JPS63230745A - 高分子基材特性の改良法 - Google Patents

高分子基材特性の改良法

Info

Publication number
JPS63230745A
JPS63230745A JP62062778A JP6277887A JPS63230745A JP S63230745 A JPS63230745 A JP S63230745A JP 62062778 A JP62062778 A JP 62062778A JP 6277887 A JP6277887 A JP 6277887A JP S63230745 A JPS63230745 A JP S63230745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
polymerization
carrier compound
carbon atoms
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62062778A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0523295B2 (ja
Inventor
カツミ・ハヤシ
グレゴリ・アラン・レンツ
Original Assignee
インテラ・カンパニ−・リミテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US06/788,059 external-priority patent/US4726968A/en
Application filed by インテラ・カンパニ−・リミテツド filed Critical インテラ・カンパニ−・リミテツド
Priority to JP62062778A priority Critical patent/JPS63230745A/ja
Publication of JPS63230745A publication Critical patent/JPS63230745A/ja
Publication of JPH0523295B2 publication Critical patent/JPH0523295B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、吸湿性、帯電防止性、染料受理性、水湿潤性
、汚れ除去性及び(又は)他の表面特性を不変に及び相
当に改良し、並びに基材が織物である場合に透水性及び
その手触りを変えるために親水性を増大させる高分子基
材の処理に関する。
発明の背景 合成高分子物質は、貧弱な表面特性を有する。
合成重合体から製造された大部分の繊維は、吸湿性では
なく、そして貧弱な帯電防止性及び汚れ除去性を有する
。特に、ポリエステルやポリプロピレンから形成した多
くの従来の織物が有する持ち味特性は比較的劣っている
。それらは、てかてかした又は合成繊維の触感を有し親
水性に関係する性質、特に吸湿性、帯電防止性及び汚れ
除去性が不足している。
水溶性のビニル単量体を高分子基材に付着させる従来技
術のアプローチは2つの一般的なカテゴリーに分類され
る:すなわち、(I)m合体及び基材を接着させ及び/
又はからみ合わせることによって基材の表面上に及び基
材の中に親水性重合体を形成する; (II)親水性単
量体を基材にグラフト重合させることによって基材を化
学的に変性する。
第一のアプローチの例としては、米国特許第3.37ス
249号及び同第3.958.952号が挙げられる。
米国特軒第3.37ス249号の方法では、合成重エマ
ルジョン重合体を高分子基材に接着させるためにアミノ
プラスト紡織(テキスタイル)樹脂が使用される。米国
特許第!1.95 &932号では、高められた温度で
の硬化の使用によってビニル重合体を高分子基材に付着
させている。
米国特許第L926,551号では、酸性ビニル単量体
から誘導した水不溶性重合体をポリエステル繊維の表面
上に及びその内部の両方に形成する。
米国特許第3.995.998号では、酸性の及び非酸
性の両方の水溶性ビニル単量体から誘導した重合体を高
分子基材を形成する繊維の表面及びその内部の両方に付
着する。米国特許第4,238,195号では、高分子
基材繊維の内部に浸透させるために、及びその基材の表
面上及びその内部の両方において水溶性ビニル重合体を
重合させるために含浸させた開始剤を使用している。
第二のアプローチは、水溶性ビニルグラフト重合からの
重合体を受理するように高分子基材を化学的に変性する
ことであった。米国特許第!1,088,791号、同
第3,10ス206号、同第3.115,418号及び
同第3,(50)ス457号は各々、高エネルギー照射
を用いて高分子基材を変性することを開示している。高
エネルギー照射は、重合体の表面上の結合を開裂して遊
離基を形成すると考えられる。これらの遊離基は、ビニ
ル単量体との化学反応に関与する。米国特許第!i、0
88,791号では、造形した有機重合体基材を低温度
で照射している。米国特許第 410ス206号では、非重合性膨潤剤で予め膨潤させ
たステム(stem ) 重合体に照射を行なっている
。米国特許第3,115,418号では、酸素の存在下
に高分子基材を照射している。米国特許第4(50)7
.457号は、ポリエステル基材を照射し及び独特の水
溶性ビニル単量体を使用することを記載している。
米国特許第3,600,122号では、高分子基材の表
面上に遊離基部位を発生させるために遊離基開始ガスの
帯域中で火花放電を使用している。この変性された高分
子基材を、更にすべての照射重合体と同じように反応さ
せる。
米国特許第4.(44)3.755号では、ポリエステ
ルのテレフタルφの一部を置きかえるためにp−カルボ
キシげい皮酸な導入することによって慣用のポリエステ
ル基材を変性している。生成した高分子基材は、グラフ
ト重合を受けやすい不飽和基を含有する変性ポリエステ
ル重合体である。
米国特許第4. O65゜256号では、疎水性合成高
分子基材の表面上及びその内部の両方にグラフト重合を
行なうために液状有機溶剤及び疎水性ラジカル重合開始
剤を含む組成物を使用している。
上記の従来技術のアプローチは、過多々費用、複雑な装
W1要件及び他の加工プロセス上の欠点ニ悩まされるこ
とがしばしばである。これらのアブは一部では通常慣用
の洗濯機で20回以上の洗濯の如き洗濯の繰り返しに相
当に耐える望ましい表面特性を有する基材を作り出すこ
とが5きない。
発明の概要 本発明に従えば、高分子基材に温度約40°〜約100
℃において水溶性の架橋性ビニルJ!Li体及び有機疎
水性キャリヤー化合物であって、該キャリヤー化合物の
非芳香族の炭素−炭素結合が全て飽和されているものを
含有する水性混合物を接触させる。水性混合物を温度約
40°〜約100℃の範囲内において、好ましくは攪拌
下に保つ。
その後で、水溶性ビニル単量体のビニル重合を開始させ
て基材の上にビニル重合体を形成し、それによって基材
の吸湿性、帯電防止性、染料受理性、汚れ除去性及び他
の表面特性を改良する。
水性混合物は、適当な乳化剤即ち界面活性剤によって乳
化された水溶性の架橋性ビニル単量体とキャリヤー化合
物とを含有するエマルジョンの形態にあるのがよい。使
用する条件下で自己乳化するキャリヤー化合物について
は、乳化剤は必要でない。乳化剤は、存在するとすれば
適当な水性エマルジョンを維持する程で、逆にプロセス
をそこなわない程の量である。しかる後、重合開始剤及
び酸を加えることができる。基材への重合体の重合及び
付着は、通常、温度をか\る重合が起きる温度まで上げ
ること及び(又は)開始剤の添加によって達成する。
得られた高分子基材は、慣用の洗濯機での洗濯の繰り返
し〜ち家庭での20サイクルを越える洗濯の後に存続す
る望ましい吸湿性、汚れ除去性及び(又は)他の表面特
性を保持する。
本明細書における用語「水性混合物」は、水溶性の架橋
性ビニル単量体及び疎水性キャリヤー化合物を含有する
水性の溶液、分散液、懸濁液、コロイド状溶液、エマル
ジョン又は他の水性物理的集合体を意味する。本発明は
、キャリヤー化合物のエマルジョンを形成するのみなら
ず、他の手段によって例えばキャリヤーを適当な浴剤中
に溶解させて物理的分散液の形成を助長することによっ
てキャリヤーを水性媒体中に導入することを意図する。
本明細書における「基材」は、#、 、to又は織物の
形態にあるのが好ましいがしかしフレーク、フィルム、
微孔質フィルム、膜、樹脂、シート、粉末、フオーム又
は適当に造形した成形品の形態にあってもよい高分子物
質を意味する。適した高分子物質はポリエステル、ポリ
アクリレート、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、ポリオレフィン、ポリシアノエチレン又はポリアク
リロニトリル、ハロゲン化重合体、例えばポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリ(ビニルクロリド)等、合成或は
天然のエラストマー、ポリカーボネート等を含む。慣用
の重合体に加えて天然産の物質、例えば絹、羊毛、綿等
も本技術に従って処理加工することができる。
用語「繊維」は、モノフィラメント、マルチフィラメン
ト系、バット(batt )及びステーグル繊維を含む
のに用いる。
用語「織物」は、織布、編布及び不織布を表わすのに用
いる。
用語「疎水性キャリヤー化合物」は、本発明の条件下で
包囲する水性媒体よりも基体について一層大きい親和性
