JPS6322407B2 - - Google Patents
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- JPS6322407B2 JPS6322407B2 JP56215383A JP21538381A JPS6322407B2 JP S6322407 B2 JPS6322407 B2 JP S6322407B2 JP 56215383 A JP56215383 A JP 56215383A JP 21538381 A JP21538381 A JP 21538381A JP S6322407 B2 JPS6322407 B2 JP S6322407B2
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- electron beam
- target
- cathode
- generating means
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 7
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000004846 x-ray emission Methods 0.000 description 4
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
- H01J35/101—Arrangements for rotating anodes, e.g. supporting means, means for greasing, means for sealing the axle or means for shielding or protecting the driving
- H01J35/1017—Bearings for rotating anodes
- H01J35/103—Magnetic bearings
Landscapes
- X-Ray Techniques (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
この発明はX線スキヤナにおいて高速撮影を可
能とする超高速CTスキヤナ用X線発生装置に関
する。
能とする超高速CTスキヤナ用X線発生装置に関
する。
発明の技術的背景
従来のX線CTスキヤナ用X線発生装置を模式
的に示すと、第1図のように構成されている。図
中、1はX線を発生させるためのX線管装置、2
はX線の強度分布を一様ならしめるためのウエツ
ジフイルター、3はX線の強度分布を制限するた
めのスリツト、4はこれらを通過して放射される
X線のパスである。又、5はこの装置によつて断
層像を得る被写体、6は前記被写体5を通過した
X線4を受け、電気信号に変換するための検出器
である。更に、7は前記検出器6の出力を増幅
し、AD変換して図示しないコンピユータに送る
ためのデータ収集回路、8は前記X線管装置1、
ウエツジフイルター2、スリツト3、検出器6、
データ収集回路の全て又はその一部を一体として
被写体5の周囲を回転するための回転架台であ
り、9は前記回転架台8を支えるための固定架台
である。10は前記回転架台8を前記固定架台9
に同心状に固定して回転させるためのベアリン
グ、11は前記回転架台8を回転させるための駆
動装置、12は前記X線管装置1に高電圧を供給
するための高電圧ケーブルを表わしている。
的に示すと、第1図のように構成されている。図
中、1はX線を発生させるためのX線管装置、2
はX線の強度分布を一様ならしめるためのウエツ
ジフイルター、3はX線の強度分布を制限するた
めのスリツト、4はこれらを通過して放射される
X線のパスである。又、5はこの装置によつて断
層像を得る被写体、6は前記被写体5を通過した
X線4を受け、電気信号に変換するための検出器
である。更に、7は前記検出器6の出力を増幅
し、AD変換して図示しないコンピユータに送る
ためのデータ収集回路、8は前記X線管装置1、
ウエツジフイルター2、スリツト3、検出器6、
データ収集回路の全て又はその一部を一体として
被写体5の周囲を回転するための回転架台であ
り、9は前記回転架台8を支えるための固定架台
である。10は前記回転架台8を前記固定架台9
に同心状に固定して回転させるためのベアリン
グ、11は前記回転架台8を回転させるための駆
動装置、12は前記X線管装置1に高電圧を供給
するための高電圧ケーブルを表わしている。
このようなX線CTスキヤナ用X線発生装置は、
X線管装置1と検出器6とを相対向させて、被写
体5の回りを回転させ、被写体5の検査断面内の
あらゆる点の全ての角度をカバーする投影データ
