JPS63227979A - 少なくとも２つの流体圧伝動系のための合計出力調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は第１と第２の流体圧装置の夫々に流体制御装置
を備え、これら流体圧装置は共通の駆動装置により駆動
され、少なくとも２つの流体圧伝動系を有する複数の流
体圧装置用の合計出力調整システムに関する。

（従来の技術並びに発明が解決しようとする問題点） この種の合計出力調整装置はドイツ特許出願公開明細書
節３８２８２７８号に記載され且つ描写されている。こ
の種の出力調整装置の機能は共通駆動装置からの得られ
る出力が超過しないようにその流体圧装置を制御するこ
とである。

この既知の構造では、第１伝動系の流体圧装置は出力調
整されないが、これに対し第２伝動系の流体圧装置は出
力調整される。その結果、第２伝動系の流体圧装置、即
ち第２流体圧装置の出力調整は、作動圧が増加するにつ
れて、第２流体圧装置に対しより低い出力量がセットさ
れるような方法で第１流体装置の作動圧に依存する。

その結果、第１伝動系が優先する。即ち第１伝動系の作
動回路によって供給される流体モータが優先して駆動さ
れる。

この既知の調整装置は機能的に有効かつ有用であること
は明らかである。然しなから、第１流体圧装置の出力調
整がなされない時、またその出力調整がなされる時でさ
え、第１流体圧装置の作動圧に第２流体圧装置の出力調
整が依存しているので有効出力を満足に利用できないと
いう欠点がある。

本発明の目的は構造と機能が単純でありながら、有効出
力を実質上１００％利用できるようにすることにある。

（問題点を解決するための手段） 本考案は、上記目的を達成すべく、少なくとも２つの流
体圧伝動系を有する複数の流体圧装置用の合計出力調整
装置であって、第１と第２の流体圧装置の夫々に流体制
御装置を備え、これら流体圧装置は共通の駆動装置より
駆動され、該第２流体圧装置はこれの出力に依存して該
制御装置に作用する圧力を調整する流体出力調整装置を
備え、且つ該第１流体圧装置の作動圧にもとずく制御圧
が該出力調整装置に流体アクチュエータにより伝達され
るようにしたものに於いて、該第１流体圧装置は、その
出力を制限し且つ該第１流体圧装置の出力によって制御
圧（Ｐ３）を制御する第１出力測定弁を有することを特
徴とする。

（作　用） 本発明に従う設計では、可変制御として第２流体圧装置
の出力調整装置に伝達されるのは作動圧ではなくて出力
取出量に比例する圧力信号である。この結果、需要制御
のための圧力遮断、負荷感知調整またはその他の作動圧
の変動の場合でさえ、有効駆動力は、完全に利用できる
。

同等（パリティ）調整型流体圧装置用の合計出力調整装
置の場合には、各流体圧装置の出力調整を他方の流体圧
装置の作動と吐出量または排出量に依って実施すること
はドイツ特許出願公開明細書節２０３８９８８号からそ
れ自体既知であるが、この既知の設計の場合には調節自
在の絞りは、作用圧と吐出量との両者を決定または伝達
するのに使用され、これは出力損失を招くとともに制御
システムを高価で複雑なものにする。

後者の装置が高価かつ複雑になるのは、１つの絞りの調
節が他方の絞りの作用に必然的に影響するからである。

これとは反対に、本発明に従う設計は第１流体圧装置の
出力取出量を決定する測定バルブを使用しており、その
結果、そのバルブによって第１流体圧装置の出力取出量
に対応する信号を第２流体圧装置の出力調整装置に簡単
な方法で伝達することができる。

本発明の有用な開発が従属特許請求の範囲に記載されて
いる。特許請求の範囲第３項に記載の設計は本発明に従
う利点を使用している等優先作動回路用の合計出力調整
装置を提供している。

（実施例） 簡素化した図面に例として示した好適実施例を参照しな
がら本発明を以下に説明する。

全実施例において、共通の駆動モータ（図示せず）、特
に定速モータ、例えば、ディーゼルエンジンで駆動され
る可変吐出量の流体ポンプ３．４を夫々有している２つ
の流体圧伝動装置１と２が配設されている。関連の流体
モータは図示されていない。作動回路または作動管路に
は番号５と６が付されている。