を有し、及び本方法で用いたときに一層耐久性の改良さ
れた表面特性を有する基材をもたらす疎水性分子を意味
する。このような化合物は、全ての非芳香族の炭素−炭
素結合が飽和されているそれらの有機化合物に限定され
る。すなわち、ビニル基(CHI=CH−)を含有する
分子、例えばエチレングリコールジメタクリレート、エ
トキシル化ビスフェノールAジメタクリレート、アリル
アクリレート、少なくとも1つのビニル基を含有するそ
の他のかかる高反応性の容易に重合し得る単量体はキャ
リヤー化合物とし用いることから排除される。
本明細書における用語「ビニル重合体」は、水溶性の架
橋性ビニル単量体のビニル重合から得られるホモポリマ
ー、及びこれらの共重合体を含むのに用いる。
「架橋性」ビニル単量体とは少なくとも2つの官能基を
有するビニル単量体を意味する。
用語「ビニル重合」は、単量体中のビニル基が重合体の
生成に関与する重合を意味する。
本発明の開示が繊維表面又は単量体と繊維表面との鷲密
な接触又は同様の表現を言う場合には、個々の繊維又は
フィラメントは、単量体及び重合体の接触結合がマルチ
フィラメント系又は束の個々のフィラメントの表面に対
するよ5に関係されていることが理解されよう。
ポリエステルは、繊維形成基材がタカくとも85重量%
の二価アルコールとテレフタル醗とのエステルよりなる
長鎖合成重合体であるよ5なステープル繊維又は連続フ
ィラメントのどちらかとして製造された繊維についての
総括的名称である。
米国で入手可能な最も一般的なポリエステル繊維は、ポ
リエチレンテレフタレートより作られたものであり、そ
して例えばイー・アイ・デュポンドネマーアンドカンパ
ニーの商標「ダクロン(DACRON”)J、イースト
マンケミカルプロダクツ、インコーホレーテッドの商品
名「コラデル(KODEL)J及びICIユナイテッド
・ステーク・インコーホレーテッドの「フオートレル(
FORTREL)Jの下に、またセラニーズ・ケミカル
・カンパニーから入手可能である。ポリエステル繊維は
、クイ2メントヤーン、ステープル繊維及び繊維トウと
して入手可能であり、そして木綿や羊毛の如き他の繊維
としばしば組み合わされる。例えば、ポリエステルと木
綿ステープル繊維との混紡であるヤーンから多くの被服
が作られている。か\るポリエステル繊維及び混紡線維
から作られた織物は、ドレス、スーツ、シャツ等を含む
多くのm類の上着を作るのに一般に用いられている。か
\る混紡は、本発明の基材として用いることができる。
ポリエステルは、優れた織物を形成しそして犬貴生産ペ
ーシスで経済的に製造することができるが、しかしポリ
エステルは多くの欠点に悩まされている。ポリエステル
は、水分を有意に吸収する能力に欠けており及び静電気
問題を受けやすい。
本発明の方法に従ってポリエステル繊維を処理すること
によって、何回もの洗濯の後に相当に保持される極めて
良好な水吸収性及び汚れ除去性を有する最も有用な繊維
を形成する。
ポリオレフィンは、単純オレフィンから誘導される重合
体の一層についての名称である。これらの物質は本発明
に従って基材として適当に用いることができる。ポリオ
レフィンの例はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−
1−ブテン及びその他のポリ−1−オレフィン及びこれ
らの共重合体を含み、これらに限定されない。本発明に
おいて使用する好ましいポリオレフィンはポリプロピレ
ンである。
ポリプロピレンは、少なくとも85重量%の重合プロピ
レンで構成される長鎖の合成重合体である。ポリプロピ
レンは、所定のデニールについてそれをポリエステルよ
りもカサ高にさせる低い比重を有している。先に記載し
たように、ポリプロピレンは独特の手触りを有している
。ポリプロピレンは、羊毛及び他の繊維と混紡すること
ができ、そして織物、綱、ミシン糸、アップホルスタリ
ー用のひも材料、木綿ボール用の巻回材料、子供用衣類
、赤ん坊のおしめ及び衛生ナプキンの如き使い捨て製品
、ユニホーム、シーツ及び掛は布の如き医療製品、チー
バッグ(tea bag )及びコーヒーフィルターの
如きテ過製品、カーペット、洗濯袋、合成芝生、土木工
学用途の補強材、裏地等として用゛いられる。か\る混
紡は、本発明の基材として用いることができる。
ポリアミドは、分子鎚に沿ってアミド結合(CONH)
が行なわれている高分子ぢ・重合体である。本発明で使
用するための好ましいポリアミドは、合成線状縮合ポリ
アミドである。か\るポリアミドとしては、例えば、ア
ジピン酸(或はそのアミド形成性誘導体)の如きポリカ
ルボン酸とへキサメチレンジアミンの如きポリアミンと
の周知反応によって製造されるポリ(ヘキサメチレンア
ジパミド)が挙げられる。米国におけるこのf重の最も
一般的々市販のポリアミドは、ポリ(ヘキサメチレンア
ジパミド)であるナイロンへ6及びポリカプロラクタム
であるナイロン6である。これらのタイプのナイロンは
、通常、広い寸法範囲にわたってフィラメントとして押
し出され、常温延伸によって配向されそして多くの種々
の形態の織物に編成される。ナイロンは優れた織物にな
りそして大量生産規模で経済的に製造することができる
が、しかしナイロンは多くの欠点に悩まされている。ナ
イロンは、水分を吸収する能力に欠けておりそして静電
気問題を受けやすい。本発明の方法に従ってナイロンを
処理することによって、何回もの洗濯の後に保持する極
めて良好な水分吸収性、帯電防止性及び汚れ除去性を有
する最も有用な織物を形成することができる。
アクリル樹脂は、繊維形成基材が少なくとも85重量%
のアクリロニトリル単位(−CH,CH(CN)−)で
構成される長鎖の合成重合体である繊維についての総括
的な一般名称である。か\る繊維は、様々な種類のステ
ーブル繊維及びトウで入手可能であり、例えばイー・ア
イ・デュポンドネマーアンドカンパニーの商標「オルロ
ン(ORLON)J及びアメリカン・サイアナミド・カ
ンパニーの商標「クレステン(CRESLAN)Jの下
に市販されている。衣料用のアクリル系繊維は、羊毛の
如き他の繊維と混紡することができ、又は糸にし次いで
ナイロンの如き他のより強力な合成繊維若しくはフィラ
メントと共に編成することができる。か\る混紡は、本
発明の基材として用いることができる。
大部分のアクリル樹脂は、水分を有意に吸収する能力に
欠けておりそして静電気を受けやすい。
本発明の方法に従ってアクリル系繊維を処理することに
よって、何回もの洗濯の後に保持する優れた水吸収性、
帯電防止性及び汚れ除去性を有する織物を得ることがで
きる。
ポリウレタンは本発明用の基材として適当に働き得る。
ポリウレタンは、ポリイソシアネートとヒドロキシル含
有物質、例えばプロピレンオキシド或はトリクロロブチ
レンオキシドかも誘導されるポリオールとを縮合反応さ
せて作る熱可塑性並びに熱硬化性重合体についての包括
的な名称である。ポリウレタン繊維は主に格別な弾性を
必要とするガードル用のいわゆるスパンデックス繊維及
びその他の繊維構造物において用いられる。このような
繊維は、代表的には4,4“ −メチレンジ(フェニル
イソシアネート)とポリ(テトラメチレンオキシド)マ
クログリコールとを反応させた後に連鎖延長反応させて
作る。フィルム、ライニング及びその他の実用的成形品
として有用なボリウレタンのエラストマーは、ポリイン
シアネートとヒドロキシル基を含有する線状ポリエステ
ル或はポリエーテルとの反応から誘導される。家具、マ
ツトレス、座席クッション等用のポリウレタンフォーム
はポリエーテルマクログリコール、例えばポリ(エチレ
ンオキシド−CO−プロピレンオキシド)を水及び触媒
の存在においてジイソシアネートで処理して作る。
種々のハロゲン化炭化水素ポリマーが本発明の方法のた
めの基材として働(ことができ、次を含む:ポリビニル
、例えばポリ(ビニルクロリド)、ポリ(ビニルクロリ
ド)(デュポンカンパニーにより商O「テトラ−(TE
DLAR’)Jで販売されている);ポリビニリデン、
例えばポリ(ビニリデンクロリド)(「サラン(5AR
AN)Jとして広く知られている)、ポリ(ビニリデン
フルオリド);ポリ(ビニリデンクロリド)或はポリ(
ビニリデンフルオリド)の共重合体、例えばデュポンカ
ンパニーによって販売されているビニリデンフルオリド
とへキサフルオロプロピレンとの共重合に基づく一連の
フルオロエラストマーからなる「ビトン(VITON)
Jの商標を付けた物質;デュポンカンパニーによって商
標「テア0/(TEFLON)Jで販売されているポリ
テトラフルオロチレンを含みこれに限定され逢いフルオ
四カーボン重合体。その他のハロゲン化炭化水素重合体
も当業者に知られている。
本発明に従って処理した基材から広範囲の製品を作るこ
とができる。上で検討した製品に加えて、有用な製品の
例は次を含みこれらに限定されない:被服、シート、寝
具;おむつ;失禁用具;外科用スポンジ、包帯;診療ハ
ンカチ;手術用クラフト紙;バッテリーセパレーター;
フィルター、クロマトグラフ用樹脂及びその他のクロマ
トグラフ用基材;超薄膜抵抗器;床及び壁被覆。
水性媒体を移動させなければならない濾過材、バッテリ
ーセパレーター、限外濾過材等は特に処理するのに適し
た基材である。これらの材料を疎水性重合体、例えばポ
リスチレン、ポリウレタン、ハロゲン化重合体等から加
工するのが望ましい場合が極めてしばしばある。しかし
、疎水性表面によって作り出される表面張力のために、
フィルター或はセパレーターの圧力降下は容認し得ない
程に高い。このような材料を本発明に従って処理するこ
