JPS6213063Y2 - - Google Patents

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JPS6213063Y2
JPS6213063Y2 JP1979179701U JP17970179U JPS6213063Y2 JP S6213063 Y2 JPS6213063 Y2 JP S6213063Y2 JP 1979179701 U JP1979179701 U JP 1979179701U JP 17970179 U JP17970179 U JP 17970179U JP S6213063 Y2 JPS6213063 Y2 JP S6213063Y2
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lever
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coil spring
pin
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は単一のコイルバネを力源とする開閉装
置、詳細には単一の引張コイルバネを力源として
往復運動する部材によつてカメラ用のシヤツタ羽
根を開閉するようにした開閉装置に関する。
従来から単一のバネを力源としてシヤツタ羽根
を開閉させるようにした装置は一般的に知られて
いるが、これらはネジリコイルバネを用いたもの
であり満足できるものではなかつた。
例えば、本出願人は昭和54年5月24日付の特願
昭54−64279で、単一のネジリコイルバネを力源
としたプログラムシヤツタの開閉駆動装置に係る
発明を出願してあるので、以下簡単に説明する。
第1図において、1はシヤツタ地板で、アパー
チヤ(図示せず)が形成される。
5は左右方向に移動可能に配置されたセツト板
で、ラツク5aとフツク5bと曲げ5c,5d及
び突部5eを形成している。6は軸7に枢着され
たギヤで、ラツク5aと噛合するピニオン6aを
備えている。10はセツト板5上の支軸5fに枢
着され、セツト板5との間に掛けられたバネ11
により左旋性が与えられている導電性材料よりな
る揺動レバーで、フツク10aを形成していると
共に、ピン10bを植設し、左旋量が曲げ5cに
より制限されている。
12は電磁石で、鉄芯12aとコイル12bと
ヨーク12cにより構成されている。13はヨー
ク12cの先端部12c′でシーソー運動し得ると
共に、図示していないバネにより左旋性を与えら
れて配置された鉄片であるが、このシーソー運動
し得ると共に偏倚習性が与えられた電磁石12に
対する鉄片13の構成は、所謂蝶番形電磁石装置
として周知のものであるので、省略して示してあ
る。14は鉄片13に支持された鉄片レバーで、
セツト板5のフツク5bに係合し得る曲げ14a
と、揺動レバー10のピン10bを押動し得る腕
部14bと、セツト板5の右方への所定量の移動
後に該ピン10bの当接を受け得る斜面14cと
を形成している。
15は軸16に枢着された合成樹脂よりなる開
閉レバーで、揺動レバー10のフツク10aに係
合され得る半月形ピン15aと、ピン15b及び
切欠部を貫通してシヤツタ地板1の裏側へ突出す
るピン15c、更に突部15dを一体成型してい
る。なお、各ピンは適宜に金属環を嵌めたり、カ
シメによつて金属ピンに置き代えることも可能で
ある。
18はセツト板5の曲げ5dと開閉レバー15
のピン15bとの間に掛けられたネジリコイルバ
ネで、セツト板5を右方へ移動させる力源と開閉
レバー15を左旋させる力源として作用する。
次に動作を説明する。
先ず第1図に示すセツト完了状態から、撮影に
際し図示しないレリーズ板をバネの張力に抗して
押し下げると、電源スイツチが閉成される。
更にレリーズ板を押し下げると、図示しないタ
イマ起動スイツチが操作されて、タイマ回路が動
作を開始し、一般の撮影時には、極く短かい遅延
