JPS63238958A - 連続鋳造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、溶鋼をその凝固温度よりも若干高い程度の
低温状態に維持してｗＪｒ！４を連続鋳造する連続鋳造
装置に関する。

［従来の技Ｗ１］ 鋼の連続鋳造においては、従来、取鍋内の溶鋼をタンデ
ィツシュに一旦貯留し、このタンディツシュから浸漬ノ
ズルを介して鋳型内にＷＩ鋼を注入し、鋳型内で溶鋼が
鋳型により冷却されて生成した内部が未凝固状態の鋳片
をピンチロールにより引抜くと共に、この鋳片を更に冷
却して完全に凝固させ、連続的に所望の鋳片を製造して
いる。この場合に、溶鋼の温度が高過ぎると生成された
鋳片のｍ１１１が柱状晶となり、この結晶の間に不純物
が偏析しやすい。一方、ｍｔｌＡをその凝固温度より５
乃至２０℃高い温度範囲に維持することができれば、鋳
片の組織が等軸晶となり不純物の偏析を低減することが
できる。このため、タンディツシュ内の母溶鋼をその温
度範囲に維持して連続鋳造することが試みられている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、タンディツシュ内の溶鋼の温度は、第２
図に示すように時間と共に変化するので、溶鋼温度の最
高値（図中ａで示す）を前述の範囲内にしようとすると
、鋳造初期及び末期に保温手段又は加熱手段によりタン
ディツシュ内の溶鋼を保温又は加熱しなければならず、
鋳造中にタンディツシュ内の溶鋼の温度を常に前述の範
囲内に維持することは困難である。また、タンディツシ
ュの内の溶鋼温度を低下させると、若干の温度変動が発
生しても浸漬ノズル内で溶鋼が凝固してノズル詰まりを
発生させる虞がある。

この発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって
、タンディツシュ内の溶ｍｓ度を調節せずに、また、ノ
ズル詰まりを発生させずに、鋳型に供給されるｗＪｒｌ
Ａを凝固温度直上域の比較的低温に維持することができ
る連続鋳造装置を提供することを目的とする。

「問題点を解決するための手段〕 この発明に係る連続＃Ｓ造装置は、溶鋼を貯留するタン
ディツシュと、タンディツシュの底部に設けられたノズ
ルと、このノズルを介してタンディツシュ内の溶鋼が鋳
込まれる鋳型と、鋳型内で溶鋼が凝固して生成する鋳片
を引抜く引抜き手段とを有する連続鋳造装置において、
溶＃Ｉ温度を測定する温度測定手段と、ノズルを通流す
る溶鋼に冷却剤を供給する供給手段と、供給手段の冷却
剤供給邑を調節してノズルを通流する溶鋼の温度を制御
する１１３１１手段とを有することを特徴とする。

［作用］ この発明においては、溶鋼温度を測定し、この温度に基
いてノズル内を通流する溶鋼に吹付ける冷却剤の酋を調
節し、鋳型に供給する溶ｒ１４温度を所定温度に制御す
る。このため、タンディツシュ内の溶鋼温度を調節しな
くても適正温度の溶鋼を鋳型に供給することができる。

また、タンディツシュ内の溶鋼湿度を低下させないので
、ノズル詰まりを防止することができる。

［実施例］ 以下、添付図面を参照してこの発明の実施例について具
体的に説明する。

第１図はこの実施例に係る連続鋳造装置を示す模式図で
ある。タンディツシュ１は鉄皮に耐火物が内張すされて
構成されており、図示しない取鍋から溶鋼が供給されて
この溶鋼が貯留されるようになっている。このタンディ
ツシュ１の下方には、銅でつくられた筒状の鋳型６が設
置されており、この鋳型６にタンディツシュ１内の溶鋼
が鋳込まれる。タンディツシュ１の底部には溶鋼流出口
２が形成されており、この部分に流１ｍ１節用のスライ
ディングノズル３を介して浸漬ノズル４が設けられてい
る。浸漬ノズル４の下端部には一対の溶鋼流出＠？Ｌ５
が設けられており、浸漬ノズル４を鋳型６内の溶鋼に浸
漬させた状態で、この溶鋼流出孔５から鋳型６内に溶鋼
が注入される。鋳型６内に供給された溶鋼は鋳型６によ
り冷却され、凝固して鋳片７となり、この鋳片は図示し
ないピンチロールにより下方に引き扱かれるようになっ
ている。

