JPS63234055A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPS63234055A
JPS63234055A JP6576187A JP6576187A JPS63234055A JP S63234055 A JPS63234055 A JP S63234055A JP 6576187 A JP6576187 A JP 6576187A JP 6576187 A JP6576187 A JP 6576187A JP S63234055 A JPS63234055 A JP S63234055A
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JP
Japan
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weight
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acid ester
monomer
resin
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JP6576187A
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Noriaki Goto
後藤 典明
Takumi Yokoikawa
琢未 横井川
Masaaki Iwamoto
正聡 岩元
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に耐衝撃性およびウェルド強度が優れ、し
かも耐候性および成形加工性が良好な熱可塑性樹脂組成
物に関するものである。
(従来の技術) ポリカーボネート樹脂は、耐熱性が優れ、かつ機械的特
性も良好なエンジニアリングプラスチックスであり、各
分野において巾広く使用されている。しかしながら、成
形加工温度が高く流動性が悪いため加工しにくいことや
衝撃強度の厚み依存性が大きいことなどがあり、その欠
点を補う方法としてポリカーボネート樹脂にABS樹脂
(アクリロニトリル−ブタジェンゴム−スチレン共重合
体)、MBS樹脂(メチルメタクリレート−ブタジェン
ゴム−スチレン共重合体)、ABS樹脂(アクリロニト
リル−エチレン・プロピレン・非共役ジエンゴム−スチ
レン共重合体)などを混合して改良しようとする樹脂組
成物の提案がされている。(特公昭38−15225号
公報、特公昭51−24540号公報、特開昭53−6
5349号公報)(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ポリカーボネート−AES樹脂組成物は
射出成形時にいわゆる″ウェルドラインパが生じ、その
ウェルド強度が著しく低下する問題がある。この問題を
解決するために、ポリカーボネート−AES樹脂組成物
に変性ポリオレフィン(特開昭58−167645号公
報)、ポリエステル樹脂(特開昭58−98355号公
報)、MBS樹脂(特開昭60−20951号公報)な
どを混合したものが提案されているがいずれもウェルド
強度については、いまだ十分なものとは言えない。
(問題を解決するための手段) そこで本発明者らは、耐衝撃性およびウェルド強度が優
れ、かつ耐候性と成形加工性の良好な熱可塑性樹脂の開
発を目的として鋭意検討した結果溶媒を含む懸濁重合法
によって得られた粒状のAES樹脂と芳香族ポリカーボ
ネートからなる組成物に少量のポリメタクリル酸エステ
ルおよび/またはポリグルタルイミドおよびMBS樹脂
および/またはアクリル酸エステル系グラフト共重合体
を溶融混練することによって、上記目的に合致した熱可
塑性樹脂組成物が得られることを見い出し本発明に到達
した。すなわち、本発明は、(I)(A)エチレン−プ
ロピレン−ジエン系ゴム、(B)(a)芳香族ビニル系
単量体および/または(b)メタクリル酸エステル酸エ
ステル系単量体55〜95重量%、(c)シアン化ビニ
ル系単量体5〜45重量%および(d)これらと共重合
可能な他のビニル系単量体0〜30重量%からなる単量
体混合物および(C)炭化水素系溶媒を(A)10〜6
0重量部の合計100重量部に対し、(C)が20〜4
00重量部となる割合で配合した溶液を、水系懸濁状態
で重合させて得られる粒状のグラフト共重合10〜90
重量部および(I)芳香族ポリカーボネート90〜10
