JPS63212777A - イオンエンジン - Google Patents
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- JPS63212777A JPS63212777A JP4703087A JP4703087A JPS63212777A JP S63212777 A JPS63212777 A JP S63212777A JP 4703087 A JP4703087 A JP 4703087A JP 4703087 A JP4703087 A JP 4703087A JP S63212777 A JPS63212777 A JP S63212777A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発111は、イオンエンジンの放電室を構成する部
品表面の材料に関するものである。
品表面の材料に関するものである。
第5図は従来のイオンエンジンの構成を示す断面図であ
る。図において、1はホローカソード陽極、2は放電室
、3は陽極、4は推進剤供給器、5はスクリーングリッ
ド、6は加速グリッド、7は永久磁石c8は中和器ホロ
ーカソード、9はバッフル、10はポールピースである
。
る。図において、1はホローカソード陽極、2は放電室
、3は陽極、4は推進剤供給器、5はスクリーングリッ
ド、6は加速グリッド、7は永久磁石c8は中和器ホロ
ーカソード、9はバッフル、10はポールピースである
。
第6図は、第5図のイオンエンジンにおJtル加速グリ
ッドの構成を示す断面図である。図において、11はグ
リッド孔である。そして、加速グリッド6の本体は、高
温安定性、低熱膨張藁の性質を有するT、L、Mo等の
材料より成り立つ。
ッドの構成を示す断面図である。図において、11はグ
リッド孔である。そして、加速グリッド6の本体は、高
温安定性、低熱膨張藁の性質を有するT、L、Mo等の
材料より成り立つ。
第7図は、第5図のイオンエンジンにおけるポールピー
スの構成を示す断面図である。図において、ポールピー
ス10は安定な磁気特性を有する純鉄より成り立つ。1
2はポールピース10の表面の防食のために形成された
Niめつき層である。
スの構成を示す断面図である。図において、ポールピー
ス10は安定な磁気特性を有する純鉄より成り立つ。1
2はポールピース10の表面の防食のために形成された
Niめつき層である。
第8図は、第5図のイオンエンジンにおけるバッフルの
構成を示す断面図である。図において、バッフル9は高
温安定性と低熱膨張率を有するT&。
構成を示す断面図である。図において、バッフル9は高
温安定性と低熱膨張率を有するT&。
Mo等の材料より成り立つ。
第9図は、第5図のイオンエンジンにおける陽極の表面
の構成を示す拡大断[1ili因である。図において、
16は陽極3の表面に接着された網、17は網16の表
面に付着、堆積したスパッタ摩耗物である。
の構成を示す拡大断[1ili因である。図において、
16は陽極3の表面に接着された網、17は網16の表
面に付着、堆積したスパッタ摩耗物である。
次に、上記第5図に示す従来のイオンエンジンの動作に
ついて説明する。第5図に示すようなイオンエンジンは
電子衝撃型と呼ばれるものである。
ついて説明する。第5図に示すようなイオンエンジンは
電子衝撃型と呼ばれるものである。
ホローカソード陰極1からは電子が放出され、このよう
に放出された電子は放電室2に導かれ、さらに、放電室
2の外側の陽極3へと移動する。一方、推進剤供給器4
からはXe原子が供給される。
に放出された電子は放電室2に導かれ、さらに、放電室
2の外側の陽極3へと移動する。一方、推進剤供給器4
からはXe原子が供給される。
ホローカソード陰極1から放出されて陽極3へ向う電子
が上記X。原子に衝突すると、Xeイオンが電離により
作られる。電離したX。イオンは、スクリーングリッド
5と加速グリッド6の間に形成される静電場により加速
され、イオンビームとして第6図に示すグリッド孔11
8通して放電室2外(真空中)へ射出される。永久磁石
7は放電室2内に磁場を形成して放電電子に回転運動を
与え、放電室2内での飛行行穐を長くさせX。原子と衝
突する機会を増やす働きを持つ。また、中和器ホローカ
ソード8は電子を放出して噴出されたイオンビームを電
気的に中性を保つ働きを持つ。第8図に示すバッフル9
は、第7図に示すポールピース10と組み合わされ、ホ
ローカソード陰極1から放出された電子を一時蓄え、放
電室2内に導かれる電子量を調整する機能を有する。
が上記X。原子に衝突すると、Xeイオンが電離により
作られる。電離したX。イオンは、スクリーングリッド
5と加速グリッド6の間に形成される静電場により加速
され、イオンビームとして第6図に示すグリッド孔11
8通して放電室2外(真空中)へ射出される。永久磁石
7は放電室2内に磁場を形成して放電電子に回転運動を
与え、放電室2内での飛行行穐を長くさせX。原子と衝
突する機会を増やす働きを持つ。また、中和器ホローカ
ソード8は電子を放出して噴出されたイオンビームを電
気的に中性を保つ働きを持つ。第8図に示すバッフル9
は、第7図に示すポールピース10と組み合わされ、ホ
ローカソード陰極1から放出された電子を一時蓄え、放
電室2内に導かれる電子量を調整する機能を有する。
以上のように、放電室2内はX。ガスがイオン化されて
プラズマ雰囲気となり、特にスクリーングリッド5及び
加速グリッド6はXe、イオンビームの通路に設置され
ることから、Xoイオンによる表面のスパッタが著しく
、放電室2を構成する部品表面の材料の摩耗となるため
、イオンエンジン本体の寿命が劣化する主因となる。さ
らに、上記スパッタ摩耗物17が放電室2を構成する部
品表面に付着し、この付着物が成長拡大した後にはく離
し、放電室2内を浮遊して電気的の短絡を生じる原因と
なっていた。このため、従来は、例えばNASA’l’
echnical Memorandum (技術的メ
モ)79191゜Juns1979にも開示されている
ように、放電室2内に浮遊するスパッタ摩耗物17を積
極的にトラップしてはく離を防止する方法として、第9
図に示すように、陽極3の表面に所定の間隔と材料より
なる網16を接着させ、スパッタ摩耗物17を析出、堆
積させる手段をとっていた。
プラズマ雰囲気となり、特にスクリーングリッド5及び
加速グリッド6はXe、イオンビームの通路に設置され
ることから、Xoイオンによる表面のスパッタが著しく
、放電室2を構成する部品表面の材料の摩耗となるため
、イオンエンジン本体の寿命が劣化する主因となる。さ
らに、上記スパッタ摩耗物17が放電室2を構成する部
品表面に付着し、この付着物が成長拡大した後にはく離
し、放電室2内を浮遊して電気的の短絡を生じる原因と
なっていた。このため、従来は、例えばNASA’l’
echnical Memorandum (技術的メ
モ)79191゜Juns1979にも開示されている
ように、放電室2内に浮遊するスパッタ摩耗物17を積
極的にトラップしてはく離を防止する方法として、第9
図に示すように、陽極3の表面に所定の間隔と材料より
なる網16を接着させ、スパッタ摩耗物17を析出、堆
積させる手段をとっていた。
上記従来のイオンエンジンは以上のように構成されてい
るので、放電室2を構成する部品表面のMo、Ta、F
eなどの材料がスパッタ摩耗を受けやすく、また、スパ
ッタ摩耗物17を網16によりトラップする方法も消極
的な手段であって信頼性に欠ける。このために、高い推
進力が得られず、また、寿命も短かくなり、人工衛星等
に最も必要な長期の信頼性を確保することができないな
どの問題点があった。
るので、放電室2を構成する部品表面のMo、Ta、F
eなどの材料がスパッタ摩耗を受けやすく、また、スパ
ッタ摩耗物17を網16によりトラップする方法も消極
的な手段であって信頼性に欠ける。このために、高い推
進力が得られず、また、寿命も短かくなり、人工衛星等
に最も必要な長期の信頼性を確保することができないな
どの問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、イオンによる放電室を構成する部品表面の材料の
スパッタ摩耗を低減すると共に、推進力の高い長期的に
信頼性を有するイオンエンジンを得ることを目的とする
。
ので、イオンによる放電室を構成する部品表面の材料の
スパッタ摩耗を低減すると共に、推進力の高い長期的に
信頼性を有するイオンエンジンを得ることを目的とする
。
この発明に係るイオンエンジンは、放電室を構・成する
部品表面に、耐イオンスパッタ性の高いTaC,TiC
等の材料をコーテングするよう′にしたものである。
部品表面に、耐イオンスパッタ性の高いTaC,TiC
等の材料をコーテングするよう′にしたものである。
この発明のイオンエンジンにおいては、放電室を構成す
る部品表面に、耐イオンスパッタ性の高いTaC、Ti
C等の材料をコーテングしたので、部品のスパッタ摩耗
が減少嘔れ、放電室内の汚染も軽減され、装置の寿命及
び性能を向上させることができる。
る部品表面に、耐イオンスパッタ性の高いTaC、Ti
C等の材料をコーテングしたので、部品のスパッタ摩耗
が減少嘔れ、放電室内の汚染も軽減され、装置の寿命及
び性能を向上させることができる。
第1図はこの発明の一実施例であるイオンエンジンにお
ける加速グリッドの構成を示す断面図である。図におい
て、11はグリッド孔、13は加速グリッド6の表面を
均一に被覆するT、Cのコーテング層である。
ける加速グリッドの構成を示す断面図である。図におい
て、11はグリッド孔、13は加速グリッド6の表面を
均一に被覆するT、Cのコーテング層である。
第2図は、第1図のイオンエンジンにおケルポールピー
スの構成を示す断面図である。図において、13はポー
ルピース10の表面を均一に被覆するTaCのコーテン
グ層である。
スの構成を示す断面図である。図において、13はポー
ルピース10の表面を均一に被覆するTaCのコーテン
グ層である。
第3図及び第4図は、それぞれ第1図のイオンエンジン
におけるバッフルの構成を示す断面図である。各図にお
いて、14はバッフル9の放電室2側の載面を均一に被
覆するA60.のコーティング層である。また、15は
バッフル9の外周縁端部である。
におけるバッフルの構成を示す断面図である。各図にお
いて、14はバッフル9の放電室2側の載面を均一に被
覆するA60.のコーティング層である。また、15は
バッフル9の外周縁端部である。
上記第1図ないし第4図に示す加速グリッド6゜ポール
ピース10.バッフル9等について、イオンエンジンの
放電室2内における配置は、上記第5図に示す従来例に
示す構成と同一である。
ピース10.バッフル9等について、イオンエンジンの
放電室2内における配置は、上記第5図に示す従来例に
示す構成と同一である。
嘔て、第1図に示す加速グリッド6はスクリーングリッ
ド5との間隔及び相対配置が重要となり、その曲率2寸
法形状は確保式れなければならない。
ド5との間隔及び相対配置が重要となり、その曲率2寸
法形状は確保式れなければならない。
また、グリッド孔11の内壁及びその周辺が最も多くス
パッタ摩耗を受ける部分となるので、その該当部分に耐
スパツタコーテイング材が所定の厚さに均一に被覆され
なければならない。このために、上記該当部分に耐イオ
ンスパッタ性の高いT、LCのコーテング層が気相化学
蒸着法などで、TaCl3 + 4CH4= TaC+
HCIの反応によって処理されることにより被覆され
る。
パッタ摩耗を受ける部分となるので、その該当部分に耐
スパツタコーテイング材が所定の厚さに均一に被覆され
なければならない。このために、上記該当部分に耐イオ
ンスパッタ性の高いT、LCのコーテング層が気相化学
蒸着法などで、TaCl3 + 4CH4= TaC+
HCIの反応によって処理されることにより被覆され
る。
ある物質がイオンの衝突に対してスパッタされる度合は
、衝突するイオンの質量、加速エネルギーや、物質の結
合エネルギー、質量、結晶性等に依存し、十分に明らか
にされていない。例えば、H,イオンのI K、Vの加
速エネルギーでは、AItosが0.17 atom/
ion 、 Tlcが0.068 atorn/ t
on 。
、衝突するイオンの質量、加速エネルギーや、物質の結
合エネルギー、質量、結晶性等に依存し、十分に明らか
にされていない。例えば、H,イオンのI K、Vの加
速エネルギーでは、AItosが0.17 atom/
ion 、 Tlcが0.068 atorn/ t
on 。
T、Cがo、 63 atom / tonのスパッタ
を受けるとされている。Xoイオンの場合も、経験的に
H0イオンとほぼ同様のスパッタ傾向を持つことが明ら
かになった。例えば、Xeイオンの80 eVの加速エ
ネルギーで100時間の照射を行った場合に、Moでは
1.14gのスパッタ摩耗を受けるのに対し、TiCの
コーテング層を被覆することによりo、 1 gのスパ
ッタ摩耗となり、耐スパツタ性は10倍以上も向上する
。
を受けるとされている。Xoイオンの場合も、経験的に
H0イオンとほぼ同様のスパッタ傾向を持つことが明ら
かになった。例えば、Xeイオンの80 eVの加速エ
ネルギーで100時間の照射を行った場合に、Moでは
1.14gのスパッタ摩耗を受けるのに対し、TiCの
コーテング層を被覆することによりo、 1 gのスパ
ッタ摩耗となり、耐スパツタ性は10倍以上も向上する
。
また、第2図に示すポールピース10では、TaCのコ
ーテング413に十分に耐食性があるため、第7図に示
す従来例でのNiめつき層12を省略でき、かつ耐スパ
ツタ性を向上させることができる。
ーテング413に十分に耐食性があるため、第7図に示
す従来例でのNiめつき層12を省略でき、かつ耐スパ
ツタ性を向上させることができる。
さらに、第3図に示すバッフル9では、放4呈2に面す
る表面は耐スパツタ性が必要であり、ホローカソード陰
極1に面する表面は導電性が必要であるため、片面のみ
にhlzosの絶縁性のあるコーテング層14が形成さ
れる。特にバッフル9の外周縁端部15は発生した電子
が放電室2へ放出される部分であるため、最もスパッタ
摩耗を受けやすい箇所である。このために、バッフル9
の放電室2側の径を小さくして円錐形状とすることにヨ
リ、コーテング時に外周縁端部15にも均一にコーテン
グ層14が形成され、これによりスパッタ摩耗が低減さ
れる。
る表面は耐スパツタ性が必要であり、ホローカソード陰
極1に面する表面は導電性が必要であるため、片面のみ
にhlzosの絶縁性のあるコーテング層14が形成さ
れる。特にバッフル9の外周縁端部15は発生した電子
が放電室2へ放出される部分であるため、最もスパッタ
摩耗を受けやすい箇所である。このために、バッフル9
