JPS6322028A - マレツク病予防用ワクチン - Google Patents

マレツク病予防用ワクチン

Info

Publication number
JPS6322028A
JPS6322028A JP62108760A JP10876087A JPS6322028A JP S6322028 A JPS6322028 A JP S6322028A JP 62108760 A JP62108760 A JP 62108760A JP 10876087 A JP10876087 A JP 10876087A JP S6322028 A JPS6322028 A JP S6322028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supernatant
chicks
cells
strain
vaccine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62108760A
Other languages
English (en)
Inventor
マーテイン・セボイアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SARUSUBERII LAB Inc
Original Assignee
SARUSUBERII LAB Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SARUSUBERII LAB Inc filed Critical SARUSUBERII LAB Inc
Publication of JPS6322028A publication Critical patent/JPS6322028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12Viral antigens
    • A61K39/245Herpetoviridae, e.g. herpes simplex virus
    • A61K39/255Marek's disease virus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/12Viral antigens
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/51Medicinal preparations containing antigens or antibodies comprising whole cells, viruses or DNA/RNA
    • A61K2039/525Virus
    • A61K2039/5254Virus avirulent or attenuated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/55Medicinal preparations containing antigens or antibodies characterised by the host/recipient, e.g. newborn with maternal antibodies
    • A61K2039/552Veterinary vaccine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2710/00MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA dsDNA viruses
    • C12N2710/00011Details
    • C12N2710/16011Herpesviridae
    • C12N2710/16311Mardivirus, e.g. Gallid herpesvirus 2, Marek-like viruses, turkey HV
    • C12N2710/16334Use of virus or viral component as vaccine, e.g. live-attenuated or inactivated virus, VLP, viral protein

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本明細書を通じて、様々な刊行物がカッコ内に与えられ
た著者名と発行日とにより引用されているが、完全な引
用は明細書末尾に表の形でアルファベット類に示す。こ
れらの刊行物の開示全体は引用によって本明細書に取り
込まれ、これにより本明細内に記載されかつクレームさ
れている本願発明の発明の日における、当業者に公知の
技術水準がより充分に記載されるところとなる。
マレック病は、天然に発生するニワトリの悪性リンパ球
増殖病であって、伝染性の極めて強い、感染しやすいニ
ワトリに容易に蔓延する細胞と関連したヘルペスウィル
スが原因となって発病する。
この病気は1907年に初めてJosef Harek
によって多発性神経炎の一種として記述されたが、これ
は羅患した小鳥における炎症性神経障害の発症を反映し
ている。その研究者は神経、内臓器官、筋肉および皮膚
におけるリンパ腫の発症を確認し、この病気の腫瘍性を
確証した。
多くの細胞タイプがマレック病ウィルス(MD■)に感
染するが、形質転換の標的はT1[1胞である(Pow
ell他、1976) 。該ウィルスは、ウィルス性お
よび腫瘍細胞抗原に対し宿主内に強度の体液性および細
胞性免疫応答を惹き起す。この病気の最終的な結末は肉
眼的リンパ腫(gross lymphomas)の発
症であるが、ファブリシラス(Fabricius)の
牌臓、胸腺及び滑液包(bursa)の第一次的リンパ
性器官においてリンパ球の早期の激しい減少が児られる
。この減少はこれらの器官内におけるBおよびT細胞の
溶菌感染により生ずるが、感染しやすいニワトリにおい
ては免疫応答の激しい免疫抑制を惹き起す(Calne
k、 1980)。マレック病に抵抗性のあるニワトリ
は最初の免疫抑制から回復できるが、その後−生の間M
DVに持続的に感染した状態になる。この慢性ウィルス
血症は良好な血清中和(SN)抗体力価を刺激し、この
SN抗体を卵黄のうを通過せしめることにより瞬化後3
〜4週間MDVから子孫を保護することが可能となる(
 Chubb及びChurchill、 1968)。
マレック病は過去において甚大な経済的損失の原因とな
っており、また1970年代初期における種々のワクチ
ンの開発の成功にも拘わらず引続き家禽産業のプラクと
なっている(Witter他、1970.0kazak
i他、19701Rispens他、1972) 、こ
れらのワクチンはいかなる生物種においてもウィルス性
であろうとその他のものであろうといかなる癌であれそ
の最初の有効にして実用的な抑制作用を示した。
MDVの非病原性弱毒化株およびシチメンチョウの非病
原性ヘルペスウィルス(HVT)が腫瘍原性MDVから
の保護のために広く用いられてきた。HVTはワクチン
接種を受けたものにおける細胞媒介免疫応答の維持作用
を有することが示され(5Chierllan他、19
76) 、これら全ての株は第一次的リンパ性器官の初
期細胞溶解性感染を回避することにより明らかに急性感
染から保護する(Calnek他、1979)。
しかしながら、それらは感染を多少は減少するものの、
これらの分離株(+5otates)のいずれも腫瘍原
性MDVの重感染を防止しないので、該ウィルスのもっ
と有毒な株による表面仕上げが行なわれつつある。ワク
チンの顕著な進歩が現在の多価ワクチンの使用をもたら
した( I#1tter及びLee。
1984)。
マレック病ウィルス(MDV)の多くの血清学的に関連
した形態が分離されたが、その最初のものは1962年
に5eVOianの分離したJM株であった。
5evoianはMDV感染血液を感染しやすいニワト
リに通過させたが、その結果JMVと命名された致死リ
ンパ芽球白血病を確立することとなった(Sevoia
n、 1967 ) a JMV rエージェント」の
サイズを決定する最初の研究において、HOnl)は種
々の孔度のミリボア膜で密閉した拡散チェンバ環に死に
かけているニワトリから採ったJMV血液を充填しつい
で該リングを1日令のひよこ腹膜腔に移植した。0.2
2ミクロン以上のフィルタを持ったニワトリの死亡率は
濾過性作用物またはウィルスの関与を示したが、供試ひ
よこの腎臓からはMDVは何ら回収されず、また、MD
V感染に特徴的な細胞変性効果(CF’E)もJMV血
液と許容細胞の共培養によっては立証されなかった。
その結果生じた、JMV腫瘍は宿主リンパ球の新規なウ
ィルス性形質転換によって生ずるのか又は宿主内に移植
されたJMV細胞の生長によって生ずるのかということ
に関する論争はJMVが腫瘍移植片であることが証明さ
れた時に解決された( 5tephens他、197B
) 、 J M Vリンパ芽球細胞株はそれ以来イン・
ビトロ浮遊培養物として確立された( Hahn他、1
917、Hunch及び5evotan、 1977、
Nazerian他、1977)。イずれも雌性核型を
表現シ、マレック病と関連した腫瘍特異抗原(MATS
A)を保持し、T細胞表面マーカーを表現する。Hah
n他(1977) (7)確立した細胞株(JH−VL
C) G、t、他の二者に対し、最初それがMDV抗原
を保持しているように思われた点でユニークである。こ
の細胞株を接種したニワトリの腎細胞内において蛍光お
よび抗体分析によりウィルスを確認することができ、M
DVに対する抗体をJM−VLCを接種してあったニワ
トリ内で引き出すことができた。逆に、Hunch及び
5evoianの確立したJMV−1細胞株(1977
)及びHDCC−RPI (旧称Na7erian他の
RPL−1株(1977) )は血清学的に検出可能な
又は誘尋可能なウィルスを有さないことが証明された。
いくつかのMDVゲノムのコピーが不完全ではあるが各
細胞株に存在していることが知られており、これによっ
て該ウィルスの発現が妨げられる。
現在いくつかのタイプのマレック病ワクチンが実用に供
されている。これらには、弱毒化腫瘍原性M D V 
(Churchill他、 1969、R+ 5pen
s他。
1972) 、生来の非病原性HVT (にa*amu
ra他。
1969、Witter他、 1970.0zaki、
1970) 、生来の非腫瘍原性または非病原性M D
 T (Ripens他、 1972)または新規の多
価ワクチンにおけるこれらの組合せ(wttter及び
Lee、 1984)が含まれる。シチメンチョウのヘ
ルペスウィルス(HVT)は、マレック病に対して最も
広く使用されいる商業用ワクチンであるが、マレック病
のヘルペスウィルスに極めて類似した抗原としての性質
を有する。
ウィルスまたは腫瘍の抗原を含有する綱胞■または全$
1[1胞試料で構成された多くの実験的ワクチンはマレ
ーク病における防御機構の理解に大いに役立ってきた。
Lesnik and Ross、 1975. Ka
adenet at、、 1974. Powell、
 1975゜最も著名なものは、MDVのJM株を感受
性のニワトリを通して急速継代することによって発育さ
ゼた移植可能な致死性のリンパ芽球白血病JMVである
( 5evoian、 1967)。コ(1)急速な継
代の結果インキュベーション時間が短縮され、致死性が
増大した。それ以来JMV株はMDVに対するワクチン
研究において誘発株(challenge 5trai
n)として有効に使用されて来ており[Hang an
clSevoian、 1975. Hunch an
d 5evoian、 19801.1nVitrOの
セルラインとして受継がれて来ている[Nazeria
n et al、、 1977、 flahn et 
at、、 t977゜Hunch and 5evoi
an、 1977]。
1974年、5hiehと5evoianはJMVが抗
原的にみて同じではないとしても、HVTよりはJMと
関連が深いことを示した。彼等が発見したのは、JMV
で免疫したヒヨコが産生ずる抗体のレベルは、JMかH
VTのいずれかに接触させられたくさらされた)ヒヨコ
よりかなり高いということであった。これらの抗体レベ
ルは4〜5週間後には低下するのが認められた。197
4年Hongと5evoianは、JMVによる免疫に
伴う母性の抗体産生を検討した。彼等は、抗体を中和す
る血清が、ワクチンを接種したI親とその子孫のどちら
でもJMVによる免疫に応答して産生されることを見出
だした。ざらに、免疫した雌親の子孫では、JMかHV
Tのいずれかで免疫した雌親の子孫よりJMウィルス感
染と腫瘍の成長とに対する防御の程度がかなり高かった
。HVTで免疫した雌親かまたはまったく免疫していな
い雌親の子孫の’IMIQからはウィルスが100%回
収されるのに対し、天然状態で3週間JMに接触し、J
MVで免疫した雌親の子孫の培養した腎臓からはウィル
スは12%しか回収されなかった。Landgrafと
ViCl 1tz(1978)は、弱毒化したJMV−
Aを用いてJMVに対する完全な防御が得られるがMD
Vに対しては防御はたった40〜60%であることを示
すことができた。
高度免役した雌親の子孫では防御は認められなかった。
1977年、Hunchと5eVOianはJMVに感
染したヒヨコのmuからin vitroセルラインを
樹立することができた。これはJMV−1と名付けられ
た。
JNV−11[1胞をin V+trOt’継代t6.