時間の後にタイマ回路から出力信号が発生して、
電磁石12のコイル12bにパルスが与えられて
大電流が流される。従つて、鉄片13は習性に抗
して電磁石12に吸引され、鉄片レバー14を一
体に右旋させて、曲げ14aをセツト板5のフツ
ク5bから外させる。なお、コイル12bに流さ
れる電流は、電磁石12が鉄片13を吸引して保
持した後には低電流値に抑えられるようになつて
いる。
そして、係止が解除されたセツト板5は、バネ
18の張力により右方への運動を開始し、揺動レ
バー10によつて開閉レバー15を牽引して、該
レバー15をラツク5aに噛合するギヤ6を介し
たフライホイール系の作用を受けて定速度で右旋
させる。
この開閉レバー15の右旋により、図示しない
シヤツタ羽根はピン15cと長孔の嵌合関係によ
り回動を開始し、2枚の羽根の組合わせによつて
受光素子を一旦被写界光から遮り、その後露光制
御用受光窓を開放させて行くと共に、アパーチヤ
を開放させて行く。
そして、露光制御回路の動作により、所定時間
後にコイル12bへの電流が遮断され電磁石12
が消磁すると、鉄片13は習性により鉄片レバー
14を伴つて左旋離反する。
鉄片レバー14が左旋すると、揺動レバー10
はピン10bが腕14bに押動されバネ11の張
力に抗して右旋し、シンクロ接片29に接触し
て、フラツシユ装置が装着されている場合にはそ
れを発光させると共に、フツク10aが半月形ピ
ン15aから外れる。従つて、開閉レバー15は
バネ18の張力により急速に左旋して、シヤツタ
羽根を閉鎖させる。また、揺動レバー10が開閉
レバー15から外れると、セツト板5はパヌ18
の張力により更に右方へ運動する。
なお、セツト板5が復元する途中、即ちシヤツ
タ羽根が全開状態へ到達する途中において、露光
制御回路から電磁石12を消磁させる出力信号が
発生すれば、その時点で上述と同じ動作が行われ
て、シヤツタ羽根は開放の途中から閉鎖される。
以上が単一のネジリコイルバネを力源とした開
閉装置の構成及び動作例であるが、このようなも
のであると下記のような理由によつて満足できる
ものではなかつた。
第1に、ネジリコイルバネでは軸の円周方向に
変位するために空間が広く必要であり、装着を困
難にしている。
第2に、ネジリコイルバネでは両端の作用角を
変化させながらバネトルクを作用させる為に、バ
ネと力を伝達される部材の間でバネの横ズレ現象
が発生し、その摩擦力によつて力量が減少され
る。
本考案はこのネジリコイルバネの欠点に鑑みて
なされたもので、力量、応力が共に十分で安定し
た開閉動作が行なえ、且つスペース的にも問題が
生じない開閉装置を提供することを目的とする。
本考案の目的は、ネジリコイルバネに代つて引
張コイルバネを用いることによつて達成されるも
のである。
以下図示した実施例に基いて本考案を説明す
る。
第2図はシヤツタ羽根の開閉装置を示す平面図
であるが、図において、30はアパーチヤ30a
を形成しているシヤツタ地板であるが、その形状
は省略されている。31はシヤツタレリーズ板
で、突起31a、面部31bを形成し、上下方向
に移動可能に配置されて、図示しないバネにより
上方移動習性が与えられている。32はセツト板
で、フツク32a、曲げ部32bを形成し、左右
方向に移動可能に配置されて、後述の引張コイル
バネ44により右方向移動習性が与えられてい
る。33は係止レバーで、曲げ部33aを形成
し、ピン33bが植立され、該シヤツタ地板30
に植立された軸34に軸支されて、バネ35によ
つて左旋性の習性が与えられているが、該セツト
板32に当接して抑止されている。36は鉄片3
6aを有する鉄片レバーで、腕部36b,36c
を形成し、該軸34に軸支されて、バネ37によ
つて右旋性の習性が与えられているが該ピン33
bに当接して抑止されている。39は揺動レバー
で、フツク39aを形成し、ピン39bを植立し
て、該セツト板32上にピン40によつて軸支さ
