JPS63219298A - ラウドスピーカ装置及び方法 - Google Patents

ラウドスピーカ装置及び方法

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JPS63219298A
JPS63219298A JP28086687A JP28086687A JPS63219298A JP S63219298 A JPS63219298 A JP S63219298A JP 28086687 A JP28086687 A JP 28086687A JP 28086687 A JP28086687 A JP 28086687A JP S63219298 A JPS63219298 A JP S63219298A
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JP
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diaphragm
frequency
value
resonant frequency
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JP28086687A
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ロバート ダブリュー カーヴァー
ジェイムズ ジェイ クロフト
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KAABAA CORP
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KAABAA CORP
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/22Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired frequency characteristic only 
    • H04R1/28Transducer mountings or enclosures modified by provision of mechanical or acoustic impedances, e.g. resonator, damping means
    • H04R1/2807Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements
    • H04R1/2811Enclosures comprising vibrating or resonating arrangements for loudspeaker transducers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/32Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only
    • H04R1/40Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers
    • H04R1/403Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only by combining a number of identical transducers loud-speakers

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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 又所望分野 本発明は後方開放バッフル型ラウドスピーカに関し、特
定的には低周波数音響の再生に特に効果的な上記スピー
カに関する。
獲米及歪 後方開放バッフル型のラウドスピーカ(ダイポールスピ
ーカと称されることもある)においては、バッフル自体
は平面状の板状部材であり、スピーカ自体はこのバッフ
ル内に取付けられる。バッフルの前面及び後面は開放さ
れているから、音響を創るように振動するダイヤフラム
は前方へ走行する音響波を発生するだけではなく、ダイ
ヤフラムから後方に放射される180°逆相の音響波も
発生ずる。
