JPS6143816B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6143816B2 JPS6143816B2 JP54053064A JP5306479A JPS6143816B2 JP S6143816 B2 JPS6143816 B2 JP S6143816B2 JP 54053064 A JP54053064 A JP 54053064A JP 5306479 A JP5306479 A JP 5306479A JP S6143816 B2 JPS6143816 B2 JP S6143816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sphere
- ring
- anode
- cathode
- shaped cathode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 238000003325 tomography Methods 0.000 description 5
- 238000002591 computed tomography Methods 0.000 description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 2
- 230000005461 Bremsstrahlung Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 1
- 238000004846 x-ray emission Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/04—Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
- H01J35/08—Anodes; Anti cathodes
- H01J35/10—Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、コンピユータ断層撮影装置に最適
な回転陽極X線管球に関する。
な回転陽極X線管球に関する。
コンピユータ断層撮影装置用のX線管球として
は、一般にX線管状と同様に、大容量、小焦点で
あることが望まれるが、特にX線利用立体角が小
さいため、大容量であることが画質の面から重要
視されている。
は、一般にX線管状と同様に、大容量、小焦点で
あることが望まれるが、特にX線利用立体角が小
さいため、大容量であることが画質の面から重要
視されている。
本発明は、上記に鑑み、コンピユータ断層撮影
装置に適するものとして大容量、小焦点とした回
転陽極X線管球を提供することを目的とする。
装置に適するものとして大容量、小焦点とした回
転陽極X線管球を提供することを目的とする。
以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。第1図に示すように一実施例に係
る回転陽極X線管球1では、回転可能に支持され
た球体10上に陽極11が形成されている。陰極
20は第4図に示すようにリング状になつてお
り、第2図(第1図の右側から見た球体10と陰
極20のみを示す正面図)及び第3図(第1図の
上方から見た球体10と陰極20のみを示す平面
図)に示すところからも明らかなように、リング
の中心軸が球体10の回転軸と直交するとともに
球体10の中心を通るように、支持体21により
球体10の近傍に保持されている。そしてこの球
体10と陰極20とがガラス容器30中に封入さ
れる。
がら説明する。第1図に示すように一実施例に係
る回転陽極X線管球1では、回転可能に支持され
た球体10上に陽極11が形成されている。陰極
20は第4図に示すようにリング状になつてお
り、第2図(第1図の右側から見た球体10と陰
極20のみを示す正面図)及び第3図(第1図の
上方から見た球体10と陰極20のみを示す平面
図)に示すところからも明らかなように、リング
の中心軸が球体10の回転軸と直交するとともに
球体10の中心を通るように、支持体21により
球体10の近傍に保持されている。そしてこの球
体10と陰極20とがガラス容器30中に封入さ
れる。
このリング状陰極20には、第1図〜第3図に
は図示していないが、第4図に示すようにガラス
容器30の外側のレーザ発生器40からガラス壁
を通してレーザ光線が照射されるようになつてお
り、照射された位置が局部加熱されてこの位置か
ら電子が放出される。こうしてFA点から電子が
放出されると、この電子は陰極20と陽極11と
の間の電位差により加速され、陽極11のA点に
衝突し、制動放射X線がこのA点より第1図の矢
印で示すように下方に放射される。陽極11は球
体10とともに回転しているため、電子衝突領域
は球体10をとりまく帯状部分11Aとなる。レ
ーザ光線の照射位置はリングに沿つて順次移動し
ていくようにされており、FB点が照射されると
き陽極11のB点から第3図の矢印方向(第1図
の背面方向)にX線が放射される。またFC点が
照射された場合には陽極11のC点から第1図矢
印に示すように上方へとX線が放射され、この場
合電子衝突領域は第1図の帯状部分11Cとな
る。このようにリング状陰極20の電子放出位置
がリングに沿つて1回転すると、X線の放射方向
が、球体回転軸とリング状陰極20との中間にあ
る平面上で360゜回転するとともに、陽極11の
