JPS6323569Y2 - - Google Patents

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JPS6323569Y2
JPS6323569Y2 JP1983198290U JP19829083U JPS6323569Y2 JP S6323569 Y2 JPS6323569 Y2 JP S6323569Y2 JP 1983198290 U JP1983198290 U JP 1983198290U JP 19829083 U JP19829083 U JP 19829083U JP S6323569 Y2 JPS6323569 Y2 JP S6323569Y2
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hole
protrusion
carburetor
mounting
fuel
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JP1983198290U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、気化器構成部品の取付け構造、特
に、金気化器の一部を構成する合成樹脂製の取付
け部に、金属部品を固着するための気化器構成部
品の取付け構造に関する。
軽量化を図るために合成樹脂製とされた気化器
に、強度上の理由などから金属部品を固着しなけ
ればならないことがあり、このような場合の金属
部品の取付け構造としては、合成樹脂製取付部に
突起を突設し、金属部品の透孔に突起を挿通した
後、突起の先端を溶融して融着することが考えら
れる。ところが、このような取付け構造では、溶
融樹脂と金属部品との融着強度が比較的弱いの
で、前記透孔および突起間にわずかでも間隙があ
ると、溶着面間に剥離が生じたときに、取付けが
たが生じるおそれがある。特に、気化器のように
機関振動等の外力を受け易いものにおいては、前
記剥離が生じ易く、取付けがたも急激に進行する
おそれがある。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、金属部品の取付け部への確実な固着が得ら
れるようにした気化器構成部品の取付け構造を提
供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本考案によれ
ば、金属部品にその表裏両面に開口する透孔が穿
設されるとともに、該透孔の周囲で該金属部品の
表面に複数の条溝が刻設され、取付け部には前記
透孔に嵌挿される突起が一体成形され、該突起に
は、その先端部の溶融かしめにより金属部品の表
面に圧着されるとともに前記条溝に喰込む膨大部
が形成される。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図および第2図において、こ
の気化器1は、たとえば芝刈機用エンジンなどの
ような汎用エンジンに用いられるものであり、吸
気道2が穿設された合成樹脂製気化器本体3の下
部には、シール部材4を介して、合成樹脂製フロ
ート室体5が結合され、これによりフロート室6
が画成される。フロート室6内にはフロート7が
収納されており、燃料消費に応じて上下に浮動す
るフロート7に応じてフロート弁8が開閉動作
し、それによつてフロート室6内の燃料油面lが
常にほぼ一定に維持される。
気化器本体3の下部には、フロート室体5の底
部に向けて延びるホルダ9が一体的に設けられて
おり、このホルダ9には、主燃料ノズル10、ブ
リード管11および主燃料ジエツト12が保持さ
れる。すなわち主燃料ノズル10は吸気道2に開
口して配設され、この主燃料ノズル10の下部に
同心にブリード管11が連設される。ブリード管
11の下端には、燃料油中に開口する主燃料ジエ
ツト12が当接され、この主燃料ジエツト12は
フロート室体5の底部との間に介装されるコイル
ばね13により上方に付勢される。これにより主
燃料ノズル10、ブリード管11および主燃料ジ
エツト12のホルダ9への装着状態が保持され
る。
また、ホルダ9には、主燃料ノズル10、ブリ
ード管11および主燃料ジエツト12に並列して
低速燃料通路14が穿設されており、この低速燃
料通路14は、吸気道2に開口した低速燃料ノズ
ル(図示せず)に連通される。また低速燃料通路
14のフロート室6内における燃料油面下に位置
する下部開口端には、低速燃料ジエツト15が嵌
合される。しかも前記コイルばね13の一端から
側方に延出された係合部16が低速燃料ジエツト
15に係合されており、低速燃料ジエツト15の
低速燃料通路14への嵌合状態も、前記コイルば
ね13のばね力によつて保持される。
気化器本体3には、フロート室6内に燃料を導
くための燃料供給路17が穿設される。また、こ
ろ燃料供給路17に連通する燃料流入孔18が、
フロート室6の上部で下方に臨む弁座19によつ
て画成される。さらに燃料流入孔18に同心に通
じる案内孔20を有する案内筒部21が下方に延
出して気化器本体3に一体的に設けられ、該案内
孔20にフロート弁8が移動自在に挿入される。
フロート7はフロート室6内でホルダ9を囲繞
する円環状に形成されており、フロート弁8の下
方で水平な支軸22によつて揺動自在に支承され
る。フロート弁8の下端は、フロート7の枢支部
に係合されており、したがつてフロート7の揺動
動作に応じてフロート弁8が案内孔20内で上下
動し、これにより燃料流入孔18が開閉される。
前記燃料供給路17は、気化器本体3の側部に
開口するように穿設されており、その開口端に
は、合成樹脂から成る装着体23が嵌着される。
すなわち、装着体23には、前記燃料供給路17
に連通する第1通路24を有する嵌合筒部25が
設けられており、この嵌合筒部25はシール部材
26を介して燃料供給路17の開口端に嵌合さ
れ、その状態で装着体23は気化器本体3に固着
される。
また装着体23には燃料供給管27が一体的に
設けられるとともに、この燃料供給管27に連通
する第2通路28が穿設される。しかも装着体2
3の嵌合筒部25とは反対側の側面には、嵌合穴
29が穿設されており、前記第1および第2通路
24,28は嵌合穴29の底部に並列して開口さ
れる。
嵌合穴29には、その底部側から順に、ゴム製
シール部材30および燃料コツク31の合成樹脂
製弁体32が嵌入される。しかも装着体23の外
側面は取付け部34として機能するものであり、
この取付け部34には金属部品としてのセツトプ
レート35が固着され、前記弁体32はセツトプ
レート35により嵌合穴29からの抜け出しを阻
止される。弁体32とセツトプレート35との間
には、ゴム製シール部材36が介装されており、
弁体32は両シール部材30,36間で回転可能
である。弁体32にはセツトプレート35を貫通
して外方に延出されるレバー37が一体的に設け
られており、このレバー37を回転操作すること
により、弁体32が回転動作し、その回転位置に
応じて、第1および第2通路24,28が連通す
る態様と、両通路24,28が遮断する態様とが
切換えられる。
