JPS63211409A - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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Publication number
JPS63211409A
JPS63211409A JP4638287A JP4638287A JPS63211409A JP S63211409 A JPS63211409 A JP S63211409A JP 4638287 A JP4638287 A JP 4638287A JP 4638287 A JP4638287 A JP 4638287A JP S63211409 A JPS63211409 A JP S63211409A
Authority
JP
Japan
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pressure
spool valve
cylinder
throttle
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4638287A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Komatsu
浩一 小松
Michiro Akaiwa
赤岩 道郎
Tadaharu Yokota
忠治 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Atsugi Motor Parts Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Atsugi Motor Parts Co Ltd filed Critical Atsugi Motor Parts Co Ltd
Priority to JP4638287A priority Critical patent/JPS63211409A/ja
Publication of JPS63211409A publication Critical patent/JPS63211409A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、例えば車両の姿勢制御に用いて好適な圧力制
御弁に係り、特に、電流に比例して圧力を制御できる圧
力制御弁に関する。 (従来の技術) 近時、自動車にも高レベルな快適性が要求される傾向に
あり、例えば車高調整、コーナリングやブレーキング時
における車体の姿勢制御等が行われている。 このような各種制御を油圧で行う場合、ソレノイドへの
電流値に比例した油圧を発生させるための圧力制御弁を
用いることが多く、従来のこの種の圧力制御弁としては
、例えば車高調整機構に適用された第7図に示すような
ものがある。 第7図において、ボディ1内に収納されたスプール弁2
はソレノイド3への通電を特徴とする特許その電流値に
応じた電磁力でスプール弁2が図中右方向へ押されて供
給ポート4とシリンダポート5が連通し、油圧ポンプ6
からシリンダ7に圧油が供給され、車高調整機構に連結
されたピストン8が動いて車高が変化する。このとき、
スプール弁2の右室(スプリング室)9には油路10を
通してシリンダポート5の圧油が導かれ、ソレノイド3
の電磁力に対してバランス力として作用する。 このバランス力がないと、ソレノイド3における電流に
応じた制御圧力(シリンダ7への圧力)を発生させるこ
とができ貴い。すなわち、この第1図の圧力制御弁では
、スプール弁2の左右移動方向の受圧面積を同一とし、
その右側にシリンダ圧力を加えることで、電流−圧力の
比例制御を行うというメカニズムになっている。なお、
スプール弁2の左室11は油路12を通して排出ボート
13に連通しており、排出ボート13はリザーバタンク
14に連通している。そして、上記比例制御はソレノイ
ド3への電流値に応じてスプール弁2のバランスのもと
て供給ボート4とシリンダポート5との間の通路面積が
変わることにより行われる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の圧力制御弁にあっては
、電流比例制御を行うためにスプール弁2の右室9にシ
