JPS6321877B2 - - Google Patents

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JPS6321877B2
JPS6321877B2 JP55109072A JP10907280A JPS6321877B2 JP S6321877 B2 JPS6321877 B2 JP S6321877B2 JP 55109072 A JP55109072 A JP 55109072A JP 10907280 A JP10907280 A JP 10907280A JP S6321877 B2 JPS6321877 B2 JP S6321877B2
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frequency
oscillator
signal
light
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JP55109072A
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JPS5734471A (en
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Tokio Takahashi
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Sokkisha Co Ltd
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Sokkisha Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sokkisha Co Ltd filed Critical Sokkisha Co Ltd
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Publication of JPS5734471A publication Critical patent/JPS5734471A/ja
Publication of JPS6321877B2 publication Critical patent/JPS6321877B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only
    • G01S17/32Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated
    • G01S17/36Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated with phase comparison between the received signal and the contemporaneously transmitted signal

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光波距離計に関するものである。
従来の技術 従来から使用されてきた通常の光波距離計は一
種の位相測定であつた。従つて、その精度につい
て述べれば、位相測定の手段がいかになされてい
るかで精度が決まるのである。又、従来技術の光
波距離計に使われている最高変調周波数は約15M
Hzであり、その1波長(位相としては2πラジア
ン)は光の速度(c=3×1010cm)を周波数で除
したもの、即ちc/f=20mとなる。距離測定で
はλ/2を考えればよいのであるから10mとな
る。
現状の位相測定の技術では位相測定の分解能は
2π/1000〜2π/5000である。したがつて、10mm
〜2mmの分解能となる。これを1mm以下にするた
めにはどうしても変調周波数を1桁上げて、数
100MHz以上にする必要がある。しかし、100MHz
以上の変調周波数を使用した場合、高周波である
ため、位相測定にいろいろ工夫が必要となる。
こゝで従来の光波距離計の測定精度が1mm程度
の位相測定の分解能を有する光波距離計を上げて
説明する。
第2図は従来の位相測定の分解能が1mm精度の
光波距離計のブロツク図であり、その作動は次の
ようになつている。ここで用いられている変調周
波数は500MHz,500MHz−1,500MHz−2
500MHz−3,500MHz−4の5つの周波数を用い
ているが、mmの桁に関係してくるのは500MHzの
みであるのでこの周波数のみについて説明する。
なお他の周波数に関する位相測定手段も同じであ
る。第2図において、光源即ちクセノンランプ1
01から出た光は偏光フイルタ102と、光電変
