JPH0425573Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0425573Y2
JPH0425573Y2 JP1985053157U JP5315785U JPH0425573Y2 JP H0425573 Y2 JPH0425573 Y2 JP H0425573Y2 JP 1985053157 U JP1985053157 U JP 1985053157U JP 5315785 U JP5315785 U JP 5315785U JP H0425573 Y2 JPH0425573 Y2 JP H0425573Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure plate
fire
plug
vent
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985053157U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61168366U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985053157U priority Critical patent/JPH0425573Y2/ja
Publication of JPS61168366U publication Critical patent/JPS61168366U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0425573Y2 publication Critical patent/JPH0425573Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Safety Valves (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば車両の燃料タンク等に装着し
て、所定温度以上に達した時に開放して内部の燃
料等を外部に流出させるようにしたセーフテイベ
ントに関するものである。
〔従来の技術〕
この種セーフテイベントは、オーストラリアや
アメリカ等の諸外国におけるトラツクに対して規
定があり、装着が義務付けられているものである
が、従来、第5図及び第6図に示すように、円板
状のベント本体2′の表面に通孔2a′,2a′を穿
設し、この内に火溶栓4′,4′を組み込んで、セ
ーフテイベント1′を構成し、これを燃料タンク
Tの開口部周縁に固着したブラケツト8にパツキ
ング9を介在させつゝボルト10,10により取
付けることが一般に行われていた。
また、実開昭58−40667号として、環状フラン
ジの中空部にヒユーズを介して栓本体を埋込み、
蓋を栓本体にボルト締し、シール材により密封可
能に容器に取付け得るように構成した可溶栓が提
案されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし乍ら、上記第5図及び第6図に記載のも
のを用いて転倒時における火災テストを行うと、
作動バラツキが大きくなつてしまう。
このバラツキは、火溶栓自体のバラツキより燃
料の冷却によるところが大きく、燃料と直接接触
することによる内部からの冷却により火溶栓は溶
けずに、思わぬ高圧を招くためであると考えられ
る。このため、燃料タンクの強度を大きくしてこ
のバラツキに見合うだけの強度を持たせる必要が
あり、形状の制限、コストアツプ等の要因となつ
ていた。
このことは、上記実開昭58−40667号公報に記
載のものも、その明細書中にヒユーズは密閉容器
内の液体に直接接触しないようにするとの記載は
あるが、栓本体には密閉容器の開口部と連通する
連通孔が形成されており、該連通孔の他端はヒユ
ーズ側に連通しているため、前記従来例と同様に
作動にバラツキがあると考えられる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の如き従来の問題点に鑑み、燃料
等との直接接触による火溶栓の冷却を防止して、
作動バラツキを極力少なくしたものを提供せんと
して案出されたものであり、その要旨は、中空状
ベント本体の上端開口部を火溶栓を介在させつゝ
蓋体で閉塞するとゝもに、前記ベント本体内に圧
力プレートを挿着し、前記蓋体と圧力プレートと
の間に外方に付勢させたスプリングを介装したこ
とを特徴とするセーフテイベントにある。
(作用) 而して、火溶栓と燃料等とが直接接触すること
を圧力プレートで防止することにより、火溶栓が
燃料等によつて冷却されることを防止し、セーフ
テイベントが所定温度以上に達した時に火溶栓を
溶かして蓋体をスプリングの弾性力で分離させ、
ベント本体の上端を開口させてここから燃料等を
外部に流出させるよう構成し得るものである。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図及び第2図に示す一実施
例により詳細に説明するに、図中1はセーフテイ
ベントで、中空円筒状のベント本体2と、このベ
ント本体2の上面開口部を閉塞させる円板状の蓋
体3と、両者2,3の間に介在させたリング状の
火溶栓4と、前記ベント本体2内に装着した圧力
プレート5及び前記蓋体3と圧力プレート5との
間に介装したスプリング6とから主に構成されて
いる。
そして、前記ベント本体2の下方内周面には段
部2aが、下方外周面にはフランジ部2bが夫々
形成されているとゝもに、側壁には火溶栓4を外
気により冷却するための外部への連通孔2cが穿
設され、更に上端には板状のかしめ部2dが一体
に連接されている。
また、前記リング状の火溶栓4の内側約半分は
蓋体3の外周縁に埋設されて固着され、外側約半
分は上記ベント本体2のかしめ部2dにおいて、
ここをかしめることによつて固着されている。
而して、火溶栓4が所定温度以上に達して溶け
た時に、蓋体3がベント本体2から分離してベン
ト本体2の上端開口部を開放させるよう構成され
ているのである。
更に、前記圧力プレート5は上記ベント本体2
の段部2aの上面に載置され、この当接面にはO
リング7が装着されている。この圧力プレート5
は、燃料タンクT内の燃料等がベント本体2内に
流入し、火溶栓4がこれによつて冷やされてしま
うことを防止するためのものである。
また、前記スプリング6は上記蓋体3と圧力プ
レート5との間に外方に付勢させて装着されてお
り、この弾性力で圧力プレート5を下方に押し付
けるとゝもに、火溶栓4が溶けた時に蓋体3を強
制的に分離させるためのものである。
而して、セーフテイベント1、特に火溶栓4が
熱せられて所定の温度以上に達した時に、これが
溶けてベント本体2から蓋体3が分離し、スプリ
ング6の弾性力で強制的に吹き飛ばされるとゝも
に、圧力プレート5も燃料タンクT内の圧力によ
り外部に押し出されるのであり、しかもこの時、
圧力プレート5によつて燃料タンクT内の燃料と
火溶栓4とが直接接触することが防止され、燃料
によつて火溶栓4が冷やされてしまうことがない
よう構成されている。
上記のように構成したセーフテイベント1をそ
のフランジ部2bにおいて、燃料タンクTの開口
部周縁に固着したブラケツト8にパツキング9を
介在させつゝボルト10,10により取付けるの
である。
第3図は他の実施例を示すもので、ベント本体
2の内周面と圧力プレート5の外周面とを摺動面
となすとゝもに、ここにOリング7を装着し、更
に圧力プレート5の上面と蓋体3の下面とを当接
させたものである。而して、火溶栓4が溶けた時
に、燃料タンク等の内部圧力により圧力プレート
5を蓋体3と共にベント本体2に沿つて外方に摺
動させてベント本体2の内部を開放させるよう構
成したものである。
第4図は更に他の実施例を示すもので、スプリ
ング6の弾性力F、圧力プレート5が完全に閉じ
ている時に、内部の規定圧力pがこれを押すP1
すなわちパツキング7の外径をdとした時P1
pπd2/4と等しくする(F=P1=πpd2/4)と
共に、火溶栓4のベント本体2によるかしめ力P
をこの力P1より大きく、且つ圧力プレート5が
僅かに浮き上がつた時に内部の規定圧力pこれを
押す力P2、即ち圧力プレート5に直径をDとし
たときP2=pπD2/4より小さく設定したもので
ある(F=P1=πpd2/4<P<P2=pπD2/4)。
このように構成することにより、内部圧力が規定
圧力以上になつた時に、強制的にベント本体2に
より火溶栓4のかしめを解いて、これを分離させ
るようにすることができる。
〔考案の効果〕 本考案に係るセーフテイベントは、上記のよう
に、中空状ベント本体の上端開口部を火溶栓を介
在させつゝ蓋体で閉塞するとゝもに、前記ベント
本体内に圧力プレートを挿着し、前記蓋体と圧力
プレートとの間に外方に付勢させたスプリングを
介装した構成であるので、次のような諸効果を奏
する。
火溶栓が燃料により冷却を受けないので、こ
の火溶栓が溶ける温度が常にほゞ一定となつて
作動バラツキを最小限に抑えることができる。
スプリングにより強制的に蓋体を分離させ、
火溶栓が溶ける初期温度で開弁させることがで
き、火溶栓を高温化し、大気温での安定性を得
るようにすることができる。
開口面積を大きくとることができ、大容積の
燃料タンクに使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃料タンクに取付けた状態を示す縦断
面図、第2図は蓋体が分離した状態を示す縦断面
図、第3図は他の実施例を示す縦断面図、第4図
は更に他の実施例を示す縦断面図、第5図及び第
6図は従来例を示し、第5図は第1図相当図、第
6図は平面図である。 1……セーフテイベント、2……ベント本体、
2d……同かしめ部、3……蓋体、4……火溶
栓、5……圧力プレート、6……スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空状ベント本体の上端開口部を火溶栓を介在
    させつゝ蓋体で閉塞するとゝもに、前記ベント本
    体内に圧力プレートを挿着し、前記蓋体と圧力プ
    レートとの間に外方に付勢させたスプリングを介
    装したことを特徴とするセーフテイベント。
JP1985053157U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0425573Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985053157U JPH0425573Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985053157U JPH0425573Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61168366U JPS61168366U (ja) 1986-10-18
JPH0425573Y2 true JPH0425573Y2 (ja) 1992-06-18

