JPS63222187A - リン酸エステル形成用縮合剤及びその使用方法 - Google Patents

リン酸エステル形成用縮合剤及びその使用方法

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JPS63222187A
JPS63222187A JP62053034A JP5303487A JPS63222187A JP S63222187 A JPS63222187 A JP S63222187A JP 62053034 A JP62053034 A JP 62053034A JP 5303487 A JP5303487 A JP 5303487A JP S63222187 A JPS63222187 A JP S63222187A
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JP
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group
formula
reaction
dichlorophosphorane
condensing agent
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JP62053034A
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English (en)
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Hitoshi Hotoda
穂戸田 仁
Takeshi Wada
猛 和田
Mitsuo Sekine
光雄 関根
Junichi Matsuzaki
松崎 淳一
Tsujiaki Hata
畑 辻明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Toa Nenryo Kogyyo KK
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はリン酸エステル結合の形成方法において縮合
剤として有用な新規化合物及びその使用方法に関する。
この方法は、オリゴデオキシヌクレオチド又はポリデオ
キシヌクレオチドの化学合成における鎖延長反応におい
て特に有用である。
〔従来の技術〕
オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド等核酸関連物質
の化学合成法としてはリン酸ジエステル法、リン酸トリ
エステル法、ホスファイト法等が知られており、いずれ
の方法においても縮合反応を促進するために縮合剤が使
用される。
例えばリン酸トリエステル法においては、主としてアレ
ンスルホニル誘導体が使用されており、副反応が少ない
点、反応時間が短い点等からメシチレンスルホニルニト
ロトリアゾリド(MSNT)が最も優れたものとして多
用されている。しかしながらMSNTを使用する場合で
も、縮合反応のために通常40分間又はそれより長時間
を要し、この縮合反応がポリヌクレオチド合成における
律速要因となっている。
従って、一層短時間で縮合反応を完結することができる
強力な縮合剤の開発が望まれている。この様な縮合剤と
して本発明者等は先にビス(2゜4.6−トリハロフエ
ノキシ)トリクロロホスホランを見出した〔特願昭61
−201764;J、Matsuzaki等、Tetr
ahedron Lett、  、 ′n、 5645
(1986)) @この縮合剤を使用する場合、縮合反
応は約5分間で完了し、約90%以上の工程収率が得ら
れ、この縮合剤は従来の縮合剤に比べて非常に優れてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記縮合剤が縮合反応に関与した場合、
該縮合剤がビス(2,4,6−)リハロフェニル)ホス
ホロクロリデートとなり、これが反応体ヌクレオチドと
反応して副産物を生成する可能性を完全に排除すること
ができなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明者等は、さらに効果的な縮合剤を開発
すべく研究を行った結果、前記副産物の生成の可能性を
完全に排除する縮合剤として、新規化合物であるトリス
(2,4,6−)リハロフェノキシ)ジクロロホスホラ
ンを見出した。この化合物は縮合反応に際しトリス(2
,4,6−トリハロフエニル)ホスフェートに変換され
るが、後者の化合物はヌクレオチド反応体と反応して副
産物を生成することがなく、この縮合剤を使用した縮合
反応では1分間という極めて短い時間に完了し、99%
という高い工程収率が達成される。
従って本発明は、新規化合物トリス(2、4。
′  6−トリハロフエノキシ)ジクロロホスホラン、
及びその使用方法、すなわちこの化合物を縮合剤として
使用するリン酸エステルの形成方法を提供するものであ
る。
〔具体的な説明〕
本発明の化合物トリス(2,4,6−1リハロフエノキ
シ)ジクロロホスホランは次の式で表わされる。
この式中、Xはハロゲンであり、例えば塩素、臭素等で
ある。好ましい例として、Xが臭素であるトリス(2,
4,6−7’ロムフエノキシ)ジクロロホスホランを挙
げることができる。
トリス(2、4、6−トリハロフエノキシ)ジクロロホ
スホランは、例えば2,4.6−トリハロフエノールと
五塩化リンとを反応せしめること応は2,4.6−)リ
ハロフェノールと五塩化リンとを3:1のモル比で使用
するのが好ましい。
例えば、トリス(2,4,6−)リブロムフェノキシ)
ジクロロホスホランを製造しようとする場合、2.4.
