JPS63215396A

JPS63215396A - 長スケール材料のプレス加工装置

Info

Publication number: JPS63215396A
Application number: JP4808787A
Authority: JP
Inventors: Yoshiro Yamaguchi; 山口　与四郎
Original assignee: Nippon Filing Co Ltd
Current assignee: Nippon Filing Co Ltd
Priority date: 1987-03-03
Filing date: 1987-03-03
Publication date: 1988-09-07
Also published as: JPH0416277B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、被加工物を折曲加工及び打ち抜き加工する
プレス装置に係り、特に長スケールの板状被加工物をそ
の長手方向に沿って折曲加工するのに好適するものに関
する。

（従来の技術）周知のように、例えば金属板を折曲加工するためのプレ
ス装置は、テーブル上に横断面略Ｖ字状の溝が形成され
た下型を設置するとともに、可動ラムに下型の溝に遊嵌
される突部を備えた上型を設置する。そして、可動ラム
をフライホイールや油圧シリンダ等によって下降させ、
」二型と下型との間で金属板を圧搾することにより、折
り曲げを行なうようにしている。

しかしながら、このような従来のプレス装置は、フライ
ホイールを用いる場合、回転力を往復運動に変換するた
めのクランク機構や、フライホイールの回転力をクラン
ク機構に伝達することを断接するクラッチ機構及びブレ
ーキ機構等が必要であり、構成の複雑化及び大形化が生
じ大ｆｆ１ｆｆｔになるとともに、摺動部分や回転部分
が多くなって、部品の摩滅が激しいという問題を有して
いる。また、通常の使用状態では、フライホイールを回
転させるためのモータを常時回転させていることが多い
ため、経済的な不利を招くという不都合も生じている。

さらに、従来のプレス装置は、金属板の厚みや折り曲げ
角度を変更する毎に、それに応じて下型と上型との間隔
を微調整しなければならず、取り扱いの点でも不便なも
のとなっている。

ここで、特に、長スケールの金属板を、その長手方向に
沿って折曲加工する場合には、テーブル。

下型、可動ラム及び上型等の大きさを、被加工物である
金属板の長さに対応して設定する必要がある。ところで
、このように長スケールの金属板を折曲加工するための
従来のプレス装置としては、可動ラムを、その両端部に
油圧シリンダを設けて下降させるようにしたものがある
。

このため、上型が金属板を圧搾する際に、その中央部に
たわみが生じてしまい、長スケールの金属板に全体に渡
って均一な圧力を加えることができず、正確な折曲加工
を行なうことができなくなるという問題が生じる。

そこで、近時では、長スケール可動ラムの中央部に油圧
シリンダを配置することが考え−られているが、長スケ
ール金属板全体に渡って均一に圧力を加えるという点で
、まだまだ十分な実用性に欠けるものである。

また、可動ラムの長手方向に複数の油圧シリンダを配置
することも考えられているが、構成の複雑化及び大形化
を招き経済的に不利になるとともに、特に長スケール金
属板−全体に渡って均一に圧力が加えられるように、複
数の油圧シリンダを制御することが困難になるという問
題も有している。

（発明が解決しようとする問題点）以上のように、従来のプレス装置では、構成が複雑で大
形化及び大重量化し経済的に不利になるとともに、取り
扱いも不便であり、特に長スケールの被加工物の加工に
際して、まだまだ十分実用に供し得るとは言えないとい
う問題ををしている。

そこで、この発明は、１−記事情を考慮してなされたも
ので、簡易な構成で取り扱いも容易であり、特に長スケ
ールの被加工物の加工に好適する極めて良好なプレス装
置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）すなわち、この発明に係るプレス装置は、テーブルに固
定された第１の・加工用部材の上方に固定部が備えられ
、この固定部に、第１の加工用部材と共働して加工処理
を行なう第２の加工用部材が、上下方向移動自在に支持
されてなるプレス装置を対象としている。

そして、この第２の加工用部材を常時上方に付勢してお
き、固定部と第２の加工用部材との間に、内部に圧力流
体が注入されることにより膨脹して、第２の加工用部材
を付勢力に抗して押し下げ、第１の加工用部材との加工
処理に供させる伸縮部材を介在させ、この伸縮部材に対
して所定量の圧力流体を注入したり排出したりするよう
にしたちのである。

（作用）上記のような構成によれば、固定部と第２の加工用部材
との間に介在される伸縮部材に対して、圧力流体を注入
及び排出することによって、第２の加工用部材を下降及
び上昇させることができるので、従来のように、フライ
ホイールやクランク機構等が不要となり、簡易な構成で
小形化及び軽量化を図ることができ経済的に冑利となる
とともに、摺動部分や回転部分も少なくなり部品の摩滅
等の少ない円滑な動作を行なうことができる。

