JPS63224915A - ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法 - Google Patents

ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法

Info

Publication number
JPS63224915A
JPS63224915A JP5792487A JP5792487A JPS63224915A JP S63224915 A JPS63224915 A JP S63224915A JP 5792487 A JP5792487 A JP 5792487A JP 5792487 A JP5792487 A JP 5792487A JP S63224915 A JPS63224915 A JP S63224915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
temperature
mold
injection molded
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5792487A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0460412B2 (ja
Inventor
Junichi Kasai
純一 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP5792487A priority Critical patent/JPS63224915A/ja
Publication of JPS63224915A publication Critical patent/JPS63224915A/ja
Publication of JPH0460412B2 publication Critical patent/JPH0460412B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C71/00After-treatment of articles without altering their shape; Apparatus therefor
    • B29C71/02Thermal after-treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C67/00Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
    • B29C67/24Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 characterised by the choice of material
    • B29C67/246Moulding high reactive monomers or prepolymers, e.g. by reaction injection moulding [RIM], liquid injection moulding [LIM]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3044Bumpers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリジシクロペンタジェン反応射出成形品の塗
装方法に係り、特に塗装温度条件を改良したポリジシク
ロペンタ912反応射出成形品の塗装方法に関するもの
である。
[従来の技術] 一般に車両用バンパ、エアダム、オーバーフェンダ等の
部品、或いは一般用のケース、ハウジング類の製品は例
えばポリプロピレンにて成形されたものが知られている
近年、このポリプロピレンに代ってジシクロペンタジェ
ンを主原料とした2液に分かれた成分を混合直後分割金
型内にこれを注入し反応射出成形(Reaction 
 Injection  Mo1dino)させて得ら
れる製品(ポリジシクロペンタ212反応射出成形品)
が注目されている。従来、ポリジシクロペンタジェン反
応射出成形品は製品の外観品質の向上のため、成形時の
分割金型の温度は製品表面側の金型の温度を製品裏面側
の金型の温度よりも高く設定し、製品の変形の防止のた
め70℃以下で塗装を施すことにより生産されていた。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このポリジシクロペンタジェン反応射出成形
品の塗装方法にあっては灰の如き問題点があった。
従来のポリプロピレン製のバンパ等を生産していた生産
ラインにおいて、同一の塗料、同一の塗装ラインにてポ