6−)リブロムフェノールと五塩化リンとを3:1のモ
ル比でベンゼン中で反応せしめるのが好ましい0反応部
合物から目的化合物を回収するには、反応媒体としての
溶剤を蒸発除去し、次に残渣を所望によりn−ヘキサン
等と共に共沸蒸発処理した後、適当な溶剤、例えばベン
ゼンから結晶化すればよい。
本発明の化合物を縮合剤として用いる縮合反応は、例え
ば次の反応式: %式%() (式中、RIはオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオチ
ドの化学合成においてデオキシリボースの5位のヒドロ
キシル基の保護のために常用される保護基、保護されて
いるモノデオキシヌクレオチド、又は保護されているオ
リゴデオキシヌクレオチドであり;R8はオリゴヌクレ
オチド又はポリヌクレオチドの化学合成においてリン酸
部分の保護のために常用される保護基であり;R1はデ
オキシリボース部分の3′位のヒドロキシル基の保護の
ための常用の保護基、固体支持体に結合しているリンカ
−、モノ−、オリゴ−もしくはポリープオキシリボヌク
レオチド、又は場合によってはリンカ−を介して固体支
持体に連結されている七ノー、オリゴ−もしくはポリー
プオキシリボヌクレオチドであり;そしてB、及びB!
は同一であるか又は異っており、そして場合によっては
保護されている核酸構成塩基を表わす) で表わされるリン酸エステル結合形成反応である。
本発明の方法は一般に、リン酸エステル結合を形成する
ための反応に広く適用することができるが、トリエステ
ル法によるオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオチドの
合成において特に有用である。また、カルボン酸エステ
ル、アミド、ラクトン、ラクタム等の形成のための縮合
反応における縮合剤としても期待される。
トリエステル法においては、前記の反応式により示され
るように、糖成分の5′位のヒドロキシル基及びリン酸
成分の酸基が適切に保護されており、さらに塩基部分中
の官能基が場合によっては保護されているヌクレオチド
(I)と、糖成分の3′位のヒドロキシル基が保護され
ておりそして塩基の官能基が場合によっては保護されて
いるヌクレオチド(n)とを縮合せしめる。
式(1”)のヌクレオチドの保護基R,はオリゴヌクレ
オチド又はポリヌクレオチドの化学合成において糖成分
、例えばデオキシリボース成分の5′位のヒドロキシル
基の保護のために常用されている保護基であって、R,
がこのようないかなる保護基であってもこの発明の方法
を適用することができる。好ましい保護基としてはp、
p’−ジメトキシトリチル基を挙げることができるが、
その他に各種のシリル基、各種のアシル基、各種のアル
キル基等を使用することができる。R,が保護されたモ
ノヌクレオチド又はオリゴヌクレオチドである場合、式
(I)の反応体は保護されたオリゴヌクレオチドを意味
し、この場合、複数個のヌクレオチドを延長単位として
ヌクレオチド鎖の延長を行うことができる。
保護基R2はオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオチド
の化学合成においてリン酸成分の保護のために常用され
ている保護基であって、R2がいかなる保護基であって
もこの発明の方法を適用することができる。好ましい保
護基R2としてはアリールチオ基、例えばフェニルチオ
基を挙げることができ、さらにp−メトキシフェニルチ
オ基が挙げられる。その他の保護基としてアリールオキ
シ基、例えば0−クロロフェニルオキシ基及びp−クロ
ロフェニルオキシ基、種々のアルキルオキシ基、例えば
シアノエチルオキシ基を挙げることができる。さらに、
アルキルチオ基、例えばエチルチオ基が挙げられる。
式(1)で示されるヌクレオチドの反応に関与するリン
酸基は通常塩の形で存在し、対応する陽イオンとして例
えばアンモニウムイオン、例えばトリエチルアンモニウ
ムイオンを挙げることができる。この場合、式(I)の
ヌクレオチドは例えば次の式: %式% 式(■)で表わされる反応体はR1の種類により極めて
多様である0例えば、式(If)の反応体がモノヌクレ
オチドである場合、R3は該ヌクレオチドの糖成分の3
′位のヒドロキシル基の保護基であり、例えばベンゾイ
ル基である。本発明のリン酸エステル形成反応がオリゴ
ヌクレオチド又はポリヌクレオチドの合成における鎖延
長反応として行われる場合であって、この反応が液相合
成法として行われる場合、R1はオリゴヌクレオチド又
