JPS588463Y2 - グリップ用シリンダの構造 - Google Patents

グリップ用シリンダの構造

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Publication number
JPS588463Y2
JPS588463Y2 JP13561178U JP13561178U JPS588463Y2 JP S588463 Y2 JPS588463 Y2 JP S588463Y2 JP 13561178 U JP13561178 U JP 13561178U JP 13561178 U JP13561178 U JP 13561178U JP S588463 Y2 JPS588463 Y2 JP S588463Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
piston
vacuum
vacuum cup
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP13561178U
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English (en)
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JPS5555389U (ja
Inventor
勝利 若山
清 小川
隆司 小野
武彦 早野
仁 都築
允紀 土屋
Original Assignee
大同特殊鋼株式会社
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Publication date
Application filed by 大同特殊鋼株式会社 filed Critical 大同特殊鋼株式会社
Priority to JP13561178U priority Critical patent/JPS588463Y2/ja
Publication of JPS5555389U publication Critical patent/JPS5555389U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はグリップ用シリンダの構造に関し、特に詳し
くは出願人が昭和53年9月1日付けで出願したグリッ
プ機構の改良に関する。
上述のグリップ機構は、シリンダの基端側を真空源に連
通可能とし、先端側にはグリップ対象物を吸着可能に形
成したバキュームカップを連設し、シリンダ内のピスト
ンはこれによってシリンダの両側が気密的に遮断され、
かつばね手段によってシリンダの先端側へ付勢されるよ
うに構成され、真空源を作用させるとピストンがシリン
ダ内を先端側から基端側へ吸引され、これによってバキ
ュームカップ内も減圧され、グリップ対象物が吸着グリ
ップされるが、ミスグリップしてバキュームカップ内が
減圧されず常圧となったときは、ピストンはシリンダの
基端まで移動して停止し、これによって真空源に向かっ
て外気は侵入せず、従って同一配管系の他のグリップ機
構に悪影響を及ぼさず、また、真空源の空費も防止され
る効果を発揮することを特徴とするものである。
しかしながら、上述の構造ではバキュームカップとグリ
ップ対象物との間に多少でも間隙があって空気のリーク
があると、グリップ作用中にバキュームカップ及びシリ
ンダの先端側へ次第に空気が進入し、遂に真空度が所定
値以上となり、グリップ対象物が落下するに到ると言う
欠点があった。
この考案は上述にかんがみて、少しばかりのリークがあ
っても所定値以上の真空度が保持され、クリップ作用を
継続するようなグリップ用シリンダの構造を提供するこ
とを目的とする。
この考案の要旨はピストンがシリンダの基端側で停止し
た状態では、基端側と先端側とは気密的に遮断されるが
、それ以外の状態ではシリンダの先端側と基端側とは小
孔または小間隙によって連通ずるように構成するもので
ある。
以下この考案の実施例を示す図面について説明する。
第1図において、シリンダ2の基端(上端)側に開口す
るポー)2aには導管5が連結され、導管5は図示しな
い切換弁等を介して、図示しない真空源と外気とに連通
ずるように形成され、シリンダ2の先端(下端)側に逆
漏斗状で下端縁をゴム等によって成形されたバキューム
カップ1が連設され、その先端縁はグリップ対象物表面
に密着するように形成されている。
シリンダ2の基端側壁中央には円柱形の栓6が固定され
、その下端面にはゴム等のシール材が貼付されている。
ピストン3はシリンダ2に対してその周面が気密的に、
かつ、摺動可能に嵌合し、また、その中心には縦方向に
貫通する小孔7が穿設されている。
コイルばね4はピストン3とシリンダ2の基端側壁との
間に装着され、ピストン3を下方へ付勢するように形成
されている。
このグリップ機構を作用させるには、前述の切換弁を大
気側にセットしてピストン3をその自重とばね4の圧力
でシリンダ2の先端側へ移動した状態にし、しかる後に
、バキュームカップ1の下端縁をグリップ対象物の表面
に密着させ、前述の切換弁を真空源側へ切換える操作を
行なう。
次にバキュームカップ1の下縁とグリップ対象物表面と
の間において空気のリークがない場合、リークがある場
合及び、ミスグリップの場合について、その作用を説明
する。
(a)リークのない場合 この場合はポー)2aから流出する空気の流量に比して
小孔7を経てシリンダ2の先端側から上方へ流れる空気
量は著しく小さいので、ピストン3の上下両側に気圧差
が生じ、この差によってピストン3はばね4の圧力及び
自重に抗して上昇し、上昇につれてピストン3の下側の
気圧も低下し、バキュームカップ2はグリップ対象物を
吸引しグリップする。
そして、ピストン3の下側の気圧が上側の気圧、ばね4
の圧力及び、ピストン3の自重の和と平衡した位置でピ
ストン3は上昇を停止する。
以後小孔7によってピストン3の上下両側の気圧差が減
少するに従ってピストン3は自重とばね4の圧力によっ
て、先端側へ下降する。