もしバッフルが無限の大きさであれば、そのバッフルは
前方へ走行する音響波をダイヤフラムから後方に放出さ
れる音響波から遮蔽する。しかし、実際的な理由から、
バッフルの平面積は合理的な寸法内に維持しなければな
らない。このため、低周波数カットオフ或は低周波数ロ
ールオフと呼ばれる現象が発生ずる。スピーカから後方
に走行する逆相音響波は横方向にも走行し、バッフルの
縁を通って前方にまわり込み、干渉波パターンを発生可
能となることは明白である。高目の周波数においてはこ
れは重大な問題ではないが、低目の周波数においては干
渉パターンが発生し、スピーカの後方から放射された音
響はスピーカの前面から前方へ放出された低周波数音響
を打消すようになる。
これは1980年1月及び2月のジャーナル・オブ・ジ
・オーディオ・エンジニャリング・ソサエティ28巻、
I/II号に所載のR,J。
ニューマンの論文“ダイポール ラジェータ システム
ズ”において検討されている。この論文は、平均バッフ
ル寸法(即ちバッフルの縁から縁まで測定した寸法の平
均)が音響の半波長であるか或はそれ以下である場合に
は、駆動装置出力の前後打消しが発生し始めることを指
摘している。出力の振巾はカットオフ周波数において減
少し始め、スピーカの共振周波数に達するまで周波数の
低下につれて約6デシベル/オクターブのレートで減少
して行く。周波数が共振周波数以下になると、周波数の
低下につれて振巾は18デシヘル/オクターブで減少す
る。
この結果、極く一般的に、グイボールラウドスピーカシ
ステムはオーディオ信号の低周波数の発生に↓よかなり
貧弱となる。上記のニューマン氏の論文は、分離した能
動等化システムを付加することによって、信号自体は高
周波数に対して低周波数範囲を強めてこの低周波数のロ
ールオフ或はカットオフを補償できることを示唆してい
る。
十光凱■盃要 本発明の目的は、低周波数範囲(例えば25Hz或は多
分それ以下の低さまで)の音響を適切に発生する後方開
放型バフル型のラウドスピーカシステム及び方法を提供
することである。
本ラウドスピーカ組立体は、所定の平面積と横方向寸法
とを有し、バッフル内に位置するスピーカ領域を備えた
全体的に平面状の後方開放型バッフルを具備している。
ダイヤフラム手段はスピーカ領域に可動的に取付けられ
る。ダイヤフラム手段は、ダイヤフラム手段を中間位置
に配置し且つこの中間位置からのダイヤフラム手段の前
後運動に柔軟に抵抗しつつこの運動を可能ならしめる弾
力的取付は手段によってバッフルに取付けられている。
ダイヤフラム手段を前後運動させるように駆動するモー
タ手段が設けられ、このモータ手段は磁界を発生させる
磁石手段とこの磁界内に位置ぎめされているボイスコイ
ル手段とからなる。磁石手段及びボイスコイル手段は、
互に他に対して可動なように取付けられている。磁石手
段及びボイスコイル手段の一方は、ダイヤフラム手段と
共に可動なようにダイヤフラム手段に接続され、磁石手
段及びボイスコイル手段の他方はバッフルに接続される
本組立体は、第1の周波数値の所定のバッフルカットオ
フ周波数を有し、スピーカ出力の振巾がこのカットオフ
周波数の値から低下する周波数の関数として減少するロ
ールオフ効果を発生することを特徴とする。
本組立体は、第1の周波数値よりも低い第2の値の共振
周波数を有している。本組立体は、スピーカ出力の振巾
を共振周波数の値に向って低下する周波数の関数として
増加させることを特徴とする“Q”効果を発生せしめる
所定の値の“Q”係数を有している。
木組立体は、“Q゛係数効果がロールオフ効果を実質的
に相殺してカットオフ周波数から共振周波数までにおい
て所定の振巾範囲内の振巾レスポンスを有する出力を発
生ずることをも特徴としている。
好ましい形状においては、ボイスコイル手段がダイヤフ
ラム手段に接続され、磁石手段がバッフルに接続されて
いる。望ましくは、組立体“Q”係数は少なくとも約2
の大きさであり、他の形状では少なくとも約3の大きさ
である。“Q”係数の好ましい範囲は2乃至4である。
別の実施例において、本組立体は、それぞれが関連ダイ
ヤフラム手段、関連取付は手段、及び関連モータ手段を
備えている複数のスピーカユニットを具備している。こ
れらのユニットの少なくとも第1のユニットは低目の値
の“Q”係数を有し、少なくとも第2のユニットは高目
の値の“Q”係数を有している。より特定的には、第2
