JPS6323242B2 - - Google Patents
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- JPS6323242B2 JPS6323242B2 JP56044710A JP4471081A JPS6323242B2 JP S6323242 B2 JPS6323242 B2 JP S6323242B2 JP 56044710 A JP56044710 A JP 56044710A JP 4471081 A JP4471081 A JP 4471081A JP S6323242 B2 JPS6323242 B2 JP S6323242B2
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- strain
- annealing
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- amorphous magnetic
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 23
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1294—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties involving a localized treatment
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアモルフアス磁性合金薄帯の鉄損を改
良する方法に関するものである。
良する方法に関するものである。
近時、磁性材料を高温の溶融状態から超急冷す
ることによつて原子配列が液体と同じようなラン
ダム（非同期）構造をもつ薄帯を作る方法が提案
されている。この材料は原理的に異方性がなく電
気抵抗が高くかつ鉄損が珪素鋼板に比較して1/5
程度と極めて低く、しかも厚さの薄いものが容易
に得られる等の利点がある。従つて電力トランス
用鉄心としての利用が期待されている。しかしな
がらこのアモルフアス磁性合金薄帯の鉄損値は理
論的に予想された値よりも悪い。その原因は渦電
流損失が大きいためとされている。また熱的安定
性が悪い等の問題点がある。
ることによつて原子配列が液体と同じようなラン
ダム（非同期）構造をもつ薄帯を作る方法が提案
されている。この材料は原理的に異方性がなく電
気抵抗が高くかつ鉄損が珪素鋼板に比較して1/5
程度と極めて低く、しかも厚さの薄いものが容易
に得られる等の利点がある。従つて電力トランス
用鉄心としての利用が期待されている。しかしな
がらこのアモルフアス磁性合金薄帯の鉄損値は理
論的に予想された値よりも悪い。その原因は渦電
流損失が大きいためとされている。また熱的安定
性が悪い等の問題点がある。
一方、珪素鋼板の表面に歪を与えることによつ
て磁区を細分化し鉄損の改善を図ることが提案さ
れている。本発明者等はアモルフアス磁性合金薄
帯に上記改善方法を適用したところ、期待した程
の効果が得られなかつた。また実際には電力用ト
ランスの場合には巻鉄心に成形した後、歪取り焼
鈍を行う必要があるが、この焼鈍により前記の歪
導入による磁区の細分化の効果は全く消失してし
まう。またこの効果が消失しない程度の温度で焼
鈍を施す場合には焼鈍の効果が充分に達成されな
い。このような事情から本発明者等はさらに検討
を進めた結果、アモルフアス磁性合金薄帯に前記
の方法よりも強い歪を導入した場合には一時的に
鉄損は劣化するが、焼鈍後は歪を導入しないもの
に比較して鉄損が向上することを見出した。
て磁区を細分化し鉄損の改善を図ることが提案さ
れている。本発明者等はアモルフアス磁性合金薄
帯に上記改善方法を適用したところ、期待した程
の効果が得られなかつた。また実際には電力用ト
ランスの場合には巻鉄心に成形した後、歪取り焼
鈍を行う必要があるが、この焼鈍により前記の歪
導入による磁区の細分化の効果は全く消失してし
まう。またこの効果が消失しない程度の温度で焼
鈍を施す場合には焼鈍の効果が充分に達成されな
い。このような事情から本発明者等はさらに検討
を進めた結果、アモルフアス磁性合金薄帯に前記
の方法よりも強い歪を導入した場合には一時的に
鉄損は劣化するが、焼鈍後は歪を導入しないもの
に比較して鉄損が向上することを見出した。
本発明はこのようなアモルフアス磁性合金薄帯
により電力トランス用巻鉄心のような巻鉄心を構
成した場合の問題点を解決したものである。
により電力トランス用巻鉄心のような巻鉄心を構
成した場合の問題点を解決したものである。
すなわち本発明は、Fe−Si−Ｂ系アモルフア
ス磁性合金薄帯の長手方向に対して60〜90゜の角
度をもつ方向に幅0.5mm以下、深さは板厚の1/2以
下、間隔１〜10mmの線条の歪を導入し、しかる後 Tx−100℃＜Ta＜Tx＋50℃ ただし、Ta＝焼鈍温度 Tx＝結晶化温度 の式で表わされる温度範囲で１〜60分焼鈍を行う
ことを特徴とするFe−Si−Ｂ系アモルフアス磁
性合金薄帯の鉄損改良方法に関するものである。
ス磁性合金薄帯の長手方向に対して60〜90゜の角
度をもつ方向に幅0.5mm以下、深さは板厚の1/2以
下、間隔１〜10mmの線条の歪を導入し、しかる後 Tx−100℃＜Ta＜Tx＋50℃ ただし、Ta＝焼鈍温度 Tx＝結晶化温度 の式で表わされる温度範囲で１〜60分焼鈍を行う
ことを特徴とするFe−Si−Ｂ系アモルフアス磁
性合金薄帯の鉄損改良方法に関するものである。
以下本発明の要旨を説明する。
本発明は例えばFe−Si−Ｂの組成からなるア
モルフアス合金を溶融し、ロール法等の適宜な方
