JP2006241554A - 磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 電気機器の鉄心材料として用いられる、磁束密度が高く、鉄損が低い無方向性電磁鋼板の製造方法に関する。
【解決手段】 鋼中に質量%で、Si≦0.4%、Mn≦0.5%、0.01%≦Sn≦0.3%を含有するスラブを熱間圧延し、仕上熱延温度FTを下式1〜式3の関係式を満たして温度FT1 からFT2 で仕上げ、巻き取ったコイルをそのまま750℃以上1000℃以下の温度で5分以上3時間以下の間保持し、次いで酸洗し、冷間圧延した後、仕上げ焼鈍して成品とすることを特徴とする磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法。
FT1 =930+180×Sn%−25 …… 式1
FT2 =930+200×Sn%+25 …… 式2
FT1 ≦FT≦FT2 ………………………… 式3
【選択図】 なし

Description

本発明は、電気機器の鉄心材料として用いられる、鉄損が低いのみならず、磁束密度が高い、これまでにない優れた磁気特性を有する無方向性電磁鋼板の製造方法に関するものである。
近年、電気機器、特に無方向性電磁鋼板がその鉄心材料として使用される回転機および中、小型変圧器等の分野においては、世界的な電力、エネルギー節減、さらにはフロンガス規制等の地球環境保全の動きの中で、高効率化の動きが急速に広まりつつある。このため無方向性電磁鋼板に対しても、その特性向上、すなわち高磁束密度かつ低鉄損化への要請がますます強まってきている。
無方向性電磁鋼板の低鉄損化は、主としてSi、Al添加による電気抵抗率の増加により、使用時に鉄心を形成する各々の鋼板に流れる渦電流損によるジュール熱損失を低減することにより行われてきた。
一方、回転機、および鉄心を含む機器全体のエネルギー損失としては、鉄心に巻くコイルを電流が流れることによる生ずるジュール熱損失である銅損の寄与も無視できない。この銅損の低減のためには、同じ磁界強度に励磁してやるのに必要な電流密度を減少させることが有効であり、同一の励磁電流でより高い磁束密度を発現する素材の開発が欠かせない。すなわち、高磁束密度無方向性電磁鋼板の開発が必須である。
この高磁束密度無方向性電磁鋼板が実現することにより、回転機、鉄心ともに小型化が可能となり、これらを積載した自動車、電車のような移動体においては、系全体の重量が軽減されることにより稼働時のエネルギー損失を低減できる。
また、回転機においてはトルクが増大し、より小型で高出力の回転機が実現する。
このように、超高磁束密度無方向性電磁鋼板が実現することにより、鉄心及び回転機の動作時のエネルギー損失を低減できるのみならず、それを含めた装置全体の系への波及効果も計り知れないものがある。
従来の高磁束密度無方向性電磁鋼板製造法において概観すると、特許文献1には熱延終了温度を1000℃以上とすることにより、熱延結晶組織の粗大化を図り冷延前結晶組織を粗大化する方法が開示されている。しかしながら実際の仕上熱延機においては噛み込み時の圧延速度と定常圧延状態の圧延速度が異なることから、コイル長手方向の温度分布を解消することが困難であり、コイル長手方向で磁気特性が変動するという不利益があった。
特許文献2には、C<0.01%、Si:0.5〜3.0%、Mn:0.1〜1.5%、Al:0.1〜1.0%、P:0.005〜0.016%、S<0.005%を含有する鋼からなる熱延板を酸洗後5〜20%の圧下率で冷間圧延し、これを850〜1000℃で0.5〜10分あるいは750〜850℃で1〜10時間熱延板焼鈍を行い、次いで最終焼鈍する技術が開示されている。この方法においては、従来の熱延板焼鈍法に比べて磁束密度の向上が十分でなく、昨今の需要家の無方向性電磁鋼板磁気特性向上に対する要請には応え得るものではなかった。
また特許文献3には、仕上げ熱延時の真歪と歪速度で規定されるパラメータを満たすことにより、超高磁束密度無方向性電磁鋼板の製造が可能になる技術が開示されている。
しかしながら、圧延中の歪速度は噛み込み時にズームアップ、定常状態と変化するため、コイル全長にわたって条件を満足させることは困難であり、また熱延のチャンス毎に自己焼鈍後の結晶粒成長が不安定になるという問題点があった。
特公昭62−61644号公報 特公平 8−32927号公報 特開2002−294415号公報
前述のような熱延板焼鈍における結晶粒成長の不安定性の問題を解決すべく検討を行った結果、粒界偏析元素であるSnの含有量に合わせて熱延仕上温度を調節し、自己焼鈍あるいはBOX焼鈍時の粒成長性を制御することを見出し、その間に関係式があることを導出し、本発明の完成に至ったのである。
本発明の要旨とするところは、以下の通りである。
(1)鋼中に質量%で、
Si≦0.4%、
Mn≦0.5%、
0.01%≦Sn≦0.3%
を含有するスラブを熱間圧延し、仕上熱延温度FTを下式1ないし式3の関係式を満たして温度FT1 からFT2 で仕上げ、巻き取ったコイルを750℃以上1000℃以下の温度で5分以上3時間以下の間保持し、次いで酸洗し、冷間圧延した後、仕上げ焼鈍して成品とすることを特徴とする磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法。
FT1 =930+180×Sn%−25 ……… 式1
FT2 =930+200×Sn%+25 ……… 式2
FT1 ≦FT≦FT2 …………………………… 式3
(2)鋼中に質量%で、
Si≦0.4%、
Mn≦0.5%、
0.01%≦Sn≦0.3%
を含有するスラブを熱間圧延し、仕上熱延温度FTを下式1ないし式3の関係式を満たして温度FT1 からFT2 で仕上げ、巻き取り後750℃以上Ac1 点の間で10分以上20時間以下BOX焼鈍により熱延板焼鈍を行い、次いで酸洗し、冷間圧延した後、仕上げ焼鈍して成品とすることを特徴とする磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法。
FT1 =930+180×Sn%−25 ……… 式1
FT2 =930+200×Sn%+25 ……… 式2
FT1 ≦FT≦FT2 ……………………………… 式3
本発明の特徴は、粒界偏析元素であるSnをインヒビターとして利用し、熱延条件を規定することにより異常粒成長を起こさせたことにある。これまでSnは無方向性電磁鋼板の集合組織改善を目的として添加されてきたが、本発明のようにインヒビターの役割をも担っている例は皆無である。
従って本発明の実施に当たっては、仕上げ熱延温度を、粒界偏析元素であるSnの濃度に応じて調節することが不可欠である。なぜなら、粒界偏析元素としてのSnの働きにより自己焼鈍、あるいはBOX焼鈍中の粒成長を抑制し、インヒビターとして活用し、異常粒成長を利用して冷間圧延前の結晶粒を粗大化させるためである。
この働きを適正に行わせるためには、仕上げ熱延の温度を、インヒビターであるSnの濃度に応じて変化させ、Feの自己拡散の速度を調整し、粒界移動を調節して異常粒成長が適正な速度で起こるように制御しなければならない。
本発明によれば、Snを含有せしめた鋼を一定の熱延条件で処理し、また定められた条件で熱延板焼鈍を施すことにより、結晶粒組織に異常粒成長を生じせしめ、適切な結晶粒の熱延板にする。これにより、Goss集合組織の強い磁束密度の高い電磁鋼板の製造が可能となる。
発明者らは特許文献3に鑑み技術開発を行い、熱延板焼鈍による一回冷延法の技術を検討した。その結果、Sn含有量により規定される適正な条件で熱延を仕上げ、自己焼鈍あるいはBOX焼鈍することにより、熱延板の結晶組織が著しく粗大化し、同時に磁束密度の値も高いものが得られることを見出し、本発明の完成に至った。
まず本発明の成分について説明する。以下の説明において成分含有量は質量%である。 Siは、本発明においては成品の磁束密度を低下させ有害であるから、その含有量を0.4%以下に制限する。また、Si含有量が増加すると自己焼鈍による熱延板焼鈍時の結晶粒成長を損なうので、この観点からも0.4%以下に制限する必要がある。
Mnは、本発明においては成品の磁束密度を低下させ有害であるから、その含有量を0.5%以下に制限する。
Alは成品の磁束密度を低下させ有害であるから、その含有量は0.5%未満に制限する。
Sn添加量は0.01%未満であると添加効果が無く、0.3%超であると冷間圧延時に耳われが発生するので、0.01%以上0.3%以下に定める。
次にプロセス条件について説明する。
前記成分からなる鋼スラブは、転炉で溶製され連続鋳造により製造される。鋼スラブは公知の方法にて加熱される。このスラブに熱間圧延を施し所定の厚みの熱延板とする。本発明の特徴は、熱延の仕上げ温度を、下記の式1〜3で規定した温度に調節するという点である。
FT1 =930+180×Sn%−25 ……… 式1
FT2 =930+200×Sn%+25 ……… 式2
FT1 ≦FT≦FT2 …………………………… 式3
この温度に従って熱延仕上げ温度を調節すると、巻き取り状態での高温保持中、いわゆる自己焼鈍中に十分かつ適正な結晶粒成長が得られ、酸洗、冷間圧延、仕上げ焼鈍後に高磁束密度材が得られる。この温度の冶金学的意味であるが、上式1〜3は仕上熱延後、自己焼鈍もしくは箱焼鈍中に結晶組織において異常粒成長が結晶組織全面にわたり、高磁束密度が得られる適正な粒径にまで成長させることを目的として定めるものである。
以下に具体的にその理由を説明する。
まず、当該Sn添加量において式1を下回る熱延仕上温度FTとなると、結晶組織が過度に微細化し、自己焼鈍もしくは箱焼鈍において異常粒成長の結果、粒径の小さな粒が多数発生して粒径が不足するため、本発明が目的とする高磁束密度無方向性電磁鋼板が得られない。
また、式2で定めた温度を熱延仕上温度FTが超過してしまうと、自己焼鈍もしくは箱焼鈍に入る前に結晶粒が成長しすぎて、異常粒成長の駆動力が不足し、結果として十分な大きさの粒径が得られず、本発明が目的とする高磁束密度無方向性電磁鋼板が得られない。以上の理由によって熱延仕上温度は注意して制御する必要がある。
自己焼鈍は、750℃未満ではその効果が不十分であるので、750℃以上の温度で行う。また、1000℃超であると酸洗が困難になるので、1000℃以下の温度にて行う。焼鈍時間が5分未満であるとその効果が不足し、3時間を超えると効果が飽和するので、5分以上3時間以下の範囲で行う。
BOX焼鈍は、750℃未満ではその効果が不十分であるので、750℃以上の温度で行う。また、Ac1 超ではα−γ変態により結晶粒が微細化してしまうので、Ac1 点以下で行う。焼鈍時間が10分未満であるとその効果が不足し、20時間を超えると効果が飽和するので、5分以上3時間以下の範囲で行う。
本発明で添加するSnは、冶金学的に2つの効果を持っている。すなわち、合金添加量が少ない無方向性電磁鋼板において、自己焼鈍中に異常粒成長が過度に生じて成品の表面性状が悪くなる問題を解決するために、自己焼鈍中の異常粒成長をSnを添加することで粒界にSnを偏析させ、Drag Effect により粒成長の速度を抑制することである。
また、Snを添加したのみではその効果が適正に発揮されない。すなわち、熱延仕上げ温度から巻取り温度にいたる熱履歴が、自己焼鈍あるいはBOX焼鈍を開始した時点の結晶粒の粒径を決めるため、粒成長駆動力に影響を与え、SnのDrag Effect が変化するからである。
この問題を解決するため、発明者らが検討を行った結果、上式1〜3の関係式で熱延仕上げ温度を調整することにより、自己焼鈍中またはBOX焼鈍中の結晶粒成長が適正に行われ、磁束密度が高く、板厚中心層の(100)ポールフィギャーにおいても今までに無い強いGoss集合組織が観察された。本発明では板厚中心層の(100)ポールフィギャーを測定する。
熱延仕上げ温度が式1を下回ると、自己焼鈍時の結晶粒成長が不十分となるため、式1以上とする。熱延仕上げ温度が式2を上回ると、結晶が過大に成長して成品の表面が悪化するので、式2以下に定める。
本発明では(100)正極点図において(α,β)=(45°,90°)、(45°,270°)における値が5.0以上である必要がある。また、さらに高磁束密度が得られるには8以上であることが好ましい。なお、α角はND方向からの角度、β角はND軸周り時計回りのRD方向からの角度である。
次に、本発明の実施例について述べる。
表1に示した成分を有する無方向性電磁鋼用スラブを通常の方法にて加熱し、熱延により2.7mmに仕上げた。この際、FTはそれぞれ表1のとおりである。この成分1から計算されるFT1 は923℃であり、FT2 は975℃であるので、FTはこの範囲である必要があるが、成分1のFTはこれを満たしていない。この成分2から計算されるFT1 は923℃であり、FT2 は975℃であるので、FTはこの範囲である必要がありこれを満たしている。
コイルは巻取り後、それぞれ1時間、850℃で自己焼鈍を施した。続いて酸洗を施し、冷間圧延により0.50mmに仕上げた。これを連続焼鈍炉にて750℃で20秒間焼鈍した。その後、エプスタイン試料に切断し、磁気特性を測定した。表1に本発明と比較例の成分と磁気測定結果を示す。
また、図1は成分1のポールフィギャーであり、(100)ポールフィギャーにおける(α,β)=(45°,90°)および(45°,270°)における値が2.0未満となっている。図2は成分2の(100)ポールフィギャーで、(α,β)=(45°,90°)および(45°,270°)における値が8以上となっている。
このようにSnを適量添加し、適切なプロセス条件で処理することにより、(100)ポールフィギャーにおいて、Goss方位を示す特定位置の値が8以上の、磁束密度の高い無方向性電磁鋼板を得ることが可能である。
FTが磁気特性に与える影響を確認するために成分1の鋼で以下の実験を行った。先述したようにこの成分1から計算されるFT1 は923℃であり、FT2 は975℃であるので、FTはこの範囲である必要がある。表2にFT、磁気特性、I(αβ)を示す。
表2より、熱延仕上温度がFT1 以上FT2 以下の場合において、高い磁束密度を持つ無方向性電磁鋼板を製造することが可能であることがわかる。
Figure 2006241554
Figure 2006241554
表3に示した成分を有する無方向性電磁鋼用スラブを通常の方法にて加熱し、熱延により2.7mmに仕上げた。この成分3から計算されるFT1 は923℃であり、FT2 は975℃であるので、FTはこの範囲である必要がある。この成分4から計算されるFT1 は923℃であり、FT2 は975℃であるので、FTはこの範囲である必要がある。 この成分5から計算されるFT1 は924℃であり、FT2 は976℃であるので、FTはこの範囲である必要がある。成分3から成分5までいずれもFTの条件は満たしている。
続いて850℃、1時間のBOX焼鈍を施した。続いて酸洗を施し、冷間圧延により0.50mmに仕上げた。これを連続焼鈍炉にて800℃で20秒間焼鈍した。その後、エプスタイン試料に切断し、磁気特性を測定した。表3に本発明と比較例の成分並びに磁気測定結果を示す。
また、図3は成分3のポールフィギャーであり、(100)ポールフィギャーにおける(α,β)=(45°,90°)および(45°,270°)における値が5.0以上となっている。図4は成分4の(100)ポールフィギャーで、(α,β)=(45°,90°)および(45°,270°)における値が5未満となっている。
図5は成分5の(100)ポールフィギャーで、(α,β)=(45°,90°)および(45°,270°)における値が5.0未満となっている。また、(100)ポールフィギャーにおける(45°,90°)および(45°,270°)の場所の強度は、Siが範囲外の図4よりMnが範囲外の図5の方が大きくなっている。これは、フェライトフォーマーのSiの方がこの集合組織を形成させるのに有害性が高いためである。
このようにSnを適量添加し、適切な成分とプロセス条件を処理することにより、磁束密度B50の値が1.83T以上かつ(100)ポールフィギャーの特定位置の値が5.0以上の磁束密度の高い無方向性電磁鋼を得ることが可能である。
Figure 2006241554
表1に記載した成分1の成品の(100)ポールフィギャーを示す図。 表1に記載した成分2の成品の(100)ポールフィギャーを示す図。 表3に記載した成分3の成品の(100)ポールフィギャーを示す図。 表3に記載した成分4の成品の(100)ポールフィギャーを示す図。 表3に記載した成分5の成品の(100)ポールフィギャーを示す図。

Claims (2)

  1. 鋼中に質量%で、
    Si≦0.4%、
    Mn≦0.5%、
    0.01%≦Sn≦0.3%
    を含有するスラブを熱間圧延し、仕上熱延温度FTを下式1ないし式3の関係式を満たして温度FT1 からFT2 で仕上げ、巻き取ったコイルをそのまま750℃以上1000℃以下の温度で5分以上3時間以下の間保持し、次いで酸洗し、冷間圧延した後、仕上げ焼鈍して成品とすることを特徴とする磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法。
    FT1 =930+180×Sn%−25 …… 式1
    FT2 =930+200×Sn%+25 …… 式2
    FT1 ≦FT≦FT2 ………………………… 式3
  2. 鋼中に質量%で、
    Si≦0.4%、
    Mn≦0.5%、
    0.01%≦Sn≦0.3%
    を含有するスラブを熱間圧延し、仕上熱延温度FTを下式1ないし式3の関係式を満たして温度FT1 からFT2 で仕上げ、巻き取り後750℃以上Ac1 点の間で10分以上20時間以下BOX焼鈍により熱延板焼鈍を行い、次いで酸洗し、冷間圧延した後、仕上げ焼鈍して成品とすることを特徴とする磁束密度が高い無方向性電磁鋼板の製造方法。
    FT1 =930+180×Sn%−25 …… 式1
    FT2 =930+200×Sn%+25 …… 式2
    FT1 ≦FT≦FT2 ………………………… 式3
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