のユニットは低い値の共振周波数を有し、第1のユニッ
トは高い値の共振周波数を有する。
ダイヤフラム手段は所定のダイヤフラム面積を有し、組
立体はダイヤフラム手段及びダイヤプラム手段と共に運
動する組立体の成分からなる運動質量を有する。木組立
体は、平方インチで表わされるダイヤプラム面積とグラ
ムで表わされる運動質量の質量との比が少なくとも2対
1であることを特徴とする。望ましくは、この比は少な
くとも4対1或は多分より大きくする。
本発明の実施例においては、共振周波数は少なくとも約
50Hzの低さであり、別の実施例においては少なくと
も25Hzの低さである。
本発明の方法によれば、上述のラウドスピーカ組立体が
準備される。次で“Q”係数効果がロールオフ効果を実
質的に相殺して所望の振巾レスポンスが得られるように
、ハツフルカソトオフ、“Q”係数、及び共振周波数が
選択される。
本発明の他の特色は、添付図面に基づく以下の説明から
明白になるであろう。
尖施桝■脱班 本発明の本質は、それら自体は既存する若干のスピーカ
成分の動作特性を、低周波数の音響を再生する極めて優
れた能力を有するラウドスピーカシステム及び方法が得
られるように選択し、組合わせることである。本発明を
より明確に理解するには、先ず本スピーカの物理的構成
を説明し、次でその選択された動作特性並びにこれらが
如何に相互作用して本発明の独特な便益が得られるのか
を説明することが最良であると考える。
第1図及び第2図に、上縁12.下縁14.及び2つの
側縁16及び17を有する平面バッフル10を有するダ
イポールスピーカシステムを示ず。
ハソフル板10には、その大よそ中心の垂直線に沿って
4個のウーハ18が垂直アレーをなして取付けられてい
る。中音及び高音用スピーカ成分20も縁16に接近し
てバッフル10に取付けられており、この成分20は望
むならば先行技術の構造のものであってよい。
各ウーハ18の構造を、第3図及び第4図を参照して説
明する。第3図はウーハ18の前後方向中心軸19に沿
う断面図である。一般的には、ウーハ18の成分はこの
中心軸19に関して対称である。ウーハ18の主成分は
、実際の音響を発生するように振動するコーン或はダイ
ヤフラム21゜本例では環状外囲部材22及び環状のダ
ンパ24からなる柔軟で弾力的なコーン取付は構造、モ
ータ26(固定磁石28及びボイスコイル30で作られ
、フレーム32を含む)である。
因みに、これらの各成分21〜32自体は公知であり、
第3図及び第4図に示すこれら成分の物理的配列もまた
公知であることを指摘しておく。
しかし若干の動作特性を伴うこれら成分の選択及び組合
せは本発明に独自なものである。
ダイヤフラム或はコーン21は本例では切頭円錐形の形
状であり、前側の円形エツジ34は外囲部材22に接続
されている。外囲部材22は環状の部材であり、その内
縁はコーンの前側エツジ34に、またその外縁36はフ
レーム32の前外側フランジ35に接続されている。第
3図に示すように外囲部材22の断面は湾曲した或はひ
だ付きの形状であり、弾力的で柔軟な材料で作られてい
る。
ダンパ24は環状の部材であり、その断面は第3図に示
すようにひだ付きの形状である。このダンパ24も柔軟
な弾力的材料で作られており、外縁38はフレーム32
に、また円形の内縁40はコーン21の後縁にそれぞれ
接続されている。外囲部材22とダンパ24とは共働し
てコーン21のための弾力的取付けになっている。これ
らの成分22及び24はコーン或はダイヤフラムを中間
位置に保持するが、前後両方に弾力的にたわんでコーン
21の振動を可能ならしめて音響を発生させる。外囲部
材22及びダンパ24は運動したコア6 ン モータ26の磁石28は外側の環状部分42と内側の円
筒形部分44とを有し、これらは環状空隙46を形成す
るように互に他に対して位置ぎめされている。この磁石
26は、便宜的に2つの成分として作ることができる。
即ち円筒形部分44を裏板4日と一体に形成し、裏板4
8自体を外側環状部分42に取付ける。
ボイスコイル30は、プラスチック或はアルミニウム製
の中空円筒形部材50にコイル52を巻きつけて作られ
ている。円筒形部材5oの前縁はコーン或はダイヤフラ
ム21の中央円形後縁に接続されている。ボイスコイル
30は環状空隙46内に位置ぎめされている。
ウーハ18の基本動作は公知である。増巾されたオーデ
ィオ信号はボイスコイル3oに導びがれ、磁石28によ
