JPS63230022A - 育苗用の土供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、育苗用の土供給装置に関し、詳しくは、播種
装置に備えらるものであって、略水平方向に向けて送ら
れる育苗箱に対して、この育苗箱の送り方向と直交する
方向での育苗箱の全幅に床上あるいは覆土を供給する装
置に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の土供給装置では、ベルトコンベア等の搬
送装置に対して、夫々の間に隙間を生じないよう連続状
態で育苗箱を載置すると共に、上記の如く広い幅の状態
で連続的に送り出される土の下方をこれらの育苗箱を通
過させることで、短時間のうちに多くの育苗箱に床上環
を供給できるよう構成されている（参考文献記載せず）
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前記のように土を広い幅で供給しようとする場
合には、土を送り出す吐出口がスリット条に形成される
ことから、この吐出口に土の詰まりを発生させやすく、
土の供給不足を招くことがある。又、この種の土供給装
置にはホッパーを備えることが普通であり、床上の水分
に起因してホッパー内にブリッジを生じた場合にも土の
供給不足を招き土の表面に凹状の溝を形成することもあ
る。

特に、床上供給から播種処理後の育苗箱を積重ね、更に
発芽緑化まで一貫して行うプラントに備えられている土
供給装置において、前述の如（土の供給不足を発生させ
た場合には、プラント全体の稼動を停止させる必要を生
じることもあり改善が望まれている。

尚、従来の土供給装置で土の供給不足を生じた場合に、
この状態を検出する特別の手段が無く、作業者が視覚に
よって土の供給状態を確認しているのが現状である。

本発明の目的は、土の供給不足を正確に検出する機構を
できるだけ合理的に構成する点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴は、略水平方向に向けて育苗箱を送る搬送
装置、及びこの搬送装置で送られる育苗箱に対して、搬
送装置の搬送方向と直交する方向での育苗箱の全幅に土
を供給する吐出口を形成して成るホッパーを備えると共
に、育苗箱に供給される土の搬送装置の搬送方向と直交
する方向での供給分布を検出する計測手段を備えて成る
点にあり、その作用、及び効果は次の通りである。

〔作　用〕

上記特徴を例えば、第１図に示すように構成すると、吐
出口（２２）の一部を小さな土塊等が遮って吐出口（２
２）から送り出される±（１９）の量がこの部位のみで
低下した場合でも、吐出口（２２）の他の部位における
土（１９）の吐出量との比較によって計測手段（Ｓ）が
この状態を検出することになる。

つまり、吐出口（２２）から送り出される±（１９）の
有無を検出するので無く、吐出口（２２）における他の
部位と比較して吐出量の減少を判別するので、吐出口（
２２）を遮る土塊が小さい状態であっても、この土塊が
成長する以前に詰まりの発生を検出できるのである。

〔発明の効果〕

従って、吐出口から送り出される土の幅方向での分布を
調べることによって、供給量の減少が比較的小さい場合
でも、例えば作業者が視覚によって検査する場合と比較
して、正確で迅速に土の供給量の減少を検出する機構が
得られたのである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第３図及び第４図には播種処理から発芽苗の成育緑化の
処理までのプロセスを一貫して行うプラントを示してあ
り、その概要は、積重ね状態で保存された育苗箱群（１
ｇ）を移送するコンベア（２）、このコンベア（２）か
らの育苗箱群（１ｇ）を作業レベルに移すエレベータユ
ニット（３）、及びエレベータユニット（３）から送ら
れる育苗箱群（１ｇ）の下端の育苗箱（１）を順次送り
出す供給装置（４）で成る育苗箱供給部（Ａ）と、この
供給部（八）から送り出された育苗箱（１）を略水平方
向に送る搬送装置（５）、この搬送装置（５）を送られ
る育苗箱（１）に対して床上を供給する床上供給装置（
６）、床上供給後の育苗箱（１）に水分を供給する潅水
装置（７）、潅水後の育苗箱（１）に種子を播く播種装
置（８）、播種後の育苗箱（１）に覆土を供給する覆土
装置（９）で成る播種処理部（Ｂ）と、この播種処理部
ＣＢ）からの育苗箱（１）を送るベルトコンベア（１０
）、このベルトコンヘア（１０）で送うれる育苗箱（１
）を運搬台車（１１）の荷台に対して積重ねる積重ね処
理部（Ｃ）と、この積重ね処理部（Ｃ）からの積重ね状
態の育苗箱（１）・・を所定の湿度、温度に維持する出
芽処理部（Ｄ）と、この出芽処理部（Ｄ）からの積重ね
状態の育苗箱（１）・・が搬送車（１２）を介して送り
込まれることで、出芽状態の育苗箱（１）を１つずつ緑
化棚（１３）に対して所定の上下間隔で移し替える機構
（１４）で成る移し替え処理部（Ｅ）と、このように育
苗箱（１）・・力ｑ多し替えられた緑化棚（１３）を収
めることで、育苗箱（１）・・に対して充分な水分と太
陽光線とを供給する緑化処理部（Ｆ）とで構成されてい
る。

尚、前記播種処理部（Ｂ）を構成する床上供給装置（６
）及び覆土供給装置（９）は夫々とも本発明に係る育苗
用の土供給装置の一例であって、夫々の供給装置（６）
　、　（９）に対して土の貯留部（１５）から土を送る
搬送用のパケットコンベア（１６）、ベルトコンベア（
１７）　、　（１８）が設けられている。