れ、バネ41によつて右旋性の習性が与えられて
いるが、後述の半月状のピン42aに当接して抑
止されている。42は開閉レバーで、半月状ピン
42a、ピン42b,42cを植立し、該シヤツ
タ地板30に植立された軸43に軸支され、後述
の引張コイルバネ44によつて左旋性の習性が与
えられているが、該ピン42bが該シヤツタ地板
30に形成された溝面に当接して抑止されてい
る。44は引張コイルバネで、該セツト板32の
曲げ部32bと該開閉レバー42のピン42cと
の間に張られている。45はシヤツタ羽根で、該
ピン42bが嵌合するカムスロツト45aが形成
され、軸46に軸支されている。尚、該シヤツタ
羽根45は省略されている1枚のシヤツタ羽根と
によつて絞りを兼ねるものである。Mgは電磁
石、Soは電源スイツチである。
続いて上述構成の動作について説明する。
先ず、シヤツタセツトは第2図の状態からセツ
ト板32を左方向へスライドさせることにより行
なわれ、引張コイルバネ44をチヤージして、そ
の後係止レバー33が左旋して曲げ部33aがフ
ツク32aと係合することにより抑止される。一
方、揺動レバー39は右旋してフツク39aが半
月状ピン42aと係合し、鉄片レバー36は係止
レバー33の左旋により一体に旋回して鉄片36
aを電磁石Mgに押圧する。このシヤツタセツト
完了の状態を第3図に示す。
次に、シヤツタレリーズは第3図の状態からレ
リーズ板31を押し下げることにより行なわれ、
突起31aが電源スイツチSoを閉成する。該閉
成によつて電磁石Mgが通電され鉄片36aが吸
着される。そして、更にレリーズ板31を押し下
げると面部31bが係止レバー33の曲げ部33
aを押して右旋させる。この右旋によつてバネ3
7はチヤージされて鉄片レバー36には右旋性の
駆動力が付勢されると同時に、セツト板32は抑
止が解かれる。そしてセツト板32は引張コイル
バネ44の復元力によつて右方向へスライドす
る。従つて揺動レバー39のフツク39aが半月
状ピン42aを押して開閉レバー42を右旋さ
せ、シヤツタ羽根45は左旋してアパーチヤ30
aを開放する。シヤツタレリーズによつてアパー
チヤが開放された状態を第4図に示す。
そして、露出制御回路(図示せず)の働きによ
つて、その後適正露出秒時が経過すると電磁石
Mgの通電が遮断されて、鉄片レバー36はバネ
37の復元力によつて右旋する。そして、腕部3
6bがピン39bを押し上げて揺動レバー39を
左旋させ、フツク39aと半月状ピン42aとの
係合を解除する。従つて開閉レバー42は引張コ
イルバネ44の復元力によつて左旋され、前述と
は逆にシヤツタ羽根45を右旋させてアパーチヤ
50aを覆つて露光を終了する。このときの状態
を第5図に示す。
その後、レリーズ板31の押し下げを解除する
ことによつて、係止レバー33、鉄片レバー36
が若干左旋し、揺動レバー39が若干右旋して第
2図の状態に復元して一回の撮影動作は終了す
る。
尚、前述はアパーチヤ30aが全開後に閉じら
れる場合について説明したが、アパーチヤ30a
が全開以前の途中から閉じられる場合もあるので
説明する。
この場合は、セツト板32の右方向へのスライ
ド途中で電磁石Mgの通電が遮断され、同様にフ
ツク39aと半月状ピン42aの係合が解除され
ることによつて、開閉レバー42は左旋してシヤ
ツタ羽根45を閉じる。一方、セツト板32は続
けて右方向へスライドする。
ここで本考案の特徴である引張コイルバネ44
の作用について詳細に説明する。
先ず、単一の引張コイルバネによる動作原理は
引張コイルバネの両端の復元変位量に差を設ける
ことであり、そのために開閉レバー42の軸43
からピン42cまでの距離、半月状ピン42
aまでの距離との関係をとする。
そして、引張コイルバネ44の引張力をFとす
ると、セツト板32、フツク39a、半月状ピン
42aを介して開閉レバー42を右旋させようと
する力量は近似的にF×、一方、ピン42c