リンダ圧力を導く構成となっていることから、該シリン
ダ圧力に対抗するような大きな電磁力がソレノイド3に
要求される。そのため、次のような問題点があった。 (1)ソレノイド3が大型化し、取付はスペースの制約
やコストが高い。このような圧力制御弁を車高調整装置
等に用いた場合、上記不具合は特に顕著なものとなる。 (n)また、詳細は後述するが、圧油の流体力Rに伴う
スプール弁2の軸力の補償が考慮されておらず、目標と
する制御圧力が変化したり、応答性が悪化するという問
題点もある。 一方、上記(1)の不具合を解決するものとしては、例
えば第8図に示すような第2のものも提案されている。 第8図において、スプール弁21の内部にはピストン孔
22が形成され、ここに小ピストン23が収納される。 スプール弁21の右室24と左室25は排出ボート26
に連なる゛油路27を通して連通している。なお、28
はボディ、29は供給ボート、30はシリンダポートで
ある。ここで、シリンダ圧力は小ピストン23の端面お
よびその反対側のスプール弁21の内部にのみ作用し、
スプール弁21を左側に押す力がソレノイド31の電磁
力に対するバランス力となる。したがって、上述した第
1の圧力制御弁に比べて少ない電磁力で圧油の供給がで
き、ソレノイド31を小型化することが可能となる。 ところが、この第2の圧力制御弁にあっても上記(I[
)の不具合は解消されず、この点で改善が望まれる。次
に、その不具合を詳述する。 シリンダ7内のピストン8が作動しないとき、すなわち
スプール弁21を圧油が流れないときはスプール弁21
は次式■によって平衡し、そのときの制御圧力Psにシ
リンダ7が維持される。 Fs=AXPs   ・・・・・・■ 但し、FS:ソレノイド31の電磁力 A ニスブール弁21における小ピストン23の受圧面
積 上記0式からソレノイド31の電磁力を発生させる電流
の値に応じて制御圧力Psが決定され、いわゆる電流比
例制御が行われることになる。一方、シリンダ7内のピ
ストン8が作動するときはピストン8の移動速度に応じ
た流量の圧油がスプール弁21を通過するため、スプー
ル弁21に流体力Rが発生することはよく知られている
。ここに、流体力Rは次式■で表される。 R=ρ・Q−v−CO3−・・・・・・■但し、ρ:作
動油密度 Q:流量 V二流速 ψ:流れ角度 したがって、ピストン11が作動するときは上記0式に
流体力Rを加えた次式■によってソレノイド31の電磁
力が平衡する。 F5=AXPS+R・−・・−■ ■式において、Rの符号(+)は圧油が供給ポート29
からシリンダポート30に流れる場合、符号(−)はシ
リンダ7からリザーバタンク14に流れる場合である。 0式から明らかであるように、圧油がスプール弁21内
の端部(エツジ)を流れるときは流体力Rの発生により
制御圧力Psが変化し、比例特性や応答性が阻害される
。 一方、このような流体力Rの影響を軽減するために、例
えばスプール弁21の端部(エツジ)を加工することも
考えられる。しかし、この方法によると加工のためにコ
スト高となったり、あるいは所定の流量や圧力範囲内で
しか加工の効果が期待できないという新たな問題点があ
り、有効な解決策となっていない。 これに対して、このような流体力の影響を電気的に打ち
消すため、第9図に示すようなものも提案されている。 このものはアクチュエータ41に作用する圧油の圧力P
を検出し、フィードバック制御を行って、前述の比例制
御を行うものである。 アクチュエータ41は車高調整装置42と連結されてお
り、車高調整装置42によって前述のような車両の姿勢
制御等が行われる。 いま、コーナリングやブレーキングによって車両にGの
変化が発生するとGセンサ43によって検出され、電圧
Vsがアンプ44に入力される。一方、アンプ44には
アクチュエータ41に加わる圧力Pに基づいた電圧Vp
が圧力センサ45から入力されるとともに、図示されて
いないコントローラ等からの制御電圧Vcが入力され、
アンプ44はこれらの各電圧Vs、Vp、Vcに基づく
電流iを圧力制御弁46のソレノイド(図示路)に入力
する。圧力制御弁46は電流iに応じて圧油の圧力を制
御し、アクチュエータ41に設定圧力Pを与える。この
とき、アクチュエータ41に加わる圧力Pが圧力センサ
