JPS63223965A - 知的ワ−クステ−シヨン - Google Patents

知的ワ−クステ−シヨン

Info

Publication number
JPS63223965A
JPS63223965A JP62056738A JP5673887A JPS63223965A JP S63223965 A JPS63223965 A JP S63223965A JP 62056738 A JP62056738 A JP 62056738A JP 5673887 A JP5673887 A JP 5673887A JP S63223965 A JPS63223965 A JP S63223965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
data
image
section
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62056738A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2558682B2 (ja
Inventor
Norimasa Nomura
典正 野村
Kazuhiro Mori
和宏 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP62056738A priority Critical patent/JP2558682B2/ja
Priority to US07/167,256 priority patent/US4907274A/en
Publication of JPS63223965A publication Critical patent/JPS63223965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558682B2 publication Critical patent/JP2558682B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3605Destination input or retrieval
    • G01C21/3608Destination input or retrieval using speech input, e.g. using speech recognition
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/36Input/output arrangements for on-board computers
    • G01C21/3626Details of the output of route guidance instructions
    • G01C21/3629Guidance using speech or audio output, e.g. text-to-speech
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L13/00Speech synthesis; Text to speech systems
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS OR SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L17/00Speaker identification or verification
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S379/00Telephonic communications
    • Y10S379/908Multimedia

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は電話音声による間合せに効果的に対処し得る知
的ワークステーションに関する。
(従来の技術) 近時、電話を利用した銀行の振替照合サービスが注目さ
れている。このサービス機能は、任意の電話端末から電
話回線を介して音声入力されたID番号等を示す数値情
報を認識し、その認識語−果に従って情報蓄積装置(デ
ータベース)に蓄積されている情報(数値や単語2句)
を検索抽出し、これを音声合成して前記電話回線を介し
て音声出力するものである。つまり電話を利用して音声
入力された情報に従って必要な情報を検索し、この検索
情報を上記電話により音声応答するものである。
ところで情報化社会の多様化により、電話による情報の
問合せの種類が益々多様化する傾向にある。例えば上述
した銀行振替の数値データ等の間合せのみならず、最寄
り駅から訪問先への道順の問合せを実現すること等が考
えられている。
ところでこのような道順の間合せに対処する場合、一般
的には案内図等の図形の形でその応答が得られた方が好
都合であることが多々ある。
そこで従来のワークステーションでは、種々の目標物に
対する道順の情報を案内図として図形(画像)データと
してデータベースに格納しておき、その間合せに対して
ファクシミリ(FAX)等の画像通信手段を用いて上記
案内図を画像データ出力して応答することが考えられて
いる。
ところが電話による間合せは、必ずしもファクシミリ機
能を備えた電話端末からなされるとは限らず、ファクシ
ミリ機能を持たない出先の公衆電話から問合せがなされ
ることが多いと考えられる。
しかしてこのような場合には、上述した案内図の画像出
力ができないことから、当然のことながら音声データと
してその道順を案内する文章を音声応答する必要がある
。そこで上記各案内図の図形(画像)データと共に、こ
の案内図の内容を示す案内文章をデータベースに登録し
ておき、これらを問合せのあった電話端末の種別に応じ
て選択的に応答出力することが考えられている。
然し乍ら、このような間合せ応答を実現するには、デー
タベースに上記案内図を示す図形(画像)データを格納
しておくことのみならず、その案内文章までも格納して
おく必要が生じるので、データベースに要求されるメモ
リ容量が極めて膨大なものとなる等の不具合が生じた。
またこれらの情報の管理も非常に繁雑化すると云う問題
が生じた。
更には各案内図に対応して、その道順を示す案内文章を
予め作成しておく必要があるので、その文章作成作業に
多大な労力を必要とする等の問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) このように電話による種々の間合せに対処しようとする
場合、従来のワークステーションではその応答情報を格
納するためのデータベースのメモリ容量が徒に膨大化し
、また案内図等に対応した案内文章を予め作成する為に
多大な労力を必要とする等の不具合があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、データベースとして必要なメモ
リ容量の削′減を図り得ると共に、電話を介する種々の
間合せに対してその電話端末の種別に応じた情報メディ
アで効果的に応答することのできる実用性の高い知的ワ
ークステーションを提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は第1図にその概念を示すように、データベース
Aに目標物に対する案内図等の地図情報を格納しておき
、電話回線を通して入力された単語音声を認識してその
認識結果を分析しく処理B)、この分析結果に従って上
記データベースAを検索して上記入力音声によって特定
される地図情報を該データベースAから抽出する(処理
C)。
しかして前記電話回線を介して音声入力した通信端末が
画像出力機能を備えるか否かを検定しく処理D)、上記
通信端末が画像出力機能を備える場合には上記地図情報
を前記電話回線を介して画像送信する(処理E)。
一方、前記通信端末が画像出力機能を備えていない場合
には前記地図情報を分析しく処理F)、その分析結果に
従って前記地図の内容を示す文章データ、例えば道順案
内の文章を作成する(処理G)。そしてこの処理Gにて
作成された文章データを音声合成して前記電話回線を介
して出力する(・処理H)。
このようにして問合せが発せられた電話端末の種別に応
じて、上記案内図を図形データとして、或いは上記案内
図から作成される案内文章を音声データとして応答出力
するようにしたことを特徴とするものである。
(作用) 本発明によれば、電話による間合せに対してデータベー
スから案内図等の図形情報が検索され、電話端末が画像
データだの通信機能を備える場合には、上記図形情報が
画像データとして応答出力される。また電話端末が画像
データ通信機能を備えない場合には、図形情報が解析さ
れてその図形情報の内容を示す文章データが作成される
。そしてこの文章データが音声合成されて応答出力され
る。
従ってデータベースとしては、案内図等の図形情報を格
納しておけば良いので、必要なメモリ容量が徒に膨大化
することがなくなる。換言すればデータベースの必要メ
モリ容量の低減を図り、装置構成の簡素化を図ることが
可能となる。
またデータベースから検索された図形情報に従って、そ
の解析結果から該図形情報の内容を示す、例えば道順案
内文等の文章が自動的に作成され、この文章データが音
声合成されて出力される。従って予め各図形情報毎に、
それに対応する文章データを作成しておく必要がなく、
文章作成に対する労力を大幅に軽減することができる。
しかも音声応答時に必要な文章データを、データベース
から検索された図形情報に従って必要に応じて作成すれ
ば良いので、間合せ要求に応じた対処が可能となり、文
章データ作成の為の無駄な労力を軽減することができる
等の効果が奏せられる。つまり、間合せに対して音声応
答が必要な場合にのみ、文章データの作成を行えば良い
ので、データベースの格納された図形情報の全てに対し
て文章データを作成する必要がなくなり、利用されない
文章データを作成する等の無駄を省くことが可能となる
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
第2図は本発明の実施例に係る知的ワークステーション
の概略構成図である。この知的ワークステーションは、
以下の各部を備えて構成される。
バス1 ;以下に説明する各部の間ので必要な情報転送
を行なう為に用いられる。
制御部2 ;マイクロプロセッサを主体として構成され
、該知的ワークステーションの各部の動作をそれぞれ制
御するものである。
イメージ入力装置3 :カメラやスキャナ、或いはOC
R等からなり、各種のイメージ情報を入力する。
位置座標入力装置4;タブレットやマウス等からなり、
指定された位置座標情報を入力する。
音声入力部5 ;マイクロフォン等により構成され、音
声情報を入力する。′ キーボード部B ;複数のキーを備え、文字・記号コー
ドや制御コード等を人力する為のものである。
ICカー1部7 ;後述するようにICカードが装着さ
れ、該ICカードとの間で必要な情報を入出力するもの
である。
バスコントローラ8 ;バス1を介する各部間の情報転
送を制御する。
音声出力部9 ;スピーカ等からなり、音声情報を出力
する。
ディスプレイ部10.CRTディスプレイや液晶ディス
プレイ等からなり、文字・図形・画像等を表示する。
イメージ出力装置11;FAXやカラープリンタ等から
なり、種々のイメージ情報をプリント出力する。
通信装置12,13;該ワークステーションと電話機、
或いは遠隔地に設置された他のワークステーションや端
末等との情報通信を行なう。
切換え装置14;複数の通信装置を切換え使用する。
タイマ一部15.該ワークステーションに時刻情報や時
間情報を提供する。
暗号化処理部16;種々の情報を暗号化処理する。
音声照合部17;与えられた音声情報が特定の音声であ
るか否かを照合処理する。
イメージ照合部18;与えられたイメージ情報が特定の
イメージであるか否かを照合処理する。
音声認識部19;与えられた音声情報を認識処理する。
音声分析部20;音声人力部5等から入力された音声の
特徴を抽出する等して該音声を分析処理する。
文字認識部21;前記イメージ入力装置3等から入力さ
れた文字・記号パターンを認識処理する。
イメージ認識部23;前記イメージ入力装置3等から人
力された図形イメージ等を認識処理する。
出力形態選択部24;該ワークステーションから出力す
る情報の形態を選択制御する。
作業環境データ収集部25;該ワークステーショの機能
状態や、それによるオフィス内の作業環境等の情報を収
集入力する。
音声合成部26;処理データに従って合成音声を生成す
る。
イメージ合成部27;複数のイメージ情報を合成処理し
たり、処理データに従ってイメージの編集処理を実行す
る。
図形合成処理部28;種々の図形を合成処理したり、処
理データに従って図形の加入・削除等の編集処理を実行
する。
音声の圧縮・伸長部29;音声データを圧縮符号化した
り、圧縮された音声データの復元伸長を行なう。
イメージの圧縮・伸長部30;イメージ・データを圧縮
符号化したり、圧縮されたイメージ・データの復元伸長
を行なう。
信号処理部3■;種々の信号情報の符号化圧縮やその復
元伸長、必要な情報の付加等の一連の信号処理を実行す
る。
データベース部32;種々の情報を複数のりレーション
にそれぞれ分類し、データベースとして蓄積する。尚、
このデータベースはコード情報のみならず、イメージや
音声等としても構築される。
本発明に係る知的ワークステーションは、基本的には上
述した各部を備えて構成され、上述した各部がそれぞれ
が持つ機能を有効に利用して全体的にインテリジェンス
な機能を呈するものとなっている。
次に前述したキーボード部5等のように一般的ではなく
、この知的ワークステーションにおいて特徴的な機能を
呈するICカード部7や暗号化処理部16等について更
に詳しく説明する。
先ずICカードは、例えば第3図に示すように名刺大の
大きさのカード本体7a内にマイクロプロセッサやメモ
リ回路等の半導体回路を内蔵し、カードの一端部に上述
した構成の知的ワークステーション本体に接続する為の
インターフェース部7b。
および表示窓部7cを設けて構成される。
尚、表示窓部7cは透明偏光体を埋め込んで形成される
もので、その位置はインターフェース部7bや半導体回
路と乗畳しない位置に設定される。またカード本体7a
は、上記表示窓部7cに対応する部分のみが透明であっ
ても良く、またその基板全体が透明なものであっても良
い。
しかしてICカードは、具体的には第4図にその分解斜
視図を示すように、一対のカバー基板7d。
7e、これらのカバー基板7d、 7eに挟持される埋
め込み基板7f、コアシート材7g1プリント基板7h
を一体的に熱圧着して構成される。
このプリント基板7hの前記インターフェース部7bに
対向する位置には入出力端子71が設けられ、また表示
窓部7cに対向する位置には液晶表示装置7jが設けら
れる。更にはプリント基板7hには半導体集積回路7k
が設けられる。またカバー基板7eには前記プリント基
板7hにおける発熱を発散する為の金属箔ガが設けられ
る。
尚、カバー基板7d、 7eや埋め込み基板7r1コア
シート材7gにそれぞれ穿たれた孔部はプリント基板7
hに集積された半導体集積回路7j等にそれぞれ対向す
る位置に設けられたものである。これらの孔部に上記半
導体集積回路7に等を嵌合させて前記カバー基板7d、