を得、これらのデータから予めプログラムされた
再構成プログラムにより断層画像を得るものであ
る。ここで、検出器6はX線管装置1と対向させ
て回転させると述べたが、検出器6は全周上に配
列しておけば固定しておくこともできる。
X線管装置1と検出器6とを相対向させて、被写
体5の回りを回転させ、被写体5の検査断面内の
あらゆる点の全ての角度をカバーする投影データ
を得、これらのデータから予めプログラムされた
再構成プログラムにより断層画像を得るものであ
る。ここで、検出器6はX線管装置1と対向させ
て回転させると述べたが、検出器6は全周上に配
列しておけば固定しておくこともできる。
背景技術の問題点
上記のようなX線CTスキヤナでは、大重量の
部分、即ちX線管装置1、ウエツジフイルター
2、スリツト3、検出器6、データ収集回路7、
回転架台8、高電圧ケーブル12又はその一部を
回転させなければならず、回転速度に限界があ
る。そして1回転の時間を0.5Sとすると、回転時
の遠心力は10Gとなり、X線管装置1や他の回転
部分に非現実的な力がかかる。一方、人体の心臓
の撮影等、数ミリ秒の高速撮影の必要性があり、
この目的のために、釣鍾状の真空容器中を電子線
を走らせて電子線のみを回転することにより、X
線の発生源を被写体5の回りに回転させるいわゆ
る電子スキヤン形のCTスキヤナが考えられてい
る。しかしながら、このCTスキヤナでは、電子
線の走行距離が2〜2.5mにも及ぶため、電子が
反発して十分な集束が得られない。又、この方法
では、電子線の加速エネルギーが少し変れば偏向
角度が大きくずれ、ビームの安定性の確保が極め
て難しい。
部分、即ちX線管装置1、ウエツジフイルター
2、スリツト3、検出器6、データ収集回路7、
回転架台8、高電圧ケーブル12又はその一部を
回転させなければならず、回転速度に限界があ
る。そして1回転の時間を0.5Sとすると、回転時
の遠心力は10Gとなり、X線管装置1や他の回転
部分に非現実的な力がかかる。一方、人体の心臓
の撮影等、数ミリ秒の高速撮影の必要性があり、
この目的のために、釣鍾状の真空容器中を電子線
を走らせて電子線のみを回転することにより、X
線の発生源を被写体5の回りに回転させるいわゆ
る電子スキヤン形のCTスキヤナが考えられてい
る。しかしながら、このCTスキヤナでは、電子
線の走行距離が2〜2.5mにも及ぶため、電子が
反発して十分な集束が得られない。又、この方法
では、電子線の加速エネルギーが少し変れば偏向
角度が大きくずれ、ビームの安定性の確保が極め
て難しい。
発明の目的
この発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、
安定したX線焦点を高速で回転させ、高速撮影を
容易に実現させることができる超高速CTスキヤ
ナ用X線発生装置を提供することである。
安定したX線焦点を高速で回転させ、高速撮影を
容易に実現させることができる超高速CTスキヤ
ナ用X線発生装置を提供することである。
発明の概要
この発明は、被写体を同軸状に囲むドーナツ状
真空容器の中に、回転するターゲツト及び電子ビ
ーム発生手段を磁気軸受機構によつて設けたもの
である。
真空容器の中に、回転するターゲツト及び電子ビ
ーム発生手段を磁気軸受機構によつて設けたもの
である。
発明の実施例
この発明のX線発生装置は、第2図に示すよう
に構成され、床100上には支持台114,11
5を介して真空容器116が設置されている。こ
の真空容器116は被写体117を同軸状に囲む
ドーナツ状にして、真空ポンプ118により、常
時、高真空に保たれている。この真空容器116
内には、ターゲツト101とカソード106が所
定間隔で対向配設されている。尚、107は集束
電極である。前記カソード106はブラシ、11
9,120の方へ接続され、ブラシ119,12
0とカソード106の間には、ブラシ119,1
20がすりへつたときのクズがカソード106の
方へ行かないように遮蔽板121が設けられてい
る。前記ターゲツト101は、カソード106か
ら放出された電子ビームが衝突してX線を発生さ
せるためのもので、リング状に形成され軸aを中
心に回転自在となつている。即ち、ターゲツト1
01は支持体123を介してターゲツトローター
102に固着されており、このターゲツトロータ
ー102は磁気軸受103により非接触に支持さ
れ、回転磁界発生器のような回転駆動装置(図示
せず)によつて回転トルクが与えられ、軸aの回
りに回転するようになつている。そして動作時に
は、このターゲツトローター102にブラシ10
4により外部から±70kV程度の高電圧が供給さ
れるようになつている。又、ターゲツトローター
102の近くにタツチダウン機構105が設けら