はポリヌクレオチドである。前記の反応が固相合成法と
して行われる場合、R1は固相支持体に連結されている
モノヌクレオチド、オリゴヌクレオチド又はポリヌクレ
オチドである。これらはその一端において直接固体支持
体に連結されている場合があり、また、適当なリンカ−
を介して固体支持体に連結されている場合もある。これ
らすべての場合に本発明の方法を適用することが可能で
ある。
固体支持体の種類、これとヌクレオチドとの連結方法、
リンカ−の種類、連結方法等は当業者によりよく知られ
ており、本発明においてはこれらの常法を用いることが
できる。
B、及びB、は、同一でも異っていてもよく、場合によ
っては保護されている核酸構成塩基である。これらの塩
基として、シトシン、アデニン、グアニン、チミン、ウ
ラシル等が挙げられる。さらに、核酸中に微量に存在す
る他の塩基類及び人工合成塩基を用いることもできる。
これらの塩基は通常、保護された状態で使用され、この
ための保護基としてはオリゴヌクレオチド又はポリヌク
レオチドの化学合成において常用されている任意の保護
基を使用することができ、これらは当業者によく知られ
ている。Kえば、シトシンのN4はp−メトキシベンゾ
イル基により、アデニンのN6はベンゾイル基により、
そしてグアニンのN2はプロピオニル基、06はジフェ
ニルカルバモイル基又は、I N 、 N”はビスイソ
ブチリルオキシエチレン基、N2はイソブチリル基によ
り保護するのが好ましい。チミジン及びウラシルは3N
をベンゾイル基などで保護するのが好ましい。
本発明の反応は、ピリジン、アセトニトリル、塩化メチ
レン等、種々の媒体中で行うことができ、3−ニトロ−
1,2,4−)リアゾールの存在下ピリジン中で行うの
が好ましい、″ 反応は15℃〜50℃の範囲の温度で行い、室温で行う
のが特に便利である。
例えば、液相法によるオリゴデオキシリボヌクレオチド
の合成に当ってはデオキシリボシル基の5′位のヒドロ
キシル基が遊離している反応体(II)とリン酸基の反
応に関与する部分が塩例えばトリエチルアンモニウム塩
の形である反応体(I)とを適当な溶剤、例えば3−ニ
トロ−1゜2.3−)リアゾールを含むピリジン中の溶
液とし、これに本発明の縮合剤であるトリス(2、4゜
6−トリハロフエノキシ)ジクロロホスホラン、例えば
トリス(2,4,6−)リブロモフェノキシ)ジクロロ
ホスホランを、反応体と等モル量又はやや過剰モル量添
加し、室温にて約1分間反応せしめる0次に、必要に応
じて反応体(1)の5′位の未反応の水酸基をキャッピ
ングした後、反応生成物(III)の保護基R1を除去
し、5′位を遊離のヒドロキシル基に転換する0次に、
上記の操作を繰り返してヌクレオチド鎖を5′方向に延
長する。
固相合成法の場合も上記と同様であるが、反応体(ff
)は固体支持体に連結されており、固体支持体は通常は
カラムに充填されている。従って、上記の縮合反応、キ
ャンピング反応、脱保護反応等はそのために必要な試薬
溶液をカラムに通すことにより行われ、これらの各工程
の間に洗浄液を流過せしめる。これらは常法に従って行
うことができ、このような一般的方法はすでによく知ら
れている。
(発明の効果〕 本発明によれば、非常に短時間でリン酸エステル結合形
成反応を行うことができ、しかも副反応はほとんど起ら
ない0本発明の方法は、液相法によるオリゴヌクレオチ
ド又はポリヌクレオチドの合成、固相法によるオリゴヌ
クレオチド又はポリヌクレオチドの合成等に広く利用す
ることができる。
次に、実施例によりこの発明をさらに具体的に説明する
20.82g (0,1mol)の五塩化リンを50℃
にて数分間減圧下に置くことにより夾雑オキシ塩化リン
を除去した0次に、この五塩化リンを300m1のベン
ゼンに溶解し、この溶液に99.25g(0,3moI
l)の2.4.6−トリブロムフエノールを加えた。こ
の反応混合物を8時間還流加熱し、次に減圧蒸発により
溶剤を除去した0次に、得られた残渣をn−ヘキサンと
共に共沸蒸発により処理した。こうして得られた白色粉
末を約500mj+のベンゼンから結晶化することによ
り23.9g (収率22%)の目的化合物を92%の
純度で得た。
融点230℃〜231℃(ベンゼンより) 、 ”P−
NMR(CDCl 、−ピリジン、1 : 3 V/V
) −65,64ppm。
元素分析(C+*Ha Os Br*Cl1t P):
CHBr+CI 計算値(%)  19.81  0.55  72.4
0測定値(%)  20.05  0.59  72.