!l<(7)Illll性が変化し、その最も劇的なも
のは致死性の低下であった。早い時期に滴定すると50
%致死量(L D so)の値は細胞100個であるが
継代を重ねた後にはしD5oは2×10  個の細胞に
なった。致死性の低下は抗原性の衰退を伴っていなかっ
た。
後期継代し弱毒化したJMV−11胞をワクチン接種し
たヒヨコは、その後毒性のより強い野生株のJMVで誘
発しても生残った(Hunch et al、。
1978)。マレーク病に対して抵抗性かまたは感受性
であり、MDVで誘発する前にJMV−1で免疫したト
リの牌細胞は、免疫してないコントロールと比べて、誘
発腫瘍細胞に対する細胞毒性が高いことがわかった。免
疫してないがMDVに感染しているトリは、免疫抑制を
意味する負の細胞毒性応答を示した。JMV−1のゲル
タールアルデヒド固定した抽出物または膜抽出物では野
生型のJMVの誘発に対する防御は得られなかった。
U S P 3,981,771 (Sevoian)
には、マレーク病ウィルスに対して家禽を免疫するため
のワクチンとそのワクチンの製法が開示されている。こ
のワクチンは、生きているニワトリから選択した組織を
用いて急速に順次継代することによってマレーク病のJ
M株を毒性が高くなるまで変容させた後トリの胚中で弱
毒化して得られる。
細胞中にMDVのいくつかのゲノムコピーの存在が示さ
れてはいるが、このラインはウィルスを産生ずることは
なく、これらの細胞中でつ≧ルス性タンパク質が血清学
的に検出されることはない。
JMV−1を接種したヒヨコの腎またはJ M V −
1をヒヨコ胎児繊維芽細胞(embryo fibro
blasts。
CEF)と共に培養した培養物からはウィルスは回収で
きない。また、これらの細胞を5−ブロモ−2°−デオ
キシウリジン(BROU)で処理することによってウィ
ルスを誘発することもできない。それにもかかわらず、
1980年Hunchと5evoianは、1週に至ら
ない日齢のヒヨコを弱毒化したJMV−1細胞で免疫す
ると、免疫していないMDVで誘発されたヒヨコと比較
して、腫瘍の発育がかなり抑えられると共にウィルスが
腎から回収できることを報告した。免疫していないMD
Vで誘発されたヒヨコと比較してJMV−1で免疫しM
DVで誘発したヒヨコでは沈澱する抗体のレベルはかな
り高くなっていた。
NaZerianとWitter (1984)は、非
産生性のHDCC−RP1ラインを用いた最近の免疫試
験においてMD■感染と腫瘍の増殖に対する同様な防御
を示すことができなかった。Von Bulo*  (
1979)は以前、RPIラインの培養上清がJMVの
誘発に対して防御することができないことを示している
本発明は、非産生性のJMV−1セルラインの細胞を含
有しない培養上清を、致死性のJMVおよびマレーク病
ウィルス(MDV)の誘発に対する免疫のために使用す
ることに関する。JMV−1の細胞不含上清は、致死性
のJMVの誘発に対して、ならびに生きているJMV−
1細胞の誘発に対して(むしろこの場合の方が良好であ
る)、ヒヨコを保護することができた。
広く利用されているマレーク病ワクチンは、生きている
タイプ(1ive tyDe) 2または3のマレーク
病のヘルペスウィルスから調製したものである(これら
は細胞性ワクチンとして最も有効である)。これらのワ
クチンは液体窒素中で保存しなければならない。
本発明のワクチンはJMV−1腫瘍セルラインの増殖に
用いて費消された借地から調製される。
この費消された増殖信地または上滑は生存力のあるウィ
ルスまたはJMV−1細胞を含有しない。
この上清は生存力(感染力)がないのでその貯蔵、輸送
および取扱いは、細胞を含有する凍結ワクチンまたは細
胞を含有しない凍結乾燥ワクチンの場合に必要とされる
よりもずっと容易となるであろう。
発明の要旨 本発明は、ヘルペスウィルスまたはその血清学的に関連
した菌株による感染から動物を防I!l(保護)する弱
毒化リンパ芽球細胞系の全生存細胞(whole 1i
ve cells)の培養物の無細胞上清に関する。ヘ
ルペスウィルスは鳥類のヘルペスウィルス、特にマレッ
ク病ウィルスまたはマレック病ウィルスの血清学的に関
連した菌株、好ましくはリンパ芽球細胞系JHV−1(
ATCCNo、 CRL9093) テある。
本発明は、有効免疫量の本発明の無細胞上清と適当なキ
ャリアとを含む、動物にヘルペスウィルスまたはその血
清学的に関連した菌株による感染に対する能動免疫を付
与するためのワクチンにも関する。動物は好ましくは鳥
類、より好ましくはニワトリである。
本発明の1具体例力ニワトリにマレック病ウィルスまた
はその血清学的に関連した菌株による感染に対する能動
免疫を付与するためのワクチンは、有効免疫量の弱毒化
リンパ芽球細胞系JHV−1(ΔTCCNo、 CRL
9093)の無細胞上清と適当なキャリアとを含む。
本発明は、 a)ヘルペスウィルスまたはその血清学的に関連した菌
株に感染した動物由来のリンパ芽球細胞系の全生存細胞
の培養物を遠心分離して、上清と細胞とを分離し、 b)■程a)の生成物を処理して細胞を除去し、C)上
清を回収することからなる上清の製造方法にも関する。
本発明は、動物に適当量の本発明のワクチンを投与する
ことからなる、動物をヘルペスウィルスまたはその血清
学的に関連した菌株による感染から防御する方法にも関
する。
本発明は、ニワトリに有効免疫量の本発明の上清を投与
することからなる、ニワトリにマレック病ウィルスまた
はその血清学的に関連した菌株による感染に対する能動
免疫を付与する方法にも関する。
発明の詳細な説明 弱毒化リンパ芽球細胞系の全生存細胞の培養物の無細胞
上清は、ヘルペスウィルスまたはその血清学的に関連す
る菌株による感染から動物を保護する。ヘルペスウィル
スは、鳥類ヘルペスウィルス、特にマレック病ウィルス
又は七面鳥のヘルペスウィルスであり得る。1つの具体
例においては、前記菌株は血清学的にマレック病ウィル
スに関連する。好ましい菌株は、J M V −1(A
TCCNo、 CI’1L9093 )の弱毒化リンパ
芽球細胞系である。動物は鳥類であることが好ましく、
ニワトリ又は七面鳥であることがこのましい。しかし、
本発明はヘルペスウィルス又はその血清学的に関連する
菌株による感染から他の動物を保護する無細胞上清をも
提供する。
菌株J M V −1(ATCCNo、 CRL 90
93 )は、米国メリーランド州ロツクヴイルに所在す
るアメリカンタイプカルチャーコレクションに寄託され
ている。この寄託は、特許手続トの微生物の寄託の国際
的承認に関するブタベスト条約に基づきなされている。
ヘルペスウィルス又はその血清学的に関連する菌株の感
染に対し動物に能動免疫を与えるワクチンは、−投与予
あたり、本発明の有効量の無細胞上清と適当なキャリア
を含む。ヘルペスウイルスは任意の鳥類ヘルペスウィル
スであってよい。好ましくは、ヘルペスウィルスは、マ
レック病ウィルス、七面鳥ヘルペスウィルス又はマレッ
ク病ウィルス若しくは七面鳥ヘルペスウィルスに血清学
的に関連する菌株である。本発明に於いて好ましい菌株
は、JMV−1(ATCCNo、 CRL 9093 
)の弱毒化リンパ芽球細胞系である。本発明の一具体例
に於いては、動物は、鳥類であり、ニワトリ又は七面鳥
である。しかし、本発明は、ヘルペスウィルス感染から
他の動物をも保護するワクチンを提供することをも意図
するものである。すなわち、マレック病ウィルス又はそ
の血清学的に関連する菌株の感染に対しニワトリに能動
免疫を与えるワクチンは一投与量あたり、J M V 
−1(ATCCNo。
CRL 9093)の弱毒化リンパ芽球細胞系の無細胞
上清の有効量と適当なキャリアを含む。
更に、本発明は上記上清の製造方法を提供するが、この
製造方法は、 a、ヘルペスウィルスまたはその血清学的に関連する菌
株で感染した動物に由来するリンパ芽球細胞系の全生存
細胞の培養を遠心分離して、上清からS胞を分離し、 bo例えば、工程aの生成物をP遇するなどの処理を施
して細胞を除去し、 C0上清を回収する ことからなる。
マレック病ウィルスまたはその血清学的に関連する菌株
の感染に対しニワトリに能動免疫を与える方法は、本発
明上清の有効な免疫量をニワトリに投与することからな
る。有効な免疫最は、典型的には、上清の約0. :l
’d以上である。
ヘルペスウィルスまたはその血清学的に関連する菌株、
例えばマレック病ウィルスによる感染から動物例えばニ
ワトリを保護する方法は、適当な投与aの本発明ワクチ
ンを該動物に投与することからなる。
本発明の無細胞上清は、数多く知られている投与方法の
いずれによってもニワトリに投与することができる。望
ましくは、腹腔注射又は首の背面における筋肉注射又は
皮下注射などの投与方法である。投与モードが注射であ
る場合には、任意の薬学的に許容され得るキャリアを使
用し得る。適当なキャリアの例としては、0.01〜0
.1Mのリン酸バッファー例えば0.05Mのリン酸バ
ッファー又は0.8%の生理食塩水などがある。