また、被加工物の厚み等が変更されても、伸縮部材に供
給する圧力流体の量を制御するだけで容易に対応するこ
とができ、取り扱いを簡便にし得るものである。さらに
、伸縮部材内に圧力流体を注入することにより、第２の
加工用部材には、全体に渡って均一な押圧力が加わるの
で、部分的な曲げあまさや曲げすぎが生じることなく正
確な加工を行なうことができ、十分に実用に供し得るも
のである。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。まず、第１図（ａ）。

（ｂ）は、それぞれこの実施例で説明するプレス装置の
全体的な構成を示す側断面図及び正面図である。すなわ
ち、図中１１．１２は、床面（図示せず）に対して垂直
に並設された支持柱体である。これら支持柱体１１．１
２の図中上端部間及び中央部間には、それぞれ断面略工
字状の固定部材１３及びテーブル１４が架設されている
。

このうち、上記テーブル１４は、支持柱体１１．１２の
図中下端部に設置された昇降機構１５．１８によって、
図中上下方向に水平位置の調整が可能となされている。

また、上記テーブル１４の図中上面には、第１の加工用
部材である長スケールの下型１７が固定されている。こ
の場合、下型１７は、テーブル１４の図中上面で、その
両サイド間で対向するように固定された複数対（図示の
場合は４対）の固定具１８に支持される図示しないねじ
によって、テーブル１４に固定されている。

一方、上記固定部材１３には、詳細を後述するプレス機
構１９を介して、第２の加工用部材である上型２０が、
上記支持柱体１１．１２間に架設されるように設けられ
る。このプレス機構１９は、上型２ｏを図中上下方向に
移動させる機能を存するもので、上型２０が図中下方向
に移動されることにより、」二型２０と下型１７との間
で金属板（図示せず）が圧搾され、折り曲げが行なわれ
る。

ここで、第２図（ａ）＋、（ｂ）は、それぞれ−り記プ
レス機構１９の詳細を示す側断面図及び正面図である。

すなわち、上記固定部材１３の図中下面には、断面略コ
字状に形成さ′れた２つの枠体２１．２１が、それらの
開口端部を接触させるように並設されて固定されている
。

そして、上記枠体２１．２１の周囲には、該枠体２１゜
２１を図中下側から囲むように、断面略コ字状に形成さ
、れたスライド部材２２が配置される。このスライド部
材２２の基部内面には、断面略コ字状に形成された２つ
の枠体２３．２３が、それらの開口端部を接触させるよ
うに並設されて固定される。

ここで、上記枠体２１．２１の基部背面と上記枠体２３
、２３の基部背面との間には、伸縮部材であるエアホー
ス２４が介在されている。このエアホース２４は、その
端部に設けられた連結具２５を介して、図示しない電磁
バルブに連結されており、内部への圧縮空気の注入や内
部からの圧縮空気の排出が行なわれるようになされてい
る。なお、このエアホース２４としては、例えば合成樹
脂製の細糸で織られたジャケット部の内部に、ゴムライ
ニングを施したものが使用される。

一方、上記スライド部材２２の開口端部には、鍔部２２
ａ　、　２２ｂが形成されている。これら鍔部２２ａ。

２２ｂには、それぞれ軸２０．２７が遊挿されている。

また、上記軸２８．２７は、鍔部２２ａ　、　２２ｂを
図中下側から挿通した後、リング状のスペーサ２８．２
９、上記固定部材１３の図中下部に固定されその幅方向
に突出する板体３０．３１、コイル状のスプリング３２
゜３３及び」１記固定部材Ｉ３の図中上面に固定されそ
の幅方向に突出する板体３４等をそれぞれ遊挿している
。

ここで、上記軸２［ｉ、　２７のうち、板体３０．　：
ｆｔと板体３４との間の部分には、それぞれワッシャ３
５．３６がＩＮＷされている。そして、上記スプリング
３２゜３３は、それぞれ板体３０．３１とワッシャ３５
．３６との間に介在されている。また、各軸２６．２７
の図中下部には、ねじ溝が形成されており、ナツト３７
．３８が螺着されてスライド部材２２の鍔部２２ａ　、
　２２ｂの図中下面に接触されている。