Family

ID=30573756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985053157U Expired JPH0425573Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0425573Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030217770A1 (en) * 2002-05-24 2003-11-27 Schultz Jeffrey A. Combination thermal and pressure relief valve
US8844554B2 (en) 2008-07-17 2014-09-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Valve mechanism opened in response to extremely high temperature
JP6457751B2 (ja) * 2014-07-02 2019-01-23 東日本旅客鉄道株式会社 過熱検出用カプセルおよび火災予兆検出システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840667B2 (ja) * 1978-12-18 1983-09-07 東邦機材株式会社 複数液の計量吐出装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840667U (ja) * 1981-09-09 1983-03-17 昭和鉄工株式会社 可溶栓
JPS59193196U (ja) * 1983-06-10 1984-12-21 株式会社 平川鉄工所 可溶栓

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840667B2 (ja) * 1978-12-18 1983-09-07 東邦機材株式会社 複数液の計量吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61168366U (ja) 1986-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3606096A (en) Liquid dispensing device
US5615809A (en) Vented beverage container lid
US5996607A (en) Installing a fill limiting vent valve in a fuel tank
US7168441B2 (en) Fuel cutoff valve
US4094437A (en) Cap assembly and method for producing thereof
JPH0885566A (ja) 開放済炭酸飲料缶閉鎖治具
US6253970B1 (en) Aerosol container with safety device
US5971203A (en) Quick release vent apparatus for a fuel tank
JPH0425573Y2 (ja)
US4628012A (en) Explosion-proof, hermetically sealed galvanic cell
JPS6363761B2 (ja)
US4358023A (en) Capping assembly for use in fuel storage tank for vehicles
JP2003338270A (ja) 一方向弁
JPH0356258A (ja) 容器枝管用蓋
JPH026695B2 (ja)
US3415410A (en) Fuel tank filler cap
JPS5890051A (ja) 圧力補償装置
JP2000240833A (ja) 燃料遮断弁
US20040155040A1 (en) Fusible bung for liquid tanks
US3516870A (en) Safety valve for electric storage cells
JP3980529B2 (ja) ポット
GB1566865A (en) Assembly comprising a fluid-containing enclosure and a capsule containing a heatsensitive element
JP2601123Y2 (ja) 金属製真空二重容器
JPS6323335Y2 (ja)
JP2539548Y2 (ja) 燃料タンク用蓋