JPS6321298A - 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 - Google Patents
酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、スパッタリングにより酸化亜鉛圧電結晶薄
膜を製造する方法の改良に関し、特にC軸が薄膜の形成
される基体表面に平行どなるように配向されている酸化
亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法に関づる。
膜を製造する方法の改良に関し、特にC軸が薄膜の形成
される基体表面に平行どなるように配向されている酸化
亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法に関づる。
[従来の技術]
酸化亜鉛薄膜は多結晶1lt3’!あるいは単結晶構造
を示すが、圧電体として用いるには結晶軸の成長方向が
揃うことが要求される。従来、C軸が酸化亜鉛R脱血と
垂直方向に配向している酸化亜鉛圧電結晶膜の製造方法
は確立されているが、C軸を該圧電結晶薄膜に平行に1
なりも面内配向させたものを製造することは困難であっ
た。
を示すが、圧電体として用いるには結晶軸の成長方向が
揃うことが要求される。従来、C軸が酸化亜鉛R脱血と
垂直方向に配向している酸化亜鉛圧電結晶膜の製造方法
は確立されているが、C軸を該圧電結晶薄膜に平行に1
なりも面内配向させたものを製造することは困難であっ
た。
もつとも、特公昭50−23918 号には、アルミニ
ウムを添加してスパッタリングを行なうことにより、C
軸が薄膜の面内に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄
膜の製造方法が開示されている。
ウムを添加してスパッタリングを行なうことにより、C
軸が薄膜の面内に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄
膜の製造方法が開示されている。
また、特公昭51−20719には、陽極および陰極の
形状むらびに基体の配置をT夫することにより、ターゲ
ット材より斜方に向かう指向性を有づる被スパツタ物質
ビームを利用し、それによって得られる圧電薄膜のC軸
の方iイlを制御し1する製造方法が示されている。
形状むらびに基体の配置をT夫することにより、ターゲ
ット材より斜方に向かう指向性を有づる被スパツタ物質
ビームを利用し、それによって得られる圧電薄膜のC軸
の方iイlを制御し1する製造方法が示されている。
さらに、サファイヤの単結晶上において酸化亜鉛を1ビ
タキシヤル成長させることによりC軸が酸化亜鉛薄膜内
に揃うように配向されlこものを製j告Jる方法も実施
されている。
タキシヤル成長させることによりC軸が酸化亜鉛薄膜内
に揃うように配向されlこものを製j告Jる方法も実施
されている。
[発明が解決しようとJ゛る問題点1
しかしながら、特公昭50−23918号の製造方法で
は、結果として1qられる酸化亜鉛圧電薄膜にアルミニ
ウムが含有されることにt【るため、絶縁性の点で難が
あり、圧電体として使用するのに好適な圧電薄膜を得る
ことが困難である。
は、結果として1qられる酸化亜鉛圧電薄膜にアルミニ
ウムが含有されることにt【るため、絶縁性の点で難が
あり、圧電体として使用するのに好適な圧電薄膜を得る
ことが困難である。
また、特公昭51−20719号の方法では、基体を正
確な向きに位置決めする必要があるだけでなく、スパッ
タビーム物質を斜方に発生するように構成づるものにす
ぎないため、C軸を薄膜に対して数10度傾斜させるこ
とは可能であっても薄膜面に平行に揃えることは難しい
。
確な向きに位置決めする必要があるだけでなく、スパッ
タビーム物質を斜方に発生するように構成づるものにす
ぎないため、C軸を薄膜に対して数10度傾斜させるこ
とは可能であっても薄膜面に平行に揃えることは難しい
。
また、サファイヤ単結晶を用いた方法では、C軸が薄膜
の面内方向に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄膜を
得ることは可能であるが、サファイヤ中結晶が極めて高
価であるため、圧電i1+股のコストがかなり高くつく
ことになる。
の面内方向に揃うように配向された酸化亜鉛圧電薄膜を
得ることは可能であるが、サファイヤ中結晶が極めて高
価であるため、圧電i1+股のコストがかなり高くつく
ことになる。
よって、この発明の目的は、C軸が薄膜の面内に揃うよ
うに配向されCおり、かつ圧電体としC利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶膜IQを安価に製造し青る方法を提供づ
ることにある。
うに配向されCおり、かつ圧電体としC利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶膜IQを安価に製造し青る方法を提供づ