れ、このタツチダウン機構105は前記磁気軸受
103の電源がオフ(OFF)になつた場合に、
ターゲツトローター102を機械的に支持してお
り、ターゲツトローター102が正常に回転して
いるときにはターゲツトローター102には接触
しない。
に構成され、床100上には支持台114,11
5を介して真空容器116が設置されている。こ
の真空容器116は被写体117を同軸状に囲む
ドーナツ状にして、真空ポンプ118により、常
時、高真空に保たれている。この真空容器116
内には、ターゲツト101とカソード106が所
定間隔で対向配設されている。尚、107は集束
電極である。前記カソード106はブラシ、11
9,120の方へ接続され、ブラシ119,12
0とカソード106の間には、ブラシ119,1
20がすりへつたときのクズがカソード106の
方へ行かないように遮蔽板121が設けられてい
る。前記ターゲツト101は、カソード106か
ら放出された電子ビームが衝突してX線を発生さ
せるためのもので、リング状に形成され軸aを中
心に回転自在となつている。即ち、ターゲツト1
01は支持体123を介してターゲツトローター
102に固着されており、このターゲツトロータ
ー102は磁気軸受103により非接触に支持さ
れ、回転磁界発生器のような回転駆動装置(図示
せず)によつて回転トルクが与えられ、軸aの回
りに回転するようになつている。そして動作時に
は、このターゲツトローター102にブラシ10
4により外部から±70kV程度の高電圧が供給さ
れるようになつている。又、ターゲツトローター
102の近くにタツチダウン機構105が設けら
れ、このタツチダウン機構105は前記磁気軸受
103の電源がオフ(OFF)になつた場合に、
ターゲツトローター102を機械的に支持してお
り、ターゲツトローター102が正常に回転して
いるときにはターゲツトローター102には接触
しない。
一方、前記カソード106はリング状にして電
子を放出する荷電粒子発生機構であり、又、前記
集束電極107は前記カソード106から放出さ
れた電子ビームを適当な分布に制限すると共に、
電子の量を時間的に制御するためのものである。
更に、前記ターゲツト101の内側には、ターゲ
ツト101上のX線の焦点108から放射された
X線の強度分布を整形するために、凹形のウエツ
ジフイルター124が配設されている。そして、
このウエツジフイルター124は、前記カソード
106、集束電極107と共に、カソードロータ
ー109に固着されている。このカソードロータ
ー109は、その内側にある磁気軸受110によ
り非接触で支持され、回転磁界発生器のような回
転駆動装置(図示せず)により回転トルクが与え
られ、軸aの回りに前記ターゲツト101と反対
の方向に回転するようになつている。従つて、カ
ソード106、集束電極107、ウエツジフイル
ター124もターゲツト101と反対方向に回転
することになる。更に前記ウエツジフイルター1
24の内側には、X線放射口113が設けられ、
このX線放射口113の内側にはコリメーター1
11が設けられている。そして、このコリメータ
ー111の近くには、検出器125が配設されて
いる。又、カソードローター109の近くにタツ
チダウン機構139が設けられ、このタツチダウ
ン機構139は前記磁気軸受110の電源がオフ
(OFF)になつた場合に、カソードローター10
9を機械的に支持しており、カソードローター1
09が正常に回転しているときにはカソードロー
ター109には接触しない。
子を放出する荷電粒子発生機構であり、又、前記
集束電極107は前記カソード106から放出さ
れた電子ビームを適当な分布に制限すると共に、
電子の量を時間的に制御するためのものである。
更に、前記ターゲツト101の内側には、ターゲ
ツト101上のX線の焦点108から放射された
X線の強度分布を整形するために、凹形のウエツ
ジフイルター124が配設されている。そして、
このウエツジフイルター124は、前記カソード
106、集束電極107と共に、カソードロータ
ー109に固着されている。このカソードロータ
ー109は、その内側にある磁気軸受110によ
り非接触で支持され、回転磁界発生器のような回
転駆動装置(図示せず)により回転トルクが与え
られ、軸aの回りに前記ターゲツト101と反対
の方向に回転するようになつている。従つて、カ
ソード106、集束電極107、ウエツジフイル
ター124もターゲツト101と反対方向に回転
することになる。更に前記ウエツジフイルター1
24の内側には、X線放射口113が設けられ、
このX線放射口113の内側にはコリメーター1
11が設けられている。そして、このコリメータ
