JPS63234230A

JPS63234230A - 複数コマ同時撮影カメラ用シヤツタ−機構

Info

Publication number: JPS63234230A
Application number: JP6863387A
Authority: JP
Inventors: Kihachiro Okada; 岡田　喜八郎
Original assignee: ASANUMA CAMERA MECH LAB KK
Current assignee: ASANUMA CAMERA MECH LAB KK
Priority date: 1987-03-23
Filing date: 1987-03-23
Publication date: 1988-09-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野〕本発明は証明写真撮影用カメラのように、一つの被写体
を一枚のフィルム上に複数コマ同時撮影するための複数
コマ同時撮影カメラ用シャッター機構に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

従来より複数コマを一枚のフィルム上に撮影する複数コ
マ同時撮影用カメラのシャッター装置として第５図に示
すように、隔板５０に複数（図面では４個）のレンズ群
の各後方に位置して固定シャッター孔５１．５１・・・
を開設し、該各固定シャッター孔５１に対して一対のシ
ャッター片５２゜５３を揺動自在に枢設し、各固定シャ
ッター孔５１部のシャッター片５２．５３をシャッター
片５２の機部５２ａ、−数の機部材５４，５４・・・及
び連桿５５によってシャッターレバーと連動するシャッ
ター駆動連結機構５６と連結した構造のものが使用され
ており、各固定シャッター孔５１，５１・・・に設けた
シャッター片５２，５３を該機部材５４及び機部５２ａ
の駆動連結によって同時に露光作動するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記構成のシャッター機構は各固定シャッター
孔５１に対して独立した２個のシャッター片５２．５３
を枢設しており、またこれらのシャッター片５２．５３
を多数の機部材５４，５４・・・及び連桿５５を介して
連動する構造になるため。

それらの各枢着部の構成も合せて部品点数が膨大になり
、生産コストが高騰する問題を有すると共に、構造が複
雑になるため部材間のトラブルが発生し易く信頼性に乏
しくなる問題を有していた。

本発明は上記問題に鑑み°て成されたもので、部品点数
が少なく構造が簡単であり、且つ高い信頼性を有するシ
ャッター構造を具備した複数コマ同時撮影カメラ用シャ
ッター機構を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る複数コマ同時撮影カメラ用シャッター機構
は、一つの被写体を一枚のフィルム上に複数コマ同時撮
影するカメラに於いて、軸芯の周りに設けた複数のレン
ズ群の各後方に位置して固定シャッター孔を開設し、上
記軸芯と同軸上に該各固定シャッター孔と同位置に透孔
を開設し、前記軸芯を中心にして固定シャッター孔のス
トロークを越えて往復旋回するように枢設した円盤状の
シャッター盤と、該シャッター盤の透孔を閉止可能にな
る複数のシャッター突起を突設し、前記軸芯を中心にし
て固定シャッター孔のストロークを越えて往復旋回する
ように枢設したカバーシャッターを設けると共に、シャ
ッターレバーの送り操作の初期変位時に上記シャッター
盤を固定シャッター孔の閉止位置から開放位置に旋回変
位せしめ、後期変位時にカバーシャッターを固定シャッ
ター孔の開放位置から閉止位置に旋回変位せしめ、又該
シャッターレバーの戻り作用の初期変位時に上記シャッ
ター盤を固定シャッター孔の開放位置から閉止位置に旋
回変位せしめ、後期変位時にカバーシャッターを固定シ
ャッター孔の閉止位置から開放位置に旋回変位せしめる
適宜駆動伝達機構を介して連動せしめたものである。

〔作　　　　用　　〕

即ち上記シャッター構造は、固定シャッター孔とシャッ
ター盤とカバーシャッターを１個の旋回軸を中心に旋回
し、各レンズ軸位置を相対変位せしめて全シャッターを
同時に作動するものであるため、撮影コマ数に拘らずシ
ャッター部材をシャッター盤とカバーシャッターだけに
省略することができると共に、両部材が１個の軸芯に枢
着した構造に成るため、旋回変位するための駆動伝達機
構等の他の構造を簡略化することが可能と成り、全体の
構成を簡単にすることができるものである。