調器104を通つて対物レンズ125から外に出
てゆく。光電変調器104は500MHzで強度変調
されている。光は反射鏡106で反射され、光波
距離計本体に戻つて来て、可変光路器107を通
り、光電復調器105を通り、偏光フイルタ10
3を経て微弱光検出器であるホトマルチプライヤ
ー108に到達する。ホトマルチプライヤー10
8は微弱光を検出し、位相検出及び増巾器118
に送る。109は変復部ユニツトである。
ここで光電変調器104と、光電復調器105
は機能上全く同じもので、いわゆる結晶体を用い
た光電変調器である。
位相測定に関するところは、光電変調器10
4、光電復調器105、可変光路器107、ホト
マルチプライヤー108、位相検出及び増巾器1
18である。
光電変調器104を通過した光は周波数=
500MHzで強度変調されているから、その強度は
Ls=A×sim(2π)として表わされる。光電復調
器105に到達する光の強度は、 LB=B×sin(2π+θ)となる。
こゝでLsとLBの位相差θは光が変調器104
をでて、光電復調器105に到達した距離に関係
する。
その長さをSとした場合θは θ=2π×(S−n×λ0)/λ0 n=S/λ0の整数部分 但しλ0は変調信号の波長。
光電変調器104と光電復調器105は全く同
じ周波数で同時に同期して駆動されているので光
電復調器105を通過した光の位相差は、第3図
に示す如くであつて、θの部分だけの光となる。
ホトマルチプライヤー108はこの光を検出し、
増巾器118に送る。可変光路器107を手動に
て動かし、光路長を変化させるとθも変化するの
でθが零となるように調節する。つまりホトマル
チプライヤーの出力零になるように可変光路器1
07を操作する。この時の可変光路器107の目
盛107aが動いた距離はコンピユータ部124
に送られる。これによつて、はじめの位相差θ、
つまり距離が測定できる。は500MHzであるか
ら1波長は60cmになるので可変光路器107の光
路変化量は少くとも60cmは必要になる。このよう
な手段での位相分解能も2π/1000〜2π/5000で
あるから、距離にして、0.3mm〜0.06mmであり精
度もこの程度が限界である。
尚第2図において符号110は共振器111は
局部発振器(5個の発振器を有す)、112は周
波数制御ユニツト、113は周波数切換ツマミ、
114は周波数微調整ツマミ、115は同調指示
計、116は乾燥材、117は空気取入口、11
9は光路長可変ハンドル、120は信号強度指示
計、121は位相指示計、122は距離計算部、
123は電源、124は電源分配部及びコンピユ
ータ部を夫々示すものである。
以上、従来の光波距離計の原理を説明したが、
上記従来の光波距離計には次の如き欠点がある。
上記従来の技術で、これ以上の高分解能、高精
度を得るためには1GHz以上の変調周波数が必要
となり、すべてを電気信号で処理するためには回
路系の内で扱う信号はすべて同期されている必要
があり、今までは周波数を1GHz以上で同期して
扱うのは困難であり、いろいろ試みたが、光電変
調器104が応答しないし、変調器駆動回路の形
成も極めて困難であつた。
又、この公知の光波距離計では可変光路器10
7が必要であり、0.3mm〜0.06mmの位相分解能を
得るためには、可変光路器107の光路変化量
は、前述のごとく60cm以上となり、機器は大型
且、複雑とならざるを得ず、野外の測量には適し
ない。又電気光学式変調器104、電気光学式復
調器105は、高電圧が必要であり、駆動には相
当の電力が必要である。
更に又、この公知の光波距離計では、周波数
o=500MHzでは、60cm以内の単位の距離しか測
定できないが、m(メートル)単位例えば10m,
100m単位を測定する場合には4つの周波数を用
いて行い、これらの周波数の切換は手動で行なわ
れ、位相の測定も亦同じ手段で行なわれるため距
離計測をするには、数分乃至数十分を必要とする
欠点があつた。
発明が解決しようとする問題点 本発明は低い周波数(15MHz程度)をn逓倍
(nは50以上の数)して変調周波数を得、かつ、
(n+1)逓倍乃至(n−1)逓倍してミキサー
用のローカル信号を得ることにより、すべての周
波数関係が同期しており、かつミキサーによる混
合後の周波数関係が同期しており、ミキサーの処
理以後は通常の10mm精度の小型の光波距離計と同
様の処理で扱うことができるから、従来の1mm精
度の高波距離計のごとく、光の変調に電気光学式
変調器を用い、距離測定方式を光路の機械移動に
よる複雑な手段を用いた大型のものに比し、小型
で廉価な精密光波距離計を提供するとともに、そ
の精密度は距離測定において0.01mmまでの高分解
能を有する超精密な光波距離計を提供することを
目的とするものである。