重量部からなる組成物100重量部に対して(I[)ポ
リメタクリル酸エステル樹脂および/またはポリグルタ
ルイミド1〜20重量部(TV)MBS樹脂および/ま
たはアクリル酸エステル系グラフト共重合体0〜20重
量部、好ましくは0.5〜20重量部を溶融混練してな
る熱可塑性樹脂組成物を提供するものである。以下に本
発明の熱可塑性樹脂組成物について詳細を説明する。
本発明の(I>グラフト共重合体(AES樹脂)を得る
際に使用する(A)エチレン−プロピレン−ジエン系ゴ
ム(以下 EPDMゴムと称する〕としては、通常エチ
レン20〜90モル%、プロピレン9〜80モル%およ
び非共役ジエン1〜10モル%の割合からなる共重合体
ゴムが適当である。これらEPDMゴムのムーニー粘度
は20〜200が好ましい。なお、ここで非共役ジエン
としては、ノルボルネン類、シクロペンタジェン類など
の環状ジエン類、あるいは1,4ヘキサジエンなどの非
共役鎖状ジエン類が用いられる。また、(B)単量体混
合物における(a)芳香族ビニル系単量体としては、ス
チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p
−t−ブチルスチレンおよびビニルトルエンなどが、(
b)メタルリル酸エステル単量体としては、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチルおよびメタクリル酸n−
プロピルなどが、(C)シアン化ビニル単量体としては
、アクリロニトリルおよびメタクリロニトリルなどが挙
げられる。さらに本発明の効果を損なわない範囲におい
ては(d)共重合可能なビニル単量体、たとえばアクリ
ル酸、アクリル酸イ、チル、無水マレイン酸およびN−
フェニルマレイミドなどを30重量%以下の割合で用い
ることができる。この(B)単量体化合物における(a
>芳香族ビニル系単量体および/またはメタクリル酸エ
ステル系単量体j:、 (c)シアン化ビニル系単量体
との割合は(a)および/または(b)ss〜95重量
%、とくに70〜85重量%に対し、(c)5〜45重
量%とくに30〜15重量%(合計100重量%)が好
ましい。ここで(C)の割合から5重量%未満では得ら
れる樹脂組成物の衝撃強度が不十分であり、また45重
量%を越えると熱安定性が劣りしかも成形品が着色する
ため好ましくない。
本発明で用いる(C)炭化水素系溶媒とは炭素数5〜1
5の飽和脂肪族、脂環族および芳香族炭化水素から選ば
れた少なくとも一種の炭化水素化合物であり、例えばペ
ンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、灯油、シクロ
ペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレンおよびイソプロピルベンゼ
ンなどが挙げられる。これらの炭化水素系溶媒は単独で
使用することができるし、また二種類以上任意の割合で
混合して使用することもできる。
本発明の粒状グラフト共重合体を製造する際の(A)E
PDMゴムと(B)単量体混合物の割合は(A)10〜
60重量部、とくに15〜50重量部に対しくB)40
〜90重量部とくに85〜50重量部(合計100重量
部)が好ましく (A)EPDMゴムが10重量部未満
では、ゴム成分が少ないため、耐衝撃性の十分なものが
得られなく、また60重量部を越えるとゴムの溶解性が
悪くなったり、グラフト率が上がりにくくなったりする
ため好ましくない。
上記(A)EPDMゴムおよび(B)単量体混合物と共
に用いる(C)炭化水素系溶媒の量は、(A)+ (B
)100重量部に対し、20〜400重量部、好ましく
は50〜250重量部であり、この範囲の炭化水素系溶
媒を用いることによって、EPDMゴムを溶解し、安定
したグラフト共重合を行なうことができる。
本発明のグラフト共重合体を製造するための重合方法は
、溶媒を含む懸濁重合法が必須である。
他の方法いわゆる溶液重合法および乳化重合法等による
方法で得たAES樹脂を用いると得られる樹脂組成物の
耐衝撃性と成形流動性が不十分となるため好ましくない
。この懸濁重合法は通常公知の条件で重合を行なうこと
ができるし、懸濁剤についても特に制限なく、任意のも
のを用いることができる。。なお炭化水素溶媒は、重合
終了後、水蒸気蒸留によって除去、回収される。
本発明に用いられる(II)芳香族ポリカーボネートに
関しては、制限なく、ビスフェノールAとホスゲンとか