とによって表面張力作用を低減させることが可能である
本発明において用いることができる適当な水溶性の架橋
性ビニル単量体の例は次を含みこれらに限定されない=
2.2−ビスアクリルアミド酢酸及びそのエステル及び
塩;tl−ビスアクリルアミド−2−メチルプロパン−
2−スルホン酸及びそのエステル及び塩;N、N’−メ
チレンビスアクリルアミド(頭字語rMBAJによって
一層よく知られている) ;N、N’−(L 2−ジヒ
ドロキシエチレン)ビスアクリルアミド;ジエチレング
リコールジアクリレート。いくつかの場合には、i[又
はそれ以上の水溶性モノ−ビニル単量体を1種又はそれ
以上の水溶性の架橋性ビニル単量体と共重合させて本発
明による表面重合体を形成することができる。適当な水
溶性モノビニル単量体の例は下記を含み、これらに限定
されないニアクリルアミド;アクリル酸;2−プロピン
−1−オール;クロトン酸;ビニルピリジン;メタクリ
ル俄:2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸;メタクリルアミド;N−メチロールアクリルアミ
ド;N−メチル−N−ビニルホルムアミド;N−ビニル
ピロリドン;3−.4−又は5−メチル−N−ビニルピ
ロリドン;マレイン酸;ビニルオキシエチルホルムアミ
ド;アクリ四ニトリル;メタクリロニトリル;メタリル
アルコール;スチレンスルホン酸及びこれらの水溶性塩
。モノ−ビニル単量体を用いて処理した基材の表面特性
を改良してもよい。架橋性単量体のみを用いる場合、得
られる生成物は脆い或は硬い触感或は手触りを有し得る
。モノ−ビニル化合物を加入すれば、架橋重合体の脆性
を低下させて処理の永続性を更に向上し得る。官能性モ
ノ−ビニル単量体の使用もまた処理した基体に更に染料
受理性を付与し得る。
モノ−ビニル単量体の使用量は処理によって付与する所
望の性質を保持しながら所望の触感或は手触りを与える
程のものである。触感或は手触りが重要でない場合には
、モノ−ビニル単量体を使用する必要はない。好ましい
水溶性の架橋性ビニル単量体は、N、N’−メチレンビ
スアクリルアミド、2.2−ビスアクリルアミド酢酸、
N、N’−($2−ジヒドロキシエチレン)ビスアクリ
ルアミドである。
本発明においてキャリヤーとして適した疎水性有機化合
物は下記のカテゴ’) −(I)〜(■)(式中、nは
0〜10(それぞれを含む)の整数であり、非芳香族の
炭素−炭素二重結合は全て飽和されていると考えられる
)から選ぶことができ、それらに限定されない: 鳥      R。
R1R。
(式中、R1及びR9は独立に水素、或は炭素原子1〜
20のアルキル、シクロアルキル、アルキルアリール及
びハロヒドロカルビル基であり:各R8は独立に水素或
はアルキルでありpR4及びR4′  は独立に水素、
或は炭素原子1〜20のヒドロカルビル基でありyRl
及びR1′  は独立に水素、炭素原子1〜50のヒド
ロカルビル或はハロヒドロカルビル基、或は炭素原子1
〜30のアシル基である。
1式に従う置換基は次を含みこれらに限定されない:R
8=エチル或はメチル;R1=エチル或はメチル;R8
=水素或はアシル基、例えばホルミル、アセチル、グロ
ピオニル、ブタノイル、イソブタノイル、カプロイル及
びウデカノイル、或はアルキル基、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、ブチル及びオクチル。1式に従う好まし
い化合物は下記を含む:44′ −イングロピリデンジ
フエール(通称ビスフェノールAにより一層よく知られ
ている);ビスフェノールAのモノ及びシェドキシル化
類似体、それぞれ4.41−インプロピリデンビス(2
−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン〕及び44’ 
 −イソプロピリデンビ°ス〔2(2−ヒドロキシエト
キシ)エトキシペンゼ/〕;ビスフェノー/I/Aジイ
ソブチレートのモノ及びジ−エトキシル化類似体、それ
ぞれp、p’−イソプロピリデンビス(2−フェノキシ
エチルインブチレート);p、p’−イソプロピリデン
ビス(2−フェノキシエトキシエチルイソブチレート)
;及びp、p’−イソプロピリデンビス(2−7二ノキ
シー1−メチルエチルイソブチレー));4,4’−イ
ソプロピリデンビス〔へ5−ジクロロ−4−(2−アセ
トキシエトキシ)べ/ゼン〕;エチレンオキシド;プロ
ピレンオキシド; 4.4 ’  −ブチリデンビスフ
ェノール(通称ビスフェノールBにより一層よく知られ
ている)。
(式中、Ra 、R4’  は先に規定した通りであり
;R6及びR6′ は独立に(1)水素、(11)炭素
原子1〜20のアルキル、シクロアルキル、アルキルア
リール及びハロヒドロカルビル基、01D炭素原子1〜
20のアルカノイル、シクロアルカノイル、アルカノイ
ルアリール及びハロヒドロカルバノイル基である)。
適当な疎水性キャリヤー化合物の例は下記のバラ−置換
の化合物及びそれらのメタ類似体を含み、これらに限定
されない:p−ジ(3−ヒドロキシ−1−オキサプロピ
ル)ベンゼンpp−ジ(3−ヒドロキシ−2−メチル−
1−オキサプロピル)ベンゼンp p −V (6−ヒ
ドロキシ−1,4−ジオキサヘキシル)ベンゼン;p−
ジ(6−ヒドロキシ−2,5−ジメチ#−1,4−ジオ
キヘキシル)ベンゼン;p−ジ(3−イソブタノイルオ
キシ−1−オキサプロピル)ベンゼン;p−ジ(6−イ
ンプタノイルオキシー14−ジオキサヘキシル)ベンゼ
ン;p−ジ(3−アセトキシ−1−オキサプロピル)ペ
ンゼア p p−ジ(3−メトキシ−1−オキサプロピ
ル)ベンゼン;p−ジ(6−nPブトキシ−14−ジオ
キヘキシル)ヘンゼン;(式中、R,、R4’、R・及
びR6′は先に規定した通りである); (式中、R4′、R4′、R6及びR,lは先に規定し
た通りであり;R1は炭素原子1〜20のアルキレン基
;炭素1〜20のアルキル−、シクロアルキル−1了り
−ル、アラルキル−、ハロー又はハロアルキル置換のア
ルキレン基;或は散索、イオウ、C=O又は−SO,で
ある)。
R1として適したアルキレン或は置換アルキレン基の例
は下記を含み、これらに限定されない:CH。
CH,CH。
■式に従う適当な疎水性キャリヤー化合物の例は下記を
含み、これらに限定されない:4.4’−イソグロピリ
デンビス((3−ヒドロキシ−1−オキサプロビル)ベ
ンゼン);4,4’  −イソプロピリデンビス〔6−
ヒドロキシ−1,4−ジオキサヘキシル)ベンゼン);
4,4’  −イソプロピリデンビス((9−ヒドロキ
シ−t4.7−ドリオキサノニル)ベンゼン);4,4
’  −イソプロピリデンビス((5−ヒドロキシ−2
−メチy−1−:ir*サブ0ピル)ベンゼン);4,
4’ −イソプロピリデンビスC(6−ヒドロキシ−2
,s −ジメチル−14−ジオキサヘキシル)ベンゼン
);4,4’−インプロピリデンビス〔(9−ヒドロキ
シ−2,5゜8−トリメチル−14,7−ドリオキサノ
ニ/I/)ベンゼン);4,4’  −イソプロピI7
7’ンビス〔(6−アセトキシ−1,4−ジオキサへギ
シル)ベンゼン);4,4’  −イソプロピリデンビ
ス〔(9−アセトキシ−2,5,8−)リオキサノニル
)ベンゼン〕;4.4I −イソプロピリデンビス〔(
6−インプタノイルオキシー14−ジオキサヘキシル)
−ベンゼン) p 4”  −イソプロピリデンビス[
:(9−イソブタノイルオキシ−1,4,7−)リオキ
サノニル)ベンゼン);4,4’−7’チリテンビス(
(,5−ヒドロキシ−1,4−ジオキサヘキシル)ベン
ゼン);4,4−オキソビス〔(6−ヒドロキシ−t4
−ジオキサヘキシル)ベンゼン〕。
(式中、R6及びR、l  は先に規定した通りである
)。
(式中、R1は先に規定した通りである)。
CHO0HC (式中、R4は先に規定した通りであり;R1は水素或
は炭素原子1〜30のアルキル、シクロアルキル、アル
キルアリール及びハロヒドロカルビル基である。
■式に従う適当な疎水性キャリヤー化合物の例は下記を
含みこれらに限定されない:p−ノニルフェニル2−ヒ
ドロキシエチルエーテル;0−/ニルフェニル2−ヒド
ロキシエチルエーテル;p−ドテシルフェニル5−ヒド
ロキシ−3−オキサペンチルエーテル;o−ドデシルフ
ェニル5−ヒドロキシ−6−オキサペンチルエーテル;
p−ノニルフェニル5−インブタノイルオキシ−3−オ
キサペンチルエーテル;2−(3−ヒトJロキシー1−
オキサプロピル)−5−ドデシルベンズアルデヒド;2
−(6−インプタノイルオキシーi、4−ジオキサヘキ
シル)−5−へブチルベンズアルデヒド;3−ノニル−
4−(6−ヒドロキシ−14−ジオキサヘキシル)ベン
ズアルデヒド。
疎水性キャリヤー化合物は乳化性であることが好ましい
。かかるキャリヤー化合物を多数使用することができる
驚くべきことに、疎水性キャリヤー化合物はビニル機能
を含有する必要がないことを見出した。
本発明の方法において特にキャリヤー化合物として有効
な非ビニル疎水性分子の例は非重合性分子、例えばジー
、トリー及びそれより多いエトキシル化ビスフェノール
Aを含む。エトキシル化ビスフェノールAジイソブチレ
ートも特に有効である。
重合性非ビニル疎水性化合物の例はt4−ブタンジオー
ルジクリシジルエーテル及びエポキシ樹脂、例えばダウ
ケミカルカンパニーから入手し得る「D、E、R,55
1J樹脂を含む: 水溶性の架橋性ビニル単量体を重合させる前に、水性混
合物を木材に接触させる。好ましくは、キャリヤー化合
