JPS6322364Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322364Y2 JPS6322364Y2 JP7399183U JP7399183U JPS6322364Y2 JP S6322364 Y2 JPS6322364 Y2 JP S6322364Y2 JP 7399183 U JP7399183 U JP 7399183U JP 7399183 U JP7399183 U JP 7399183U JP S6322364 Y2 JPS6322364 Y2 JP S6322364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gasket
- gaskets
- sealing
- annular
- combination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は二つの対面する部材間に挿着して密封
を図るガスケツトに関し、さらに具体的には定形
ガスケツトと不定形ガスケツトを用いて密封を図
る組合せガスケツトに関する。
を図るガスケツトに関し、さらに具体的には定形
ガスケツトと不定形ガスケツトを用いて密封を図
る組合せガスケツトに関する。
従来、例えばエンジンに用いるオイルパン、ロ
ツカーカバーのごときカバー部材を密封するガス
ケツトとしては定形ガスケツトを使用してシール
する方法が多く普及しているが、完全なシール性
を望むには多少問題を残していた。すなわち合成
ゴム、コルク等の吸振性、防音性に優れる弾性体
で形成された定形ガスケツトはシール部材との密
着性が不足するため強い締圧を加えて密着させる
が締圧には自ずと限度が有り、またこれらの弾性
体は長期間強締圧を加えるとコルクダウンを起す
傾向が有るなど長期の使用に耐えれない欠点が有
つた。
ツカーカバーのごときカバー部材を密封するガス
ケツトとしては定形ガスケツトを使用してシール
する方法が多く普及しているが、完全なシール性
を望むには多少問題を残していた。すなわち合成
ゴム、コルク等の吸振性、防音性に優れる弾性体
で形成された定形ガスケツトはシール部材との密
着性が不足するため強い締圧を加えて密着させる
が締圧には自ずと限度が有り、またこれらの弾性
体は長期間強締圧を加えるとコルクダウンを起す
傾向が有るなど長期の使用に耐えれない欠点が有
つた。
この欠点を解消するためシリコーン等を素材と
して熱、または常温で硬化する液状不定形ガスケ
ツトが開発され実用化されている。この液状不定
形ガスケツトは軟粘着性を有しているのでシール
部材に接着して硬化し、シール性を大いに向上さ
せる。しかし、昨今求められる吸振性及び防音性
に付いては、液状であるがためガスケツトにボリ
ユームが付きづらく定形ガスケツトに比較してそ
の用途の性能は無きに等しいものでしかなかつ
た。
して熱、または常温で硬化する液状不定形ガスケ
ツトが開発され実用化されている。この液状不定
形ガスケツトは軟粘着性を有しているのでシール
部材に接着して硬化し、シール性を大いに向上さ
せる。しかし、昨今求められる吸振性及び防音性
に付いては、液状であるがためガスケツトにボリ
ユームが付きづらく定形ガスケツトに比較してそ
の用途の性能は無きに等しいものでしかなかつ
た。
この様な両材料を用いて、その利点を生かし欠
点を除去すれば信頼性の有る優れたシール材を構
成できることに着眼し本考案のガスケツトは考案
されたものであり、結果として単に両材料の長所
のみにとどまらず飛躍的な密封性の向上と作業性
の短縮化、及び防音性の向上を果した。
点を除去すれば信頼性の有る優れたシール材を構
成できることに着眼し本考案のガスケツトは考案
されたものであり、結果として単に両材料の長所
のみにとどまらず飛躍的な密封性の向上と作業性
の短縮化、及び防音性の向上を果した。
以下、図面を参照しつつ詳述する。
本考案は、第1図、及び第2図に示すごとく合
成ゴム、合成樹脂、コルクあるいはこれらの混合
体等の弾性体を基材として断面が〇形、□形、ま
たはそれらを組合せた形状の環状ガスケツト1を
形成し、該環状ガスケツト1を複数本適当間隔を
持たせて密封する部材のシール面に併触する様併
設し該併設した各環状ガスケツト1に連続するハ
シゴ状のブリツジ部2を該環状ガスケツト1間に
数箇所設けて一体としたラダータイプ環状ガスケ
ツトAを形成する。次に第3図で示すごとく前記
ラダータイプ環状ガスケツトAをシールする部材