リジシクロペンタジェン製のバンパ等を生産しようとす
ると、塗装条件が80℃以上になってしまうという問題
があった。
これは塗装塗膜の耐久性及び生産に適合したポットライ
フを得るために必須であった。
また、製品の良好な外観品質を得るべく金型温度の設定
を上述の如((製品衣Img4の金型温度)製品裏面側
の金型温度)に設定して成形すると、製品の裏面側にの
み内部応力が発生するため、塗装時に80℃以上に加熱
すると、この裏面側の内部応力が解放されて収縮するこ
とにより製品が大きく変形するという問題があった。
このように80℃以上の塗装温度で製品が変形しないよ
うにするためには、製品表面側の金型温度と製品裏面側
の金型温度とを略等しく設定すれば良いが、この成形条
件では製品に表面のヒケ、局部的なへこみ、肌あれ等が
生じ、外観不良となるという問題があった。
更に、低温硬化用塗料を新規に開発したり、塗装ライン
を新設すれば生産コストが増大するという問題があった
上述の如き問題点に鑑みて本発明は従来の80℃以上の
塗装条件にて良好な外観品質が得られるポリジンク0ペ
ンタ212反応射出成形品の塗装方法を提供することを
目的と゛するものである。
[問題点を解決するための手段] 従来技術における問題点を解決すべく本発明は分割金型
の製品表面側の全1温度を製品1rfJ側の金型温度よ
りも高くしてポリジシクロペンタジェン製品を反応射出
成形し、この製品を変形しないよう内部応力の働く方向
を規制してガラス転移温度付近又はこれ以上の温度で加
熱した後、塗装乾燥或いは焼付硬化を施したものである
[作 用] 上述の如くなされ、上記ポリジシクロペンタジェン反応
射出成形品を変形しないよう規制してガラス転移温度付
近の温度で、一度80℃以上に加熱して成形時に裏面側
に生じる内部応力が除去されるため、80℃以上の温度
で塗装乾燥或いは焼付硬化を施しても内部応力による製
品の大変形が生じることなく良好な外観が維持されるも
のである。
[実施例] 以下に本発明の実施例を添付図面に従って詳述する。
第1図乃至第4図は本発明のポリジシクロペンタジェン
反応射出成形品の塗装方法の第1の実施例を示すもので
ある。第1図に示す如く、分割金型1は二分割して形成
されており、分割端部には注入口2が形成されている。
この注入口2からジシクロペンタジェンを主成分とする
2液の原料を混合注入して、反応射出成形する。この反
応射出成形の際、金型温度は製品表面側の金型3の温度
を90℃以上、製品裏面側の金型4の温度を70℃以下
好ましくは60℃以下に設定する。反応射出成形後、製
品(成形品)5を第2図に示す如く、分割金型1を分割
して取り出し、製品5のパリ取りを行う。この取り出し
た製品5を第3図に示す如く、この製品5と同一形状に
形成した変形防止治具としての製品規制型6の間に挾持
する。この製品規制型6は内部応力が働く方向すなわち
高温金型側から低温金型側への変形(第7図参照)をお
さえるべく、低温金型側の形状に合わせた形状とし、例
えばエポキシ樹脂、FRP樹脂、アルミニウム等にて形
成されている。なお、製品の形状剛性により内部応力に
よる変形が防止できる部分については規制しないでもよ
い。この状態でガラス転移温度付近又はこれ以上の温度
である80℃以上好ましくは90℃以上となる状態で1
分間以上保持する。
爾後、製品5を製品規制型6から取り出し、脱脂等によ
り表面の汚れを除去する。そして、塗料を塗布し、第4
図に示す如き塗装用保持具7上に製品5を保持して、8
0℃以上で塗装乾燥或いは焼付硬化を行う。この塗装用
保持具7は通常のプラスチック部品等の塗装と同様に製
品5の自重による垂れ下がり変形を防止するためのもの
である。
次に上記第1の実施例における作用を述べる。
前述の如く、ポリジシクロペンダジエン反応射出成形品
(製品)5は良い外観品質を得るため製品表面側の金型
3の温度を製品裏面側の金型4の温度より高くして成形
する必要があり、そのため製品5の裏面側に内部応力が
発生する。この裏面側に発生した内部応力は製品5をガ
ラス転移温度付近又はこれ以上のすなわち80℃以上望
ましくは90℃以上の温度で加熱することにより除去さ
れるものである。このガラス転移fA度付近又はこれ以
上での製品5の加熱の際、製品5を製品規制型6の間に
挟持してから、この加熱を行うため製品5を変形させる
ことなく上記裏面側の内部応力を除去することができる
ものである。このように、1品5を一度80℃以上に加
熱して内部応力を除去しているため、80℃以上の塗装
乾燥或いは焼付硬化を行っても製品5の変形が極力低減
されるものである。
ここで、製品5の内部応力は第7図(A)に示すような
平板形状を成形品から切り出し加熱すると、第7図(B
)に示すように、製品表面側の金型3と製品裏面側の金
