JPS6323406Y2 - - Google Patents

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JPS6323406Y2
JPS6323406Y2 JP1984148535U JP14853584U JPS6323406Y2 JP S6323406 Y2 JPS6323406 Y2 JP S6323406Y2 JP 1984148535 U JP1984148535 U JP 1984148535U JP 14853584 U JP14853584 U JP 14853584U JP S6323406 Y2 JPS6323406 Y2 JP S6323406Y2
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JP
Japan
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bag
elastic seal
seal member
negative pressure
suction
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JP1984148535U
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JPS6165073U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、吸着装置、特に袋状物体を吸着して
吊り上げるための吸着装置、に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 穀物、飼料、セメント、砂等を充てんした袋又
はこれに類似した物体(本発明書においてはこれ
らを「袋状物体」とする)を吸着してこれを吊り
上げるための従来の吸着装置としては、実開昭57
−193392号公報に示されるものがある。この吸着
装置は、円すい状の吸着パツドと、吸着パツドの
下部に配置され吸着パツドに対して相対的に上下
方向に移動可能な環状のクツシヨン部材と、を有
しており、吸着時にはクツシヨン部材の下面が袋
状物体に接触し、クツシヨン部材が吸着パツドに
対して相対的に移動して吸着パツドの下面とクツ
シヨン部材の上面とが接触し、これによつて負圧
の密封を行なうようにしてある。これにより袋状
物体を吸引し、吊り上げることが可能となる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、このような従来の吸着装置では、円す
い状の吸着パツドと環状のクツシヨン部材とを密
着させることにより負圧のシール部を構成するよ
うにしてあるため、クツシヨン部材は円形のもの
に限られていた。このため、大部分は長方形状で
中高となつている袋状物体を吸着する場合に十分
な吸着面積を確保することが困難であり、重量の
大きい袋状物体の場合には2つの吸着装置を用い
ることが必要であつた。また、吸着パツドとクツ
シヨン部材とを接触させることにより構成される
シール部は構造が複雑で作動の安定性に欠け、例
えば吸着パツドの外周部がクツシヨン部材の内径
部に入り込んでしまい、負圧の密封が不完全とな
る場合があつた。また、繰り返し接触が行なわれ
るため、シール部の耐久性の面でも問題があつ
た。なお、特開昭53−110767号公報及び実開昭51
−39978号公報には、コンクリートブロツクなど
の剛性のある物体を吸着するための吸盤が示され
ており、これに弾性シール部材を補助する部材が
示されている。しかしながら、これらに示される
補助部材は単に弾性シール部材が大きく変形する
ことを防止するためだけのものであり、上述と同
様に袋状物体に対しては十分に対応することがで
きない。また、後述の本考案による吸着装置のよ
うに補助部材のくさび効果によつて弾性シール部
材の吸着性を向上することはできない。本考案
は、このような問題点を解決することを目的とし
ている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、負圧による弾性シール部材の変形を
利用して吸着作用を向上させることにより上記問
題点を解決する。すなわち、本考案による吸着装
置は、袋状物体を吊り上げるために負圧を用いて
これを吸着する吸着装置であつて、袋状物体の外
周形状に対応して吸着に適した任意の形状の外周
形状を有すると共に負圧源と連通する空気排出口
を有する板状部材と、板状部材の下面外周に固着
された弾性シール部材と、板状部材下面の弾性シ
ール部材内周に沿つて設けられた補助部材と、を
有するものを対象としたものであり、弾性シール
部材は内周側下部に突出縁部を有しており、補助
部材は、負圧が作用した場合に袋状物体との間の
断面略くさび状のすきまに弾性シール部材の突出
縁部をはさみ込んで弾性シール部材の内周側への
所定以上の変形を防止する傾斜面部を有している
ことを特徴としている。なお、補助部材と板状部
材とは一体に構成しても差し支えない。