ー111の近くには、検出器125が配設されて
いる。又、カソードローター109の近くにタツ
チダウン機構139が設けられ、このタツチダウ
ン機構139は前記磁気軸受110の電源がオフ
(OFF)になつた場合に、カソードローター10
9を機械的に支持しており、カソードローター1
09が正常に回転しているときにはカソードロー
ター109には接触しない。
尚、前記ブラシ104と前記ターゲツト101
の間には、ブラシ104がすりへつたときクズが
ターゲツト101の方へ行かないように遮蔽板1
26が設けられている。又、127はカソードロ
ーター135をアース電位にするためのブラシで
あり、128はアノードローター129をアース
電位にするためのブラシである。更に、130,
131,132,133,134はいずれもガイ
シである。又、アノードローター129とターゲ
ツト101の間及びカソードローター135とカ
ソード106の間にはそれぞれ絶縁物136及び
137が設けてある。
の間には、ブラシ104がすりへつたときクズが
ターゲツト101の方へ行かないように遮蔽板1
26が設けられている。又、127はカソードロ
ーター135をアース電位にするためのブラシで
あり、128はアノードローター129をアース
電位にするためのブラシである。更に、130,
131,132,133,134はいずれもガイ
シである。又、アノードローター129とターゲ
ツト101の間及びカソードローター135とカ
ソード106の間にはそれぞれ絶縁物136及び
137が設けてある。
さて動作時には、焦点108から発生したX線
138はウエツジフイルター124を通過した
後、真空容器116のX線放射口113を通り、
スリツト111によつてその分布範囲が制限され
る。そして被写体117を通過した後、軸aと同
軸状に設置されたリング状検出器125に入射さ
れる。この検出器125の出力は、データー収集
回路により画像再構成用の計算機に送られ、予め
決められた再構成プログラムにより被写体117
の断層像に変えられる。
138はウエツジフイルター124を通過した
後、真空容器116のX線放射口113を通り、
スリツト111によつてその分布範囲が制限され
る。そして被写体117を通過した後、軸aと同
軸状に設置されたリング状検出器125に入射さ
れる。この検出器125の出力は、データー収集
回路により画像再構成用の計算機に送られ、予め
決められた再構成プログラムにより被写体117
の断層像に変えられる。
発明の効果
この発明のX線発生装置を用いれば、従来、実
現が極めて難かしかつた超高速撮影が容易に行な
えるX線CTスキヤナを実現することができる。
そして撮影時間は任意に設定でき、どの場合も十
分なX線強度を得ることができる。又、回転軸a
が磁気軸受103,110によつて自動的に精度
よく制御されるので、焦点108の位置の制御が
正確に行なえる。更に、焦点108とウエツジフ
イルター124とが一体で回転するので、いわゆ
るビームスキヤン形CTスキヤナで実現できなか
つたX線強度分布の整形が常時行なわれるため、
良好な画像が得られる。又、真空中のブラツシユ
119,120によつて電力を供給するので、耐
電圧特性が良いだけでなく、同一方向に回転し続
けることができるため、任意の時点で任意の速さ
の撮影を行なうことができる。
現が極めて難かしかつた超高速撮影が容易に行な
えるX線CTスキヤナを実現することができる。
そして撮影時間は任意に設定でき、どの場合も十
分なX線強度を得ることができる。又、回転軸a
が磁気軸受103,110によつて自動的に精度
よく制御されるので、焦点108の位置の制御が
正確に行なえる。更に、焦点108とウエツジフ
イルター124とが一体で回転するので、いわゆ
るビームスキヤン形CTスキヤナで実現できなか
つたX線強度分布の整形が常時行なわれるため、
良好な画像が得られる。又、真空中のブラツシユ
119,120によつて電力を供給するので、耐
電圧特性が良いだけでなく、同一方向に回転し続
けることができるため、任意の時点で任意の速さ
の撮影を行なうことができる。
次に数式により、各種効果を具体的に説明する
と、この発明では既述のように、ターゲツト10
1の少なくとも電子入射面は重金属例えばタング
ステンからなつている。この重金属の密度をρ、
比熱をC、熱伝導率をλ、正方形のX線焦点の一
辺の長さをω、ターゲツト101の表面とX線進
行方向との角度をθ、焦点108の軌導半径を
R、ターゲツト101とカソード106との相対
回転速度をf、ターゲツト101の焦点軌導面の
温度をT0とすると、ターゲツト101に入力可
能なピークパワーPは、 で表わされる。ここでTmaxはターゲツトの最高
温度である。
と、この発明では既述のように、ターゲツト10