を介して開閉レバー42を左旋させようとする力
量はF×となる。
従つて、F×>F×であるから、フツ
ク39aと半月状ピン42aが係合状態にあると
き引張コイルバネ44の引張力はセツト板32の
右方向のスライド力源、しいては開閉レバー42
の右旋力源として作用することになる。
以上はセツト板がスライドする実施例の場合の
説明であるが、次にセツト盤が旋回する他の実施
例について説明する。
第6図はシヤツタ羽根の開閉装置を示す平面図
であるが、図において50はアパーチヤ50aを
形成しているシヤツタ地板であるが、その形状は
省略されている。51はシヤツタレリーズ板で、
突起51a,51b,51cを形成して上下方向
に移動可能に配置され、図示しないバネにより上
方移動習性が与えられている。52はセツト盤
で、フツク52a、ギヤ52bを形成し、軸53
に軸支され、後述の引張コイルバネ73によつて
右旋性の習性が与えられているがピン54に当接
して抑止されている。55は係止レバーで、フツ
ク55a、腕部55bを形成し、軸56に軸支さ
れ、バネ57によつて右旋性の習性が与えられて
いるがピン58に当接して抑止されている。59
はセツト操作レバーで、該セツト盤52のギヤ5
2bと噛み合うギヤ59aを形成し、軸60に軸
支されている。62はホールドレバーで、ピン6
2aを植立し、軸63に軸支され、バネ64によ
り右旋性の習性が与えられているが後述の鉄片レ
バー65の鉄片65aが電磁石Mgに当接するこ
とによつて抑止されている。65は鉄片65aを
有する鉄片レバーで、腕部65bを形成し、該軸
63に軸支されている。66はホールドバネで、
該鉄片レバー65とホールドレバー62の間に張
られている。67は揺動レバーで、フツク67a
を形成し、ピン67aを植立し、該セツト操作レ
バー59上に軸68によつて軸支され、バネ69
により左旋性の習性が与えられているがストツパ
70に当接して抑止されている。尚、該ピン67
bは該軸60の頭上に同軸的に位置している。7
2は開閉レバーで、二叉状の腕部72aを形成
し、半月状ピン72b、ピン72cを植立し、該
軸60に軸支され、後述の引張コイルバネ73に
よつて右旋性の習性が与えられているが、後述の
セクタリング74のピン74bが図示しない溝面
に当接して抑止されている。73は引張コイルバ
ネで、該セツト盤52のピン52cと該開閉レバ
ー72のピン72cとの間に張られている。74
はセクタリングで、ピン74a,74bを植立
し、該ピン74aは該開閉レバー72の二叉状腕
部72aと係合し、該ピン74bはシヤツタ羽根
75のカムスロツト75aと嵌合している。Mg
は電磁石、Soは電源スイツチである。
続いて上述構成の動作について説明する。
先ず、シヤツタセツトはセツト操作レバー59
を右旋させることにより行なわれ、この右旋によ
りセツト盤52が左旋されて引張コイルバネ73
がチヤージされ、係止レバー55のフツク55a
に係合して抑止される。一方、揺動レバー67は
セツト操作レバー59の右旋に伴い、若干右旋し
ながら最終的にはフツク67aが開閉レバー72
の半月状ピン72bと係合する。そして係合の状
態においてもピン67bは軸60と同軸的位置に
ある。このシヤツタセツト完了の状態を第7図に
示す。続いてシヤツタレリーズは、レリーズ板5
1の押し下げによつて行なわれ、先ず突起51a
が電源スイツチSoを閉成する。この閉成によつ
て電磁石Mgが通電され、鉄片65aを吸着す
る。そして更にレリーズ板51を押し下げると突
起51cが係止レバー55の腕部55bを押して
左旋させ、それ以前に突起51bがホールドレバ
ー62を左旋させる。この係止レバー55の左旋
によつてセツト盤52は抑止を解かれ、引張コイ
ルバネ73の復元力によつて右旋し、セツト操作
レバー59を左旋させる。この左旋によつて揺動
レバー67はフツク67aと半月状ピン72bの
係合により開閉レバー72を左旋させ、セクター
