JPS63236864A - コンクリ−ト構造物の解体方法 - Google Patents

コンクリ−ト構造物の解体方法

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JPS63236864A
JPS63236864A JP6826687A JP6826687A JPS63236864A JP S63236864 A JPS63236864 A JP S63236864A JP 6826687 A JP6826687 A JP 6826687A JP 6826687 A JP6826687 A JP 6826687A JP S63236864 A JPS63236864 A JP S63236864A
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JP
Japan
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concrete
concrete structure
demolition
large amount
aggregate
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三枝 一仁
晴夫 佐々木
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Taisei Corp
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Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はコンクリート構造物を脆弱化して解体の容易化
を図る、コンクリート構造物の解体方法に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 現在、ビルや橋脚などのコンクリート構造物を解体する
解体技術は種々提案されているが、概ね次のように大別
できる。
(イ)外力を加えて破壊する解体方法 例えば、ブレーカ−や圧砕機などのようコンクリートの
破壊強度以上の打撃力または圧縮力を与えて、コンクリ
ート構造物を解体する方法。
(ロ)溶融して解体する方法 例えば火炎ジェット、ランスバー、レーザーなどを用い
て、コンクリートの融点を越える熱を加えて、コンクリ
ート構造物を溶融して解体する方法。
(ハ)切削して解体する方法 例えばカッター、コアボーリング、ウォータ−ジェット
などのコンクリートより硬度の大きい物質でコンクリー
トを切削または切断して解体する方法。
く本発明の解決しようとする問題点〉 前記した従来のコンクリート構造物の解体技術にあって
は、一応解体の目的は達成できるものの、一般にコンク
リートの強度や融点が大きいことや、コンクリート中に
鉄筋が埋設されているなどの理由から、装置の大型化を
余儀なくされ、しかも大きなエネルギーを必要とする傾
向にある。
このような事情力?ら、現在ではエネルギーの省力化が
図れて効率良く解体できるコンクリート構造物の解体技
術が切望されている。
〈本発明の目的〉 本発明は以上の点に鑑みなされたもので、解体に要する
エネルギーの軽減が図れ、効率良(解体できる、コンク
リート構造物の解体技術を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 コンクリートの解体時に抵抗となるのは粗骨材の存在で
ある。
すなわち、コンクリート構造物の解体や破壊の能率は、
対象とするコンクリート構造物の強度によって決定され
る。
本発明はコンクリート構造物をある一定の温度に加熱し
て粗骨材自体の強度を大幅に劣化させることによってコ
ンクリート構造物の脆弱化を図り、コンクリート構造物
の解体や破壊を容易に、かつ、経済的に行えるコンクリ
ート構造物の解体技術である。
く本発明の構成〉 以下、本発明の一実施例について説明する。
くイ〉解体原理 本発明では、コンクリート構造物を施工する際にコンク
リート中に炭酸力ルシュウム(CaCO3)を多量に含
む骨材を混入しておき、そしてコンクリート構造物を解
体するにあたって、コンクリート構造物の表面を後述す
る所定の温度で加熱することにより、コンクリート構造
物中のコンクリート水和物と炭酸力ルシュウムを多量に
含む骨材間で下記の化学反応を生じさせて、コンクリー
ト構造物を脆弱化させて解体する方式である。
CaCO3e>  CaO+CO2 CaO+H20C6Ca (OH)2 〈口〉解体可能な対象物 鉄筋の有無に関係なくすべてのコンクリート構造物に対
して、脆弱化して解体可能である。
また、樹脂で骨材を固めた樹脂コンクリートなどのよう
に、固結材そのものが脆弱となるもの゛や、骨材が脆弱
となるものなどに広(使用できる。
〈ハ〉混和する骨材 炭酸カルンユウムを多量に含む骨材としては、例えば石
灰岩を使用できる。
炭酸カルシュウムは、一般に良質であるから、十分な強
度のコンクリート構造物が得らる。
炭酸カルシュウムを多量に含むその他の骨材としては、
大理石などを使用できる。
以下、本実施例では炭酸力ルシュウムの骨材を使用する
場合について説明する。
く二〉加熱温度 コンクリート構造物を加熱する温度は、約800℃であ
る。
加熱温度が800℃以下であると、前述した化学反応は
まったく発生しない。
したがって、前述の化学反応が発生する温度が約800
℃前後であ葛ことが各種の実験で確認された。
また、加熱手段としては、火炎によって直接熱を加える
方法や、摩擦熱、あるいは電気によって発熱を伝える方
法などを採用できる。
また、加熱範囲は全域あるいは部分的に与える。
