JPS63220005A - 火力プラントの蒸気温度制御方法 - Google Patents

火力プラントの蒸気温度制御方法

Info

Publication number
JPS63220005A
JPS63220005A JP5193487A JP5193487A JPS63220005A JP S63220005 A JPS63220005 A JP S63220005A JP 5193487 A JP5193487 A JP 5193487A JP 5193487 A JP5193487 A JP 5193487A JP S63220005 A JPS63220005 A JP S63220005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
main steam
water
desuperheater
control method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5193487A
Other languages
English (en)
Inventor
駒田 正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5193487A priority Critical patent/JPS63220005A/ja
Publication of JPS63220005A publication Critical patent/JPS63220005A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は火力プラントの蒸気温度制御系に係り、プラン
ト起動時の併入直後の主蒸気温度の異常上昇を適切な減
温水を投入出来るシステムを提供し良好な主蒸気温度昇
温特性を得る蒸気温度制御方法。
〔従来の技術〕
近年原子力発電所が数多く建設されるにともない発電々
力量に占める原子力発電々力量の比率が高まってきてい
る。一般に原子力発電ユニットはベース負荷供給を基本
として運転されることより時々刻々変化する発電々力量
の変化は火力発電ユニットが吸収する運用となってきた
。特に夜間に於いては火力発電ユニットの最低運用負荷
としても吸収出来なくなる状況で、夜間停止、早朝起動
とする運用の機会が多くなってきた。
特に自然循環ボイラを有する火力発電プラントに於いて
は、起動過程に於いて発電機併入時の主蒸気温度が異常
上昇する特性を示す。この現象を第2図、第3図により
説明する(第2,3図は220MWプラントの例)。第
2図は自然循環ボイラプラントの負荷に対する、主蒸気
温度、減温器入口温度、減温器出口温度、及び減温水流
量特性で、起動時を除く通常運転時の特性である。第3
図は、起動時の特性である。発電機併入前は1次過熱器
、2次過熱器を通過する蒸気は主蒸気管ウオーミング用
蒸気で小量流されている。この場合、1次過熱器、2次
過熱器を通る蒸気は過熱器チューブの外部温度近くに上
昇する(外部温度は燃焼ガス温度)。この様な状況下に
て発電機を併入し負荷上昇させる段階になると、蒸気量
が増大・  していくとともにプラントの特性は通常負
荷バランス点に向は移行することになるが、過熱器チュ
ーブに蓄積された熱量が放出される特性となり減温器入
口温度は約20分間で静特性バランス点に移行する。又
主蒸気温度は減温器入口温度が静特性バランス点への移
行が遅れること及び2次過熱器チューブに蓄積された熱
量が放出されることにより点線に示した様に急激な主蒸
気温度異常上昇が発生する。従来の制御方法は特開昭5
9−173601号(ボイラ蒸気温度制御方法)の公報
に記載の様に減温器入口温度の函数(減温器出口蒸気温
度目標値=−K・減温器入口温度子B)による先行設定
と、主蒸気温度調節計出力を加算した減温器出口蒸気温
度値を設定値とする。減温器出口温度カスケード制御方
法が提案されている(第4図参照)。この方法では通常
負荷運転では効果的な制御結果が得られるが、上述の様
に1次過熱器、2次過熱器に蓄熱された。放出される熱
量を加味した減温器出口蒸気温度設定を1次過熱器入口
温度のみで求めるには不可能であること又特異な熱バラ
ンスをもって収束する起動時の制御には適せず併入直後
の減温水量の調節は運転員の判断による手動操作にたよ
っていた。
従来運転員は減温器出口温度を監視しながら、手動操作
を行っていたが、この場合主蒸気流量が少ない点での操
作であること、又スプレー量の最適値は動的に変化する
ので、時々刻々変化するプロセス量から最適減温水量を
手動操作することは不可能に近く、充分な昇温特性が得
られなかった。
第2図でAゾーンは起動時の特性をBゾーンは通常時の
特性を示す。特にAゾーンに於いて、主蒸気温度の点線
は起動待投入減温水量を入れなかった場合の特性を示し
、実線は最適な起動待投入減温水量を示す、尚減温器出
口温度についても同様に最適起動待投入減温水量時の特
性を示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、起動時の主蒸気温度の異常上昇を抑制
する点について配慮がされておらず、最適な昇温特性が
得られず、蒸気消費側の熱応力増大か発生寿命消費が大
きくなるという問題があった。
本発明の目的は、上記欠点を解消し、発電機併入直後の
主蒸気温度の異常上昇を抑制すると共に。
好適な昇温制御を得る、火力プラントの蒸気温度制御方
法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、主蒸気圧力、減温器入口温度、主蒸気流量
から最適減温水量を算出し、この値を設定値とした減温
水カスケード制御とする制御方法により達成される。
〔作用〕
減温水量設定値は、減温器入口温度と最適減温器出口温
度(主蒸気圧力から飽和温度子αで決定したもの)から
、最適減温器の出入口差を求め、主蒸気流量の比率を乗
算するもので、最適減温水量を求めるもので、減温器出
口温度をフィードバックとしていないため安定した制御
が可能となる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例と同部品は同符号を用い図面に従っ
て説明する。
第1図は火力プラントの構成を示した図で、燃料タンク
