JPS63230386A - 使用済リボンのイレ−ズ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （概要〕 熱転写式の記録装置において、使用済の熱転写リボンの
インク面に残ったネガ情報を消去するために、使用済リ
ボンの通路に、加熱手段と熔融したインクを除去する手
段を設ける。

〔産業上の利用分野〕

プリンタ、ファクシミリ等の情報機器の記録方式として
、熱転写記録方式が採用されているが、熱転写リボンに
は、記録紙に転写した残りのインクが、ネガ情報として
残ってしまう。そのため、機密情報の場合は、この使用
済リボンから情報が漏れる恐れがあり、これを防ぐ方法
が必要となる。

本発明は、このような熱転写式の記録装置において、使
用済リボンから情報が漏れるのを防止するために、使用
済リボンのネガ情報を消去（イレーズ）する手段に関す
る。

〔従来の技術〕

第５図は従来の熱転写記録装置の側面図である。

１はサーマルヘッドでり、記録ローラ２に対しスプリン
グ３で押圧されている。４は記録紙ロール、５は熱転写
リボンロールであり、繰り出された記録紙４ａおよび熱
転写リボン５ａは、サーマルヘッド１と記録ローラ２と
の間を通過し、熱転写記録が行なわれる。すなわち、サ
ーマルヘノＦ’　Ｉは、♀氏面と垂直方向に多数の発熱
素子が配列されており、情報信号にしたがって選択的に
発熱素子に通電し、発熱させると、熱転写リボンのイン
クが局部的に熱溶融して、記録紙４ａに転写される。

記録が行なわれた記録紙４ｈば、カッタ６で所定の大き
さに切断され、また熱転写記録に使用後のリボン５ｈは
、ガイドローラ７を経由して、ローラ８に巻き取られる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来の熱転写記録装置では、転写法リボンは
装置内でローラ８に巻き取られるか、装置外に排出され
るが、使用済リボンには情報のネガパターンがそのまま
残ってしまう為、機密情報の場合は部外者に漏れる恐れ
が有る。

すなわち使用前の熱転写リボンには、９ａのように全面
に熱転写インクが付着しているが、サーマルヘツド１に
よって記録紙４ａに熱転写後は、記録紙４ａに熱転写さ
れたインク９ｂでポジの情報パターンが形成される。一
方熱転写に使用後のリボン５ｂには、記録紙４ｂにおい
てポジの情報パターンを形成するインク９ｂの抜けた後
のインク９ｃが残る。このインク９ｃによってネガの情
報パターンが形成され、情報パターン部が透けて見える
ので、容易に判読できる。

そのため従来は、機密を要する場合は、使用済の熱転写
リボンは、必ず焼却するなど、厳重な管理を要した。本
発明は、このような不便を解消し、後処理が簡単なよう
に、ネガ情報を自動的に消去可能とすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明による使用済リボンのイレーズ装置の基
本原理を説明する図である。１はサーマルヘッド、２ば
記録ローラであり、両者の間を記録Ｍ４ａと熱転写リボ
ン５ａが通過することて、熱転写記録が行なわれる。５
ｈは熱転写記録済のリボンであり、その通路に、加熱手
段１０と、インク面のネガ情報を消去する手段１１とを
有している。加熱手段１０と消去手段ＩＩとは近傍に配
置されている。

〔作用〕

熱転写記録部を通過して使用済の熱転写リボン５ｂが通
過する経路に、加熱手段１０が配置されているため、使
用済リボンが該加熱手段１０の部分を通過する際に、加
熱手段１０の熱で、使用済リボンの熱転写インク９ｃが
溶融する。そして溶融した状態において、加熱手段１０
の近傍に配置された消去手段１１がインク面に押圧され
るので、溶融状態のインクが消去手段でかき落とされ、
インクの付着していないフィルム５ｃとなる。あるいは
、熔融しているインク面に消去手段が押圧されることで
、ネガ情報のパターンが崩され、判読不能となる。

〔実施例］ 次に本発明による使用済リボンのイレーズ装置が実際上
どのように具体化されるかを実施例で説明する。第２図
は本発明の実施例装置の全容を示す側面図である。記録
紙４ａおよび熱転写リボン５ａをサーマルヘッド１およ
び記録ローラ２の間に供給して、熱転写記録するまでは
、第５図に示す従来装置と同じである。Ｉ２は加熱／消
去手段であり、ヒートローラ１０ａ　とナイフェツジＩ
ｌａ　とから成っている。そしてヒートローラ１０ａの
下側には、受は皿１３が配設されている。