ら得られるもの、ビスフェノールAとジフェニルカーボ
ネートから得られるものなど通常公知の方法で製造され
たものを用いることができる。
本発明に用いる(III)ポリメタクリル酸エステル樹
脂とは、特に制限はないが、ポリメチルメタクリレート
が好よしく用いられる。製造法についでも特に制限はな
く、通常の重合方法である塊状、溶液、懸濁、乳化重合
及びそれらの組み合わせ重合のいずれかの方法によって
製造されるものを用いることができる。
本発明で用いる(III)ポリグルタルイミドとは下記
式(I)で示される環状イミド単位を含有する重合体ま
たは共重合体である。
ま ただし式中のR1、R3およびR3は各々水素または炭
素数1〜20の置換または非置換のアルキル基またはア
リール基を示す。
上記環状イミド単位を含有するならば、いかなる化学構
造のポリグルタルイミドであっても本発明に適用するこ
とができるが、通常は上記環状イミド単位中のR1およ
びR2が水素またはメチル基であり、R3が水素、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基またはフェニル
基であるものが、一般的に用いられる。
またポリグルタルイミドの製造方法はとくに制限しない
が、例えば特開昭52−63989号公報に記載される
ポリメタクリル酸メチルとアンモニアまたはメチルアミ
ンやエチルアミンなどの第一アミンを押出機中で反応さ
せ、グルタルイミド環を形成する方法が有用である・。
本発明に用いる(TV)MBS樹脂とは、ジエン系ゴム
に不飽和カルボン酸アルキルエステルおよび芳香族ビニ
ル単量体をグラフト重合させたグラフト共重合体である
。MBS樹脂におけるジエン系ゴム含有量は特に制限は
ないが5〜70重量%であることが好ましい。また、M
BS樹脂における不飽和カルボン酸アルキルエステルと
芳香族ビニルとの共重合組成比も特に制限はないが、不
飽和カルボン酸アルキルエステル20〜80重量%、芳
香族ビニル80〜20重量%であることが好ましい。
MBS樹脂を構成するジエン系ゴムとしては、ポリブタ
ジェン、ブタジェン−スチレン共重合体、ブタジェン−
アクリロニトリル共重合体等々を用いることができる。
特にポリブタジェン、ブタジェン−スチレン共重合体が
好ましく用いられる不飽和カルボン酸アルキルエステル
としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレートニヒ
ドロキシプロピlレメタクリレート等々を用いることが
できる。特にメチルメタクリレートが好ましい。ビニル
としては、スチレン、α−メチルスチレン、ジメチルス
チレン、ビニルトルエン等々を用いることができる。特
にスチレン、α−メチルスチレンが好ましい。
これらジエン系ゴム、不飽和カルボン酸アルキルエステ
ルおよび芳香族ビニルはそれぞれ一種または二種以上用
いることができる。
MBS樹脂の製造法としては、通常乳化重合法、懸濁重
合法、塊状重合法、溶液重合法、乳化−懸濁重合法、塊
状−懸濁重合法等が用いられる。
本発明の(IV)成分であるアクリル酸エステル系グラ
フト共重合体とは、アルキル基の炭素数2〜12のアク
リル酸のアルキルエステルとブタジェンで代表される共
役ジエン型二重結合を持つ多官能性重合性単量体とを必
須成分として共重合させて得られるゴム質の共重合体に
ビニル化合物の一種もしくは二種以上を必須成分として
グラフト重合させて得られるグラフト共重合体を指す。
共役ジエン系二重結合を持つ多官能性重合性単量体とし
ては、前記のブタジェンのほかに1−メチル−2−ビニ
ル−4,6−へブタジェン−1−オール、7−メチル−
3−メチレン−1,6−オクタジエン、1,3.7−オ
クタトリエン等を挙げることができる。又、アクリル酸
のアルキルエステルと共役ジエン型二重結合を持つ多官
能性重合性単量体とを共重合させるに際し、所望に応じ
て、スチレンに代表される芳香族ビニル化合物、メチル
メタクリレートで代表されるメタクリル酸エステル、ア
クリロニトリルで代表されるビニルシアン化合物、メチ
ルビニルエーテルで代表されるビニルエーテル化合物、
塩化ビニルで代表されるハロゲン化ビニル化合物、酢酸
ビニルで代表されるビニルエステル化合物の中から適宜
選ばれた単官能性重合性単量体やエチレンジメタクリレ
ートやジビニルベンゼンで代表される架橋剤が適宜選択
して用いられる。グラフト重合に用いられるビニル化合
