JPS6323010Y2 - - Google Patents

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JPS6323010Y2
JPS6323010Y2 JP18688284U JP18688284U JPS6323010Y2 JP S6323010 Y2 JPS6323010 Y2 JP S6323010Y2 JP 18688284 U JP18688284 U JP 18688284U JP 18688284 U JP18688284 U JP 18688284U JP S6323010 Y2 JPS6323010 Y2 JP S6323010Y2
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valve
valve stem
lid
valve body
container
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【考案の詳細な説明】 (考案の対象と利用分野) この考案は圧力調理器の圧力調整用の弁に関す
る。
圧力調理器は、容体内の圧を一定の値に上昇さ
せるための弁を用いる。この弁は、一般的には、
ふたに固定された弁体の中空部に昇降可能な弁棒
を配し、内部圧によつて弁棒を上昇させ、容体内
と大気との連通を遮断させ、又、内部圧が下降す
ると、自重により弁棒を下げ、容体内と大気とを
連通させ、容体内をほゞ大気圧とさせる機能を有
す。この考案は、このような働きをする圧力調理
器用の弁に利用される。
〔従来技術とその問題点〕
実開昭57−99516号公報は、受圧板を有する弁
棒を、ふたに固定された弁体内を昇降可能に配す
構成となつているが、容体内の煮汁を含んだ蒸気
が弁座等に付着して、これが凝固すると、弁棒と
弁体の弁座とがくつつき、内部圧が下がつても、
弁棒が下降しない不具合がある。弁座部分への弾
性パツキンの使用は、一層この傾向を大とさせ
る。
さらに、弁棒が上昇した状態でも、ふたの開放
が可能であり、このため、内部圧が高い状態で、
ふたを開け、内部の煮物を吹き出させる危険があ
る。
〔本考案の技術的課題とその技術的手段〕
本考案は、前述した従来技術の不具合を解消さ
せることを、その技術的課題とし、この課題解決
のため、弁体の座をフツソ樹脂又はシリコン樹脂
で成形し、弁棒の弁座に当接する部分をシリコン
樹脂又はフツソ樹脂で成形する技術的手段を用い
る。
この技術的手段の採用は、圧力調理器内の圧の
上昇により弁棒が上昇すると、弁体と弁棒とは、
異種樹脂を介して互いに当接するが、圧が下がる
と、自重により弁棒が弁体から容易に離れて落下
する。
〔実施態様〕
弁棒の縦孔の上部に横孔を設け、該横孔の部分
に設けた弁棒の逃げ溝或いは該横孔と対向する弁
体部分に設けた逃げ溝を介して、縦孔を大気に連
通させる。
この実施態様は、縦孔から直接内部圧を放出す
ることなく、逃げ溝で圧を落して大気に内部圧を
放出するので、使用者に危険を与えない。
〔実施例〕
第1図に示すように、圧力調理器1は、上持手
2を有するふた3と、下持手4を有する容体5と
から、基本的には、構成される。尚、6は、下持
手4とは反対側の位置で、容体5に固定された補
助持手を示す。
容体5は、有底にして上方開口の筒状をなし、
その開口縁には、半径方向外方に延在する複数個
の離間した係合片7を有す。係合片7は、たとえ
ば、その中心部が等角となるように6ケ形成し、
その内の一つの巾寸法を残りの係合片より巾広と
させる。その結果、この巾広の係合片7′の一側
と隣り合う係合片7との間の寸法が、他の係合片
7間の寸法より小となる。又、係合片7の一つの
側縁に内向きの突出面8を形成し、後述するパツ
キンの支持や容体とふたの回動規制をさせる。
ふた3の側壁9の開口縁には、前述した係合片
7間の巾寸法に対応する巾寸法となるような半径
方向内方に延出する係止片10が形成される。該
係止片10を側壁9へのプレス加工や鋳物により
成形する。係合片7間の寸法が、1ケ所小さくな
つているが、この小さな寸法の係合片7′間に対
応する係止片10′の巾寸法は残りの係止片10
の巾寸法より小となる。このため、この巾寸法の
小さな係止片10′の一側と隣り合う係止片10
との間の寸法は他の部分より大となる。この結
果、巾広の係合片7′は、この係止片10,10
間の寸法の大きい部分でのみ嵌合関係となり、容
体5に対するふた3の位置決めを常に一定とさせ
得る。
第2図に示す如き、係合片7と係止片10との
嵌合い関係とした後、ふた3を容体5に対し回転
させると、係合片7と係止片10とが互いに重な
り合い、ふた3を容体5に固定させることができ
る。
ふた3の側壁9の内側にパツキン11を配す。
パツキン11は、環状の断面略矩形をなす本体部
12と、該本体部12の内周側から延出する上下
舌片13,14とを有し、ふた3と容体5とが固
定関係にある時、上舌片13がふた3の内壁面