〔実　施　例〕

以下１本発明に係る複数コマ同時撮影カメラ用シャッタ
ー機構の一実施例を第１図乃至第３図に従って説明する
。

符号１は非透光性材料の合成樹脂等によって成形した機
筺であり、該機筺１の前面にはレンズ筒３．３・・・の
後端を軸芯Ｃの周りに等距離を維持して螺着する４個の
レンズ取付孔４，４・・・を穿設したレンズ取付板２を
固着すると共に、該レンズ取付板２の前面に化粧板５を
固設して成る。また符号６は機筺１の中間位置に固設し
た隔板であり、該隔板６と押え板７にはそれぞれ前記レ
ンズ筒３゜３・・・の光軸りに対応して固定シャッター
孔８，８・・・と透孔９，９・・・を穿設すると共に、
両部材間には絞り調節レバー１ｏによって通過光量を増
減調整する適宜構造の絞り装置１１（図示せず）を構成
して成る。

又機筺１の後部に固設し、前記隔板６の固定シャッター
孔８，８・・・と同一位置に透孔３６，３６・・・を穿
設した支板１２と前記隔板６間には、上記軸芯Ｃ位置に
シャッター盤１３とカバーシャッター１４が回動自在に
軸設してあり、該シャッター盤１３には回動変位したと
き隔板６の各固定シャッター孔８，８・・・と同位置に
成る可動シャッター孔１５．１５・・・を開設し、又カ
バーシャッター１４には各固定シャッター孔８，８・・
・と同位置に該固定シャッター孔８，８・・・を閉止可
能になる複数のカバー突起１６．１６・・・を突設して
なる。該シャッター盤１３は、支板１２の軸芯Ｃに対し
て揺動自在に枢着した遅延旋回盤１７に突設してなる係
合突起１８を、支板１２の長孔１９を介して係合孔２６
と回転方向に係合して該遅延旋回盤１７と一緒に旋回す
る構造になるもので、該遅延旋回盤１７に突設した一対
の規制突起２１．２１を支板１２に突設した突起２２と
係合して、該シャッター盤１３が前記固定シャッター孔
８のストロークを越えて往復旋回するように回動規制し
て成る。

また符号２３は支板１２の上端に中腹部を揺動自在に枢
着した機部材２４の作用端と一端を枢着連結した初動桿
であり、略り字状になる角部を支板１２に対して回動自
在に軸設すると共に、該作用端部に突設した係合突起２
５を前記カバーシャッター１４の係合孔２８と係合して
、該カバーシャッター１４が前記固定シャッター孔８の
ストロークを越えて往復旋回するように回動連結して成
る。

更に該初動桿２３の揺動端は前記遅延旋回盤１７の揺動
端と発条部材２７を介して揺動連結して成るもので、初
動桿２３の揺動端と遅延旋回盤１７の揺動端間を発常時
拡張するように発条部材２７が作用し、遅延旋回盤１７
を該初動桿２３の位置と離遠方向に旋回するように弾性
付勢して成る。

該遅延旋回盤１７は、支板１２にそれぞれ揺動自在に枢
着した一対の係止枠２８，２８の鍔端２９゜２９に対し
て係止突起３０，３０を交互に係止する構造になるもの
で、該両係止桿２８，２８間の作用端間にはコイルスプ
リング３１が弾挿してあり、常時係止方向に弾性付勢す
ると共に、該作用端には前記初動桿２３の中腹部が、該
初動桿２３の左右傾倒によって交互に当接し、当接側の
係止枠２８を傾倒して鍔端２９から係止突起３０を釈放
し、遅延旋回盤１７を発条部材２７の弾性によって旋回
する。また符号３２は機筺１の側壁に穿設した透孔に固
設したカラー３３に対して摺動自在に内挿し、その内端
に位置する前記機部材２４の作用端を押圧するようにな
るシャッター釦であり、該シャッター釦３２は前記初動
桿２３に設けたスプリング３４によって常時突出する方
向に弾性付勢して成り、該シャッター釦３２の上下スト
ロークによって前記構成を駆動するシャッター装置３５
を構成して成る。