物とビニル単量体との適当なエマルジョンを形成しそし
てこのエマルジョンが基材に接触すべきである。本明細
書で用いる”適当なエマルジョン”とは、肉眼で液滴が
全(見えないエマルジョンを意味する。通常、本発明に
従えば、初期エマルジョンは外観がミルク状であるのが
よい。このミルク状外観は、キャリヤー化合物をエマル
ジョンから基材に引き出すにつれて幾分又は完全に澄明
化することができる。
キャリヤー化合物と基材との接触の不在下では水溶性ビ
ニル単量体から誘導された重合体は基材に対して比較的
ゆるく付着され、そしてこの重合体に由来する改良特性
の大部分は洗浄する間に急速に失われる。このことは特
にボリプ四ピレン、ポリエステル、ポリ(ビニルクロリ
ド)等の疎水性基材について真実である。
重合性疎水性キャリヤー化合物から製造した重合体は、
単独では、本発明の重合体によって得られる望ましい表
面特性を有しない。その上、エトキシル化とスフエノー
ルAジイソブチレート等の非重合性化合物は疎水性キャ
リヤー程には有効でないことがわかった。
自己乳化性キャリヤー化合物については、基材に接触さ
せる前に先ずそのエマルジョンを形成する必要がない場
合がある。しかしながら、エマルジョンを用いる場合に
は、適当な濃度の乳化剤又は界面活性剤を用いるべきで
ある。もしこの濃度があまりにも低すぎるならば、適当
なエマルジョンにならず、また疎水性キャリヤーと基材
との間で緊密な接触さえもなり0キヤリヤーの可視粒子
の球体の付着を回避することが好ましい。
基材に接近して水性混合物を分散させてキャリヤーと基
材との間の適当な接触を得るときには重合反応の前にあ
る時間が存在するのが好ましい。
この時間は、大きく変わることができ、一般的には約5
0秒〜約30分程の時間である。
界面活性剤の基本的構造は、2つの異なる部分即ち疎水
性部分及び親水性部分を含有する。8〜20個の炭素原
子の鎖を含有する炭化水素が適当な疎水性部分を提供す
る。疎水性部分は、飽和若しくは不飽和のどちらかの脂
肪族化合物及び(又は)芳香族化合物を含むことができ
る。また、疎水性部分は、酸素又はノ・ロゲン原子を含
有することもできる。一般に用いられる疎水性部分とし
ては、長直鎖アルキル基、長分枝鎖アルキル基、長鎖ア
ルキルベンゼン、アルキルナフタリン、ロジン及びリグ
ニン誘導体、高分子量プロピレンオキシド重合体、長鎖
ペルフルオルアルキル基、ポリシロキサン基及び過弗素
化化合物が挙げられる。
疎水性部分の一般的な源としては、牛脂、ヤシ油、植物
油、赤油、ひまし油、オリーブ油、ピーナツ油、トール
油、綿実油、ペニノ・す油、鉱油、アルキルベンゼン、
ジフェニルオキシド、ナフタリンホルムアルデヒド縮合
物及びリグニンが挙げられよう。
一般に使用される親水性基の中には、陰イオン性、陽イ
オン性、非イオン性及び両性がある。陰イオン性基は、
カルボキシレート、スルフェート、スルホネート及びホ
スフェートエステルを包含スる。陽イオン性基は、第一
アミンの塩、第三アミンの塩、第三アミンの塩及び第四
級アンモニウム化合物を包含する。非イオン性基は、エ
チレンオキシド付加物又は電荷を有しない他の親水性重
合体を包含する。両性基は、溶液のpHに応じて陰イオ
ン性又は陽イオン性のどちらかとして機能する酸性及び
塩基性親水性基の両方を含有する界面活性剤を包含する
本発明では様々な界面活性剤を用いることができる。こ
の例としては、陰イオン界面活性剤、例えばスルホン化
アルキル、硫酸アルキル、硫酸化油又は脂肪、硫酸化グ
リコールエステル、硫酸化アルカノールアミド、硫酸化
アルキルフェノールポリグリコール、キシレンスルホン
酸ナトリウム、ジブチルナフタリンスルホシ酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン駿ナトリウム、ナフタリ
ンホルムアルデヒド縮合物のナトリウムスルホン酸塩、
スルホン化アミド、モノアルキル燐酸塩、ジアルキル燐
酸塩、燐酸トリプルキル、中和カルボン酸(例えば、ス
テアリン酸ナトリウム)及び硫酸化エーテルが挙げられ
る。
また、好適な界面活性剤は、アルキルグリシン、N−ア
ルキルベタイン、イミダシリン、グリシ/、硫酸化ポリ
グリコールアミン及びアルキルアミンスルホネートの如
き両性の例を包含する。更に、好適な界面活性剤は、第
四級アンモニウム化合物、脂肪族アミン塩、アルキルア
ミンポリオキシエタノールグリコール、(脂肪アルキル
)ジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ラクリルビ
リジニウムクロリド、N−アシル−Nl  −ヒドロキ
シエチルエチレンジアミン、N−アルキ)v −N ’
  −ヒドロキシエチルイミダシリン及びアミノアミド
を包含する。また、非イオン性表面活性剤を用いること
もできる。好適な例としては、エトキシル化脂肪族アル
コール、エトキシル化長分校鎖アルコール、エトキシル
化アルキルアリールアルコール及びエトキシル化脂肪族
アミンが挙げられる。他の好適な非イオン性界面活性剤
としては、ポリエチレングリコールエステル及びポリエ
チレングリコールアミドが挙げられる。
界面活性剤の選択及び表面活性剤の量は、水溶性の架橋
性ビニル単量体と疎水性キャリヤー化合物と基材との間
の重合反応及び相互作用に有意には干渉しないよ5なも
のに限定されよう。好ましい界面活性剤は、陰イオン屋
及び非イオン型界面活性剤である。陽イオン型のうちの
いくらか(即ち、第一、第二及び第三アミン)は、ある
反応条件下では本発明に干渉する場合もあることが分か
った。所定の界面活性剤又は界面活性剤の量が重合に有
意に干渉するかど5かの決定は、当業者の技術範囲内の
通常の予備試験によって行なうことができる。
重合開始剤の選択は、水溶性単量体及び疎水性キャリヤ
ー化合物のタイプ、重合温度及び他のパラメーターに左
右される。
水溶性単量体を重合させるのに物理的手段を用いること
ができる。物理的手段の例としては、紫外線照射の如き
光化学的開始剤又はγ線及び速い電子の如きイオン化照
射が挙げられる。用語「開始剤」とは、単量体のビニル
重合を開始させ且つ維持するような化学的若しくは物理
的手段又はこれらの組み合わせを意味する。
本発明で用いることができる重合開始剤の例としては、
限定するものでは々いが、無機過酸化物例えば過酸化水
素、過酸化バリウム、過酸化マグネシウム等、種々の有
機ペルオキシ化合物、その例としては、°ジアルキルペ
ルオキシドflJ 、t Idジエチルペルオキシド、
ジプロピルペルオキシド、ジラウリルペルオキシド、ジ
オレイルペルオキシド、ジステアリルペルオキシド、ジ
(1−ブチル)ペルオキシド及びジ(1−アシル)ペル
オキシド(か\るペルオキシドは、エチル、プロピル、
ラウリル、オレイル、ステアリル、t−ブチル及びt−
アシルペルオキシドとしばしば表示される)、アルキル
水素ペルオキシド例えばL−ブチル水素ペルオキシド(
t−ブチルヒドロベルオキシト)、t−アミル水素ペル
オキシド(1−アミルヒドロペルオキシド)等、ジアシ
ルペルオキシド例えばアセチルペルオキシド、プロピオ
ニルベルオキシト、ラウロイルペルオキシド、ステアロ
イルペルオキシド、マロニルペルオキシド、スククニル
ベルオキシド、フタロイルペルオキシド、ベンゾイルペ
ルオキシド等、脂肪油酸ペルオキシド例えばココナツツ
油ペルオキシド等、非対称又は混成のジアシルペルオキ
シド例えばアセチルベンゾイルペルオキシド、プロピオ
ニルベンゾイルペルオキシド等、テルペンオキシド例え
ばアスカリドール等、並びに無機過酸の塩例えば過硫酸
アンモニウム及び過硫酸カリウムが挙げられる。
また、開始剤としては、例えば硝酸第二セリウム、硫酸
第二セリウム、硝酸第二セリウムアンモニウム、硫酸第
二セリウムアンモニウム、ピロ燐酸第二セリクムアンモ
ニウム、よう素酸第二セリウム等の如き第二セリウム塩
の形態にある第二セリウムイオンが挙げられる。本発明
で使用するのに好適な酸量始剤の例としては、限定する
ものではないが、塩酸、燐酸、硫酸、硝酸、酢酸、ぎ酸
、しゆう酸、酒石酸、モノクロル酢酸、ジクロル酢酸、
トリクロル酢酸及び類似の酸が挙げられる。
重合は、好ましくは、適当なヒドロニウムイオン濃度に
おいて行われるべきである。先に挙げた酸、即ち塩酸、
燐酸、硫酸、硝酸、酢酸、ぎ酸、しゆ5酸、酒石酸、モ
ノクロル酢酸、ジクロル酢酸、トリク冒ル酢酸及び類似
の酸は、ヒドロニウムイオン濃度或はpHを調整する試
薬として機能し得る。加えて、pHを調整するのに水酸
化カリウム及び水酸化ナトリウムの如き塩基を必要とす
るかもしれない。pHは、重合の間、約1〜約13、好
ましくは約2.5〜約12.5、最も好ましくは約2.
5〜約4.0の範囲にするのがよい。
水溶性ビニル重合体の重合のための開始後の時間は、約
30秒〜30分間にすべきである。一般には、時間は臨
界的なものではないが、しかし重合が所望の程度に起き
る程にすべきである。本発明の方法は、重合体繊維若し
くは紙物又は他の基材の通常の加工処理間における多数
の段階のいずれにおいても用いることができるけれども
、繊維を染色する前に又は繊維表面の包被若しくは被覆
をもたらす繊維の処理が行われる前に本性を使用するの
が好ましいことが分かった。染料又は他の繊維処理化学
薬品を包被又は1固着(ロックオン)1させるのが通常
の方法であるが、か\る被覆は本方法に干渉する場合が
しばしばである。表面特性の改良がなお存在する程度ま
で、この゛改良は繰返しの洗濯によって徐々に洗い落さ
れよう。
汚れ、仕上油及び繊維上に存在する可能性がある他の汚