に、又、下舌片14が容体5の内壁面に接す。
本体部12は、ふた3の側壁9の内面に接す
る。第1図に示すようなパツキン11の位置を確
保するために、係合片7に設けた突出面8は有効
な働きをする。又、この突出面は、ふた3と容体
5とへ相対的回転時、パツキン11が下がり係合
片7によつて変形されるのを防止する。
さらに、ふた3の側壁9であつて、係止片10
間の適所に、少なくとも1ケの横に長い穴15を
穿ける。この穴15は、パツキン11の本体部1
2と対向し、容体5の内圧が異常に上昇した時パ
ツキン11をこの穴15に内圧で押し込み、下舌
片14を、容体5の係合片7間等から離れて隙間
とさせ、内圧を抜く作用をなす。
ふた3の上持手2を利用してロツク弁16を設
ける。ロツク弁16は、ふた3に固定された中空
の弁体17を有し、該弁体17の中空部に昇降可
能な弁棒18を配す。弁棒18の下部の横孔19
および該横孔19に通じる縦孔20を介して、容
体5の内部は大気と連通可能となつている。弁体
17の上面に沿つて横方向に摺動可能な横L字形
のロツク部材21を設ける。ロツク部材21の水
平部に穴22を穿け、弁棒18がこの穴22と面
する時のみ弁棒18の上昇を許容させる。ロツク
部材21の垂直部に、一端が上持手2の壁に当接
するスプリング23を係止させる。ロツク部材2
1の垂直部の下部に半径方向内方に向いた爪片2
4を固定する。爪片24は、常時は、ふた3の側
壁9に穿けた穴25を介してふた3の内部へと突
出し、又、ロツク部材21の水平部の穴22が弁
棒18の上面と対向する。第2図に示すふた3と
容体5との位置関係の時は、爪片24は、容体5
の係合片7の側縁に当接するので、ロツク部材2
1は、第1図の右方へ強制されている。その後、
ふた3を容体5に対して回動させ、係合片7と係
止片10とを重ね合せると、爪片24は、係合片
7間に位置するので、係合片7との当接が解放さ
れ、ロツク部材21は、スプリング23の力で第
1図に示す位置をとる。第1図に示す状態では、
容体5の内部は、弁棒18の横孔19と縦孔20
を介して、大気と連通しているが、加熱して内部
圧が上昇すると、弁棒の下部の受圧面に作用する
内圧が、弁棒18の自重に抗して弁棒18を押し
上げ、横孔19が弁体17内に入り、内部と大気
との連通を遮断させる。又、弁棒18の上部は、
ロツク部材21の水平部の穴22内に入る。この
結果、ふた3を容体5に対して回動させ、爪片2
4を係合片7の側縁に当接させながら、係合片7
と係止片10とへ重なり合いを解き、第2図の状
態とさせようとしても、弁棒18がロツク部材2
1の水平部の穴22に入つており、ロツク部材2
1の第1図でみて右方への移動は阻止され且つ爪
片24と係合片7とがロツク関係となるが故に、
ふた3の容体5に対す回動は不可能となる。即
ち、弁棒18を押し上げる内圧がある限り、ふた
3の取外しは不可能となる。これは、比較的残圧
が高いにも拘らず、不用意にふた3を開け、内部
の煮物をふき出させるのを未然に防止させる。内
圧が下がり、弁棒18が下がり、孔19,20を
介して容体内部と大気とが連通し且つ弁棒18の
上部がロツク部材21の水平部の穴22から外れ
ると、初めて、容体5に対するふた3の回動が可
能となる。
ふた3の中央部におもり弁26を設ける。おも
り弁26は、その中央に縦孔27を、又、その下
部に横孔28を有するノズル体29をナツト30
を用い、ふた3に固定させ、さらに、ノズル体2
9の縦孔27の上部開口を、常時は、閉じる形の
おもり31を配する構成となつている。容体5の
内部圧が所定値以上になると、横孔28および縦
孔27を介して、おもり31に作用していた圧
が、おもり31を持上げ、大気と容体5内とを連
通関係とさせ、内部圧を逃し、内部圧を所定値に
維持させる。即ち、おもり弁26は圧力調整機能
を果たす。
ふた3は、さらに、安全弁32を有す。安全弁
32は、スリツト付きの袋ナツト33によつてふ
た3に固定される中空の弁体34を備え、該弁体
34に複数の横孔35を有すプラグ36を螺合さ
せる構成を有す。スリツトおよび横孔35は内圧
に対する絞りとなり、流路抵抗が大となつてい
る。このため、内圧が安全値を越えると、スリツ
ト、中空部および横孔35を介して減圧させ、一
定値以上に圧が上るのを防止させる。仮りに、安
全弁32が作用しなくても、前述した如く、パツ
キン11がふたの側壁の穴15内に内圧により移
動して内部圧を外部に逃すので、安全である。
第3図に弁体17と弁棒18とを詳細に示す。
弁棒18の一部をなす弁37は、弁棒18の縦孔
20に圧入される中央部と該中央部と一体の皿状
部とを有し、この中央部を縦孔20に圧入する
際、弁棒18の端部と弁37との間にシリコン樹
脂又はフツソ樹脂からなるワツシヤ38を介在さ
せる。ワツシヤ38の嵌込み径は弁棒18の外径
より小なる内径を有す。
一方、弁体17の下部開口の段部に、フツソ樹
脂又はシリコン樹脂からなるリング39を圧入す
