JPS6323016Y2 - - Google Patents

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JPS6323016Y2
JPS6323016Y2 JP8904584U JP8904584U JPS6323016Y2 JP S6323016 Y2 JPS6323016 Y2 JP S6323016Y2 JP 8904584 U JP8904584 U JP 8904584U JP 8904584 U JP8904584 U JP 8904584U JP S6323016 Y2 JPS6323016 Y2 JP S6323016Y2
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JP
Japan
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hole
lid
valve seat
valve member
valve
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JP8904584U
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JPS616329U (ja
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Publication date
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Priority to JP8904584U priority Critical patent/JPS616329U/ja
Publication of JPS616329U publication Critical patent/JPS616329U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、なべ本体上部のフランジ部とふたと
の間に液体が保持できるようになつているウオー
ターシール型のなべに関する。
従来の技術及びその問題点 ウオーターシール型のなべは既に周知であり、
特別な機械的装置を用いることなく、なべの内部
に圧力を維持した状態で調理することが可能であ
るためその有用性が認められている。このような
ウオーターシール型のなべの効果は、なべ本体と
ふたとの間の密封性により得られるものであり、
当然のことながら、通常はなべのふたには水蒸気
を逃がす孔は設けられない。このようななべにお
いても密封状態と非密封状態とを選択的に切換え
ることが可能な場合、その用途を拡大しまた他の
有用な効果を持たせることができる。例えばふた
に水蒸気を逃がす孔を設けこれを選択的に開閉で
きれば孔を開放した状態で蒸す調理等にも利用で
きる。さらにふたに笛を設けなべ内の水の沸騰を
音で知りその後孔を閉じなべを密封状態にするよ
うな構成にすることもできる。しかしながら、上
述の如き切換のための弁装置を設けた場合、弁装
置は高温時にも操作できるようにする必要がある
ため、その作動は使用者の指が弱い力で短時間触
れただけで行い得るものでなければならず、かか
る要件を満足させた場合には弁装置は密封性を完
全なものとすることが不可能であつた。この不完
全な密封性はウオーターシール型のなべにあつて
は致命的な欠陥であり、従つて水蒸気のしや断の
切換装置を備えた実用的なウオーターシール型の
なべは存在していない。
問題を解決するための手段 本考案においては、なべのふたに設けた孔の周
囲に形成した弁座あるいはこの孔に連通した蒸気
逃がし通路の出口の周囲に形成した弁座に摺動可
能に弁部材を設け該弁部材によりふたの孔あるい
は蒸気逃がし通路の出口を開閉するようになしか
つ弁部材と弁座の摺動面の少くとも一方をポリテ
トラフルオロエチレンにより形成したことにより
上記問題点を解決した。
実施例 第1図は本考案によるなべの1つの実施例を示
すもので、1はなべ本体、2はふたである。なべ
のフランジ部3は外方に行くに従がい下方に傾斜
した部分を有し、またふた2のフランジも同じ斜
度を有し、これらフランジ間に水が捕捉されて気
密性を得るようになつている。水の保持はなべ本
体1のフランジ部に周方向に浅い溝を形成しても
得られるものであり、このようなウオーターシー
ルを得る構成自体は公知である。
ふた2には水蒸気の通過を許容する孔4が設け
られており、この孔を含む領域が弁座5を形成す
るように円形に凹陥されている。ふた2の中央に
はスタツドボルト6が固定され、該ボルトにつま
み7が締付けられている。円板状の概略形状を有
する弁部材8がつまみ7を中心として回転できる
ように設けられており、つまみと弁部材との間に
間挿された円形の波形ばね9によつて弁座5に対
し押圧されている。弁部材8には水蒸気放出孔1
1が形成されておりまたそれに連通する蒸気流路
12を備えた笛13が設けられている。弁部材8
の下面には第2図からよく判るように小ねじ14
によつてテフロンの商品名で知られるポリテトラ
フルオロエチレンのシールシート15が取付けら
れており、該シートはふえの蒸気流路12を閉鎖
しないように開口10を有している。
第1図において弁部材8は孔4を開放する位置
にあり、孔4から流出した水蒸気が放出孔11を
通る前に笛13を鳴らしなべ内の水の沸騰を知ら
せ得る状態にある。この状態から弁部材をそのタ
ブ16を押すことにより所定量以上回転させると
シールシート15が孔4を閉鎖しなべを密封状態
にする。この弁部材8の回転時シールシートの材
質であるポリテトラフルオロエチレンは摺動面の
摩擦を小さなものとし小さな力で弁部材が移動す
るようになし、さらにその弾性変形性によつて孔
4を確実に閉鎖する。尚、このシールシート15