3上に設置して該環状ガスケツト1間に熱、また
は常温、あるいは化学変化によつて硬化する液状
不定ガスケツトBを射出充填しもう一方のシール
するカバー部材4を被せて締着する構造である。
成ゴム、合成樹脂、コルクあるいはこれらの混合
体等の弾性体を基材として断面が〇形、□形、ま
たはそれらを組合せた形状の環状ガスケツト1を
形成し、該環状ガスケツト1を複数本適当間隔を
持たせて密封する部材のシール面に併触する様併
設し該併設した各環状ガスケツト1に連続するハ
シゴ状のブリツジ部2を該環状ガスケツト1間に
数箇所設けて一体としたラダータイプ環状ガスケ
ツトAを形成する。次に第3図で示すごとく前記
ラダータイプ環状ガスケツトAをシールする部材
3上に設置して該環状ガスケツト1間に熱、また
は常温、あるいは化学変化によつて硬化する液状
不定ガスケツトBを射出充填しもう一方のシール
するカバー部材4を被せて締着する構造である。
この構造の組合せガスケツトで密封を図るもの
であり、第3図に示すごとく、該組合せガスケツ
トを二部材間3,4に設置し適度に該二部材3,
4を締付けることにより弾性体で形成されたラダ
ータイプ環状ガスケツトAは、圧縮されて両サイ
ドに横流れを起し、二部材3,4間に挾まれた環
状ガスケツト1間の内部体積を少なくするため、
硬化前の液状ガスケツトBは該内部に充満し余剰
の液状ガスケツトBを該環状ガスケツト1の各シ
ール面部より捻出させる。このことは、液状ガス
ケツトBが硬化前は軟粘着性を強く有するため捻
出部5をも含めシールできる面積を多量に確保し
たということであり、硬化後広範囲の密封性を発
生させ、またラダータイプ環状ガスケツトA自体
も両シール面に複数個のシール部を有するので、
従来の定形ガスケツトと比して格段の密封性能の
向上がみられ、この両者を組合せたガスケツトは
極めて強力な密封性及び密着性を約束することが
判ろう。
であり、第3図に示すごとく、該組合せガスケツ
トを二部材間3,4に設置し適度に該二部材3,
4を締付けることにより弾性体で形成されたラダ
ータイプ環状ガスケツトAは、圧縮されて両サイ
ドに横流れを起し、二部材3,4間に挾まれた環
状ガスケツト1間の内部体積を少なくするため、
硬化前の液状ガスケツトBは該内部に充満し余剰
の液状ガスケツトBを該環状ガスケツト1の各シ
ール面部より捻出させる。このことは、液状ガス
ケツトBが硬化前は軟粘着性を強く有するため捻
出部5をも含めシールできる面積を多量に確保し
たということであり、硬化後広範囲の密封性を発
生させ、またラダータイプ環状ガスケツトA自体
も両シール面に複数個のシール部を有するので、
従来の定形ガスケツトと比して格段の密封性能の
向上がみられ、この両者を組合せたガスケツトは
極めて強力な密封性及び密着性を約束することが
判ろう。
前述した様に本考案は密封性能の大巾な向上を
みたが、並んで重要な要素である吸振性、防音性
に付いては次の様な効果を発揮できる。すなわ
ち、前記の様に該液状ガスケツトBは環状ガスケ
ツト1の圧縮された高さとほぼ等しい厚みを保有
し捻出部5を含み一定時間経過後硬化して弾性体
となる。これは断面形状で二部材3,4間に挾ま
れた環状ガスケツト1の高さと幅分を掛けた面積
全体が弾性体構造となることで大きな耐振体積を
得、二部材3,4から発生する振動、騒音を完全
に遮断する。
みたが、並んで重要な要素である吸振性、防音性
に付いては次の様な効果を発揮できる。すなわ
ち、前記の様に該液状ガスケツトBは環状ガスケ
ツト1の圧縮された高さとほぼ等しい厚みを保有
し捻出部5を含み一定時間経過後硬化して弾性体
となる。これは断面形状で二部材3,4間に挾ま
れた環状ガスケツト1の高さと幅分を掛けた面積
全体が弾性体構造となることで大きな耐振体積を
得、二部材3,4から発生する振動、騒音を完全
に遮断する。
なお、該組合せガスケツトを装着に際しては、
第4図で示すごとく、位置決めするにラダータイ
プ環状ガスケツトAの空間部分6を貫通する配列
で埋め込みボルト7を設置すれば、従来の様にガ
スケツトにボルト穴加工を施さなくても簡単に取
付位置が決まり好ましいが、他にシール部材3に
凸出条を設けてこれに嵌合させるなどの方法もあ
り特に限定はしない。さらに液状ガスケツトBを
注入してカバー部材4を締着すると埋め込みボル
ト7とカバー部材4間の隙間にまで液状ガスケツ
トBが侵入し硬化するので密封に関しては望外の
効果を生む。
第4図で示すごとく、位置決めするにラダータイ
プ環状ガスケツトAの空間部分6を貫通する配列