45によって常に検出されてフィードバンク制御に供さ
れるので、制御電圧Vcに対する電流iが適切に補正さ
れる。すなわち、電圧Vp↓よ圧力制御弁46に発生す
る流体力Rを打ち消すように作用するので入力電圧Vc
に対する目標圧力Pの変化がなく応答性が向上する。 ところが流体力Rの影響は打ち消されるものの、次のよ
うな新たな問題点を招来する。 (I[[)全体の構成、すなわち、センサや電子回路等
が複雑であり、大幅なコストアップを招く。 なお、以上の問題点は圧力制御弁を車高調整装置に適用
した場合等の例であるが、圧力制御弁は他の広範囲な制
御分野で適用されるため、上述の改善がなされることが
望ましい。 また、特に流体力Rは前記0式に示すように、流量Q、
流速V等によって決まるものであり、これらの諸条件が
変化すれば流体力Rも変化する。 したがって、これらの諸条件が変化した場合であっても
流体力Rの影響が確実に補償されることが望ましい。 (発明の目的) そこで本発明は、スプール弁とシリンダとを接続する油
路の途中にシリンダ制御圧力に応じて開口面積が変わる
絞りを設け、絞りのスプール弁側圧力をソレノイドの電
磁力が作用する方向と同一方向に作用するスプール弁の
受圧面に作用させ、絞りのシリンダ側圧力をスプール弁
の他の受圧面に作用させることにより、流体力に応じた
対抗する軸力をスプール弁に発生させて流体力を補償し
て、ソレノイドの小型化を維持しつつ簡単な構成でかつ
低コストにシリンダ制御圧力の全制御範囲に亘る電流比
例制御特性の性能向上を図ることのできる圧力制御弁を
提供することを目的としている。 (問題点を解決するための手段) 本発明による圧力制御弁は上記目的達成のため、作用力
が相反する方向でかつ受圧面積の異なる受圧部をもつス
プール弁を有し、該スプール弁の一の移動方向にソレノ
イドの電磁力を作用させ、電磁力の方向と逆の他の移動
方向に受圧面積の差にシリンダの制御圧力を作用させて
圧油の通過面積を変え、シリンダポートからシリンダに
供給する圧油の制御圧力をソレノイド電流に応じて比例
制御する圧力制御弁において、前記シリンダポートとシ
リンダとを接続する油路の途中に所定の絞りを設け、該
絞りよりスプール弁側の圧力をソレノイドの電磁力が作
用する方向と同一の方向に作用するスプール弁の一の受
圧面に導き、シリンダ側圧力をソレノイドの電磁力が作
用する方向と逆の方向に作用するスプール弁の他の受圧
面に導くとともに、絞りの絞り量をシリンダ制御圧力に
応じて可変とし、スプール弁に生じる圧油の流体力の大
きさに応じて該流体力と反対方向の軸力をスプール弁に
発生させ、流体力を補償するようにしている。 (実施例) 以下、本発明を図面に基づいて説明する。 第1〜3図は本発明に係る圧力制御弁の第1実施例を示
す図である。 まず、構成を説明する。第1図において、51は圧力制
御弁であり、圧力制御弁51はソレノイド52、スプー
ル弁53、ボディ54等で構成される。ソレノイド52
にはプランジャ55が嵌挿されており、プランジ中55
は図示されていないソレノイドスプリングによって図中
矢印A方向に付勢される。ソレノイド52はボディ54
と連結され、ボディ54には略円筒形のスプール弁53
が摺動自在に収納される。スプール弁53は一端に大径
部56、中央部に小径部57をそれぞれ有し、大径部5
6は右室58を画成するとともに、円環状の補助室59
を画成する。また、スプール弁53の他端はソレノイド
52のプランジャ55に当接するとともに、左室60を
画成する。右室58内にはスプリング61が設けられ、
スプリング61はスプール弁53を図中矢印B方向に付
勢する。すなわち、ソレノイド52に通電されていない
ときは前述したソレノイド52のスプリングとスプリン
グ61の付勢力がバランスしてスプール弁53は静止し
ている。スプール弁53の小径部57は円環状の中央室
62を画成し、中央室62の両端にはスプール弁53の
周囲に接して開口する円環状の供給室63および排出室
64が設けられる。供給室63には油路65を介して油
圧ポンプ66からの圧油が導かれ、排出室64は油路6
7を介してリザーバタンク68に導かれる。排出室64
と前記補助室59との間には油路69がスプール弁53
内に設けられ、油路69は排出室64と補助室59とを
連通ずる。中央室62にはシリンダポート70を介して