発明の構成 本発明の構成について説明する。本発明の超高
周波送受光部の構成は、光波距離計において、光
源4にレーザダイオード等の半導体光源素子を用
い、これに数百MHz以上の(好ましくは1000MHz
以上、すなわち1GHz以上の)高周波で強度変調
をし、その超高周波信号は、より周波数の低い入
力信号から少なくともn逓倍の周波数の超高周波
信号を得ることができるフエーズロツク発振器6
により得、一方、(n+l)逓倍または(n−l)
逓倍の周波数の超高周波信号を得ることができる
他のフエーズロツク発振器7によつて、発せられ
る上記超高周波信号と、受光ダイオード1からの
出力である受光信号との混合をするためのローカ
ル信号を得(ここにnは50以上の数、好ましくは
80以上の数であり、lは0.5ないし5の間の数、
好ましくは1である)、フエーズロツク発振器7
からミキサー3への入力周波数が変化してもこの
ミキサ3からの出力周波数は常時前記入力周波数
と等しくなるように構成した。
即ち第1図において、符号4は光源である連続
発信可能なレーザーダイオードを表わし、これは
変調回路5により高周波的に強度変調がかけられ
ている。この例では約1200MHzの変調周波数であ
るが、この周波数はレーザダイオードの特性に制
限される。
符号6はフエーズロツク発振器で、その出力周
波数は約1200MHzであつて、入力周波数()は
約15MHzである。つまりこのフエーズロツク発振
器6はその入力周波数の80倍(理論的には何倍
でもよいが、実用上の立場からみて50倍以上が適
当であり、80倍またはそれ以上であることが一層
好ましい)の周波数で発振する。光源4即ちレー
ザダイオードの光は適当な望遠鏡を通して発射さ
れ、前方に置かれたコーナキユーブ等の反射鏡で
反射され受光側に返つてくる。この過程は、従来
の精度10mm程度の市販光波距離計の場合と同じで
ある。
受光ダイオード1は非常に応答速度の速い特性
を持つているのを使用し、反射光を電気信号に変
換する。この信号は、前記の80倍フエーズロツク
発振器6の入力周波数()と同じ信号を81倍す
る別のフエーズロツク発振器7によつて得られた
超高周波信号と、第1ミキサ3により混合され
る。この第1ミキサ3の出力周波数はフエーズロ
ツク発振器6,7の入力周波数と同じになる。
したがつてこの場合には、入力周波数()が低
いために後の電気的処理が通常の光波距離計の場
合とほとんど同じように実施でき、コストダウ
ン、小型化に大きく貢献する。
次に、本発明の発振部の構成について説明す
る。上記発振部は、前記構成を有する光波距離計
において、温度制御された非常に安定度の高い基
準発振器8を有し、また、その発振器8に同期し
た発振をする複数個の発振器9,10,11をも
有し、かつそれらの発振周波数は、ミキサ用のロ
ーカル信号と超高周波信号を得るためのフエーズ
ロツク発振器6,7への入力信号としても相互に
使用でき、(したがつて発振器の数を従来の場合
よりも一層少なくすることができ)、第2ミキサ
16からの出力周波数がすべて等しくなるように
構成したことである。
即ち、フエーズロツク発振器6の出力である変
調周波数は、距離測定の精度を上げるために前記
の如くたとえば1200MHz程度の超高周波になる
が、1200MHzの場合には波長が約25cm、すなわち
距離にして「25cm/2=12.5cm」となり、12.5cm
毎に位相が1回転し、1mや10mの桁は決定でき
ない。従来の距離計ではそのために150MHz等の
全く別の周波数を変調回路5に供給していたが、
レーザダイオード4を発光源とする場合には、周
波数の切換時のトランジエントによりレーザダイ
オード4が破損することがある。そのために本発
明では入力周波数()のたとえば80ないし81逓
倍迄を利用することを考え、入力周波数をわず
かに変えることにより、直接レーザダイオード4
への大きなトランジエントを避けることができレ
ーザダイオード4を破損させることがない。
距離のメータ桁を決定する手段として直接メー
タ桁を測定することの他に、主周波数(本具体例
の場合1200MHz)にごく近い周波数で変調する手
段がある。この具体例では主周波数1200MHzとの
差が6MHz、1.2MHz、0.12MHzである周波数
1206MHz、1201.2MHz、1200.12MHz(合計4つ
の周波数)を使用する。即ち 1200MHzで波長12.5cm
0.125mm(〜0.025mm)〜最大12.5m 6MHzで波長25m 2.5cm〜最大25m 1.2MHzで波長125m 0.12m〜最大125m 0.12MHzで波長1250m 1.25m〜最大1250m、 まで計ることができる。
その結果上記周波数で最大1250mまでの距離を
0.1〜0.01mmの精度で決定できる。これらの周波