型4との温度差による内部応力が働き常に製品裏面側が
収縮する方向に発生する。従って、第1図中8に示す同
一金型に囲まれた部分には内部応力が発生しないため、
変形防止をする必要はない。
また、製品表面側の金型3と製品裏面側の金型4との温
度条件を下記表1の如く設定して成、形実験を行った。
成形品から第7図(A)に示したような平板を150x
 20厘の寸法で切り出し、90℃で4hr加熱して反
り変形量9(−内部歪)を測定した。尚、肉厚は4#1
11である。
表1 その結果第8図に斜線で示す部分として、製品5として
成立可能な範囲が判明した。このように、良好な外観と
、低内部歪(熱変形しにくい成形品)とを両方同時に得
ることは困難であるため本発明方法は非常に有効である
ことが判る。
更に、製品5にアニーリング処理(形状を規制した状態
で加熱)を施した場合の変形量をこの処理を施さないも
のと比較する実験を行った。
製品表面側の金型3の温度を95℃、製品裏面側の金型
4の温度を55℃とした温度差入の分割金型1で吐出圧
: 8OK!gf / ax2.注入時fiニア秒、A
液・B液混合比:1:1.液温:35℃、肉厚:3.5
J1mとして反応射出成形し、アニーリング処理を施し
た。そして、第9図に示す如き形状のピースを成形品の
サイド部から切り出し、図中斜線部12を加熱炉の床面
に接した状態で静置して、90℃×30分、100℃X
3G分、110℃×30分における内部応力による加熱
変形量を比較した。
尚アニーリング処理時の形状規制は第10図に示す如き
平板10に取り付けたアングル11で行なった。
その結果を表2に示すが、これはアニーリング処理なし
を10として変形量を比較したものである。
表2 次に、本発明のポリジシクロペンタジェン反応射出成形
品の塗装方法の第2の実施例を第5図に示す。第2の実
施例にあっては、第1の実施例において第3図に示した
製品規制型6を製品5の裏面のみを規制する製品裏面支
持型16”として形成したものである。ガラス転移温度
付近又はこれ以上での加熱はこの製品裏面支持型16上
に製品5を支持・規制して行うものである。規制状態は
第1の実aF7I4と同様、内部応力の働く方向のみで
もよい。
第2の実施例における作用効果は第1の実施例と同様の
作用効果を示すものである。
また、本発明のポリジシクロペンタジェン反応射出成形
品の塗装方法の第3の実施例を第6図に示す。第3の実
施例にあっては第2の実施例における製品裏面支持型1
6を上記塗装用保持具7として形成し、製品裏面支持型
前塗装用保持具17をして形成したものである。ガラス
転移温度付近又はこれ以上での加熱は製品5をこの製品
実面支持型兼塗装用保持具17上に支持・規制して、塗
装乾燥或いは焼付硬化の熱を利用して同時に行うもので
ある。尚、M 1ilJ状態は第1の実施例同様、内部
応力の働く方向のみでもにい。
第3の実施例における作用効果は第1及び第2の実施例
と同様の作用効果を示すものである。
更に、本発明のポリジシクロペンタジェン反応射出成形
品の塗装方法の第4の実施例として第1の実施例におけ
る分割金型1内にパリ切断用の刃を具備して、分割金型
1にて成形後、反応時の発熱による軟化状態でパリ取り
作業を実施するようにすれば、切削ではなく切断にて軟
化状態のパリを除去できるため、パリ取りの作業性を向
上させることができるものである。または、分割金型1
ではなく、製品規制型6にパリ切断用の刃を具備しても
よい。
第4の実施例における作用効果は第1.第2及び第3の
実施例と同様の作用効果を示すものである。
次に、本発明のポリジシクロペンタジェン反応射出成形
品の塗装方法の第5の実施例を第11図に示す。第5の
実施例にあっては第1の実施例における分割金型1の製
品表面側の金型3と製品実面側の金型4とに夫々温調用
熱媒体導入手段18゜19を内臓さぜたbのである。こ
れら温調用熱媒体導入手段18.19は例えば開開弁に
よって制御され、熱媒体温度を調節することにより所望
の金型温度が得られるものである。また、本実施例にあ
っては、製品裏面側の金型4内にざらに電熱[120が
内臓されており、&1t[l器21により温度調整及び
0N−OFF切替ができるようになっている。
第5の実施例にあっては上記第1乃至第4の実施例と同
様の作用効果を示すものであるが、特に第5の実施例に
あっては温調用熱媒体導入手段18.19での金型温度
設定を第1の実施例同様とし、良好な外観品質の製品5
を得た後、上記電熱線20により製品裏面側の金型4の
温度をガラス転移温度付近又はこれ以上の温度まで上昇
させることにより製品5を分割金型1内に保持して規制
したまま裏面側の内部応力が除去されるものである。尚
、裏面側の金型温度上界方法としては本実施例以外の裏
面側金型表層部のみをコントロール下で加熱する方法で