5に貯蔵された燃料は、燃料ポンプ6で昇圧され、ボイ
ラに供給される。この間燃料ヒータ7で規定温度に昇温
され、燃料調節弁8で燃料供給量を調節し、バーナ9で
火炉に投入、燃焼される。燃焼用の空気は、押込通風機
3によりボイラ火炉2に供給される(燃焼用空気は押込
通風機人口ベーン4により加減される。)。燃焼ガスは
火炉2から2次加熱器2.再熱器3,1次過熱器11、
節炭器1oを通過し、煙突へと導入される。
一方、給水ポンプ27により昇圧されたボイラ給水は、
給水調節弁28にてボイラへの給水量を加減され、給水
ヒータ29を通過節炭器10を通り、ドラム14に供給
される。ドラム14に供給された水は、降水管を下降し
、火炉氷壁にて熱吸収し、再びドラム14へ戻る循環系
を構成する。ドラム14で汽水分離された蒸気は1次過
熱器11にて加熱されると共に、減温器16にて減温さ
れ、2次過熱器2にて更に加熱されタービンガバナ20
を通過高圧タービン21に供給される。給水ポンプ27
の出口から分岐された水は、減温水調節弁18を経て、
減温器16へ供給され、主蒸気温度を規定値に制御する
。高圧タービン21を通過した蒸気はボイラの再熱器1
3で加熱され低圧タービン22へ供給される。低圧ター
ビンで仕事をした蒸気は復水器24にて水となり、復水
ポンプ25、脱気器26を経て、再び給水ポンプ27に
戻るサイクルを繰り返す。
本発明の蒸気温度制御方式を第5図により説明する。第
2図Aの部分は本発明による制御方式を採用し、Bの部
分は従来制御方式を採用するため。
起動待負荷30%以上に到着後は通常制御方式となる様
考慮してあります、この切換は、併入NOTの条件で5
4の切換リレーをa側とし、起動側制御とし、負荷約3
0%以上になると57のORゲート出力がリセットさり
通常制御に切換る。
起動制御側が選択されている場合の従来制御系の動作に
ついては、 (1)主蒸気温度設定値は主蒸気温度に等しくなる様に
動作する(44の切換リレーはa個選択)。
(2)主蒸気温度の昇温設定値は高速になり変化率設定
器44の出力は常に主蒸気温度と等しくなる(46の切
換リレーはa個選択)。
(3)比例+積分器53の出力は比例+積分器39の出
力に追従する。
の動作を行い、起動制御から通常制御の切換をバンプレ
スとする様考慮されている。
併入直後の主蒸気速度異常上昇を抑制する減温水量の設
定は次の様に算出される。まず主蒸気圧力発信器32の
出力から最適減温器出口温度を函数発生器34により決
定する(最適減温器出口温度は飽和温度+α℃にて設定
)。減温器入口蒸気温度と最適減温器出口温度との差が
必要減温特性となる。減温器入口温度はサーモカップル
15により検出され、温度変換器33により制御信号に
変換される。必要減温水量性は式で表すと次の様になる
To = f (MS P)         −−(
1)ΔT = T t −T o          
・’・”’ (2)必要減温水量は上記必要減温特性に
、主蒸気流量を乗算したものとなり、乗算演算器35の
出力となる。必要減温水量は式で表すと次の様になる。
Fs=K・ΔT−FSF       −−(3)上記
にて求められた必要減温水量は、減温水量値(開平演算
器38の出力)と偏差検出器37に2偏差値とされ、比
例+積分演算器39制御信号に変換され、減温水調節弁
18を操作することにより必要減温水量が制御される。
この様に必要減温水量を計算し、減温水量フィードバッ
ク制御とすることにより、必要減温器出口蒸気温度が実
現出来ることになる。この領域は併入以降通常負荷運用
特性となる過渡領域とし、第2図のA領域である。プラ
ント特性が落ちつく負荷数約30%以上に於いてはOR
回路57の出力がOとなり通常運用側の制御になる。こ
の通常運用領域では、切換リレ54はb側となり比例+
積分演算器53の出力に切換る。この場合の制御方式を
次に説明する。主蒸気流量信号から関数発生器40によ
り先行減温器出口温度設定値の算出値と、主蒸気温度の
比例+積分演算器49の出力を補正値として加算された
信号(加算演算器50の出力)を減温器出口温度設定値
として、減温器出口温度をフィードバックとして偏差演
算(偏差演算器51にて演算)を実施し、比例+積分演
算器53の出力にて減温水調節弁を操作し減温器出口温
度を制御する(減温器出口温度は、サーモカップル19
の出力を温度変換器52にて制御信号に変換される。)
主蒸気温度はサーモカップル15で検出され、温度変換
器41により制御信号に変換される。主蒸低温度設定値
は、通常制御への切換直後の定温度値から主蒸気温度目
標設定値45の出力値まで、定められた昇温レートで上
昇する。昇温レートは昇温設定器47にて設定され、変
化率制限器43に与えられ、決定する。この主蒸気温度
設定値と、主蒸気温度と偏差検出器42で比較され比例
+積分演算器49の出力が、減温器出口温度補正値とな
り所定の所定の昇温特性を得る。
第6図は変形例で前記減温水量制御を減温器出口温度制
御としたもので同様の効果が期待出来る。
この場合減温水量が変化してから減温器出口温度が変化
するまでの時間は約30秒程度で充分な応答特性が得ら
れる。尚減温器出口温度設定値は第5図と同主蒸気圧力
の函数で求める。
〔発明の効果〕
以上記述した本発明の火力プラントの蒸気温度制御方法
によれば、プラント起動時特に発電機入直後の主蒸気温
度の異常上昇が抑制されることにより、タービンの熱応
力が軽減出来、タービンの熱応力による寿命消費が軽減
出来るとともに。
20〜30分間の主蒸気温度安定時間を無くすことが可
能で起動時間が短縮出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の火力プラントの機器構成図
、第2図は通常運転時のボイラ特性の1例を示す説明図
、第3図は起動時のボイラ特性の一例を示す説明図、第
4図は従来の制御方法を適用した蒸気温度制御方法を示
すブロック図、第5図は本発明の制御方式を適用した蒸
気温度制御方式の実施例を示す構成図、第6図は本発明
の制御方法の変形例を示す構成図である。 15・・・減温器入口サーモカップル、16・・・減温
器、17・・・減温器出口温度サーモカップル、18・
・・スプレ調節弁、19・・・主蒸気温度サーモカップ
ル、器、32・・・主蒸気圧力発信器。       
  −1”、j二し′