油路71が開口しており、油路71は中央室62とシリ
ンダ72の作動室73とを連通ずる。シリンダ72はピ
ストン74を有し、ピストン74は作動室73を画成す
るとともに、作動室73内の圧力に応じて変位する。ピ
ストン74にはピストンロッド75が連結され、ピスト
ンロッド75は例えば、車高調整装置等に連結される。 油路71にはその途中に油路71の断面積よりも開口面
積の小さい絞り76が設けられ、絞り76は絞り76の
スプール弁53側圧力に応じてその開口面積(すなわち
、絞り量)が変化する。 すなわち、絞り76には油路77を介して絞り76のス
プール弁53側圧力が導かれており、スプール弁53側
圧力が増加すると絞り76の開口面積が小さくなる(絞
り量としては大きくなる)ように構成される。油路71
は絞り76を境にしてそのスプール弁53側は油路78
を介して前記左室60と連通し、そのシリンダ72側は
油路79を介して前記右室58と連通ずる。 次に、作用を説明する。 シリンダ72に対する圧力制御弁51による油圧の制御
は次のようにして行われる。 ソレノイド52に電流が供給されると、電流に応じた電
磁力が発生し、スプール弁53は図中矢印A方向へ摺動
する。このとき、中央室62と供給室63が連通して油
圧ポンプ66からの圧油は油路65、供給室63、中央
室62、油路71を経てシリンダ72に供給される。し
たがって、油圧ポンプ66からの圧油によってシリンダ
72のピストン74は図中矢印C方向に変位する。また
、供給室63から中央室62へ流れる圧油の流量に応じ
た流体力が発生し、スプール弁53に対して第1図中矢
印B方向に作用する。 一方、油路71に設けられた絞り76の前後には油路7
1を流れる圧油の流量Qに応じた圧力差ΔPが発生する
。すなわち絞り76の上流側の圧力は下流側の圧力より
もΔPだけ高くなるので、絞り76のスプール弁53側
の圧力をP、いピストンロッド75のシリンダ72側の
圧力をpsiとすれば圧力差ΔPは次式■で表される。 ΔP=Psr  Psz    ・・・・・・■ここで
、絞り76の前後の圧力P3+、P3Zはそれぞれ油路
78、油路79によって左室60および右室58に導か
れており、スプール弁53のソレノイド側端面の受圧面
積をAI 、スプール弁53の大径部56側端面の受圧
面積をA2とすれば、スプール弁53に作用する力は次
式〇で表される。 F s +P3+ ’ At =Psz−A2 +R−
−■但し、FS:ソレノイドの電磁力 R:流体力 (スプリングによる力は省略する) 上記0式を電磁力Fsについて整理して変形すると次式
■が得られる。 Fs=Pst・ (At  AI )+ CPst  
Psi)・A、+R・・・・・・■ 上記0式において、右辺第2項の〔(P3□−P。 、)・AI3は絞り76の前後に発生する圧力差ΔPが
スプール弁53に作用する軸力Fを表しており、P !
I > P 92であるから、((Psz−Psi) 
 ・At〕く0となる。したがって、この軸力Fは流体
力Rに対して反対方向に作用することになり、流体力R
の打ち消しを可能にしている。 ところで、流体力Rは前述の0式で示したように流iQ
、流速v等によって変化するものであり、流量Q、流速
Vとは比例関係にある。ここで、流速Vは次式■で表さ
れる。 但し、Pp:油圧ポンプの供給圧力 P、1:絞りのスプール弁側圧力 Cv:流量係数 ρ :圧油の密度 したがって、(Pp=Ps+=ΔPc)とすれば、■、
■の両式から差圧ΔPcが大きい(すなわち、供給圧力
Ppは一定であるから、制御圧力PS+が小さい)と流
速Vが速くなり、流体力Rは大きくなる。また、差圧Δ
Pcが小さい(制御圧p9+が大きい)と流速Vが遅く
なり、流体力Rは小さくなる。これらをまとめたものが
第2図中実線で示した流体力R11R,、R3(図中で
は単にR8、Rχ、R3)であり、流fiQに比例する
とともに、それぞれ差圧ΔP、いΔPC!、ΔPc+(
図中では単にΔPcI、ΔP(z 、ΔP c:+)に
対応している。このように、流体力Rは流量Qが一定で
あっても差圧ΔPcによって変化する。 一方、絞り76の前後に発生する圧力差ΔPと絞り76
を流れる圧油の流量Qとの間には次式〇の関係がある。 但し、C:流量係数 a:絞りの開口面積 このように、圧力差ΔPは流fiQの2乗に比例するの