帯状電子衝突領域が上下に1往復する。
は図示していないが、第4図に示すようにガラス
容器30の外側のレーザ発生器40からガラス壁
を通してレーザ光線が照射されるようになつてお
り、照射された位置が局部加熱されてこの位置か
ら電子が放出される。こうしてFA点から電子が
放出されると、この電子は陰極20と陽極11と
の間の電位差により加速され、陽極11のA点に
衝突し、制動放射X線がこのA点より第1図の矢
印で示すように下方に放射される。陽極11は球
体10とともに回転しているため、電子衝突領域
は球体10をとりまく帯状部分11Aとなる。レ
ーザ光線の照射位置はリングに沿つて順次移動し
ていくようにされており、FB点が照射されると
き陽極11のB点から第3図の矢印方向(第1図
の背面方向)にX線が放射される。またFC点が
照射された場合には陽極11のC点から第1図矢
印に示すように上方へとX線が放射され、この場
合電子衝突領域は第1図の帯状部分11Cとな
る。このようにリング状陰極20の電子放出位置
がリングに沿つて1回転すると、X線の放射方向
が、球体回転軸とリング状陰極20との中間にあ
る平面上で360゜回転するとともに、陽極11の
帯状電子衝突領域が上下に1往復する。
なお、レーザ光線はガラス容器30に対して透
過性のある波長のものを選択する必要がある。ま
た、レーザ光線を用いずに従来からのグリツド制
御方式を適用してリング状陰極20における電子
放出位置を局所的に選択するようにしてもよい。
さらに、電場または磁場を発生する装置を設け
て、この電場または磁場をコントロールし、遠隔
操作によつて電子放出位置を選択するようにして
もよい。
過性のある波長のものを選択する必要がある。ま
た、レーザ光線を用いずに従来からのグリツド制
御方式を適用してリング状陰極20における電子
放出位置を局所的に選択するようにしてもよい。
さらに、電場または磁場を発生する装置を設け
て、この電場または磁場をコントロールし、遠隔
操作によつて電子放出位置を選択するようにして
もよい。
この回転陽極X線管球1を用いてコンピユータ
断層撮影装置を構成する場合には、第5図に示す
ように、ハウジング3に納める。このハウジング
3には患者2を入れるための凹部または孔が形成
されており(図示しない)、管球1はこの凹部ま
たは孔に配置された患者2の体軸Oを回転軸とし
て、第6図に示すように常に中心軸Oを向いてい
る回転枠50で支持されながら回転するようにな
つている。そして回転陽極11の回転軸は常に一
定の方向を向いており、回転枠50とともに回転
することに伴つて、リング状陰極20における電
子放出位置のみが、球体10の中心と回転軸Oの
なす平面上に位置するように移動する。こうして
球体10の中心が第6図に示すように円周軌道6
1上をα→β→γと移動していくとき、電子放出
位置がリング状陰極20上をFA→FB→FCと移
つていき、X線放射位置(焦点)がA→B→Cと
移動し、焦点位置が結局円周軌動62上を移動し
ながら、回転軸O方向(患者2の方向)へ、焦点
の円周軌道62がなす平面(患者2の断層面)内
に拡がるX線を照射していくことになる。
断層撮影装置を構成する場合には、第5図に示す
ように、ハウジング3に納める。このハウジング
3には患者2を入れるための凹部または孔が形成
されており(図示しない)、管球1はこの凹部ま
たは孔に配置された患者2の体軸Oを回転軸とし
て、第6図に示すように常に中心軸Oを向いてい
る回転枠50で支持されながら回転するようにな
つている。そして回転陽極11の回転軸は常に一
定の方向を向いており、回転枠50とともに回転
することに伴つて、リング状陰極20における電
子放出位置のみが、球体10の中心と回転軸Oの
なす平面上に位置するように移動する。こうして
球体10の中心が第6図に示すように円周軌道6
1上をα→β→γと移動していくとき、電子放出
位置がリング状陰極20上をFA→FB→FCと移
つていき、X線放射位置(焦点)がA→B→Cと
移動し、焦点位置が結局円周軌動62上を移動し
ながら、回転軸O方向(患者2の方向)へ、焦点
の円周軌道62がなす平面(患者2の断層面)内
に拡がるX線を照射していくことになる。
このコンピユータ断層撮影装置では軸Oのまわ
りに回転させることにともなつて陰極20の電子
放出位置のみを制御していけばよいが、この位置
は回転枠50に固定された位置であるため、レー
ザ光線の照射位置を制御する場合であれ、他の場
合であれ、精度を高めることが可能である。
りに回転させることにともなつて陰極20の電子
放出位置のみを制御していけばよいが、この位置
は回転枠50に固定された位置であるため、レー
ザ光線の照射位置を制御する場合であれ、他の場
合であれ、精度を高めることが可能である。
なお、球体10及び陽極11の回転数は、放射
X線量の変動を参照検出器で補償するようにすれ
ば、高い必要はない。
X線量の変動を参照検出器で補償するようにすれ
ば、高い必要はない。
上述のコンピユータ断層撮影装置はX線ビーム
走査の一方式を採用したタイプのものであるが、
他の形式のX線ビーム走査を行なうタイプのコン
ピユータ断層撮影装置にもこの回転陽極X線管球
1が適用できることは勿論である。
走査の一方式を採用したタイプのものであるが、
他の形式のX線ビーム走査を行なうタイプのコン
ピユータ断層撮影装置にもこの回転陽極X線管球
1が適用できることは勿論である。
以上実施例について説明したように、本発明に
よれば、2次元的拡がりを持つ球表面が陽極とな