 7e、埋め込み基板7「、コアシート材7g、プリン
ト基板7hが積層一体化されてICカードが構成される
。そして入出力端子71は、カバー基板7dに穿たれた
孔部を介して露出し、ワークステーション本体に電気的
に接続されるインターフェース部7bを構成する。
尚、前記液晶表示装置7jは、例えば第5図にプリント
基板7に部の断面構造を示すように、スペーサを介して
設けられた一対のポリエーテルサルフォンフィルム基板
の間に液晶層を挟持し、該フィルム基板の内側面に透明
導電膜をそれぞれ形成すると共に、下面側のフィルム基
板に偏光体や反射体を設けて構成される。このようにポ
リエーテルサルフォンフィルム基板を用いて液晶表示装
置7jを構成すれば、その厚みを0.6p以下にするこ
とも容易であり、ガラス基板を用いて液晶表示装置を構
成する場合に比較してICカード自体を薄くすることが
できる。
またこのICカードの駆動電源については、前記インタ
ーフェース部7bを介してワークステーション本体側か
ら供給するようにしても良いが、カード内に内蔵するよ
うにしても良い。この場合には、例えば高分子フィルム
を用いたシート状の電池として組込むようにすれば良い
しかして前記半導体集積回路7には、例えば第6図に示
すようにCPU7pや、データ・メモリであるPROM
7q、E2PROM7r、およびこれらのメモリに対す
る選択部78等を備えて構成される。
PROM7(+は消去・書替え不可能な大容量の不揮発
性メモリであり、前記CPU7pに対する制御プログラ
ムや、永久記録すべき情報等を格納している。またE2
FROM7rは書替え可能な小容量の不揮発性メモリで
あり、例えば情報の取引番号や、情報取引時に用いられ
る番号、およびその使用時に更新される情報が格納され
る。
これらのメモリは前記選択部7sの制御により選択的に
駆動され、前記CPU7pとの間で情報の入出力を行な
う。CPU7pはこれらのメモリを用いて必要な情報処
理を実行し、またそのインターフェース部から前述した
端子部71を介して知的ワークステーション本体との間
で情報の入出力を行なう。
前記ICカード部7は、このようなICカードを装着し
、該ICカードとの間で情報の入出力を行なうことにな
る。
尚、ICカードは上述した構成に限定されるものでない
ことは勿論のことであり、その構成に応じてICカー1
部7が構成されることも云うまでもない。
次に暗号化処理部16について説明する。
この暗号化処理部16は、例えば第7図に示すように暗
号化部16a1復号化部16b、秘密鍵ファイル部le
e s公開鍵ファイル部16d1そして鍵更新部16e
を備えて構成される。
そして第8図にその概念を示すように、与えられた通信
原文を暗号鍵に従って暗号化してその暗号通信文を生成
したり、また逆に与えられた暗号通信文を暗号鍵に従っ
て復号してその原文を求める処理を実行する。
秘密鍵ファイル部16cおよび公開鍵ファイル部16d
はこの暗号・復号化に用いられる鍵を記憶するものであ
り、鍵更新部16eはこれらのファイルされた鍵の更新
を司る。
ここで秘密鍵は、この暗号化処理部1Bを所有するワー
クステーションのみが知る鍵であり、他のワークステー
ション等に対し゛ては秘密にされる。
これに対して公開鍵は各ワークステーションに設定され
た各秘密鍵とそれぞれ対をなすものであり、他のワーク
ステーションにそれぞれ与えられて公開される。公開鍵
ファイル部16dは、これらの複数のワークステーショ
ンがそれぞれ公開した公開鍵を、各ワークステーション
に対応して記憶するものである。
暗号化部teaは第9図に示すように、RSA処理部1
61と暗号化種別付加部16jとを備えて構成される。
そして通信原文を暗号化して情報通信しようとするとき
、その通信相手先のワークステーションが公開した公開
鍵を用いて通信原文を暗号化し、その暗号通信文に暗号
の種別を示す情報を付加して通信情報を作成し、これを
通信するものとなっている。尚、暗号の種別の情報は、
例えば“O”で暗号化していないこと、また“1”で暗
号化していることを示す情報や、暗号方式を示す情報等
からなる。
また復号化部16bは、自己ワークステーションが公開
した公開鍵を用いて成るワークステーションが暗号化し
て通信してきた暗号通信文を入力し、これを上記秘密鍵
に対応した秘密鍵を用いて復号化するものであり、第1
0図に示すように暗号文分割部16k 、暗号種別判定
部16m1切換え部16n。
18p、R3A処理部169を備えて構成される。
暗号文分割部16には、前述したフォーマットで通信さ
れてきた通信情報を前述した暗号種別の情報と暗号化通
信文とに分割するものであり、暗号種別判定部16ff
+は該暗号種別情報がらその通信文が暗号化されている
か否かを判別している。そして暗号化されていない場合
にはその通信文を切換え部16n、 16pを介して出
力し、暗号化されている場合にはその通信文をR3A処
理部18qに導いている。このRSA処理部18qにて
前記秘密鍵を用いて暗号化通信文が復号化処理され、上
記切換え部L6pを介して出力される。
尚、R3A処理部161.16qは、例えば第11図に
示すようにブロック分割部18sとべき乗・剰余計算部
16t1およびブロック連結部16uとを備えて構成さ
れる。
ここでブロック分割部18sは与えられた信号系列を一
定の長さのブロックM1に分割するものであり、べき乗
・剰余計算部letは各ブロック間1毎に暗号化の鍵k
を用いて N  −Mlk(mod n) なる信号系列N、を求めている。但し、nは固定の値で
ある。この信号系列Niがブロック連結部16uを介し
て順に連結されて出力される。
暗号化処理にあっては、上記信号系列M1が通信原文で
あり、この通信原文から暗号化された通信文が信号系列
N1として求められる。また復号化処理にあっては上記
信号系列M1が暗号化通信文であり、この暗号化通信文
から復号化された通信原文が信号系列N1として求めら
れる。
このような暗号化・復号化を担う鍵kが前述した公開鍵
と秘密鍵であり、これらは対をなして設定される。
従ってワークステーションは、他のワークステーション
から公開された公開鍵に従って通信情報をそれぞれ暗号
化することはできるが、その暗号化された通信文を復号
化し得るのは、その公開鍵と対をなす秘密鍵を知り得る
特定のワークステーションだけとなる。これ故、成る情
報を暗号化して通信しようとするワークステーションは
、通信相手先のワークステーションが公開した公開鍵に
従って該通信原文を暗号化して通信する。そしてその通
信情報は、秘密鍵を持つ通信相手先のワークステーショ
ンのみが復号し得るものとなっている。
尚、他のワークステーションがそれぞれ公開した公開鍵
の全てを公開鍵ファイルledに格納しておく必要はな
い。例えばシステムに対して別に設けられた公開鍵ファ
イルΦ゛メモリに、各ワークステーションが公開した公
開鍵を各ワークステーションに対応されてファイルして
おく。そして情報通信が必要となったとき、その通信相
手先の公開鍵を上記公開鍵ファイル・メモリがら読出し
て自己のワークステーションの公開鍵ファイル部16に
格納するようにしても良い。
以上が暗号化処理部16の基本的な構成とその機能であ
る。
次にイメージ照合部18について説明する。
このイメージ照合部18は、前記イメージ入力装置3か
ら入力されたイメージ情報、例えば個人の顔のイメージ
を入力し、その個人同定を行なうものである。
第12図はこのイメージ照合部の概略構成を示すもので
、18aはイメージ記憶部、18bは正規化回路、18
eは2値化(細線化)回路、18dは特徴データ抽出回
路である。また 18eはイメージデータを記憶したデ
ータ記憶部であり、18fは検索回路、18gは照合回
路、そして18hは出力部である。
イメージ記憶部18aは前記イメージ入力装置3を介し
て人力されたイメージ情報を記憶し、そのイメージ照合
処理に供するものである。このイメージ記憶部18aに
記憶されたイメージ情報に対して正規化回路18bは正
規化処理し、また2値化回路18cは2値化処理する。
具体的には、ここでは個人の顔のイメージからその個人
同定を行なうべ−く、正規化回路18bはその顔の大き
さを正規化している。この正規化された顔のイメージに
対して2値化回路18cは、例えばエツジ線分検出、そ
のエツジ線分の細線化処理等を行なって該イメージの2
値画像を求めている。
特徴データ抽出回路18dは、このようにして正規化・
2値化されたイメージ情報からその特徴データを抽出す
るものである。即ち、顔のイメージによる照合処理にあ
っては、例えば第13図に示すように顔の輪郭を1つの
特徴として抽出し、更にそのイメージ中の目、鼻、口等
の特徴を抽出している。具体的には、顔の輪郭的特徴を
分類されたコード情報として、また両眼間の距Mノ、口
の大きさm、目と口との距離−n等を数値データとして
そのイメージの特徴として抽出している。
しかしてデータ記憶部18eには、予め各個人について
求められた顔のイメージの特徴データが、例えば第14
図に示すように登録されている。即ち、各個人毎にその
個人名を識別名として上述した顔のイメージの特徴デー
タが登録され、且つその顔のイメージ・データがポイン
タによって結ばれている。
検索回路18「は前記特徴データ抽出回路18dにて抽
出された特徴データに基いて該データ記憶部18eを検
索している。そしてその検索データは照合回路18gに
与えられ、前記特徴データ抽出回路18dで求められた
特徴データと照合処理されている。
この照合処理は、例えば前記特徴データ抽出回路18d
で求められた入力イメージの特徴データをX s  (
tは特徴の種別)、データ記憶部18eに登録されてい
るイメージの特徴データをY、としたとき、 D−Σ IX、−Yl 1 なる演算を行い、その演算結果りの値が最も小さいもの
を、その個人として同定することによって行われる。こ
の同定結果が出力部18hを介して出力される。
イメージ照合部I8は、基本的にはこのようにして入力
イメージを照合処理し、例えば該入力イメージの個人同
定等を行なう。
次に音声認識部19について説明する。
音声認識部19は、例えば第15図に示すように構成さ
れる。音声入力回路19aは、前記音声入力部5から入
力された音声信号、または公衆電話回線を介して前記通
信装置12.13にて受信された音声信号を入力するも
ので、この入力音声信号を適当な信号レベルに増幅する
増幅器や、帯域制限用のバンドパスフィルタおよびA/
D変換器等によって構成される。入力音声はこの音声入
力回路19aにて、例えば30〜3400Hzの周波数
帯域の信号に制限され、12KHzのサンプリング周期
で12ビツトのディジタル信号に量子化される。
音響処理t419bは、例えば専用のハードウェアによ
り構成された積和回路からなる。そして基本的には前記
音声入力回路19aと同期してパイプライン的に高速動
作する。
ここでの音響処理は、2種のバンドパスフィルタ群によ
り実行される。その1つは16チヤンネルのフィルタバ
ンクで、このフィルタバンクを介して入力音声信号のス
ペクトルの変化が抽出される。
今1つは、同じ帯域を4チヤンネルに分割したグロスフ
ィルタであり、このグロスフィルタを介して入力音声の
音響的特徴が抽出される。
これらの2種類のフィルタ群(フィルタバンクとグロス
フィルタ)は、例えば4次巡回形のディジタルフィルタ
として構成される。そして、例えば10m5ec毎にそ
のフィルタリング出力を求めるものとなっている。尚、
この音響処理部の制御はマイクロプログラム方式にて行
われる。
しかして前処理・認識部19eは、高速プロセッサ19
d1パターンマツチング処理部19e1単語辞書メモリ
19f 、およびバッファメモリ19gによって構成さ
れる。
バッファメモリ19gは上記音響処理部19bにてフィ
ルタリング処理された音声信号を入力し、例えば最大1
.8秒分の音声データを蓄積するものとなっている。高
速プロセッサ19dはこのバッファメモリ19gに格納
されたデータに対して、音声区−間検出、リサンプリン
グ、ラベリング、遷移ネットワークによる認識処理、お
よびその総合論理判定処理の実行を行なっている。また
この高速プロセッサ19dにより、ホスト計算機との間
の通信や該音声認識部19全体の動作制御が行われる。
この高速プロセッサ19dにて処理された音声データに
ついて、パターンマツチング処理部19eは単語辞書メ
モリ191’に登録された単語音声の標準パターンデー
タとの間で複合類似度計算等のマツチング処理を実行し
、その認識候補を求めている。
例えば認識対象となる音声単語は離散的に発声される。
そこで高速プロセッサ19dは、例えば音響処理の際に
lomsec毎に計算される入力音声エネルギを用いて
単語音声の入力区間を検出している。
具体的には第16図に示すように、背景雑音レベルと人
力音声レベルとから適応的に計算される閾値E。を用い
、入力音声信号レベルが上記閾値E、を一定時間以上継
続して越えたとき、該閾値E、を越えた時点を音声単語
の始端Sとして検出している。その後、上記入力音声信
号のレベルが上記閾値E。を一定時間以上継続して下回
ったとき、該閾値E。を下回った時点を音声単語の終端
Eとして検出している。
ところで音声認識はパターン認識の一種として考え得る
。しかし音声特有のパターン変動や、話者の性別・発声
器官の形状・発声法等に起因する個人差、また話者自身
が発生する雑音や周囲環境の雑音、更には電話音声の場
合には公衆電話回線を経由したことによるレベル差や雑
音の問題がある。この為、これらを考慮し、上述した変
動要素を吸収して、如何に精度良く、安定に音声認識す
るかが問題となる。
そこでこの前処理・認識部19cではパターンマツチン
グ法と構造解析法とを2段階に組合せ、ハイブリッド構
造マツチング法と称される認識法を採用している。
即ち、上述したように単語音声区間が検出されると、先
ずその音声区間(S、E)を15等分し、その16点を
それぞれリサンプル点とする。そして前述した如く音響
処理された16チヤンネルの音声データ(スペクトル時
系列)から上記各リサンプル点でのスペクトルを抽出す
る。尚、音声データのサンプル点と上記リサンプル点と
の間でずれがある場合には、リサンプル点の最近傍点の
スペクトルを抽出すれば良い。
このリサンプル処理によって例えば18X1B(−25
6)次元の音声パターン・ベクトルXを求める。
即ち、第j (j =1.2,3.〜16)番目のりサ
ンプル点をr、とするとき、r、での16チヤンネルの
スJ                  jベクトル
データを S  、−(S  、S  、〜S   、)r J 
   1z12rJ118rJとしてそれぞれ求め、こ
れらのS 、を並べ換えrJ て X−(S    S    −3’   −3)tlr
l、   lr2.    2rl、     16r
1Bなる音声パターンのベクトルXを求める。但し、t
は行列の転置を示す。
このようにして求められた入力音声パターンベクトルX
と、単語辞書メモリ19f’に予め登録された単語音声
の標準パターンとの類似度が、例えば複合類似度法によ
って計算される。
ここで単語辞書メモリ19f’に予め登録された単語音
声の標準パターンは、その単語カテゴリωkについて、 (ψ  ψ  〜ψ ) 1に、  2に、   Lk (λ  λ  〜λ ) 1に、  2に、   Lk 但し、 (λ ≧λ ≧〜≧λLk) 1k   2に として準備されている。尚、ψ  λ はカテゴ、に、
