JPS63215831A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ｌＪ業上の利用分野） 本発明は、過給機付エンジンの制御装置に関し、更に詳
しくは、エンジンの出力軸により駆動される機械式過給
機を備えたエンジンの制御装置に関する。

（従来技術及びその問題点） この種の過給機付エンジンでは、アイドリング運転時を
含む低負荷運転領域での過給機駆動に起因するエンジン
出力低下やエンスト発生を防止する為に、特開昭６１−
１９９３０号公報等に開示の如く、出力軸と機械式過給
機とを結ぶ駆動力伝達機構内に電磁クラッチを設欝し、
前記運転領域にある時には、この電磁クラッチをＯＦＦ
にして過給機の駆動を停止するよう構成しているものが
ある。

しかし、このように構成するものでは、前記運転領域で
は過給運転が行なわれない為、当然のこと乍ら２発進性
Φ加速性等の運転性俺が低下してしまうこととなる。従
って１通常では過給運転が行なわれない前記運転領域に
あっても必要に応じて過給機を駆動させることが出来る
よう、例えばマニュアル操作回部な過給スイッチを設け
、この過給スイッチ０８時には、上記電磁クラッチをＯ
ＦＦとするレベルを通常運転時よりも低負荷側、例えば
アイドル運転域よりややＬのレベル迄シフトさせるよう
構成することが行なわれている。

しかし乍ら、あまり低負荷側に移行させると、他のエン
ジン負荷要因によりエンジン出力が低減してエンジン回
転数が低下した際、過給機駆動用のエンジン負荷がこれ
に加わることによってエンストを生じる危険性が一段と
高くなるので、低負荷側への過給レベル移行にも限界が
あるものである。

（発明の目的） 本発明は、上記の如き′バ情に鑑み、エンジン出力軸と
機械式過給機との連繋が遮断される運転領域を更に一段
と低負荷側に移行させることが出来、これにより低負荷
運転域に於ける運転性を向上させ得る過給機付エンジン
の制御装置の提供、をその目的とする。

（発明の構成） 上記目的達成の為、本発明に係る過給機付エンジンの制
御装置は、所定低負荷運転領域において機械式過給機を
駆動させる手段と、所定軽負荷運転領域でエンジンの異
常状態を検出するエンジンの異常検出手段と、該検出手
段により検出されるエンジンの異常時に過給機によるエ
ンジン負荷を軽減さゼる手段とを設けたものであり、具
体的には、エンジン異常時に、アイドル回転数を上げて
エンジンの許容負荷レベルを向ヒさせ、或は、過給圧の
低減乃至過給外との処置を採ってエンジン負荷を低減す
ることにより、エンスト発生を回避するよう構成したも
のである。

（発明の実施例） 第２図は、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の
実施例を示すシステム構成図であり、エンジン本体ｌ内
をピストン２が上下往復運動することにより出力軸３が
回転運動を行ない、この出力軸３の回転運動をベルト６
を介して中間ホイール７に伝達し、更に電磁クラッチ９
を備えた連動軸８を介して吸気系に設置された過給機４
に伝達してこれを駆動させるよう構成したものである・ 過給機４は、エアクリーナ５とエンジン本体ｌの吸気ボ
ートｌａとを連通ずる吸気通路ｌＯのスロットルバルブ
１２・燃料噴射弁１３間に設置されており、吸気通路１
０には、更に、エアフロメータ１１φブーストセンサ２
１が設置されている。

又、過給圧調整用の圧力応動式リリーフバルブ２５を備
えた第１バイパス通路２６が過給機４を迂回する吸気通
路として形成されており、電磁弁２７によって連通・遮
断される過給機４上流側の吸気通路ｌＯ内圧力に応じて
上記リリーフバルブ２５の開閉制御を行なうよう構成さ
れている。