浸漬ノズル４の周壁には、ガス供給パイプ１０が連結さ
れており、図示しないガス供給手段からこのガス供給パ
イプ１０を介して浸漬ノズル４内の冷却室８にアルゴン
ガスが供給され、このアルゴンガスにより冷却室部の溶
鋼が冷却されるようになっている。また、浸漬ノズル４
の周壁のパイプ１０の連結部と反対側の部分にガス排出
バイブ１１が連結されており、このバイブ１１からアル
ゴンガスを排出するようになっている。ガス供給パイプ
１０にはバルブ１２が取付けられており、このバルブ１
２によりアルゴンガスの供給量が調節されるようになっ
ている。

また、浸漬ノズル４の周壁からその内壁に温度計１３が
挿入されており、この温度計１３により浸漬ノズル４内
を通流する溶鋼の温度を検出するようになっている。こ
の温度計１３が検出した検出信号は演算装置２０に出力
される。演算装置２０には予め所定の温度が設定されて
おり、温度計１３が検出した温度に基いてこの演算装置
２０からバルブ１２に信号を出力してアルゴンガスの供
給量を調節し、鋳型６内に注入する溶ｔｊＡ温度を所定
温度にｉ＋ｌＪ　ｍするようになっている。

このように構成された装置においては、先ず、溶鋼を取
鋼からタンディツシュ１に注入する。この場合に、溶鋼
はノズル内で凝固する虞がない程度の比較的高温状態に
なっている。タンディシュ１に貯留された溶鋼は、スラ
イディングノズル３によりその流量が調節されて８！漬
ノズル４の溶鋼流出孔５から鋳型６内に注入される。ノ
ズル４を通流する溶鋼は温度計１３によりその温度が検
出され、この検出信号が演稗装＠２０に出力される。

演算装＠２０では、この出力信号に基き溶鋼冷却用のア
ルゴンガスの供給量を決定し、バルブ１２に信号を出力
してアルゴンガス供給量が適正量になるようにバルブ１
２の開度を調節し、鋳型６に供給される溶鋼の温度を所
定温度に制罪する。この場合に、タンディツシュ１内の
溶鋼の温度を調節せずにダンディツシュ内の温度が高い
ままでも、アルゴンガスの供給量を調節して鋳型６に供
給する溶鋼温度をその凝固温度よりも５乃至２０℃高い
範囲内にすることができる。また、タンディツシュ１か
らノズル４に至るまでは溶ｗ４温度を低下させる必要が
ないのでノズル詰まりによるトラブルを低減することが
できる。

なお、この実施例においては、ノズル４にの温度計を設
けて溶鋼の温度を測定したが、タンディツシュ１内の溶
鋼温度とノズル４内の溶鋼の温度との関係を把握するこ
とができれば、タンディツシュ１内の溶鋼中に温度計を
挿入して溶ａｕｇ度を測定し、この温度に基いて鋳型６
に供給される溶鋼の温度をｉ制御することもできる。ま
た、溶鋼を冷却する冷却剤としてアルゴンガスを使用し
たが、これに限らず、窒素ガス、水等冷却室耐火物に悪
影響を与えない物質であれば適用することができる。

［発明の効果］ この発明によれば、ノズルを通流する溶鋼に冷却剤を供
給して鋳型に供給する溶ａ４温度を制御するので、タン
ディツシュ内の溶鋼温度を調節しな（でも所定温度範囲
内の溶鋼を鋳型に供給することができる。このため、鋳
型に供給される溶鋼温度をその凝固温度よりも５乃至２
０”Ｃ程度高い温度範囲内に維持することができ、鋳片
中の偏析を防止することができる。また、タンディツシ
ュ内の溶鋼の温度を低下させる必要がないので、ノズル
詰まりを防止することができる。このため、鋳片の製造
歩留が向上する。このように、この発明は極めて実用性
が應い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係る連続鋳造装置を示す模
式図、第２図はタンディツシュ内の溶鋼の温度の経時変
化を示すグラフ図である。 １：タンディツシュ、４；浸漬ノズル、６；鋳型、７：
ｕ片、１０．１１：バイブ、１２；バルブ、１３：温度
計、２０二演算装置。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 Ｉ！２図 手続補正書６２．７．−７ 昭和　　年　　月　　日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 溶鋼を貯留するタンディッシュと、タンディッシュの底
   部に設けられたノズルと、このノズルを介してタンディ
   ッシュ内の溶鋼が鋳込まれる鋳型と、鋳型内で溶鋼が凝
   固して生成する鋳片を引抜く引抜き手段とを有する連続
   鋳造装置において、溶鋼温度を測定する温度測定手段と
   、ノズルを通流する溶鋼に冷却剤を供給する供給手段と
   、供給手段の冷却剤供給量を調節してノズルを通流する
   溶鋼の温度を制御する制御手段とを有することを特徴と
   する連続鋳造装置。