ることにある。
[問題点を解決するための手段1
この発明の製造方法は、スパッタリングにより酸化亜鉛
圧電結晶薄膜を基体表面に形成するT稈を備えるもので
あり、 マンガンX原子%(0,1<x <10)を含み、残部
が亜鉛よりなる亜鉛基合金をターゲット材とし、 1!i索導入雰囲気下で、直流または交流電圧を印加し
−C反応性スパッタリングにより、基体表面にC軸が平
行に並ぶように配向した酸化亜鉛結晶薄膜を形成するこ
とを特徴とづるものである。
圧電結晶薄膜を基体表面に形成するT稈を備えるもので
あり、 マンガンX原子%(0,1<x <10)を含み、残部
が亜鉛よりなる亜鉛基合金をターゲット材とし、 1!i索導入雰囲気下で、直流または交流電圧を印加し
−C反応性スパッタリングにより、基体表面にC軸が平
行に並ぶように配向した酸化亜鉛結晶薄膜を形成するこ
とを特徴とづるものである。
[作用および発、明の効果]
この発明は、マンガン含有亜鉛合金をターゲット材とし
て用い、酸素雰囲気下で反応性スパッタリングにより基
体表面にZnO圧電結晶薄膜を形成すれば、C軸が該薄
膜に平行に並ぶように配向されることを見出し、該知見
に基づいてなされたものである。
て用い、酸素雰囲気下で反応性スパッタリングにより基
体表面にZnO圧電結晶薄膜を形成すれば、C軸が該薄
膜に平行に並ぶように配向されることを見出し、該知見
に基づいてなされたものである。
マンガン含有亜鉛合金を用いることによる効果の詳細は
必ずしも明確ではないが、後述の実施例から明らかなよ
うに、マンガンX原子%(0<X〈10)を含有する場
合にはC軸を膜面に平行とすることができるのに対して
、マンガンを無添加の場合にはC軸は1111面に直交
するように配向し、また0、1原子%含有させた場合に
はC軸が膜面に直交するものとC軸が膜面に平行なもの
とが混ざり合い、さらにマンガン含有量が10原子%の
場合にも同様にC軸が膜面に直交するものが混在する圧
電結晶膜しか得られない。よって、上記のように0.1
原子%を越え、10原子%までのマンガンを含有する亜
鉛合金をターゲット材として用いることが必要である。
必ずしも明確ではないが、後述の実施例から明らかなよ
うに、マンガンX原子%(0<X〈10)を含有する場
合にはC軸を膜面に平行とすることができるのに対して
、マンガンを無添加の場合にはC軸は1111面に直交
するように配向し、また0、1原子%含有させた場合に
はC軸が膜面に直交するものとC軸が膜面に平行なもの
とが混ざり合い、さらにマンガン含有量が10原子%の
場合にも同様にC軸が膜面に直交するものが混在する圧
電結晶膜しか得られない。よって、上記のように0.1
原子%を越え、10原子%までのマンガンを含有する亜
鉛合金をターゲット材として用いることが必要である。
この発明によれば、C軸が膜面に平行に並ぶように配向
させ得るだけでなく、アルミニウム等の絶縁性を低下さ
せる成分を含有しないため圧電体として利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶膜を得ることができる。また、サファイ
ヤ単結晶のような高価な材料を用いる必要もないため、
酸化亜鉛圧電結晶薄膜のコストを低減することも可能と
なる。
させ得るだけでなく、アルミニウム等の絶縁性を低下さ
せる成分を含有しないため圧電体として利用しやすい酸
化亜鉛圧電結晶膜を得ることができる。また、サファイ
ヤ単結晶のような高価な材料を用いる必要もないため、
酸化亜鉛圧電結晶薄膜のコストを低減することも可能と
なる。
この発明により得られる酸化亜鉛圧電結晶薄膜は、たと
えば横波を利用したマイクロ波領域の]〜ランスゲ1−
サとして好適に用いられ得る。
えば横波を利用したマイクロ波領域の]〜ランスゲ1−
サとして好適に用いられ得る。
[実施例の説明]
第1図は、以下の実施例を実施するにあたって用いた2
極マグネトロンスパツタリング装置を示す。ベルジャ1
内には、陰極2および陽極3が対向配置されている。陰
極2上にはマンガン含有亜鉛合金からなるターゲット4
が固定されており、他方陽極3上には酸化亜鉛圧電結晶
薄膜をその表面に形成するための基体5が固定されてい
る。なお、7は排気口であり、8はガス導入口、9はマ
グネトロンを示・す。
極マグネトロンスパツタリング装置を示す。ベルジャ1
内には、陰極2および陽極3が対向配置されている。陰
極2上にはマンガン含有亜鉛合金からなるターゲット4
が固定されており、他方陽極3上には酸化亜鉛圧電結晶
薄膜をその表面に形成するための基体5が固定されてい
る。なお、7は排気口であり、8はガス導入口、9はマ
グネトロンを示・す。
ターゲット4としては、亜鉛に種々の量のマンガンを添
加し、これを溶解して直径160Il1m、厚み5n+
+nの円板に成形したものを用いた。
加し、これを溶解して直径160Il1m、厚み5n+
+nの円板に成形したものを用いた。
スパッタリングの条件は、以下のとおりである。