更に、電磁開閉弁２８を備えたアイドル回転数調整用の
第２バイパス通路２９が、スロットルバルブ１２・過給
機４・第１バイパス通路２６を夫々迂回する吸気通路と
して形成されており、電子制御ユニット４０の作動信号
により制御される電磁開閉弁２８の開度レベルに応じて
アイドル回転数（＝スロットル全閉時の吸入空気量）を
調整するよう構成されている。

而して、上記過給機４の駆動制御は、クランクアングル
センサからのエンジン回転数信号Ｎ−スロットルバルブ
１２からのスロットル開度信号子ＶＯ拳エアフロメータ
１１／ブーストセンサ２１からの吸気量信号Ｑ＋、／Ｑ
２等に基いて燃料噴射制御を実行する電子制御ユニット
４０により、予め設定された所定の過給運転領域と判定
された場合に限り、上記電磁クラッチ９にＯＮ制御信号
を出力することくより実行されるものであるが、ドライ
バーによりマニュアル操作される過給スイッチ１００が
ＯＮ状態にある時は、上記過給運転領域以外の運転領域
に於いても過給運転を実行するよう構成されているもの
である。

尚、第２図に於いて、ｌｂは排気ボート、３０は排気通
路、４１はクラッチポジシまンセンサ、４２はギアポジ
ションセンサ、４３はノックセンサである。

第３図は、この電子制御ユニツ）４０による過給制御フ
ローの一例を示すものであり、過給スイッチ１００がＯ
Ｎ状態にある時は、所定の軽負荷運転領域（過給運転領
域とアイドル運転領域間）に於いて過給機４を駆動させ
る・よう構成したものである。

即ち、まずエンジン回転数Ｎ・スロー／　トル開度丁Ｖ
Ｏを読込んで予め定められた過給運転領域にあるか否か
を判定し、過給運転領域にあると判定された場合には、
電磁クラッチ９をＯＮ　ｉ団御して過給運転状態とした
後、制御フローの第１ステツプに復帰する。

一方、所定の過給運転領域に届さないと判定された場合
には、過給スイッチ１００がＯＮ状態にあるか否かを判
定し、過給スイッチ１００がＯＮ状態にある時は、エン
ジン回転数Ｎとスロットル開度ＴＶＯとから、所定の軽
負荷運転域（過給運転領域とアイドル運転領域間）にあ
るか否かを判定する０次いで、当該運転領域にあると判
定された場合には、ノックセンサ４３からのラフネス信
号がＯＮか否か・アイドル回転数が（低）レベルに制御
されているか否か・減速燃料カット状態にあるか否か、
即ち、エンジン異常が発生するか若しくは発生し易い状
態となっているか否かを判定し、いずれもがＮｏの場合
に限り電磁クラッチ９をＯＮ制御し、いずれか１つでも
ＯＮとなっている場合にはＴＬ磁ツクラッチ９ＯＦＦ制
御して制御フローの第１ステツプに復帰するものである
。

尚、上記制御フローに於いて、エンジン異常が発生若し
くは発生し易い状態となった場合には、電磁弁２７に作
動信号を送って過給圧を調整することによりエンジン負
荷を軽減するよう構成しても良い。

第４図は、電子制御ユニッ）４０による過給制御の別の
実施例を示すものであり、過給スイッチ１００がＯＮ状
態にある時は、非過給運転領域に於いても過給機４を駆
動させるよう構成したものである。而して、所定の過給
運転領域に属さないと判定され且つ過給スイッチ１００
がＯＮ状態にある時は、’ｔｉクラッチ９をＯＮ制御す
ると共に電磁開閉弁２８をＯＮＭ御してバイパス通路２
６を開成させ、アイドル回転数を（高）レベルに設定す
ることにより、通常運転時より高いレベルのエンジン負
荷に耐えられるよう対処するものである。