って作られる磁界と相互作用してボイスコイル30に運
動を生ぜしめ、従ってコーン21を運動させるので音響
出力が発生する。
ウーハ18の基本的な物理的成分及び綜合スピ−力組立
体に関して説明したが、今度はこのようなスピーカシス
テムの動作特性に目を向けよう。
第5図は振巾対周波数特性における種々の“Q”曲線を
示すグラフである。“Q”なる語はダンピング係数とし
て説明することができ、“Q”の値はそのダンピング能
力に対して逆数関係を有している。換言すれば、“Q”
係数が高ければコーン21及びボイスコイル30の運動
のダンピングは小さく、“Q”係数が低ければダンピン
グは大きい。一般に、Q”はモータ26の磁石28の強
さに逆比例する。(“Q”を確認する方法は公知であり
、1978年デネシー州ノックスビルのEMSインコー
ポレーテソドのJ、C,キャロル氏著ラウドスピーカ 
システムズ デザインに記載されている。この文献は、
本明細書において先行技術の一部として参照している。
この文献ではQ”は“Q、′として用いられている。)
一般に、後方開放バッフル型スピーカを設計する場合、
“Q”係数の値を約0.7乃至1.0に保つことが常識
である。この理由は、“Q”をこのような値にすると、
スピーカシステムの共振周波数まで周波数が低下しても
“Q゛の効果によって振巾が実質的に一定に保たれ、従
ってオーディオ信号をより忠実に再生するからである。
もし“Q”が低過ぎる(即ち“Q”= 0.2 )と、
共振周波数に到達する前に振巾が低下し始める。一方“
Q”をより高く じQ”−2或はQ”−4)すれば、共
振周波数に接近するにつれて振巾は上昇する傾向にある
。更に、“Q”が例えば4のような高いレベルに達する
と、振巾の上昇はより複雑となり共振周波数に接近した
ある周波数においてかなり急激に上昇する。これらの理
由から、本出願人の知る限りにおいては、“Q”係数を
1.0よりも遥かに大きくすることは、従来は、回避さ
れている。
さて後方開放バッフル型ラウドスピーカシステムの諸動
作特性(“Q”係数を含む)が如何にスピーカの効率に
関連するかを検討しよう。スピーカを単板或は単一バッ
フル(これは包囲された箱或はスピーカキャビネットの
一部ではない)に取付けた時に、効率に対して適用でき
る式は”Th1el Small Equation”
であり、これはQK である。但し Fo−共振周波数 A=ダイヤフラムの面積 に=ばね定数(即ちばねのこわさ) Q−ダンピング定数。
共振周波数は次式によって決定できる。
但し Fo−共振周波数 K −ばね定数 M−ダイヤフラム及びそれと共に運動する成分の合計運
動質量。
ばね係数が上昇する(ばねが硬くなる)につれて共振周
波数が上昇するのは明白である。また質量が大きくなる
につれて共振周波数は低下する。
上式を前弐に代入すれば、 QK        QK         QM! 
KK吉A      P、A []MJ       [1M が得られる。
再びへソフルロールオフ或はカットオフの検討に戻り、
第6図を参照する。前述のニューマン氏の論′文に述べ
られているように、バッフルカットオフは第6図の点“
a″において始まる。この時のバッフルの平均横方向寸
法は半波長に等しい。
振巾のこの減衰は、共振周波数である点“b”に達する
までは約6デシベル/オクターブの割合であり、共振周
波数以下になるとほぼ18デシベル/オクターブの急峻
な曲線を描いて降下する。
(第5図及び第6図のグラフは正確な値を与えようとす
るものでも、或は曲線によってこれらの特性を正確に示
そうとするものでもないことを理解されたい。そうでは
なく、これらは動作特性の原理を説明するための手書き
のスケッチである。)本発明の組合せにおいては、共振
周波数はバッフルカットオフ周波数(第6図に“a”で
示す)よりも低い位置に選択され、またこの共振周波数
はその周波数(及びそれより高い周波数)では、高周波
数範囲における振巾と対比できる振巾で低周波数が再生
されるようにも選択されている。一般的には、この共振
周波数は25〜50Hzの値となるように選択されよう
。現在では好ましい実施例においては、これは約25H
z或は若干高目である。
更に、“Q”係数は、後方開放ハソフル型スピーカに対
して通常選択される値よりも溝かに高い値に選択され、
一般的には2乃至4の間の値である。この“Q”係数は
、周波数が共振値に向って低下するにつれて振巾を増加