流体ポンプ３．４を制御するために、両側に圧力が作用
し、各々、第１および第２の作動室１１．１２及び１３
．１４を境界づけている制御ピストン９．１０を有する
同一の制御装置７．８が配設されている。第１作動室１
１．１３の各々は、連結管路Ｌ５．１Ｇ及び１７．１８
を通して作動圧を受け、一方第２作動室１２．１４のそ
れぞれは、出力調整バルブ１９．２０によって調整され
連結管路２１．２２を通して第２作動室１２．１４に供
給される制御圧を受ける。

各調整バルブ１９．２０は、対応する流体ポンプ３．４
の吐出量と作動圧とに依存して制御圧を調整する、全体
２３．２４で示した出力調整装置に連結されている。こ
のため各出力調整装置２３．２４はピストン２７．２８
を備えた液圧シリンダ２５．２６を有しており、連結管
路２９．３０を通して作動圧が前記ピストンに作用しつ
る。該シリンダ２５．２６は制御ピストン９．１０のピ
ストン棒に機械的に連結され、即ち、それらのシリンダ
は該ピストンと共に移動する（二重矢印を参照のこと）
。

シリンダ２５．２６のピストン２７．２８は、各々固定
揺動レバーアーム３２．３３に対して作用し、第１出力
調整装置２３のレバーアーム３２は出力測定バルブ３４
のバルブスライドでのシリンダ２５から離れた対向面の
側部の作用を受け、一方、出力調整装置２４のレバーア
ーム３３は、調整ばね３５によってレバーアーム３３に
対して作用される調整バルブ２０のバルブスライドとそ
の一方の側部で操作上連結している。

測定バルブ３４は分岐連結管路３６の制御圧を調整し、
その制御圧はそれが調整バルブ１９に作用するので連結
管路２１の制御圧に関して基本となる。この基本制御圧
は、従って連結管路２１の制御圧Ｐ４と作動回路５、Ｇ
の作動圧Ｐ１とＰ２から区別するためにＰ３が付されて
いる。この制御圧Ｐ３は、また、レバーアーム３３に対
して作用する液圧シリンダ４２のピストン４１にも作用
する。この実施例では２アームレバーが配設されていて
、その第２アームには４３が付されており、ピストン４
１がレバー４３に作用して、シリンダ２Ｂのピストン２
８により生じた回転モーメントを補足する回転モーメン
トを生じ、こうして調整バルブ２０に対抗している。

各出力調整装置２３．２４には、また、圧力規制バルブ
５１と負荷感知バルブ５２とが配設されており、圧力制
限バルブ５１は連結管路１５／　２１中の調整バルブ１
９．２０の後に直列に連結されており、バルブ５２は図
示したように、並列連結管路５３に配置されており、し
かも、絞り５６の前後の作用圧Ｐ１とＰ２によって連結
管路５４．５５を通じて操作される。

流体ポンプ３．４が作動すると、流体ポンプ３の出力取
出量に比例する圧力信号は、作動圧Ｐ１が増加するにつ
れて流体ポンプ４の出力が低下するように、ピストン４
１によって第２出力調整装置２４に伝達される。従って
、流体ポンプ３は先に調整される。調整範囲外の作動、
或いはその他の過負荷制御（負荷感知、圧力遮断）の場
合には、第１流体ポンプ３からの未使用有効出力が第２
流体ポンプ４に送られるため、実質上完全な出力利用が
保証される。

第２図の実施例では同一部品には同一参照番号が付され
ている。この第２実施例と第１実施例との基本的な違い
は各出力調整装置、ここでは６１と６２は、出力調整バ
ルブ８３．８４と、出力測定バルブ８５．６Ｂとを有し
ており、調整バルブ６３．６４が連結管路８７．８８を
通じて、測定バルブ６５．６６で調整される制御圧Ｐ３
，１、Ｐ３．２によって作動されることである。それ以
外には、第１実施例のように可変弾性のばね８６に抗し
て移動する調整バルブ８３．８４のスライドが２つの部
分で構成されており、各スライド部８９．７１が圧力で
作動される表面Ｐ、７３を有しており、これらの表面７
２．７３が同一の運動方向に作動し、また圧力ばね７４
がスライド部８９．７１間に介設されていることである
。