1の少なくとも電子入射面は重金属例えばタング
ステンからなつている。この重金属の密度をρ、
比熱をC、熱伝導率をλ、正方形のX線焦点の一
辺の長さをω、ターゲツト101の表面とX線進
行方向との角度をθ、焦点108の軌導半径を
R、ターゲツト101とカソード106との相対
回転速度をf、ターゲツト101の焦点軌導面の
温度をT0とすると、ターゲツト101に入力可
能なピークパワーPは、 で表わされる。ここでTmaxはターゲツトの最高
温度である。
ターゲツト101の表面材としてタングステン
を使用した場合、Tmax=2800℃、ρC=3.64J/
cm3deg、λ=0.8J/cm・sec・degである。又、To
=1000℃、R=50cm、θ=8゜の場合は、上記(1)式
は となり、ω=0.08cm、f=100Hzの場合にP=
78kWがが入力可能である。これは、同一焦点サ
イズの通常の回転陽極X線管の最大ピークパワー
のおよそ2倍に相当する。
を使用した場合、Tmax=2800℃、ρC=3.64J/
cm3deg、λ=0.8J/cm・sec・degである。又、To
=1000℃、R=50cm、θ=8゜の場合は、上記(1)式
は となり、ω=0.08cm、f=100Hzの場合にP=
78kWがが入力可能である。これは、同一焦点サ
イズの通常の回転陽極X線管の最大ピークパワー
のおよそ2倍に相当する。
又、この発明では、ターゲツト重量はおよそ15
Kg程度にすることができ、磁気軸受103により
正確に回転軸aを自動制御しながら回転させるこ
とは容易である。
Kg程度にすることができ、磁気軸受103により
正確に回転軸aを自動制御しながら回転させるこ
とは容易である。
更に、カソード側のローター135は、ターゲ
ツト101の回転方向と逆の方向に回転するが、
その回転速度をf1とすると、被写体117の全周
の投影データを得るのに必要な時間(撮影時間)
Tは次式で与えられる。
ツト101の回転方向と逆の方向に回転するが、
その回転速度をf1とすると、被写体117の全周
の投影データを得るのに必要な時間(撮影時間)
Tは次式で与えられる。
T=1/f1N ……(3)
ここでNはカソードの数である。そしてN=
10、f1=5Hzとすると、T=2msであり、人体の
心臓の動態撮影が十分有効に行なえる。
10、f1=5Hzとすると、T=2msであり、人体の
心臓の動態撮影が十分有効に行なえる。
又、この発明では、カソード側回転部分の重量
は10Kg以下にすることができ、回転バランスを十
分保てば、既述のように磁気軸受103,110
により精度よく自動制御しながら軸aの回りに50
Hzにて回転することが十分可能である。そしてカ
ソード側回転部分は十分低温(500℃以下)に保
つことができ、熱的アンバランスも少なくでき
る。
は10Kg以下にすることができ、回転バランスを十
分保てば、既述のように磁気軸受103,110
により精度よく自動制御しながら軸aの回りに50
Hzにて回転することが十分可能である。そしてカ
ソード側回転部分は十分低温(500℃以下)に保
つことができ、熱的アンバランスも少なくでき
る。
第1図は従来のX線CTスキヤナ用X線発生装
置を示す断面図、第2図はこの発明の超高速CT
スキヤナ用X線発生装置を示す断面図である。 101…ターゲツト、102…ターゲツトロー
ター、103,110…磁気軸受、104,11
9,120,127,128…ブラシ、105,
139…タツチダウン機構、106…カソード、
107…集束電極、108…焦点、109…カソ
ードローター、111…コリメーター、113…
X線放射口、116…真空容器、117…被写
体、118…真空ポンプ、121,126…遮蔽
板、124…ウエツジフイルター、125…検出
器、129…アノード側ローター、130,13
1,132,133,134…ガイシ、135…
カソード側ローター、138…X線。
置を示す断面図、第2図はこの発明の超高速CT
スキヤナ用X線発生装置を示す断面図である。 101…ターゲツト、102…ターゲツトロー
ター、103,110…磁気軸受、104,11
9,120,127,128…ブラシ、105,
139…タツチダウン機構、106…カソード、
107…集束電極、108…焦点、109…カソ
ードローター、111…コリメーター、113…
X線放射口、116…真空容器、117…被写
体、118…真空ポンプ、121,126…遮蔽
板、124…ウエツジフイルター、125…検出
器、129…アノード側ローター、130,13
1,132,133,134…ガイシ、135…
カソード側ローター、138…X線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被写体が置かれる軸のまわりに同軸状に配設