させるその機能がバッフルロールオフの効果を相殺して
、バッフルロールオフ或はカットオフの位置から共振周
波数までに亘って振巾を実質的に一定に保つように選択
される。共振周波数以下では、振巾は比較的急激に減衰
する。
しかし、前述の効率の式から、“Q”が高くなるにつれ
て効率が低下する効果を有していることは明白である。
更に、共振周波数を比較的低くしであるために、これも
また効率を低下させる傾向にある。これを打消すために
、合計運動質量(即ちダイヤフラム及びダイヤフラムと
共に運動する成分)は可能な限り小さくしてあり、また
ダイヤフラムの面積は可能な限り大きくしである。合計
運動質量を計算する際に、コーン21及びボイスコイル
30の全質量が含まれる。外囲部材22及びダンパ24
の質量に関しては、これらの成分の全質量の一部しか計
算に含まれない。それはこれらの成分22及び24の半
径方向に内側の部分はコーン21と実質的に同一の距離
に亘って運動するが、半径方向に外側の部分は遥かに小
さい距離しか運動しないからである。一般的には、外囲
部材22及びダンパ24の全質量の半分を含むものとし
て合計運動質量を計算すれば充分である。
同様に、ダイヤフラム或はコーン21の全面積を計算す
る際にはコーン21の正面平面積が含まれ(ダイヤフラ
ム或はコーン21を形成している切頭円錐の表面の実際
の面積とは異なる)、また外囲部材22の面積の約半分
が含まれる。
試作品においては、直径9.5インチのコーン21を有
する直径12インチのウーハの合計運動質量は約35グ
ラムであった。コーン21の質量は、コーン21が過大
にたわみ始めるまで減少させることができる。材料の選
択及び配列の最適化を更に検討した結果、直径9.5イ
ンチのコーンを有する12インチのウーハの合計運動質
量は16乃至18グラム程度に小さくできることが分っ
た。
所望の共振周波数を得るために、運動質量を可能な限り
小さくすることが望ましいから、先ず運動質量のための
材料及び形状を選択する。次に合計運動質量に正しく整
合するようにばね定数を変更して所望の共振周波数を与
える。
コーン或はダイヤフラムの面積(単位は平方インチ)と
合計運動質量(単位はグラム)との好ましい比は2対1
程度、多分4対1程度に高めることであろう。望ましく
は、この比は更に高めることができる。勿論これは、充
分な強さ対重量比の材料の入手可能性に依存して、更に
変化させそれ以上の最適化を得ることができる。
好ましい一試作例における単一のウーハ18の特性は以
下のようである。
共振周波数−23,4Hz Qt=2.36 QE−4,12 Q、、=5.5 ボイスコイルの直流抵抗−2,90オ一ム共振周波数に
おける最大インピーダンス−フオーム 合計運動質量−34,4グラム ダイヤフラムの面積−75平方インチ。
明らかに、種々の“Q”値、所与のロールオフ周波数に
到達するための成分の選択、及び共振周波数も、種々に
組合わせて若干の所望結果を得るように選択することが
可能である。これらの例を以下に示す。
第7図のグラフに示すスピーカ組立体の特性では、ロー
ルオフ曲線は1(10Hzのカットオフ周波数を有し、
スピーカの共振周波数は25Hzであり、“Q”は4で
ある。この″Q″Q″曲線の周波数に対する効果が、曲
線に何等かの酸形成は変形を施す前に、周波数ロールオ
フと組合わさている。
第7図に示すように50Hz付近において約3デシヘル
の低下が見られる。しかし、この特定例においては、“
Q″曲線はクロスオーバ回路網内の回路によって“成形
”され、高周波数値が弱められている。(これに関して
は後述する。)この成形によって、共振周波数における
小さい上昇を除いて全く一定の合成振巾曲線が得られて
いる。若干の場合には、若干の他の要因に依存して、こ
れが望ましい結果であるかも知れない。
第2の例は第8図のグラフに示されている。この例では
カットオフ周波数は1(10Hzであり、共振周波数は
5(16)(zであり、そして“Q”は2である。この
例では“Q”及びロールオフの効果が、“Q”曲線を何
等成形することなく、実質的に互に補償し合っている。
更に別の例である第9図は、低い共振周波数に到達する
まで比較的一定の振巾値を得るために、異なる共振周波
数及び“Q”を有する複数のウーハ18を如何に選択で
きるかを示している。この例におけるカットオフ周波数
は1(10)1zのままであり、2個のウーハの共振周
