JPS6321083Y2 - - Google Patents

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JPS6321083Y2
JPS6321083Y2 JP1055083U JP1055083U JPS6321083Y2 JP S6321083 Y2 JPS6321083 Y2 JP S6321083Y2 JP 1055083 U JP1055083 U JP 1055083U JP 1055083 U JP1055083 U JP 1055083U JP S6321083 Y2 JPS6321083 Y2 JP S6321083Y2
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本案は限流素子付円筒形カツトアウトの改良に
係り、特に絶縁被覆(モールド成形)した限流素
子をカツトアウトの本体の下端開口部に固着した
絶縁支持部材あるいは下部カバーに対し簡単かつ
確実に固定できるようにした構造に関するもので
ある。 ロ 従来技術 近年、高圧配電線路で使用される変圧器保護用
の円筒形カツトアウトには耐雷性能をそなえた限
流素子付円筒形カツトアウトが雷害地区等一部で
使用されつゝある。これは配電線を伝播して侵入
する雷サージ等の異常電圧をカツトアウトに内蔵
した限流素子を経て接地側の放電電極に放電して
変圧器を絶縁破壊から護ると同時に同素子により
放電に伴なつて重畳する商用周波の続流を遮断す
るようにしたものである。 ところで、上記のカツトアウトに内蔵する限流
素子は本件出願人が先に提案した実願昭57−
900430号にあるように、酸化亜鉛を主成分とする
焼結体よりなる限流素子の上下端面に夫々端子を
接続し、これら両端子の接続部を除く端子と上記
素子の外周面を合成樹脂等の絶縁物で被覆成形し
てユニツト状にした、いわゆる限流素子ユニツト
6をカツトアウトの本体の下端開口部に固着した
合成樹脂性の下部カバー30に対し一体に取付け
て内蔵するようにしたものである。 しかしながら、上記従来構造においては上記の
如く、絶縁モールドした素子ユニツトを下部カ
バーに形成した収納部4dに対し没入した後、同
ユニツトと収納部との間で形成されるわずかの間
隙に対しさらに接着材(充填材)を注入して固定
する方法のため、作業が面倒かつ不確実になりや
すい上にかゝる接着材が硬化するまで次の組付が
行なえない等、作業性を低下させると同時にこれ
に伴なうコスト高を招ねいていた。 ハ 考案の目的及び構成 本案はこれらの問題点を解決するためのもの
で、酸化亜鉛等を主成分とする焼結体よりなる限
流素子7の上下端面に上下各端子8,9を接続
し、上部端子8は、本体側の下部固定電極13に
接続する接続片14を有し、下部端子9は、放電
電極17を接続する接続部9aを有し、これら端
子の接続部を除く両端子と上記素子外周面を合成
樹脂あるいはゴム等の絶縁物10で一体に被覆成
形した限流素子ユニツトを円筒形の本体1の下端
開口部1aに固着した絶縁支持部材4に一体に形
成した凹状の収納部に嵌入して同ユニツトを固定
するようにしたものにおいて、前記絶縁支持部材
4は、凹凸状の表面形状をなす固着部4aと、そ
の下部に形成した鍔状をなすストツパー部4bと
その上方に突出形成した円筒状のガイド部4c
と、前記収納部4dの下端に設けた放電電極取付
用孔4fと、該孔4fの開口端に設けた放電電極
17の先尖放電部17aが覗出する放電孔部材1
8と、前記孔4fに連通する水抜穴4gとを有す
る構成から成り、前記限流素子ユニツトは、そ
の外周面に係合隆起部10aが一体に形成され、
前記収納部に対する嵌入により上記係合隆起部が
収納部の内壁面4d′に圧接して同ユニツトを固定
するように構成した限流素子付円筒形カツトアウ
トにおける素子ユニツトの固定構造を提案するも
のである。 ニ 実施例 以下、本案の実施例に付いて具体的に説明す
る。1は磁器よりなる円筒形の本体であり、その
下端開口部1aには接着材3によつて絶縁支持部
材4を固着している。絶縁支持部材4はポリエチ
レン樹脂等の合成樹脂からなり、第3図及び第4
図に示す如く、これを本体の下端開口部に固着す
るために表面を凹凸に形成した固着部4aと、そ
の下部に鍔状に突設した位置決め用のストツパー
部4bと、ヒユーズ筒の着脱を容易にする円筒状
のガイド部4cと、ガイド部の外周のうちその半
分程度を覆うよう同心的に形成しかつガイド部の
半分の高さからなる半円弧形の凹状の収納部4d
と、上記ストツパー部の一部を側方に突設した電
線接続端子用の遮蔽部4eと、放電電極を取付け
るための側方へ開口した放電電極取付用孔4f