数を得るために、温度制御された精確な発振器8
で15MHzを発信させる。この発信周波数は基準周
波数1である。他の発信周波数24は、この1
にフエーズロツクされた発振で、それぞれ発振器
9の周波数2=15.075MHz、発振器10の周波数
3=15.060MHz、発振器11の周波数4
15.015MHzとなつている。発振器12は独立の発
振器であつて、発信周波数5=15.0015MHzであ
り、発振器13はこの5にフエーズロツクされた
発振器で、発信周波数6=15.0165MHzとなつて
いる。
一般に公知光波距離計において4種類の周波数
を変調信号に選んだ場合、位相測定が可能な低周
波域までビートダウンするためには、この変調信
号に同期したローカル信号が8種類必要であり、
合計12種類の発振器が必要となる。しかし本発明
の前記実施例の場合は6種類でよいことになり、
コストの低下、装置の小型化に大きく寄与する。
まず変調信号とローカル信号は、入力信号を
80逓倍と81逓倍、すなわち1倍の差をもつたフエ
ーズロツク発振器6,72個により発せられ、こ
れにより両信号は完全に同期され、しかも第1ミ
キサ3の出力信号の周波数は入力信号周波数と
同じになる。
次に第2ミキサ16用のローカル信号は次のよ
うな組合せで作製する。
変調信号80×1=80×15MHzの場合…4
15.015MHzをローカル信号に; 変調信号80×3=80×15.075MHzの場合…2
15.060MHzをローカル信号に; 変調信号80×4=80×15.015MHzの場合…1
15.000MHzをローカル信号に; 変調信号80×5=80×15.0015MHzの場合…6
=15.0165MHzをローカル信号に。
以上のような組合せで使用することにより6種
類の発振周波数で足りる。この場合、第2ミキサ
16の出力周波数はすべて15KHzとなり、以降の
電子回路の共通性が得られ、低価格、小型化に寄
与する。
以上要するに本発明の前記実施例の発信部は、
温度制御された非常に安定度の高い基準発振器8
を有し、かつ、この発信に同期しない発信をする
発振器12をも有し、この発振信号を変調信号に
利用し、この発振器12の周波数を、ゲート時間
が前記基準発振器8によつて制御されるカウンタ
27で計数し、これによつて正確に周波数を測定
し、受光ダイオード1で受光した変調信号との位
相差に対し補正を加え、正確な距離測定値を得る
ように構成したことである。
第1図のブロツクダイアグラムにおいて6種類
の発振器8,9,10,11,12,13のう
ち、発振器12の発信周波数5は発振器8の基準
周波数1に同期していない。また、その周波数安
定度も基準周波数1の安定度に比較して低く設計
してある。しかしこの周波数を正確に測定するこ
とにより、“測定した位相”に補正を加え正確な
位相が得られる。
その手段としては、発振器12の発振周波数5
と発振器8の基準周波数1とをミキサ24で混合
し、その差の周波数をカウンタ27でカウントし
て、発振器12の発振周波数5の正確な周波数を
測定する。カウンタ27のゲート時間の精度は、
基準発振器8の基準周波数1から作ることにより
基準周波数1の精度と等しくなる。以上の手段に
よつて発振器12の正確な発信周波数5の値が測
定できるので、この値をCPU28が読みこみ、
一方、測定した位相に対する補正値を計算する。
この結果、発信周波数5の周波数が計算値と一致
していなくても正確な位相差(距離)が求められ
る。
位相測定部の構成はそれ自体公知の手段である
のでその説明を省略する。
次に、本発明の1実施例として示した、第1図
記載のブロツクダイアグラムを有する光波距離計
の操作方法について説明する。
基本的操作は次の通りである。市販光波距離計
の場合と同様に、前方に設置された反射鏡を正確
に視準し、本距離計の動作が正常に動くように反
射光の強度を調節した後に、測定スタート指令を
手動または自動で与える。
第1に、80×1≒1200MHzの周波数で反射鏡迄
の光路(これを以後「外部光路」という)による
位相差(これをφ1nとする)を測定する。
第2に、同じ801で、本距離計内部のあらかじ
め設置された光路(これを以後「内部光路」とい
う)による位相差φ1cを測定する。以後同様にし
て、 第3に80×2の外部光路による位相差φ2n、 第4に80×2の内部光路による位相差φ2c、 第5に80×4の外部光路による位相差φ4n、 第6に80×4の内部光路による位相差φ4c、 第7に80×5の外部光路による位相差φ5n、 第8に80×5の内部光路による位相差φ5c、 をそれぞれ測定し、CPU28がそれぞれを読み
こんで記憶しておく。周波数の選択は、あらかじ
めCPU28にプログラムされた順序に行われる。
第1図において符号14は変調のための周波数選