波数は40Hz、また他の2個のウーハの共振周波数は
25tlzである。
第9図から、合成曲線は、25Hzの低い方の共振周波
数レベルに達するまで実質的に平坦であることが分る。
この方策の1つの欠陥は、極めて低い周波数において実
効音響出力が低い方の共振周波数を有する2個のウーハ
からより多く得られることであるが、所望の出力を得る
ための効果的な方法である。
第7図に示す要素の組合せに関する説明において、“Q
”係数の効果はクロスオーバ回路網を通して成形するこ
とによって変更できることを指摘した。この“クロスオ
ーバ回路網”なる語は、信号を交叉させるためだけでは
なく、性能を最適化させるべく信号にある成形を施すた
めの全ての電気的成分に対してかなり広意義に用いられ
る。これらは公知であるので2例の概要を説明する以外
は、これらに関する説明は省略する。第10図は信号の
低域周波数部分は通過させるが高域周波数を弱める回路
の簡易回路図である。第11図は成形を遂行するための
や\巧緻な回路を示す。曲線の成形に適切なレスポンス
を得るための値は、当業者は容易に選択できよう。
また、本発明を綜合スピーカシステム内に組入れるもの
として示したが、低域周波数音響が適切に再生されない
既存スピーカシステムと組合わせるサブウーハとして使
用することも可能である。
また、本発明には、その基本的教示から逸脱することな
く種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の教示を組入れたスピーカ組立体の正面
図であり、 第2図は第1図のスピーカ組立体の側面図であり、 第3図は本発明のウーハの縦方向中心線で得た断面図で
あり、 第4図は第3図のウーハのモータのみの断面図であり、 第5図は周波数に対して振巾をプロットしたグラフであ
って、種々の“Q”値が周波数の関数として振巾に及ぼ
す効果を示す図であり、第6図は第5図に類似したグラ
フであるが、バッフルカットオフ或はロールオフの効果
を示す図であり、 第7図は“Q”−4、カットオフ周波数が1(10Hz
、そして共振周波数が25Hzである本発明の一実施例
の動作特性を示すグラフ図であり、第8図はQ″−2、
ハソフルカットオフ周波数カ月(10Hz、そして共振
周波数が50Hzである第2の実施例の動作特性を示す
図であり、第9図は第7図に類似したグラフであって、
異なる“Q”特性を有する4個のウーハからなる第3の
実施例を示す図であり、 第1O図は成形回路の一つの型の簡易回路図であり、そ
して 第11図は第2の型の成形回路の回路図である。 10・・・・・・平面バッフル、12・・・・・・バッ
フルの上縁、14・・・・・・バッフルの下縁・ 16.17・・・・・・バッフルの側縁、18・・・・
・・ウーハ、20・・・・・・中高音スピーカ成分、2
1・・・・・・ダイヤフラム(コーン)、22・・・・
・・外囲部材、24・・・・・・ダンパ、26・・・・
・・モータ、 28・・・・・・磁石、30・・・・・
・ボイスコイル、32・・・・・・フレーム、34・・
・・・・コーンのエツジ、 35・・・・・・フレームのフランジ、36・・・・・
・外囲部材の外縁、38・・・・・・ダンパの外縁、4
0・・・・・・ダンパの内縁、42・・・・・・磁石の
環状部分、44・・・・・・磁石の円筒形部分、46・
・・・・・環状空隙、48・・・・・・磁石裏板、50
・・・・・・中空円筒部材。 D            ) LL           LL −山! 手続補正書(方式) 特許庁長官 殿          風1、事件の表示
  昭和62年特許願第280866号2、発明の名称
   ラウドスピーカ装置及び方法3、補正をする者 事件との関係  出願人 名称    カーウ゛アー コーポレーション4、代理

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(イ)所定の平面積と横方向寸法とを有し、内部
    にスピーカ領域を備えた全体的に平面状の後方開放型バ
    ッフル; (ロ)前記スピーカ領域に可動的に取付けられているダ
    イヤフラム手段; (ハ)前記ダイヤフラム手段を中間位置に配置し、この
    中間位置からのダイヤフラム手段の前後運動に柔軟に抵
    抗しつつこの運動を可能ならしめるようにダイヤフラム
    手段を前記バッフルに取付ける弾力的取付け手段;及び (ニ)磁界を発生させる磁石手段とこの磁界内に位置ぎ