物としては、メチルメタクリレートで代表されるメタク
リル酸エステル、スチレンに代表される芳香族ビニル化
合物、アクリロニトリルで代表されるビニルシアン化合
物および塩化ビニルで代表されるハロゲン化ビニル化合
物からなる群から選ばれる重合性単量体を挙げることが
でき、これらは2種以上を混合して用いても良い。さら
に、前記架橋剤がグラフト重゛合時に併用されてもよい
アクリル酸エステル系グラフト共重合体を製造するに当
り、前記共役ジエン型二重結合を持つ多官能性重合性単
量体は、前記アクリル酸のアルキルエステルとの共重合
体0.1〜10重量%を占める量で用いられる。
代表的な例を示すと、アクリル酸エステル(例えば、n
−ブチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレー
ト)とブタジェンと少量の架橋剤(例えば、エチレンジ
メタクリレート、ジビニルベンゼン)と所望に応じてメ
タクリル酸エステル(例えば、メチメタクリレート)と
を常法に従って乳化重合法によって共重合させ、得られ
たラテックスにグラフト成分単量体としてスチレン、メ
チルメタクリレート、アクリロニトリル、塩化ビニル等
から適宜選ばれたビニル化合物を添加し、常法に従って
グラフト重合させて得られるグラフト共重合体;アクリ
ル酸エステル(例えば、n−ブチルアクリレート、2−
エチルへキシルアクリレート)と1分子中に共役ジエン
型二重結合のほかに非共役二重結合を持つ化合物(例え
ば、1−ビニル−2−ビニル−4,′6−ヘブタジエン
ー1−オール)と所望に応じてメタクリル酸のエステル
とを常法によって共重合させ、得られたラテックスにグ
ラフト成分単量体を添加し、常法に従ってグラフト重合
させて得られるグラフト共重合体等である。
これらのグラフト重合は、1段で行っても、グラフト成
分単量体を多段に構成成分を変えて多段グラフト重合を
行ってもよい。代表的な製造例を乳化重合法で示したが
、これに特定されるものではなく、その他の公知の重合
法によっても所望のアクリル酸エステル系グラフト共重
合体を製造することが出来るのは無論である。かかるア
クリル酸エステル系グラフト共重合体として、呉羽化学
工業■から商品名rHIA−15J、rHIA−28」
あるいはrHIA−30Jと七て市販されている樹脂が
好適に用いられる。
上記(I)ABS樹脂と(I[)芳香族ポリカーボネー
トの混合比率は(I ’) 10〜90重量%好ましく
は20〜80重量%に対して(n)90〜10重量%好
ましくは80〜20重量%である。(■)ABS樹脂が
10重量%未満では、目的とする耐衝撃性と成形加工性
の改善が得られず、また(II)芳香族ポリカーボネー
トが10重量%未満では、耐熱性が損なわれるため好ま
しくない。また(III)ポリメタクリル酸エステル樹
脂および/またはポリグルタルイミドは、(I)ABS
樹脂と(I)芳香族ポリカーボネートの総重量100重
量部当り1〜20重量部用いられ、1重量部未満では、
ウェルド強度は改善されない。また、20重量部を越え
ると耐衝撃性が劣るため好ましくはない。さらに(IV
) MBS樹脂および/またはアクリル酸エステル系グ
ラフト共重合体を0〜20重量部好ましくは0.5〜2
0重量部用いることにより、一層ウェルド強度が改善さ
れる。(TV)MBS樹脂、アクリル酸エステル系グラ
フト共重合体が20重量部を越えると、耐熱性が劣り、
またフローマークが発生するなどのため、好ましくない
本発明の樹脂組成物は、さらに他の熱可塑性樹脂、例え
ばスチレン/アクリロニトリル共重合体アクリロニトリ
ル−ブタジェン−スチレン三元共重合体(ABS樹脂)
およびα−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体
などを加えて、望ましい特性に調整することもできる。
また、本発明の熱可塑性樹脂組成物には通常のヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤およびイ
オウ系酸化防止剤を添加して熱安定性を向上させたり、
滑剤を添加して溶融流動性を良くすることができる。ま
た、目的に合わせて鉱油、ガラス繊維等の繊維状補強剤
、無機充填剤、着色剤、顔料および紫外線吸収剤などを
配合することもできる。本発明の熱可塑性樹脂組成物の
製造方法に関しては、特に制限はなく、例えば(I)A
BS樹脂と(II)芳香族ポリカーボネート樹脂と(I