更に、バルブ５２と圧力制限バルブ５１と調整バルブ６
３．６４との配列順序も第１実施例のそれとは異なって
いる。第２実施例では、バルブ５２は連結管路１５／　
２１にあって、どちらの場合も圧力制限バルブ５１と調
整バルブ６３または６４との間の中間にあり、またどち
らの場合もバルブ５２は作動室１２．１４から見て圧力
制限バルブ５１の後に配置されている。

第２図の第２実施例の場合には、流体ポンプ３．４は同
時に調整され、従って、有効出力の全使用は交互に起こ
る。

第３図の実施例は基本的には第２図の実施例に対応して
いる。同一部品には同一参照番号が付されている。調整
バルブ６３．６４のピストンスライド部７１には、表面
７３から離れて面する側に上部８１が関連させられてお
り、これらの止部は夫々の制御領域の開始時に、制御圧
Ｐ３，１とＰ３，２の影響を規制するものであって、前
記制御圧は夫々、それとは関連していない測定バルブ６
５．６６によって制御される、即ちそれとは関連してい
ない流体ポンプ３．４から夫々生じている。

一方、関連した測定バルブ６５．６６によって調整され
る各制御圧の調整バルブ６３．６４に対する作用は調整
バルブ６３．６４を調整範囲で制御するように維持され
る。

ピストンスライド部６９．７１は夫々、互いに向い合っ
てシリンダ８４内に突出しているピストン８２．８３を
有しており、前記シリンダ内にはピストン８２．８３の
間に圧力ばね７４が介設されている。

この実施例によれば、シリンダ８４は連結管路８５を介
して、各圧力制限バルブ５１で制御された圧力に連動さ
れており、従ってこの圧力は、制御端を備えている制御
バルブ部６９に直接、かつピストンバルブ部６９．７１
間の距離が大きくなるにつれて遅く作用する止部８１を
通して影響する。

止部８１も調節自在のものが好ましい。

この実施例ではシリンダ２５または２６のピストン２７
または２８が制御装置７．８の各制御ピストン９、ＩＯ
の中に配置されており、シリンダ２５または２６の連通
している連結管路８７が各制御ピストン９．１０内にあ
る。更に、アングルレバ−８８にはここではそのアーム
８９に対して少なくとも片側に、好ましくは両側に作用
する圧力ばね９１が設けられており、少なくとも１つの
圧力ばね９１の弾性は調節自在である。更に、これらの
実施例では制御ピストン９．１０用の戻しばね９３は例
えばその制御シリンダの外側に配設されている。

前の２つの実施例と同様に第３図の実施例でも、測定バ
ルブ３４．６５．６６で調整された制御圧Ｐ３、ｐａ、
ｔとＰ３，２とは測定バルブ３４．６５．６６のスライ
ドに作用する。

第３図に番号９４で示されており、各作動管路５．６か
ら見て、連結ライン１５／　２１．１Ｂ／　２２の制御
バルブ８３．８４の前に配置されているバルブは例えば
速度制御のような需要制御用の負荷感知バルブまたは流
量調整バルブでよい。

流体ポンプ３．４が同等に（同じパリティで）調整され
る第２図と第３図の実施例では、夫々他方の流体ポンプ
に影響する制御信号が規制されなければならない。２つ
の流体ポンプが同じ性能特性曲線のもので構成されてい
る場合には、制御信号は、従って機械的にまたは液圧的
に半分に制限されなければらなず、これは止部８１によ
って行なわれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一方の装置が優先的に調整される２つの液体圧
装質の本発明に従って構成した合計出力調整装置の回路
図、第２図は等優先的に調整される２つの流体圧装置の
本発明に従って構成した合計出力調整装置の回路図、第
３図は等優先的に調整される流体圧装置用の本発明に従
って構成した合計出力調整装置の別の実施例を示す回路
図である。 １．２・・・流体伝動装置　３．４・・・流体ポンプ７
．８・・・制御装置　　　２３．２４・・・出力調整装
置３４．６３．６４・・・出力測定バルブ特許出願人　
ハイドロマチック　ゲゼルシャフトミット　ベシュレン
クター