くホ〉実験例 下記する「表−1」の配合でコンクリート供試体を製作
し、以下の条件で加熱して、脆弱性について実験した。
その実験結果を「表−2」に示す。
* (供試体Bの粗骨材中、石灰岩は441 kg f /
−含有)以下余白 表−2実験結果 *脆弱程度O:脆弱化しない。
△:脆弱効果が軽微。
×:脆弱効果が著しい。
くべ〉炭酸カルシ五つム混合層の形成方法炭酸力ルシュ
ウムを多量に含む骨材を混入したコンクリートで、コン
クリート構造物の全体を施工することも可能である。
この場合には、後述するようにコンクリート構造物の任
意の位置を加熱して脆弱させることができる。
また、原子炉などのようにコンクリート構造物の解体が
予想されるような大型構造物の場合には、計画されてい
る解体予定線に沿って、炭酸カルシュウムを多量に含む
骨材を混入したコンクリートを位置させ、解体予定線か
ら外れた大部分は、炭酸力ルシュウムの混合していない
通常のコンクリートで施工する。
例えば円筒径の超大型コンクリート構造物であれば破壊
予定線を、側壁の表裏の中心部に連続してリング状に設
定したり、この円筒の側壁の中心部の破壊予定線から内
外両方向に放射状に組み合わせて設定することが考えら
れる。
そうすれば、円筒形の超大°型コンクリート構造物を解
体する場合、極めて効率的に、かつ、能率的に解体作業
を進めることができる。
くト〉破壊方法 前述したように破壊予定のコンクリート構造物の表面を
所定の温度に達するまで加熱する。
そして、コンクリート中の固結材や骨材を脆弱させる。
この脆弱状態のコンクリート構造物に、公知の外力を加
える解体手段を採用して破壊する。
コンクリートは、外力を加える以前に既に十分に脆弱化
しているので、破壊に要するエネルギーは小さくて済む
また、コンクリート構造物に外力を加えずに放置してお
くと、風化による自然解体も期待できる。
また、回転カッタにより切断を試みると、回転カッタと
コンクリート構造物間の摩擦熱が1400℃程度まで上
昇する場合が確認された。
この摩擦熱を利用すれば別途の加熱手段を要さずにコン
クリート構造物を脆弱化して解体することも可能である
く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるから、つぎの効果を得
ることができる。
(イ)本発明はコンクリートの解体予定部分に炭酸力ル
シュウムを多量に含む骨材を位置させておき、解体時に
はその部分を加熱することにより、コンクリート構造物
を脆弱させることができる。
そのため、脆弱したコンクリート構造物を公知の破壊手
段を併用して破壊するために加える外力、およびエネル
ギーが小さくて済み、効率良く解体できる。
(ロ)脆弱化できるコ・ンクリート構造物に制限を受け
ないから、適用範囲が広範である。
(ハ)構造物を加熱する装置は、従来のコンクリートを
溶融するために使用する加熱装置に比べ、小型で小能力
のものを使用できる。
(ニ)コンクリート構造物の全体ではな(、コンクリー
ト構造物の一部だけに、炭酸力ルシュウムを多量に含む
骨材を層状または帯状に位置させておくことが可能であ
る。
そうすると、層状または帯状に配置した炭酸ガ□ルシュ
ウムを多量に含む骨材層に沿って、例えば水平方向また
は垂直方向に解体できる。
このようなコンクリート構造物の全体を脆弱化するので
はなく、部分的に脆弱化して解体する方法は1、例えば
原子力発電所の原子炉のように超大型のコンクリート構
造物を解体する場合に、特に好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 炭酸カルシュウムを多量に含む骨材を混入してコンクリ
    ート構造物を施工し、 前記コンクリート構造物を解体するにあたって、コンク
    リート構造物の表面をコンクリートの融点以下であって
    、かつ、コンクリート水和物と炭酸カルシュウムを多量
    に含む骨材との間に下記の化学反応を起こす温度で加熱
    し、 コンクリートを脆弱化して行うことを特徴とする、 コンクリート構造物の解体方法。 CaCO_3→CaO+CO_2 CaO+H_2O→Ca(OH)_2
JP6826687A 1987-03-23 1987-03-23 コンクリ−ト構造物の解体方法 Granted JPS63236864A (ja)

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Publications (2)

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JPS63236864A true JPS63236864A (ja) 1988-10-03
JPH0453234B2 JPH0453234B2 (ja) 1992-08-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014051422A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Kajima Corp コンクリートの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014051422A (ja) * 2012-09-10 2014-03-20 Kajima Corp コンクリートの製造方法

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JPH0453234B2 (ja) 1992-08-26

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