また、キャリアは望ましくは保存剤を含有するのがよい
。特に適当な保存剤はチメロサール(エチル水銀チオサ
リチル酸ナトリウム)であり、これは細菌発育阻止剤(
bacteriO3tat)及び真菌発育阻止剤(fu
nqistat)として作用する。望ましくは、チメロ
サールをワクチン中最終濃度で約10−4%存在させる
キャリアは望ましくは免疫強化剤又はアジュバントを含
むことができる。種々の免疫強化剤が当業界で知られて
いるが、これらを使用することができる。適当なアジュ
バントは94% Drakeol 6−VR。
5% Ar1acel A、 1% Tween−80
である。Ar1acel Aハマンニドモルアート(m
anntde monoleate )(Sandri
a Cor凱)であり、抗原と結合したときに強い免疫
強化活性を示す刺激剤である。Drakeol6−VR
は低アレルギー性軽鉱油製品(Penreco Cor
p、 )である。Tween−80はポリオキシエチル
ソルビタンのモルアート誘導体であり、洗浄活性を有し
ている。他の適当なキャリア又は免疫強化剤としては、
オイルエマルジョン中の硫酸アルミニウムカリウム、水
酸化アルミニウム、リンフ才力イン及び水などがある。
J M V−1@胞系から誘導した上滑でもって免疫化
することにより、マレック病に対するin viv。
保護を試す研究を行った。致死JMVに対する保護アッ
セイから、1×102個の全生存J M V −1細胞
及びlX10’個のJMV−1細胞から得られた無細胞
培養上清は致死JMV感染に対し100%の保護を与え
ることが判明した。この保護活性は、J M V−1細
胞に対して産生きれたウサギ抗血清であって正常ニワト
リ組織を用いて特異性を吸収したものでJMV−1細胞
又は培養上清を前処理することにより阻止(block
)された。正常のウサギ血清は同様に吸収したとしても
この保護を阻止しなかった。無細胞上清によって得られ
る保護は、1×104細胞において希釈され得る。
MDVの高度に腫瘍形成性であるConn B菌株に対
する保護アッセイから、1x106JMV−1細胞の無
細胞免疫により、培養腎臓細胞からのウィルスの回収が
非常に減少すること、及び、5PAFASやブロイラー
家畜のみならずP及びN系ヒヨコにおいてもリンパ腫発
生が激減することが判明した。
この保護は、P系ヒヨコにおいてMDV感作後7週目に
減少し始めたがヒヨコの他の3つの系においてはM D
 V感作後7週目にあっても依然、有効であった。
細胞性免疫及び体液性免疫のアッセイを行ない、ホスト
の免疫応答におけるJMV−1細胞抗原の免疫効果を確
かめた。細胞性免疫のDTHアッセイにおいて、JMV
−1細胞で免疫したP系ヒョコはMDV感作後にあって
もり、 monocytogenesに対するDTH応
答を示したが、N、K及びS系ヒヨコは該DTH応答を
示さなかった。P系ヒョコのDTH応答はMDV又は腫
瘍発生に対する低抗性と関連していなかった。 Or放
出アッセイ及びプラーク禁止アッセイのin Vitr
O結果から、無細胞上清で免疫化したヒヨコにおいてM
DV感作前後に腫瘍細胞抗原又はウィルス抗原に対する
細胞性免疫応答が生じなかったことが判った。
ウィルス中和アッセイの結果によると、MDVで感作す
る前に無細胞J M V−1培養上清で免疫化したヒヨ
コにおいてはMDVに対する非常に多くの中和抗体応答
が認められた。MDV感作なしでは、上清免疫化ヒヨコ
に中和抗体応答又は沈降抗体応答が認められなかった。
どちらも子孫又は上清による高度免疫化雌親に検出され
る母方抗体ではなかった。
これらのデータはヒヨコが無細胞J M V−1培養上
清により免疫化されることによってウィルス感染から保
護されることを示唆している。なぜならば、MDVは多
くの抗体応答で中和されているからであり、また、ウィ
ルス伝染性が減少した結果、リンパ腫発生が減少するか
らである。
その後の実験データから、MDV及びJMVの致死移植
に対し防御を示す抗原はJ M V−1細胞系からの培
養上清中に流出していること、及びこれらの抗原は免疫
原性を保持していることが明らかとなった。ウィルス中
和アッセイは、上清で免疫化したMDV感作ニワトリに
MDVに対する抗体応答が多く現われることを示してい
る。
MDV抗原は血清学的には検出することができず、また
J M V−1111胞系から誘導できるものではない
(21)が、JMV−1とMDVとHVTとの間には明
らかな抗原性関係が存在する。しかしながら、HVT及
び5B−1によりJMVに対する保護が与えられるとい
うことは、JMV−1細胞がMDV抗原を表示する可能
性があることを支持している。
このMDV抗原は、通常の血清学的技術では検知不能で
あるが、おそらく非常に少量ではあるが存在しており、
検出できない程の低レベルの初期免疫刺激を与えるもの
と思われる。また、この抗原はMDV感作により非常に
増えるものと思われる。
これから、観察したウィルス中和力価(第14表)の説
明ができる。しかし、培養上清によりMDV及びJMV
に対して認められる保護が、観察された。免疫応答に影
響を及ぼす特異的抗原及び非特異的モジュレータ−(m
odelator)の存在によるものであるという可能
性を無視するわけにはいかない。免疫応答の特異性をよ
り一層明白なものとするためには、ヘルペスウィルス及
び非ヘルペスウィルスの他MDV関連及び非MDVI!
13!腫瘍細胞系に′ついての研究を続行しなければな
らない。
培養上清中に保護抗原が存在していることが判ったので
、ウィルス抗原又は腫瘍細胞を直接感染させなくとも、
MDV保護抗原に対するヒヨコの免疫応答を調べること
ができる。更に、上清の保護性により、マレック病に対
する非腫瘍形成性及び非感染性免疫化剤の開発が可能と
なる。
J M V−1上滑は、タイプ1のマレック病ウィルス
に対するニワトリの血清学的能動及び受身応答を増加さ
せる。この増加により、上清単独又は1−IVT、5B
−1若しくはCV I 988クローンC(RiSpe
n)のようなマレック病生ワクチンと上清を接種された
fi!親から、子孫は充分な母方抗体保護を受けるよう
になる。
特定の無菌ひよこは、5PAFAS、 Inc、、 N
orwalk。
CTから入手した卵及び、コーネル大学、Ithica
N、YのB、I4. Ca1nek博士から入手したN
及びP余罪を鼾化して得られたものである。夫々、32
1及び819の主要組織適合抗原座に於いて同型接合体
であるN及びP系ひよこはマレック病(Hutt及びC
o1e、 1947)に対して夫々耐性又は感受性とな
るように交配させられたものである。食肉用家畜である
ツーニッシュ/ホワイトロック異種交配のひよこはHu
bbard Farms、Walpole、Ntlから
入手した卵を1化して得た。Regional pou
ltry Labsから入手した卵を町化してK及びS
系ひよこを得た。マレック病に対して夫々耐性及び感受
性であるようにイースト・ランシング、■に系及びS系
が交配された。K系ひよこは815対立遺伝子に於いて
同型接合体であり、S系はB1及びB15の三種の可能
な組合せに分離する( Pazderka他、1975
) 、ひよこは全てHarStall Bauer分離
ユニット′内で飼育した。
ウィルス MDVのConnB株はP系ひよこで継代培養し、マレ
ック病の臨床的徴候i示したひよこからヘパ゛ リン処
理して全血を採取した。MDV感染血液をひよこの腎細
胞を用いて力価測定し、所定のプラーク形成ユニット量
を有するものを液体チッ素内で保存し感染材料として使
用した。
2〜6週p、i、のConnB感染ひよこの主要羽区(
feather tract)から羽の細片及び皮膚を
除去して細胞非含有MDVを得た。該材料を安定化バッ
ファ(0,218Mシヨ糖、  O,0O038HK 
H2P 04 。
0.0072HK  HPO4,O10049HMSG
、  1%BSA、O12%EDTA)内に入れ(Ca
1nek他、1970@照)、はさみで細かく切り刻み
、次に氷水浴上でVirtisミキサーにて均一化処理
した。ガーゼを通して口過することによって、上清を羽
や皮膚の残渣から分離し、液体チッ素及び水道水を使っ
て該上清の凍結−融解を三日繰り返し、次に60にcy
N /秒のB103onicオシレーター内で氷水浴上
2分間の音波処理にかけた。この上清を10.000×
9で10分間遠心分離し、FC8中に予め浸漬させであ
る0、4μフイルターを通して口過滅菌した。
lII胞非含有ウィルスのアリコートをひよこのF? 
l胞を用いて力価測定し、10%DMS○状態で液体チ
ッ素中で凍結した。
L、 m0nOc17tO(lene抗原の分離1.1
stcria  monocytoqenes 、 A
4413株はマサチューセッツ大学微生物学部のHar
tinS、讐i Idcr博士によって提供された。培
養物はトリブトーズ寒天斜面培1g内で一20℃で保存
し、使用に先立ち細菌は200戒のトリブトーズ流体培
養基中で24時間増殖させた、飽和(NH)  80.
