JPS6321128Y2 - - Google Patents

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JPS6321128Y2
JPS6321128Y2 JP3499178U JP3499178U JPS6321128Y2 JP S6321128 Y2 JPS6321128 Y2 JP S6321128Y2 JP 3499178 U JP3499178 U JP 3499178U JP 3499178 U JP3499178 U JP 3499178U JP S6321128 Y2 JPS6321128 Y2 JP S6321128Y2
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JP
Japan
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gas
bolt insertion
insertion holes
sealing material
groove
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JP3499178U
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JPS54137135U (ja
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  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案はガス絶縁電気機器の改良に関する。
〔従来の技術及び問題点〕
ガスしや断器、ガス絶縁開閉装置等のガス絶縁
電気機器においては、内部にSF6ガス等が封入さ
れているところから接合部のガス洩れを試験する
必要がある。
而して、ガス絶縁開閉装置等の接合部は、例え
ば第1図に示す様に容器1,2にそれぞれフラン
ジ3,4を設け、何れかのフランジにシール溝5
を切りここにOリング等のシール材6を介挿せし
めたうえ、前記両フランジ3,4を締結用のボル
ト7、ナツト8で締付けて構成されている。なお
9は高電圧が印加される母線導体、10は容器
1,2内に数気圧程度に充填されたSF6ガス等の
絶縁性ガスである。
前記接合部のガス気密試験を行なう場合、従来
は積分法(蓄積法)、プルーブ法の何れかが用い
られている。
積分法とは、第1図に示す如く、接合部全体を
ポリエチレンシート等の気密性シート11で覆い
その端部をひも、テープ等の締付材12で容器
1,2にそれぞれ締付けて気密室13を構成し、
所定時間後にガス検出器14のプルーブ15を前
記シート11内に構成された気密室13に挿入
し、接合部におけるガス洩れ状態をチエツクする
ものである。
ところが、この積分法によるときは、上述の如
く気密室13を構成するため気密性シート11で
接合部を覆う工数、試験終了後のシート11の取
外しの工数、及び気密性シートや締付ひも等の材
料費が厖大なものとなる。そのうえ接合部におけ
るガス洩れは極くわずかの量であるところから、
気密室13を構成した後10数時間を経過しなけれ
ば気密室13中に容器1,2内に封入したガス1
0が漏出して来ないため、それだけ待時間が必要
である。しかも、ガス10が漏出して来ても、シ
ート11内の容積が大きいのでこの部分で希釈化
され或る程度高濃度になりプルーブ15が感応す
るまでには、なおしばらく時間がかかる。
これらの欠点を改良するためプルーブ法が提案
された。この方法は、高感度のプルーブを用意
し、積分法の如く気密性シートを何ら用いること
なく、直接プルーブを接合部に当てがいガス洩れ
箇所を探索するものである。
このプルーブ法によれば前述の如き気密性シー
トの取付、取外工数や、シート、ひも等の材料費
が不要となるが、漏出ガスが希釈化されているの
でどの接合部がガス洩れを起しているのかを探索
するのに要する時間が厖大となるという新たな問
題が生じる。又、接合部の周囲に気流があれば洩
出ガスは気中に逃げてしまうので測定は殆ど不可
能である。更に、極めて微量の漏出ガスが順次大
気中へ拡散するため、積分法と異なりプルーブが
検出するガス濃度は極めて低いので検知できない
虞れがある。従つて屋外や換気の気流の強い室内
では測定が極めて困難であるという難点がある。
本案は上記難点を解決したガス絶縁電気機器を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
少く共一方のフランジの接合面に、ボルト挿通
孔よりも広幅のガス溜用溝を円周上に設けて、全
ボルトの挿通孔を前記溝に開口せしめ、この溝に
漏出したガスを集める様にしたものである。
〔作用〕
シール材から漏出した容器内のガスはガス溜用
溝に集められる。この溝は何れのボルト貫通孔と
も連通している。
従つて、何れかの容器締結用のボルトを外し、
このボルト挿通孔にプローブを挿入することによ
り容易にフランジ接合面におけるガス漏れを検知
することができる。
〔実施例〕
以下、第2図に示す1実施例に基づき本案を説
明する。同図において、21,22はフランジ
3,4にそれぞれ設けられたボルト挿通孔であ
る。この挿通孔21,22はシール材6よりも外
周に位置し、フランジ3,4の円周に沿つて複数
個設けられている。
23は少くとも1方のフランジ、例えばフラン
ジ3の接合面に設けられたガス溜用溝で、ボルト
の挿通孔21の直径よりも広幅とし、フランジ3
の円周に沿つてベルト状に配設されている。従つ
て、各挿通孔21,22はガス溜用溝23で全て
連通されている。
ボルト挿通孔21,22には締結用のボルト7
が挿通され、このボルトにはナツト8が螺入され
ている。なお、溝23の外周の接合面には漏出ガ