染物を除去するためには、本発明の処理プロセスを実施
する前に繊維を精練し濯ぐのが好ましい。本発明の方法
の後、染料と染料部位との反応に干渉する可能性がある
酸、過剰のホモポリマー、未反応成分を除去するために
、染色する前に処理溶液を排出させそして繊維を濯ぐの
が好ましい。
本発明のプロセス中、すべての化学薬品の均一な分散及
び緊密な接触が好ましい。繊維の場合には、これは、繊
維表面の周囲及びそれらの間における水性処理混合物の
攪拌又は流れの種々の形式によって補助することができ
る。例えば、生地反物の形態にある繊維を処理する場合
には、攪拌は通常のパドルタブにおけるパドルによって
行なうのがよい。別法として、ビームのロールの形態で
処理する織物の形態にある繊維については、慣用の加圧
手段によってビームの周囲に及びそれを通して処理水溶
液を循環させるのがよい。
基材に対する均一な分散、緊密な接触及び付着を達成す
るのに必要な時間は、基材に水溶液を接触させる特定の
方法に応じて変わり、そして1秒〜30分の範囲にする
ことができる。吹付け、攪拌(パッドリング)、浸漬又
は他の手段によって水性混合物を繊維と接触させること
ができるけれども、混合物で形成する浴中にRm、を浸
漬させるのが最も好ましい。か\る浸漬技術を用いる場
合には、重合が始まる前に比較的短かい時間が必要であ
′る。例えば、水性混合物の適切な攪拌又は循環には約
10分で通常十分である。
本性は、熱、時間、開始剤、pHの制御因子のうちのど
れか1つ以上゛を制限することによって或は水溶性架橋
性ビニル単量体及び/又は疎水性キャリヤー化合物の添
加を制限することによって制御することができる。かく
して、限定するものでは力いが、−例を示せば、水性媒
体中に攪拌しながら単量体、キャリヤー、酸及び基材を
入れ、そして水性媒体を適当な温度にする。次いで、開
始。
剤の添加によって重合プロセスを開始させることができ
る。
別の例は、可溶性単量体、キャリヤー、酸、開始剤及び
基材を水性媒体中に集めそしてそれらを重合温度よりも
低い温度に維持することである。
次いで、温度を上けることによって重合プロセスを開始
させることができる。清浄にした後の基材を、水性混合
物中に浸漬する。温度は、成分による重合を成分の濃度
で行なうのに十分な限界温度が達成される限り臨界的な
ものではない。一般には、約40〜約100℃の温度範
囲が好適である。
約80〜約100℃の温度範囲が好ましく、約90°〜
約95℃の温度範囲が最も好ましい。約90〜95℃の
範囲内の温度では一層低い濃度の成分、特に好ましい開
始剤である過硫酸カリウムを用いることができる。用い
る条件下で過硫酸カリウムの如き開始剤のうちのいくら
かは、40℃程の低い温度ではビニル重合を容易には開
始しない。しかしながら、他の開始剤は、40℃程の低
いそして恐らくそれよりも一層低い温度においてビニル
重合を開始させよう。はとんどの場合K、限界温度は、
成分、それらの濃度、pH及び特に開始剤の性状に左右
される。
好ましい具体例では、基材を先ず洗浄した後に水中に浸
漬する。水は周囲温度であってよく、又は約40〜10
0℃の範囲内まで加熱してもよい。
しかる後、その水に疎水性キャリヤー化合物及び乳化剤
を加える。疎水性キャリヤー化合物の好適な重量%範囲
は基材の重量を基にして通常約α02〜λ0重i%であ
り、そして乳化剤の好適なX量チ範囲は本発明の方法を
通じて適したままであるエマルジョンを得るすべての重
z=t %範囲である。
1適した1については先に記載した通りである。
疎水性キャリヤー化合物の濃度の上限及び下限は、基材
、水溶性ビニル単量体キャリヤー、開始剤、酸及び温度
の所定の組み合わせについて約20回洗濯機で洗濯した
後に向上した表面特性の保持耐久性を求める日常の試験
によって求めることができる。所定の組み合わせについ
てのか\る試験は、向上した吸上げ作用、手触り、汚れ
除去又は帯電防止性の如き基材についての表面特性の特
定の所望の向上が基材によって保持されているかどうか
を示すはずである。水溶性架橋性ビニル単量体を加える
前に成分の分散及び基材との接触を得るのに十分な時間
系を攪拌する。約30秒〜30分の間の時間を用いるこ
とができる。満足な時間を求めるのに日常の試験を用い
ることができる。
系は、好ましくは、プロセスを通して攪拌下に維持する
。か\る攪拌は、か\る化合物の適当なエマルジョンを
得るように疎水性キャリヤー化合物の良好な乳化及び分
散をもたらす。
次いで、酸及び水溶性架橋性ビニル単量体を加えて水性
混合物を完全なものにする。単量体は基材の重量を基に
して好ましくは約α002〜10重量−の濃度で存在す
る。単量体の濃度は通常望ましい生成物の面では臨界的
なものではなく、変わり得る。上限及び下限は、基材の
改良された表面特性についての日常の試験によって容易
に求めることができる。いくつかの乳化剤に関し、最適
の結果を達成するために、水溶性架橋性単食休及び醪を
加える前に、処理浴から基材を取り出し、過剰の乳化剤
をすすぎ去り、エマルジョン積載基材を新しい水中に再
び浸漬することが必要かもしれない。
酸の重量%濃度は、酸の性質に左右される。これは、当
業者の技術の範囲内の簡単な試験によって容易に求める
ことができる。−例として、塩酸の適した濃度は、約2
.5〜4.0の間のpHが水性混合物中得られる程のも
のである。2又はそれ以下のpHでは、遊離基の自然重
合が起こり得る。
このように高い酸濃度の作用は当分野に知られている。
次いで、開始剤を水性混合物に架橋性ビニル単量体の重
合を開始させる程の飯で加える。
処理系中の水溶性架橋ビニル単量体、キャリヤー化合物
、酸及び開始剤の特定の濃度は、特定の成分の性状、処
理時間及び温度、処理する基材の性状及び形態の如き因
子に応じて広範囲にわたって変わる。所定の一式の処理
条件下では所定の濃度、酸及び開始剤を必要とするかも
しれないけれども、出願人はすべての条件下ですべての
単量体、キャリヤー化合物、酸及び開始剤に適応する一
般的な範囲を与えることができないが、当業者であれば
本発明の開示を基にして日常の実験によって濃度を最適
化することができよう。
本発明に従って所望の処理度合を達成することは、開始
剤の強度、或は水溶性単量体及びキャリヤー化合物の濃
度、及びp Hに左右される。すなわち、例えば、比較
的高い濃度の遊離基及び(又は)高重量濃度の開始剤を
生成する遊離基開始剤のような強い開始剤は、低い濃度
の水溶性ビニル単量体を必要とすることができよう。こ
れとは逆に、弱い開始剤即ち所定の重合条件下で活性な
開始遊離基を強力な開始剤よりも遅い速度で生じる開始
剤は一層高い単量体濃度を必要とする。本発明に従った
処理は、−担所望の重合度合を達成したら、織物から開
始剤含有溶液を排出させることによって制御することが
できる。
重合速度は酸、水溶性架橋性単量体、キャリヤー、基材
及び開始剤の濃度の関数であり、また温度、使用する装
置のタイプの関数でもある。基材を、均一な重合(“実
質的な重合1)が起きたことを確実にする程の高い温度
で及び長い時間処理溶液中に入れられたま\にさせる。
か\る時間は、通常、約30秒〜30分の間である。次
いで、繊維を水ですすいで過剰のホモポリマーがあるな
らばそれらを除去することができる。
織物或は繊維と異る基材を処理する場合、使用する装置
は基材と処理溶液との間の適当な接融を与えるように選
ぶ。基材が清浄な場合、洗浄或は精練工程を省略しても
よい。更に、キャリヤー化合物及び水溶性ビニル単量体
を収容する浴に処理すべき製品を単−浴か或は続いて逐
次導入し、次いで適当な温度に保つ重合開始剤を収容す
る浴に基材を導入することにより連続ペーシスでプロセ
スを処理加工してもよい。
本発明に従って処理した基材の垂直吸上げを下記の手順
によって求めた。本発明に従って処理した織物から1×
6インチ(z5x15cm)の生地片を切断した。消え
る( nonlndelible )インク線を生地の
中央に通して垂直に、吸収された水の通路が一層容易に
見えるように引いた。生地を垂直に保ち及び水150ミ
リリットルを収容する200ミリリツトルのビーカー中
イの深さにまで浸漬した。1分経過した後に垂直吸収の
距離を測定した。
と\で次の特定の実施例によって本発明をより詳細に説
明するが、これらの実施例によって本発明を限定するも
のではない。
例1〜6 NP−1055%及び表Iからの疎水性キャリヤー化合
物67チを含有する溶液0.9グラムを収容するtoo
o−のガラスビーカーに入れた75(11Rtの60℃
水道水中に、100デニールの35本のフィラメントで
織成したポリエステルより作られそして11α5 fi
 / y ”の織物誓度を有する20pの精練織物試料
を浸漬した。ビーカーに更に数滴の濃塩酸を入れた(媒
体のpHは約3である)。NP−10はコネテカット州
、タンバリー、オールドリッジバリーロードのユニオン
カ−バイトコーポレーションにより商標「タージトール
(TERGITOL )NP −1o Jで製造されて
いる非イオン性界面活性剤である。NP−10は実験式
C5゜Has 01゜を有し及びポリ(オキシ−12−
エタンジイル)、アルファー(4−/ニルフェニル)−
オメガ−ヒドロキシ−のCAS名を有するノニルフェノ
ールポリエチレンクリコールエーテルである。次いで、
処理混合物をホットプレート上において15分で95℃
(±3℃)に加熱した。生地を浴から取り出し、冷却し
、すすいで過剰のNP−10を除去した。次いで、生地
を1000rdガラスビーカー中の60℃の水導水75