   、に すωkに属するパターンベクトルXの共分散行列Kにお
ける固有ベクトルとその固有値である。このような単語
辞書について、上述した複合類似度S (k)は として計算される。尚、上式においてII X 11は
ベクトルXのノルムである。
このような複合類似度計算が全てのカテゴリについてそ
れぞれ行われ、上位に位置する類似度値と、それを得た
カテゴリ名とが対にして求められる。
このような複合類似度法によるパターンマツチングによ
って、多くのパターン変動を救出した認識処理が可能と
なる。しかし類似パターンや雑音が加わったパターンで
は、異なるカテゴリ間でその類似度値の差が小さくなる
ことがある。
そこで前述したようにパターンマツチング法を補うもの
として、以下の構造解析の手法を導入している。この構
造解析は、単語音声を構成する音の違いに着目して認識
処理するもので、音素ラベル系列と音響的特徴系列の2
つの時系列を利用している。
即ち、音素ラベル系列は、人力音声信号から10111
see毎に計算される16チヤンネルのスペクトルを用
いて音素辞書との類似度を計算し、一定値以上の類似度
を持つ音素のラベル付けして求める。尚、この音素ラベ
ルは、例えば5つの母音と鼻音との6種類からなる。こ
の際、音素辞書は、男声と女声に分けてそれぞれ準備し
ておく方が望ましい。
ここで比較的安定に発音されるの母音に比べ、子音を音
素として個々にラベル付けすることが困難である。従っ
てその子音についてはその音響的な特徴をラベル付けし
、これを特徴情報とする。
具体的には、音響処理で求められる4チヤンネルのグロ
スフィルタの出力と音声エネルギとから音響的特徴を抽
出する。このようにして特徴抽出されてラベル付けされ
る音響的特徴゛は、例えば第17図にグロスフィルタの
出力の特徴と対比して示すように、無音性、無声性、摩
擦性、破裂性、エネルギ・ディップ等の12種類からな
る。
しかして入力音声について求められた音素・音響ラベル
系列は、前記音声期間(S、E)を含む範囲に亙って、
各単語カテゴリ毎に作られた、例えば第18図に示す如
き遷移ネットワークに入力される。
この遷移ネットワークの各ノード毎に、指定された音素
ラベルや音響的特徴の有無をチェ・ツクする。そして無
であればリジェクト、有であれば次のノードに遷移させ
、その特徴系列が終了した時点で遷移ネットワークのゴ
ールに到達した入力系列を受理し、そのカテゴリを求め
る。尚、系列のチェックの方向は、ネットワーク毎にそ
の正逆を選択可能なものである。
総合判定論理は、前述した如くパターンマツチングによ
って順序付けられた候補カテゴリと、遷移ネットワーク
により求められた認識結果とを総合して、その最終判定
を行なうロジックである。
即ち、この総合判定論理は、パターンマツチングで求め
られた最大類似度を81としたとき、これを所定の閾値
θと比較する。そして(Slくθ)の場合、これを雑音
としてリジェクトする。
また(S、≧θ)の場合には、別の閾値Δθを用いて(
S、−Δθ)以上の類似度を持つカテゴリを候補として
抽出する。そしてその抽出されたカテゴリの数nが1つ
である場合、これを認識結果として抽出する。また複数
のカテゴリが抽出された場合には、前記遷移ネットワー
クによる解析結果を参照し、遷移ネットワークで受理さ
れたカテゴリのみを抽出する。そしてその中で最大の類
似度を持つカテゴリを認識結果として求める。
尚、閾値処理によって抽出されたカテゴリの中に、遷移
ネットワークで受理されたものが含まれない場合には、
判定不能とする。
以上のようにして複合類似度法によるパターン認識処理
結果と、遷移ネットワークを用いた認識結果とを統合し
てその入力単語音声の認識が行われる。
第19図はこの音声認識部における単語音声の認識処理
手続きの流れを示すもので、音声区間検出処理の後、リ
サンプル処理してパターンマツチングを行い、同時にラ
ベリング処理して遷移ネットワークによるチェックを行
い、しかる後、これらの各認識結果を統合してその総合
判定論理処理を行なうことが示される。このような処理
が前記高速プロセッサ19dによる処理シーケンスの下
で実行される。
ところで離散的に発声された単語音声ではなく、連続発
声された音声中の単語を認識する場合には次のようにす
れば良い。即ち、この場合には入力音声を種々の部分区
間に分割し、その部分区間毎に単語識別を行なって単語
類似度を求めるようにすれば良い。
具体的には、例えば第20図に示すように入力音声区間
における全ての分析フレーム間をそれぞれ部分区間の境
界候補とし、該入力音声区間を複数の部分区間に分ける
。この際、認識対象となる単語の継続時間長については
最大時間長D  とl1ax 最小時間長D  が設定できるので、その範囲内in の部分区間だけを認識処理対象とすれば良い。
ここで第20図に示す例では、連続発声された音声の単
語数が2個の場合を想定して2つの部分区間を求めてい
る。しかし一般的には入力音声の単語数は不明であるか
ら、2単語からn単語までが単語候補として存在すると
仮定して部分区間をそれぞれ検出すれば良い。そして検
出された各部分区間について単語類似度の計算を行い、
その類似度結果の繋がり関係を相互に比較して最も信頼
性の高い部分区間の境界を求め、その境界によって区切
られた部分区間の各単語認識結果を求めるようにすれば
良い。
然し乍ら、このようにして部分区間を求めて単語類似度
計算を行なう場合、部分区間の数が膨大なものとなる為
、処理の高速化が妨げられる。従って実際的には処理の
高速化を考慮して、例えば入力単語数が2〜5単語、1
単語の継続時間長が128〜640 asec、 1回
の発声における単語長の比が2.5以下、フレーム周期
は18m5ec (8ssec周期で2個に1個の単語
を取出す)等の制限を加えて部分区間を検出するように
すれは良い。
このようにすれば連続発声された音声中の単語をそれぞ
れ効果的に認識することが可能となる。
ところでこのような音声認識処理に供される辞書(単語
辞書)の学習は次のようにして行われる。
この学習処理は、■母音パターンおよび子音パターンか
らその特性核を求める処理と、■その特性核に対する固
有値と固有ベクトルを求める処理とに大別される。そし
てこの固有値と固有ベクトルとを、その固有値の大きい
ものから順にN個求める。この処理は一般にKL展開と
称されるものである。
先ず特性核を求める処理について説明すると、入力音声
パターン(学習パターン)の特性核には、その学習パタ
ーンの縦ベクトルをS としたとき、■ 次のようにして求められる。
5−(S    S    −5)t ta    it、  II2.    Iln尚、こ
の学習パターンS は、子音パターンの場合には64次
元の縦ベクトルとして与えられる。
また母音パターンの場合には18次元の縦ベクトルとし
て与えられる。
しかして特性核にはm個の学習パターンについて、その
縦ベクトルS と、この縦ベクトルSml を転置した横ベクトルS とを掛合わせて作成さ■ れる行列の各成分を、上記m個の学習パターンに亙って
平均化して求められる。従って特性核の要素数は上記ベ
クトルの要素数の2乗となる。
尚、このような処理によってそのカテゴリのパターン分
布を反映した特性核Kを得るには、成る程度の量の学習
パターンを必要とする。この為、学習パターン・メモリ
に予め所定数の学習パターンを蓄積しておくことが必要
となる。
ところが母音の場合には16次元で最低6個のカテゴリ
の学習パターンを準備するだけで良いが、子音の場合に
は101カテゴリも存在し、しかも64次元のデータと
して求める必要がある。この為、このままでは膨大なメ
モリ容量を必要とすることが否めない。
そこで少数の学習パターンによってパターン分布を反映
した特性核Kを得るべく、次のような特性核の更新処理
を行い、逐次計算によってその特性核を次第にパターン
分布を反映した形に改良して行くようにする。
即ち、 K−に’+wS S  t     n なる演算処理を繰返し実行するようにする。但し、Wは
特性核の更新時における重み係数である。この重み係数
Wは正負の値を取り、正ならば特性核行列の入カバター
ンに対する類似度を大きくし、逆に負ならば上記類似度
を小さくする作用を呈する。
またに′はS なる学習パターンを学習する前の特性核
を示しており、Kは学習パターンS の学習によって更
新された特性核を示している。
しかる後、このようにして求められた特性核に対して、
その固有値と固有ベクトルを求める処理が行われ、この
固有値と固有ベクトルとに基いて前述した複合類似度計
算に用いられる標準パタ−ンが作成される。
標準パターンは、上記特性核をKL展開することによっ
て求められるものであり、例えばべき東方によるKL展
開によってその標準パターンが求められる。
今、特性核Kが固有値λ1.λ2.〜λ□を持ち、これ
に対応する固有ベクトルξ1.ξ2.〜ξ。を持つもの
とする。この場合、その任意ベクトルU。
は、上記固有ベクトルξ1.ξ2.〜ξ。の線形結合し
て 1  +w  、Σ αi ξ1 として表わされる。このとき、 Kv1−λ1 ξ1 なる関係が成立することから、 Ku  鴫K (Σ α1ξ1) −K    (Σ α1 λi ξI)噛 ・・・・・
・ −Σ α、λ 5 1−1 1 1  ξ1 となる。
ここで ・・・・・・  〉1λ 1 1λ  l>l λ21〉 l                 nK u。
[λ1/λ1 ] > 1   (i−2,3,〜、n
)であるから、Sが十分大きくなると上式の第2項が0
に収束することになる。
故に前述した式を Ku  −α1λ1 ξ1 と看做すことができる。
sol このことは、(K   u  )と(K  u  )と
の比が固を値λlであることを示している。また(K 
 u  )は固有ベクトルξ1に比例していることが示
される。
ところでこのような理論に基く演算過程にあっては、そ
の演算途中結果が直ぐにスケールアウトするすることが
多い。そこでU を任意の、例えば単位ベクトルとし、 v     −Ku sol        。
u” = (v   )/ (b   )sol   
       sol (s=o、1.2.・・・) なる演算を実行するようにする。ここで(b   ’)
sol は、ベクトル(v   )の絶対値が最大の要素でso
l ある。このとき、 =(v   )/(b   ) us+1     sol      5o1=(Ku
  )/(b   ) s      5o1 =(Kv  )/(b   −b  )s      
sol   s sol =(K   u)/(b   ・・・・・・b )o 
     sol     s となることから、これよりλ b  ξ Uf、  s
ol、  l、  sol を求めることが可能となる。
このようにしてその絶対値が最大の固有値λ1と固有ベ
クトルξ1とを求めたら、次に同様にしてその絶対値が
次に大きい固有値λ2と固有ベクトルξ2とを求める。
ユニで K’−に−λ1 ξ1 ξ1 を考えると、 ξ1tξ、−0  (1−2,3,〜、n)より、 K′ ξ −にξ −λ1ξ1ξ1  ξ1■1 一λ1ξ1−λ1ξ1−0(1−1) K′ ξ −にξ −λ ξ ξ  ξ。
一仙ξl(1≠1) となる。従って上記に′は、 1λ21〉・・・〉1λr 1>−>lλn 1〉0な
る固有値を持つことがわかる。尚、ここでは −ξ1は
正規化されているとしている。
このような処理は、前記特性核を に’ −に−λ ξ・ξ1 として変換したに′に対して、上述した処理を繰返し実
行することによって達せられる。この処理によって絶対
値の大きい固有値とそれに対応する固有ベクトルが順に
求められ、辞書の学習が行われる。
第21図はこのような計算アルゴリズムに基いて実行さ
れる辞書の学習処理の手続きを示すものである。
次に文字認識部21について説明する。
この文字認識部21は、スキャナ等によって読取られた
文字を認識する第1の文字認識ブロックと、タブレット
等を介してオンライン入力される文字情報を認識する第
2の文字認識ブロックとによって構成される。
この第1の文字認識ブロックは、例えば第22図に示す
ように、スキャナ等によって読取り入力された画像デー
タを格納する画像メモリ21aと、この画像メモリ21
aに格納された画像データ中から認識対象とする文字が
記載された領域を検出する領域検出部21b、この領域
検出結果に従って前記画像メモリ2Laに格納された画
像データ中から認識対象とする文字データを抽出する文
字抽出部21c、そして標準パターン辞書21dに予め
登録された認識対象文字の各標準文字パターンと、上記
文字抽出部21cにて抽出された文字パターンとを個々
に照合して文字認識する識別部21eとによって構成さ
れる。
この文字認識ブロックは、例えば第23図に示すように
FAX送信原稿用紙21f上の所定の位置に設定され、
送信宛先が記入される文字枠21gに記載された文字を
認識するものである。このような送信宛先が記載される
原稿用紙21f’は、送信原稿が複数枚からなる場合、
その一番最初(1枚目)の原稿として用いられる。そし
てこの1枚目の原稿の読取り人力された画像データが文
字認識処理の為に前記画像メモリ21aに蓄積される。
領域検出部21bは、予め定められているFAX送信原
稿用紙21f’のフォーマット情報から前記文字枠21
gの位置情報を得、認識対象とする文字が記載される領
域を検出するものである。文字抽出部21cはこの領域
検出情報と、その画像情報の射影パターンの情報とを用
いて、例えば第24図に示すように前記文字枠21gに
記載された文字の画像データを個々に抽出している。
識別部21eは、例えば特公昭49−12778号公報
等に開示されるように、抽出された文字画像からその文
字パターンの特徴を抽出し、その抽出した文字パターン
と標準パターン辞書21dに登録された各文字の標準パ
ターンとをパターンマツチングしている。そしてこのパ
ターンマツチングによって照合の取れた標準パターンの
文字カテゴリをその認識結果として求めている。
尚、パターンマツチングの手法は種々変形できることは
云うまでもない。
ところでタブレット等を介してオンライン入力される文
字情報を認識する第2の文字認識ブロックは、例えば第
25図に示すように構成される。
この第2の文字認識ブロックは、タブレット等を介して
オンライン入力される文字の筆記ストロークを示す位置
座標の系列を順次検出する座標検出回路21hを備えて
いる。
この座標検出回路21hにて検出された位置座標の時系
列データは前処理回路211に入力され、前記タブレッ
ト4における検出誤り等の微小な雑音が除去された後、
座標系列記憶回路21jに順に記憶され、文字認識処理
に供される。尚、この前処理回路211にて、例えば1
文字分の文字が入力されたとき、その文字の大きさの正
規化処理等が行われる。
また画数検出回路21には、例えば筆記ストロークの途
切れ(位置座標データの時系列の区切り)から、その文
字パターンの筆記ストローク数、つまり画数を検出して
いる。
しかして認識処理部21+aは、前記画数の情報に従っ
て標準特徴パターンメモリ21nに登録された認識対象
文字カテゴリの標準パターンの中から、該当する画数の
標準パターンを選択的に抽出している。そしてこの標準
パターンの各ストロークの特徴と座標系列記憶回路21
jに記憶された入力文字パターンのストロークの特徴と
を相互に比較(マツチング処理)でいる。答決定回路2
1pはそのマツチング処理結果を判定し、入力文字パタ