されたドーナツ状真空容器と、この真空容器内に
設けられた電子ビーム発生手段と、この電子ビー
ム発生手段に対向して前記真空容器内に設けられ
電子ビームによりX線を被写体方向に発生するリ
ング状ターゲツトとを具備し、上記電子ビーム発
生手段およびリング状ターゲツトは上記真空容器
内で各々軸受により上記軸のまわりを互いに独立
に回転可能に設けられ、これら電子ビーム発生手
段およびリング状ターゲツトを互いに反対方向に
回転させる回転駆動装置が設けられてなることを
特徴とする超高速CTスキヤナ用X線発生装置。 2 電子ビーム発生手段及びターゲツトを回転可
能に支持する軸受は、磁気軸受により構成されて
なる特許請求の範囲第1項記載の超高速CTスキ
ヤナ用X線発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56215383A JPS58115738A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 超高速ctスキヤナ用x線発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56215383A JPS58115738A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 超高速ctスキヤナ用x線発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58115738A JPS58115738A (ja) | 1983-07-09 |
JPS6322407B2 true JPS6322407B2 (ja) | 1988-05-11 |
Family
ID=16671384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56215383A Granted JPS58115738A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 超高速ctスキヤナ用x線発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58115738A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001276052A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-09 | Katsuhiro Ono | カソードスキャン型x線発生器及びx線ctスキャナ |
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JP2001276034A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-09 | Katsuhiro Ono | カソードスキャン型x線発生器及びx線ctスキャナ |
JP2001276048A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-09 | Katsuhiro Ono | カソードスキャン型x線発生器及びx線ctスキャナ |
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JP3256579B2 (ja) * | 1992-09-18 | 2002-02-12 | 株式会社島津製作所 | 回転陰極x線管装置 |
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-
1981
- 1981-12-26 JP JP56215383A patent/JPS58115738A/ja active Granted
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JP4544689B2 (ja) * | 2000-04-03 | 2010-09-15 | 勝弘 小野 | カソードスキャン型x線発生器及びx線ctスキャナ |
JP4544690B2 (ja) * | 2000-04-03 | 2010-09-15 | 勝弘 小野 | カソードスキャン型x線発生器及びx線ctスキャナ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58115738A (ja) | 1983-07-09 |
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