スの拡散防止のためにワセリン、グリス等の気密
材24を塗布すると効果が上がる。
而して、上述の構成において容器1,2内のガ
ス10はシール材6によつて阻止され殆ど漏出す
ることはない。しかし若干のガスがこのシール材
6のある部分から漏出することがある。ところが
シール材6の外周にガス溜用溝23がベルト状に
設けられているのでここに前記漏出ガスが溜めら
れる。
ガス溜用溝23にはボルト挿通孔21,22の
全てが開口している。従つて、ガス気密試験に際
しては何れかのボルト7を取外しガス検出器25
のプルーブ26をボルト挿通孔21に挿入する。
すると、前記溝23に溜められた漏出ガスがこの
プルーブ26に補促され、ガス検出器25は難な
く接合部のガス洩れを検知する。
なお、ガス洩れ検知感度を向上せしめるためボ
ルト7、ナツト8の周辺やボルト挿通孔21,2
2の外周の接合面にワセリン、常温硬化材、シリ
コングリス、コーキング材等のシーラント材を塗
布してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く、本案によるときはフランジ
接合面におけるシール材の外周にベルト状にガス
溜用溝が設けられているので、漏出ガスはこの溝
に集められることとなる。従つて、該溝ではガス
濃度が高くなりこれを測定することにより容易に
ガス気密試験を行なうことができる。このため、
ガス気密試験を行なうための日程を特別に設ける
必要がなく、任意の工程で実施可能となり、しか
も積分法の如くシート材で接合部を覆つたりする
必要がなく、工数が極めて短縮される。そのうえ
小容量のガス溜用溝に漏出ガスが溜るので、シー
ト材による大容量の気密室に溜るよりも同漏れ量
でも検出されるガス濃度が桁違いに高くなるた
め、感度も飛躍的に向上する。更に、シート材や
ひもが不要となつて便利である外、プルーブ法に
比べ漏出ガスが積分されるのでガス濃度が高く、
接合部の気流に関係なく如何なる場所においても
常に高度の検出感度を維持でき、しかも漏れ箇所
の検出作業が簡便である。その上、ボルト挿通孔
の全てをフランジ接合面においてガス溜用溝で連
通しているので、ガス洩れ測定に際しては締結用
のボルト1個を外してここにプルーブを挿入する
だけでよく、測定のためのプルーブ挿入孔を特別
に穿設する必要がない。又どの位置の締結用のボ
ルトを外してもガス漏出の測定が可能であるとこ
ろから、作業に都合のよい位置でボルトを外せば
よく、特定箇所に測定用孔を設けるものに比べ極
めて測定がやり易く実用的である。更に、フラン
ジにボルト挿通孔を設けると孔の周囲に工作機に
よるかえりが生じ、これが接合面の気密を害する
ことがある。しかし、本案ではボルト挿通孔より
も広幅のガス溜用溝を設けているので、少くとも
一方の挿通孔のかえりは除去され、他方の挿通孔
のかえり取りをしていない場合でもこの溝に突出
するのみでフランジ接合面の気密に悪影響を与え
ないといつた数々の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の要部縦断面図、第2図は本
案の1実施例を示す要部縦断面図である。 1,2……容器、3,4……フランジ、5……
シール溝、6……シール材、7,8……ボルト、
ナツト、10……絶縁性ガス、21,22……ボ
ルト挿通孔、23……ガス溜用溝、24……接合
面、25……ガス検出器、26……プルーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁性ガスを充填して隣接する容器と、各容器
    の接合部にそれぞれ設けられたフランジと、前記
    両フランジ間に介挿せしめられたシール材と、前
    記シール材より外周で各フランジの対応する位置
    に設けられた複数のボルト挿通孔と、少くとも一
    方の前記フランジのフランジ接合面において前記
    シール材の外周に沿つて形成されており前記ボル
    ト挿通孔よりも広幅で前記各ボルト挿通孔がそれ
    ぞれ開口しているガス溜用溝と、より成ることを
    特徴とするガス絶縁電気機器。
JP3499178U 1978-03-17 1978-03-17 Expired JPS6321128Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3499178U JPS6321128Y2 (ja) 1978-03-17 1978-03-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3499178U JPS6321128Y2 (ja) 1978-03-17 1978-03-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54137135U JPS54137135U (ja) 1979-09-22
JPS6321128Y2 true JPS6321128Y2 (ja) 1988-06-10

Family

ID=28893411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3499178U Expired JPS6321128Y2 (ja) 1978-03-17 1978-03-17

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JP (1) JPS6321128Y2 (ja)

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JPS54137135U (ja) 1979-09-22

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