4℃で抗原を沈澱させ、これを5000x gで15分
間遠心操作にかけた。得られたペレットを50dのPB
S(Na2HPO4,3,4ag: KH2PO4,6
,929:NaC1? 、  4.5g ;蒸留水、1
00M) 、I)872に再溶解させ、PBSに対して
48時間透析し、3〜5d1.:濶Iした。コノ濃縮抗
原を5ephadex G−50(pBS、 pH7,
2>により精製し、該カラムから溶出した最初のタンパ
クビークをLovryタンパクアッセイにより定量した
( Lowry他、1951)。
遅延型過敏症(DTH>アッセイに必要とされるl 1
st(!ria抗原の最Jfflは、L、 monoc
 togenesによる感作の三日後に5.10及び2
0iの抗原希釈伍をひよこの一方の肉汁にまたもう一方
の肉汁にはPBSを接種することにより決定した。
細胞培養 J M V−1細胞系は48時間毎にRPM I 16
40培地(GIBCO,Grand l5land、 
NY)を使用しT1:10に培養物を希釈して連続継代
した。尚、このflPHI培地には1m1ylピルビン
酸ナトリウム、2mML−グルタミン酸塩、0.1mH
M E M非必須アミノ酸、5%[・多1 リブドーズリン゛r’;イヨン、10−”mHβ−メル
カプトエタノール、10%熱不活性化ひよこ血清(C3
)、8%牛脂児血清(FC8)並びにペニシリン、ジヒ
ドロストレプトマイシン及びマイコスタチンを夫々io
、 oooユニット、10,000.q及び2,500
ユニツトを補充しである。培養は37℃、5%CO2含
有空気雰囲気下で行なった。
J M V−1細胞非含有上清は継代前に48時間培養
したものから調製した。トリバンブルー遮断によって細
胞数を視野内で係数した。培養物を4000xgで5分
間遠心にかけ、得られた培養上清を0.4μ孔径のニト
ロセルロース膜を通して口過した。
致死性移植物、即ちJMVは前記のようにN系ひよこ内
イン・ヴイヴオで継代組持した。死にかけているひよこ
から肝臓及びII!¥Rのホモジネートを作り、これを
生後数日(day−ovd>のひよこを使ってその力価
を測定し、10,000のひよこ致死投与Q (chi
ck 1ethal dose、 CLD)のアリコー
トを液体チッ素中で保存し、感染材料として用いた。
心臓穿刺によって放血させた種々の処理群のひよこから
こよこ腎細胞単層を樹立した。腎臓を無菌的に回収し結
合組織を除去した。該組織をシリンジを通して静かに生
理リン酸バッファ(PBS)溶液、pH7,2(0,2
5%トリプシン)内に押し込んだ。細胞懸濁液をトリプ
シンで10分ずつ3回処理し、199培地(GIBCO
,Grantl l5land、 NY)で3回洗浄し
た。尚、199培地には06%重炭酸ナトリウム、10
%トリブトーズリン酸塩、抗生物質、1xFC8を補充
しである。これを37℃で5%CO2含有空気雰囲気下
で培養して、7〜10日後にMDプラークを計測した。
ポリクローナル抗体産生 若い成獣雌ニューシーラントラビットに対し、PBS中
に懸濁させたJMV−1細胞を、その投与岱を増加させ
ながら4週間に恒って抹潤耳静猟に4回接種した。最後
の接種後717及び27日後にラビットの且から放血さ
せ、全面からの血清を56°Cで30分間不活性化し、
CRBC8、ひよこIQ、肝臓、It!ll臓、胸腺及
び包のう細胞で吸収した。
J M V−1111胞に対する抗血清の特異性は蛍光
抗体アッセイによって測定した。1×106の胸腺又は
包のう(bursa>細胞又はJMV−1細胞を507
のJ M V−1抗血清又はコントロールであるラビッ
ト血清と伴に4℃で20分間インキュベートした。PB
S’″c細胞を3回洗い、フルオロセインイソチオシア
ネート(FITC)結合ヤギ抗ラビット抗血清中に再懸
濁させ、再に20分間前と同様にインキユベートシ、P
BSで3回洗浄した。細胞を70%グリセロール含有水
冷PBPBS中懸濁し、直ちに標準Zeiss LIV
顕微鏡を用いて紫外光線下で観察した。
方   法 移植可能致死JHVに対する保護 JHV感染に対して保護作用があることが予め判明して
いる完全なJMV−1生綱胞1×102、超音波処理に
より蒸溜水中で溶解したJHV−1細胞1×102、あ
るいは上述のようにして106のJHV−1細胞から得
た培養物濾過上清により、生後間もないN系ヒョコの免
疫化試験を行った。上記の材料は全てJHV−1細胞の
48時間の培養物から得た。免疫化から15日後にヒヨ
コをJHVの1000CL[lにより感染させ、15日
間JHV−特異致死率を調べた。致死率は感染後3〜1
4日に牌腫、肝癌及び死亡より決定した。
免疫化の前に、JHV−1細胞及び上清をウナギ、jト
IV−1抗血清、あるいは抗J)IV−1血清と同時に
正常ニワトリ組織に吸着された正常ウサギ血清の1:8
0稀釈物と共に37℃で30.9間インキュベートする
処理を行い上記の試験を繰返した。
Read及び)leunch(1938)の方法により
、致死J)IVの感染に対するJHV−1細胞及び細胞
非含有上清の50% 致死徂(LO50)及CF 50
% (fjA ;a Mt (PD50)ヲ調ヘタ。
48時間培養物から得た1×107の細胞あるいは細胞
非含有上清の一連の10倍稀釈物を生後間もない6群の
ヒヨコに腹腔内(ip)投与した。15日間ヒヨコのJ
HV−特異致死率を観察し、その後JMVの1000C
LDを感染させ、上記のようにしてJHV−特異致死率
を観察した。
MDV感染に対する保護 JHV−1培養物上清のHDV感染及びf4瘍成長に対
する保護のアッセイを、N系、P系、ブロイラー及び5
PAFASニワトリについて行った。各試験において、
ヒョ」ノ1/2ヲ生後1日テ、lX106(7) JH
V−1細胞の濾過培養物上清0.2dにより免疫化した
(io)。15日後、各群の172をHDVのコネチカ
ットB株(Jakowski等、 1970)の200
〜500のプラーク形成単位(PFU)により感染させ
た。感染後、2.5及び7iに各群の1/3放血し、腫
瘍成長総Eを調べた。ウィルスを回収するために、腎臓
を培養した。牌臓は51Crリリースアツセイに使用す
るためにとり、血清試石はウィルス中和試験のために保
存した。
N及びP系についてはそれぞれ5回、ブロイラーは1回
、5PAFASニワトリについては2回の試験を行った
。5回のN及びP系のうち2回は、細胞非含有上清を無
機油助剤との1;1混合物として乳化し、数箇所での皮
下注射及びipにより投与した。
DT)−1アツセイ JHV−1による免疫化及びその後のHDV感染の、ヒ
ヨコの細胞媒介DTH応答に対する効果を調べた。
非処理対照、IX 102JHV−1細胞を受けた生後
間もないヒヨコ、1X102の細胞を受けその後15日
後にHDV感染を受けた生後間もな・いヒョコ、及び1
5日令に感染匿のHDVの投与だけを受けたヒヨコの4
つの処理群で行った。対照群1の3羽を除いて、24時
間リステリア菌培養物のPBS中の1:10稀釈物11
dと共に、14日後に全群をHDVで感染させた。リス
テリア菌培養物による感作の4日後、感作ヒヨコの1つ
の肉汁に PBS中のリステリア抗原を、他方の肉汁に
PBSだけを、そして非感作対照ヒヨコの肉汁にもPB
Sだけを注射した。24時間後、肉2止の膨張をダイヤ
ルゲージカリバスで調定し、(試験ヒヨコの肉汁膨張度
一対照ヒヨコの肉踊膨張度)/対照ヒヨコの肉汁膨張度
をDTI+指数として決定した。
!1111000rMDV感染に対する保護]の項で記
載したものである。感作リンパ球は、無菌的に採取しT
en BroeckグラインダーによりPBS中で穏や
かに破砕した牌臓から得た。粒状物及び赤血球1nft
lを30分間沈澱させ、細胞密度を5×106生育可能
細胞/RPH) 1640戒に調整した。
標的細胞は、JMV−1の24hrl濁液培養物及びM
SB−1(Δkiyama及びKato、 1974)
細胞培養物あるいは24ウエル[培養プレート上のヒヨ
コ腎gAI811胞単層から得た。RPMρ1640培
地中の1×10107J〜1及びM S B−1細胞の
懸濁液を殺菌食塩水中の200マイクロキユリーの”1
Cr (300−500cl/g  S、八、、  N
ew  England  Nuclear、  Bo
ston。
H八)で標識した。混合物を37℃で2詩間インキュベ
ートし、その後20%FC8を含有するRPMρ164
0中遠心分離により5回洗浄した。細胞密度をlX10
”生育可能1tll胞/rdに調整し、目的1胞に対す
る比50:1のエフェクターを得た。
ヒヨコ腎臓細胞単層を200マイクロキユリー51Cr
/24ウエルプレートで標識し、37℃で2時間インキ
ュベートした。その後Tektatorシェーカーで回
転してPBSにより5回洗浄した。この培養物のエフェ
クターの標的細胞に対する比は約10:1であった。
100IIiの標的細胞と 100戒の感作リンパ球細
胞を含む200iiiの培養混合物をU型底の96ウエ
ルマイクロタイタープレートに入れ、また各腎臓細胞ウ
ェルに1dの感作牌細胞を加え、予め至適化した5%C
O2を含有する空気雰囲気下で6時間インキュベートし
た(にcller、 1981)。その後培養物を20
0Orpmで5分間遠心分離し、1001Jiの上清液
を取り、5cinti verse (Fisher 
5cientific )中のシンチレーションバイア
ルに入れ、5earleDelta 300液体シンブ
レーションシステムでカウントした。 。
標的細胞中への標識の総給合量は、反応混合物の3つの
試料の放射活性の測定により決定した。
最大の51Crリリースは、10(ldの反応混合物を
pi(7,4の0.05M トリス中2%NP−40と
共に4時間インキュベートして決定した。これを200
Orpmで5分間遠心分離し、5cinti vers
e中でカウントした。この活性はリリース可能51cr
の100%を示し、リンパ球細胞なしにインキュベート
した標ントで示す。((免疫リンパ細胞存在下での51
Crリリース−正常リンパ細胞存在下での51Crリリ
ース)/正常リンパ細胞存在下での最大の51Crリリ
ース)X100=%比溶解。
プラーク阻害アッセイ エフェクター細胞は、JMV−1培養物の濾過上清3m
の初回接種を受け、2週間後とその12週間後にざらに
e過培養物上清2.0m1.の追加接種を受けたに系雌
性成体から1qた。ficol hypaquecus
hionによりヘパリンを加えた全面から白血球を分離
した。細胞をPBSで3回洗浄し、細胞容品ヲ10% 
F CS ヲ加エタ199培地mA ”5 ’) 2X
 105.2×10  及び2×107細胞に調整した
。同じ頃に時化したに系の免疫化していないものを同様
に調製して陰性対照PBLとした。
標的細胞は、生後数日でMDVにより感染された5週令
のに系のヒヨコからのPBLであった。
白血球を上述のようにヘパリンを加えた全血から分離し
、10%FC3を添加した199培地中2×107細胞
/dに調整した。
増加濃度の0.5d中の感作エフェクター細胞を0、5
IRIl中の1×107標的細胞と混合し、殆んど融合
性の単層腎臓細胞培養物の上に重ね、37℃で培養した
。24時間後に、10%FC3を加えた199培地で培
養物を洗浄し、2週間プラーク成長を観察した。通常1
0日間のインキュベート後、プラークをカウントするこ
とができた。
ウィルス中和アッセイ 試験血清の1=20希釈物の一連の2倍連続希釈物を細
胞非含有ウィルスの100PFUと混合し、37℃で3
0分間インキュベートした。その後混合物を24ウ工ル
組織培養プレート中のとヨコ幣臓細胞単層上に重ねて1
時装置いた。この時、各ウェルに10%FC3を加えた
199培地i、omIlを加えた。
希釈物は2つずつ作成し14日までプラーク成長をIA
察した。各試験において、既知の陽性及び陰性血清も使
用した。
中和抗体力価は、血清で処理した感染培養物に対してウ
ィルス誘発プラークを90%減少させる血清希釈物をM