0ミリリットの新しい浴中に浸漬した。数滴の濃塩酸を
加えて溶液のp Hをおよそ3にもたらした後に、溶液
を加熱して70℃にし、その温度においてN、N’−メ
チレンビスアクリルアミド(MBA)α2グラムを攪拌
して溶かした。温度を徐々に上げて90℃にし、その点
において過硫殴カリウムCL1グラムを加え及びビニル
単量体を20分与えて重合させ及び生地に反応させた。
次いで、処理した生地を冷水中において濯ぎ、そして家
庭用洗濯機において69:1の浴比、57℃で10分の
洗浄サイクル、温水層ぎサイクル及び反物重量に対して
2.0%の“Tide″家庭用洗濯洗剤を用いて50サ
イクル洗浄した。次いで、試料から洗剤を濯ぎ落とした
。上記の垂直吸上げ試験に従って吸上げを求めた。結果
を下記の表■に示す。
表 I(続き) 5. ダウエポキシレジン351 &  1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル7
、 エトー?シル化ビスフェノールAジメタクリレート
(比較)&未処理対照 CHtOx C(CL )C−C市 上記から、代表的な非ビニル分子が、吸上げの度合及び
持久度は架橋性ビニル単量体エトキシル化ビスフェノー
ルAジメタクリレート(比較例7)よりも低いが、本方
法に従ってキャリヤー化合物として適当に使用し得るこ
とは明らかである。その上、例1〜4から、キャリヤー
化合物が、対照(例8)を越える吸湿性の向上を達成す
るのに重合性である必要さえないことは明らかである。
ポリエステル織物を下記の手順に従って精練し、処理し
た。
予備精練 9(50)の温かい(100〜120下(38@〜49
℃))水道水を満たしたスチーム加熱式スミスドラム回
転型染料タブ(1o xb (4,5Kf)で定めた織
物容量)に、100デニールの33本のフィラメントで
統成したポリエステルより作られそして約11 Q、5
p/m”の織物密度を有する1o xb (a、5Kp
) (±5チ)の織物試料を入れた。水に約11,9の
” Tergitol NP−10”を加え、そしてこ
の予備N練工程の残りについてドラムのスイッチを入れ
た。5分間の過程にわたって、浴を約180’F(82
℃)に加熱し、そして180〒で更に約10分間維持し
た。ドラムのスイッチを切り、タブを排水させ、そして
織物を次の標準濯ぎ手順に従って濯いだ。
ドラムのスイッチを入れ、そしてタブに温かい(100
〜120’F)越流水を満たした。5分後に、ドラムの
スイッチを切りそしてタブを排水させ温かい水道水を再
び溝たした。次いで、ドラムを5分間再び活動化した後
にタブを再び排水した。
濯ぎ水が透明になるまで、この濯ぎ手順を反復した。
予備処理 タブに温かい水道水を満たし、そしてドラムのスイッチ
を入れた。タブの水に約35−の工業等級の濃(33チ
)塩酸を加えて、万能pH紙によって約3の浴p′Hを
与えた。浴に、表■からの疎水性キャリヤー化合物6o
iisとエトキシル化ノニルフェノール(NP−10)
40%とを含有する溶液的45gを加え、これによって
エマルジョンを形成した。次いで、温度を約5分間にわ
たって約190″F(89℃)に上昇させた。この温度
において浴を更に5分間維持した。ドラムのスイッチを
切り、そしてタブを排水させた。先の予(#ff精練工
程に記載した標準濯ぎに従って織物を濯いだ。
処理 タブに温かい水道水を満たし、そしてドラムのスイッチ
を入れた。浴水に約35艷の工業等級の濃(33L)塩
酸を加えて万能pH紙に従って約3の浴pHを与えた。
次いで、浴の温度を約2分間にわたって約140〒(6
0℃)に上げた。重量により次の組成即ち66チのN、
N’−メチレンビスアクリルアミド、10チのグリオキ
サールビスアクリルアミド及び24%のしよ糖の水溶性
単量体混合物的401!を加えた。次いで、浴の温度を
約5分間にわたって195″’)”(91℃)に上げ、
しかる後195’F(91℃)で約5分間維持した。
次いで、約20,9の過硫酸カリウムを加え、そして温
度を1956Fで10分間維持した。冷水な加えること
によって温度を160°F(71℃)に下げ、この点に
おいてドラムのスイッチを切りそして浴を排水させた。
最終精練 予備精練手順を後精練として反復した。
上記の例で用いた家庭用洗濯機は、シアーズ・ローバッ
ク・カンパニーによって製造販売される@Kenmor
e ”自動W110.82070120であった。かく
して、本明細書又は特許請求の範囲における”洗濯回数
“又は”洗濯サイクル”又は”慣用の家庭洗濯機での洗
濯回数1の記載は、上記の機械又は同様の機械で実施す
る通りの洗濯に関係する。洗濯は、次の工程、即ち(1
)反物の重量を基にして2チの”TIDE”家庭用洗濯
洗剤を含有する55℃の水道水中において10分間の攪
拌サイクル、(2)回転(spinning )による
洗浄水の抽出、(3)攪拌による温間濯ぎサイクル、及
び(4)最終の水抽出(スピンサイク、FI/)に従っ
た。
本発明に従って処理した基材は、もし20回目の洗浄後
に処理済みの基材が上記の例の手順に従つて測定した通
りにその初期湿潤性の少なくともい(らかの部分を保持
したならば20回のか\る洗濯に1耐える”吸湿性の向
上を有すると見なされる。
本発明はその精神又は必須要件から逸脱することなしに
他の特定の形態で具体化することができ、従って上記の
明細書よりもむしろ本発明の範囲を示す特許請求の範囲
を参照すべきである。
手逍左ネ甫lE魯 昭和63年5月6日

Claims (56)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)高分子基材に温度約40°〜約100℃に
    おいて水溶性の架橋性ビニル単量体及び有機疎水性キャ
    リヤー化合物であつて、該キャリヤー化合物の非芳香族
    性炭素−炭素結合が全て飽和されているものを含有する
    水性混合物を接触させ、そして (b)その後で、前記水溶性架橋性単量体の重合を開始
    させて基材の上に重合体を形成しそれによつて基材の表
    面特性を改良する、 ことを含む高分子基材の表面特性を改良する方法。
  2. (2)水性混合物を工程(a)において攪拌下に保つ特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)水性混合物が、水溶性の架橋性ビニル単量体と、
    乳化性の疎水性キャリヤー化合物とを含有する適当な水
    性エマルジョンである特許請求の範囲第1項記載の方法
  4. (4)重合中の温度が約80°〜約100℃である特許
    請求の範囲第3項記載の方法。
  5. (5)重合中の温度が約90°〜約95℃である特許請
    求の範囲第4項記載の方法。
  6. (6)キャリヤー化合物が下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜10の整数であり;R_1及びR_2
    は独立に水素、炭素原子1〜20を含有するアルキル、
    シクロアルキル、アルキルアリール及びハロヒドロカル
    ビル基から成る群より選び;各R_3は独立に水素或は
    アルキルであり;R_4及びR_4′は独立に水素、炭
    素原子1〜20を含有するヒドロカルビル基から成る群
    より選び;R_5及びR_5′は独立に水素、炭素原子
    1〜30を含有するヒドロカルビル及びハロヒドロカル
    ビル基及び炭素原子1〜30を含有するアシル基から成
    る群より選ぶ) を有する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  7. (7)キャリヤー化合物が下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜10の整数であり;R_4及びR_4
    ′は独立に水素、炭素原子1〜20を含有するヒドロカ
    ルビル基から成る群より選び;R_6及びR_6′は独
    立に(i)水素、(ii)炭素原子1〜20を含有する
    アルキル、シクロアルキル、アルキルアリール及びハロ
    ヒドロカルビル基、(iii)炭素原子1〜20を含有
    するアルカノイル、シクロアルカノイル、アリールアル
    カノイル及びハロヒドロカルバノイル基から成る群より
    選ぶ) を有する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  8. (8)キャリヤー化合物が下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜10の整数であり;R_4及びR_4
    ′は独立に水素、炭素原子1〜20を含有するヒドロカ
    ルビル基から成る群より選び;R_6及びR_6′は独
    立に(i)水素、(ii)炭素原子1〜20を含有する
    アルキル、シクロアルキル、アルキルアリール及びハロ
    ヒドロカルビル基、(iii)炭素原子1〜20を含有
    するアルカノイル、シクロアルカノイル、アリールアル
    カノイル及びアシルハロヒドロカルバノイル基から成る
    群より選ぶ) を有する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  9. (9)キャリヤー化合物が下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜10の整数であり;R_4及びR_4
    ′は独立に水素、炭素原子1〜20を含有するヒドロカ