64゜1隻■ム 1ン エスールの (i)TTの合成 222■(0,24wuwo II )のトリエチルア
ンモニウムS−フェニル5’−0−(4,4’−ジメト
キシトリチル)−3N−ベンゾイルチミジン−3′−〇
−ホスホロチオエート及び69ag (0,6s+mo
J )の3−ニトロ−1,2,4−)リアゾールを1m
lの無水ピリジン中で数回共沸乾燥した。この混合物を
2m7!の無水ピリジンに溶解し、この溶液を1mlの
ピリジン中394g(0,365m1りのトリス(2,
4,6−)リブロムフェノキシ)ジクロロホスホラン溶
液に加えた。この混合溶液を、別途無水ピリジンにより
共沸乾燥した91■(0,2mmoffi )の3’−
0,3N−ジベンゾイルチミジンに加え、全体を室温で
1分間攪拌した。少量の水を添加することによって反応
を停止せしめ、この反応液を5mlずつのクロロホルム
で3回分液漏斗に洗い出し、15mff1ずつの5%炭
酸水素ナトリウム水溶液により3回洗浄した。水相を1
0ml1のクロロホルムで抽出し、その有機相を5%炭
酸水素ナトリウム水溶液で1回洗浄した。2つの有機相
を混合し、無水炭酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留
去した。残った少量のピリジンを3mlづつのトルエン
と供に2回共沸留去した。泡状の残査を’1mlの塩化
メチレンに溶解し、シリカゲルカラム(30g)に負荷
し、そして塩化メチレン中メタノールのO〜0.5%の
グラジェントにより溶出し、目的物のみを含む百分を集
め、減圧下で溶媒を留去して250mg (0,198
+wsoj? )のS−フェニル5 ’ −0−DMT
r−3N−ベンジルチミジン−3’、3’−0−3Nジ
ベンジルチミジン−5′ホスホロチオエートを得た。収
率99%。
(ii)CTの合成 前記(i)の方法を反復した。但し、リン酸ジエステル
反応体として、トリエチルアンモニウムS−フェニル5
 ’ −0−DMTr−N’−アニソイルジオキシシナ
ジン−3′ホスホロチオエートを用いた。収率95%。
(iii)ATの合成 前記(i)の方法を反復した。但し、リン酸ジエステル
反応体として、トリエチルアンモニウムS−フェニル5
 ’ −0−DMTr −N”−ベンゾイルデオキシア
デノシン−3′ホスホロチオエートを用いた。収率92
%。
(iv)GTの合成 前記(i)の一方法を反復した。但し、リン酸ジエステ
ル反応体としてトリエチルアンモニウムS−フェニル5
 ’ −0−DMTr −I N 、 N冨−ビスイソ
ブチリルオキシエチレン−Nt−イソブチリルデオキシ
グアノシン−3′ホスホロチオエートを使用した。収率
93%。
これらの生成物を別途合成したダイマー(J。
Matsuzaki等、Tetrahedron Le
tt、  、 25 、4091(1984) )と比
較することにより目的とするダイマーであることを確認
した。この分析において、元素分析、’H−NMR1及
び”P−NMRの結果が一致することが確認された。
大隻皇1 固相合成法により(’r)+tを合成した。この合成は
次の手順により行った。
(A)常法に従って、アミノプロピル−コンドロールド
、ボア・グラス(CPG)(孔サイズ560人)に3N
−ベンゾイルチミジンを導入した。導入量は24μmm
of / gであった。
(B)次に、上記の固体担体100■をコック付ガラス
フィルターに入れ、次の段階によりヌクレオチドの連結
を行った。
(1) 1%(V/V)  トリクロロ酢酸/塩化メチ
レン混合液1mlずつにより固体担体を3回処理し5′
位のジメトキシトリチル基の脱保護を行った。
(2)固体担体を2ml1ずつの塩化メチレンにより3
回洗浄した。
(3)担体を300μlの乾燥ピリジンで浸し、真空下
で乾燥を行った。
(4)5’位のヒドロキシル基および塩基部分の官能基
を保護したリン酸ジエステル体4.8μl1o1及び3
−二トロー1.2.4−)リアゾール12μ1Ilol
を1mfの乾燥ピリジンと伴に共沸乾燥し、7.2μm
oJ!のトリス(2,4,6−トリプロモフエノキシ)
ジクロロホスホランと共に400μlの乾燥とリジンに
溶解した。
(5)前記(4)で調製した溶液を前記(3)の担体に
添加し、室温にて5分間放置することにより縮合反応を
行った。
(6)担体を1miずつのピリジンで2回洗浄し、さら
に2m1lずつのクロロホルムで3回洗浄し、次に真空
乾燥した。
(7)0.INジメトキシアミノピリジンを含む無水酢
酸/ピリジン(1: 9V/V)混合液1rrlで固体
担体を処理することにより未反応の5′−ヒドロキシル
基のキャッピングを行った。
(8)前記(6)と同様の洗浄を行った。
前記(1)〜(8)の操作を目的の配列が得られるまで
反復した。
(C)最後に、次のようにしてオリゴヌクレオチド鎖の
固体担体からの切り離し及びオリゴヌクレオチドの脱保
護を行った。次に示す操作は担体50■当りのものであ