リング74は右旋してシヤツタ羽根75を開く。
一方、それ以前にホールドレバー62の左旋によ
つてホールドバネ66がチヤージされ、鉄片レバ
ー65は左旋性の駆動力が付勢される。この状態
を第8図に示す。
そして、図示しない露出制御回路の働きによつ
て、適正露出秒時が経過すると電磁石Mgの通電
が遮断される。すると、鉄片レバー65はホール
ドバネ66の復元力によつて左旋し、腕部65b
がピン67bを押して揺動レバー67を右旋さ
せ、フツク67aと半月状ピン72bとの係合を
解く。従つて開閉レバー72は引張コイルバネ7
3の復元力によつて右旋され、前述とは逆にセク
タリング74を左旋させてシヤツタ羽根75を閉
じる。この状態を第9図に示す。
その後、レリーズ板51の押し下げを解除する
ことによつて、ホールドレバー62、鉄片レバー
65、係止レバー55が右旋して復元し、第6図
の状態になり一回の撮影動作は終了する。
尚、前述はアパーチヤ50aが全開後に閉じる
場合について説明したが、アパーチヤ50aの開
放途中で閉じることもあるので説明する。
この場合は、セツト盤52の右旋の途中で電磁
石Mgの通電が断たれると、同様にフツク67a
と半月状ピン72bの係合が解除されることによ
つて開閉レバー72は右旋してシヤツタ羽根75
を閉じる。一方、セツト盤52は続けて右旋回す
る。
ここで、引張コイルバネ73の作用について説
明する。
先ず、単一の引張コイルバネによる動作原理は
引張コイルバネの両端の復元変位量に差を設ける
ことにある。そのために本実施例ではセツト盤5
2の軸53からピン52cまでの距離をL1、開
閉レバー72の軸60からピン72cまでの距離
をL2、セツト盤52のギヤ52bの半径をR1
セツト操作レバー59のギヤ59aの半径をR2
とすると、L1〓L2の場合はR2>R1とし、R1〓R2
の場合はL1>L2とし、あるいはR2>R1かつL1
L2とする。
従つて、フツク67aと半月状ピン72bが係
合状態のとき引張コイルバネ73の復元力はセツ
ト操作レバー59の左旋力源、しいては開閉レバ
ー72の左旋の力源として作用することになる。
次に揺動レバー67のピン67bの位置につい
て説明する。
先ず、セツト操作レバー59と開閉レバー72
は同軸60に軸支され、揺動レバー67はピン6
7bがこの軸60の真上に来るようにセツト操作
レバー59上に軸支されている。従つて第7図に
示すシヤツタセツト状態から、シヤツタレリーズ
によつてセツト操作レバー59が左旋すると、揺
動レバー67はあたかもピン67bが軸の様に旋
回する。このことはセツト操作レバー59の旋回
状態に拘らず、鉄片レバー65の腕部65bとピ
ン67bの接点位置は変化しないことを意味し、
更にはフツク67aと半月状ピン72bとの係合
深さも一定であることを意味する。
つまり、鉄片レバー65の作用点位置、仕事量
も変化しないので、鉄片レバー65がフツク67
aと半月状ピン72bの係合を解除するのに必要
な力量は常に一定である。
また、シヤツタ羽根開閉装置への適用の場合で
も、本実施例の構成に限定されないことは勿論で
ある。例えば、開放レリーズも電磁制御するよう
にしたり、開放、閉鎖レリーズとも機械的に制御
するようにしても良い。また、セツト板を係止し
た状態で開閉レバーを動作させてシヤツタ羽根を
開き、セツト板の係止を解くことによりセツト板
と開閉レバーが係合状態となり、開閉レバーを逆
に動作させてシヤツタ羽根を閉じるようにしても
良い。また揺動レバーは開閉レバー上に配置する
ようにしても良い。
本考案は上述の通り、開閉部材の往復動作のた
めの力源として単一の引張コイルバネを用いる構
成としたので、ネジリコイルバネを用いるときの
バネの横ズレ現象による摩擦力のため力量が減少
されるということが無く、力量、応力が共に十分
で安定した開閉動作が得られるという効果があ
る。
更に、ネジリコイルバネの場合と異つて、旋回