ーンのストロークの特徴に該当するストロークを持つ認
識対象文字カテゴリを、その認識結果として求めている
つまりオンライン入力される文字パターンの筆記ストロ
ークの特徴に従って、そのストロークの特徴を標準文字
パターンのストロークの特徴とマツチング処理して上記
入力文字パターンを認識するものとなっている。
尚、ストロークの特徴としては、筆記ストロークを折線
近似したときの端点や交点、折点等の位置座標の情報を
用いるようにすれば良い。
以上のような機能を備えた文字認識部21によって、ス
キャナ等を介して読取り入力された文字情報や、タブレ
ット等の位置座標入力装置を介してオンライン人力され
る文字情報がそれぞれ文字認識される。
次に図形認識部22について説明する。
この図形認識部22は、例えば第26図に示すように構
成される。入力部22aは、例えば撮像入力された図形
画像を記憶し、図形認識処理に供する。
輪郭追跡部22bは、例えば線分の追跡方向を第27図
に示すように8方向に分け、入力画像中の図形の輪郭を
追跡したときにその追跡方向がどの向きであるかを順に
求めている。具体的には、例えば第28図に示すように
三角形の図形を右回りに追跡し、その追跡の向きの情報
を、例えばrl、2.〜2,3,4.〜4,5.7.〜
7」なる方向コードの系列として求めている。
セグメンテーション部22cは、このようにして求めら
れる方向コードの系列から、例えばその曲りの部分等の
特異点を抽出し、この特異点に従って該図形の輪郭を複
数の特徴部分に分割している。
マツチングR22dはこのようにしてセグメンテーショ
ンされた図形輪郭の情報と、辞書メモリ22eに登録さ
れている各種図形の特徴情報とをマツチング処理して入
力図形を認識するものとなっている。
例えば第29図に示す図形が与えられた場合には、その
輪郭追跡によって求められる方向コードの系列から、例
えば相互に隣接する3つの輪郭点(1−1)(1)(i
+1)で方向コードの和を順に求め、これをその中央の
輪郭点Iにおける方向コードとじて平滑化処理する。こ
の平滑化処理によってノイズ成分の除去を行なう。
しかる後、セグメンテーション部22cにて輪郭の特徴
点である端点、つまり曲りが急峻な点を検出し、その端
点を中心としてその輪郭を分割する。
そして分割された輪郭部分毎に辞書メモリ22eと照合
し、その認識結果を求める。
以上の処理によって、第30図に例示するように丸図形
は端点が存在しないこと、三角図形は端点が3つ検出さ
れること、四角図形は端点が4つ検出されること等から
、これらの図形がそれぞれ識別認識される。この際、上
記各端点がそれぞれ凸状であることや、端点を結ぶ輪郭
が直線・曲線である等の情報を図形識別に利用しても良
い。
これに対してイメージ認識部23は次のように構成され
る。
第31図はこのイメージ認識部23の概略構成を示すも
ので、原画画像メモリ23a、 2値化装置23b5処
理画像メモリ23C1細線化装置23d、そしてコード
変換装置23eによって構成される。
画像メモリ23aは与えられた認識対象イメージ画像を
記憶するもので、2値化装置23bはこれを2値化処理
して画像メモリ23cに格納している。
この2値化レベルは、例えば2値化画像をディスプレイ
モニタしながら可変設定される。
しかして細線化装置23dはz値化されたイメージ画像
を細線化処理してそのイメージを線図形化するものであ
る。この細線化処理されたイメージ画像によって前記画
像メモリ23cが書替えられて認識処理に供される。
コード変換装置23eは、例えば第32図に示すように
構成され、先ずセグメント分割部23rにて上記細線化
画像を複数のセグメントに分割している。このセグメン
トの分割は、例えば線図形をその端点や分岐点、交点に
て分割することによって行われる。曲率変換部23gは
このようにして分割された複数のセグメントについて、
それぞれその曲率を求めている。
直線・曲線分割部23h1曲線分割部231.屈折点分
割部23j、および変曲点分割部23hは、上述した如
く分割された各セグメントを、その曲率の情報に従って
更に分割するもので、これらによって屈折点や直線と曲
線との切替わり点、変曲点、曲線における半径変化点等
がそれぞれ検出される。このようなセグメント分割と特
徴点検出によって前記イメージ線図形を構成する各部の
情報がそれぞれ抽出される。
近似情報作成部23mは、これらの分割されたセグメン
トおよびそのセグメント中の特徴点の情報を総合して前
記イメージ図形を表現する情報、例えば各セグメントの
始点および終点の位置座標、およびそのセグメントの種
別を特定するコード情報を得る。
例えば入力イメージ画像が第33図(a)に示す如く与
えられた場合、その入力画像中のイメージ線図形23n
を細線化して抽出し、同図(b)に示すようにセグメン
ト分割する。この例では、円図形と四角図形とが直線に
よって所謂串刺しにされたイメージ線図形23nが入力
されている。しかしてこのイメージ線図形23nは、第
33図(b)に示すようにその交点で分割され、2つの
半円と2つのコの字状図形、および4つの直線にセグメ
ント化される。
曲率変換部23gは、第34図に示すようにセグメント
分割された各セグメントの曲率を求めており、前記直線
・曲線分割部23h1曲線分割部23I、屈折点分割部
23j、および変曲点分割部23hはその曲率変化点か
ら各セグメントの特徴点を検出している。具体的には第
34図(a)に示す例では2つの直線の屈折点における
曲率が急峻に増大することから、その曲率の変化から屈
折点を検出することが可能となる。また第34図(b)
に示す例では直線から曲線への変化部分で曲率の変化が
検出されるので、この曲率の変化からその特徴点を検出
することができる。
同様にして第34図(C)(d)に示す例でも、その曲
率の変化点から、そのセグメントにおける特徴点を検出
することが可能となる。
このようにしてイメージ認識部23では、与えられたイ
メージ図形をセグメント化し、各セグメントの特徴点を
検出している。そして該イメージ線図形を複数のセグメ
ントの各種別を示すコード情報とその位置座標として近
似表現して認識するものとなっている。
さて音声照合部17は次のように構成されている。
この音声照合部17は、音声入力した話者を個人認識(
個人同定)するものであり、例えば第35図に示すよう
に構成される。
即ち、音声入力部17aを介して与えられる音声は、音
韻フィルタ17bおよび個人用フィルタ17cにてそれ
ぞれフィルタリングされ、その音声特徴が抽出される。
音韻フィルタ17bの複数のチャンネルの各帯域は、例
えば第36図(a)に示すように音声周波数帯域を等分
割して設定されている。
このようなフィルタ特性を備えた音韻フィルタ17bに
よって入力音声の音韻特徴を示す特徴パラメータが抽出
される。尚、各チャンネルの帯域幅を、音声周波数帯域
を対数関数的に分割設定したものとしても良い。
これに対して個人用フィルタ17cの複数のチャンネル
の各帯域幅は、第36図(b)に示すように音声周波数
帯域を指数関数的に分割して設定されている。このよう
なフィルタ特性を備えた個人用フィルタ17cによって
、前記入力音声の低域から中域にかけての音声特徴が、
高域側の特徴に比較して多く抽出されるようになってい
る。そしてこれらの各チャンネルのフィルタ出力が個人
照合用の特徴パラメータとして求められている。
しかして単語認識部17dは、前記音韻フィルタ17b
を介して求められた音韻特徴パラメータから、その入力
音声が示す単語を単語辞書17eを参照して認識するも
のである。この単語認識の機能は前述した音声認識部1
9と同様であり、該音声認識部−19の機能をそのまま
利用するようにしても良い。
そしてこの単語認識結果に従って個人辞書17f’の個
人照合に供される辞書が選択される。この個人辞書17
fは、話者照合の対象とする個人が予め発声した特定の
単語の前記個人用フィルタ17cによる分析結果を、そ
の単語毎に分類して登録したものである。
しかして話者照合部17gは、個人辞書17f’から選
択された該当単語の各特徴パラメータと、前記個人用辞
書17cにて求められ5た入力音声の特徴パラメータと
の類似度を計算し、その類似度値を所定の閾値でそれぞ
れ弁別している。そしてそれらの弁別結果を相互に比較
して、例えば類似度値が最も高く、次に高い類似度値と
の差が十分にある特徴パラメータを得た個人カテゴリを
該入力音声の発声者であるとして個人同定している。
ここで個人用フィルタ17cの特性について更に詳しく
説明すると、前述したように音韻特徴フィルタ17bと
は異なる特性に設定されている。この音声の個人性の識
別性について考察してみると、その識別性は、例えば F比−(個人間分散)/(個人内分数)として与えられ
るF比によって評価することができる。
今、音韻フィルタ17bに設定されたフィルタ特性の各
チャンネル出力のF比について検討すると、第37図に
実線で示す指数関数的な傾向を示す。
これ故、従来では専ら高域側の音声特徴情報を利用して
個人照合を行なっている。
しかし音声の高域側の特徴だけを用いるよりも、全周波
数帯域の音声特徴を用いて個人同定が可能であれば、そ
の照合精度が更に向上すると考えられる。即ち、全周波
数帯域においてF比の値が1以上となり、個人間分散が
個人内分数を上回れば、更に精度の高い個人照合が可能
となる。
そこでここでは、前述したように個人用フィルタ17c
の特性を指数関数的に定め、個人性の特徴が顕著である
高域側については大雑把に特徴抽出し、低域側のチャン
ネル割当て数を増やすことによって該低域側の音声特徴
を細かく抽出するようにしている。
具体的には各チャンネルのF比の変化が指数関数的な傾
向を示すことから、低域側チャンネルの帯域幅に比較し
て高域側チャンネルの帯域幅を指数関数的に増大させた
フィルタバンクを構成し、これを個人用フィルタ17c
としている。
このように構成されたフィルタ17cの各チャンネル出
力によれば、そのF比は第37図に破線で示すようにな
り、中域でのF比の大幅な向上が認められる。この結果
、高域側の音声特徴のみならず、中域における音声特徴
をも積極的に利用して個人照合を行なうことが可能とな
り、その照合精度の向上を図ることが可能となる。
即ち、この音声照合部17では、入力音声の単語認識に
供する特徴とは別に、フィルタバンクの工夫によりその
個人性が顕著に現われる特徴情報を抽出している。この
結果、入力音声に対する音韻認識とは独立にその話者に
対する個人同定、つまり個人照合を高精度に行なうもの
となっている。
次に音声合成部26について説明する。
音声合成部26は、第38図に示すように判別器26a
、復号器26b、規則パラメータ生成装置26C1およ
び音声合成器26dを備えて構成される。
判別器28aは入力されたコード列が文字列であるか、
或いは音声合成の為の分析パラメータを示す符号列かを
判定するものである。この情報判別は、例えば入力コー
ド列の一番最初に付加された識別情報を判定することに
よって行われる。そして分析パラメータであると判定し
た場合には、その符号列を復号器28bに与え、これを
復号処理してその音韻パラメータと韻律パラメータとを
それぞれ求めている。
また文字列と判定した場合には、その文字列データを規
則合成パラメータ生成装置18cに与え、その音韻パラ
メータと韻律パラメータとの生成に供している。
音声合成器28dは、このようにして復号器26bまた
は規則合成パラメータ生成装置i!28cにて求められ
た音韻パラメータと韻律パラメータとに従い、音源波を
声道近似フィルタを介して処理して合成音声波を生成し
ている。
ここで規則合成パラメータ生成装置26cについて更に
説明すると、該装置26cは第39図に示す如く構成さ
れている。文字列解析部26eは言語辞書2Bを参照し
て入力文字列中の単語を個々に同定し、その単語につい
てのアクセント情報や単語・文節境界、品詞・活用等の
文法情報を求めている。
そしてこの解析結果に対して音韻規則、および韻律規則
がそれぞれ適用され、その制御情報が生成される。
ここで音韻規則は、解析された単語の読みの情報を与え
ると共に、単語の連接によって生じる連濁や無声化等の
現象を実現し、その音韻記号列を生成するものである。
音声パラメータ生成部26gはこの音韻記号列を人力し
、その音節単位に従ってCVファイル28hから音節パ
ラメータを順次求めて補間結合している。この音声パラ
メータ生成部26gにて上記音韻記号列から音韻パラメ
ータ系列が生成される。
また韻律規則は、単語・文節境界等の文法情報に従って
発話の境界や息継ぎ位置を決定し、各音の継続時間長や
ポーズ長等を決定するものである。
同時にこの韻律規則により、各単語の基本アクセントを
ベースとし、その文節アクセントを考慮した韻律記号列
が生成される。韻律パラメータ生成部261はこの韻律
記号列を入力し、ピッチの時間変化パターンを表わす韻
律パラメータ列を生成している。
一方、入力コード列が音声合成の為の分析パラメータを
示す符号列である場合、前記復号器28bは次のように
機能している。
即ち、分析パラメータの符号列がCVファイルのケプス
トラム係数を示す場合、その符号列28mは一般に第4
0図に示すようにパラメータP(ピッチ)とC8,C1
,〜C,(ケプストラム係数)に対してビット割当てが
なされて情報圧縮されている。そこで復号器26bでは
パラメータ変換テーブル26nを用い、上記情報圧縮さ
れた分析パラメータを音声合成器26dに合せたビット
数に変換・復号している。例えば各パラメータをそれぞ
れ8ビツトに変換し、音韻パラメータ列(ケプストラム
係数)とその韻律パラメータ列(ピッチ)とをそれぞれ
求めている。
音声合成器2Bdは、例えば第41図に示すように有声
音g28qと無声音源(M系列発生器)26rとを備え
、入力される韻律パラメータ列のピッチデータPに従っ
て有声音源波(P≠O)、または無声音源波(P−0)
を選択的に発生している。
この音源波は前置増幅器26sに入力され、前記音韻パ
ラメータのケプストラム係数Cに応じてしベル制御され
て対数振幅近似ディジタルフィルタ28tに入力される
。この対数振幅近似ディジタルフィルタ26tは前記音
韻パラメータのケプストラム係数C,〜C[lに従って
声道特性を近似する共振回路を構成し、上記音源波をフ
ィルタリング処理するものである。この対数振幅近似デ
ィジタルフィルタ26tにて前記音韻パラメータおよび
韻律パラメータで示される音声データが合成出力される
そして対数振幅近似ディジタルフィルタ26tにて合成
された信号は、D/A変換器28uを介した後、L P
 F ZBvを介してフィルタリングされて合成音声信
号(アナログ信号)として出力される。
以上のように構成された音声合成部2Bにて、入力デー
タ系列からそのデータ系列が示す音声が規則合成されて
出力される。
次にイメージ合成部27について説明する。
イメージ合成部27は、第42図に示すように制御計算
機27a、ディスプレイファイルメモリ27b、イメー
ジ合成回路27c、イメージメモリ27d、そして必要
に応じてディスプレイ27eを備えて構成される。
尚、このディスプレイ27eは、該ワークステーション
について準備された前記ディスプレイ部10であっても
良い。
イメージ合成回路27は、専用の制御計算機27aの制
御の下でディスプレイファイル27bに書込まれている
ベクトルや多角形・円弧のパラメータを読出し、それに
よって示される線図形を発生してイメージ・メモリ27
