JPS6323773B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空掃除機と、ボール紙又は同様な材
料から作られる取付板に連結される空気透過性の
部分を備えている塵容器との組合わせに関するも
のであり、この取付板は塵を含んだ空気用の入口
開口を有しており、これにより真空掃除機は圧力
差の効果により影響される手段が設けられる表示
装置を有する。

この種の周知の表示装置において、塵容器の外
側と内側との間の圧力差は円筒形本体の内側に変
位されあるいは回転し得る手段上に作用し、前記
手段はその運動により塵容器の詰まりの程度を表
示する。これら周知の表示器はこれらが例えばリ
ング又は同様の形状のシール、及び装置の安全な
操作を確保するため特別なエアフイルタをも必要
とするという共通の欠点を有する。勿論これらの
シール又はフイルター装置はコストを増大し、更
にこれらは表示装置が誤りなく機能し得るように
周期的な制御を必要とする。

本発明の目的はこれらの欠点を除去することで
あり、またこのために本発明は基本的に装置が取
付板に配置される圧力感知要素を備え、前記圧力
感知要素は感知要素の動きを伝達しかつ塵容器の
詰まり具合を表示する手段、及び入口開口の外側
で取付板に配置されかつ周辺部によつて取付板に
結合される少なくとも１つの弾性壁部分を備える
ことを特徴とする。

本発明による真空掃除機用表示装置の構成を、
以下添附図面を参照して詳細に説明する。

全体的に１０で示される塵容器はボール紙又は
同様な材料で作られる取付板１１と空気透過性
過部分１２とから成る。この取付板１１は塵を含
んだ空気用の主として円形の入口開口１３を有
し、また接着されあるいは他の適当な要領でユニ
ツトに結合される２つの層１４，１５から成る。
層１５の部分１６は取付板の面の外側に揺動する
ことができ、またこれはその端部に折曲げ得る部
分１７を有する。部分１６と１７は相互にＬ字状
断面を呈する。圧力に感知する要素は少なくとも
１つの弾性壁部分の形状で入口開口１３の外側で
取付板１１内に配置され、また第４図による実施
例では２つのダイヤフラム１８，１９から成り、
これらは圧力差によりダイヤフラムが取付板１１
の外方にある程度ふくれることができるような要
領で取付板内に取付けられる。ふくれ運動の量は
取付板の面と垂直な面で測つて約５mmである。

この装置は次のように機能する。

真空掃除機のカバー２０を閉鎖した後、部分１
７は第１図に示すように下方に折曲げられる。空
気は入口開口１３を通つて矢印の方向に流れ、ま
た塵容器の詰まりの増加した程度により、容器外
側の圧力が減少し、これによりたるんだダイヤフ
ラムは第１図の左側に動かされる。この運動を介
して、ダイヤフラムは取付板の揺動し得る部分を
作動し、従つて部分１６と取付板の面との面の角
度が連続的に増大する。これによりばね２１はダ
イヤフラムと接触して部分１６を押圧する。窓２
２の下方に配置される取付板の折曲げ部分１７
は、部分１６が第１図に破線で示す位置に到達す
る迄、塵容器の詰まりの増大している程度を次第
に表示し、これは塵容器を交換する時期であるこ
とを意味する。より明瞭に読み取れるように、窓
２２に回される部分１６の表面には着色したマー
クを設けることができる。

第４図に展開した状態で示す取付板は部分１６
内に半円の形状に切断した耳片２３を更に有し、
この耳片は塵容器の取り外しに基いて、また取付
板１１の面に部分１６の折曲げに基いて、この位
置に部分１６を固定するため入口開口１３の方へ
僅かに内側に押圧され、この位置で耳片が開口１
３を被い、こうして塵が開口を通して落ちるのを
防止する。

第２図には本発明による表示装置の他の実施例
が示される。ここで第１図から取付板１１の揺動
し得る部分１６が装置に旋回されるレバー２４と
置き換えられ、前記レバーの内端部２５はダイヤ
フラム１８の外側に対して配置されており、また
その外端部２６はその位置により窓２２の下方で
塵容器の状態を表示する。張力ばね２７はレバー
の内端部２５をダイヤフラム１８と接触状態に保
持する。

第２図において、レバーはその初めの位置に示
される。空気は装置内を矢印の方向に流れ、また
塵容器の詰まりの増大する程度により、ダイヤフ
ラムのわん曲は連続的な線で示される位置から鎖
線で示される端部位置に次第に変化される。ダイ
ヤフラムの運動はレバー２４の回転運動に変換さ
れ、従つてその外端部２６が窓２２の下方で見得
るようになればなる程塵容器を交換する時期であ
ることを示す。