尚、図中３７は機筺１の後端部に構成したフィルム装填
部である。

上記シャッター装置３５は、シャッター釦３２を押圧す
ると、機部材２４を介して初動桿２３が矢印Ａ方向に揺
動し、この揺動により係合突起２Ｓと係合したカバーシ
ャッター１４カバー突起１６．１６・・・が固定シャッ
ター孔８，８・・・から外れるように旋回して露光準備
状態になる。このとき上記初動桿２３の揺動作用の終点
で該中腹部が一方の係止枠２８の作用端に当接し、該係
止枠２８を傾倒して鍔端２９から係止突起３０を釈放す
るため、遅延旋回盤１７が発条部材２７の弾性によって
旋回するようになり、係合突起１８と係合したシャッタ
ー盤１３が回動し、シャッター孔１５゜１５・・・が前
記固定シャッター孔８，８・・・を越えて旋回するため
、この変位に伴う固定シャッター孔８とシャッター孔１
５の重なり時間が露光時間となる。

次にシャッター釦３２に対する押圧力を除去するとスプ
リング３４の弾性復帰によって初動桿２３が矢印Ａと反
対方向に揺動し、カバーシャッター１４が元の位置に回
動変位してカバー突起１６゜１６・・・によって固定シ
ャッター孔８，８・・・を閉止した後、遅延旋回盤１７
を介して前記作動と逆方向にシャッター盤１３が遅延旋
回して初期状態に戻るものであり、該シャッター盤１３
の復帰によって固定シャッター孔８，８・・・とシャッ
ター孔１５．１５・・・が一致してもカバー突起によっ
て光軸りが閉止されているため、露光することはない。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明の複数コマ同時撮影カメラ用シ
ャッター機構のシャッター構造は、固定シャッター孔と
シャッター盤とカバーシャッターを１個の旋回軸を中心
に旋回し、各レンズ軸位置を相対変位せしめて全シャッ
ターを同時に作動するものであるため、撮影コマ数に爾
らずシャッター部材をシャッター盤とカバーシャッター
だけに省略することができると共に、両部材が１個の軸
芯に枢着した構造に成るため、旋回変位するための駆動
伝達機構等の他の構造を簡略化することが可能と成り、
全体の構成を簡単にすることができるもので、カメラ全
体の部品点数を少なくすることができると共に、構造が
簡単であり、且つ高い信頼性を有するシャッター構造を
具備した複数コマ同時撮影用カメラを構成することがで
きる特徴を有するものであり、本発明実施後の実用的効
果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る複数コマ同時撮影カメラ用シャッ
ター機構の一実施例を示す分解斜視図。第２図は同要部の正面図、第３図はカメラの外観を示す
斜視図、第４図は従来装置の要部正面図である。１・・・機筺　　　　　　　　３・・・レンズ筒６・・
・隔板　　　　　　　１９・・・絞り装置１２・・・支
板　　　　　　　１３・・・シャッター盤１４・・・カ
バーシャッター　１７・・・遅延旋回盤２３・・・初動
桿　　　　　　２７・・・発条部材２８・・・係止桿　
　　　　３１・・・コイルスプリング３２・・・シャッ
ター釦　　　３４・・・スプリング３５・・・シャッタ
ー装置代理人　弁理士　畠　　山　　　（分（第２図１６　　　１４　　　　　＋８　　２７　　１３第３図

Claims

【特許請求の範囲】

一つの被写体を一枚のフィルム上に複数コマ同時撮影す
るカメラに於いて、軸芯の周りに設けた複数のレンズ群
の各後方に位置して固定シャッター孔を開設し、上記軸
芯と同軸上に該各固定シャッター孔と同位置に透孔を開
設し、前記軸芯を中心にして固定シャッター孔のストロ
ークを越えて往復旋回するように枢設した円盤状のシャ
ッター盤と、該シャッター盤の透孔を閉止可能になる複
数のシャッター突起を突設し、前記軸芯を中心にして固
定シャッター孔のストロークを越えて往復旋回するよう
に枢設したカバーシャッターを設けると共に、シャッタ
ーレバーの送り操作の初期変位時に上記シャッター盤を
固定シャッター孔の閉止位置から開放位置に旋回変位せ
しめ、後期変位時にカバーシャッターを固定シャッター
孔の開放位置から閉止位置に旋回変位せしめ、又該シャ
ッターレバーの戻り作用の初期変位時に上記シャッター
盤を固定シャッター孔の開放位置から閉止位置に旋回変
位せしめ、後期変位時にカバーシャッターを固定シャッ
ター孔の閉止位置から開放位置に旋回変位せしめる適宜
駆動伝達機構を介して連動することを特徴とする複数コ
マ同時撮影カメラ用シャッター機構。