つているため実効陽極面積が大きく、大容量の管
球とすることができ、コンピユータ断層撮影装置
に用いる場合断層像の密度分解能を向上させるこ
とができる。またそのため、X線出力を同一とす
れば、より小さな焦点とすることが可能なため、
断層像の空間分解能を向上させることができる。
さらに、回転陽極の回転軸が一定方向を保つてい
るため慣性モーメントに逆つて運転しないので、
管球の回転軸支持に強度的な信頼性がある。管球
の構造上X線放射面が一端側にかたよつているた
め、ハウジング内に納めたときもX線放射面をハ
ウジングのより端部とすることができるので、患
者の位置決めや断層面の角度設定等が容易であ
る。また陰極における電子放出位置を回転運動し
関連した位置とすることができるので焦点位置の
精度を向上させることができる。このように本発
明による回転陽極X線管球はあらゆるタイプのコ
ンピユータ断層撮影装置に適用して効果をあげる
ことができる。
よれば、2次元的拡がりを持つ球表面が陽極とな
つているため実効陽極面積が大きく、大容量の管
球とすることができ、コンピユータ断層撮影装置
に用いる場合断層像の密度分解能を向上させるこ
とができる。またそのため、X線出力を同一とす
れば、より小さな焦点とすることが可能なため、
断層像の空間分解能を向上させることができる。
さらに、回転陽極の回転軸が一定方向を保つてい
るため慣性モーメントに逆つて運転しないので、
管球の回転軸支持に強度的な信頼性がある。管球
の構造上X線放射面が一端側にかたよつているた
め、ハウジング内に納めたときもX線放射面をハ
ウジングのより端部とすることができるので、患
者の位置決めや断層面の角度設定等が容易であ
る。また陰極における電子放出位置を回転運動し
関連した位置とすることができるので焦点位置の
精度を向上させることができる。このように本発
明による回転陽極X線管球はあらゆるタイプのコ
ンピユータ断層撮影装置に適用して効果をあげる
ことができる。
第1図は一実施例の概略的な側面図、第2図は
第1図の右方から見て球状10と陰極20のみを
示す概略的な正面図、第3図は第1図の上方から
見て球体10と陰極20のみを示す概略的な平面
図、第4図は陰極20の斜視図、第5図はこの発
明を適用したコンピユータ断層撮影装置を示す概
略的な側面図、第6図は第5図における各部の運
動を説明するための、第5図の右方から見て示す
模式的な正面図である。 1……回転陽極X線管球、2……患者、3……
ハウジング、10……球体、11……陽極、20
……陰極、30……ガラス容器、40……レーザ
発生器、50……回転枠。
第1図の右方から見て球状10と陰極20のみを
示す概略的な正面図、第3図は第1図の上方から
見て球体10と陰極20のみを示す概略的な平面
図、第4図は陰極20の斜視図、第5図はこの発
明を適用したコンピユータ断層撮影装置を示す概
略的な側面図、第6図は第5図における各部の運
動を説明するための、第5図の右方から見て示す
模式的な正面図である。 1……回転陽極X線管球、2……患者、3……
ハウジング、10……球体、11……陽極、20
……陰極、30……ガラス容器、40……レーザ
発生器、50……回転枠。
Claims (1)
- 1 回転可能な球体上に形成された陽極と、リン
グ状の陰極とを有し、前記リング状陰極の中心軸
が前記球体の回転軸と直交するとともに前記球体
の中心を通るように、前記球体とリング状陰極と
の位置関係を定め、前記リング状陰極における電
子放出位置をリングに沿つて順次移動させるよう
にした回転陽極X線管球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306479A JPS55144636A (en) | 1979-04-30 | 1979-04-30 | Rotating anode x-ray tube |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5306479A JPS55144636A (en) | 1979-04-30 | 1979-04-30 | Rotating anode x-ray tube |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55144636A JPS55144636A (en) | 1980-11-11 |
JPS6143816B2 true JPS6143816B2 (ja) | 1986-09-30 |
Family
ID=12932399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5306479A Granted JPS55144636A (en) | 1979-04-30 | 1979-04-30 | Rotating anode x-ray tube |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55144636A (ja) |
-
1979
- 1979-04-30 JP JP5306479A patent/JPS55144636A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55144636A (en) | 1980-11-11 |
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