    めされているボイスコイル手段とからなり、磁石手段と
    ボイスコイル手段とを互に他方に対して運動可能である
    ように取付け、磁石手段及びボイスコイル手段の一方を
    ダイヤフラム手段と共に可動であるようにダイヤフラム
    手段に接続し、磁石手段及びボイスコイル手段の他方を
    バッフルに接続して、ダイヤフラム手段を前後運動させ
    るように駆動するモータ手段 を具備し; (ホ)第1の周波数値の所定のバッフルカットオフ周波
    数を有し、スピーカ出力の振巾がこのカットオフ周波数
    の値から低下する周波数の関数として低下するようなロ
    ールオフ効果を発生することを特徴とし; (ヘ)前記第1の周波数値よりも低い第2の値の共振周
    波数を有し; (ト)スピーカ出力の振巾を共振周波数の値に向って低
    下する周波数の関数として増加させることを特徴とする
    “Q”効果を発生せしめる所定の値のQ係数を有し; (チ)前記“Q”係数効果がロールオフ効果を相殺し、
    カットオフ周波数から共振周波数までにおいて所定の所
    望振巾範囲内の振巾レスポンスを有する出力が得られる
    ことをも特徴とする ラウドスピーカ組立体。
  2. (2)ボイスコイル手段がダイヤフラム手段に接続され
    、磁石手段がバッフルに接続されている特許請求の範囲
    (1)項記載の組立体。
  3. (3)組立体の“Q”係数は少なくとも約2の大きさで
    ある特許請求の範囲(2)項記載の組立体。
  4. (4)“Q”係数は少なくとも約3の大きさである特許
    請求の範囲(3)項記載の組立体。
  5. (5)“Q”係数は2乃至4である特許請求の範囲(1
    )項記載の組立体。
  6. (6)それぞれが関連ダイヤフラム手段、関連取付け手
    段、及び関連モータ手段を備えている複数のスピーカユ
    ニットを具備し、これらユニットの少なくとも第1のユ
    ニットは低目の値の“Q”係数を有し、これらユニット
    の少なくとも第2のユニットは高目の値の“Q”係数を
    有する特許請求の範囲(1)項記載の組立体。
  7. (7)高目の“Q”値を有する第2のユニットは低目の
    値の共振周波数を有し、低目の“Q”値を有する第1の
    ユニットは高目の値の共振周波数を有する特許請求の範
    囲(6)項記載の組立体。
  8. (8)ダイヤフラム手段は所定のダイヤフラム面積を有
    し、組立体はダイヤフラム手段及びダイヤフラム手段と
    共に運動する組立体の成分からなる運動質量を有し;平
    方インチで表わされるダイヤフラム面積とグラムで表わ
    される運動質量の質量との比が少なくとも約2対1であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲(1)項記載の組立
    体。
  9. (9)比は少なくとも約4対1である特許請求の範囲(
    8)項記載の組立体。
  10. (10)共振周波数は少なくとも約50Hzの低さであ
    る特許請求の範囲(1)項記載の組立体。
  11. (11)共振周波数は少なくとも約25Hzの低さであ
    る特許請求の範囲(10)項記載の組立体。
  12. (12)(イ)組立体の“Q”係数は少なくとも約2の
    大きさであり、 (ロ)ダイヤフラム手段は所定のダイヤフラム面積を有
    し、組立体はダイヤフラム手段及びダイヤフラム手段と
    共に運動する組立体の成分からなる運動質量を有し;平
    方インチで表わされるダイヤフラム面積とグラムで表わ
    される運動質量の質量との比が少なくとも約2対1であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲(1)項記載の組立
    体。
  13. (13)共振周波数は少なくとも約50Hzの低さであ
    る特許請求の範囲(1)項記載の組立体。
  14. (14)(イ)“Q”係数は2乃至4であり、(ロ)比
    は少なくとも約4対1である 特許請求の範囲(12)項記載の組立体。
  15. (15)共振周波数は少なくとも約25Hzの低さであ
    る特許請求の範囲(14)項記載の組立体。