第５図は、電子制御ユニット４０による過給制御の更に
別の実施例を示すものであり、過給スイッチ１００がＯ
ＮＮ懲悪ある時は、非過給運転領域に於いても過給機４
を駆動させるよう構成すると共に、アイドル運転領域で
過給スイッチｌＯＯがＯＮ切替えされた場合には、所定
期間アイドル回転数を（高）レベルに設定することによ
り、過給機４の回転立上り時に一時的に発生するエンジ
ンの高負荷状態を回避するよう構成したものである。

即ち、過給スイッチ１００がＯＦＦ状態にある時は常に
フラッグを１とし、過給スイッチｌＯＯがアイドル運転
域以外でＯＮ切替えされた場合にはフラッグをＯとする
ことにより、アイドル運転域でＯＮｊ／ｌ替えされた場
合にはフラッグが１となっているようにし、この場合に
は、タイマを作動させて所定時間Ａだけアイドル回転数
を（高）レベルに設定するよう構成したものである。

第６図は、電子制御二二ッ）４０による過給制御の他の
実施例を示すものであり、過給スイッチＯＮ時のみ過給
運転を実行するよう構成されたものに於いて、特定の運
転領域での過給開始を回避するよう構成したものである
。

即ち、過給スイッチｌＯＯがＯＦＦ状態にある時は常に
フラッグを１とし、過給開始によりフラッグなＯとする
ことにより、フラッグが１となっている場合には、クラ
ッチポジションセンサ４１・ギアボジンションセンサ４
２のポジション信号により、ニュートラルＯクラッチオ
フ・低速ギア乃至リバースギアに入っているか否かを判
定すると共に、エンジン回転ａＮが所定値Ｂ以上か否か
を判定し、いずれかがＹＥＳの場合には、過給スイッチ
１００がＯＮ切替えされても電磁クラッチ９をＯＮ制御
せず、これ等の運転状態から脱しない限り過給運転を開
始しないよう構成したものである。ギアニュートラル・
クラッチオフ等の無負荷時に過給を開始するとエンジン
オーバーレブ状態となり、低速ギア参リバースギア状態
で過給を開始すると急発進・暴走等の要因となり、エン
ジン回転数Ｎ以上の場合に過給を開始すると電磁クラッ
チ９・過給機４等の破損を生じる危険がある為である。

尚、本発明は上記各実施例の構成に限られるものではな
く、これ等を適宜組合わせ、或は」−記運転条件以外の
特定運転時に同様のエンジン負荷軽減処置を採るよう構
成することもできるものであり、いずれにしても、過給
運転時のエンジン負荷軽減を行なうのであれば、どのよ
うな構成にも為し得るものである。

（発明の効果） と記の如き、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置
に依れば、低負荷運転域で過給機をエンジン出力により
駆動させることによるエンジン負荷の上昇に起因して生
ずる出力低下やエンストを回避して可能な限りの低負荷
運転域で過給運転を実行することが出来ることとなり、
この運転領域での運転性向上を図り得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の構
成を示すブロック図、第２図はその−・実施例を示すシ
ステム構成図、第３図は電子制御ユニットによる過給制
御フローの一例を示すチャート図、第４・５及６図はい
ずれも電子制御ユニットによる過給制御フローの他の実
施例を示すチャート図である。 ３・・・エンジン出力軸 ４・・・機械式過給機 ９・・・電磁クラッチ （クラッチ手段） ４０・・・電子制御ユニット （駆動手段・エンジン負荷軽減手段） １００・・・過給スイッチ （駆動手段） 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. エンジンの出力軸により駆動される機械式過給機と、こ
   の駆動関係を遮断するクラッチ手段とを備えたものに於
   いて、所定低負荷運転領域に於いて上記機械式過給機を
   駆動させる手段と、所定低負荷運転領域でエンジンの異
   常状態を検出するエンジン異常検出手段と、該検出手段
   により検出されるエンジン異常時に過給機によるエンジ
   ンへの負荷を軽減させる手段とを設けたこと、を特徴と
   する過給機付エンジンの制御装置。