    ルビル基から成る群より選び;R_6及びR_6′は独
    立に(i)水素、(ii)炭素原子1〜20を含有する
    アルキル、シクロアルキル、アルキルアリール及びハロ
    ヒドロカルビル基、(iii)炭素原子1〜20を含有
    するアルカノイル、シクロアルカノイル、アリールアル
    カノイル及びハロヒドロカルバノイル基から成る群より
    選び;R_7は炭素1〜20を含有するアルキレン、ア
    ルキルアルキレン、シクロアルキレン、アリールアルキ
    レン、ハロアルキレニル及びハロアルキルアルキレン基
    、酸素、イオウ、C=O及び−SO_2−から成る群よ
    り選ぶ)を有する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  10. (10)キャリヤー化合物が下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜10の整数であり;R_4及びR_4
    ′は独立に水素、炭素原子1〜20を含有するヒドロカ
    ルビル基から成る群より選ぶ) を有する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  11. (11)キャリヤー化合物が下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜10の整数であり;R_7は(i)炭
    素原子1〜20を含有するアルキレン基、(ii)炭素
    原子1〜20を含有するアルキル−、シクロアルキル−
    、アリール−、アラルキル−、ハロ−及びハロアルキル
    −置換のアルキレン基、(iii)酸素、イオウ、C=
    O及び−SO_2−から成る群より選ぶ)を有する特許
    請求の範囲第3項記載の方法。
  12. (12)キャリヤー化合物が下記: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_4は水素、炭素原子1〜20を含有するヒ
    ドロカルビル基から成る群より選び;R_8は水素、炭
    素原子1〜30を含有するアルキル、シクロアルキル、
    アルキルアリール及びハロヒドロカルビル基から成る群
    より選ぶ) から成る群の部材である特許請求の範囲第3項記載の方
    法。
  13. (13)適当なエマルジョンがプロセスに悪影響を及ぼ
    さない組成の乳化剤であり、しかも該適当な水性エマル
    ジョンを維持するのに十分であるがしかしプロセスに悪
    影響を及ぼさない量で存在する乳化剤を含有する特許請
    求の範囲第3項記載の方法。
  14. (14)工程(a)が、 (i)基材を水中に浸漬し、 (ii)その水に疎水性キャリヤー化合物及び乳化剤を
    加えて疎水性キャリヤー化合物の水性エマルジョンを形
    成し、 (iii)この系を成分の分散及び接触が生じるのに十
    分な時間攪拌し、そして (iv)水溶性ビニル単量体を加える、 ことの工程を含む特許請求の範囲第13項記載の方法。
  15. (15)工程(iii)の後に基材をすすいで過剰の乳
    化剤を取り除く特許請求の範囲第13項記載の方法。
  16. (16)基材の表面特性の改良が慣用の家庭用洗濯機に
    おける少なくとも20サイクルの洗濯の間持続する特許
    請求の範囲第11項記載の方法。
  17. (17)工程(b)における重合の開始を化学的開始剤
    によつて行なう特許請求の範囲第16項記載の方法。
  18. (18)工程(b)における重合の開始を、重合を開始
    し且つ維持する物理的手段によつて行なう特許請求の範
    囲第16項記載の方法。
  19. (19)工程(a)における適当な水性エマルジョンが
    、重合温度よりも下に維持し、そしてその温度を工程(
    b)における重合温度よりも上昇させることによつて活
    性化させる開始剤を含有する特許請求の範囲第16項記
    載の方法。
  20. (20)水溶性の架橋性ビニル単量体が基材の重量を基
    にして約0.002〜10重量%の濃度で存在する特許
    請求の範囲第16項記載の方法。
  21. (21)疎水性キャリヤー化合物が適当な水性エマルジ
    ョン中に基材の重量を基にして約0.02〜2.0重量
    %の濃度で存在する特許請求の範囲第16項記載の方法
  22. (22)適当な水性エマルジョンが重合を開始する前に
    基材と少なくとも約30秒〜30分間接触状態にある特
    許請求の範囲第16項記載の方法。
  23. (23)重合が工程(b)での開始後に約30秒〜30
    分の内に達成される特許請求の範囲第16項記載の方法
  24. (24)キャリヤー化合物を5−ヒドロキシ−3−オキ
    サペンチルテレフタレート、ジエトキシル化ビスフェノ
    ールA、トリエトキシル化ビスフェノールA、ヘキサエ
    トキシル化ビスフェノールA、エトキシル化ビスフェノ
    ールAのイソ酪酸エステル及び1,4−ブタンジオール
    ジグリシジルエーテルから成る群より選ぶ特許請求の範
    囲第16項記載の方法。
  25. (25)キャリヤー化合物が次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは0〜10の整数である) のエポキシ樹脂である特許請求の範囲第16項記載の方
    法。
  26. (26)水溶性の架橋性ビニル単量体がN,N′−メチ
    レンビスアクリルアミドである特許請求の範囲第24又
    は25項記載の方法。
  27. (27)適当な基材中の水溶性の架橋性ビニル単量体の
    濃度が基材の重量を基にして約0.002〜10重量%
    の間であり、疎水性キャリヤー化合物の濃度が基材の重
    量を基にして約0.02〜約2.0重量%の間であり、
    適当な水性エマルジョンが重合を開始する前に基材と約
    30秒〜約30分間接触状態にあり、そして重合が開始
    後約30秒〜30分内で達成される特許請求の範囲第1
    6項記載の方法。
  28. (28)水溶性の架橋性ビニル単量体がN,N′−メチ
    レンビスアクリルアミドであり、疎水性キャリヤー化合
    物がエトキシル化ビスフェノールAのイソ酪酸エステル
    である特許請求の範囲第27項記載の方法。
  29. (29)(a)基材に有機疎水性キャリヤー化合物の水
    性エマルジョンを温度約40°〜約100℃において接
    触させ、該キャリヤー化合物の非芳香族性炭素−炭素結
    合は全て飽和されており、 (b)水溶性の架橋性ビニル単量体をエマルジョンに加
    え、 (c)該水溶性ビニル単量体の重合を開始させて基材の
    上にビニル重合体を形成し、それにより基材の表面特性
    の改良が慣用の洗濯機で少なくとも20サイクルの洗濯
    する間持続することを含む高分子基材の吸湿性、染料受
    理性及びその他の表面特性の改良方法。
  30. (30)単量体がN,N′−メチレンビスアクリルアミ
    ドである特許請求の範囲第29項記載の方法。
  31. (31)工程(a)における適当な水性エマルジョンを
    、重合温度よりも下に維持し、そしてその温度を工程(
    c)における重合温度よりも上昇させることによつて活
    性化させる開始剤を含有する特許請求の範囲第29項記
    載の方法。
  32. (32)重合中の温度が約90°〜約95℃である特許
    請求の範囲第29項記載の方法。
  33. (33)エマルジョンが工程(c)の前に基材と約30
    秒〜30分間接触状態にある特許請求の範囲第29項記
    載の方法。
  34. (34)(a)基材に有機疎水性キャリヤー化合物の水
    性エマルジョンを攪拌下に接触させ、該キャリヤー化合
    物の非芳香族性炭素−炭素結合は全て飽和されており、 (b)基材をすすいで過剰の乳化剤を基材から取り除き
    、 (c)エマルジョン積載基材に水溶性の架橋性ビニル単
    量体の水溶液を温度約40°〜約100℃において接触
    させ、 (d)該単量体の重合を開始させて基材の上にビニル重
    合体を形成し、それにより基材の吸湿性、よごれ除去性
    及びその他の表面特性を改良する ことを含む高分子基材の吸湿性、染料受理性及びその他
    の表面特性を改良する方法。
  35. (35)水溶性の架橋性ビニル単量体がN,N′−メチ
    レンビスアクリルアミドである特許請求の範囲第34項
    記載の方法。
  36. (36)工程(a)の間の温度が約40°〜約100℃
    である特許請求の範囲第34項記載の方法。
  37. (37)重合中の温度が約80°〜約100℃である特
    許請求の範囲第34項記載の方法。
  38. (38)重合中の温度が約90°〜約95℃である特許
    請求の範囲第37項記載の方法。
  39. (39)基材がポリエステルである特許請求の範囲第1
    、3、14、16、29又は34項記載の方法。
  40. (40)基材がポリオレフィンである特許請求の範囲第
    1、3、14、16、29又は34項記載の方法。
  41. (41)基材がポリプロピレンである特許請求の範囲第
    1、3、14、16、29又は34項記載の方法。