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも２つの流体圧伝動系を有する複数の流体
   圧装置用の合計出力調整装置であって、第１と第２の流
   体圧装置の夫々に流体制御装置を備え、これら流体圧装
   置は共通の駆動装置より駆動され、該第２流体圧装置は
   これの出力に依存して該制御装置に作用する圧力を調整
   する流体出力調整装置を備え、且つ該第１流体圧装置の
   作動圧にもとずく制御圧が該出力調整装置に流体アクチ
   ュエータにより伝達されるようにしたものに於いて、該
   第１流体圧装置は、その出力を制限し且つ該第１流体圧
   装置の出力によって制御圧（Ｐ＿３）を制御する第１出
   力測定弁を有することを特徴とする、少なくとも２つの
   流体圧伝動系のための合計出力調整装置。 ２、第１流体圧装置も出力調整装置によって出力調整が
   なされることと、第２流体圧装置の出力調整装置に連動
   し、第１流体圧装置の出力調整装置に伝達される第２制
   御圧（Ｐ＿３、＿２）を、第２流体圧装置の出力に依存
   して制御する第２出力測定弁が第２流体圧装置に配設さ
   れていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項に記
   載の少なくとも２つの流体圧伝動系のための合計出力調
   整装置。 ３、前記流体制御装置は復動ピストンを備えた制御シリ
   ンダを有しており、その一方の作動室はそれに連動する
   装置の作動圧を受け、他方の作動室は第１制御圧によっ
   て作動される出力調整バルブで夫々調整される第２制御
   圧（Ｐ＿４）を受けることを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項に記載の少なくとも二つの流体圧伝動系のため
   の合計調整装置。 ４、前記出力調整バルブが前記第２制御圧によって作動
   されうる２つの表面を有していることを特徴とする、特
   許請求の範囲第３項に記載の少なくとも２つの流体圧伝
   動系のための合計調整装置。 ５、前記両表面が同一移動方向に有効であることを特徴
   とする、特許請求の範囲第４項に記載の少なくとも２つ
   の流体圧伝動系のための合計出力調整装置。 ６、前記出力調整バルブが２つの部分から成るピストン
   スライドを有しており、各ピストンスライド部が圧力で
   作動される表面を有していることと、ストローク規制止
   部が前記スライド部分の一方に連動していることを特徴
   とする、特許請求の範囲第５項に記載の少なくとも２つ
   の流体圧伝動系のための合計出力調整装置。 ７、前記両スライド部間にばね、好ましくは圧力ばねが
   介設されていることを特徴とする、特許請求の範囲第６
   項に記載の少なくとも２つの流体圧伝動系のための合計
   出力調整装置。 ８、該測定弁のピストンスライドは、該連動流体圧装置
   の作動圧（Ｐ＿１、Ｐ＿２）が作用した１つのピストン
   と作動的に連続され、該ピストンは連動する制御ピスト
   ン内に配列され、該制御ピストンを横切って動き且つ該
   制御ピストンで調整され、該測定弁のピストンスライド
   と該ピストンの間に、該連動制御ピストンの軸を横切り
   且つ該測定弁（３４；６５、６６）のバルブスライドを
   横切って延びる固定軸に軸支されたレバーアームが存す
   るように配列したことを特徴とする、特許請求の範囲第
   １項記載の少なくとも２つの流体圧伝動系のための合計
   出力調整装置。 ９、前記レバーアームはばねによって一方の旋回方向に
   押圧されるか、またはその両側に配設されたばねによっ
   て中心位置決めされており、前記ばねの一方または両方
   は好ましくは調整自在であることを特徴とする、特許請
   求の範囲第８項記載の少なくとも２つの流体圧伝動系の
   ための合計出力調整装置。