運動部が存在しないのでスペース的にも問題が無
いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はネジリコイルバネを用いたシヤツタ羽
根開閉装置の簡略的平面図、第2図は本考案に係
る実施例の平面図、第3図〜第5図は第2図の動
作説明図、第6図は本考案に係る他の実施例の平
面図、第7図〜第9図は第6図の動作説明図であ
る。 32……セツト板、39……揺動レバー、39
a……フツク、42……開閉レバー、42a……
半月状ピン、44……引張コイルバネ、52……
セツト盤、59……セツト操作レバー、67……
揺動レバー、67a……フツク、72……開閉レ
バー、72b……半月状ピン、73……引張コイ
ルバネ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1の位置と第2の位置との間を運動可能に配
    置されていると共に、シヤツタのセツト操作によ
    つて第2の位置から第1の位置へ持ち来たされ、
    また引張コイルバネの一端を係止する係止部を備
    えた単一部材もしくは一体に連動する2つの部材
    からなるセツト手段と、 前記セツト手段上において回転可能に配置され
    ていると共に、一方向に制限位置までの回動習性
    が与えられている揺動部材と、 前記セツト手段を第1の位置で係止し得る係止
    部材と、 シヤツタ羽根と、 前記シヤツタ羽根を開閉させるために往復回動
    可能に配置され、回動習性位置にある前記揺動部
    材に係止され得る被係止部と、引張コイルバネの
    他端を係止する係止部とを備え、揺動部材との係
    止状態において前記セツト手段が第1の位置から
    第2の位置へ向う運動により往動されて前記シヤ
    ツタ羽根を開放させる開閉部材と、 その一端を前記セツト手段の係止部に係止され
    ると共に、その他端を前記開閉部材の係止部に係
    止され、前記セツト手段の第2の位置から第1の
    位置への移行によつてチヤージされる引張コイル
    バネにして、前記揺動部材により前記開閉部材と
    前記セツト手段とが連結状態にある際には、前記
    開閉部材にシヤツタ羽根開放方向の回動習性を付
    与すると共に、前記揺動部材による前記開閉部材
    と前記セツト手段間の連結が断たれた際には、前
    記開閉部材にシヤツタ羽根閉鎖方向の回動習性を
    付与するものと、 前記係止部材を前記セツト手段に対する係止を
    解除する方向に変位させる開放レリーズ手段と、 前記セツト手段の第1の位置から第2の位置へ
    向う運動途中或は第2の位置で、前記揺動部材を
    習性に抗して回動させて前記開閉部材に対する係
    止を解除させ、該開閉部材を復動させて前記シヤ
    ツタ羽根を閉鎖させる閉鎖レリーズ手段とを、 備えたことを特徴とする単一のコイルバネを力源
    とする開閉装置。
JP1979179701U 1979-12-24 1979-12-24 Expired JPS6213063Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55156924A (en) * 1979-05-24 1980-12-06 Copal Co Ltd Opening-closing driving device of program shutter

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JPS55156924A (en) * 1979-05-24 1980-12-06 Copal Co Ltd Opening-closing driving device of program shutter

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