あればどのような方法でもよい。
ここで、内部応力による変形発生原理、及び上述のよう
な外観不良防止となるような条件で成形し、製品表面側
(高温側)が硬化した後に内部応力低減となる条件に切
り替えることにより、良外観・低内部応力の製品5を得
ることができる原理を下記に補足しておく。
第13図に示すように製品5の表裏を同一温度の分割金
型1にて成形すると、第14図に示すように製品5の厚
さ方向における様々な箇所でランダムに硬化開始部22
が見られるようになる。この硬化が製品5全体に及ぶと
、このとき厚さ方向で復から硬化反応を発生した面が収
縮により引張られて、第15図に示すような表面に局部
的な浅いヒケ23が生じる。このため、製品5の表裏が
同一温度であるため内部応力は発生しないが外観不良と
なるものである。
一方、第16図に示す如く外観不良を防止すべく製品表
面側の金型3の温度を製品裏面側の金型4の温度よりも
高く設定して成形すると、第17図に示す如く製品表面
側である高温側から硬化が開始され、硬化層24が形成
される。その後、第18図に示す如く低温側が硬化して
低温側のみが厚さ方向に収縮する。製品裏面側は加熱が
不充分であり、しかも表面側の先に硬化した部分の形状
に規制されたまま硬化するため、裏面側にのみ収縮しよ
うとする内部応力が発生するものである。
従って、内部応力を除去するためには製品5の裏面側の
みをガラス転移温度又はこれ以上に加熱すれば良いこと
になり、本実施例は有効である。
次に、本発明のポリジシクロペンタジェン反応射出成形
品の塗装方法の第6の実施例を第12図に示ず。第6の
実施例にあっては第5の実施例における製品裏面側の金
型4に形成された温調用熱媒体導入手段19の入口部2
5及び出口部26に各々2個の開b1弁27を設けてA
とBとの熱媒体を切り替えて導入することにより、製品
裏面側の金型4の温度調整ができるようにしたものであ
る。
第6の実施例にあっては第5の実施例の作用効果と同様
の作用効果を示すものであるが、特に第6の実施例にあ
っては例えばへの熱媒体を70℃以下に調整して、成形
後に製品5を分割金型1内に保持したまま80℃以上の
Bの熱媒体と切り苗えて製品裏面側の内部応力を除去す
るものである。
次に本発明のポリジシクロペンタジェン反応射出成形品
の塗装方法の第7の実施例は第1の実施例における製品
裏面側の金型4の材質を製品表面側の金型3の材質より
も良好な断熱性を有する金型材質にて形成したものであ
る。下記表3にその組合せ例を示す。
表3 第7の実施例にあっては上記第1〜第6の実施例の作用
効果と基本的には同様の作用効果を示すものであるが、
特に本実施例にあっては次のような現象がみられるもの
である。
上記のような組合せをすることにより、製品表面側の金
型3の温度を高く、製品裏面側の金型4の温度を低く設
定して、良好な外観品質の製品5を得ても、表3以外の
組み合せの分割金型1にて成形した製品5を80℃以上
の温度で塗装乾燥を施すと大変形してしまうが、本実施
例にあっては、製品裏面側の金型4の断熱性が製品表面
側の金型3の断熱性よりも高いことにより、製品裏面は
反応熱にて上昇した温度がゆっくりと降下して80℃以
上で長時間保持されるため、第1の実施例の作用におい
て説明した分割金型1内にてアニーリング処理するのと
同様の効果を得ることができるものである。
ここで、(製品裏面側の金型4の温度く硬化反応による
発熱)であり、金型4の断熱性が良いほど、硬化反応に
よる発熱により材料の温度がより長時間、より^(保た
れる。これにより、製品5が分割金型1内に保持された
ままガラス転移温度刊近又はこれ以上の温度に保たれ、
製品裏面側の内部応力が除去されることになる。
尚、製品表面側の金型4の温度は製品5の物性の安定化
「硬化反応による発熱→I料湯温度上昇を効率良くする
ため、40℃以上での湿度設定が望ましい。
次に本発明のポリジシクロペンタジェン反応射出成形品
の塗装方法の第8の実施例を下記表4に示す。第8の実
施例にあっては第7の実施例における製品表面側の金型
3及び製品裏面側の金型4の寸法を変化させて、製品裏
面側の金型4の断熱性を製品表面側の金型3の断熱性よ
りも大きく設定したものである。下記表4は金型寸法、
の組合せ例であり、表4に示す第19図乃至第22図の
図番の表示はこれらの組合せに適用する実際の分割金型
1の形状の例を示すものである。
尚、第19図乃至第22図において、28は温度調節手
段(熱媒体或いは電熱線)、29は金属層、30は樹脂
である。
表4 第8の実施例における作用効果は第7の実施例の作用効
果と同様の作用効果を示すものである。
なお、本件におけるガラス転位温度とは、第23図に示
す如く引張弾性率の偏曲点における温度すなわち比較的
高い弾性率を維持していたのが、急激に弾性率が低下し