(ホ) 作用 袋状物体を吸着する場合には、弾性シール部材
の下面を袋状物体の上面に密着させ、空気排出口
から排気する。これによつて板状部材、弾性シー
ル部材及び袋状物体により形成される室が負圧と
なるため、袋状物体は上方に吸引される。弾性シ
ール部材は、例えば内部に独立気泡を有するスポ
ンジ状のゴム材料等の柔軟な弾性材料から構成さ
れているため、袋状物体にしわ、変形等が生じて
もこれに追従して密着して負圧の漏れがなく、所
定どおりの吸着力を得ることができる。室の負圧
によつて弾性シール部材も内周側に変形しようと
するが、所定以上の変形は補助部材によつて阻止
されるため、弾性シール部材の内周側への過大な
変形によつて袋状物体との間に負圧が漏れるすき
まが形成されることはない。また、補助部材の傾
斜面部と袋状物体との間に形成される断面略くさ
び状のすきまによるくさび効果によつて、弾性シ
ール部材は袋状物体に押し付けられより確実に袋
状物体と密着する状態となる。これにより、より
強力な吸着力を得ることができる。板状部材及び
弾性シール部材の形状は自由に設定することが可
能であるので、袋状物体の外周形状に合わせるこ
と、例えば長方形の袋状物体に対して板状部材等
を長方形とすることができる。これにより十分な
吸着面積を確保することができるので、袋状物体
の重量が大きい場合であつても吊り上げることが
可能となる。
(ヘ) 実施例 第2図に本考案による吸着装置10及びこれに
よつて吊り上げられる長方形の袋状物体12を示
す。吸着装置10は図示してない移動装置によつ
て上下方向及び水平方向へ移動可能な軸14の下
端部に設けられている。第1図に吸着装置10の
断面図を示す。中空の軸14の下端部に球面自在
継手16を介して円筒部材18が連結されてい
る。円筒部材18の下端部には金属製の板状部材
20が例えば溶接によつて連結されている。板状
部材20は、第2図に示すように、長方形として
ある。軸14の下端部と板状部材20との間には
介装部材22が設けられている。介装部材22
は、気密性を有する弾性材料製であり、その下面
は板状部材20に接着され、外周は円筒部材18
の内周面に接着され、またその内周及び上端面の
一部は軸14と接着されている。板状部材20は
中央部に軸14の内径部14aと連通する空気排
出口20aを有している。なお、軸14の内径部
14aは図示してない真空ポンプ(又は真空タン
ク)と継続されている。板状部材20の下面外周
部全周には弾性シール部材24が接着によつて取
り付けられている。弾性シール部材24は気密性
を有する比較的柔らかい弾性材料、例えば独立気
泡を有するスポンジ状のゴム材料製のものであ
る。弾性シール部材24は内周側下部に突出縁部
24aを有している。弾性シール部材24は全周
にわたつて同じ高さを有しており、その下面は平
たんとしてある。弾性シール部材24の内周側に
隣接して補助部材26が板状部材20の下面に取
り付けられている。補助部材26の外周側は、第
1図に示すように、傾斜面部26aとしてあり、
この傾斜面部26aに弾性シール部材24の突出
縁部24aが接触し、わずかに弾性変形した状態
となつている。補助部材26は剛性を有する材料
であればよく、例えば硬質プラスチツク、木材、
金属等で構成する(板状部材20と一体に形成し
てもよい)。
次にこの実施例の作用について説明する。ま
ず、軸14を袋状物体12上に下降させ、弾性シ
ール部材24の下面を袋状物体12に接触させ
る。球面自在継手16が設けてあるため、袋状物
体12が多少傾斜した状態にあつたとしても弾性
シール部材24の下面全体を袋状物体12に接触
させることができる。次いで、軸14の内径部1
4aと接続された図示してない真空ポンプを作動
させ(又は真空タンクの弁を開き)、板状部材2
0、弾性シール部材24及び袋状物体12によつ
て区画された室30内の空気を排出する。これに
よつて室30は所定の負圧状態となり、袋状物体
12は弾性シール部材24に対して吸引された状
態となる。この状態で軸14を上昇させ、また水
平方向に移動させ、所望の場所まで移送する。次
いで、室30の吸引を停止すると、袋状物体12
が弾性シール部材24から離れる。
室30を吸引した際の弾性シール部材24に対
する袋状物体12の吸着は次のような理由から確
実に行なわれる。すなわち、袋状物体12は剛体
ではないので吸着した際にしわ、変形等を生ずる
が、弾性シール部材24は柔軟な弾性材料製であ
るので、袋状物体12に生ずるしわ、変形等に追
従し、確実に密着する。弾性シール部材24は、
上記のように柔軟な弾性材料製であるので室30
の負圧によつてそれ自体も内周側に変形しようと
するが、突出縁部24aが補助部材26の傾斜面
部26aと接触しているため、袋状物体12と傾
斜面部26aとの間の断面略くさび状のすきまに
かみ込まれ、所定以上に内周側に変形することは
なく(もしも内周側に大きく変形すると、袋状物
体12との密着状態が悪化して吸着不良を発生
し、また弾性シール部材24の板状部材20との
接着部に大きな力が作用し、耐久性を低下させる
ことになる)、むしろくさび効果によつて弾性シ