  16. (16)(イ)所定の平面積と横方向寸法とを有し、内
    部にスピーカ領域を備えた全体的に平面状の後方開放型
    バッフル; (ロ)前記スピーカ領域に可動的に取付けられているダ
    イヤフラム手段; (ハ)前記ダイヤフラム手段を中間位置に配置し、この
    中間位置からのダイヤフラム手段の前後運動に柔軟に抵
    抗しつつこの運動を可能ならしめるようにダイヤフラム
    手段を前記バッフルに取付ける弾力的取付け手段;及び (ニ)磁界を発生させる磁石手段とこの磁界内に位置ぎ
    めされているボイスコイル手段とからなり、磁石手段と
    ボイスコイル手段とを互に他方に対して運動可能である
    ように取付け、磁石手段及びボイスコイル手段の一方を
    ダイヤフラム手段と共に可動であるようにダイヤフラム
    手段に接続し、磁石手段及びボイスコイル手段の他方を
    バッフルに接続して、ダイヤフラム手段を前後運動させ
    るように駆動するモータ手段 を具備するラウドスピーカ組立体から音響を発生させる
    方法であって; (イ)第1の周波数値の所定のバッフルカットオフ周波
    数を与え、スピーカ出力の振巾 がこのカットオフ周波数の値から低下する 周波数の関数として低下するようなロール オフ効果を発生させることを特徴とし; (ロ)前記組立体に、前記第1の周波数値よりも低い第
    2の値の共振周波数を与え; (ハ)前記組立体に、スピーカ出力の振巾を共振周波数
    に向って低下する周波数の関数 として増加させることを特徴とする“Q” 効果を発生せしめる所定の“Q”係数を与 え; (ニ)前記“Q”係数効果を利用してロールオフ効果を
    相殺し、カットオフ周波数から 共振周波数までにおいて所定の所望振巾範 囲内の振巾レスポンスを有する出力を得る 方法。
  17. (17)組立体の“Q”係数は少なくとも約2の大きさ
    である特許請求の範囲(16)項記載の方法。
  18. (18)ダイヤフラム手段は所定のダイヤフラム面積を
    有し、組立体はダイヤフラム手段及びダイヤフラム手段
    と共に運動する組立体の成分からなる運動質量を有し;
    平方インチで表わされるダイヤフラム面積とグラムで表
    わされる運動質量の質量との比が少なくとも約2対1で
    ある特許請求の範囲(16)項記載の方法。
  19. (19)共振周波数は少なくとも約50Hzの低さであ
    る特許請求の範囲(16)項記載の方法。
  20. (20)(イ)組立体の“Q”係数は少なくとも約2の
    大きさであり、 (ロ)ダイヤフラム手段は所定のダイヤフラム面積を有
    し、組立体はダイヤフラム手段及びダイヤフラム手段と
    共に運動する組立体の成分からなる運動質量を有し;平
    方インチで表わされるダイヤフラム面積とグラムで表わ
    される運動質量の質量との比が少なくとも約2対1であ
    り、 (ハ)共振周波数は少なくとも約50Hzの低さである
    、 ことを特徴とする特許請求の範囲第(16)項記載の方
    法。
JP28086687A 1986-11-07 1987-11-06 ラウドスピーカ装置及び方法 Pending JPS63219298A (ja)

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US92885386A 1986-11-07 1986-11-07
US928853 1986-11-07

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JPS63219298A true JPS63219298A (ja) 1988-09-12

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JP28086687A Pending JPS63219298A (ja) 1986-11-07 1987-11-06 ラウドスピーカ装置及び方法

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EP0267650A2 (en) 1988-05-18
EP0267650A3 (en) 1990-04-25

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