第3図および第4図において、セツトプレート
35の取付け部34への取付け構造を詳細に説明
すると、セツトプレート35は、レバー37を挿
通するための孔38を中央部に備えるとともに、
その孔38の両側で対をなすとともに表裏両面に
開口する透孔39,40を備える。孔38の側部
には、その周方向に沿つて相互に逆方向に臨む一
対の規制段部41,42が設けられており、レバ
ー37にはそれらの規制段部41,42に当接可
能な当接部43,44がそれぞれ設けられる。こ
のような規制段部41,42および当接部43,
44は、相互に当接して燃料コツク31の開弁位
置および閉弁位置を定める働きを有する。
一方、取付け部34には、セツトプレート35
の両透孔39,40に挿通されるピン状突起4
5,46が一体的に突設される。これらの突起4
5,46は、セツトプレート35を取付け部34
に当接したときに、各透孔39,40から外方に
突出するに充分な長さを有しており、その先端部
の溶融かしめにより生じた膨大部48(第4図参
照)が、セツトプレート35の表面に圧着するこ
とにより、突起45,46すなわち取付け部34
と、セツトプレート35との溶着が行なわれる。
ここで、各突起45,46とセツトプレート3
5との確実な溶着が得られるようにするために、
セツトプレート35における各透孔39,40の
周囲の表面には、複数の条溝47が設けられる。
これらの条溝47は、その横断面がV字状となる
ように穿設されており、たとえば、孔38および
両透孔39,40間を結ぶ仮想線に沿つて各透孔
39,40の両側にそれぞれ穿設される。
次にこの実施例の作用について説明すると、セ
ツトプレート35の取付け部34への取付けにあ
たつては、両透孔39,40から突出した突起4
5,46の先端を溶融する。その溶融により生じ
た膨大部48がV字形の各条溝47内に喰込む。
したがつて、突起45,46の軸線のまわりにセ
ツトプレート35が微動する、いわゆる取付けが
たの生じることが極力防止される。しかも、条溝
47によつて膨大部48とセツトプレート35と
の接触面積が広くなり、これによつて溶着強度が
向上され、溶着面間の剥離も極力防止される。
このような膨大部48の条溝47への喰込みに
際して、V字形の条溝47の開き角度θによる影
響について本考案者が行なつた実験結果による
と、その開き角度θが約30度であるときに、膨大
部48が条溝47内に喰込み易いことが確認され
ている。
以上の実施例では、金属部品としてセツトプレ
ート35を取り上げて説明したが、本考案はその
ようなものに限定されるものではない。
以上のように本考案によれば、金属部品にその
表裏両面に開口する透孔が穿設されるとともに、
該透孔の周囲で該金属部品の表面に複数の条溝が
刻設され、取付け部には前記透孔に嵌挿される突
起が一体成形され、該突起には、その先端部の溶
融かしめにより金属部品の表面に圧着されるとと
もに前記条溝に喰込む膨大部が形成されるので、
透孔から突出した突起の先端を溶融することによ
り生じた膨大部が複数の条溝に喰込み、突起およ
び透孔間に多少の間隙があつても金属部品の取付
けがたが生じるのを極力防止することができる。
したがつて突起および透孔間に多少の間隙がある
ことを許容して、組付け時に突起の透孔への嵌挿
作業を容易とすることができる。また膨大部の金
属部品への接触面積の増大により溶着強度を向上
することができ、この結果、金属部品の取付け部
への確実な固着を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案を適用する気化器の側面図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図は要部拡大斜視
図、第4図は第3図の−線断面図である。 1……気化器、34……取付け部、35……金
属部品としてのセツトプレート、39,40……
透孔、45,46……突起、47……条溝、48
……膨大部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 気化器の一部を構成する合成樹脂製の取付け
    部に、金属部品を固着するための気化器構成部
    品の取付け構造において、金属部品にその表裏
    両面に開口する透孔が穿設されるとともに、該
    透孔の周囲で該金属部品の表面に複数の条溝が
    刻設され、取付け部には前記透孔に嵌挿される
    突起が一体成形され、該突起には、その先端部
    の溶融かしめにより金属部品の表面に圧着され
    るとともに前記条溝に喰込む膨大部が形成され
    ることを特徴とする気化器構成部品の取付け構
    造。 (2) 前記条溝は、その横断面がV字状に形成され
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の気化器構成部品の取付け構造。
JP19829083U 1983-12-23 1983-12-23 気化器構成部品の取付け構造 Granted JPS60105859U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19829083U JPS60105859U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 気化器構成部品の取付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19829083U JPS60105859U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 気化器構成部品の取付け構造

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Publication Number Publication Date
JPS60105859U JPS60105859U (ja) 1985-07-19
JPS6323569Y2 true JPS6323569Y2 (ja) 1988-06-28

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ID=30757155

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19829083U Granted JPS60105859U (ja) 1983-12-23 1983-12-23 気化器構成部品の取付け構造

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939710U (ja) * 1972-07-11 1974-04-08
JPS5715980B2 (ja) * 1972-11-27 1982-04-02

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS60105859U (ja) 1985-07-19

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