dの指定されたアドレスに書込んでいる。このイメージ
合成回路27のイメージ発生機能によってイメージメモ
リ27d上に指定された線図形イメージが構築される。
そしてこの線図形イメージは、制御計算機27aの制御
の下で前記ディスプレイ27eにて表示されてモニタさ
れる。
またイメージ発生回路27bは、イメージ発生に対する
特殊処理機能と塗潰し処理機能とを備えている。この特
殊処理機能は、例えば複数のイメージ図形の重なりに対
して隠線の消去を行なったり、クリッピング処理を行な
う等の機能からなる。また塗潰し機能は、イメージ図形
の部分領域を指定された色を用いて塗潰す処理からなる
このようなイメージ合成回路27bの機能によって、種
々のイメージ図形が作成され、またその合成処理等が行
われる。
ところで上述した如く発生したイメージ図形と自然画と
の合成は次の2つに大別される。その1つは、例えば風
景写真等の自然画を背景として、その中に計算機処理に
よって求められたイメージ画像を埋め込み合成する処理
であり、他の1つのは計算機が内部モデルとして持って
いる成る平面イメージ内に自然画を埋め込み合成する処
理からなる。
ここで前者の自然画中にイメージ画像を埋め込み処理す
る場合には、例えば第43図にその概念を例示するよう
に、計算機が発生する図形中に「透明色」を示すコード
を与えておき、これを自然画に対して重ね合せて合成す
ることによって達せられる。すると「透明色」コードが
与えられた画像領域は、自然画の情報がそのまま表示さ
れることになり、その他の部分は計算機が発生した図形
が表示されることになる。この結果、自然画を背景とし
たイメージ合成が実現されることになる。
この手法はオーバーレイと称される。
これに対して第44図にその概念を示すように画像メモ
リ内に自然画を書込んでおき、その上(手前)に計算機
が発生した図形を書込んで行くようにしても良い。この
手法は2バツフア法と称されるものであり、前述したオ
ーバーレイ法と共に比較的簡単に実現することができる
ところで計算機の内部モデルとして示される平面内に自
然画を嵌め込み合成する後者の場合には、次のようにし
て高速処理される。
平面上にある自然画を、3次元空間内の任意の方向を向
いている平面に埋め込む為に必要な座標変換は次式で与
えられる。
但し、X、Yは表示面での座標であり、U、Vは自然画
での座標である。
この座標変換処理をそのまま実行しようとすると、1画
素を表示する毎に6回の乗算と2回の除算が必要となり
、膨大な計算量と計算処理時間を必要とする。
そこでここでは、次のような中間座標(s、t)を介し
て上述した演算を2回の変換処理に分解して実行するも
のとなっている。この演算処理は、例えばアフィン変換
を利用して高速に実行される。
u=(α S+α  +α )/l    (1)■1
m(α S+α  +α9)/1 S鴫C3X−C4Y            (2)t
−CX+C5Y+C6 即ち、上述した第(1)式を用いて透視変換を行い、そ
の後、第(2)式を用いて2次元アフィン変換を行なっ
て任意の平面への透視変換を高速に行なうものとなって
いる。
ここで、第(1)式の分母は座標tそのものであるから
、従来より知られているアフィン変換回路を若干改良す
るだけでその演算を高速に実行することが容易である。
このようにしてイメージ合成部27では種々のイメージ
合成処理を高速に実行するものとなっている。
次に出力形態選択部24について説明する。
この出力形態選択部24はメディア選択要求信号を受け
て起動され、どのメディアを通じてデータ出力するかを
選択するものである。つまり種々のメディアのうち、ど
のメディアを通じて情報伝送するかを選択するものであ
る。
第45図はこの出力形態選択部24の概略構成図であり
、メディア選択制御部24a、入力メディア判定部24
b、相手メディア判定部24c、メディア変換テーブル
24d、および自己メディア機能テーブル24eを備え
て構成される。また第46図はこの出力形態選択部24
の処理の流れを示すものである。この処理手続きの流れ
に沿って該出力形態選択部24の機能を説明する。
メディア選択要求信号が与えられるとメディア選択制御
部24aは前記制御部2に対してメディア選択動作に必
要な入力メディア情報の提供を要求する。そして入力メ
ディア判定部24bに対してメディア情報検出要求とメ
ディア機能識別要求を発する。
入力メディア判定部24bはメディア検出部24f’と
メディア識別部24gとによって構成され、上記メディ
ア選択制御部24aによる情報要求を受けて制御部2か
ら与えられる入力メディアを検出し、且つその検出メデ
ィアの機能を識別判定するものとなっている。この入力
メディア判定部24bは、例えば入力メディアが音声で
ある場合、そのメディアの機能がADPCMである等と
して識別判定する。
しかる後、メディア選択制御部24aは制御部2に対し
てそのデータ出力の相手先が自己端末(ワークステーシ
ョン内)の他の機能ブロックであるか、或いは通信回線
等を介して接続される別のワークステーションや通信端
末であるかを間合せる。
そして別のワークステーションや通信端末に対してデー
タ出力することが指示されると、メディア選択制御部2
4aは送信相手局に関する識別情報を制御部2に対して
要求する。この要求を受けてデータ出力する相手局に関
する情報が相手メディア判定部24cに入力される。
相手メディア判定部24cは、相手局識別部24h。
相手局メディア識別部2411機能識別部24jを備え
て構成され、前記メディア選択制御部24aからの識別
情報判定要求を受けて作動する。そして相手局に対する
識別情報から、先ず相手局を識別し、相手局のメディア
を識別する。そしてその相手局メディアの機能を識別す
る。
具体的には、例えばデータ出力(送信)する相手局が自
動FAXであり、その通信メディアがイメージであって
、その機能がGmタイプである等を識別する。尚、この
相手局の識別は、相手局からそのネゴツエーション(ハ
ンドシェーク)機能を用いて送られてくる情報に基いて
行うよにしても良い。またネゴツエーション機能がない
場合には、そのメディア検出機能を機能識別部24jに
持。
たせておけば良い。このようにすれば相手側からのメデ
ィア情報信号に従ってその機能識別を行なうことが可能
となる。
第47図はこの相手局の識別処理手続きの流れを示すも
のである。この流れに示されるように、例えば通信相手
局が電話か否かを判定し、電話である場合にはFAX信
号が到来するか否かを判定する。
そして相手局が電話であり、FAX信号が到来する場合
には、これを相手機器がFAXであると識別すれば良い
。また電話であると判定され、FAX信号が到来しない
場合には、相手機器は通常の電話であると判定すれば良
い。更に電話でないと判定された場合には、相手機器は
電話以外の他の通信機器であると判定するようにすれば
良い。
このようにして通信相手局のメディアが職別判定される
と、次にメディア選択制御部24aは、例えば第48図
に示すように構成されたメディア変換テーブル24dを
参照して、入力メディア、入力機能、相手機器、相手機
器メディア、相手機器の機能に対応したメディア変換選
択情報を得る。
例えば入力メディアが音声で、その機能がAD−PCM
であり、相手機器がGIIIタイプのFAXである場合
、相手機器のメディアがイメージであること、そして主
なメディア変換機能が(音声)  to  (コード文
字) (コード文字)  to  (イメージ)であること等
が求められる。同時にそのその変換機能が、 (ADPCM;音声)to  (GIII;FAX) 
 。
によって実現できることが求められる。この際、従属的
なメディア変換情報が存在すれば、これも同時に求めら
れる。
このようにして求められたメディア変換情報が制御部2
に与えられ、前記データ出力の形式が選択的に指定され
る。
尚、データ出力が自己のワークステーション内部に対し
て行われる場合には、メディア選択制御部24aは自己
メディア機能テーブル24eを参照して、データ出力が
可能な出力形式を求める。この情報に従ってメディア選
択制御部24aは前記メディア変換テーブル24dの自
己メディア変換テーブルを参照し、同様にしてメディア
変換情報を求め、これを制御部2に与える。゛ このようにして求められるメディア変換情報に従って、
例えば前述した音声合成部2Bを用いて文字コードの系
列で与えられる文章情報を音声情報に変換してデータ出
力したり、或いは音声認識部19を用いて音声情報を文
字コード系列の情報に変換してデータ出力することにな
る。
次にデータベース部32について説明する。
データベース部32はコードやイメージ、音声等の各種
のデータを整理して格納し、これを種々の応用システム
に供するものである。第49図はこのデータベース部3
2の概略構成を示すもので、コマンドの解析処理等を実
行するインターフェース部32a1データベースの検索
処理等を実行するデータ操作部32b1種々のデータを
格納する記憶媒体としての磁気ディスク装置32cや光
デイスク装置32d1そしてその付加機能部3.28と
によって構成される。
種々のデータは、そのデータの種別に従って複数のりレ
ーションに分類整理され、各リレーション毎にそれぞれ
登録されてデータベースが構築されている。
以下、このデータベース部32を、その論理構造、蓄え
られるデータ、物理構造、および付加機能の4つに分け
て説明する。
論理構造とはこのデータベース部32を応用システム側
から見た場合、種々のデータがどのように蓄積されてい
るかを示すものである。ここではリレーショナル・モデ
ルに従った論理構造として、例えば第50図に示すよう
な表のイメージとしてデータが取扱われるようになって
いる。
表(リレーション)には幾つかの欄(アトリビュート)
が設けられており、これらの各欄に所定の単位のデータ
がそれぞれ格納される。データの単位(タラプル)は、
各欄に格納すべき1組の値として定められる。このよう
なタラプルを格納した任意個数のアトリビュートによっ
て1つのりレーションが構築される。
しかしてこのモデルにあっては、リレーション名を指定
し、その各アトリビュート“の値をそれぞれ与えること
によってデータベースへのデータの格納が行われる。ま
たデータベースの検索は、リレーションおよびアトリビ
ュートを指定し、そこに格納されている値が指定された
値、または別のアトリビュートに格納されている値との
間で所定の条件を満すか否かを判定し、その条件を満す
タラプルを抽出することによって行われる。
この検索条件は、それらの値が等しい、等しくない、小
さい、大きい等として与えられる。この際、複数のアト
リビュートについてそれぞれ検索条件を指定し、その条
件判定結果を論理処理(アンドやオア等)して行なうこ
とも可能である。更には、複数のりレーションを指定し
、成るリレーションの成るアトリビュートの値が他のリ
レーションの成るアトリビュートの値に等しい等の条件
により、複数のりレーション中から所定のタラプルを求
めるようなデータベース検索も可能である。
またデータベースからのデータ削除は、基本的には上記
検索と同様に行われるが、タラプルを抽出することに代
えて、そのタラプルを抹消することによって行われる。
更にデータ更新も同様であり、得られたタラプルの指定
されたアトリビュートの値を変更し、これを格納するこ
とによって行われる。
また各リレーションには、各アトリビュート毎にデータ
の読出し、追加、変更が許可された人の情報(人名や担
当者コード)等が記入され、デーータ保護の対策が講じ
られている。尚、このデータ保護対策をアトリビュート
毎に行なうことに代えて、リレーション単位で行なうこ
とも可能である。
尚、ここに記載される人の情報は複数であっても良い。
しかして第50図に示すリレーションの例では、文字列
としてそのデータが示されているが、各リレーションに
蓄積されるデータは単なるビット列であっても良い。つ
まりリレーションに蓄積されるデータは文字列は勿論の
こと、イメージ情報や音声情報等であっても良い。
さてこのデータベースに蓄積されるデータは、上述した
第50図に示す「個人スケジュール」のリレーションを
初めとして、例えば第51図に示すような「住所録」 
「個人の仕事とその代行者」「操作履歴」 「人事」 
「会議室」 「会議室予約J「会議」等の種々のりレー
ションからなる。
この例に示されるようにリレーションは、主に個人用と
して用いられるものと、多くの利用者によって共通に利
用されるものとからなる。そして個人用のりレーション
は各個人が使用するワークステーション毎に設けられ、
また共通りレーションは複数の利用者にとって共通なワ
ークステーションに設けられる。
尚、共通のワークステーションとは必ずしもそのハード
ウェアが他のワークステーションと異なることを意味し
ない。また個人用のワークステーションが共通のワーク
ステーションを兼ねても良いことも勿論のことである。
更には共通のワークステーションは1台に限られるもの
ではなく、システムの階層レベルに応じて複数台設けら
れるものであっても良い。要するに、複数のワークステ
ーションから容易に特定することのできるものとして共
通のワークステーションが設定される。
ここで第50図に示した「個人スケジュール」リレーシ
ョンのデータ構造について簡単に説明する。
このリレーションからは、そのリレーション名が1個人
スケジュール」であり、「△△ΔΔ」によって作成され
たことが示される。このリレーション作成者「ΔΔ△Δ
Jは該リレーションに対して全てのデータ操作が許可さ
れる。
またこのリレーションに付加されたデータ保護機能によ
れば、データの読出しは全員に許可されており、データ
の追加はroooOJと「技術部に所属する者」に対し
てのみ許可されている。尚、この「技術部に所属する者
jは、例えば「人事」のりレーションを参照する等して
求められる。またデータの変更は1人レベル」の値が「
5」以上のものに対してのみ許可されている。この1人
レベル」とは人事リレーションに関するものであり、例
えば(部長;8)(次長;7)(課長−6)(主任;5
)等として役職を表わす。
更にこのリレーションには、「開始時刻」 「終了時刻
」 「種類」 「名称」 「場所」等のアトリビュート
が設定され、そのそれぞれにデータが書込まれるように
なっている。
次にこのデータベース部32における上述した各種のり
レーションを実際に記憶する為の物理構造について説明
する。
情報蓄積部(記憶部)は大量データを蓄積し、その任意
の部分を比較的高速に読み書きすることができ、価格的
にさぼど高価でないものとして、前述した磁気ディスク
装置32cや光デイスク装置32gが用いられる。
この情報蓄積部へのデータベースの蓄積は、該情報蓄積
部の記憶領域を特定の大きさく例えば数キロバイト程度
で、タラプル長や計算機の速度等に応じて定められる)
毎に区切り、各々をページとして管理して行われる。そ
して第52図に示すように、例えば第Oベージにページ
管理の情報を、第1ページにリレーション一覧表の情報
を、また第2ページに使用中のページ情報をそれぞれ格
納する。
このリレーションの一覧表によって、データベース中に
おける種々のりレーションの所在が示される。
例えば第9ページおよび第11ページに格納された実デ
ータは、第5ページに格納されたりレーションのアトリ
ビュート(主アトリビュート)に基き、第10ページに
格納されたインデックスページの情報に従ってソートさ