る。ジオキサン/水(9:1 v/v)混合液中0.5
 M 2−ピリジルカルボアルドオキシム(PAO) 
、N、N、N’ 、N’−テトラメチルグアニジン(T
M(1;)の溶液2mlにより室温にて24時間処理し
た後、固相担体を濾去し、固体担体はジオキサン/水(
9:IV/■)混合液1mlずつにてさらに2回洗浄し
た。
これらの濾液及び洗浄液を一緒にして減圧下で溶媒を留
去した。蒸発残渣に濃アンモニア水5mlを加え、室温
にて19時間及び50℃にて3時間処理し、再度溶媒を
留去した。この操作により5′位のヒドロキシル基の保
護基以外の保護基を除去した0次に、μBondapa
k C1Bカラムを用いる高速液体クロマトグラフィー
により目的分を分取した。このクロマトグラフィーは溶
液A : 0. I M酢酸アンモニウム、及び液B 
: CH,ICHを用いる直線グラジェント(B:0−
50%)(25分間)により、50℃にて行った。目的
物の両分を集め、凍結乾燥した。
この凍結乾燥物を5mlの80%酢酸により室温にて1
5分間処理して5′位の保護基を除去し、次に溶媒を留
去した。蒸発残渣を、上記と同様の高速液体クロマトグ
ラフィーにより処理することによって目的物を精製し、
凍結乾燥した0次に、Dowex 50WX8(Na”
型)カラム(湿容量3rrl)を通すことにより塩交換
を行い、さらに5ephadexG25により脱塩し、
凍結乾燥することにより白色繊維状の目的物質を得た。
収量は6Ath。ユニットであった。
合成収率は11量体目までの全体収率が82%、平均単
工程収率が98%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xはハロゲン原子である) で表わされるトリス(2,4,6−トリハロフェノキシ
    )ジクロロホスホラン。 2、Xが臭素である特許請求の範囲第1項に記載の化合
    物。 3、次の式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Xはハロゲン原子である) で表わされるトリス(2,4,6−トリハロフェノキシ
    )ジクロロホスホランを縮合剤として使用することを特
    徴とするリン酸エステルの形成方法。 4、Xが臭素原子である特許請求の範囲第3項に記載の
    方法。 5、次の反応式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1はオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオ
    チドの化学合成においてデオキシリボース部分の5′位
    のヒドロキシル基の保護のために常用される保護基、保
    護されているモノデオキシヌクレオチド、又は保護され
    ているオリゴデオキシヌクレオチドであり;R_2はオ
    リゴヌクレオチド又はポリヌクレオチドの化学合成にお
    いてリン酸部分の保護のために常用される保護基であり
    ;R_3はデオキシリボース部分の3′位のヒドロキシ
    ル基の保護のための常用の保護基、固体支持体に結合し
    ているリンカ−、モノ−、オリゴ−もしくはポリ−デオ
    キシリボヌクレオチド、又は場合によってはリンカ−を
    介して固体支持体に連結されているモノ−、オリゴ−も
    しくはポリ−デオキシリボヌクレオチドであり;そして
    B_1及びB_2は同一であるか又は異っており、そし
    て場合によっては保護されている核酸構成塩基を表わす
    ) で表わされるリン酸エステル結合形成方法において、縮
    合剤としてトリス(2,4,6−トリハロフェノキシ)
    ジクロロホスホランを使用することを特徴とする特許請
    求の範囲第3項に記載の方法。 6、前記縮合剤がトリス(2,4,6−トリブロムフェ
    ノキシ)ジクロロホスホランである特許請求の範囲第5
    項に記載の方法。 7、R_1がp,p′−ジメトキシトリチル基、シリル
    基、アルキル基又はアシル基である特許請求の範囲第5
    項に記載の方法。 8、R_2がアリールチオ基、アリールオキシ基、アル
    キルチオ基、又はアルキルオキシ基である特許請求の範
    囲第5項に記載の方法。 9、前記反応を3−ニトロ−1,2,4−トリアゾール
    の存在下ピリジン中で行う特許請求の範囲第5項に記載
    の方法。 10、前記反応をオリゴヌクレオチド又はポリヌクレオ
    チドの化学合成における鎖延長反応として行う特許請求
    の範囲第5項に記載の方法。 11、前記反応の基質中の反応に関与するリン酸基がト
    リエチルアンモニウム塩の形である特許請求の範囲第5
    項に記載の方法。
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