JPS63252697A

JPS63252697A - 長スケール材料のプレス加工装置

Info

Publication number: JPS63252697A
Application number: JP8571787A
Authority: JP
Inventors: Yoshiro Yamaguchi; 山口　与四郎
Original assignee: Nippon Filing Co Ltd
Current assignee: Nippon Filing Co Ltd
Priority date: 1987-04-09
Filing date: 1987-04-09
Publication date: 1988-10-19
Also published as: JPH0313955B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）この発明は、彼加工物を折曲加工及び打ち抜き加工する
プレス装置に係り、特に長スｒ−ルの板状波加工物をそ
の長手方向に沿って折曲加工するのに好適するものに関
する。

（従来の技術）周知のように、例えば金属板を折曲加工するためのプレ
ス装置は、テーブル上に横断面略Ｖ字状の溝が形成され
た下型を設置するとともに、可動ラムに下型の溝にＲ嵌
される突部を備えた上型を設置する。そして、可動ラム
をフライホイールや油圧シリンダ等によって下降させ、
上型と下型との間で金属板を圧搾することにより、折り
曲げを行なうようにしている。

しかしながら、このような従来のプレス装置は、フライ
ホイールを用いる場合、回転力を往復運動に変換するた
めのクランク機＋１４や、フライホイールの回転力をク
ランク機構に伝達することを断接するクラッチ機構及び
ブレーキ機構等が必要であり、構成の世雅化及び大形化
が生じ大型−になるとともに、摺動部分や回転部と（が
多くなって、部品の摩滅が激しいという問題を有してい
る。また、通常の使用状態では、フライホイールを回転
させるためのモータを常時回転させていることが多いた
め、経済的な不利を招くという不都合も生じている。

さらに、従来のプレス装置は、金属板の厚みや折り曲げ
角度を変更する毎に、それに応じて下型と上型との間隔
を微調整しなければならず、取り扱いの点でも不便なも
のとなっている。

ここで、特に、長スケールの金１．・４板を、その長手
方向に沿って折曲加工する場合には、テーブル。

下型、可動ラム及び上型等の大きさを、被加工物である
金属板の長さに対応して設定する必要がある。ところで
、このように長スケールの金属板を折曲加工するための
従来のプレス装置としては、可動ラムを、その両端部に
油圧シリンダを設けて下降させるようにしたものがある
。

このため、上型か金属板を圧搾する際に、その中央部に
たわみが生じてしまい、長スケールの金属阪に全体に渡
って均一な圧力を加えることができず、正確な折曲加工
を行なうことができなくなるという問題が生じる。

そこで、近時では、長スケール可動ラムの中央部に油圧
シリンダを配置することが考えられているが、長スケー
ル金属板全体に渡って均一に圧力を加えるという点で、
まだまだ十分な実用性に欠けるものである。

また、可動ラムの長手方向に複数の油圧シリンダを配置
することも考えられているが、構成の纜雑化及び大形化
を招き経済的に不利になるとともに、特に長スケール金
属板全体に渡って均一に圧力が加えられるように、反数
の油圧シリンダを制御することが困難になるという問題
も有している。

（発明が解決しようとする問題点）以上のように、従来のプレス装置では、構成が複雑で大
形化及び大重量化し経済的に不利になるとともに、取り
扱いも不便であり、特に長スケールの被加工物の加工に
際して、まだまだ十分実用に供し得るとは言えないとい
う問題を有している。

そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので
、簡易な構成で取り扱いも容易であり、特に長スケール
の被加工物の加工に好適する極めて良好なプレス装置を
提供することを目的とする。

［発明の構成コ（問題点を解決するな、めの手段）すなわち、この発明に係るプレス装置は、テーブルに上
下方向移動自在に支持された第１の加工用部材の上方に
、この第１の加工用部材と共働して加工処理を行なう第
２の加工用部材を固定する。そして、テーブルと第１の
加工用部材との間に、内部に圧力流体が注入されること
により膨脹して、第１の加工用部材を押し上げ、第２の
加工用部材との加工処理に供させる可撓性材料で形成さ
れたホース状部材を介在させ、このホース状部材に対し
て圧力流体を注入したり排出したりするようにしたもの
である。

（作用）上記のような構成によれば、テーブルと第１の加工用部
材との間に介在されるホース状部材に対して、圧力流体
を注入及び排出することによって、第１の加工用部材を
上昇及び下降させることができるので、従来のように、
フライホイールやクランク機構等が不要となり、簡易な
構成で小形化及び軽量化を図ることができ経済的にｑ利
となるとともに、摺動部分や回転部分も少なくなり部品
の摩滅等の少ない円滑な動作を行なうことができる。

また、被加工物の厚み等が変更されても、ホース状部材
に供給する圧力流体の圧力が一定の範囲内であれば、そ
の都度圧力を調整する必要がなく、容易に対応すること
ができ、取り扱いを簡便にし得るものである。さらに、
ホース状部祠内に圧力流体を注入することにより、第１
の加工用部材には、全体に渡って均一な押圧力が加わる
ので、部分的な曲げあまさや曲げすぎが生じることなく
正確な加工を行なうことができ、十分に実用に供し得る
ものである。

（実施例）以下、この発明の一実施例について図面を芯照して詳細
に説明する。まず、第１図（ａ）。

（ｂ）は、それぞれこの実施例で説明するプレス装置の
全体的な構成を示す側断面図及び正面図である。すなわ
ち、図中１１．１２は、床面（図示せず）に対して垂直
に並設された支持柱体である。これら支持柱体１１．１
２の図中、中央部間には、断面略工字状のテーブル１３
が架設されている。

このテーブル１３は、支持柱体１１．１２の図中下端部
に設置された昇降機Ｒ４１４，１５によって、図中に下
方向に水平位置の調整が可能となされている。

また、上記テーブル１３の図中上面には、詳細を後述す
るプレス機構１６を介して、第１の加工用部材である長
スケールの下型１７が固定されている。

一方、上記支持柱体１１．１２の図中上部間には、固定
部材１８が架設されている。この固定部材１８の図中下
面には、第２の加工用部材である上型１９が、ボルト及
びナツトによる締結具２０を介して固定されている。

そして、上記プレス機構２０は、下型１７を図中上下方
向に移動させる機能を有するもので、下型１７が図中上
方向に押し上げられることにより、上型１９と下型１７
との間で金属板（図示せず）が圧搾され、折り曲げが行
なわれる。

ここで、第２図（ａ）、（ｂ）は、それぞれ上記プレス
機構［６の詳細を示す側断面図及び正面図である。すな
わち、」二足テーブル１３の図中に而には、断面略コ字
状に形成された２つの枠体２１．２１が、それらの開口
端部を接触させるように・用膜されて固定されている。

そして、１−記枠体２１．２＋の周囲には、該枠体２１
゜２１を図中上側から囲むように、断面略コ字状に形成
されたスライド部材２２が配置される。このスライド部
材２２の基部内面には、断面略コ字状に形成された２つ
の枠体２３．２３が、それらの開口端部を接触させるよ
うに並設されて固定される。

ここで、上記枠体２１．２１の基部背面と上記枠体２３
、２３の基部背面との間には、可撓性材料で形成された
エアホース２４が介在されている。そして、このエアホ
ース２４の端部は、スライド部材２２にその端部を閉塞
するように設けられる板体２５に取着された連結具２６
を介して、図示しない電磁バルブに連結されており、内
部への圧縮空気の注入や内部からの圧縮空気の排出が行
なわれるようになされている。

また、」二足エアホース２４の端部は、スライド部材２
２内に支持されたふくらみ防止用板体２７に接触されて
いる。なお、このエアホース２４としては、例えば合成
樹脂製の細糸で織られたジャケット部の内部に、ゴムラ
イニングを施したものが使用される。

ここで、上記スライド部材２２の基部背面中央部には、
断面略工字状の連結部材２８の一方のエツジ部が固着さ
れている。この連結部材２８の他方のエツジ部には、ボ
ルト及びナツトよりなる締結具２９を介して、上記下型
１７が固定されている。

ここにおいて、上記スライド部材２２の一側面には、第
１図に示すように、支持部月３０を介して受台３１が設
けられている。この受台３１は、波加工金属板の幅が広
い場合に、波加工金属板を下型１７と受台３１との間に
またがって乗せて、安定に支持するためのものである。

また、上記連結部材２８の両端部（第２図（ｂ）では一
端部のみ示す）は、スライド機構３２を介して、前記支
持柱体１１．１２（第２図（ｂ）では一方の支ｔｊｆ柱
体１２のみ示す）に連結されている。このスライド機構
３２は、第３図に示すように構成されている。すなわち
、上記連結部材２８の端部は、スライド部材３３の一端
に、ねじ３４（第２図（ｂ）　参照）を介して締着され
ている。このスライド部材３３の他端中央部には、突部
３３ａが形成されている。

一方、上記支持柱体１２には、断面略コ字状の案内部材
３５が、ねじ３Ｇによって螺着されている。このねじ３
６は、案内部材３５の内部に遊挿されたパット３７を固
定する作用も兼ねている。そして、このバット３７間に
、上記スライド部材３３の突部３３ａか遊挿され、バッ
ト３７がねじ３８によって位置２Ｊ整されることにより
、スライド部材３３、つまり連結部材２８が支持柱体１
１．１２に沿って、スライド可能となされている。

上記のような構成において、今、上記電磁バルブから連
結具２Ｂを介してエアホース２４内に圧縮空気を注入す
ると、エアホース２４が膨脹し、第４図に示すように、
スライド部材２２が図中」二方向に押し上げられる。こ
のため、上型１９と下型１７との間で図示しない金属板
が圧搾され、折り曲げが行なイフ　れ　る　。

このとき、エアホース２４は、第２図（ｂ）に示したよ
うに、その端部が、スライド部材２２に板体２５を介し
て固定された連結具２６及びふくらみ防止用板体２７に
支持されていることにより、スライド部材２２とともに
持ち−にげられるようになる。

その後、上記電磁バルブから連結具２Ｇを介してエアホ
ース２４内の圧縮空気を排出すると、下型１７゜連結部
月２８．枠体２３．２３及びスライド部材２２の重清に
よって、スライド部材２２が図中下方向に移動され、上
型１９が下型１７から離間されて、ここに、金属板の折
曲加工か終了される。この場合、スライド部月２２の図
中下方向への移動は、スライド部月２２の開口端部が、
上記テーブル１３の上面に当接するまでとなされており
、エアホース２４が完全に押し潰されることがないよう
に考慮されている。

したがって、上記実施例のような構成によれば、エアホ
ース２４に対して、圧縮空気を注入及び排出することに
よって、下型１７を上昇及び下降させることができるの
で、従来のように、フライホイールやクランク機構等が
不要となり、簡易な構成で小形化及び軽口化を図ること
ができ経済的に有向とすることができる。また、摺動部
分や回転部分も少なくなり、損失の少ない円滑な動作を
行なうことができる。

さらに、金属板の厚みや折り曲げ角度等が変更されても
、エアホース２４に供給する圧縮空気の量を制御するだ
けで容易に対応することができ、取り扱いを簡便にし得
るものである。また、エアホース２４内に圧縮空気を注
入することにより、下型１７には、全体に渡って均一な
押圧力が加わるので、むらのない正確な折曲加工を行な
うことができ、十分に実用に供し得るものである。

ここで、上記支持柱体１１．１２の下端部にキャスター
を設置して移動可能にすれば、より実用的になるもので
ある。また、前述した受台３１は、例えば彼加下金属板
の幅が非常に狭く、下型１７のみで十分に載置し得るも
のであれば、特に必要のないものである。

ところで、上記下型１７を図中上方向に押し上げる力Ｆ
は、エアホース２４の枠体２３．２３に接触している幅
をＷとし、エアホース２４に注入する圧縮空気の圧力を
Ｐとし、エアホース２４の長さをＬとすると、Ｆ−Ｗ−Ｐ−Ｌで与えられる。また、上記力Ｆと下型１７の移動ストロ
ークＳとの関係は、第５図に示すように、移動スフロー
フＳが少ない程力Ｆが大きくなるという特性をもつもの
である。

また、上記実施例では、金属板を折曲加工することにつ
いて説明したが、この発明は金属板を打ち抜き加モする
場合にも、広く適用することができることはもちろんで
ある。さらに、−１−記実施例では、圧力流体として圧
縮空気を用いた場合について説明したが、この圧力流体
としては例えば浦や水等を使用してもよいものである。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。

［発明の効果］したがって、以上詳述したようにこの発明によれば、簡
易な構成で取り扱いも容易であり、特に長スケールの被
加工物の加工に好適する極めて良好なプレス装置を堤供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）はそれぞれこの発明に係るプレス
装置の一実施例を示す側断面図及び正面図、第２図（ａ
）、（ｂ）はそれぞれ同実施例の要部の構成を示す側断
面図及び正面図、第３図は同実施例のスライド機構を示
す断面図、第４図は同実施例の動作状態を示す側断面図
、第５図は同実施例の上型の移動力Ｆと移動ストローク
Ｓとの関係を示す特性図である。− １１、１２・・・支１．′７往体、１３・・・テーブル
、１４．１５・・・昇降機構、１６・・・プレス機も−
１，１７・・・下型、１８・・・固定部材、１９・・・
上型、２０・・・締結具、２■・・・枠体、２２・・・
スライド部材、２３・・・枠体、２４・・・エアホース
、２５・・板体、２Ｇ・・・連結具、２７・・・ふくら
み防止用板体、２８・・・連結部材、２９・・・締結具
、３０・・・支持部祠、３Ｉ・・・受台、３２・・・ス
ライド機構、３３・・・スライド部月、３４・・・ねじ
、３５・・・案内部材、３６・・・ねじ、３７・・・バ
ット、３８・・・ねじ。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第４図

Claims

【特許請求の範囲】

テーブルに上下方向移動自在に支持された第１の加工用
部材と、この第１の加工用部材の上方に位置固定され該
第１の加工用部材と共働して加工処理を行なう第２の加
工用部材と、前記テーブルと第１の加工用部材との間に
介在され内部に圧力流体が注入されることにより膨脹し
て前記第１の加工用部材を押し上げ前記第２の加工用部
材との加工処理に供させる可撓性材料で形成されるホー
ス状部材と、このホース状部材内に前記圧力流体を注入
するとともに該ホース状部材内から前記圧力流体を排出
する制御機構とを具備してなることを特徴とするプレス
装置。