で、前述した軸力Fは流量Qの2乗に比例する。また、
流量Qが一定であっても絞り76の開口面積を変えるこ
とで圧力差ΔPは変化する。すなわち、前述した軸力F
を絞り76の開口面積を変えることで変化させることが
できる。したがって、差圧ΔPcが変化してスプール弁
53に作用する流体力Rが変化した場合、差圧ΔPcに
応じて絞り76の開口面積を変えることで流体力Rの補
償が効果的に行われる。すなわち、絞り76には油路7
7によって絞り76のスプール弁53側の圧力(制御圧
力P、1)が導かれており、制御圧力PSIに応じて絞
り76の開口面積が変化する。この場合、絞り76の開
口面積aと制御圧力P31との関係は第3図に示すよう
に制御圧力ps+の増加に伴って開口面積aは増加する
。このように、制御圧力pff+が増加すると制御圧力
P1に応じて開口面積aが大きくなるので圧力差ΔP 
=(F31−P!12)が小さくなる。 一方、流体力Rは制御圧力pi+の増加に応じて前述の
ように小さくなる。したがって、供給圧力Ppと制御圧
力P□との差、すなわち差圧ΔPcによって流体力Rが
減少すると差圧ΔPcに応じて軸力Fも減少する。この
ような両者の関係を示したものが第2図であり、差圧Δ
PcいΔPC2、ΔP、にそれぞれ対応する軸力F+ 
、Fz 、Ft(図中では単にFl 、F2 、F3 
)はそれぞれ破線で示される。同図から明らかであるよ
うに、差圧ΔPcの変化に伴う流体力Rと軸力Fとは両
者が完全に一致するものではないが流体力Rの変化に応
じた軸力Fが発生しており、極めて近似している。した
がって、流体力Rは軸力Fによって大部分が打ち消され
、スプール弁53に作用する実際の力は両画線に挟まれ
た部分に相当する。すなわち、〔流体力R−軸力F〕で
あり、この値は流体力Rに比べると極めて小さなもので
ある。 したがって、前述の0式から次式〇′式が近似式として
得られる。 F S =Psz ’  (A2   AI )   
 ”””■′すなわち、シリンダ圧力P。はソレノイド
の電磁力FSによって決まるものであり、流体力Rの影
響で目標制御圧力の変動を防止することができ、圧力制
御弁51の応答性が大幅に向上する。 このようにして、ソレノイド52に入力する電流に応じ
た制御圧力がシリンダ72に与えられ、シリンダ72の
ピストン74を変位させて、シリンダ72に圧油を供給
し、ピストンロッド75を介してピストン74に作用す
る第1図中矢印り方向の力と、供給された圧油によって
ピストン74に作用する同図中矢印C方向の力が同一に
なるとピストン74が静止する。このとき、油路71内
の圧油の流量Qは
〔0〕になるので絞り76の前後に発
生していた圧力差ΔPおよび流体力Rは共に
〔0〕にな
る。すなわち、右室58と左室60にはシリンダ72の
作動室73に作用する圧力Psと同一の圧力が導かれて
おり、スプール弁53に作用する力は前記0式において
PSI=PS2=PS% R=Oとして次式■を得る。 F s +Ps+−A+ =Psz・Az、’、 F 
s = P s・ (A! −AI )   ・・・・
・・■ここで、電磁力Fsは電流に比例して発生するも
のであるから、電流に比例した制御圧力Psが発生する
。 以上は制御圧力を増圧する場合を説明したものであるが
、減圧する場合には次のようにすることも可能である。 減圧時は制御圧力ps+が減少し、制御圧力Psiの減
少に伴って流体力Rも減少する。そこで、絞り76の開
口面積aが制御圧力P、1の減少に伴って大きくなるよ
うに絞り76を構成すれば、流体力Rの減少に伴って絞
り76によるスプール弁53に作用する軸力Fが減少し
、流体力Rが補償される。なお、減圧時における開口面
積aと制御圧力PSIとの関係をどのように設定するか
は、圧力制御弁51の適用分野、使用目的によって適宜
定めればよい。 上記第1実施例では増圧時における流体力の補償が完璧
に近い形でなされるから、例えば起重機や所定位置(高
さ)まで部材を持ち上げるロボット等に用いて好適であ
る。このロボット等では部材を降ろした後の減圧時に精
度が要求されないことが多いからである。このような圧
力制御弁51の作用から、従来の問題点が次のように解
決される。 (イ)効果1 スプール弁53の両端面の受圧面積を異ならせ、両端面
に油路71の圧力を導いているのでスプール弁53を摺
動させるために必要な力は受圧面積の差と油路71の圧
力との積で表される力に抗する程度で良い。したがって
、ソレノイド52に要求される電磁力は小さなもので良
く、ソレノイド52の小型化を図ることができるととも
にコストの低減を図ることができる。これは、従来の問
題点(1)を解決できることを意味している。 (ロ)効果2 油路71の途中に絞り76を設け、その前後に圧力差が
発生すると、この圧力差に応じて、スプール弁53に作
用する流体力に抗する軸力を発生させているので、流体
力の影響を極めて小さなものとすることができる。した
がって、圧力制御弁51の応答性が大幅に向上する(問
題点■の解決)。 (ハ)効果3 流体力の打ち消しを絞り76を設けることによって行っ
ているので、構成が簡単であり、絞り76の加工も容易
である。したがって、電流比例制御の特性を向上させつ
つ低コストの圧力制御弁51を提供することができる(
問題点■の解決)。 以上のような効果(問題点の解決)に加えて、次のよう
な効果もある。 (ニ)効果4 絞り76を油路71の途中に設けているので、油圧ポン
プ66から供給される圧油の流量損失が全く発生しない
。また、絞り76の前後に発生する圧力差もほとんど無
視できる値(実用的には3 kg / crA以下)で
ある。したがって、圧力損失の問題も無視できる。 (ホ)効果5 絞り76の開口面積を制御圧力P31に応じて変えてい
るので制御圧力ps+の変化に伴う流体力Rに応じた軸
力Fを発生させることができる。したがって、シリンダ
制御圧力の全制御範囲に亘る電流比例制御の応答性を向
上させることができる。 以上の第1実施例では流体力を補償するための絞りを圧
力制御弁と一体に構成したが、次に、第2.3実施例と
して絞りとしての機能を圧力制御弁の外部に設けた場合
について説明する。なお、第1実施例と同一構成部材に
は同一符号を付し、その説明を省略する。 第4図は本発明の第2実施例を示す図である。 同図において、81は絞りとしての機能を有する絞り弁
であり、絞り弁81はハウジング82、ピストン83お
よびスプリング84で構成される。ハウジング82には
ピストン83が摺動自在に収納され、ピストン83は左
室85、中央室86、供給室87およびスプリング室8
8を画成する。スフ−リング室88は油路89を介して
リザーバタンク68と連通しており、スプリング室88
に収納されたスプリング84はピストン83を図中矢印
A方向に付勢する。供給室87は油路71を介して中央
室62と連通しており、左室85には供給室87の圧力
(前述の制御圧力PSIに相当する)が油路90によっ
て導かれる。供給室87は油路91を介してシリンダ7
2の作動室73と連通ずるとともに、圧力制御弁51の
右室58と連通ずる。 以上のように、絞り弁81の左室85には絞り弁81の
圧力制御弁51側圧力(以下、制御圧力という)が導か
れているので、制御圧力PSIが大きくなると、ピスト
ン83が図中矢印B方向に摺動して供給室87と中央室
86の連通面積が大きくなる。したがって、絞り弁81
の圧力制御弁51側圧力とシリンダ72側圧力との差が
小さくなり、圧力制御弁51のスプール弁53に作用す
る流体力の減少に応じた軸力Fを発生させることができ
る。その結果、第1実施例と同様の効果が得られる。ま
た、本実施例では絞りとしての機能を有する絞り弁81
を圧力制御弁51とは別に設けて構成したので装置に組
付ける際の取付は自由度が大きいという特徴がある。 第5図は本発明の第3実施例を示す図である。 同図において、101は絞りとしての機能を有する絞り
弁であり、絞り弁101はハウジング102、ピストン
103およびスプリング104等で構成される。ハウジ
ング102にはピストン103が摺動可能に収納され、
ピストン103はスプリング室105および中央室10
6を画成する。スプリング左105は油路107を介し
てリザーバタンク68と連通しており、中央室106は
油路71を介して中央室62と連通ずる。ピストン10
3はスプリング104によって図中矢印B方向に付勢さ
れ、ピストン103の中央室106例の先端部にはボー
ル108が固着される。ハウジング102には油路10
7に対向する位置にボート109が形成され、中央室1