しかしながら、バキュームカップ1内及び、シリンダ2
内の真空度には変化はなく、従ってグリップ力も持続さ
れる。
(b)リークがある場合 この場合バキュームカップ1内へリークによって空気が
流入するがその流量が極めて少ないので、上述のa項の
場合と同様にピストン3は上昇し、シリンダ2及びバキ
ュームカップ1内の気圧は低下し真空度が上昇してバキ
ュームカップ1はグリップ対象物を吸引しグリップする
この場合リークのため、ピストン3は前述のaの場合よ
りも高い位置まで一旦上昇する。
上昇後もリークがあるので、ピストン3の下側へ空気が
流入するが、その空気は小孔7を経てピストン3の上側
へ吸引され、したがってピストン3の下側の真空度が低
下することはなく、バキュームカップはグリップ作用を
持続する。
なお、この場合においてはピストン3の上側と下側とで
は上側の方が気圧が低いので、その差とばね4の圧力及
びピストン3の自重とが平衡する位置までピストン3は
下降しその位置に停る。
但しこの場合はバキュームカップ1内の真空度は前述の
aの場合に比して低いのでグリップ力がそれだけ小さい
ことは避けられない。
(C)ミスグリップの場合 この場合はピストン3は下方から大気圧によって押上げ
られて、ばね4の圧力及び自重に抗して上昇し、ピスト
ン3の上面が栓6の下面に当接して停止するとともに小
孔7は閉鎖される。
したがって、以後ポート5を通じて空気は流れず、ミス
グリップによって同系統の他のグリップ機構に悪影響を
及ぼすことがなく、また、真空源を空費することもない
この考案によれば、上述のように、ピストンがシリンダ
の上端に位置する場合以外の位置ではピストンの上下両
側を通じる小孔等によって連通ずるようにしたので、多
少のリークがあっても、前述の小孔等を通じてリークの
空気を吸引し、バキュームカップ内の真空度が保持され
、グリップ力が継続して維持できる効果がある。
なお、この考案は第2図に示すようにシリンダ12の内
面に先端側から基端側手前所定位置に至る小溝17を刻
設し、ピストン13が小溝17の範囲内にあるときは小
溝17を通してピストン13の上下が連通ずるが、基端
側まで上昇すると、この小溝17がなく、ピストン13
の上下間は遮断されるように構成することができ、また
、第3図に示すようにシリンダ22とピストン23の摺
動面に間隙dを設けるとともに、シリンダ22の基端側
に内周に沿ってリング形のゴムシール26を装設し、ピ
ストン23がシール26に当接した状態ではピストン2
3の上下両側は気密的に遮断されるが、それ以外の状態
では間隙dを通じて両側が連通ずるように構成すること
もできる。
また、ピストンの重量を増大させて、ばね4を省略する
こともできる。
さらにまた、この考案はこの考案の技術的思想から逸脱
しない範囲においてその実施態様を変更することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す一部断面正面図、第2
図、第3図は他の実施例を示す一部断面正面図である。 1・・・・・・バキュームカップ、2,12.22・・
・・・・シリンダ、3.13.23・・・・・・ピスト
ン、6・・・・・・栓、7・・・・・・小孔、17・・
・・・・小溝、d・・・・・・間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダの基端側は真空源に連通可能に形成され、前記
    シリンダの先端側にはバキュームカップが連設され、前
    記シリンダ内にはピストンが遊嵌されるように構成され
    たグリップ用シリンダにおいて、前記ピストンが前記シ
    リンダの基端付近に位置する状態においては前記シリン
    ダの基端側と先端側は気密的に遮断されるが、前記以外
    の位置においては前記シリンダの基端側と先端側とは小
    孔または、間隙等によって連通ずるように構成したこと
    を特徴とするグリップ用シリンダの構造。
JP13561178U 1978-10-03 1978-10-03 グリップ用シリンダの構造 Expired JPS588463Y2 (ja)

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JP13561178U JPS588463Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03 グリップ用シリンダの構造

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JP13561178U JPS588463Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03 グリップ用シリンダの構造

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JPS5555389U JPS5555389U (ja) 1980-04-15
JPS588463Y2 true JPS588463Y2 (ja) 1983-02-15

Family

ID=29106068

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JP13561178U Expired JPS588463Y2 (ja) 1978-10-03 1978-10-03 グリップ用シリンダの構造

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WO2021262782A1 (en) * 2020-06-26 2021-12-30 Cryovac, Llc Passive valves for vacuum manifolds

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JPS5555389U (ja) 1980-04-15

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