又、床上供給装置（６）は、第１図及び第２図に示すよ
うに土（１９）を収めるホッパー（２０）とホッパ−（
２０）からの土を送るベルトコンベア（２１）と、ホッ
パー（２０）の下縁とベルトコンベア（２１）の上面と
でスリット状に形成される吐出口（２２）とを備え、該
床上供給装置（６）では吐出口（２２）が搬送装置（５
）の搬送方向に直交する方向に向けて形成されることで
、育苗箱（１）の全幅に±（１９）を供給すると共に、
該床上供給装置（６）では床上の供給不足を生じた場合
にはブザー（２３）の作動で供給不足を作業者に認識さ
せる機構を備えている。

つまり、前記吐出口（２２）の長手方向に沿って螺軸（
２４）とストロークセンサ（２５）とが設けられ、これ
らに外嵌するブラケット（２６）に対して非接触型の測
距センサ（２７）が取付けられ、更に、測距センサ（２
７）とストロークセンサ（２５）とからの信号が入力す
る信号系とブザー（２３）に対する信号系とを備えた制
御装置（２８）が設けられている。

前記螺軸（２４）は、一方向に向けて回転することで測
距センサ（２７）を往復移動させるようエンドレスの螺
旋溝（２４ａ）が形成されると共に、該螺軸（２４）は
減速ケース（２９）を介して電動モータ（３０）からの
動力が伝えられ、又、ストロークセンサ（２５）は測距
センサ（２７）の位置を検出する。

そして、測距センサ（２７）の検出方向を吐出口（２２
）から送り出される±（１９）の方向に設定することで
、例えば吐出口（２２）の一部を土塊が遮った場合には
、往復移動状態の測距センサ（２７）は送り出される土
（１９）の減少を検出すると共に、制御装置（２８）は
吐出口（２２）の全幅での土の供給分布に基づいてこの
減少が所定量以上に達していることを判別すると前記ブ
ザー（２３）を作動させるように構成されている。

尚、測距センサ（２７）は発光部（図示せず）と受光部
（図示せず）とを備えて成り、この測距センサ（２７）
と螺軸（２４）等の往復移動手段と制御装置（２８）と
を併せて計測手段（Ｓ）と称する。

因みに、前記ホッパー（２０）の内部には感圧センサ（
３１）が設けられ、この感圧センサ（３１）によってホ
ッパー内の土の減少が検出されると前記バケットコンベ
ア（１６）等を作動させて該ホ・ツバ−内に土が送り込
まれるように構成されている。

〔別実施例〕

本発明は上記実施例以外に例えば、第５図に示すように
床上供給装置（６）によって土（１９）が供給される位
置に対して搬送装置（５）の搬送下手側に位置させ、か
つ、搬送方向に直交する方向に多数の測距センサ（２７
）・・を設けると共に、これら測距センサ（２７）・・
によって検出される土（１９）の表面のレベルが育苗箱
（１）の底壁（１ａ）を基準としてどのような位置にあ
るかを判別することで、±（１９）の供給不足を検出す
るよう構成して良く、又、同図に示すように電動モータ
（３２）によって回動操作される螺軸（３３）と螺合す
るナンド（３４）に対して、吐出口（２２）に挿通ずる
ロッド材（３５）を取付けておき、計測手段（Ｓ）によ
って±（１９）の供給不足が検出された場合には、ロッ
ド材（３５）を吐出口（２２）に沿って移動させること
で、吐出口（２２）の詰まりを取除くように構成するこ
とも可能である。

尚、このようなロッド材（３５）を移動させると同時に
ブザー等を作動させて良く、又、ロンド材（３５）の移
動によっても詰まりが解消されない場合にプラントの稼
動を停止させるよう構成することも可能である。

又、本発明は計測手段（Ｓ）を超音波センサを用いて構
成する、あるいは接触型のセンサを用いる等様々に実施
可能であり、土供給装置は覆土用のものであっても良い
。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る育苗用の土供給装置の実施例を示し
、第１図は該土供給装置を示す概略側面図、第２図は該
土供給装置の概略平面図、第３図は育苗箱供給部から積
重ね処理部までを示すプラントの一側面図、第４図は積
重ね処理部から緑化処理部名を示すプラントの側面図で
あり、第５図は土供給装置の別実施例を示す斜視図であ
る。 （１）・・・・・・育苗箱、（４ａ）・・・・・・育苗
箱の底壁、（５）・・・・・・搬送装置、（１９）・・
・・・・土、（２０）・・・・・・ホ・ツバ−１（２２
）・・・・・・吐出口、（２７）・・・・・・測距セン
サ、（Ｓ）・・・・・・計測手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、略水平方向に向けて育苗箱（１）を送る搬送装置（
   ５）、及びこの搬送装置（５）で送られる育苗箱（１）
   に対して、搬送装置（５）の搬送方向と直交する方向で
   の育苗箱（１）の全幅に土（１９）を供給する吐出口（
   ２２）を形成して成るホッパー（２０）を備えると共に
   、育苗箱（１）に供給される土（１９）の搬送装置（５
   ）の搬送方向と直交する方向での供給分布を検出する計
   測手段（Ｓ）を備えて成る育苗用の土供給装置。 ２、前記計測手段（Ｓ）が、搬送装置（５）の搬送方向
   と直交する方向に沿う夫々の位置における前記吐出口（
   ２２）からの土（１９）の吐出減少を検出するよう、該
   方向に沿って平行移動する非接触型の測距センサ（２７
   ）で成る特許請求の範囲第１項に記載された育苗用の土
   供給装置。 ３、前記計測手段（Ｓ）が、搬送装置（５）の搬送方向
   と直交する方向に沿う夫々の位置での育苗箱（１）に対
   する供給後の土（１９）の不足を検出するよう、搬送装
   置（５）の上方に位置させ、かつ、育苗箱（１）の底壁
   （１ａ）からの土（１９）のレベルを求める複数個の測
   距センサ（２７）・・で成る特許請求の範囲第１項に記
   載された育苗用の土供給装置。