このため、スライド部材２２は、スプリング３２゜３３
によって、常時図中上方に付勢されることになる。ただ
し、スライド部材２２の図中上方への移動は、鍔部２２
ａ　、　２２ｂがスペーサ２８．２９に当接するまでと
なされている。また、スライド部材２２は、スプリング
３２．３３の付勢力に抗して図中下方向に移動可能とな
されている。

ここで、上記スライド部材２２の基部背面中央部には、
断面略工字状の連結部材３９の一方のエツジ部が固着さ
れている。この連結部材３９の他方のエツジ部には、断
回路り字状の支持具４０．４１を介して、上記上型２ｏ
が固定されている。

また、上記連結部材３９の両端部（第２図（ｂ）では一
端部のみ示す）は、スライド機構４２を介して、前記支
持柱体１１，１２（第２図（ｂ）では一方の支持柱体１
２のみ示す）に連結されている。このスライド機構４２
は、第２図（・Ｃ）に示すように構成されている。すな
わち、上記連結部材３９の端部は、スライド部材４３の
一端に開管されている。このスライド部材４３の他端中
央部には、突部４３ａが形成されている。

一方、上記支持柱体１２には、断面略コ字状の案内部材
４４が、ねじ４５によって螺着されている。このねじ４
５は、案内部材４４の内部に遊挿されたパット４６を固
定する作用も兼ねている。そして、このパット４６間に
、上記スライド部材４３の突部４３ａが遊挿され、パッ
ト４６がねじ４７によって位置調整されることにより、
スライド部材４３、つまり連結部材３９が支持柱体１１
．１２に沿って、スライド可能となされている。

上記のような構成において、今、上記電磁バルブから連
結具２５を介してエアホース２４内に圧縮空気を注入す
ると、エアホース２４が膨脹しスプリング３２．３３の
付勢力に抗して、スライド部材２２が図中下方向に移動
される。このため、上型２０と下型１７との間で図示し
ない金属板が圧搾され、折り曲げが行なわれる。

その後、上記電磁バルブから連結具２５を介してエアホ
ース２４内の圧縮空気を排出すると、スプリング３２．
３３の付勢力によってスライド部材２２が図中上方向に
移動され、上型２０が下型１７から離間されて、ここに
、金属板の折曲加工が終了される。

したがって、上記実施例のような構成によれば、エアホ
ース２４に対して、圧−縮空気を注入及び排出すること
によって、上型２０を下降及び上昇させることができる
ので、従来のように、フライホイールやクランク機構等
が不要となり、簡易な構成で小形化及び軽量化を図るこ
とができ経済的に有利とすることができる。また、摺動
部分や回転部分も少なくなり、損失の少ない円滑な動作
を行なうことができる。

さらに、金属板の厚みや折り曲げ角度等が変更されでも
、エアホース２４に供給する圧縮空気の量を制御するだ
けで容易に対応することができ、取り扱いを簡便にし得
るものである。

また、エアホース２４内に圧縮空気を注入することによ
り、」二型２０には、全体に渡って均一な押圧力が加わ
るので、むらのない正確な折曲加工を行なうことができ
、十分に実用に供し得るものである。

ここで、上記上型２０を図中下方向に移動させる力Ｆは
、エアホース２４の枠体２３．２３に接触している幅を
Ｗとし、エアホース２４に注入する圧縮空気の圧力をＰ
とし、エアホース２４の長さをＬとすると、Ｆ−Ｗ・Ｐ−Ｌで与えられる。また、上記力Ｆと上型２０の移動ストロ
ークＳとの関係は、第３図に示すように、移動スフロー
フＳが少ない程力Ｆが大きくなるという特性をもつもの
である。

ここにおいて、第４図は、金属板の厚みｔ及び上型２０
の移動ストロークＳをパラメータとして、金属板材料の
幅を変化させた場合に、金属板を同一角度に折り曲げる
ために必要な圧縮空気の注入圧力を調べた実験結果を示
すものである。なお、特性Ａ　；　ｔ　−１，２１１１
ａ＋、　　Ｓ　−３８ｍｍ特性Ｂ特性　ｔ　−Ｌ２ｔｘ
ｍ、　Ｓ　＝２１ａ＋ｉ特性Ｃ；　ｔ　−１，０ｍｍ、
　　Ｓ５−３６ｆｆ１特性Ｄ　；　ｔ　−１，０ｍｍ、
　　Ｓ−２１ｍ＋ｎとなっている。

また、上記実施例では、金属板を折曲加工することにつ
いて説明したが、この発明は金属板を打ち抜き加工する
場合にも、広く適用することができることはもちろんで
ある。さらに、上記実施例では、圧力流体として圧縮空
気を用いた場合について説明したが、この圧力流体とし
ては例えば油や水等を使用しても゛よいものである。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。