はじめる温度(図中斜線部)として定義した。
[発明の効果] 以上型するに本発明によれば次の如ぎ優れた効果を発揮
する。
(1)  ポリジシクロペンタジェン反応射出成形品を
変形しないように内部応力の働く方向を規制してガラス
転移温度付近又はこれ以上の温度で加熱するため、成形
時に製品の裏面側に生じる内部応力が除去され、従来の
80℃以上の温度で塗装乾燥或いは焼付硬化を施しても
製品が大変形せずに、製品の良好な外・観品質を得るこ
とができる。
(2)  ポリジシクロペンタジェン反応射出成形品を
80℃以上の温度で塗装乾燥或いは焼付硬化することが
できるため、従来のポリプロピレン製メ成形品と同時に
塗装することができる。
(3+  そのため、新規に低温硬化用塗料を開発した
り、塗装工場を新設する必要がないので生産コストを低
減することができる。
(4)  金型を改良したり、塗装保持治具を用いる等
の簡単な方法で、80℃以上の塗装ができるため汎用性
に富む。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1の実施例を示す説明図
、第5図は本発明の第2の実施例を示す説明図、第6図
は本発明の第3の実施例を示す説明図、第7図は製品の
変形を説明するための図、第8図は反り変形量と外観品
質との関係を示すグラフ、第9図及び第10図は変形m
の実験に使用するテストピースを示す図、第11図は第
4の実施例を示す説明図、第12図は第5の実施例を示
す説明図、第13図乃至第15図は外観不良状態を説明
するための図、第16図乃至第18図は内部応力の発生
状況を説明するだめの図、第19図乃至第22図は第8
の実施例を示す説明図、第23図はガラス転位温度を説
明する図である。 図中、1は分割金型、3は製品表面側の金型、4は製品
表面側の金型、5はポリジシクロペンタジェン反応射出
成形品(製品)である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分割金型の製品表面側の金型温度を製品裏面側の
    金型温度よりも高くしてポリジシクロペンタジエン製品
    を反応射出成形し、この製品を変形しないよう金型温度
    差による内部応力が働く方向を規制してガラス転移温度
    付近又はこれ以上の温度で加熱した後、塗装乾燥或いは
    焼付硬化を施したことを特徴とするポリジシクロペンタ
    ジエン反応射出成形品の塗装方法。
  2. (2)上記ガラス転移温度付近又はこれ以上での製品の
    加熱が製品を金型から取り出した後、金型温度差による
    内部応力が働く方向を規制する変形防止治具を用いて製
    品全体になされた上記特許請求の範囲第1項記載のポリ
    ジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法。
  3. (3)上記ガラス転移温度付近又はこれ以上での製品の
    加熱が成形後製品を金型内に保持したまま製品の裏面側
    の金型温度を上昇させて施された上記特許請求の範囲1
    項記載のポリ ジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法。
  4. (4)上記製品裏面側の金型を上記製品表面側の金型よ
    り断熱性の良い金型材質或いは金型寸法にした上記特許
    請求の範囲第1項記載のポリジシクロペンタジエン反応
    射出成形品の塗装方法。
JP5792487A 1987-03-14 1987-03-14 ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法 Granted JPS63224915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5792487A JPS63224915A (ja) 1987-03-14 1987-03-14 ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5792487A JPS63224915A (ja) 1987-03-14 1987-03-14 ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32378887A Division JPS63239033A (ja) 1987-12-23 1987-12-23 ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63224915A true JPS63224915A (ja) 1988-09-20
JPH0460412B2 JPH0460412B2 (ja) 1992-09-28

Family