れるようになっている。このインデックスページの情報
は、アトリビュートの値が幾つから幾つ迄のものがどの
ページに格納されているかを示すものである。
この主アトリビュート以外のアトリビュートによりデー
タ検索する場合には、そのアトリビュートについて第2
0ページのサブ・インデックスを経由して、先ず第21
ページや第22ページに示されるサブデータを得る。こ
のサブデータにはアトリビュートの値と前述した主アト
リビュートの値のみが入っており、ここで求められるア
トリビュートの値を用いて実際のデータが求められる。
尚、例えば画像データや音声データのようにその実デー
タの量が膨大であり、その中の幾つかのビット誤りが問
題とならない場合には、これらの実データを光デイスク
装置32d等の別の安価な情報記憶装置にファイルする
ようにしても良い。この場合には、第9ページや第11
ページ等の実データ用ページには、その旨とその装置で
の実データの格納位置情報を記憶しておくようにすれば
良い。
しかしてこのように構築されたデータベースに対する付
加機能は、例えば不要データの自動廃棄等からなる。こ
の不要データの自動廃棄は、リレーションの付加情報と
して[廃棄;可/不可コ[廃棄の方法]等を与えておき
、所定の間隔でリレーション毎の消去コマンVを動作さ
せて行われる。
尚、タラプルの消去は、例えば会議情報についてはその
終了時刻が現在の時刻より前であるか否か等を判定して
行なうことが可能である。従ってこのようなタラプルの
消去については、格別の機能追加は不要である。
また付加機能の他の重要な機能としてデータの保全があ
る。このデータの保全機能は、例えばハードウェアの故
障や停電等に原因してデータが不正(でたらめになった
り失われたりすること)となることを防ぐものである。
具体的にはこのデータの保全機能は、情報の二重化や磁
気テープへの書出し等によって実現される。
このようにデータベース部32では、種々のデータをリ
レーション毎に分類整理し、且つページ単位に管理して
種々の応用システムに供するものとなっている。
次に作業環境データ収集部25について説明する。
この作業環境データ収集部25は、該ワークステーショ
ンに対する過去の操作履歴のデータを収集し、これに基
く操作ガイドを行なうものである。
ここで作業環境データ収集部25には、例えば第53図
に示すように当該情報処理システムが持つ機能に対応す
るコマンドと、他の情報システムが持つ機能に対応する
コマンドとを対応付けるコマンド対応テーブルが設けら
゛れている。
具体的には当該情報処理システムをA1他の情報処理シ
ステムをB、C,D、・・・とじたとき、システムAに
おけるコマンド“DELETE”に対応する他のシステ
ムのコマンドが“DEL“や“ERASE”  ”RE
MOVE’であルコとが、該コマンド対応テーブルによ
って示されるようになっている。
第54図は利用者により人力されたコマンドを解析し、
所定の動作および各種ガイダンスを実行する作業環境デ
ータ収集部25の概略構成を示すものである。
この作業環境データ収集部25では、先ずコマンド入力
部25aから人力されたコマンドをコマンド解析部25
bに与え、コマンド対応テーブル25cを参照して解析
している。具体的には第55図に示す手続きの流れに従
って入力コマンドがコマンド対応テーブル25cに登録
されているかを調べている。即ち、コマンドが人力され
ると、先ずその入力コマンドがシステムAのものである
か否かが調べられる。そして入力コマンドがシステムA
のコマンドであると解析されると、前記コマンド解析部
25bは該入力コマンドをコマンド実行部25dに与え
、そのコマンドに基く所定の動作を実行させている。
一方、入力コマンドがシステムAのものでない場合には
、他のシステムのコマンドに該当するか否かが調べられ
、対応付けされているコマンドが存在する場合には、そ
の対応コマンドを画面表示部25eにて表示する。つま
り他のシステム(システムB)で用いられているコマン
ドが、例えば“DEL”である場合には、これに対応す
るシステムAのコマンド“DELETE“を求め、これ
を操作ガイダンスとして画面表示部25eに表示するこ
とになる。
尚、入力コマンドに該当するコマンドがコマンド対応テ
ーブル25cに存在しなかった場合には、画面表示部2
50にてコマンドエラーメツセージの表示を行なう。
具体的には次のようにしてそのコマンド入力に対する処
理が行われる。今、システムB、Cの操作経験の利用者
が初めてシステム人(当該情報処理システム)を操作す
るものとする。ここで利用者がコマンドを入力してデー
タ“ABC“を消去する場合、従来ではシステムAの取
扱い説明書に従ってデータ消去の為の“DELETE”
なるコマンドを探し、これを入力することが必要となる
しかしここでは、その利用者は過去の経験に従って、例
えばシステムCで用いていたデータ消去コマンド“ER
ASE  ABC”を第56図(a)に示すように入力
する。
すると作業環境データ収集部25ではこの入力コマンド
を解析し、前記コマンド対応テーブル25cから入力コ
マンド“ERACE”に対応するシステムAのコマンド
’DELETE”を求め、これをガイドとして表示する
ことになる。この結果、利用者はシステムAを初めて操
作する場合であってもそのデータ消去のコマンドが“D
ELETE”であることを知り、そのコマンドをガイド
に従って入力することにより、そのデータ消去を行なう
ことが可能となる。
またファイル名のリストを表示するべく、例えば第56
図(b)に示すようにシステムBにおけるコマンド“D
IR“を入力した場合には、同様にして該システムAに
おいて対応するコマンド“CATA”が求められ、ガイ
ド表示される。この結果、このガイドに従ってコマンド
“CATA”を人力することによって、そのファイル名
のリストが表示される。
このようにこの作業環境データ収集部25の機能を活用
することにより、過去の操作経験のあるシステムで用い
られていたコマンドの入力によって、そのシステムにお
ける対応コマンドがガイド表示される。従ってシステム
利用者は、過去に得た知識を最大限に利用してシステム
を操作することが可能となる。そして当該情報処理シス
テムのコマンドを容易に知ることが可能となる。従って
その都度、当該情報処理システムの操作説明書を調べる
等の煩わしさから解放される。故に、システムの操作の
習得に要する時間を大幅に短縮することができる等の効
果が期待できる。
尚、入力コマンドに対応するコマンドを求め、これをガ
イド表示したとき、その合否の判定入力を受けて、その
コマンドを実行するようにしても良い。
即ち、第57図にその手続きの流れを示し、第58図に
その表示例を示すように他のシステムの消去コマンド“
ERASE“し、これに対応するシステムAの消去コマ
ンド“DELETE″が求められたとき、これが正しい
か否かを間合せる。
そして正(Y)なる指示入力があったとき、その入力コ
マンドがDELETE’を示していると判定し、これを
コマンド実行部25dに送ってその処理を実行させるよ
うにする。
このようにすれば、コマンドの対応関係がガイド指示さ
れると同時に、その入力コマンドに従って所望とする処
理が実行されるので、改めて正しいコマンドを入力し直
す必要がなくなる。つまり入力コマンドの対応コマンド
への自動変換が行われて、その処理が実行されることに
なる。従って、更にその操作性の向上を図ることが可能
となる。
尚、対応コマンドはシステムの種類に応じて何種類存在
しても良いものである。要はコマンド対応テーブル25
cに対応付けてそれぞれ格納しておけば良い。またコマ
ンドは上述した文字列形式に限定されないことも云うま
でもない。
次にこの作業環境データ収集部25におけるシステム習
熟度のデータ収集について説明する。
第59図はシステム習熟度のデータ収集処理を示す流れ
図である。
利用者がその識別コード(ユーザ番号やパスワード等)
を入力すると、作業環境データ収集部25はその識別コ
ードに対応する習熟度表を外部記憶装置から求め、装置
内部にセットする。この習熟度表は各利用者がシステム
の様々な利用機能に対してどの程度習熟しているかを格
納したもので、例えば第60図に示す如く構成されてい
る。
即ち、この習熟度表は各利用機能に対してその利用頻度
、最終利用年月日時、ユーザが申告した該機能に対する
習熟クラス、該機能を前回利用した際の習熟度クラス、
更ばは該機能の複雑度の情報等によって構成されている
ここで複雑度とは該当利用機能が専門知識を要求する程
高くなり、また基本機能より高級機能になる程高くなる
ものである。
しかしてこのような習熟度表は各利用者毎に設けられ、
外部記憶装置にそれぞれ記憶されている。
尚、システムを初めて利用する利用者に対しては、識別
コードの新規設定によりその利用者に対する習熟度表が
作成され、外部記憶装置に登録される。
尚、外部記憶装置には、例えば第61図に示すように上
述した習熟度表に加えて、前記習熟度クラスに対応した
利用機能毎のメツセージが登録されている。このメツセ
ージは習熟度のクラスが低い程、その背景説明を含む判
り易い説明となっている。また習熟度の高いクラスはど
、簡略な説明と専門的な機能の紹介を含んだ高度な内容
となっている。
また習熟度のクラスは、例えば A;初級者クラス B;中級者クラス C;習熟者クラス のように分類設定される。
しかして入力された識別コードに対応した習熟度表が求
められると、次にその利用機能を利用者に選択させる為
のメニューが表示される。このメニューに対して利用者
は、例えばその利用機能に対応する番号等を入力する。
すると制御部ではその入力情報が終了信号か利用機能の
選択信号かを判断し、利用機能選択信号の場合には次の
ように動作する。
即ち、利用機能選択信号が入力されると、先ずその利用
者に関する前記習熟度表を参照し、選択された利用機能
に対応する利用頻度や最終利用年月日時、申告習熟度ク
ラス等の情報が求められる。
そしてこれらの情報に従って重み付は処理を施し、現在
の習熟度クラスの決定が行われる。
この習熟度クラスの判定は、例えば利用頻度をPl、最
小利用年月日時をT 1現在の利用年月日時をT 1利
用者申告習熟度クラスをX 、前同利用習熟度クラスを
X2e(A、B、C) %複雑度をP 1そして判別関
数、をF としたとき、c             
            rF  −KIPl+に2 
(To−T、)「 十に3G工 [X1] 十に4G2 [X2]+に5P。
として求められ。但し、上式においてK 1.K LK
 a 、 N4は、実験等によって適切な値に設定され
る定数である。また上記G 1.G 2はであり、Y 
t 、 Y 2 、 Y a 、 Z t 、 Z 2
 、 Z aは、A、B。
Cに対する評価重みである。これらの評価重みはY く
Y くY  、Z くZ2くZ31 2 3   l なる関係を有し、実験等によって適切な値に設定される
ここで01 [X1]は、Xl−AのときYlなる値を
取り、N2−BのときY2なる値を取ることを意味する
。また(T  −T  )は、最終利用e      
 8 年月日時から現在までの日数を時間換算したものである
しかしてクラス判定は、上述した判別関数F。
の値により次のようにして行われる。
F  <N   ・・・Aクラス    I N ≦F  <N   ・・・Bクラスl   r  
 2 N2≦F、    ・・・Cクラス 尚、判定閾値Nl、N2は実験等に基いて適切に定めら
れる。
このようにして習熟度クラスが決定されると、その決定
された習熟度クラスに対応し、且つ前述した如く指定さ
れた利用機能に該当するガイドメツセージやエラーメツ
セージを外部記憶装置から求める。
しかる後、今回決定された習熟度クラスと、前記習熟度
表に格納されている前回の習熟度クラスとを比較照合す
る。そして習熟度クラスに変更がある場合には、その習
熟度に変更がある旨を示すメツセージを前記ガイドメツ
セージ等に付加して書込む。
この習熟度クラス変更のメツセージは、例えば第62図
に示すような4種類のメツセージからなる。そしてその
クラス変更の形態に応じて求められ、前記ガイドメツセ
ージ等と共に表示される。
利用者はこのようにして表示される各種メツセージに従
ってその処理操作を行なうことになる。
具体的には作成データをファイルに格納する利用機能に
対して、その利用者が初級者クラス(Aクラス)と判定
されると第63図に示す如きメツセージが表示される。
そしてこのメツセージにも拘らず利用者が情報入力を誤
った場合には、例えば第64図に示すようなエラーメツ
セージの表示が行われ、その利用機能に対する操作のガ
イドが行われる。
またその利用者の習熟度が中級者クラス(Bクラス)と
判定された場合には、第65図に示す如きメツセージが
表示される。そしてこのメツセージにも拘らず利用者が
情報入力を誤った場合には、例えば第66図に示すよう
なエラーメツセージの表示が行われ、その利用機能に対
する操作のガイドが行われる。同様にその利用者の習熟
度が習熟者クラス(Cクラス)と判定された場合には、
第67図に示す如きメツセージが表示され、情報入力の
誤りがある場合には、例えば第68図に示すようなエラ
ーメツセージの表示が行われてその利用機能に対する操
作のガイドが行われる。
しかして上述した如く表示したガイドメツセージの空欄
に対してデータ入力が行われると、制御部は前述した如
く求めている該当利用者の習熟皮表の該当利用頻度を(
+1)すると共に、最終利用年月日時および前回利用習
熟クラスの更新を行なう。そして該利用機能の実行を促
すと共に、該当利用機能が終了したものと看做して前述
した利用機能選択の為のメニュー表示動作に戻る。
ここで再び利用機能選択信号が入力されると、上述した
処理を再び繰返して実行することになる。
しかし終了選択信号が入力された場合には、上述した如
く作成・更新した習熟皮表を外部記憶装置の習熟度ファ
イルに、その該当利用者の識別コードと共に書込み、こ
れを保存する。そしての一連の処理手続きを終了する。
このようにして作業環境データ収集部25では、システ
ムの操作に関する習熟度のデータを収集しながら、その
収集されたデータに従ってその操作を適切にガイダンス
するものとなっている。
以上が本ワークステーションの基本的な構成とその機能
である。
次に上述した如き基本機能を備えた本ワークステーショ
ンにおける本発明の特徴的な処理機能について説明する
この本発明に係る特徴的な機能、つまり電話を介する情
報の間合せに対する目的情報の抽出とその情報の上記電
話を介する応答出力機能は、主として前述した音声認識
処理機能、データベース部32の検索処理機能、図形認
識処理機能等を用いて実現される。
第69図は本処理機能の概略的な流れを示すものである
。この処理機能は、例えば出先の任意の電話端末から電
話回線を介して本ワークステーションをアクセスし、こ
のM話を介して本ワークステーションに対する処理手続
きの要求を音声入力することによって起動される(ステ
ップa)。このワークステーションに対する処理手続き
の要求は、例えば特定の個人の自宅(目標物)までの道
順を間合せる場合、その要求項目を特定する単語音声を
入力することによって行われる。
具体的には、「案内(アンナイ)」「自宅(ジタク)」
「山田(ヤマダ)」「太部(タロウ)」等の単語音声を
順に発声して、ワークステーションに対する要求項目の
情報を音声人力する。
しかしてこれらの単語音声の情報は前記通信装置12.
