JPS63214395A - 廃水処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、嫌気反応槽、好気反応塔、分離膜モジュール
を効果的に組み合わせることにより廃水中の有機物およ
び窒素成分を除去する装置に関するものである。

従来の技術 従来、嫌気反応槽と分離膜モジュールを組み合わせた有
機廃水処理装置があった。

発明が解決しようとする間圧点 従来の装置は低水温時にメタン生成活性カマ低下すると
処理水中の有機酸！が上昇しＢＯＤカマ高まること、嫌
気反応槽で発生する硫化物が処理水の濁りと臭気の原因
になること、アンモニアの除去能力が全くないこと、な
どの多くの欠点を有して・いた。

本装置は、こうした欠点を解決して、再利用まで可能な
高度な処理水を得ることを目的として発明されたもので
ある。

間圧点を解決するための手段 本発明は、嫌気反応槽で処理し７．−廃水を一旦好気反
応塔を通過させた後分離膜モジュールでろ過して処理水
とすることを特徴とした廃水の処理装置である。

実施例 本装置の構造を説明すると、 （イ）廃水は原水ポンプ（１）によって嫌気反応槽（２
）に送られる。ここで、廃水中の有機物が分解され一部
はメタンガスとなって揮散する。なお、嫌気反応槽内部
には充填物を入れても入れなくてもどちらでもよい。

・（ロ）０１気反応槽流出水は充填物の充填された好気
反応塔を自然落下し好気的な処理を受ける。この際に、
嫌気反応槽で発生した有機酸、硫化物等が除去されると
ともに、アンモニアが硝化される。

なお、好気反応塔は必要に応じて曝気槽または接触曝気
槽に変更し才もよい。この場合、受水槽は不要となり、
嫌気反応槽への返送水は曝気槽または接触曝気槽から直
接引き抜（ようにする。

（ハ）受水槽（４）に落下した好気反応、塔通過水は受
水槽から供給ポンプ（５）によって分離膜モジュール（
７）に送られ、循環ポンプ（６）によって分離膜モジュ
ール内を循環する。分離膜を透過した水は処理水となり
、濃縮水は好気反応塔上部へ返送され再度好気的な処理
を受ける。分離膜モジュールに使用する膜は限外ろ過膜
、精密ろ過膜のどちらでもよい。

（ニ）好気反応塔処理水の一部、および好気反応塔から
発生した汚泥は受水槽から返送ポンプ（９）によってｔ
ｓ％反応槽に返送され嫌気的な有機物分解が進むと同時
に脱窒反応仁よって′ｆ１４酸カマ除去される。

発明の効果 本装置を用いると、無臭気で懸濁物を全（含まず、窒素
濃度も低い処理水が得られる上に、嫌気反応を主として
いるため余剰汚泥の発生！が少ないなどの多くの利点が
ある。

また、従属栄養細菌、硝化菌、脱窒菌等は分離膜により
流出が阻止され装置内に高濃度に保持されるため、有機
物および窒素の除去能力が非常に高い。さらに、本装置
は嫌気反応槽の流出水の自然落下を利用して好気処理を
行うこと、膜分離のための加圧と分離膜モジュールから
好気反応塔への濃縮水の返送が一台のポンプによって行
われること等構造の単純化が図ら、れており、運転操作
が容易である。したがって、本装置は極めて利用価値の
高いものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明にかかる装置の構造を示す。 図中、　　１：ｗ、水ポンプ　　２：嫌気反ｒＦ）樗３
：好気反応塔　　　４：受水槽 ５：供給ポンプ　　６：循環ポンプ ７：分離膜モジュール

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 嫌気反応槽、好気反応塔、分離膜モジュー ルを組み合わせた装置で、嫌気反応槽を上向流で通過し
   た廃水が、充填物の充填された好気反応塔を自然落下し
   、一旦受水槽に滞留した後、分離膜モジュールでろ過さ
   れ最終処理水が得られるとともに、分離膜モジュールか
   ら発生する濃縮水は好気反応塔上部に返送され、また好
   気反応塔通過水の一部および好気反応塔で発生した汚泥
   は嫌気反応槽に返送される構造を有するもの。