DVに対して陰性として考慮した。
11五豆1ユ 過免疫化に系雌体からのヒヨコ、及び同じ頃に時化した
非免疫化に系からのヒヨコを生後1日で、MDVのCo
nnE株の約500 PFU テ感染させ、2週令時に
心臓穿刺により放血した。血清はアガーゲル免疫核酸試
験(AGID)のために保存し、腎臓は無菌的に取り出
して萌述したように培養した。培養物は、14日までM
DV−特異細胞変性効果(CPE)の進行を観察した。
アガーゲル免疫拡散試験(AGID) AGID試験を血清試料中のMDV特異沈降抗体の検出
に使用した( Chubb及びChurchill。
1969 )。pH7,4のPBS中の高級アガー1%
懸濁液を使用した( 0kazaki等、1970) 
。プレートを室温で72時間インキュベートし、抗原抗
体反応沈降素系の成長を観察した。
際の誘発システム マレック病の誘発システムは解明されている。
効能試験に使用される3つの基本的な誘発剤がある。第
1のものは、非常に毒性の強いJMV剤である。JMV
による誘発では10日以内に100%致死となる。第2
の誘発剤はJMウィルスである。
このウィルスのGa株によるものは標準的誘発とされて
いる。30〜50%の致死率が観察される。このウィル
スは当初いくらかの内臓障害と共に神経障害を引き起す
。第3の誘発剤はRBIBに代表される。非常に毒性の
高いMDウィルスである。HVTあるいはSS−IMD
ワクチンを使用すると接種を受けたものの最大50%が
保護される。ItBIBは初期の内臓障害により80%
以上の致死率を引き起し得る。これ等の3つの誘発剤は
JMV−1上清ワクチンの1価に使用し得る。
基本種継代の確立 上清ワクチンの活性物質は生育可能なものではないので
、JMV−1セルラインを基本種(mastersee
d )として調整する。連続した継代による抗原性の低
下は報告されていない。しかし、ワクチ、ンの一貫性を
確保するために継代を20に1Ill限する。
約、06.5〜107/dの生育可能細胞が力・クント
できる連続した第3番目の継代を第X噂代とする。
x+1からx+19までを生産種として使用する。X。
x+5. x+15及び×+20継代を核学に使用する
。上清に存在する抗原が同定される。
実施例 1 1×102個の生きているJHV−1全細胞又は溶解J
)IV−1細111、又ハ1061i1(7)JHV−
1細胞ヲ0.4ミクロンのフィルターで濾過1ノて得た
上清を使用して免疫感作試験を実施し、1000CLD
のJHVでヒヨコを感作した処、avIを含まない上清
は生きているJHV−1と同等又はそれよりも良好にヒ
ョニJを防御することが認められたく第1表)。これら
のデータは更に、溶解細胞によりある程度の防御は与え
られるが、感作に対して相当の防御を得るためには生存
可能なJHV−1細胞が必要であることを示しており、
JHV感作に対して防御性を有する抗原のいくつかはJ
HV−1細胞によるin vitro産生後に放棄され
ることも示している。
免疫感作に先立ち、希釈度1・80の抗JHV−1抗血
清又は正常ウサギ血清を免疫血清と同時に吸収させない
かあるいは吸収させ、J Ht/ −1細胞及び上清を
37℃で30分間インキュベートした以外は、上記処理
と同様にしてこの試験を繰り返した(第2図)。第1図
から明らかなように、ウサギ抗JHV−1による免疫感
作剤の処理は防御抗原を仝JHV−1細胞で完全に阻止
し、上清による与えられる防御を著しく変化させるが、
溶解JHV−1細胞の防御特徴は変化させない。JHV
−1培養株上清を正常ウサギ血清で前処理しても防御特
徴には影響しなかった。
2/10b5/10    0/9   8/9(a)
 10  個のJ)IV−1生績胞、102個の溶解J
)IV−1細胞、又は106個の細胞を0.4ミクロン
のフィルターで濾過して得た上清で感作したか、又は未
処理(N、T、)の日齢ヒヨコ。15日齢のヒヨコをヒ
ヨコ致死ゲ(CLD)の1000倍のJHVで感作した
(b) JHV特異死亡数/試験したヒヨコの個数。
±  溶解細胞  、し−謂  よj  上−P  N
、T〈抗J)IV−1) (抗JHV−1)  (抗J
HV−1)  (NR3)  (N、T、)  非10
/10  5/10   9/10   ・・・   
・・・  9/9・・・   ・・・    5/6 
 1/6  1/6 6/6(a) +o  個のJ)
IV−1生細胞、102個の溶解J)IV−1細胞、又
は10”個のJHV−1細胞をo、IXミクロンのフィ
ルターで濾過して得た上清7:感作したか、又は未処理
(N、T、)の日齢ヒョコ。免疫感作に先立ち、全剤を
希釈度1;80のJHV−1ウサギ抗血清(抗JHV−
1)又は正常ウサギ血清(NR3)と共にインキュベー
トした。15日齢のヒヨコを1000CLDのJ)IV
で感作した。
(b) J)IV特異死亡率/試験したヒヨコの個数。
JHV−1細胞を連続継代に維持し、致死JHVに対す
るLD5o及びP D soアッセイを毎年実施した。
第3表及U 第4 表ハJHV−1細胞ヲ1982年か
ら1984年の間、細胞を含まない上清を1984年に
試験したこれらのアッセイの結果を示している。JHV
−1細胞はヒヨコ1匹当り 10000細胞よりやや少
ない数に相当するL D soで安定したが、1×10
 個のJHV−1@胞をどのような希釈度にしでも細胞
を含まない上清はヒヨコを致死に至らしめなかった。
JHV−1細胞で初期免疫感作した後も生存している全
動物は致死JHV感作に対して防御されているものと認
められた。一方、細胞を含まない上清により致死JHV
に対して与えられた防御は、約1oooo個のJHV−
1細胞に弱められることが認められる。
!−≦シー人 作投与良 JHV−1,1982415215315215215
015JHV−1,19833/64/63/61/6
0/60/6JHV−1,19843151/3315
315215215115上清、 1984  015
015015015015(a) JHV特異死亡数/
試験したヒヨコの個数。
第  4  表 胆7艮6す5す4す3す2す1■ J14V−1,19820/1aO/20/20/30
/30153/3JHV−1,19830/30/20
/30150/6015515JHV−1,19840
/20/20/20/20/30/30/4515上清
、 1984 015115015215415   
 415(a) JHV特異死亡数/試験したヒヨコの
個数。
N及びP系ヒヨコ及び)Iubbardブロイラー家畜
及び無病原体(SPAFAS)ヒヨコで試験を実施した
上清をアジュバントに懸濁してN及びP系試験を実施し
た処、非アジュバント試験とはかなり異なる結果が得ら
れた。N及びP系試験は同時に行ったので、設備の不備
によるヒヨコの非特異的死傷数が高かった。従って、第
5表と第2図及び第3図とに示した結果は、5回のN及
びP系試験で1ηられたデータの合成である。第6表は
、1回のブロイラー試験と2回の5PAFAS試験との
結果を要約したものである。これらのデータは、両ウィ
ルスの回収度(第7表及び第8表)が著しく減少してい
ること(P<0.01)、上清で免疫感作したN及びP
系、ブロイラー及び5PAFASヒヨコではHDV感作
感作後間週間に腫瘍形成が顕茗である(第7表及び第8
表)ことを示している。5週後、免疫感作したP系ヒョ
コ及びしなかったP系ヒョコの間に死亡が住じたが、7
週まで生存したヒヨコはウィルス回収度が低かった。免
疫感作は7週間の間にN系、ブロイラー及び5PAFA
Sをウィルス感染から防御することが可能であった( 
P < 0.001)。
P系 処 理 2週  5週  7 週 a   b 上清+HDV   3.95:!:2.28  23.
19+2.01   121.67+2.69゜   
d HDV  49.33+2.0158.11+2.46
 166.46+2.69cN系 処理  、2ml二連  −司一二凋  ]a 上M+HDV   3.09)1.82   0.OO
+161   22.96+2.01”a      
      b )IDV   4.1S±2.01 84.38+2.
13 73.69+1.61b(1)免疫感作量の細胞
を含まないJHV−1培養株上清で感作したか又は未処
理の日齢ヒヨコ。15日齢のこれらの群の各々の172
をHDVのConn8株200〜500P劃で感作した
。アッセイはHDV感作から2週、5週及び7週後に実
施した。
(2) 106個の腎細胞中のプラークの平均数±3個
1組の培養株の平均の標準誤差。HDV感作を受けなか
ったヒヨコから採取した腎臓にはプラークの形成は観察
されなかった。
(a−d)各上付き文字は系内の平均間の統計的な有意
差を示す。
免疫感作しないヒヨコに対して免疫感作したヒヨコのプ
ラーク形への最小面積平均を5tudentの試験によ
り比較した。細胞を含まない上清で免疫感作したP系ヒ
ヨコは、免疫感作しないヒヨコに比較した場合、HDV
感作から2週後(p < 0.05゜2.35.49(
H)及び5週後(P<0.05.2.03.48(H)
にHDV感染に対して著しく防御されていることが認め
られた。感作から7週後に、免疫感作したP系ヒョコ及
びしないP系ヒョコに回収可能なウィルスの著しい僧加
が認められた( P < 0.01.3.28゜38(
H)。感作後2週以内に、HDVで感作し且つ細胞を含
まない上滑で免疫感作しなかったヒヨコは回収可能なウ
ィルスを高いレベルで産生じていた。
所与の処理群における反応は広い範囲に渡っていた。免
疫感作しないがHDV感作したヒヨコの場合、2.5及
び7週後に培養株当たり 200以上のプラークが形成
され、2週後の20%から7週後の80%の範囲に渡っ
ていた。感作から2週後に、残っている培養株の50%
は培養株当たりのプラーク形成数が10未満であり、3
0%は10〜50であった。5週後までに、はとんどの
培養株は株当たり20〜80のプラークを形成した。免
疫感作したP系ヒヨコからの培養株を感作から2週及び
5週後にVA察した処、感作から5週後に試験した1匹
のヒヨコからの培養株は株当たり200個より多くのプ
ラークを形成していたが、それ以外で20より多くのプ
ラークを形成したものは認められなかった。感作から2
及び5週後の培養株の90%は株当たりのプラーク形成
数が5未満又はゼロであった。一方、感作から7週後で
は、免疫感作したヒヨコ及びしないヒヨコからの培養株
の80%までが株当たり2001i4のプラークを形成
していた。
第   6   表 ブロイラー 処   理    2ml一凋      5  週 
     −ムー二凋a 上ffi+HDV   □、00+2.69  2.1
4−1−2.69”   1.9j、3.0+”HDV
     0.0O−)−2,4636,2ml!:2
.69  200.0+4.2G。
SP八「八S 処   理    2 週      5 週    
 l−二速上iN+HDV   0.47+0.02 
 0.10+0.0283.38+1.92”HDV 
   3.81+0.85a11.20+2.97b4
7.92+5.14c(1)免疫感作吊の細胞を含まな
いJHV−1培養株上清で感作したか又は未処理の日齢
ヒヨコ。15日齢テコれらの群の各々の1/2をHDV
のConn3株200〜500PFUで感作した。アッ
セイはHDV感作から2週、5週及び7週後に実施した
(2)106個の腎細胞中のプラークの平均数千平均の
標準誤差。腎臓は3個1組で培養した。未処理又は上清
感作のみを受けたヒヨコからの腎臓にはプラークの形成
は観察されなかった。
(a−d)各上付き文字は系内の平均間の統計的な有Q
差を示す。
感作から2週後のN系ヒョコからの腎細胞培養株は、免
疫感作したヒヨコとしないヒヨコとの間でプラーク形成
に著しい差を示さなかった。一方、感作から5週後では
、免疫感作しないヒヨコに対して免役感作したヒヨコか
らの株で回収可能なウィルスは著しく減少しくP<0.