13を介してワークステーションに取込まれ、前記音声
認識部19にて音声認識される。そしてその認識結果の
解析が行われ、入力音声の要求項目が認識され、例えば
「山田太部さんの自宅までの案内情報の提供が要求され
ている。」ことが解析される(ステップb)。
その後、上記認識結果が目標物に対する道案内を要求し
ているか否かが判定される(ステップC)。そしてその
要求項目の内容に応じた処理がそれぞれ起動される。
ここで目標物に対する案内情報の提供が要求された場合
には、上記音声人力され、認識処理された項目情報に従
って前記データベースからの該当情報の検索抽出処理が
起動される(ステップd)。
即ち、前記データベースの“住所録リレーション″の中
の“名前アトリビュート“や“住所録アトリビュート”
自宅案内図アトリビュート”等を前記音声人力された項
目情報に従って順に検索する。
具体的には、上述した要求項目の情報が入力された場合
には、例えば“名前アトリビュート2から「山田太部」
を検索し、これに対応する“自宅案内図アトリビュート
”の内容を取出す。そしてこの内容から「山田太部さん
の自宅案内図」の図面番号を求め、データベースから該
当図面番号の、例えば第70図に示すような案内図(地
図情報)の図面(画像)データを抽出する。
一方、前記出力形態選択部24にて上述した要求項目の
情報を電話回線を介して音声入力した電話端末の種別が
判定される。この判定処理は、該電話端末がファクシミ
リ(FAX)端末としての機能を備えているか否かを判
定しくステップe)、FAX機能を備えていない場合に
は、例えば上記電話端末が液晶ディスプレイ等の画像表
示装置を使用することができるか否かを判定することに
よって行われる(ステップf)。
このような判定処理の結果、間合せ要求を発した電話端
末がFAX機能を備えている場合には、上記データベー
スから検索抽出した該当要求項目の案内図を、その電話
回線を介して上記電話端末にFAX送信出力する(ステ
ップg)。
また間合せ要求を発した電話端末がFAX機能を備えて
い・ないが、液晶ディスプレイ等の画像表示装置を具備
している、或いは画像表示装置を接続可能な場合には、
前記データベースから検索抽出した該当要求項目の案内
図を、その電話回線を介して上記電話端末に画像データ
出力する。そしてその電話端末の表示装置にて前記案内
図を画像表示させ、要求された情報を提供する(ステッ
プh)。
これに対して間合せ要求を発した電話端末が、通常の電
話機の如き画像表示(出力)機能を持たない場合には、
後で詳述するように前記データベースから検索抽出され
た案内図の解析処理が行われ、その内容を示す文章デー
タの作成が行われる(ステップi)。そしてこの作成文
章データの音声合成処理が行われ、前記電話回線を介す
る音声メツセージの応答出力による情報提供が行われる
(ステップj)。
さて前記データベース部32に格納され、電話による間
合せに対する情報提供に供される案内図(地図情報)は
、第70図に例示するように道路を示す線分と各種のシ
ンボルとによって表現される。尚、各種のシンボルは、
例えば第71図に示すように目標物に対する目印となる
情報(交番や病院等)を予め設定した図形パターンとし
て与えられる。
ここでこれらの線分や各種のシンボルで表現される案内
図は、例えば各シンボルをそれぞれ孤立させて(道路を
示す線分と接することなく)作成され、道順を示す道路
線分を太線化する等して作成される。また道路を示す線
分の横には、例えば交差点や曲り点等の代表的な特徴点
間の距離を示す情報が記入される。
このような取決めに基いて案内図が作成されることによ
り、その道順の案内情報が簡潔に、且つ適確に呈示され
るものとなっている。また以下に説明するように、案内
図の認識・分析処理による案内文章の作成の容易化が図
られるものとなって−いる。
さて、上記案内図からの案内文章の作成は次のようにし
て行われる。
第72図は前記図形認識部22の一部として実現される
案内図解析部の構成例を示すもので、細線化処理部22
m、セグメント分割部22n、シンボル検出部22p、
シンボル認識部22q、道セグメント検出部22r、道
順検出部22s、そして案内文作成部221を備えて構
成される。
細線化処理部22o+は前記データベースから読出され
た案内図を細線化処理し、例えば前記道路を示す線分を
線幅1に細線化するものである。この細線化によって線
分の追跡の容易化が図られ、端点や分岐点等の特徴点の
抽出が容易化される。
セグメント分割部22nは上述した如く細線化された案
内図の画像データを、例えば第73図に示すようにラス
クスキャンして線分の開始点を求め、この開始点を1つ
の特徴点として線分の追跡を行う。この線分の追跡は、
例えば第74図に示すように現在点への進入方向に対す
る進行方向の優先順位を定め、前記線分を順に辿りなが
ら進行方向の変化を調べて交差点や屈折点等の特徴点を
求める。そしてその線分を上記特徴点にて順にセグメン
ト分割し、各セグメントの特徴情報を抽出することによ
って行われる。尚、このようにして抽出されるセグメン
トの情報は、例えば第75図に例示するようなセグメン
ト・テーブルに順に格納されて後述する道セグメントの
検出等に供される。
尚、セグメント・テーブルは、検出されたセグメント毎
に順に番号付けして各セグメントの情報を管理するもの
で、そのセグメントの開始点座標。
終点座標、長さ、線幅、角点数、他のセグメントとのリ
ンク情報、シンボルや文字や道路の別を示すフラグ情報
等を格納するものとなっている。
尚、上記線幅は、例えば第76図に示すように線分を幅
方向に走査したときの黒点の数を計測し、最も少ない計
数値を線幅の値として求めるようにすれば良い。また角
点については第77図に示すように線分上の3点a、b
、cを一定間隔で求め、これらの3点間で形成される直
線abと直線beとのなす角度θを求め、その各自θが
所定値以下となったときに上記点すを角点候補とする。
そして上記3点a、b、cをずらしながら同様な処理を
繰返し、角点候補を相互に比較して真の角点を最終的に
決定するようにすれば、簡易に角点を求めることが可能
となる。
しかして道セグメント検出部22rは上述した如く求め
られたセグメント情報から道路を示すセグメントを検出
しており、道順検出部22sは道路を示すセグメント中
の線幅の太いセグメントを抽出して、これを道順を示す
セグメントであると判定している。
一方、シンボル検出部22pは前記セグメント情報中の
、例えば閉ループ形成するセグメントをシンボル・マー
クとして検出しており、シンボル認識部22qはそのシ
ンボルφマークの特徴から前述した第71図に示す対応
情報に従い、そのシンボルを認識している。そしてその
認識されたシンボルが前述した道路を示すセグメントに
対してどのような位置関係にあるかを認識している。
以上のようにして前記データベースから検索抽出された
案内図の図面情報がセグメント分割とシンボル認識等に
よって分析され、認識処理される。
案内文作成部22tはこのような認識結果に従って、例
えば駅を道順案内開始点とし、目標物(目的地)までの
道順を前記太線で示される道路の情報として求めている
。同時にその道順に沿って、その通路長やその道路周辺
に存在するシンボルの認識結果を道順案内の目印として
求めている。そして、第70図に示す案内図が与えられ
た場合には、例えば次のような案内文を順に作成するも
のとなっている。
■ 駅を出て20メートルはど直進します。
■ 突当たった所で左に曲りまず。
■ 50メートルはど進むと右手に病院があり、交差点
に出ます。
■ この交差点を右に曲りまず。
■ 200メートルはど進むと右手に交番があり、交差
点に出ます。
■ この交差点を右に曲りまず。
■ 150メートルはど進むと右手に目的地があります
■ 以上です。
以上のように作成した文章データを音声合成部2Bに与
え、前述したようにその文字列を解析して上記文章デー
タに対応した音声を規則合成する。
そしてこの規則合成した音声データを前記通信装置1f
12.13をから電話回線を介して前述した間合せのあ
った電話端末に音声出力することになる。
以上のように本発明によれば、電話回線を介して音声入
力された問合せの情報を音声認識し、例えば道順の間合
せに対する案内図がデータベースから検索抽出される。
そして上記問合せを発した電話端末が画像データ通信機
能を備えている場合には、上記案内図を画像データ通信
してその電話端末に出力し、該電話端末が画像通信機能
を備えていない場合には、上記案内図の解析が行われて
その内容を示す案内文章の作成が行われる。そしてこの
案内文章を音声合成して電話端末に音声出力される。
従って問合せの要求を発した電話端末に対して、例えば
目的地までの道順案内を案内図として、或いは案内文章
として効果的に応答することができる。しかも問合せを
発した電話端末の種別に応じて、つまりFAX等の画像
通信機能やディスプレイ等の画像表示機能を備えている
かに応じて上記案内図を画像として、または案内文章を
音声として選択的に応答出力することができる。故に、
その問合せに対する応答を簡潔で理解し易い形式で与え
ることが可能となり、種々の状況下における種々の間合
せに効果的に対処することが可能となる。
またワークステーションにとっては、上述した案内文章
を予め作成しておき、この案内文章を案内図に対応させ
てそれぞれデータベースに格納しておく必要がないので
、データベースに必要なメモリ容量を低減することがで
きる。換言すれば、データベースが持つメモリ容量を有
効に活用して、他の情報の格納を可能とする等の効果が
奏せられる。
しかも案内文章を必要とするか否かが不明な案内図に関
してまでも、予めその案内文章を作成しておく必要がな
いので、案内文章作成の為の労力を大幅に軽減すること
ができる。そして案内文章が必要となった時点でのみ、
その案内図に基く案内文章の作成が行われるので、その
処理効率が高い等の実用上多大なる効果が奏せられる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。例えば案内図の解析アルゴリズムや、解析された案内
図の情報に基く案内文章の作成アルゴリズムはそのシス
テム使用に応じて定めれば良いものである。また音声の
合成アルゴリズムも種々変形可能である。要するに本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施する
ことができる。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、間合せ要求を発し
た電話端末の種別に応じた効果的な間合せ応答を行うこ
とが可能である。そして図面情報から必要に応じて文章
データを作成するので、予め音声メツセージデータを作
成しておく等の手間を省くことができ、また音声メツセ
ージを格納しておく為の記憶装置が不要である等の効果
が奏せられる。この結果、高度な機能を備えたワークス
テーションを低コストに構築することが可能となる等の
実用上多大なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、 第1図は本発明に係るワークステーションの特徴的な処
理機能を示す図、第2図はワークステーションの概略構
成図、 第3図はワークステーションに付随するICカードの外
観図、第4図はICカードの構造を示す分解斜視図、第
5図はICカードのプリント基板部の構造を示す図、第
6図はICカードの半導体集積回路部の構成を示す図、 第7図はワークステーションにおける暗号化処理部の構
成を示す図、第8図は暗号・復号化の概念を示す図、第
9図は暗号化部の構成図、第10図は復号化部の構成図
、第11図はR3A処理部の構成図、 第12図はワークステーションにおけるイメージ照合部
の構成を示す図、第13図はイメージ処理される顔の例
を示す図、第14図はイメージ・データの構造を示す図
、 第15図はワークステーションにおける音声認識部の構
成を示す図、第16図は入力音声パターンの例を示す図
、第17図は子音の音響的特徴を示す図、第18図は遷
移ネットワークの例を示す図、第19図は音声認識処理
の手続きを示す図、第20図は入力音声に対する部分区
間検出を説明する為の図、第21図は音声認識辞書の学
習処理手続きを示す図、 第22図はワークステーションにおける文字認識部の第
1の文字認識ブロックの構成を示す図、第23図は認識
対象となる文字が記載されるFAX送信原稿用紙の例を
示す図、第24図は認識対象文字の切出し処理を説明す
る為の図、第25図は文字認識部における第2の文字認
識ブロックの構成を示す図、 第26図はワークステーションにおける図形認識部の構
成を示す図、第27図乃至第30図は図形認識処理を説
明する為の図、 第31図はワークステーションにおけるイメージ認識部
の構成を示す図、第32図はコード変換装置の構成図、
第33図は入力イメージに対する処理例を示す図、第3
4図はセグメントにおける特徴点検出を示す図、 第35図はワークステーションにおける音声照合部の構
成を示す図、第36図はフィルタバンクの帯域分割例を
示す図、第37図はフィルタ特性を示す図、 第38図はワークステーションにおける音声合成部の構
成を示す図、第39図は規則合成パラメータ生成装置の
構成図、第40図は音声パラメータの変換構造を示す図
、第41図は音声合成器の構成図、 第42図はワークステーションにおけるイメージ合成部
の構成を示す図、第43図および第44図はイメージ合
成処理の概念を示す図、第45図はワークステーション
における出力形態選択部の構成を示す図、第46図は出
力形態選択処理手続きの流れを示す図、第47図は相手
局識別処理手続きの流れを示す図、第48図はメディア
変換テーブルの構造を示す図、 第49図はワークステーションにおけるデータベース部
の構成を示す図、第50図はデータベースのデータ構造
を示す図、第51図はリレーションの例を示す図、第5
2図はりレーションの構造を示す図、 第53図はコマンド対応テーブルの構造を示す図、第5
4図はワークステーションにおける作業環境データ収集
部の構成を示す図、第55図乃至第58図はコマンド部
の処理を説明する為の図、第59図はシステム習熟度の
データ収集処理の流れを示す図、第60図は習熟皮表の
構造を示す図、第61図乃至第68図は作業環境データ
収集部の処理を説明する為の図、 第69図乃至第77図は本ワークステーションにおける
間合せ応答の機能を説明する為の図で、第69図は間合
せ応答手続きの流れを示す図、第70図はデータベース
から検索抽出される案内図の例を示す図、第71図はシ
ンボルの意味を示す図、第72図は案内図を解析して案
内文章を作成する処理機能の概略的なブロック構成図、
第73図乃至第77図はそれぞれ案内図の解析処理手続
きの手法を説明する為の図である。 ■・・・バス、2・・・制御部、3・・・イメージ人力
装置、4・・・位置入力装置、5・・・音声入力部、6
・・・キーボード部、7・・・ICカード部、訃・・バ
スコントローラ、9・・・音声出力装置、lO・・・デ
ィスプレイ部、11・・・イメージ出力装置、12.1
3・・・通信装置、14・・・切換え装置、15・・・
タイマ一部、1B・・・暗号化処理部、17・・・音声
照合部、18・・・イメージ照合部、19・・・音声認
識部、20・・・音声分析部、21・・・文字認識部、
22・・・図形認識部、22g+・・・細線化処理部、
22n・・・セグメント分割部、22p・・・シンボル
検出部、22Q・・・シンボル認識部、22「・・・道
セグメント検出部、22s・・・道順検出部、22t・
・・案内文作成部、23・・・イメージ認識部、24・
・・出力形態選択部、25・・・作業環境データ収集部
、26・・・音声合成部、27・・・イメージ合成部、
2B・・・図形合成部、29・・・音声の圧縮・伸長部
、30・・・イメージの圧縮・伸長部、31・・・信号
処理部、32・・・データベース部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第4図 第7図 (暗号イ乙)1     1(イi号イ0#!8図 第9図 第10図 (41!;k) 第11図 #!12図 第13図     第、4図 Jl!! 19図 第20図 第21図 第26図 第27図    第28図 #!29図    第30図 第31図 第32図 (a)             (b)第33図 第34図 #!38図 第39 図l540 図 第41図 第42図 第43図 第44図 第46図 第48図 第49図 第50図 第52図 t71453図 第54図 第55図 第56図 第58図 第60図 #!61図 莞63図 第64図 第65図 第66図 第67図 第68図 第69図 第70図 第71図 第72図 第73 rIl第74 m 第75図 第 76  図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電話回線を通して入力された単語音声を認識し、
    その認識結果を分析する手段と、この分析結果に従って
    データベースを検索して上記入力音声が示す地図情報を
    該データベースから抽出する手段と、前記電話回線を介
    して音声入力した通信端末が画像出力機能を備えるか否
    かを検定する手段と、上記通信端末が画像出力機能を備
    える場合には上記地図情報を前記電話回線を介して画像
    送信する手段と、前記通信端末が画像出力機能を備えな
    い場合には前記地図情報を分析し、その分析結果に従っ
    て前記地図の内容を示す文章データを作成する手段と、
    作成された文章データを音声合成して前記電話回線を介
    して出力する手段とを具備したことを特徴とする知的ワ
    ークステーション。
  2. (2)地図情報は、目標物に対する案内図であって、目
    標物毎に分類されてデータベースに格納されたものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の知的ワークステーション
JP62056738A 1987-03-13 1987-03-13 知的ワ−クステ−シヨン Expired - Lifetime JP2558682B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62056738A JP2558682B2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13 知的ワ−クステ−シヨン
US07/167,256 US4907274A (en) 1987-03-13 1988-03-11 Intelligent work station

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62056738A JP2558682B2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13 知的ワ−クステ−シヨン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63223965A true JPS63223965A (ja) 1988-09-19
JP2558682B2 JP2558682B2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=13035864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62056738A Expired - Lifetime JP2558682B2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13 知的ワ−クステ−シヨン

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4907274A (ja)
JP (1) JP2558682B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0457830A1 (en) * 1989-02-09 1991-11-27 Berkeley Speech Tech TEXT TO WORD CONVERTER FROM A GRAPHIC FAX IMAGE.