レバー２４の他の創意のある特徴は、第２図と
第３図に示される。カバー２０はその内側部上に
延長部分２８を有し、これは装置内の内側で基本
的に垂直方向に向けられる。使用者が塵容器を装
置に取付けるのを忘れた場合、次のようなことが
生じる。レバー２４の内端部２５は装置に塵容器
があるときレバーが止まる位置を過ぎて張力ばね
２７により第３図に示す他の位置に動かされる。
さてもし人がカバー２０を閉じようとする場合、
レバー２４の外端部２６は延長部分２８にぶつか
り、これはカバーが更にその閉鎖及び固定位置に
動くのを不可能にならしめる。塵容器を取付けた
後にだけ、レバーは第２図に示す位置を取り、ま
た真空掃除機のカバー２０は閉鎖し得る。

上述した実施例は本発明をいかなる範囲にも限
定しようとするものではない。こうして種々の変
更が発明思想の範囲内で考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による塵容器を真空掃除機のそ
の位置に断面で示し、第２図と第３図は本発明の
他の実施例の第１図と同様な図を示し、第４図は
塵容器の取付板をその要素が互に折畳まれる前の
状態を平面図で示し、また第５図は取付板を示し
ている。 １０…塵容器、１１…取付板、１２…空気透過
性部分、１３…入口開口、１６…部分、１７…折
曲げ部分、１８，１９…ダイヤフラム、２０…カ
バー、２１…ばね、２４…レバー、２５…内端
部、２６…外端部、２７…張力ばね。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ボール紙又は同様な材料から作られる取付板
   に連結される空気透過性の部分を備え、取付板が
   塵を含んだ空気用の入口開口を有しており、これ
   により真空掃除機が圧力差の作用によつて影響さ
   れる手段が設けられる表示装置を有するものにお
   いて、前記手段が取付板１１に配置される圧力感
   知要素を備え、前記圧力感知要素は感知要素の動
   きを伝達しかつ塵容器の詰まり具合を表示する手
   段１６，２４、及び入口開口の外側で取付板に配
   置されかつ周辺部によつて取付板に結合される少
   なくとも１つの弾性壁部分を備える真空掃除機用
   表示装置。 ２ 弾性壁部分が圧力差により取付板１１の面の
   外にふくらむ要領で可動の少なくとも１つのダイ
   ヤフラム１８から成ることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の装置。 ３ ダイヤフラム１８のふくらみ運動が取付板１
   １の面に対し垂直な面で測つて約５mmであること
   を特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の装
   置。 ４ ダイヤフラム１８の一側が塵容器１０の内側
   と連絡し、またその他側が塵容器１０の外側の空
   間と連絡していることを特徴とする特許請求の範
   囲第２項に記載の装置。 ５ 圧力感知要素の運動を伝達するための要素が
   ばね力に対抗して取付板１１の面の外方に揺動し
   得るボール紙部分１６から成ることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ６ ボール紙部分１６の外方端部が塵容器１０の
   状態を視覚的に表示するための折曲げ部分１７を
   有することを特徴とする特許請求の範囲第５項に
   記載の装置。 ７ ２つのダイヤフラム１８，１９が取付板１１
   内にその中心線に関して対称的に配置されること
   を特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の装
   置。 ８ 外方に揺動するボール紙部分１６が掃除機か
   らの塵容器１０の取外しに基き、入口開口１３が
   閉鎖されるように取付板の面下方に折曲げ得るこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第５項に記載の装
   置。 ９ レバー２４が掃除機内で旋回され、従つてそ
   の内端部が圧力感知要素の外側に位置し、またそ
   の外端部がその位置によつて塵容器１０の状態を
   視覚的に表示することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載の装置。 １０ 張力ばね２７がレバーの内端部をダイヤフ
   ラムと接触して押圧するよう配置されることを特
   徴とする特許請求の範囲第９項に記載の装置。 １１ ダイヤフラム１８の外側に位置するレバー
   ２４の一端部がその他端部２６と共に掃除機内に
   配置され、掃除機内に塵容器がない場合真空掃除
   機のカバー２０の閉鎖を防止することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１０項に記載の装置。 １２ 張力ばね２７は塵容器が掃除機内にあると
   きレバー２４が在る位置を過ぎて、塵容器が掃除
   機内にないことにより、レバーの内端部２５への
   ダイヤフラム１８の平衡作用が失われるとき到達
   する新たな位置に、レバーの外端部２６を移動す
   るよう取付けられることを特徴とする特許請求の
   範囲第１１項に記載の装置。 １３ カバー２０の内側に適合される延長部分２
   ８はレバー２４の外端部２６との接触によつて、
   掃除機内に塵容器がない場合真空掃除機のカバー
   ２０の閉鎖を防止することを特徴とする特許請求
   の範囲第１２項に記載の装置。