001.3.49.49df)、この減少は感作後7週
間の間顕著に維持された(P<0.01.3.24.4
86f)。免疫感作しなかったヒヨコからの全培養株は
、感作から5週後に有意なレベルのウィルス誘導プラー
ク(p < 0.05゜1.98.67df)を形成し
た。感作から5週後に、試験した腎臓の3分の1はプラ
ークを形成せず、3分の1は培養株光たり10〜50個
のプラークを形成し、3分の1は培養株光たり200を
越えるプラークを形成した。感作から7週後にも同様の
パターンが認められた。一方、免疫感作したヒヨコでは
、感作から5週及び7週で培養した腎臓にプラークは認
められず、培養株光たり200より多くのプラークを形
成したのはただ1匹であった。残っている培養株が形成
したプラーク数はいずれも培養株光たり4未満又はゼロ
であった。
ブロイラー家畜及び5PAFASからのウィルス回収デ
ータはN及びP系試験によるデータよりも変化が少なく
、N系ヒヨコに?ilJ察されると同様の防御特徴を示
した。感作から2週後に培養したブロイラー家畜からの
腎臓にはプラークは何も形成されなかった。一方、感作
から5週後では免疫感作しないヒヨコに有意なレベルの
プラーク形成<p<0.01.3.28.28df)が
観察サレ、更ニ感作カラ7週後では有意な増加(P<0
.01.3.43.156f)が観察された。一方、免
疫感作したヒヨコは感作後7週間の間に有意なプラーク
形成を生じなかった。
5PAFASヒヨコからの培養物は、MDV感染後2週
間(p<0.01.3.28.586f) 、5週問(
P<0.01.5.62.20tH)及び7週間(p 
< 0.01.3.34゜341H)において、免疫し
ていないヒヨコからのものの方が免疫したヒヨコからの
ものよりはるかに高いプラーク増殖発生率を示した。
処理グループ同士のリンパ腫増殖比較によっても同様の
防護プロフィールが呈示される。免疫したP系統ヒヨコ
は免疫したN系統ヒヨコ、ブロイラーあるいは5PAF
ASより高いリンパ腫増殖発生率をMDV@染後5週間
にわたり示したが、上記いずれの系統においても免疫し
たヒヨコは、MDV感染させた免疫していないヒヨコに
比較するとはるかに良好に(p<0.01)誘発から防
護された。
感染後2″F4間ではいずれの系統においても、感染さ
せた免疫済みヒヨコと感染させた未免疫ヒヨコとの間に
重大な相違は認められなかった。しかし、感染後5週間
経過するまでに、MDV感染させた未免疫ヒヨコの75
〜100%でリンパ腫増殖が観察され、一方MDV感染
させた免疫済みヒヨコの方はP系統ヒヨコのみが高率で
リンパ腫を増殖させた。とはいえ、免疫済みのP系統ヒ
ヨコの示したリンパ腫増殖は未免疫ヒヨコの示したもの
より55%少なかった。P系統ヒヨコの場合感染後7週
間を経過するまでに、腫瘍の増殖を低下させる免疫化の
効果は失われ、全試験ヒヨコの90〜100xがリンパ
腫を増殖させた。感染後7週間の時点には免疫済みのN
系統ヒヨコ、ブロイラー及び5PAFASにおいても、
5週間経過時のデータに比較すればリンパ腫増殖率の上
昇がみられた。ブロイラー及び5PAFASの場合、免
疫化は感染後7週間においてもなお少なくとも50%の
リンパ腫増殖率低下をもたらした。免疫済みのN系統ヒ
ヨコにおけるリンパ腫増殖は感染後7週間において、他
の免疫済みヒヨコ及び未免疫ヒヨコにおける増殖の40
%を下回った。
処理を施さなかったヒヨコ、あるいは上清での免疫化し
か行なわなかったヒヨコからはウィルスは回収されず、
またこのようなヒヨコでは腫瘍の増殖は観察されなかっ
た。
表    7 P系統 処  理  2週間  5週間  7週間す 上清+HOV   2/10   5/12  10/
10HDV     3/12   9/10   7
/7N系統 処   理    2週間   5LiLM   L!
iJl上清+HDV   1/15   1/15  
 2/12HDV         2/10    
11/14     6/1/1a;複数羽の日齢のと
ヨコに、免疫化量のセルフリーJHV−1培養上清を付
与し、あるいは付与しなかった。15日目に、上記2種
のヒヨコのグルレープ各々の172にHDVのConn
8株200〜500PrLIsを付与した。MDV感染
の2週間後、5週間後及び7週間後にアッセイを実施し
た。
b;陽性ヒヨコの個体数/観察したヒヨコの総個体数。
リンパ腫の増殖は、未処理のヒヨコ、あるいは上清での
免疫化しか行なわなかったヒヨコでは一切観察されなか
った。
表    8 ブロイラー 処  理  2週間  17週間 す 上清+HDV   O/6   015   1/6H
DV      O/6   515   6/6十清
+HDV   1/13   1/7   2/8HD
V      1/No    6/8   5/6a
−複数羽の日齢のヒヨコに、免疫化量のセルフリー J
HV−1培養物上清を付与し、あるいは付与しなかった
。15日目に、上記2種のヒヨコのグループ各々の1/
2にHDVのConn3株200〜500PFUSを付
与した。MDV感染の2週間後、5週間後及び7週間後
にアッセイを実施した。
b;陽性ヒヨコの個体数/観察したヒヨコの総個体数。
リンパ腫の増殖は、未処理のヒヨコ、あるいは上清での
免疫化しか行なわなかったヒヨコでは一切観察されなか
った。
実施例 2 J)IV−1抗原による免疫とHDV感作とを順次行な
ったときの遅延型過敏(DTH)反応に対する効果を測
定するために、被検ヒヨコを前記のごとく1グル一プ2
5羽以内の4グループに分割した。JHV−1で免疫し
たN系統及びP系統のヒヨコのDTHアツセイによれば
、この細胞性反応が、免疫又は非免疫のN系統のヒヨコ
ではHDV感染後には維持されていないが(表9)、P
系統のヒヨコでは維持されていることが判明した( p
 < 0.05)。P系統のヒヨコの1)10反応は全
体としてN系統の反応よりもかなり低いように見えるが
、これはP系統のヒヨコの対照足ytの特異的反応が別
の被検系統の場合よりも大きいことを反映している。
日齢の時期にJHV−111胞で免疫し引き続いてHD
Vで感作したS系統及びに系統のヒヨコはいずれも、非
免疫対照にヨコを上回る統計的に有意なりTII11反
応く示さなかった。
表    9 JMV−1細胞で免疫しMDVで感作したヒヨコのDT
H指数1 処   置 ヒヨコ系統 N、T、   JHV−1単独 JHV−
14HDV  H[1Vil独N系統8.4088.5
6ab 2.90   2.97b PJK統0.78a0.93aO174a−0,13b
K系M    4.70a5.29a5.5682.8
0aSM統2.52a2.73a1.31a1.77a
a種々の上つき文字は系統内部の平均指数間の統計的に
有意な(p < 0.05)差を示す。
s 、 51c 、遊離アッセイ 非産生細胞系JHV−1と産生細胞系H8B−1とに対
するN系統、P系統、5PAFAS及びブロイラーのヒ
ヨコの牌臓細胞の免疫反応性を検定するために標的細胞
のHDV感作の2.5及び7週後にアッセイを行なった
。更に、JHV−1及ヒHs[l−i 、及U、1ウェ
ル当り2X106細胞のプラーク形成単位(PFU)を
約50含むHDV感染腎臓細胞単層に対してp、iの3
.6.8及び11日後にアッセイを行なった。6時間の
アッセイで全部の処置グループが未処置グループに比較
して有意な反応性を全く示さなかった。
遊離密度(SRlspecRic release)は
−9,47と8.03との間で変化した(表10.11
及び12)。
C,プラーク阻害アッセイ HDV抗原に対する細胞性反応が、無細胞JHV−1上
清で超免疫した成年ニワトリで生じるか否かを測定する
ためにプラーク阻害アッセイを行なった(表13)。上
清免疫するが又は非免疫のに系統の同時にふ化したニワ
トリがら得たPBLを、HDV感染したに系統ニワトリ
のPBL標的に対するエフェクター細胞として使用する
と、K系統腎臓に重層されたPBL標的だけを含有する
対照培養物でのプラーク増殖に比較してに系統腎臓細胞
中で有意な程度(P < 0.0001)のプラーク阻
害が観察された。
しかし乍ら、上清免疫ニワトリからのPBLによって示
されたプラーク阻害の尾は、同時にふ化した非免疫ニワ
トリからのPBLによって示された阻害に比較して有意
な差はなかった。これに相関してプラーク阻害の有意な
減少もなかった。
表    10 P系統 処 置  LJ  2U  互Jilt上fi+HDV
  JHV−10,00b4.02  0.0083B
−14,571,150,00 HDV    JMV−10,663,150,00H
3B−12,874,000,00 上清   JHVI   8.03  0.00  2
.52H3B−15,680,300,02 N系統 処  置    標  的   2二逓   −53−
LI上清+HDV  JHV−14,070,095,
2ONSB−15,033,291,22 HDV       JMV−12,303,004,
05H3B−11,102,321,31 上清   J)4V−10,002,760,00H3
B−11,233,450,00 a 免疫吊の無細胞JHV−1培養土清で処置するか又
は処置しない日齢時期のヒヨコを用いた。15日目に各
グル−プの172のサンプルに200〜500PFtl
のHDVのConnB株を投与した。HDV感作の2.