ール部材24の下面は袋状物体12に対してより
強く密着することになる。従つて、弾性シール部
材24の下面と袋状物体12との間の密着部を通
して負圧状態の室30内に空気が流入することは
なく、袋状物体12は弾性シール部材24に対し
て所定どおりの力で吸着されることになる。しか
も、板状部材20は前述のように、この場合に吸
着に最も適した長方形としてあり、長方形の袋状
物体12に対してできるだけ大きな吸着面積を確
保することができるため、より重量の大きい袋状
物体12を吊り上げることが可能となる。長方形
以外の袋状物体の場合であつてもそれに対応して
吸着に最も適した形状の吸着装置を構成すること
ができる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、内
周側下部に突出縁部を有する弾性シール部材を板
状部材の下面外周に設けると共にこれを傾斜面部
を有する補助部材によつて支持するようにしたの
で、弾性シール部材の突出縁部が袋状物体と補助
部材の傾斜面部との間の断面略くさび状のすきま
にかみ込まれ、弾性シール部材の下面は袋状物体
により強く密着し、安定した作動と十分な耐久性
を有する吸着装置とすることができる。また、袋
状物体の形状に応じて吸着装置の形状を任意に対
応させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による吸着装置の断面図(第2
図の−線に沿う断面図)、第2図は本考案に
よる吸着装置を示す斜視図である。 10……吸着装置、12……袋状物体、20…
…板状部材、20a……空気排出口、24……弾
性シール部材、24a……突出縁部、26……補
助部材、26a……傾斜面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 袋状物体を吊り上げるために負圧を用いてこ
    れを吸着する吸着装置であつて、袋状物体の外
    周形状に対応して吸着に適した任意の形状の外
    周形状を有すると共に負圧源と連通する空気排
    出口を有する板状部材と、板状部材の下面外周
    に固着された弾性シール部材と、板状部材下面
    の弾性シール部材内周に沿つて設けられた補助
    部材と、を有するものにおいて、 弾性シール部材は内周側下部に突出縁部を有
    しており、補助部材は、負圧が作用した場合に
    袋状物体との間の断面略くさび状のすきまに弾
    性シール部材の突出縁部をはさみ込んで弾性シ
    ール部材の内周側への所定以上の変形を防止す
    る傾斜面部を有していることを特徴とする吸着
    装置。 2 板状部材、弾性シール部材及び補助部材の外
    周形状が方形である実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の吸着装置。
JP1984148535U 1984-10-02 1984-10-02 Expired JPS6323406Y2 (ja)

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JP1984148535U JPS6323406Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

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JP1984148535U JPS6323406Y2 (ja) 1984-10-02 1984-10-02

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Publication Number Publication Date
JPS6165073U JPS6165073U (ja) 1986-05-02
JPS6323406Y2 true JPS6323406Y2 (ja) 1988-06-27

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ID=30706741

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2565274Y2 (ja) * 1992-04-15 1998-03-18 日東工器株式会社 吸着装置
JP5455112B2 (ja) * 2009-04-15 2014-03-26 新光機器株式会社 多点打ち電極装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5139978B2 (ja) * 1973-11-26 1976-10-30
JPS53110767A (en) * 1977-03-08 1978-09-27 Touwa Enjiniaringu Yuugen Allldirection sucker for heavy load

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