JPS63220850A - 体腔内用超音波探触子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一主として被検者の体腔内部、例えば直腸内に
挿入して使用し、その週辺部の臓器、すなわち前立腺あ
るいは膀胱などの疾患を診断するのに適する体腔内用超
音波探触子に関するものである０ 従来の技術 近年、被検者の体腔内、例えば直腸内に挿入し、その周
辺部の臓器１例えば前立腺あるいは膀胱などの疾患を超
音波断層画像として診断することができる体腔内用超音
波探触子が開発されている。

この従来の体腔内用超音波探触子として、例えば第４図
四、０に示す構成のものが知られている。

以下、従来の体腔内用超音波探触子について第４図（イ
）、　（［３）を参照しながら説明する。

第４図Ｎにおいて、５１は外筒−５２は多数の超音波振
動子をアレイ状に配置しである超音波振動子で、外筒５
２に内包されている。５３は外筒５１の先端部からの長
さを示す複数本のマーカー溝、５４は探触子の握り部、
５５は超音波診断装置本体（図示省略）との接続ケーブ
ルである。外筒５１は被検体の体腔への挿入に際し一苦
痛を柔らげるように円筒状に形成されており、その長さ
は約１５ｃｍに形成されている。

次に上記従来例の動作について説明する。

外筒５１を例えば被検者の直腸ｌこ挿入する。そしてア
レイ状の超音波振動子５２をケーブル５５を介して、公
知の手段により駆動し、第４図向に示すようにほぼ矩形
状の超音波断層画像５６を得る。

この超音波断層画像５６は、外筒５１の挿入方向と直角
方向の断層画像となる。このときの外筒５１の挿入深さ
は、外筒５１の外周に設げたマーカー溝５３によって知
ることができる。従って超音波断層画像５６及びマーカ
ー溝５３の情報（挿入深さ）から病巣部位を三次元的に
特定できることになる。

このようにマーカー溝５３は、挿入深さ寸法として、病
巣部位を特定する上で極めて重要である。

尚、マーカー溝５３に変えて白色の線（図示省略）とし
たものや、白色の線に加えて、線に沿って長さ寸法数値
（図示省略）を書込んだものも知られている。

発明が解決しようとする問題点 しかし、以上のような従来の構成では、実際の操作にお
いて、外筒５１の挿入深さを知ることは、何番目のマー
カー溝５３まで挿入したのか、体腔内にあるマーカー溝
５３を知ることが出来ないために、的確に把握すること
が極めて困難である。

一方、マーカー溝５３に変えて白色の線としたものでは
、前述と同じ理由によって、外筒５１の挿入深さを把握
することは困難である。また白色の線に加えて長さ寸法
数値を書込んだものでは、長さ寸法数値を書込んだ部分
が体腔内用超音波探触子の操作者の視野内に向いている
場合には、挿入深さを的確に把握することができる。し
かし実際の臨床においては、長さ寸法数値が書込まれた
部分が常に操作者の視野内にあるわけではなく、外筒５
１の挿入深さを把握することは不十分であると言う実用
上大きな問題がある。

そこで、本発明は１以上のような従来技術の間′照点を
解決するもので、外筒の挿入深さを容易に的確に把握す
ることができ、病巣部位を容易に特定することができる
ようにした体腔内用超音波探触子を提供しようとするも
のである。

問題点を解決するだめの手段 そして上記問題点を解決するための本発明の技術的な手
段は、単一、若しくは複数の超音波振動子を内包した外
筒の外周面に、先端部からの長さ寸法表示を行うカラー
コードを複数段に設けたものである。

作　　　　用 本発明は上記構成により、体腔内に挟入した外筒の挿入
深さを被検者に挿入されていない部分のカラーコードを
読むことによって容易に知ることができ、しかもカラー
コードは外筒の外周面に沿って設けであるので、操作者
の視野に絶えず捉えることができ、外筒の挿入深さを的
確に知ることができる。

一実施例 以下１本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

まず１本発明の第１実施例について説明する。

第１図Ｎ、（ハ）９ｇは本発明の第１実施例における体
腔内用超音波探触子を示し、第１回内は一部破断概略説
明図、第１図０及びＣ）はそれぞれ外筒の部分拡大図で
ある。

第１図（８）において、１は外筒で、先端部がほぼ半球
状に封じられた円筒状に形成されている。２は外筒の後
端に連設された大径の握り部である。

３は外筒１の先端部内側に設けられ、超音波ビームの送
受信を行う振動子、４は振動子３を支持し、矢印方向に
回転される軸、５は外筒１の後端部と軸４との間に介在
されたシール材、６は外筒１内に封入され、超音波ビー
ムの伝搬を行う媒質、７は握り部２内に納められ、軸４
を回転するモータ、８はモータ７の回転を制御するエン
コーダ、９は超音波装置本体（図示省略）との接続ケー
ブルである。

第１図（［３＋、（Ｑに示すように外筒１の外周面には
複数段に外筒１の先端部からの長さ寸法を示すカラーコ
ード１０ａ、ｌｏｂ、１０ｃ、１０ｄ・、を設げ、各カ
ラーコード１０ａ　、　１０ｂ　、　１０ｃ　、　１０
ｄ−は外筒１の外周に沿って一周するように線状に設け
ている〇カラーコード１０ａ、ｌｏｂ、１０ｃ、１０ｄ
は、本実施例の場合、下記の表１に示すように設定し、
また各カラーコード１０ａ、１０ｂ、ｌＯｃ、１０ｄは
先端から、１ｃｍ間隔で設けた。

表１ すなわち、第１図５）に示すようにカラーコード１０ａ
は、外筒１の先端からＩＣｆｆ１の個所に設け、茶色に
塗色した。カラーコード１０ｂは２Ｃｍの個所で赤色に
塗色し、カラーコードＩＯＣは３ｃｍの個所で橙色に塗
色し、カラーコード１０ｄは４ｃｍの個所で黄色に塗色
し、以下、同様にして塗色し、第１図（ｃ）に示すよう
に先端部からの長さが１０ｃｍと二桁の寸法の個所には
、茶色と黒色の二本線によるカラーコードとし、つまり
１１ｃｍでは茶色で二本線とした。更に２０ｃｍのとき
は赤色と黒色の二本線によるカラーコードとした◎ 以上のごとく表１に示したカラーコードを使用し、適宜
組合わせて外筒１の先端部からの長さ寸法を表示した。

次に上記第１実施例の動作について説明する。

外筒ｌを例えば被検者の直腸内に適当な深さまで挿入し
１次にモータ７を駆動し、軸４及び振動子３を回転する
。そして公知の手段により振動子３を駆動して機械的に
超音波ビームを走査し、外筒１の挿入方向と直角方向の
超音波断層画像を得る。このとき、モータ７の回転をエ
ンコーダ８により制御する。一方、外筒１の挿入深さは
被検者の外に出ている部分の外筒１のカラーコードを読
むことによって把握する。すなわち振動子３を機械的に
回転して得られる超音波断層画像と、カラーコード１０
ａ、１０ｂ、１０ｃ、１０ｄ−・によって得られる外筒
ｌの挿入深さ寸法の二つから正確に病巣部位を三次元的
に容易に特定することができる。

次に本発明の第２実施例について説明する。第２図は第
２実施例におけるカラーコード表示を示す外筒の部分拡
大図である。

本実施例においては、外筒１の先端部からの長さを示す
カラーコード１１ａ、１１ｂ’、ｌｌｃ、、１ｌｄ−・
・を線ではなく、ｔｃｍごとに幅広く塗色し、より判読
をし易くしたものであり、その他の構成は上記第１実施
例と同様である。

次に本発明の第３実施例について説明する。第３図は第
３実施例におけるカラーコード表示を示す外筒の部分拡
大図である。

本実施例においては一外筒１の先端部からの長さを示す
カラーコードとして、１０ｃｍから１９　ｃｍの長さを
表示するカラーコード１２ａにおいて、外筒１の外面の
下地を茶色とし、２０ｃｍから２９　ｃｍの長さを表示
するカラーコード１２ｂにおいて、外筒１の外面の下地
を赤色とし、１ｃｍ毎の表示は、下地の上にそれぞれの
カラーコード１０ａ、１０ｂ、１０ｃ・・・を線状に重
ねて塗色した。従って、下地の色と線状に塗布したカラ
ーコードの組合わせで寸法表示をするようにしたもので
あり、その他の構成は上記第１実施例と同様である。

湖、上記第１．第２．第３実施例では、いずれもカラー
コードは塗色により設けたが１着色されたフィルムを貼
り付けてもよい。また外筒１の材質がプラスチックの場
合、カラーコード部分を着色してもよい。また上記実施
例では、先端部からの長さ表示を１ｃｍ毎番こ行ったが
、これに限定するものではなく、この他には、例えば最
初の表示を５ｃｍの個所から始め、次に１ｃｍ毎のカラ
ーコード表示を行うようにしてもよい。またカラーコー
ド表示を設けるにあたり、振動子３から放射される超音
波ビームに悪影響を及ぼさないように配慮することは言
うまでもない。さらに上記実施例では。

１個の振動子３を機械的に回転し、超音波ビームを走査
する方式について説明したが、第４図に示した従来の体
腔内用超音波探触子にもカラーコードによる寸法表示が
適用できることは言うまでもない。

発明の効果 以上述べたように本発明の体腔内用超音波探触子によれ
ば、外筒の外周面に先端部からの長さ寸法表示を行なう
カラーコードを複数段に設けたので、被検者への外筒の
挿入深さ寸法は、被検者へ挿入されていない個所のカラ
ーコードを読むことによって、容易に知ることができ、
しかもカラーコードは一上記のように外筒の外周面に沿
って設けであるので、探触子の操作者の視野に絶えず捉
えることができ、探触子の向きに左右されず、外筒の挿
入深さ寸法を的確に把握することができる。

従って、探触子の外筒の挿入深さ寸法と超音波断層画像
から病巣部位を三次元的に容易に特定することができ、
極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図（２）、（β、（Ｑは本発明の第１実施例（こお
ける体腔内用超音波探触子を示し一第１回内は一部破断
概略説明図一第１図０．（Ｑはそれぞれ外筒の部分拡大
図、第２図は本発明の第２実施例を示す外筒の部分拡大
図、第３図は本発明の第３実施例を示す外筒の部分拡大
図、第４図（５）は従来の体腔内用超音波探触子を示す
斜視図、第４図０はその要部の側面図である。 １・・外筒、２・・・握り部、３・・・振動子、４・・
・軸。 ５・・シール材、６・・・媒質、７・・・モーター　８
・・・エンコーダ、９・・ケーブル、１０ａ〜１０ｈ、
　１１ａ〜１１ｅ、１２ａ、１２ｂ−・カラーコ　）”
。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 （Ａ） ！ ｙＦ筒 とＣン 外筒 第２図 刀フーコード １Ｐ；４　　図 （Ａ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 単一、若しくは複数の超音波振動子を内包した外筒の外
   周面に、先端部からの長さ寸法表示を行うカラーコード
   を複数段に設けたことを特徴とする体腔内用超音波探触
   子。