［発明の効果］したがって、以上詳述したようにこの発明によれば、簡
易な構成で取り扱いも容易であり、特に長スケールの被
加工物の加工に好適する極めて良好なプレス装置を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）はそれぞれこの発明に係るプレス
装置の一実施例を示す側断面図及び正面図、第２図（ａ
）、（ｂ）、（Ｃ）はそれぞれ同実施例の要部の構成を
示す側断面図、正面図及び断面図、第３図は同実施例の
上型の移動力Ｆと移動ストロークＳとの関係を示す特性
図、第４図は金属板の厚みｔと上型の移動ストロークＳ
とをパラメータとして金属板材料の幅を変化させた場合
に金属板を同一角度に折り曲げるために必要な圧縮空気
の注入圧力を調べた実験結果を示す特性図である。１１、１２・・・支持柱体、１３・・・固定部材、１４
・・・テーブル、１５．１８・・・昇降機構、１７・・
・下型、１８・・・固定具、【９・・・プレス機構、２
０・・・上型、２１・・・枠体、２２・・・スライド部
材、２３・・・枠体、２４・・・エアホース、２５・・
・連結具、２８．２７・・・軸、２８．２９・・・スペ
ーサ、３０．３１・・・板体、３２．３３・・・スプリ
ング、３４・・・板体、３５．３６・・・ワッシャ、３
７．３８・・・ナツト、３９・・・連結部材、４０．４
１・・・支持具、４２・・・スライド機構、４３・・・
スライド部材、４４・・・案内部材、４５・・・ねじ、
４６・・・バット、４７・・・ねじ。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦（Ｃ）第　２　図第３図第４図１、事件の表示特願昭６２−０４８０８７号２、発明の名称プレス装置３、補正をする者事件との関係　　　特許出願人日本ファイリング株式会社４、代理人東京都千代田区霞が関３丁目７番２号　ＵＢＥビル６、
補正の対重７、補正の内容（１）特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。（ａ　明細書第５頁第１８行目において「伸縮部材」と
あるを「可撓性材料で形成されたホース状部材」と訂正
する。（３明１８！第５頁第１９行目、同第６頁第４行目、同
第６頁第１５行目において「伸縮部材」とあるを「ホー
ス状部材」と訂正する。（由　明細書第５頁第１９行目において「所定量の」と
あるを削除する。（５）　　明細書第６頁第１２行目及び同頁第１３行目
において「伸縮部材に供給する圧力流体の量を制御する
だけで」とあるを「ホース状部材に供給する圧力流体の
圧力が一定の範囲内であれば、その都度圧力を調整する
必要がなく、」と訂正する。（ａ　明ｍｉｉ第９頁第２行目において「伸縮部材であ
る」とあるを「可撓性材料で形成された」と訂正する。 ■　図面の第４図を別紙の通り訂正する。２、特許請求の範囲テーブルに固定された第１の加工用部材と、この第１の
加工用部材の上方に位置される固定部と、この固定部に
上下方向移動自在に支持され前記第１の加工用部材と共
働して加工処理を行なう第２の加工用部材と、この第２
の加工用部材を上方に付勢する付勢機構と、前記固定部
と第２の加工用部材との間に介在され内部に圧力流体が
注入されることにより膨脹して前記第２の加工用部材を
前記付勢機構による付勢力に抗して押し下げ前記第１の
加工用部材との加工処理に供させるｌｌセで　　　れる
ホース　　　と、このホース１１隻内【ｌ配圧力流体を
注入するとともに該ム二１１１比内から前記圧力流体を
排出するＩｆ　Ｉｌｌ　ｔａ構とを具備してなることを
特徴とするプレス装置。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第４図

Claims

【特許請求の範囲】

テーブルに固定された第１の加工用部材と、この第１の
加工用部材の上方に位置される固定部と、この固定部に
上下方向移動自在に支持され前記第１の加工用部材と共
働して加工処理を行なう第２の加工用部材と、この第２
の加工用部材を上方に付勢する付勢機構と、前記固定部
と第２の加工用部材との間に介在され内部に圧力流体が
注入されることにより膨脹して前記第２の加工用部材を
前記付勢機構による付勢力に抗して押し下げ前記第１の
加工用部材との加工処理に供させる伸縮部材と、この伸
縮部材内に所定量の前記圧力流体を注入するとともに該
伸縮部材内から前記圧力流体を排出する制御機構とを具
備してなることを特徴とするプレス装置。