法で薄帯を製造する。次に該薄帯の長手方向と角
度をもつ方向（幅方向）に溝ロール、ナイフエツ
ジ、小径ボール、レーザー光等適宜な手段により
線状の歪を導入する。この場合導入される歪の幅
は0.5mm以下、深さは板厚の1/2以下、また歪の間
隔は１〜10mm程度が適当である。また長手方向に
対する角度は60〜90゜が適当である。このように
歪を導入したアモルフアス磁性合金薄帯をトロイ
ダル状に巻き、鉄心とした後（なお薄帯を巻く場
合には歪を導入した側を外側にすると張力効果を
得られるので効果的である）磁界中で歪取り焼鈍
を行う。このときの焼鈍温度（Ta）は、合金の
結晶化温度をTxとした場合、 Tx−100℃＜Ta＜Tx＋50℃ の範囲で１〜60分程度行うことが望ましい。
モルフアス合金を溶融し、ロール法等の適宜な方
法で薄帯を製造する。次に該薄帯の長手方向と角
度をもつ方向（幅方向）に溝ロール、ナイフエツ
ジ、小径ボール、レーザー光等適宜な手段により
線状の歪を導入する。この場合導入される歪の幅
は0.5mm以下、深さは板厚の1/2以下、また歪の間
隔は１〜10mm程度が適当である。また長手方向に
対する角度は60〜90゜が適当である。このように
歪を導入したアモルフアス磁性合金薄帯をトロイ
ダル状に巻き、鉄心とした後（なお薄帯を巻く場
合には歪を導入した側を外側にすると張力効果を
得られるので効果的である）磁界中で歪取り焼鈍
を行う。このときの焼鈍温度（Ta）は、合金の
結晶化温度をTxとした場合、 Tx−100℃＜Ta＜Tx＋50℃ の範囲で１〜60分程度行うことが望ましい。
このような条件で焼鈍を行うことにより予め歪
を導入した部分の180゜磁区が細分化され、その結
果鉄損は著しく向上する。
を導入した部分の180゜磁区が細分化され、その結
果鉄損は著しく向上する。
以下本発明の実施例を示す。
実施例 １
Fe80.5 Si7.5 B12（原子％）の組成からなり厚
さ30μm、幅20mmのアモルフアス磁性合金薄帯の
長手方向に対して80゜の角度をもつ方向に平行に
幅0.3mm、深さ2μm（板厚の1/2以下）、間隔５mmの
線状の歪領域を導入した。
さ30μm、幅20mmのアモルフアス磁性合金薄帯の
長手方向に対して80゜の角度をもつ方向に平行に
幅0.3mm、深さ2μm（板厚の1/2以下）、間隔５mmの
線状の歪領域を導入した。
この薄帯約３ｍを内径50mmのトロイダル状に巻
き、磁界100eをかけながら450℃×10分の焼鈍を
アルゴン中で行なつた。（なおこの試料の結晶化
温度は502℃である。） 本サンプルの50Hzで測定した磁気特性は次のと
おりであつた。
き、磁界100eをかけながら450℃×10分の焼鈍を
アルゴン中で行なつた。（なおこの試料の結晶化
温度は502℃である。） 本サンプルの50Hzで測定した磁気特性は次のと
おりであつた。
B1 ＝1.52T（テスラ）
W1.3/50＝0.095watt／Kg
但し、B1は1Oeにおける磁束密度、W1.3/50は
50Hz，1.3Tにおける鉄損を示す。
なお比較として行なつた同一組成、同一サイズ
のひずみを導入しないリボンを同じ条件で焼鈍し
た後の、該リボンの磁気特性は下記のとおりであ
つた。
のひずみを導入しないリボンを同じ条件で焼鈍し
た後の、該リボンの磁気特性は下記のとおりであ
つた。
B1 ＝1.54T
W1.3/50＝0.105watt／Kg
実施例 ２
実施例１と同じ組成、サイズのリボンにYAG
レーザーで長手方向に対して70゜の角度をもつ方
向に平行に幅0.4mm、深さ5μm（板厚の1/2以下）、
間隔10mmの線状の歪を導入した。実施例１と同じ
条件で焼鈍したのちの磁気特性は下記のとおりで
あつた。
レーザーで長手方向に対して70゜の角度をもつ方
向に平行に幅0.4mm、深さ5μm（板厚の1/2以下）、
間隔10mmの線状の歪を導入した。実施例１と同じ
条件で焼鈍したのちの磁気特性は下記のとおりで
あつた。
B1 ＝1.53T
W1.3/50＝0.098watt／Kg
この磁気特性は比較材より向上していることが
わかる。
わかる。
なお、この場合のレーザーは薄帯に歪が導入さ
れるものであれば種類は問わない。またそのエネ
ルギーは薄帯の厚さによつて適宜調節する必要が
あることはいうまでもない。
れるものであれば種類は問わない。またそのエネ
ルギーは薄帯の厚さによつて適宜調節する必要が
あることはいうまでもない。
以上説明したように本発明によれば鉄損の極め
て少いアモルフアス磁性合金薄帯を電力用トラン
スの巻鉄心に使用することができる等、その効果
は極めて大きい。
て少いアモルフアス磁性合金薄帯を電力用トラン
スの巻鉄心に使用することができる等、その効果
は極めて大きい。
なお、本明細書においては薄帯の場合について
説明したが、予め所定の大きさに切揃えたものに
ついて適用した場合も本発明の範囲に属すること
は勿論である。
説明したが、予め所定の大きさに切揃えたものに
ついて適用した場合も本発明の範囲に属すること
は勿論である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ Fe−Si−Ｂ系アモルフアス磁性合金薄帯の
長手方向に対して60〜90゜の角度をもつ方向に幅
0.5mm以下、深さは板厚の1/2以下、間隔１〜10mm
の線条の歪を導入し、しかる後 Tx−100℃＜Ta＜Tx＋50℃ ただし、Ta＝焼鈍温度 Tx＝結晶化温度 の式で表される温度範囲で１〜60分焼鈍を行うこ
とを特徴とするFe−Si−Ｂ系アモルフアス磁性
合金薄帯の鉄損改良方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56044710A JPS57161030A (en) | 1981-03-28 | 1981-03-28 | Improving method for watt loss of thin strip of amorphous magnetic alloy |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56044710A JPS57161030A (en) | 1981-03-28 | 1981-03-28 | Improving method for watt loss of thin strip of amorphous magnetic alloy |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57161030A JPS57161030A (en) | 1982-10-04 |
| JPS6323242B2 true JPS6323242B2 (ja) | 1988-05-16 |
Family
ID=12698970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56044710A Granted JPS57161030A (en) | 1981-03-28 | 1981-03-28 | Improving method for watt loss of thin strip of amorphous magnetic alloy |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57161030A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60235411A (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-22 | Nippon Steel Corp | 鉄基非晶質合金薄帯の磁性改善方法 |
| US4919733A (en) * | 1988-03-03 | 1990-04-24 | Allegheny Ludlum Corporation | Method for refining magnetic domains of electrical steels to reduce core loss |
| CA2576752A1 (en) * | 2007-02-02 | 2008-08-02 | Hydro-Quebec | Amorpheous fe100-a-bpamb foil, method for its preparation and use |
| CN108962583A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-12-07 | 青岛云路先进材料技术有限公司 | 一种铁基非晶合金带材的热处理方法、磁芯与互感器 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5173923A (ja) * | 1974-12-24 | 1976-06-26 | Tohoku Daigaku Kinzoku Zairyo | |
| JPS54148122A (en) * | 1978-04-20 | 1979-11-20 | Gen Electric | Amorphous alloy |
| JPS5518566A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-08 | Nippon Steel Corp | Improving method for iron loss characteristic of directional electrical steel sheet |
| JPS55152150A (en) * | 1979-05-17 | 1980-11-27 | Res Inst Electric Magnetic Alloys | High magnetic flux amorphous iron alloy |
-
1981
- 1981-03-28 JP JP56044710A patent/JPS57161030A/ja active Granted
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5173923A (ja) * | 1974-12-24 | 1976-06-26 | Tohoku Daigaku Kinzoku Zairyo | |
| JPS54148122A (en) * | 1978-04-20 | 1979-11-20 | Gen Electric | Amorphous alloy |
| JPS5518566A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-08 | Nippon Steel Corp | Improving method for iron loss characteristic of directional electrical steel sheet |
| JPS55152150A (en) * | 1979-05-17 | 1980-11-27 | Res Inst Electric Magnetic Alloys | High magnetic flux amorphous iron alloy |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57161030A (en) | 1982-10-04 |
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