ID=13069552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5792487A Granted JPS63224915A (ja) 1987-03-14 1987-03-14 ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63224915A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426416A (en) * 1987-12-28 1989-01-27 Isuzu Motors Ltd Coating method for polydicyclopentadiene reaction injection molded product
FR3106296A1 (fr) * 2020-01-16 2021-07-23 Faurecia Interieur Industrie Procédé de fabrication d’une pièce moulée comprenant une étape de recuit et outil pour la mise en œuvre d’un tel procédé

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6426416A (en) * 1987-12-28 1989-01-27 Isuzu Motors Ltd Coating method for polydicyclopentadiene reaction injection molded product
FR3106296A1 (fr) * 2020-01-16 2021-07-23 Faurecia Interieur Industrie Procédé de fabrication d’une pièce moulée comprenant une étape de recuit et outil pour la mise en œuvre d’un tel procédé

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0460412B2 (ja) 1992-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE60001457T2 (de) Linsenformwerkzeuge mit schutzschicht zur herstellung von kontaktlinsen und intraokularlinsen
JPS6044310A (ja) 装飾用モ−ルの製造方法
FR2427354A1 (fr) Procede pour la fabrication d'articles faconnes en resine de chlorure de vinyle ayant des proprietes de surface ameliorees
JPS63224915A (ja) ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法
CN101722619B (zh) 高光泽塑料产品的表面硬化处理方法
JPS63239033A (ja) ポリジシクロペンタジエン反応射出成形品の塗装方法
JP4276066B2 (ja) 合わせガラスを処理する方法および用途
JPH03286843A (ja) 残留応力を低減した樹脂成形品の製造法
JPH02258844A (ja) 光沢の異なる部分を有する枠体の製造方法および枠体付窓ガラスの製造方法
JPS62128932A (ja) ガラスレンズの成形方法
JPS6049653B2 (ja) 合成樹脂成形品の製造方法
JPH021659B2 (ja)
JPS5924642A (ja) 硬い表面を有する三次曲面形状品の射出成形法
KR960015286B1 (ko) 에폭시 절연물 제조방법
JP3726603B2 (ja) 樹脂成形体の製造方法
US1157887A (en) Treatment of vulcanizable plastics.
JPS5898407A (ja) かつらベ−スの製造法
JPS6129788B2 (ja)
JPH0542372B2 (ja)
JPH05269763A (ja) 凹凸模様を具備した人造石の製造方法及びその方法に使用する型
JPH01232014A (ja) 加飾樹脂製品の製造方法
JPH06226762A (ja) 樹脂成形品の製造方法
JPH01262971A (ja) 自動車用バンパの製造法
JPS6049652B2 (ja) 合成樹脂成形品の製造方法
BE677916A (ja)