は弁座5の側に固定しても同様の機能を発揮する
ことが判ろう。この場合、シールシートは直接孔
を覆うことなく、シールシートと弁部材の下面と
により孔4を取囲みそれを閉鎖することになる。
尚、シールシートを図示の例のように弁部材の下
面に取付直接孔4を覆えるようにしかつ孔4の周
囲においてふたの材料を隆起させシールシートと
の接触圧力を大きくした場合、最も大きな封止効
果が得られる。
第3図は本考案によるなべの他の実施例の弁装
置の部分のみを示すもので、本例ではふた22の
孔はつまみ取付用の金属ねじ21内の孔24によ
り形成されている。つまみ27はねじ21に締付
けてふた22に取付けるようになつており、取付
けた状態で孔24に連通する蒸気逃がし通路25
を有しており、その出口26の周囲の面は平坦に
形成され弁座35を構成している。この出口26
は弁部材28により開閉されるようになつてい
る。弁部材はポスト29を中心に角運動するよう
取付けられており、第4図に示すようにその下面
にポリテトラフルオロエチレンのシールシート3
4を取付けられている。弁部材28の扇形部分3
1にはシールシート34も通して延びる貫通孔3
2が形成されており、弁部材を角運動させ貫通孔
32を出口26に一致させることによつて水蒸気
がなべの外へ流出できるようになる。この状態に
おいてなべを蒸す調理等に使用することができ
る。また弁部材28は板ばね33によつて下方に
押圧されており従つて他の角度位置ではそのシー
ルシート34が出口26を覆い確実に封止する。
この例においては、シールシート34は弁部材2
8の下面全域を覆つていないが、板ばね33によ
り大きな押圧力を受ける部分においてポリテトラ
フルオロエチレンのシートを設けることにより、
弁部材の回転に対する抵抗は大きく減じ、軽い力
で弁部材を作動させることが可能となる。
考案の効果 本考案によれば、なべから水蒸気を逃がす系路
の開放及びしや断を制御する弁部材が軽い力で動
くため調理最中の高温時にも操作が可能でありか
つ水蒸気を逃がす系路のしや断時の密封が完全で
ありウオーターシール型なべの長所を失うことが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるウオーターシール型なべ
の1つの実施例の縦断面図;第2図は第1図の装
置の弁部材を矢印Aの方向から見た図;第3図は
本考案によるウオーターシール型なべの他の実施
例の一部の縦断面図;第4図は第3図の例におい
て用いられた弁部材を矢印Bの方向から見た図で
ある。 1……なべ本体、2,22……ふた、3……フ
ランジ部、4,24……ふたの孔、5,35……
弁座、8,28……弁部材、15,34……ポリ
テトラフルオロエチレンのシールシート、25…
…水蒸気逃がし通路、26……水蒸気逃がし通路
の出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. なべ本体上部のフランジ部分とふたとの間に液
    体が保持できるようになつているウオーターシー
    ル型のなべにおいて、前記ふたに水蒸気の流出用
    の孔を設け、該孔の周囲に弁座を形成するかある
    いは前記ふたに固定された部材に前記孔と連通す
    る水蒸気逃がし通路を設け該通路の出口周囲に弁
    座を形成し、また前記孔あるいは前記出口を閉鎖
    する位置とそれを開放する開放位置との間で変位
    するように前記弁座に摺動可能に弁部材を設け、
    該弁座部材をばねにより前記弁座に押圧し、前記
    弁部材と弁座の摺動面の少くとも一方をポリテト
    ラフルオロエチレンにより形成したことを特徴と
    するウオーターシール型なべ。
JP8904584U 1984-06-15 1984-06-15 水蒸気逃がし用弁部材を備えたウオ−タ−シ−ル型なべ Granted JPS616329U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8904584U JPS616329U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 水蒸気逃がし用弁部材を備えたウオ−タ−シ−ル型なべ

Applications Claiming Priority (1)

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JP8904584U JPS616329U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 水蒸気逃がし用弁部材を備えたウオ−タ−シ−ル型なべ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS616329U JPS616329U (ja) 1986-01-16
JPS6323016Y2 true JPS6323016Y2 (ja) 1988-06-23

Family

ID=30642747

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JP8904584U Granted JPS616329U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 水蒸気逃がし用弁部材を備えたウオ−タ−シ−ル型なべ

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JP (1) JPS616329U (ja)

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JPS616329U (ja) 1986-01-16

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