)ポリメタクリル酸エステル樹脂および/またはポリグ
ルタルイミド(IV)MBS樹脂および/またはアクリ
ル酸エステル系グラフト共重合体をバンバリーミキサ−
で混合したのち、単軸または二軸押出機などを用いて、
溶融混練することによって製品化される。
(実施例) 本発明をさらに具体的に説明するため、以下に実施例及
び比較例を挙げて説明する。なお、最終的に得られた樹
脂組成物は、射出成形法によって成形されたのち、下記
の試験法により諸物性を測定した。
アイゾツト衝撃強度 ASTM  D256−56A引
張強度      ASTM  D638MFRJ I
 S   に6719 熱変形温度     ASTM  0648また、実施
例中の部および%は重量部および重量%を示す。
(参考例1) 1−1次の各処方によりEPDMゴムをベースとする共
重合体A〜Dを製造した。
(1)EPDMゴム(三井石油化学製EPT#3045
)25部をトルエン100部中に溶解したのち、スチレ
ン57.0部、アクリロニトリル18.0部および過酸
化ベンゾイル0.5部を添加し、撹拌混合した。一方、
純水300部にメタクリル酸メチル/アクリルアミド=
20/80の共重合体0.3部およびリン酸1ナトリウ
ム0.05部を溶解し、この水溶液を前記EPDMゴム
ーモノマー溶液に加えたのち高速撹拌して懸濁化した。
その後、90℃で6時間、さらに100℃で1時間懸濁
重合を行ない、重合終了後水蒸気蒸留によって溶媒を除
去して、粒状グラフト共重合体Aを得た。
(2)EPDMゴム(三井石油化学製EPT41:30
45)30部をトルエン67部およびn−ヘキサン33
部中に溶解したのち、スチレン57.0部、メタクリル
酸メチル90部、アクリロニトリル9.0部および過酸
化ベンゾイル0.6部を添加し、撹拌混合した。一方、
純水200部にメタクリル酸メチル/アクリルアミド=
20/80の共重合体0.5部およびリン酸1ナトリウ
ム0.05部を溶解した。この後は参考例(1)と同様
にして、粒状のグラフト共重合体Bを得た(3)EPD
Mゴム(三井石油化学製EPT4MO45)30部をト
ルエン50部およびn−へブタン50部中に溶解したの
ち、α−メチルスチレン53.2部、アクリロニトリル
16.8部および過酸化ベンゾイル0.5部を添加し、
撹拌混合した。一方線水400部にメタクリル酸メチル
/アクリルアミド=20/80の共重合体0.4部およ
びリン酸1ナトリウム0.05部を溶解した。この後は
参考側(1)と同様にして粒状のグラフト共重合体Cを
得た。
1−2ポリグルタルイミド ポリメタクリル酸メチルのペレットをアンモニアととも
に押出機中に仕込み、押出機に取り付けられた排気口か
ら発生ガスを脱気しながら、樹脂温度280℃で押出し
を行ない、熱変形温度140℃の重合体特性を有するポ
リグルタルイミドを調整した。
(実施例1) 参考例1−1で調整しな(I)AES樹脂(A〜C)と
(II)ビスフェノールAよりなる芳香族ポリカーボネ
ート樹脂(三菱瓦斯化学■製、商品名ニューピロンS−
3000、分子量23.000 )と(I)ポリメタク
リル酸エステル樹脂(三菱レーヨン■製、商品名ニアク
リベットVH)および参考例1−2で調整したポリグル
タルイミドと(IV)MBS樹脂(呉羽化学■製、商品
名: BTAI[[OR)およびアクリル酸エステル系
グラフト共重合体く呉羽化学■製、商品名: HI A
−28)を表−1に示した配合比で混合し、ベント付4
0mmφ押出機で樹脂温度250℃で溶融混練、押出し
を行なうことによってペレットを製造した。次いで射出
成形機により、シリンダ一温度260℃、金型温度70
℃で試験片を成形し、各物性を測定した。比較例につい
ても、実施例と同様な操作を行なった。
ウェルド強度は、試験片の中央部にウェルドラインが生
ずる様に両端にゲートと設けたJIS−に63011号
ダンベル用金型を用いて成形し、引張強度とアイゾツト
衝撃強度を測定した。これらの結果を表−1に示す。
表−1から明らかなように、本発明の樹脂組成物(N0
1〜No、5)は、比較例に示した樹脂組成物(N01
〜Nα11)に比べ、いずれもノツチ付アイゾツト衝撃
強度およびウェルド強度が特に優れ、かつ流動性、熱変
形温度が良好であり、バランスのとれた物性を示すこと
がわかる。
(発明の効果) 本発明熱可塑性樹脂組成物は、耐衝撃性とウェルド強度
が特に優れ、かつ成形加工性、耐熱性2耐候性が共に優
れたものである。