択回路を表わし、符号15はそれに応じた第2ロ
ーカル信号用周波数選択回路であつて、どの周波
数を選ぶかは、CPU28からの指令で行われる。
次に各周波数の実質的な位相差、つまり「外部
光路位相差−内部光路位相差」を各変調周波数に
ついて次のように計算する。
1について φ1n−φ1c=φ1 2 〃 φ2n−φ2c=φ2 4 〃 φ4n−φ4c=φ4 5 〃 φ5n−φ5c=φ5 ただし上記のφはすべて1/2πで規格化されてい る。
この4つの位相差から次の計算によつて距離を
求めるが、本方法では始めに位相を周波数1の波
長λ1に規格化し、其後にλ1を掛算して距離を求め
るのである。
最小桁位相φ1=θ1 次桁位相(φ2−φ1)×k2=θ2 次桁位相(φ4−φ1)×k4=θ4 最大桁位相(φ5−φ1)×k5=θ5 …(a) ここにkは次式で示される値である ko=c/λ1o1) ……(b) cは定数であつて光速度を表わす。
各位相差における距離は 最小桁距離l1=θ1×λ1 次桁距離l2=θ2×λ1 次桁距離l4=θ4×λ1 最大桁距離l5=θ5×λ1 …(c) 上記(a),(b),(c)式より距離l=(l1+l2+l4+l5

を表すと次の如くなる。
l=(θ5+θ4+θ2+θ1)λ1 ただし桁の境界附近の正確さを得るために、θo
は約2桁の重なりをさせて後のθo-1の数値とで判
断をし、正しい値を得る。
本発明の上記操作により本発明の前記実施例は
次の作用をおこなう。
符号8〜13は発振器を表わすが、その周波数
は既に述べた。周波数選択回路14,15は、
CPU28から指令により、出力の周波数として
今何を使用するかを選択し切換える。たとえば、
発振器8の発振、つまり15MHzを選択させると、
周波数選択回路14の出力は15MHzとなり、これ
はクロツク発生器21、バツフア22、フエイズ
ロツク発振器6および7に供給される。このと
き、もう1つの周波数選択回路15は第2ミキサ
用の信号として、発振器11の発振つまり
15.015MHzを選択、出力する。フエーズロツク発
振器6の回路は80逓倍の回路であり、フエーズロ
ツク発振器7の回路は81逓倍の回路であるから、
フエーズロツク発振器6の出力F1は、 F=80×15MHz=1200MHz であり、これは変調回路5に供給され、レーザダ
イオード4の光は1200MHzの輝度変調光となつて
発射される。
受光ダイオード1は、コーナキユーブなどの反
射鏡から返つてきた1200MHzの変調光を受け電気
信号に変換する。この1200MHzの電気信号は高周
波増巾器2により増巾され、第1ミキサ3におい
て、フエーズロツク発振器7の出力(15MHz×81
=1215MHz)と混合され、ミキサ出力15MHzを得
る。
前記の15MHzの信号は第2ミキサ16におい
て、周波数選択回路15の出力15.015MHzと混合
され、出力15KHzを得る。この15KHzの信号は低
周波増巾器17で増巾され、波形整形器18で矩
形波に波形整形され、ゲート19を閉じる信号と
なる。
一方、バツフア22の入力は15MHzそのもので
あつて、1/1000分周器23に供給され、分周器
23の出力は、波形整形器18の出力と全く同じ
15KHzとなり、ゲート19を開ける信号となる。
つまりゲート19は分周器23の15KHzで開けら
れ、波形整形器18の出力15KHzで閉じられるこ
とになり、このゲート19が開いている間、クロ
ツク発生器21からのクロツク信号が通過し、カ
ウンタ20で、何個のクロツクが通過したかをカ
ウントし、CPU28に送られる。このゲート1
9の開いている時間は、分周器23の出力と波形
整形器18の出力との位相差であり、しかしてこ
の位相差は、レーザダイオード4から発射され反
射鏡で反射され受光したために生じたものであつ
て、これはつまりレーザダイオード4即ち発射点
と反射鏡即ち反射点との距離に関係しており、す
なわちこの位相差は距離情報を持つている。
今述べた例は15MHzのみに関するものであつた
が、これを他の3つの周波数で同様に実行させる
ため、周波数選択回路14,15で次々に切換え
ていく。
発振器12の周波数は、15.0015MHz、発振器
13の周波数は15.0165MHzでこれは基準発振器
8の15MHzに同期させることが困難であるため、
独立した発振器となつている。しかし独立した発
振器であるためその発振周波数の値を正確に知る
必要があるため、基準発振器8の出力15MHzとミ
キシングし、低周波に落した後にカウンタ27に
よりカウントし、その値をCPU28に送り、周
波数の変動があつた場合の補正値を得る。
最大1249.99999mの距離を測定し表示する光波
距離計としては、変調周波数が4種類必要であ
る。すなわち1つは0.01mm〜10cm桁を決定し、1