で埋め込みボルト7を設置すれば、従来の様にガ
スケツトにボルト穴加工を施さなくても簡単に取
付位置が決まり好ましいが、他にシール部材3に
凸出条を設けてこれに嵌合させるなどの方法もあ
り特に限定はしない。さらに液状ガスケツトBを
注入してカバー部材4を締着すると埋め込みボル
ト7とカバー部材4間の隙間にまで液状ガスケツ
トBが侵入し硬化するので密封に関しては望外の
効果を生む。
以上の説明の様に本考案は、定形ガスケツトと
不定形ガスケツトとの組合せでそれぞれの特性以
上の密封性、吸音性、及び防振性を発揮し、装着
作業性の良い理想的な組合せガスケツトである。
不定形ガスケツトとの組合せでそれぞれの特性以
上の密封性、吸音性、及び防振性を発揮し、装着
作業性の良い理想的な組合せガスケツトである。
第1図は本考案のラダータイプガスケツトの一
部を切欠いた斜視図である。第2図は第1図の正
面図である。第3図及び第4図は本考案を装着し
た状態を示す断面図である。 A……ラダータイプ環状ガスケツト、B……液
状ガスケツト、1……環状ガスケツト、2……ブ
リツジ部、3……シール部材、4……カバー部
材、5……捻出部、6……空間部。
部を切欠いた斜視図である。第2図は第1図の正
面図である。第3図及び第4図は本考案を装着し
た状態を示す断面図である。 A……ラダータイプ環状ガスケツト、B……液
状ガスケツト、1……環状ガスケツト、2……ブ
リツジ部、3……シール部材、4……カバー部
材、5……捻出部、6……空間部。
Claims (1)
- 合成ゴム、合成樹脂、コルクあるいはこれらの
合成体等の弾性体で形成された定形ガスケツトと
一定時間経過して硬化する無定形液状ガスケツト
とを併用するシール装置において;該定形ガスケ
ツトは断面が〇形、□形、あるいはそれらを組合
せた形状の環状ガスケツトを複数本適当間隔を持
たせて、密封する部材のシール面に併触する様併
設し、該併設したガスケツトに連続しかつ断続的
なハシゴ状につなぐブリツジ部を複数箇所設けて
併設したガスケツトを一体にするとともに、不定
形の液状ガスケツトを該定形環状ガスケツトの間
隙部に充填したことを特徴とする組合せガスケツ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7399183U JPS59177861U (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 組合せガスケツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7399183U JPS59177861U (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 組合せガスケツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59177861U JPS59177861U (ja) | 1984-11-28 |
JPS6322364Y2 true JPS6322364Y2 (ja) | 1988-06-20 |
Family
ID=30204096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7399183U Granted JPS59177861U (ja) | 1983-05-17 | 1983-05-17 | 組合せガスケツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59177861U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002071026A (ja) * | 2000-08-31 | 2002-03-08 | Taiho Kogyo Co Ltd | シリンダヘッドガスケット |
JP4594746B2 (ja) * | 2005-01-17 | 2010-12-08 | 株式会社コスモ計器 | シール用パッキン |
-
1983
- 1983-05-17 JP JP7399183U patent/JPS59177861U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59177861U (ja) | 1984-11-28 |
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