特許出願大東し株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)( I )(A)エチレン−プロピレン−ジエン系
    ゴム、(B)(a)芳香族ビニル系単量体および/また
    は(b)メタクリル酸エステル系単量体55〜95重量
    %、(c)シアン化ビニル系単量体5〜45重量%およ
    び(d)これらと共重合可能な他のビニル系単量体0〜
    30重量%からなる単量体混合物および(C)炭化水素
    系溶媒を(A)10〜60重量部および(B)40〜9
    0重量部の合計100重量部に対し(C)が20〜40
    0重量部となる割合で配合した溶液を、水系懸濁状態で
    重合させて得られる粒状のグラフト共重合体10〜90
    重量部および(II)芳香族ポリカーボネート90〜10
    重量部からなる組成物100重量部に対して(III)ポ
    リメタクリル酸エステル樹脂および/またはポリグルタ
    ルイミド1〜20重量部(IV)MBS樹脂および/また
    はアクリル酸エステル系グラフト共重合体0〜20重量
    部を溶融混練してなる熱可塑性樹脂組成物。
  2. (2)該(IV)MBS樹脂および/またはアクリル酸エ
    ステル系グラフト共重合体の混合量が0.5〜20重量
    部である特許請求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂組成
    物。
JP6576187A 1987-03-23 1987-03-23 熱可塑性樹脂組成物 Pending JPS63234055A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0462185A1 (en) * 1989-03-08 1991-12-27 The Dow Chemical Company Molding compositions comprising carbonate polymer, rubber modified vinyl aromatic-nitrile graft copolymer and methyl(meth)acrylate-butadiene-styrene graft copolymer and blow molding and thermoforming processes using such compositions
EP0787769A3 (en) * 1996-02-02 1998-12-30 General Electric Company Impact modified polycarbonate and/or polyester compositions with high weather resistance
KR100361631B1 (ko) * 1999-11-26 2002-11-23 주식회사 삼양사 유동성 및 내충격성이 우수한 폴리카보네이트 수지 조성물

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0462185A1 (en) * 1989-03-08 1991-12-27 The Dow Chemical Company Molding compositions comprising carbonate polymer, rubber modified vinyl aromatic-nitrile graft copolymer and methyl(meth)acrylate-butadiene-styrene graft copolymer and blow molding and thermoforming processes using such compositions
EP0787769A3 (en) * 1996-02-02 1998-12-30 General Electric Company Impact modified polycarbonate and/or polyester compositions with high weather resistance
KR100361631B1 (ko) * 1999-11-26 2002-11-23 주식회사 삼양사 유동성 및 내충격성이 우수한 폴리카보네이트 수지 조성물

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