る。このリング39の下面は、ワツシヤ38と当
接する座面を形成する。
弁棒18の縦孔20の上部は閉じられ、該縦孔
20は横孔40を介して大気に連通する。弁棒1
8の上部には、環状溝41が設けられ、上方横孔
40は、この溝41に開口する。この結果、上方
横孔40から吐出する内部圧はこの溝41で圧を
下げ且つ方向を変えるので、使用者に危険を与え
ない。溝41に代えて、第4図に示す如く、弁体
17の中央孔の上部に大径の環状段部42を形成
し、この段部42に上方横孔40を対向させる。
この場合においても、内部圧は上方横孔40から
段部42によつて形成された空間に入り、内部圧
の降下とその流れの方向変換を行なう。
リング39にフツソ樹脂を用いた場合、ワツシ
ヤ38をシリコン樹脂とし、又、リング39をシ
リコン樹脂とした場合、ワツシヤ38をフツソ樹
脂とする。即ち、リング39とワツシヤ38を常
に異なる樹脂で成形する。勿論、ワツシヤ38と
リング39の基体を金属で作り、これにフツソ樹
脂とシリコン樹脂とをコーテイングしても良い。
又、ワツシヤ38を用いることなく弁37にシ
リコン又はフツソ樹脂を直接コーテイングしても
良く、或いは、弁37をシリコン又はフツソ樹脂
で形成しても良い。同様に、弁体17の下部にフ
ツソ又はシリコン樹脂をコーテイングして弁座と
しても良く、或いは、弁体をフツソ又はシリコン
樹脂で成形しても良い。
本願では、異種の樹脂材を当接させるが、この
組合せは、水分や油分等の入つた煮汁が該当接部
で乾燥しても、弁体17と弁棒18の解離性は良
く、容体内の圧が下がると弁棒18は自重で簡単
に降下し、又、弁体17と弁棒18の接触時の気
密性もきわめて良い。
一方、シリコン樹脂でワツシヤ38とリング3
9とを作ると、シリコン樹脂が軟質であることか
ら密封性は良いが、両者が密着し過ぎ、弁棒18
の自重による降下が確実に成されない。又、ワツ
シヤ38をシリコン樹脂で成形し、弁体17の弁
座を金属面とすると、密封性は良いが、煮汁が乾
燥すると、シリコン樹脂のワツシヤ38が金属面
の弁座にくつつき、自重による弁棒18の落下が
確実に成されない。この傾向は、金属製の弁体1
7と弁棒18との当接部にも現れる。
〔効果〕
本発明では、単に、異種樹脂の組合せによる手
段のみで、弁棒と弁体の密封と解離性を向上させ
得るので、その製作や組付けに大巾な変更を要せ
ず、安価である。又、弁棒の動きが内部圧に追従
して正しい動きをするので、内部圧に異常をきた
すことなく安全に使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一例の調理器の断面図、
第2図はふたと容体との関係を示す底面図、第3
図はロツク弁の詳細断面図、第4図は弁棒の別の
例を示す断面図である。 図中:3…ふた、5…容体、16…ロツク弁、
17…弁体、18…弁棒、21…ロツク部材、3
7…弁、38…ワツシヤ、39…リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力調理器のふたに固定された弁体と、下部に
    弁を有し且つ前記弁体の中空部内を昇降する弁棒
    とを有し、前記弁棒が圧力調理器の容体内に開口
    可能な横孔および該横孔を大気に通じる縦孔とを
    備え、前記弁体の下部にフツソ樹脂又はシリコン
    樹脂の座を設け且つ前記弁棒の下方の弁に前記座
    と当接可能なシリコン樹脂(前記弁体の座がフツ
    ソ樹脂の時)又はフツソ樹脂(前記弁体の座がシ
    リコン樹脂の時)からなる部分を設け、前記弁棒
    が上昇した時前記横孔が前記弁体内に入り且つ前
    記弁のシリコン樹脂又はフツソ樹脂からなる部分
    が前記弁体の座に当接することを特徴とする圧力
    調理器用弁。
JP18688284U 1984-12-10 1984-12-10 Expired JPS6323010Y2 (ja)

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JP18688284U JPS6323010Y2 (ja) 1984-12-10 1984-12-10

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JPS61100327U JPS61100327U (ja) 1986-06-26
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JP2741682B2 (ja) * 1993-06-30 1998-04-22 理研軽金属工業株式会社 圧力調理器

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JPS61100327U (ja) 1986-06-26

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