JPH04235669A (ja) * 1991-01-11 1992-08-24 Nec Corp 貨物送達状況音声認識応答システム
CN111415412A (zh) * 2020-03-18 2020-07-14 北京山维科技股份有限公司 一种立体测图采编系统和方法
WO2021010056A1 (ja) * 2019-07-17 2021-01-21 ホシデン株式会社 マイクユニット

Families Citing this family (53)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5303148A (en) * 1987-11-27 1994-04-12 Picker International, Inc. Voice actuated volume image controller and display controller
US5115501A (en) * 1988-11-04 1992-05-19 International Business Machines Corporation Procedure for automatically customizing the user interface of application programs
JP2776848B2 (ja) * 1988-12-14 1998-07-16 株式会社日立製作所 雑音除去方法、それに用いるニューラルネットワークの学習方法
JPH03163623A (ja) * 1989-06-23 1991-07-15 Articulate Syst Inc 音声制御コンピュータ・インターフェース
US5012518A (en) * 1989-07-26 1991-04-30 Itt Corporation Low-bit-rate speech coder using LPC data reduction processing
US5293256A (en) * 1989-08-14 1994-03-08 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Facsimile apparatus comprising a one-touch dial function
US5072309A (en) * 1990-02-02 1991-12-10 At&T Bell Laboratories Information retrievel arrangement including facsimile apparatus
JP2783630B2 (ja) * 1990-02-15 1998-08-06 キヤノン株式会社 端末装置
EP0505621A3 (en) 1991-03-28 1993-06-02 International Business Machines Corporation Improved message recognition employing integrated speech and handwriting information
US5313522A (en) * 1991-08-23 1994-05-17 Slager Robert P Apparatus for generating from an audio signal a moving visual lip image from which a speech content of the signal can be comprehended by a lipreader
US5283731A (en) * 1992-01-19 1994-02-01 Ec Corporation Computer-based classified ad system and method
KR100206258B1 (ko) * 1992-04-28 1999-07-01 윤종용 화상추출장치
EP0569171A1 (en) * 1992-05-08 1993-11-10 Moore Business Forms, Inc. Method and apparatus for printing photographs on documents
JPH05347680A (ja) * 1992-06-12 1993-12-27 Canon Inc 通信装置
JP2773559B2 (ja) * 1992-07-16 1998-07-09 富士ゼロックス株式会社 画像編集処理装置および画像編集処理システム
KR100202425B1 (ko) * 1992-08-27 1999-06-15 정호선 가전제품의 리모콘 명령어를 인식하기 위한 음성 인식 시스템
US5393236A (en) * 1992-09-25 1995-02-28 Northeastern University Interactive speech pronunciation apparatus and method
US5519809A (en) * 1992-10-27 1996-05-21 Technology International Incorporated System and method for displaying geographical information
US5945985A (en) * 1992-10-27 1999-08-31 Technology International, Inc. Information system for interactive access to geographic information
US6396597B1 (en) * 1993-02-10 2002-05-28 Qwest Communications International Inc. Computer network-based facsimile reception system
IT1272573B (it) * 1993-09-06 1997-06-23 Alcatel Italia Sistema automatico di acquisizione guidata di segnali vocali da linea telefonica
JP3138370B2 (ja) * 1993-09-09 2001-02-26 株式会社日立製作所 情報処理装置
US5903867A (en) * 1993-11-30 1999-05-11 Sony Corporation Information access system and recording system
US5454039A (en) * 1993-12-06 1995-09-26 International Business Machines Corporation Software-efficient pseudorandom function and the use thereof for encryption
US5532838A (en) * 1993-12-27 1996-07-02 Barbari; Edward P. Method & apparatus for dynamically creating and transmitting documents via facsimile equipment
US5835236A (en) * 1993-12-27 1998-11-10 Barbari; Edward P. Method and apparatus for dynamically creating and transmitting documents via facsmile equipment
CH689361A5 (de) * 1994-01-04 1999-03-15 Franz Piehler Kommunikationsverfahren und Einrichtung zur Kommunikation zwischen Teilnehmerstationen zum Informationsaustausch.
US5579393A (en) * 1994-06-21 1996-11-26 Escan, Inc. System and method for secure medical and dental record interchange
US5682525A (en) 1995-01-11 1997-10-28 Civix Corporation System and methods for remotely accessing a selected group of items of interest from a database
JP3499625B2 (ja) * 1995-01-11 2004-02-23 富士通株式会社 電子コミュニティシステム
JPH11505342A (ja) * 1995-02-27 1999-05-18 アンフォルマシオン メディカル エ スタティスティーク 情報オブジェクト、特に文書、を処理しアクセスする方法および該方法を実施するためのシステム
US5712905A (en) * 1995-06-08 1998-01-27 Shaw; Venson M. Sequential digital profile for processing analog signals
US5794221A (en) * 1995-07-07 1998-08-11 Egendorf; Andrew Internet billing method
US5822728A (en) * 1995-09-08 1998-10-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Multistage word recognizer based on reliably detected phoneme similarity regions
US6690654B2 (en) 1996-11-18 2004-02-10 Mci Communications Corporation Method and system for multi-media collaboration between remote parties
US6335927B1 (en) 1996-11-18 2002-01-01 Mci Communications Corporation System and method for providing requested quality of service in a hybrid network
US6021220A (en) * 1997-02-11 2000-02-01 Silicon Biology, Inc. System and method for pattern recognition
US7606359B1 (en) * 1997-09-16 2009-10-20 Verizon Services Corp. Methods and apparatus for automating the servicing of telephone calls including requesting directional and/or other types of information
US6019607A (en) * 1997-12-17 2000-02-01 Jenkins; William M. Method and apparatus for training of sensory and perceptual systems in LLI systems
US5927988A (en) * 1997-12-17 1999-07-27 Jenkins; William M. Method and apparatus for training of sensory and perceptual systems in LLI subjects
US6159014A (en) * 1997-12-17 2000-12-12 Scientific Learning Corp. Method and apparatus for training of cognitive and memory systems in humans
US6195568B1 (en) * 1998-02-24 2001-02-27 Ericsson Inc. Radiotelephone adapted to the identity of its user
JP3969908B2 (ja) * 1999-09-14 2007-09-05 キヤノン株式会社 音声入力端末器、音声認識装置、音声通信システム及び音声通信方法
EP1169678B1 (en) * 1999-12-20 2015-01-21 Nuance Communications Austria GmbH Audio playback for text edition in a speech recognition system
US6478227B1 (en) * 2000-08-23 2002-11-12 Teco Image Systems Co., Ltd. Communication device for storing personal or department data
EP1241600A1 (de) * 2001-03-13 2002-09-18 Siemens Schweiz AG Verfahren und Kommunikationssystem zur Generierung von Antwortmeldungen
US7454400B2 (en) * 2002-10-24 2008-11-18 Xerox Corporation System for negotiation with mirroring
US20040166481A1 (en) * 2003-02-26 2004-08-26 Sayling Wen Linear listening and followed-reading language learning system & method
US7647212B2 (en) * 2003-11-14 2010-01-12 Palo Alto Research Center Incorporated Graph-based negotiation system with encapsulated constraint solver
US20050175972A1 (en) * 2004-01-13 2005-08-11 Neuroscience Solutions Corporation Method for enhancing memory and cognition in aging adults
US20050153267A1 (en) * 2004-01-13 2005-07-14 Neuroscience Solutions Corporation Rewards method and apparatus for improved neurological training
CA2793001A1 (en) * 2010-03-15 2011-09-22 Innovatier, Inc. An electronic card containing a display window and method for manufacturing an electronic card containing a display window
KR101905426B1 (ko) * 2012-01-11 2018-10-10 한국전자통신연구원 자연영상에서 추출된 문자 정보의 순서화 방법 및 시스템

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119164A (ja) * 1983-11-30 1985-06-26 Fujitsu Ltd メツセ−ジ通信処理システム
JPS60120645A (ja) * 1983-12-02 1985-06-28 Oki Electric Ind Co Ltd 加入者の地図検索方式
US4799258A (en) * 1984-02-13 1989-01-17 National Research Development Corporation Apparatus and methods for granting access to computers
JPS60233972A (ja) * 1984-05-04 1985-11-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 音声認識構内交換機
JPS61146047A (ja) * 1984-12-20 1986-07-03 Fujitsu Ltd 音声ダイヤル電話機
US4785408A (en) * 1985-03-11 1988-11-15 AT&T Information Systems Inc. American Telephone and Telegraph Company Method and apparatus for generating computer-controlled interactive voice services
US4731841A (en) * 1986-06-16 1988-03-15 Applied Information Technologies Research Center Field initialized authentication system for protective security of electronic information networks

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0457830A1 (en) * 1989-02-09 1991-11-27 Berkeley Speech Tech TEXT TO WORD CONVERTER FROM A GRAPHIC FAX IMAGE.
JPH04235669A (ja) * 1991-01-11 1992-08-24 Nec Corp 貨物送達状況音声認識応答システム
WO2021010056A1 (ja) * 2019-07-17 2021-01-21 ホシデン株式会社 マイクユニット
CN114080641A (zh) * 2019-07-17 2022-02-22 星电株式会社 麦克风单元
CN111415412A (zh) * 2020-03-18 2020-07-14 北京山维科技股份有限公司 一种立体测图采编系统和方法
CN111415412B (zh) * 2020-03-18 2023-08-04 北京山维科技股份有限公司 一种立体测图采编系统和方法

Also Published As

Publication number Publication date
US4907274A (en) 1990-03-06
JP2558682B2 (ja) 1996-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63223965A (ja) 知的ワ−クステ−シヨン
US9183367B2 (en) Voice based biometric authentication method and apparatus
US11580971B2 (en) Photo album management method, storage medium and electronic device
JPS6386655A (ja) メデイア変換方式
JPS63276672A (ja) 知的ワ−クステ−シヨン
ES2239650T3 (es) Identificacion y verificacion de interlocutores.
JPH1020883A (ja) ユーザ認証装置
JPS6386652A (ja) 電話着呼情報提供システム
JP2582356B2 (ja) フアクシミリ通信方式
JPS6385964A (ja) スケジユ−ル表示方式
JPH06187351A (ja) スケジュール管理装置
JPS6385968A (ja) スケジユ−ル報知方式
JPS6386648A (ja) 優先電話方式
JPS6385934A (ja) 知的ワ−クステ−シヨン
JPS6385963A (ja) 会議アレンジ方式
JPS6386662A (ja) Faxメ−ル方式
JPS6385979A (ja) ワークステーション
JPS6385931A (ja) 知的ワ−クステ−シヨン
JPS6386947A (ja) ワークステーシヨン
JPS6385929A (ja) フアイル検索装置
JPS6386646A (ja) ワ−クステ−シヨン
JPS6385967A (ja) スケジユ−ルプロテクシヨン方式
JPS6386647A (ja) 自動転送電話方式
JPS6386658A (ja) 音声通知装置
JPS6386944A (ja) 知的ワ−クステ−シヨン

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term