スパッタ電カニ500W〜1 KW、周波数:13.5
6M1−1z スパッタ圧カニ 3X 10− ” Torrスパッタ
ガス混合比:Ar:02−1:1スパッタガス流量:1
0cc/分 磁界強度:300ガウス(ターゲット上における1直
) 基体−ターゲット間距離:100mm なお、基体5としては、Au20s、ガラスまたは恒弾
性鋼からなる基板を用いた。
6M1−1z スパッタ圧カニ 3X 10− ” Torrスパッタ
ガス混合比:Ar:02−1:1スパッタガス流量:1
0cc/分 磁界強度:300ガウス(ターゲット上における1直
) 基体−ターゲット間距離:100mm なお、基体5としては、Au20s、ガラスまたは恒弾
性鋼からなる基板を用いた。
スパッタリングに際しては、ターゲット4と基体5どの
間に13.56MH2の交流を印加し2極マグネトロン
RFスパツタにより行ない、ペルジャー1内はI Xl
0− GTorr以下に排気し、Ar:02の混合ガ
スを10CC/分の流岳でガス導入ロアから導入し、排
気弁を調整しペルジャー1内の圧力を3X10− ’
Torrにして行なった。
間に13.56MH2の交流を印加し2極マグネトロン
RFスパツタにより行ない、ペルジャー1内はI Xl
0− GTorr以下に排気し、Ar:02の混合ガ
スを10CC/分の流岳でガス導入ロアから導入し、排
気弁を調整しペルジャー1内の圧力を3X10− ’
Torrにして行なった。
以上の条件で形成された酸化亜鉛圧電結晶薄膜の配向性
を下記に示す。なお、比較のためにマンガンを含有して
いむい亜鉛のみからなるターゲット材を用いた場合、な
らびに酸化亜鉛にMnCO3を添加したターゲット材を
用いた場合の配向性を併せて示す。
を下記に示す。なお、比較のためにマンガンを含有して
いむい亜鉛のみからなるターゲット材を用いた場合、な
らびに酸化亜鉛にMnCO3を添加したターゲット材を
用いた場合の配向性を併せて示す。
*:rC軸直交」は、C軸が膜面に直交するように配向
していることを示し、「C軸面内」は、C軸が膜面に平
行に配向していることを示づ。
していることを示し、「C軸面内」は、C軸が膜面に平
行に配向していることを示づ。
上記表より、マンガンが5%含有された亜鉛合金をター
ゲット材として用いた場合には、C軸が基体表面方向す
なわち薄膜の面内に揃うように配向され得ることがわか
る。
ゲット材として用いた場合には、C軸が基体表面方向す
なわち薄膜の面内に揃うように配向され得ることがわか
る。
これに対して、ターゲット材として酸化亜鉛にMncO
aを添加したものや、マンガンを全(添加しない亜鉛か
らなるものを用いた場合には、C軸が薄膜面に直交する
J:うに配向した酸化亜鉛圧電結晶薄膜しか得られない
ことがわかる。
aを添加したものや、マンガンを全(添加しない亜鉛か
らなるものを用いた場合には、C軸が薄膜面に直交する
J:うに配向した酸化亜鉛圧電結晶薄膜しか得られない
ことがわかる。
第1図は、この発明の一実施例に用いるマグネトロンス
パッタ装置を示す模式図である。 図において、1はペルジャー、2は陰極、3は陽極、4
はターゲット、6は基体、7は排気口、7はガス導入口
を示す。 一〇− 第1図
パッタ装置を示す模式図である。 図において、1はペルジャー、2は陰極、3は陽極、4
はターゲット、6は基体、7は排気口、7はガス導入口
を示す。 一〇− 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 スパッタリングにより酸化亜鉛圧電結晶薄膜を基体表
面に形成する工程を有する酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造
方法において、 マンガン×原子%(0.1<x<10)を含み、残部が
亜鉛よりなる亜鉛基合金をターゲット材とし、 酸素導入雰囲気下で、直流または交流電圧を印加して反
応性スパッタリングにより、基体表面にC軸が平行に並
ぶように配向した酸化亜鉛圧電結晶薄膜を形成すること
を特徴とする、酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61163135A JPH0753636B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61163135A JPH0753636B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6321298A true JPS6321298A (ja) | 1988-01-28 |
