JPS63227996A - 多翼送風機の羽根 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は小型の多翼送風機のプラスチック製の羽根に関
するものである。

従来の技術 従来、この種の多翼送風機の羽根は第３図および第４図
に示すような構成であった。すなわち、円形の基板１０
１の外周内に複数の翼１０２を等間隔に配設して、前記
基板１ｏ１と反対側に翼１０２を固定する固定リング１
０３を設け、前記基板１０１の中央に回転軸（図示せず
）を挿入して固定する羽根ボス１０４を設け、これらす
べてをプラスチックで一体成形するよう構成していた。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、金型から抜取るため抜勾配
を設けるが、第４図に示すように翼１０２の抜勾配は、
翼１０２の全長の両端間で設けることになる。したがっ
て翼１０２の基板１０１側で厚みが大となシ、固定リン
グ１０３側で厚みが小となり、翼１０２の長さが大きく
なると翼１ｏ２の厚みの大と小の差が大きくなる。この
ため翼１０２の固定リング１０３側では翼１０２の厚み
が小なので特性が良好であるが、基板１０１側では翼１
０２の厚みが大なので特性が低下する。また翼１０２の
厚みが大なので材料を多く必要とする問題があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、特性を改
善して良好にし、材料を少くして省資源を図ることので
きる多翼送風機の羽根を提供することを目的とするもの
である。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、回転軸を固定す
る羽根ボスに連設した円形の基板の外周端に翼を２分割
した一方の上翼の一端を連設して配列し、前記工員の他
端に、翼を２分割した他方の上翼の一端を連設し、前記
上翼の他端を固定リングで固定して一体形の多翼送風機
の羽根を構成したものである。

作　　用 この構成により、翼を２分割して成形するので、一本の
翼の場合に比べて金型からの抜勾配を小さくすることが
でき、翼を全体的に薄く成形できることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図および第２図にもとづき
説明する。

回転軸（図示せず）を固定する羽根ボス１の外周に連続
して円形の板の基板２を設け、この基板２の外周の端に
基板２と直角に翼３の上翼４の一端を連設して配列し、
この上翼４の他端を上翼４の外径および内径と同一の外
径および内径を有する中空の仕切板５の一面に連設し、
この仕切板５の他面に翼３の上翼６の一端を前記上翼４
と平行に配列して連設し、上翼６の他端外周に上翼６を
連設して固定する固定リング７を設けている。

上記構成において、翼３は上翼４と上翼６に２つに分割
されているので、翼３の長さは半分づつとなって金型か
らの抜勾配は一木の翼の場合に比べて小さくなり、上翼
４および上翼６の厚みの差は小さくなる。したがって、
上翼４および上翼６はそれぞれ厚みを薄くすることがで
き、羽根の特性の低下がなく改善できることとなる。

以上のように本実施例によれば、翼３を上翼４と上翼６
に２分割しているので翼３の厚みが薄くでき、省資源と
なり、また翼３の厚みが薄くなるので特性も向上するこ
ととなる。なお、実施例では仕切板５を設けているが、
仕切板６を設けずに上翼４と上翼６に２分割して連設し
た構成にしても同様の効果が得られる。

発明の効果 以上の実施例の説明よシ明らかなように本発明によれば
、翼の厚みを薄くできるので省資源、かつ特性の改善を
十分前した羽根が得られることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による多翼送風機の羽根の側
断面図、第２図は同羽根の翼の長手方向の断面図、第３
図は従来の多翼送風機の羽根の側断面図、第４図は同羽
根の翼の長手方向の断面図である。 １・・・・・・羽根ボス、２・・・・・・基板、３・・
・・・・翼、４・・・・・・上翼、６・・・・・・上翼
、７・・・・・・固定リング。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１−
−一可１享（ボ′ス ２−、ｉ坂 ５−−−（ｒ草目反 第　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　回転軸を固定する羽根ボスに連設した円形の基板の外
   周端に翼を２分割した一方の下翼の一端を連設して配列
   し、前記下翼の他端に、翼を２分割した他方の上翼の一
   端を連設し、前記上翼の他端を固定リングで固定してな
   る一体形の多翼送風機の羽根。