の放電室2側の径を小さくして円錐形状とすることにヨ
リ、コーテング時に外周縁端部15にも均一にコーテン
グ層14が形成され、これによりスパッタ摩耗が低減さ
れる。
なお、上記実施例では、放電室2に面する部品表面が、
TaC、TieあるいはAJIOsである場合について
説明したが、立方晶系の結晶構造を有する炭化物又は窒
化物、あるいは六方晶系の結晶構造を有する酸化物であ
っても良い。
TaC、TieあるいはAJIOsである場合について
説明したが、立方晶系の結晶構造を有する炭化物又は窒
化物、あるいは六方晶系の結晶構造を有する酸化物であ
っても良い。
また、上記実施例では、推進剤としてXe原子を用いた
場合について説明したが、これ以外に、水銀イオン又は
アルゴンであっても曳い。
場合について説明したが、これ以外に、水銀イオン又は
アルゴンであっても曳い。
また、上記実施例では、放電室2を構成する部品表面に
TaCのコーテング層を被覆した場合について説明した
が、放電室2を構成する部品自体の材料がTaCであっ
ても良い。
TaCのコーテング層を被覆した場合について説明した
が、放電室2を構成する部品自体の材料がTaCであっ
ても良い。
また、上記実施例では、耐スパツタ性の材料として、
TaCを使用した場合について説明したが、これ以外に
TiC、AJ、O,などであっても良い。
TaCを使用した場合について説明したが、これ以外に
TiC、AJ、O,などであっても良い。
また、上記実施例では、Xoイオンエンジンについて説
明したが、Hgイオンエンジンなどの他ノイオンエンジ
ンであっても良い。
明したが、Hgイオンエンジンなどの他ノイオンエンジ
ンであっても良い。
この発明は以上説明したとおり、イオンエンジンにおい
て、放電室を構成する部品表面に、耐イオンス、41ツ
タ性の高いT、LC、TiC等の材料をコーテングした
ので、部品のスパッタ摩耗が減少され、放電室内の汚染
も軽減され、高い推進力で、長期の信頼性のあり、かつ
長寿命のイオンエンジンが得られるという優れた効果を
奏するものである。
て、放電室を構成する部品表面に、耐イオンス、41ツ
タ性の高いT、LC、TiC等の材料をコーテングした
ので、部品のスパッタ摩耗が減少され、放電室内の汚染
も軽減され、高い推進力で、長期の信頼性のあり、かつ
長寿命のイオンエンジンが得られるという優れた効果を
奏するものである。
第1図はこの発明の一実施例であるイオンエンジンにお
ける加速グリッドの構成を示す断面図、第2図は、第1
図のイオンエンジンにおけるポールピースの構成を示す
断面図、第3図及び第4図は、それぞれ第1図のイオン
エンジンにおけるバッフルの構成を示す断面図、第5図
は従来のイオンエンジンの構成を示す断面図、第6図は
、第5図のイオンエンジンにおける加速グリッドの構成
を示す断面図、第7図は、第5図のイオンエンジンにお
けるポールピースの構成を示す断面図、第8図は、sg
s図のイオンエンジンにおけるバッフルの構成を示す断
面図、第9図は、第5図のイオンエンジンにおける陽極
の表面の構成を示す拡大断面図である。 図において、1・・・ホローカソード陰極、2・・・放
電室、3・・・陽極、4・・・推進剤供給器、5・・・
スクリーングリッド、6・・・加速グリッド、7・・・
永久磁石、8・・・中和器ホローカソード、9・・・バ
ッフル、10・・・ポールピース、11・・・グリッド
孔、12・・・N1めつき層、13・・・TaCのコー
ティング層、14・・・AJ、O,のコーティング層、
15・・・バッフル9の外周縁端部、16・・・網、1
7・・・スパッタ摩耗物であるO なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
ける加速グリッドの構成を示す断面図、第2図は、第1
図のイオンエンジンにおけるポールピースの構成を示す
断面図、第3図及び第4図は、それぞれ第1図のイオン
エンジンにおけるバッフルの構成を示す断面図、第5図
は従来のイオンエンジンの構成を示す断面図、第6図は
、第5図のイオンエンジンにおける加速グリッドの構成
を示す断面図、第7図は、第5図のイオンエンジンにお
けるポールピースの構成を示す断面図、第8図は、sg
s図のイオンエンジンにおけるバッフルの構成を示す断
面図、第9図は、第5図のイオンエンジンにおける陽極
の表面の構成を示す拡大断面図である。 図において、1・・・ホローカソード陰極、2・・・放
電室、3・・・陽極、4・・・推進剤供給器、5・・・
スクリーングリッド、6・・・加速グリッド、7・・・
永久磁石、8・・・中和器ホローカソード、9・・・バ
ッフル、10・・・ポールピース、11・・・グリッド
孔、12・・・N1めつき層、13・・・TaCのコー
ティング層、14・・・AJ、O,のコーティング層、
15・・・バッフル9の外周縁端部、16・・・網、1
7・・・スパッタ摩耗物であるO なお、各図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (3)
- (1)陰極から放出される電子を、放電室内で推進剤で
あるX_e原子に衝突させてX_e原子を電離し、この
電離により生じたX_eイオンを静電場で加速し、イオ
ンビームとして前記放電室外へ噴射することにより推力
を発生するイオンエンジンにおいて、前記放電室に面す
る部品表面が、T_aC、T_iCあるいはAl_2O
_3、であることを特徴とするイオンエンジン。 - (2)前記放電室に面する部品表面が、立方晶系の結晶
構造を有する炭化物又は窒化物、あるいは六方晶系の結
晶構造を有する酸化物であることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載のイオンエンジン。 - (3)前記推進剤が、水銀イオン又はアルゴンであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第2項記載
のイオンエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4703087A JPS63212777A (ja) | 1987-03-02 | 1987-03-02 | イオンエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4703087A JPS63212777A (ja) | 1987-03-02 | 1987-03-02 | イオンエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63212777A true JPS63212777A (ja) | 1988-09-05 |
Family
ID=12763784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4703087A Pending JPS63212777A (ja) | 1987-03-02 | 1987-03-02 | イオンエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63212777A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4937456A (en) * | 1988-10-17 | 1990-06-26 | The Boeing Company | Dielectric coated ion thruster |
CN111963401A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-11-20 | 北京控制工程研究所 | 一种空心阴极用防金属蒸汽沉积结构 |
CN112795879A (zh) * | 2021-02-09 | 2021-05-14 | 兰州空间技术物理研究所 | 一种离子推力器放电室镀膜蓄留结构 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61126739A (ja) * | 1984-11-22 | 1986-06-14 | Toshiba Corp | 高周波イオン源 |
JPS61253746A (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-11 | Ulvac Corp | ホロ−カソ−ド放電型イオン源 |
-
1987
- 1987-03-02 JP JP4703087A patent/JPS63212777A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61126739A (ja) * | 1984-11-22 | 1986-06-14 | Toshiba Corp | 高周波イオン源 |
JPS61253746A (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-11 | Ulvac Corp | ホロ−カソ−ド放電型イオン源 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4937456A (en) * | 1988-10-17 | 1990-06-26 | The Boeing Company | Dielectric coated ion thruster |
CN111963401A (zh) * | 2020-08-12 | 2020-11-20 | 北京控制工程研究所 | 一种空心阴极用防金属蒸汽沉积结构 |
CN112795879A (zh) * | 2021-02-09 | 2021-05-14 | 兰州空间技术物理研究所 | 一种离子推力器放电室镀膜蓄留结构 |
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