JPH0753636B2 JPH0753636B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=15767862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61163135A Expired - Lifetime JPH0753636B2 (ja) | 1986-07-10 | 1986-07-10 | 酸化亜鉛圧電結晶薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753636B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998022636A1 (fr) * | 1996-11-20 | 1998-05-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Cible pour pulverisation, et film antiferromagnetique et element a effet magnetoresistant formes a l'aide de ladite cible |
WO2004105148A1 (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-02 | Fujitsu Limited | 圧電素子、その製造方法、およびタッチパネル装置 |
JP2005039172A (ja) * | 2003-03-07 | 2005-02-10 | Kwangu Inst Of Science & Technology | 亜鉛酸化物半導体の製造方法 |
CN115094393A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-09-23 | 武汉大学 | 同时激发纵-横波的ZnO压电涂层材料及其制备方法与应用 |
-
1986
- 1986-07-10 JP JP61163135A patent/JPH0753636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998022636A1 (fr) * | 1996-11-20 | 1998-05-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Cible pour pulverisation, et film antiferromagnetique et element a effet magnetoresistant formes a l'aide de ladite cible |
US6165607A (en) * | 1996-11-20 | 2000-12-26 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sputtering target and antiferromagnetic film and magneto-resistance effect element formed by using the same |
CN100336934C (zh) * | 1996-11-20 | 2007-09-12 | 株式会社东芝 | 抗铁磁材料膜和包括其的磁阻效应器件 |
JP2005039172A (ja) * | 2003-03-07 | 2005-02-10 | Kwangu Inst Of Science & Technology | 亜鉛酸化物半導体の製造方法 |
WO2004105148A1 (ja) * | 2003-05-22 | 2004-12-02 | Fujitsu Limited | 圧電素子、その製造方法、およびタッチパネル装置 |
EP1628350A1 (en) * | 2003-05-22 | 2006-02-22 | Fujitsu Limited | Piezoelectric device , its manufacturing method, and touch panel device |
US7605523B2 (en) | 2003-05-22 | 2009-10-20 | Fujitsu Limited | Piezoelectric device, its manufacturing method, and touch panel device |
EP1628350A4 (en) * | 2003-05-22 | 2009-12-02 | Fujitsu Ltd | PIEZOELECTRIC COMPONENT, METHOD FOR ITS MANUFACTURE AND TOUCH PANEL EQUIPMENT |
CN115094393A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-09-23 | 武汉大学 | 同时激发纵-横波的ZnO压电涂层材料及其制备方法与应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0753636B2 (ja) | 1995-06-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |