの位置安
定精度の悪さから、ゲートカット装置そのものに成形品
との位置決め用治具を必要とし、また、ゲート切断後の
成形品取出しのために別個のアンローダを用意する必要
があった。更に、ゲートカット装置設置のためのスペー
スを必要とし、既設工場では大巾な設備等のレイアウト
変更を要し、そのスペースを得ることは困難であった。

く問題点を解決するための手段〉 そこで、本発明においては上記従来技術の問題点を解決
するために、成形品自動取出機とゲートカット装置１Ｅ
（１０）とを一体化することにより、工場内のスペース
を節約し、更に、チャック（８）で把持された成形品と
ゲートカット装置１ｄ（１０）の適切な位置決めを容易
にし、成形品の取出サイクル内でゲート処理を行なう本
発明に係る射出成形品の自動取出装置を開発したのであ
る。

本発明は次のような特徴を備えた射出成形品の自動取出
装置である。

すなわちその特徴は、射出成形機の固定側プラテン（１
）の上部に支持され本体フレーム（２）上を往復走行す
る走行体（３）と、　この走行体に支持されたホルダ（
４）と、その上下動用シリンダ（５）及び前後動用シリ
ンダ（６）と、ホルダ（４）に取付けられ成形品（７）
を把持するチャック（８）とを有してなり、射出成形機
可動側プラテン（９）又は可動型（１１）上に前記チャ
ック（８）と対向するゲートカット装置（１０）を設け
たことにある。

く作用〉 上記のような構造の装置であると、成形品（７）を前記
チャック（８）で把持した後のホルダ（４）をゲートカ
ット装置（１０）と対向する上昇位置又は上昇後前進し
た位置で停止させ、型締行程である可動側プラテン（９
）又は可動型（１１）の前進により前記ゲートカット装
置（１０）を前進させて成形品（７）のゲート部（１４
）と接合させ、チャック（８）が成形品（７）を保持し
た状態で前記ゲート部（１４）を切断することができる
。

すなわち、そのゲート部（１４）の切断に際して、ゲー
トカット装置１ｆＩ（１０）と対向する位置にチャック
（８）が把持した成形品（７）を保持するホルダ（４）
の位置は、左右方向トラバースで本体フレーム（２）直
上のゼロ位置で、かつ上下方向では上昇限の機械的に最
も安定した位置にすることができ、ゲートカット装置（
１０）の切断具と成形品（７）のゲート部（１４）との
最適な接合位置精度が得られると共に、成形品（７）と
ゲートカット装置ｆ（１０）の位置決めが容易である。

また、この位置であると走行体（３）とホルダ（４）と
の距離が最短であるから剛性が高い、　したがって、位
置決め時にホルダ（４）に多少の押力を与えても、更に
、エアニッパ等のゲートカット装置Ｅ　（１０）の切断
具が成形品（７）−接触しても、その押力による曲げに
耐えて切断具を所定の位置まで移動させることができる
ことに起因し、適切なゲート部（１４）の切断ができる
作用がある。

〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の自動取出装置を射出成形機に取付けた
状態を示す側面図である。

この例に示す自動取出装置は次のような構造である。す
なわち、射出成形機の固定側プラテン（１）に本体フレ
ーム（２）が固定され、　この本体フレーム（２）上の
走行路（２１）を走行体（３）が電動モータ（図示せず
）等を駆動源として往復走行する。そして、そのトラバ
ース走行体（３）下部には成形品（７）を把持するチャ
ック（８）のホルダ（４）が、上下動用シリンダ（５）
を介して保持されている。また、　このホルダ（４）に
はこれの前後動用シリンダ（６）が走行体（３）を介し
て連係されている。更に、本発明自動取出装置の大きな
特徴であるが、射出成形機の可動側プラテン（９）上に
、上昇限まで上・昇した位置のチャック（８）と対向す
る位置にゲートカット装置！（１０）を設置している。

可動型（１１）からエジェクトされた成形品（７）はチ
ャック（８）で把持され、前後動用シリンダ（６）で一
旦後退しく第１図中右方への移動）、その後に上下動用
シリンダ（５）で上方ストロークエンドまで上昇する。

成形品（７）はその上昇しきった位置（又はこの後に前
進した位＠）で停止したまま待機する。成形品（７）が
上昇して停止すると型締めが開始され、型締行程である
可動側プラテン（９）又は可動型（１１）の前進と共に
ゲートカット装置（１０）も前進してその待機している
成形品（７）へ接近し、型締め終了時にはエアニッパ等
のゲートカット装置（１０）の切断具が、成形品（７）
のゲート部（１４）の切断位置に達する。この後ゲート
部（１４）が切断され、成形品（７）はチャック（８）
に保持されたままの停止状態で、ゲートカット装！（１
０）が成形品抜出しに必要な量だけ後退（第１図中左方
向への移動）する。引続いてホルダ（４）は成形品（７
）をチャックしたまま走行路（２１）の端まで移動して
射出成形機外に設置したコンベア（図示せず）上へ達し
、その成形品（７）をコンベア上へ載せて搬出する。ま
た、切断されたゲートは可動側プラテン（９）上のコン
ベア（１７）あるいはシュート（図示せず）で射出成形
機外へ搬出される。

なお、上述したゲートカット装ｆｉ！（１０）を後退さ
せてゲートカット装置（１０）と成形品（７）を分離す
る手順は、ホルダ（４）が上方で停止する際、予め前後
動用シリンダ（６）で前進させて待機させ、切断後にホ
ルダ（４）を後退させても同様に可能である。

第２図は上述した装置のチャック（８）側にエアニッパ
（１３）を取付けた例を示す側面図を成形品断面と対応
して示す図であり、第３図は第２図中のＡ部拡大図であ
る。

第２図によると、エアニッパ（１３）等の切断具は成形
品（７）のゲート部（１４）まで達することが必要で、
一方向のみからすべてのゲートを切断することは成形品
（７）の形状にもよるが因業であることが分る。このこ
とに対処するために、この例ではゲートカット装置Ｉ（
１０）側から切断具が達しにくい場合の対処方法として
、取出機のチャック（８）側にも切断具としてのエアニ
ッパ（１３）を装備したのである。この場合も成形品（
７）の把持は真空パッド（１５）や機械的なりランプで
行う。特に、成形品端面の平滑性が要求され、その端面
にゲートカットによる破断面が許されない場合は、第２
図、第３図のように成形品（７）　１面にゲート（１６
）を付けるが、このようなゲートに対しても、可動側プ
ラテン（９）上にゲートカット装置を設けることにより
対応可能になるのである。

〈発明の効果〉 以上詳述したように１本発明の装置は成形品の成形サイ
クルを変更することなく成形品のゲート処理が成形と同
時に可能であり、切断具とゲート部との位置合せ精度が
良好にできると共に、場合によりチャック側に切断具を
設けることで、従来では成形品形状によっては切断でき
ないゲートも切断処理が同時に可能となった。また、従
来においてはゲートカット装置用のスペースを余分に要
していたが、ゲートカット装置を可動プラテン上に設置
したことにより、そのスペースを必要とせず工場内のス
ペースを有効利用できるという有益な効果や既設の工場
にも容易に採用することができ、自動化による成形品の
取出しが可能となるなどの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の射出成形品の自動取出装置を射出成形
機に装備した状態を示す側面図であり、第２図は自動取
出装置のチャックの他構造例を示す側面図を成形品断面
と対応して示す図である。 第３図は第２図中のＡ部拡大図である。 （１）固定側プラテン　　（２）本体フレーム（３）走
行体　　　　　　（４）ホルダ（５）上下動用シリンダ
　（６）前後動用シリンダ（７）成形品　　　　　　（
８）チャック（９）可動側プラテン　　（１０）ゲート
カット装置（１１）可動型　　　　　（１２）固定型（
１４）ゲート部 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　射出成形機の固定側プラテン（１）の上部に支持さ
   れ本体フレーム（２）上を往復走行する走行体（３）と
   、該走行体に支持されたホルダ（４）と、該ホルダ（４
   ）の上下動用シリンダ（５）及び前後動用シリンダ（６
   ）と、前記ホルダ（４）に取付けられ成形品（７）を把
   持するチャック（８）とを有してなり、射出成形機の可
   動側プラテン（９）又は可動型（１１）上に前記チャッ
   ク（８）と対向するゲートカット装置（１０）を設けた
   ことを特徴とする射出成形品の自動取出装置。