5及び7週後に7ツセイを行なった。
b 細胞溶解のパーセントは、処dヒョコの牌臓細胞の
存在下に遊離された51Crの量から未処置ヒヨコの牌
臓細1嵜在下に遊離された51Crの僅を減算して両者
の差を算出し、未処置ヒヨコの牌臓細胞の存在下にMv
された510rの量を減算した51Crの最大値(常に
100)によって除算して得られる。
表   11 ブロイラー 処  置   標  的   2二遍−17二通上清+
HDV  JHV−1−1,500,450,048S
B−11,62,702,35 HDV    JHV−1−1,830,190,19
838−11,271,901,82 上清   JHV−10,002,190,00838
−10,09−2,071,48PAFAS 処  置   標  的   2U   塁二遇   
ヱーー週上清+HDV  JHV−11,050,15
−1,36838−1−0,36−8,14 HDV       JHV−10,660,181,
30H3B−1−0,77−11,19 上清   JHV−1−0,53−1,35−1,75
838−1−1,08−9,47 a 免疫化の無線Ill JHV−1培養上清で処置す
るか又は処置しない日齢時期のヒヨコを用いた。15日
目に各グル−プの172のサンプルに200〜5oop
ruのHDVのConn3株を投与した。HDV感作の
2.5及び7週後にアッセイを行なった。
b 細胞溶解のパーセントは、処置ヒヨコの牌臓細胞の
存在下に遊離された51Crの量から未処置シし ヒヨコのN臓細胞存在下に遊離された51Crの吊を減
算して両者の差を算出し、未処買ヒョコの牌臓細胞の存
在下に遊離された510rの量を減算した51crの最
大I(常に100)によって除算して得られる。
表   12 アッセイ 遊離密度 JHV−13−3,17−0,86−1,7860,3
60,630,14 8−0,900,350,08 110,020,370,52 8SB−130,271,361,4860,02ml
0,01−0,0 78L27  1.09   1.1 711  1.05  1.03   −0.63に系
統   3  4.09  4.62   6.49感
染    6  −0.62  −2.14   −2
.03腎1m     8  0.07  −0.87
   −2.8411  1.05  1.03   
−0.63に系統 健常   平均 −2,15−L15   −1.15
腎臓 blll胞溶解のパーセントは、処置ヒヨコの牌臓細胞
の存在下に遊離された51 c 、の吊から未処置ヒヨ
コの牌臓細胞の存在下に遊離された51crの量を減算
して両者の差を算出し、未処置ヒヨコの牌臓細胞の存在
下に遊離された51c、の稙を減算した51Crの最大
値(常に100)によって除算して得られる。
表    13 上清免疫   5.30±4.8   13.57±1
3.07  13.8B±13,3非免疫  1.31
±6.14 19.38−←11.84 1γ、71±
8.6対  照   51.86±18.60a K系
統腎臓中層中で増殖したプラークの平均数上平均の標準
誤差。標的はに系統HOV g作ヒヨコからのPalで
ある。
実施例 3 前述の4つの処理グループから得た血清を用いてin 
VitrOウィルス中和アッセイを行なった結果、MD
V感染操作に先立って無細胞J M V−1培養上澄み
で免疫処理したヒヨコは例外なく、免疫処理せずにMD
VI染したヒヨコより大きい中和抗体価を生じることが
判明した。表14はp、i、2〜7遍間の5PAFAS
ヒヨコとp、i、5〜7週間のP及びN系統ヒヨコとに
関して、MDVに特異的なプラークの形成を90%低下
させるのに必要な抗血清希釈度を示している。この表1
4には比較の目的で、前述のヒヨコから得た腎細胞培養
物から形成されたプラークの平均数と、リンパ腫発生率
とをも示した。
p、i、2週間では5PAI’ASヒヨコに関しては免
疫したグループでも免疫していないグループでも検出し
得る中和抗体は発生しなかったが、非免疫ヒヨコにはM
DVに特異的なプラークの形−成及びリンパ腫の発生が
見られた。p、i、5週間では、5PAFAS。
P系統及びN系統のヒヨコ総てが40より大きい抗体価
を示した。この抗体価は日齢時期のヒヨコをMDV感染
操作の2週間前に無細胞J M V−1培養上澄みで免
疫処理した場合に生じる価である。これに対し、感染操
作に先立って免疫しなかったヒヨコのうちp、i、5週
間で検出し得る抗体価を生じたのはN系統ヒョコー羽の
みであり、5PAFASヒヨコ及びP系統ヒヨコでは一
羽もいなかった。このp、i、時点t’ ハ、免疫セf
k−MDV感染シタ5PAFAS及びP系統ヒヨコ全部
と、2つのN系統ヒヨコのうちの一方とについて、腎S
胞培養物から多くのウィルスが回収された。80のVN
価を示したもう一方のN系統ヒヨコから培養した腎細胞
にはプラークの形成が殆んど見られなかった。p、i、
7週間では、MDV感染に先立って上澄みによる免疫を
受けた総ての系統のヒヨコが40より大きい抗体価を維
持していた。ウィルス回収率は低いままであり、リンパ
腫の発生は見られなかつtζが、例外として、5PAF
ASヒヨコの一羽は40の抗体価を示した。
MD9感染に先立って免疫しなかったN系統ヒヨコは4
0の抗体価を維持し、それに付随してウィルス回収率が
低く且つリンパ腫の発生は見られなかった。しかしなが
ら、この処理グループのP系統及びSP^[ASヒョコ
は検出しくqる抗体価を生じなかった。ウィルス回収率
は依然として高く、リンパ腫の発生も明白であった。
MDV感染を行なわない場合には、時間に関係なく、い
ずれのヒヨコでもウィルス中和抗体価が生じることはな
かった。これらのアッセイは総て、MDV回復期血清を
陽性対照として使用し且つ日齢時期の5PAFASヒヨ
コの血清を陰性対照として使用しながら行なった。
B、母児抗体アッセイ 成長したに系統雌親をAGIDで予テストし且つ腎細胞
培養によってM D Vの存在を調べた後、無細胞J 
M V−1培養上澄みにより14週間に亘って高度免疫
処理した。これらの雌親の子供と免疫してないに系統ハ
ツチメート(hatchmates )の子供とを、日
齢時期に500 PFUのConn BHDVで感染処
理した。
p、i、2週間でこれらのヒヨコを心臓穿刺により放血
処理し、大きい腫瘍の形成を調べ、且つ腎臓を培養して
MDVに特異的なCPEの発生を観察した。上澄みで免
疫した雌親の子供と免疫しなかった雌親の子供との間に
は腎細胞培養におけるプラークの形成に関して大きな差
は見られなかった。
(表15)。
表    14 P系統  5   80   4.7  −    <
20   70.6  4160      1.0 
    −       <20      48.0
     +7400.6   −     <20 
   72.0   ÷(+)対照、    >640
  (−)対照 :〈20上ffiミノミニ <20未
!i!IFI!  :  <2O NM片5  320   0.0  −    <20
   >200.0  +160    0.6   
−    80    0.6   ÷7    80
    0.6   −    40    0.6 
 −32Q     O,Q    −400,0−(
+)対照:40(−)対照 :    〈5上澄みのみ
:〈5未処理:<20 a:血清中和価(SN)=プラーク形成を90%低下さ
せる最大希釈度の逆数。
b:テストしたヒヨコからの腎細胞培養物3つ分のプラ
ーク数の平均値。
C: (+)及び(−)はテストしたヒヨコ体内におけ
る大きなリンパ腫の有無を示ず。
表   15 免疫した雌親の子供 免疫してない雌親の子供14.5
8±13.76     20.05±25.40a゛
プラークの数は細胞数2X 106の培養3つで増殖し
たグループ当り20の腎細胞培養の平均値である。
C3Agidプロフィル 総ての処理グループからのN系統及びP系統ヒヨコの寒
天ゲル免疫拡散プロフィルを表16に示す。
MDV感染を行なわないと、時間に関係なく、沈降性抗
体の反応は生じなかった。MDV感染処理したグループ
ではAGID陽性対AGID陰性のヒヨコ数に大きな差
は見られない。
表   16 (+) (−)  (÷) (−)  (+) (−)
上澄ミ+HDV N系統2  4  60  40P系
統 3  3  33  60 HDV(7)ミN系統1  5  60  42P系統
 1 3 4 0 a:AGIDが陽性又は陰性であるヒヨコの数。未処理
のヒヨコ及び上澄み免疫しただけのヒヨコの血清は総て
陰性であった。
JMV−1上澄みワクチンの効力を細胞結合HVTワク
チンの効力と比較し、ワクチン処理したトリをワクチン
後7日及び14日でJMV感染物質を用いて感染操作す
ることによりその効力を測定した。
使用したトリはイリノイ州SPF、 5paras I
nc、から入手した45個の受精卵を軒化したものであ
る。
細胞数3.3X106/dで細胞を用いて7/10と称
する凍結乾燥JMV−1上澄みワクチンを製造した。
細胞数5.2x106/xi!で細胞を使用して7/1
8と称づる凍結乾燥JMV−1上澄みワクチンを製造し
且つ細胞数3.8X 106/dで細胞を用いて7/2
3と称する凍結乾燥J M V−1上澄みワクチンを製
造した。
40羽/グループの数グループのトリに、JMV−1上
澄みワクチンの1×106細胞等価物を腹腔内(IP)
接種した。°用量は7/18及び7/23が0.2d/
トリ、7/10が0.3d/トリである。ワクチンはい
ずれも殺菌マレック希釈剤を用いて戻した。−緒に罫化
したヒヨコ20羽の首筋に細胞結合HVTワクチンを0
.2ateの用量で皮下投与した。−緒に幹化したヒヨ
コ20羽からなるグループ3つを各々隔離して配置した
。2つのグループのトリを非ワクチン処理感染対照とし
て用い、第3のグループを非ワクチン非感染処理対照と
して用いた。日齢1のヒヨコに感染物質を2度与えた。
この感染物質の力価を日齢1週間及び2週間のヒヨコに
関して調べた。これらの日齢における力価は夫々4.7
            4.210   CID  
10.2d及び10  CID5゜10.2 jd!で
あった。JMVは約2500 I D 5o10.2d
含まれるように希釈した。
ワクチン接種後(PV)7日で各ワクチン接種グループ
からの20羽のトリと、非ワクチン処理対照20羽とを
感染用量0.2Il17!で希釈感染物質により感染処
理した。
ワクチン接種から14日後に、残りのワクチン接種動物
(ワクチン当り20羽)と非ワクチン接種感染対照20
羽とを250CI D5o10.2 dの用量でIP感
染処理した。感染したトリを、感染後3〜14日の時点
で、JMV感染に起因する死亡率に関して観察した。こ
のテストは2次感作処理から14日後に終了した。各感
作(感染)処理は対照の少なくとも80%が死亡すれば
有効と見なした。このテストは各感作処理毎にHVTト
リの90%が生き残れば有効と見なした。
ワクチン接種後(PV)7日の感染処理対照の95%が
死亡した。P V 14日の感染処理対照の死亡率は8
9%であった。HVTワクチンは接種後7日及び14日
の感染処理で夫々90%及び100xの感染保護効果を
もたらした。7/18と称するワクチンは接種後7日の
感染に対して63%の保護効果を示し、接種後14日の
感染に対して55%の保護効果を示した。1/23ワク
チンを接種すると接種後7日の感染に対して65%、1
4日の感染に対して53%の保護が得られた。7/10
ワクチンを接種すると接種少7日の感染に対して55%
、14日の感染に対して45%の保護が得られた。これ
より前の検査では、1×10  /7dまで増殖した細
胞培養の上澄みを除去して凍結したものから製造したJ
MV−1上澄みワクチンを接種すると、7日後の感染に
対して45%、14日後の感染に対して30%の保護が
得られた。
表    11 HVT        18/20   90    
20/20    1007/10JHV−111/2
0   55     9/20     457/1
8JHV−112/19   63    11/20
     557/23JHV−113/20   6
5    10/19     53非ワクチン接種 感染対照  1/20  5   2/19   11
非ワクチン接種 非感染処理対照 a:HV Tワクチンは皮下投与した。JMV−1ワク
ヂンは腹腔的投与した。
2.4 b;感染処理はいずれもヒヨコ当り10CID5oでJ
MV−ICP2を腹腔的投与することによって行った。
実施例 5 JMV−1上澄みワクチンの効力 日齢1のSPF及びブロイラーチキン40羽からなるグ
ループに下記のMDワクヂンを皮下投与し得る。
1.1−IVT 2、JMV−1上澄み 3、HVT+5B−1 4、HVT十上澄み 各ワクブングループからの20羽のワクチン接種動物と
20羽の非ワクチン処理感染対照とを、毒性の極めて強
いMD株RBIBを接種してから7日後に感染処理し、
56日間観察する。この間に生存者を剖検して腫瘍を調
べる。接種から14日後に残りのワクチン接種動物と2
0羽の非ワクチン接種感染対照とを前述の如くチャレン
ジ処理する。
実施例 6 ニワトリをマレック病に対して免疫するための組成物は
JHV−1上澄みと適当な担体とから製造し得る。この
上澄みワクチンは凍結乾燥後も有効であるため、凍結乾
燥ワクチンを製造することができる。また、HVTと上