つは10cm〜1m桁を決定し1つは1m〜100m桁
を決定し、1つは100m〜1000m桁を決定するた
めに必要である。これらをそれぞれP1,P2,P3
P4とする。
本発明の実施例においてはP1,P2,P3,P4
も1200MHz付近の周波数を採用しているので、処
理可能な低周波数まで落す必要があり、その場合
通常であればミキサ回路が2段は必要となり、し
たがつて、4つの変調周波数に対して第1ミキサ
4つ、第2ミキサ4つ、合計8つのローカル信号
が必要となり、合計12個の発振器が必要であるの
に対し、本発明の前記実施例では6個の発振器で
足りることは前述の通りである。
発明の効果 従来の屋外測量用の光波距離計の精度は一般に
せいぜい10mm程度であり、1mm精度を持つ光波距
離計も開発されていたが、これは光の変調に電気
光学式変調器を用い、距離測定方式も光路の機械
的移動による複雑な方法であつて、装置も大型で
その製造費用も非常に大とならざるを得なかつた
のである。
これに対し本発明では前記の如く構成したの
で、今迄不可能とされていた複数の超高周波数を
1つの基準周波数に同期させて0.01mm程度の高分
解能を有する精密な光波距離計の開発に成功した
のである。しかも既述の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、非常に精密であるにもかか
わらず小型でかつ低価格の光波距離計が提供さ
れ、当該技術分野に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る光波距離計の1例のブ
ロツクダイアグラム、第2図は、従来の光波距離
計の一例の説明図、第3図は、θ(位相差)の値
を示すグラフ、第4図は、光波距離計の復調器を
通過した位相差θの部分だけの光を示す説明図で
ある。 1……受光ダイオード、2……高周波増巾器、
3……第1ミキサ、4……レーザダイオード、5
……変調回路、6……フエーズロツク発振器、
(80倍用)、7……フエーズロツク発振器、(81倍
用)、8,9,10,11,12および13……
発振器、14および15……周波数選択回路、1
6……第2ミキサ、17……低周波増巾器、18
……波形整形器、19……ゲート、20……カウ
ンタ、21……クロツク発生器、22……バツフ
ア、23……1/1000分周器、24……ミキサ、
25……増巾器、26……波形整形器、27……
カウンタ、28……CPU、29……表示器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 光波距離計から光波を発射して、反射プリズ
    ムからの反射光を受光し、基準周波数との位相差
    を測定して、距離を求める光波距離計において、
    半導体光源素子を用いた光源4、数百MHz以上の
    超光周波で強度変調させるための信号を前記光源
    4に供給するための変調回路5、発信部からの周
    波数()の信号をn逓倍して前記変調回路に供
    給するためのフエーズロツク発振器6、前記光源
    4からの輝度変調光を受光して電気信号に変換す
    るための受光ダイオード1、前記フエーズロツク
    発振器6の入力信号の周波数()と等しい入力
    信号の(n+l)または(n−l)逓倍の超高周
    波信号を第1ミキサ3に供給するための他のフエ
    ーズロツク発振器7、上記発振器7から発せられ
    る超高周波信号と受光ダイオード1からの受光信
    号とを混合する第1ミキサ3、および上記第1ミ
    キサ3からの出力信号と発振部からのローカル信
    号とを混合する第2ミキサ16を具えた超高周波
    送受光部と、温度制御され安定度が高い基準発振
    器8、上記発振器8とフエーズロツクされて同期
    する複数個の同期発振器及び前記基準発振器8と
    同期しない独立の発振器とからなり、上記独立の
    発振器から発せられる発信周波信号と前記基準発
    振器から発せられる発信周波信号とを混合するミ
    キサ24、基準周波数と混合周波数との差をカウ
    ントし、独立した発振器の周波数を正確に測定
    し、その値をcpu28に送るためのカウンター2
    7、周波数選択回路14,15とからなる発振部
    と、位相測定部を具えた光波距離計。
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JPS54155863A (en) * 1978-05-25 1979-12-08 Cubic Western Data Device for measuring distance

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