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数個の加熱器を有し、その加熱器間に減温器を配
    する火力プラントのボイラに於いて、発電機併入直後、
    過熱器に蓄熱された熱量により主蒸気温度異常上昇を抑
    制する目的で減温器入口温度、主蒸気圧力及び主蒸気流
    量から減温器への減温水流量を定め、減温水をフイード
    バツクし制御することを特徴とする火力プラントの蒸気
    温度制御方法。
JP5193487A 1987-03-09 1987-03-09 火力プラントの蒸気温度制御方法 Pending JPS63220005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5193487A JPS63220005A (ja) 1987-03-09 1987-03-09 火力プラントの蒸気温度制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5193487A JPS63220005A (ja) 1987-03-09 1987-03-09 火力プラントの蒸気温度制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63220005A true JPS63220005A (ja) 1988-09-13

Family

ID=12900698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5193487A Pending JPS63220005A (ja) 1987-03-09 1987-03-09 火力プラントの蒸気温度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63220005A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009315819B2 (en) Method for operating a waste heat steam generator
JP2008032367A (ja) 貫流型排熱回収ボイラの制御方法
JPS6239648B2 (ja)
JP2009293871A (ja) 汽力発電設備における起動バイパス系統及びその運転方法
JPH0160721B2 (ja)
JP2019124436A (ja) 排熱回収ボイラの給水方法及び排熱回収ボイラ
JPS63220005A (ja) 火力プラントの蒸気温度制御方法
JP2823342B2 (ja) コンバインドサイクル発電設備における過熱器・再熱器の蒸気温度制御装置
JP4637943B2 (ja) 加圧型流動層ボイラの制御方法
JP2511400B2 (ja) 貫流ボイラの蒸気温度制御方式
JPS5929901A (ja) 排熱回収ボイラのドラム水位制御装置
JP3641518B2 (ja) コンバインドサイクルプラントの蒸気温度制御方法及び装置
JPH10299424A (ja) ごみ焼却発電プラント蒸気温度制御方法
JPH05296401A (ja) 排熱回収ボイラ系統およびその主蒸気温度制御装置
JPS6152361B2 (ja)
JPS6334402A (ja) 火力プラントの起動方法
JPS5870007A (ja) コンバインドサイクル発電所の制御装置
JPH01212802A (ja) ボイラの蒸気温度制御装置
JPS6235561B2 (ja)
JP2549190B2 (ja) 複合発電プラント制御装置
KR100411673B1 (ko) 보일러 폐기 가스 및 수증기 온도 제어회로
JPS6064101A (ja) 貫流ボイラの制御装置
JPH03199601A (ja) 複合発電プラントの過熱器・再熱器出口の蒸気温度制御方法および装置
JPS6217081B2 (ja)
JPH0765728B2 (ja) 複合サイクル発電プラントの停止制御方法およびその装置