06の圧油はボート109、油路110を介してシリン
ダ72の作動室73に導かれるとともに、圧力制御弁5
1の右室58に導かれる。絞り弁101の圧力制御弁5
1側圧力(以下、制御圧力という)が大きくなると、中
央室106の圧力が大きくなってピストン103が図中
矢印A方向に摺動し、ボール108とボート109との
間の通路面積が大きくなる。したがって、第1、第2実
施例と同様の効果が得られる。 なお、以上の第1、第2、第3の各実施例では絞りのス
プール弁側の圧油を導いて絞りの開口面積を変える構成
としたが、第6図に示すように構成してもよい。すなわ
ち、シリンダポートとシリンダとを接続する油路111
の途中にソレノイド112の電磁力に応じて開口面積の
変わる絞り113を設け、絞り113のシリンダポート
側の圧力を圧力センサ114によって検出し、増幅器1
15を介してソレノイド112に電磁力を発生させて、
絞り113のシリンダポート側圧力の増加に応じて絞り
113の開口面積を増加させる。このようにしても第1
、第2、第3の各実施例と同等の効果が得られる。 (効果) 本発明によれば、スプール弁とシリンダとを接続する油
路の途中にシリンダ制御圧力に応じて開口面積が変わる
絞りを設け、絞りのスプール弁側圧力をソレノイドの電
磁力が作用する方向と同一方向に作用するスプール弁の
受圧面に作用させ、絞りのシリンダ側圧力をスプール弁
の他方の受圧面に作用させているので、流体力に応じた
対抗する軸力をスプール弁に発生させて流体力を補償す
ることができる。その結果、ソレノイドの小型化を維持
しつつ簡単な構成でかつ低コストにシリンダ制御圧力の
全制御範囲に亘る電流比例制御特性の性能向上を図った
圧力制御弁を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明に係る圧力制御弁の第1実施例を示
す図であり、第1図はその要部断面図、第2図はその流
量とスプール作用力の関係を示す図、第3図はその制御
圧力と絞りの開口面積の関係を示す図、第4.5図はそ
れぞれ本発明に係る圧力制御弁の第2、!3実施例を示
すその要部断面図、第6図は本発明に係る圧力制御弁の
流体力補償を電気的に行う場合を示すその要部構成図、
第7〜9図は何れも従来の圧力制御弁を示す図であり、
第7図はその第1の圧力制御弁のスプール弁に電磁力と
対向するようにシリンダ圧力を作用させた場合の要部断
面図、第8図はその第2の圧力制御弁のスプール弁を摺
動させる電磁力を小さくした場合の要部断面図、第9図
はその第3の圧力制御弁のスプール弁に作用する流体力
を電気的に補償した場合のブロック図である。 51・・・・・・圧力制御弁、 52・・・・・・ソレノイド、 53・・・・・・スプール弁、 56・・・・・・大径部、 58・・・・・・右室、 60・・・・・・左室、 70・・・・・・シリンダポート、 76.113 ・・・・・・絞り、 78.79.80.90.111・・・・・・油路、8
1.101・・・・・・絞り弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  作用力が相反する方向でかつ受圧面積の異なる受圧部
    をもつスプール弁を有し、該スプール弁の一の移動方向
    にソレノイドの電磁力を作用させ、電磁力の方向と逆の
    他の移動方向に受圧面積の差にシリンダの制御圧力を作
    用させて圧油の通過面積を変え、シリンダポートからシ
    リンダに供給する圧油の制御圧力をソレノイド電流に応
    じて比例制御する圧力制御弁において、前記シリンダポ
    ートとシリンダとを接続する油路の途中に所定の絞りを
    設け、該絞りよりスプール弁側の圧力をソレノイドの電
    磁力が作用する方向と同一の方向に作用するスプール弁
    の一の受圧面に導き、シリンダ側圧力をスプール弁の他
    の受圧面に導くとともに、絞りの絞り量をシリンダ制御
    圧力に応じて可変とし、スプール弁に生じる圧油の流体
    力の大きさに応じて該流体力と反対方向の軸力をスプー
    ル弁に発生させ、流体力を補償するようにしたことを特
    徴とする圧力制御弁。
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