  42. (42)基材がポリアミドである特許請求の範囲第1、
    3、14、16、29又は34項記載の方法。
  43. (43)ポリアミドをナイロン6及びナイロン6,6よ
    りなる群から選ぶ特許請求の範囲第42項記載の方法。
  44. (44)基材がアクリル樹脂である特許請求の範囲第1
    、3、14、16、29又は34項記載の方法。
  45. (45)特許請求の範囲第1項記載の方法に従つて製造
    した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有する基材。
  46. (46)特許請求の範囲第3項記載の方法に従つて製造
    した改良した吸湿性及び汚れ除去性を有する基材。
  47. (47)特許請求の範囲第14項記載の方法に従つて製
    造した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有する基材。
  48. (48)特許請求の範囲第16項記載の方法に従つて製
    造した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有する基材。
  49. (49)特許請求の範囲第30項記載の方法に従つて製
    造した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有する基材。
  50. (50)特許請求の範囲第35項記載の方法に従つて製
    造した吸湿性及び汚れ除去性を有する基材。
  51. (51)特許請求の範囲第39項記載の方法に従つて製
    造した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有するポリエ
    ステル基材。
  52. (52)特許請求の範囲第40項記載の方法に従つて製
    造した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有するポリオ
    レフィン基材。
  53. (53)特許請求の範囲第42項記載の方法に従つて製
    造した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有するポリア
    ミド基材。
  54. (54)特許請求の範囲第44項記載の方法に従つて製
    造した吸湿性及び汚れ除去性を有するアクリル系基材。
  55. (55)基材がポリスチレンである特許請求の範囲第1
    、3、14又は34項記載の方法。
  56. (56)特許請求の範囲第55項記載の方法に従つて製
    造した改良された吸湿性及び汚れ除去性を有する特許請
    求の範囲第55項記載のポリスチレン基材。
JP62062778A 1985-10-16 1987-03-19 高分子基材特性の改良法 Granted JPS63230745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62062778A JPS63230745A (ja) 1985-10-16 1987-03-19 高分子基材特性の改良法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/788,059 US4726968A (en) 1985-10-16 1985-10-16 Process for improving polymer substrate properties, and modified polymers produced thereby
JP62062778A JPS63230745A (ja) 1985-10-16 1987-03-19 高分子基材特性の改良法
CA 535840 CA1327291C (en) 1985-10-16 1987-04-28 Process for improving substrate properties, and modified polymers produced thereby

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63230745A true JPS63230745A (ja) 1988-09-27
JPH0523295B2 JPH0523295B2 (ja) 1993-04-02

Family

ID=27167705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62062778A Granted JPS63230745A (ja) 1985-10-16 1987-03-19 高分子基材特性の改良法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63230745A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0523295B2 (ja) 1993-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4672005A (en) Process for improving polymer substrate properties, and modified polymers produced thereby
AU726339B2 (en) Process for improving polyamide, acrylic, aramid, cellulosic and polyester properties, and modified polymers produced thereby
US4081383A (en) Anti-soiling treatment for carpets and carpet yarns
US4726968A (en) Process for improving polymer substrate properties, and modified polymers produced thereby
US4065598A (en) Process for polymeric modification of a fiber
EP0021693A1 (en) Process for making non-woven fabrics
US3188228A (en) Method of graft polymerizing an organic compound to a solid shaped condensation polymer structure
US5154727A (en) Process for improving polymer fiber properties and fibers produced thereby
AU605958B2 (en) Method of altering the surface of a solid synthetic polymer
US4743267A (en) Process for improving polymer fiber properties and fibers produced thereby
US4921890A (en) Process for improving polymer substrate properties, and flame retardancy modified polymers produced thereby
US3670048A (en) Graft copolymers of unsaturated polyethers on polyamide and polyester substrates
US3213053A (en) Antistatic composition and treatment of synthetic linear polymer texiles therewith
US3297471A (en) Acrylic or methacrylic acid grafting copolymerized on nylon and forming salt of said graft
KR970001083B1 (ko) 폴리아미드 제품의 방오처리방법
US4065256A (en) Method for graft polymerization of shaped article of hydrophobic synthetic polymer
JPS6410622B2 (ja)
JPS63230745A (ja) 高分子基材特性の改良法
US3794465A (en) Finishes for textile fabrics
JP2533074B2 (ja) 表面特性の改良された基材
US3597146A (en) Films and fibers having modified ion affinity and hydrophilicity produced through reaction of such substrates with polyoxyalkylene polyaziridines
JPS62297307A (ja) 重合体基材特性の改良法
AU742193B2 (en) Process for extruding fibers
JPH04214467A (ja) ポリマー繊維特性の改良方法
EP0052156A1 (en) Method of modifying a synthetic or natural polyamide product