熱転写記録済のリボン５ｂが、ヒートローラ１０ａの位
置に到来すると、ヒートローラ１０ａによって加熱され
、ネガの情報パターンとして残存しているインクが加熱
溶融する。次いでナイフェツジ１１ａの位置を通過する
とき、加熱溶融したインクがナイフェツジｌｌａでかき
落とされ、受は皿１３中に落下して溜まる。インクが除
去された後のリボン５ｃは、巻き取りローラ８に巻き取
られる。こうして巻き取られたリボンには、熱転写イン
クはほとんど残存しておらず、たとえ残存していても、
情報として判読できないため、従来のように焼却などを
行なわず、そのまま廃棄処分しても、機密漏れなどの心
配はない。

第３図は、ヒートローラ１．Ｏａの詳細を示す斜視図で
あり、金属のローラ１０ｂ中にヒータ１０ｃを内蔵した
構成になっている。このヒータ１０ｃによっ６一 て金属ローラ１０ｂを１００〜１５０°Ｃ程度に加熱し
ておくことで、熱転写リボン全幅のインクを確実に？容
融できる。

なお、ナイフェツジｌｌａに代わって、ブラシなどを使
用することもできる。この場合、溶融インクの剥離は確
実でないが、情報パターンの破壊は確実に行なえる。

第４図（ａ）は加熱／イレーズ手段の別の実施例を示す
斜視図であり、（ｂ）はそのナイフェツジ部の斜視図で
ある。この実施例では、ゴムローラ１４と発熱式ナイフ
ェツジ１５の間を、使用済熱転写リボン５ｂが通過する
構成になっている。すなわち（ｂ）のように、金属製の
ナイフェツジ１５の先端１５ｅが、ヒータ内蔵の発熱部
になっている。あるいは、先端１５ｅを直接ヒータにし
てもよい。したがってこの実施例は、ナイフェツジ１５
が熱転写インクの加熱手段と、溶融インクのかき落とし
手段を兼ねる構成になっている。

このほか、ヒートローラを熱転写インク側の面に配置す
ると共に、該ヒートローラの表面をローレットかけなど
によって粗面化することで、ネガのパターンを加熱して
破壊し、判読不能とすることもできる。この場合は、熱
転写インクがすべてかき落とされるのではないので、殆
どの熱転写インクがリボン側に残存することになる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、熱転写法のリボンは、熱
転写インクが加熱除去され、あるいは判読不能なように
ネガパターンが破壊される。そのため、加熱手段および
イレーズ手段を通過したリボンは、従来のように慎重な
取扱いを要せず、通常の廃棄物と一緒に廃棄処理でき、
機密管理の負担が軽減される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による使用済リボンのイレーズ装置の基
本原理を説明する図、第２図は本発明の実施例装置の全
容を示す側面図、第３図、第４図は加熱／イレーズ部の
実施例を示す図、第５図は従来の熱転写記録装置の側面
図である。 図において、１はサーマルヘッド、４ａは記録紙、５ａ
は熱転写リボン、５ｂは使用済リボン、８はリボン巻き
取りローラ、９ａは熱転写インク、９ｂはポジの情報パ
ターン、９ｃはネガの情報パターン、１３は受は皿をそ
れぞれ示す。 特許出願人　　　　　冨士通株式会社 復代理人　弁理士　　福　島　康　文 憂ひ皿 実施例基 第２ １５ｅザ粥１ 加担イレース゛部の第２実施汐」 第４図 置の全容 図 力は腔イレース′＠βの挑１実施例 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 熱転写リボンを記録紙に重ね、選択的に加熱することで
   、熱転写リボンから記録紙にインクを転写し、情報の記
   録を行なう装置において、 熱転写記録に使用した後のリボン（５ｂ）の通路に、加
   熱手段（１０）を設け、 かつ該加熱手段（１０）の近傍において、インク面のネ
   ガ情報を消去する手段（１１）をインク面に押圧させて
   なることを特徴とする使用済リボンのイレーズ装置。