澄みワクチンとを組合わせたものも使用し得る。このワ
クチンに適した担体の1つは、約5%のAr1aCeI
 A、 94%のDrakeOI6−VR及び1%のT
ween 20からなる。このワクチンはニワトリの年
令に係わりなく、好ましくは腹腔的投与又は皮下投与に
より接種し得る。このワクチンを接種したトリはマレッ
ク病に起因する病気、抑圧状態又は死去から保護される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は正常なウサギ血清(NR8)又は免疫ウサギ血
清(R−アルファーJMV−1)を用いた、免疫物質で
予処理する前及び後において、弱毒化J M V−1細
胞及びJ M V−1培養上澄みにより移植性JMVに
対して保護されたニワトリの%を示すグラフである。 出願人 サルスベリイ・ラボラトリーズ・インコーホレ
イテッド 代理人 弁理士  川 口 義 雄 代理人 弁理士  中 村  至 図面の浄書(内容に変更なし) F襠ぼeI K勾阿マ―I        沖−神ff−1手続補正
書 昭和62年6月10日 特許庁長官 黒 1)明 雄  殿 1、事件の表示   昭和62年特許願第108760
号事件との関係  特許出願人 名 称    サルスベリイ・ラボラトリーズ・インコ
ーホレイテッド 5、補正命令の日付   自 発 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象   明細書 8、補正の内容   正式明細書を別紙の通り補充する
。 (内容に変更なし) 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示   、昭和62年特許願第10876
0号2、発明の名称   マレック病予防用ワクチン3
、補正をする者 ゛1.:事件との関係  特許出願人 名 称    サルスベリイ・ラボラトリーズ・インコ
ーホレイテッド 4、代 理 人   東京都新宿区新宿1丁目1番14
号 山田ピル及び委任状 7、補正の内容 (1)黒色で鮮明に描いた適正な図面を別超の通り補充
する。(内容に変更なし) (2)鮮明に浄書した明細書については本願に関する昭
和62年6月10日付の手続補正書(自発)にて、出願
人の代表者を記載した適正なm出及び委任状については
本願に関する昭和62年7月2日付の手続補正書(自発
)にてそれぞれ提出致しました。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘルペスウィルスまたはその血清学的に関連した
    菌株による感染から動物を防御する弱毒化リンパ芽球細
    胞系の全生存細胞の培養物の無細胞上清。
  2. (2)ヘルペスウィルスが鳥類のヘルペスウィルスであ
    る特許請求の範囲第1項に記載の上清。
  3. (3)ヘルペスウィルスがマレツク病ウィルスである特
    許請求の範囲第2項に記載の上清。
  4. (4)菌株が血清学的にマレック病ウィルスに関連して
    いる特許請求の範囲第1項に記載の上清。
  5. (5)菌株がJMV−1(ATCC No.CRL90
    93)と呼称される弱毒化リンパ芽球細胞系である特許
    請求の範囲第4項に記載の上清。
  6. (6)動物が鳥類である特許請求の範囲第1項に記載の
    上清。
  7. (7)動物がニワトリである特許請求の範囲第6項に記
    載の上清。
  8. (8)動物にヘルペスウィルスまたはその血清学的に関
    連した菌株による感染に対する能動免疫を付与するため
    のワクチンであつて、有効免疫量の特許請求の範囲第1
    項に記載の無細胞上清と適当なキャリアとを含むワクチ
    ン。
  9. (9)ヘルペスウィルスが鳥類のヘルペスウィルスであ
    る特許請求の範囲第8項に記載のワクチン。
  10. (10)ヘルペスウィルスがマレツク病ウィルスである
    特許請求の範囲第9項に記載のワクチン。
  11. (11)菌株が血清学的にマレック病ウィルスに関連し
    ている特許請求の範囲第8項に記載のワクチン。
  12. (12)菌株がJHV−1(ATCC No.CRL9
    093)と呼称される弱毒化リンパ芽球細胞系である特
    許請求の範囲第11項に記載のワクチン。
  13. (13)動物が鳥類である特許請求の範囲第8項に記載
    のワクチン。
  14. (14)動物がニワトリである特許請求の範囲第13項
    に記載のワクチン。
  15. (15)ニワトリにマレック病ウィルスまたはその血清
    学的に関連した菌株による感染に対する能動免疫を付与
    するためのワクチンであって、有効免疫量の特許請求の
    範囲第3項に記載の無細胞上清と適当なキャリアとを含
    むワクチン。
  16. (16)菌株がJHV−1(ATCC No.CRL9
    093)と呼称される弱毒化リンパ芽球細胞系である特
    許請求の範囲第15項に記載のワクチン。
  17. (17)特許請求の範囲第1項に記載の上清の製造方法
    であって、 a)ヘルペスウィルスまたはその血清学的に関連した菌
    株の全生存細胞の培養物を遠心分離して上清と細胞とを
    分離し、 b)工程a)の生成物を処理して細胞を除去し、c)上
    清を回収することからなる方法。
  18. (18)ニワトリにマレック病ウィルスまたはその血清
    学的に関連した菌株による感染に対する能動免疫を付与
    する方法であって、ニワトリに有効免疫量の特許請求の
    範囲第1項に記載の上清を投与することからなる方法。
  19. (19)有効免疫量が約0.2ml以上である特許請求
    の範囲第18項に記載の方法。
  20. (20)ニワトリをマレツク病ウィルスまたはその血清
    学的に関連した菌株による感染から防御する方法であっ
    て、ニワトリに適当量の特許請求の範囲第15項に記載
    のワクチンを投与することからなる方法。
  21. (21)動物をヘルペスウィルスまたはその血清学的に
    関連した菌株による感染から防御する方法であつて、動
    物に適当量の特許請求の範囲第8項に記載のワクチンを
    投与することからなる方法。
  22. (22)特許請求の範囲第1項に記載の無細胞上清から
    誘導される免疫性付与剤。
  23. (23)特許請求の範囲第1項に記載の凍結乾燥上清。
JP62108760A 1986-05-01 1987-05-01 マレツク病予防用ワクチン Pending JPS6322028A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US85860486A 1986-05-01 1986-05-01
US858604 1986-05-01

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6322028A true JPS6322028A (ja) 1988-01-29

Family

ID=25328693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62108760A Pending JPS6322028A (ja) 1986-05-01 1987-05-01 マレツク病予防用ワクチン

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0244760A3 (ja)
JP (1) JPS6322028A (ja)
AU (1) AU7243187A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247979A (ja) * 2001-02-23 2002-09-03 Nippon Biologicals Inc マレック病ワクチンおよびその製造方法
US8294029B2 (en) 2006-12-26 2012-10-23 Asahi Kasei Fibers Corporation Expandable electric cord and production method thereof

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3981771A (en) * 1973-07-19 1976-09-21 Martin Sevoian Marek's disease vaccine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002247979A (ja) * 2001-02-23 2002-09-03 Nippon Biologicals Inc マレック病ワクチンおよびその製造方法
US8294029B2 (en) 2006-12-26 2012-10-23 Asahi Kasei Fibers Corporation Expandable electric cord and production method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
AU7243187A (en) 1987-11-05
EP0244760A2 (en) 1987-11-11
EP0244760A3 (en) 1988-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Witter Protective efficacy of Marek’s disease vaccines
US4645665A (en) Live infectious bronchitis vaccine for poultry
Sharma Embryo vaccination with infectious bursal disease virus alone or in combination with Marek's disease vaccine
US20120251564A1 (en) Reovirus compositions and methods of use
Eidson et al. Effectiveness of cell-free or cell-associated turkey herpesvirus vaccine against Marek's disease in chickens as influenced by maternal antibody, vaccine dose, and time of exposure to Marek's disease virus
Eidson et al. Immunization against Marek's disease
ES2240005T3 (es) Nueva clase antigenica de reovirus aviar.
US3674861A (en) Live attenuated marek{40 s disease virus vaccine for poultry
HU211896A9 (en) Chicken anaemia agent vaccine
Eidson et al. Reduced vaccinal protection of turkey herpesvirus against field strains of Marek's disease herpesvirus
US4160024A (en) Marek's disease vaccine
Van der Heide et al. Pathogenicity for chickens of a reovirus isolated from turkeys
JP3945842B2 (ja) 弱毒性ニューカッスル病ウイルスワクチン
ES2328300T3 (es) Cepa 2177 de reovirus y vacunas que contienen la misma.
JP3410744B2 (ja) 無細胞マレック病ウイルスワクチン
MXPA96003124A (en) Vaccine against the newcastle beni disease virus
US5686287A (en) Marek's disease virus vaccine
JPS6322028A (ja) マレツク病予防用ワクチン
Kulkarni et al. Assessment of the immune response to duck plague vaccinations
Lee et al. Humoral immune responses to inactivated oil-emulsified Marek's disease vaccine
JPH01272529A (ja) 混合生ワクチン
JPH01113321A (ja) ネコ感染性腹膜炎に対しネコを保護するワクチン
Payne et al. Vaccination of bursectomised chickens with inactivated Marek's disease virus‐specific antigens
Moura et al. In ovo vaccine against infectious bursal disease
JPH07121874B2 (ja) 感染性気管支炎ワクチン