と、上記収納部4dおよび取付用孔4fに連通す
べく取付用孔の奥に位置して下方に開口する水抜
穴4gとを一体に成形している。または限流素
子ユニツトであり上記絶縁支持部材の収納部4d
に嵌入できるよう全体を平面半円弧状にモールド
成形したもので酸化亜鉛等を半円弧状に成形して
焼結した電圧非直線性を有する限流素子7を上下
に2個連結しこれら素子の一方の上部端面7aに
は上部端子8を、また他方の下部端面7bには下
部端子9を夫々接続し、さらに両端子の接続部8
a,9aを除く両端子と、素子の外周面をノリル
樹脂、エポキシ樹脂、ゴム等の絶縁物10によつ
て一体に絶縁被覆して成形したもので成形時さら
に絶縁物10にはその下部の全外周面に位置して
上下方向に延びる細長い山形状の係合隆起部10
aを適当な間隔で複数形成している。11は連結
時素子端面間に介在するアルミ、銀、銅等よりな
る薄板状の接触板、12は上部端子8あるいは下
部端子9の回りを囲むように絶縁物10に形成し
た環状の凹み10bに対し端子部よりの湿気等の
侵入を防止するために注入したシリコーン系の充
填材である。 以上の構成よりなる限流素子ユニツトは上記
絶縁支持部材4の収納部4dに対しその上方から
下部を嵌入させ同下部の係合隆起部10aを収納
部4dの内壁面4d′に均等に圧接して同支持部材
に固定される。 また、素子ユニツトを固定した絶縁支持部材
4はさらに本体側の下部固定電極13と上部端子
の接続部8aとを接続する中央に屈曲部14aを
形成した接続片14と、ビス15,16と、一端
を素子ユニツトの下部端子の接続部にネジ接続
し、他端の尖状に形成した放電部17aを外側に
して放電電極取付用孔4f内に設けた放電電極1
7と、その放電部の前方に位置して嵌挿した放電
用小孔18aを具えたテフロン樹脂、シリコーン
樹脂およびEPR(エチレンプロピレンラバー)等
のゴムからなる撥水性を有する放電孔部材18を
取付けたのち、本体の下端開口部1aに対し素子
ユニツトが内壁面1bと同心的な位置関係になる
ように収納部を上にしかつ放電電極17を本体外
に位置させて固着するもので、固着後さらに素子
ユニツトの上部端子の接続板14をビス16によ
つて下部固定電極13に接続して組立は完了す
る。なお、19は本体内の上下方向に挿入保持さ
れたヒユーズ筒、20はヒユーズ、21は下部電
線接続端子、22は遮蔽部の挿入穴4e′を塞ぐ塞
板、23は上部電線接続端子、24は同端子の外
周にコイルバネ25によつて取付けた碍管、26
は本体1の係合段部1cにその一部が係合して本
体のみが不必要に回動しないようにした本体支持
金具、27は電柱の腕金28にカツトアウトを取
付けるための取付金具、29は取付金具の下部を
水平に折曲げて形成した取付部27aの突起27
bに対し長孔よりなる案内部29aを嵌合させて
重合した前後方向にスライド可能な接地側の放電
電極、33,34は調整用のボルト、ナツトGは
接地側放電電極29と前記充電側の放電電極17
との間で形成される放電ギヤツプである。 次に第6図に示す実施例は本体の下端開口部1
aを閉鎖するため同開口部に固着した合成樹脂性
の下部カバー30を一部変更して上記絶縁支持部
材4と同様の収納部30aを一体に形成し、該収
納部に対し素子ユニツトを固定するようにした
場合であり、さらに下部カバーには係合片31と
同カバーの開口部を閉鎖する合成樹脂性の密栓3
2を取脱自在に備えている点が前記実施例とは若
干異なる。 なお、限流素子ユニツトを絶縁支持部材4お
よび下部カバー30の収納部に固定する際にはこ
れらの開口部4h,4hから吹込んだ雨水が素子
ユニツトの収納部で停滞してこの附近が湿潤し、
絶縁低下を招ねきこれによつて流れる漏洩電流に
より素子劣化、絶縁部材の焼損等が起らないよう
に、かかる部分における乾燥を促進させるための
素子ユニツトの絶縁物外周面と収納部の内壁面間
とは係合隆起部によつて固定と同時に間隙イを形
成し、さらに収納部4dと放電電極取付用孔4f
とを連通させ而も取付用孔の奥に位置して下方へ
開口する水抜穴4gを形成して通水、通気をよく
するように工夫している。なお、下部カバーに密
栓を取付ける構造のものにおいては水抜穴30c
を同栓で覆うことになるため外気と連通しないた
め密栓の底面に小穴30dを複数設けてこれに対
処している。 ホ 考案の効果 本案は以上のように円筒形カツトアウトの本体
の下端開口部に絶縁モールド(絶縁被覆)成形し
た限流素子ユニツトを内蔵するに際し、かかる限
流素子ユニツトの絶縁物の外周面に係合隆起部を
形成し、これを凹状の収納部に対し嵌入時収納部
の内壁面に圧接して係合させ同素子ユニツトを固
定するようにした結果、従来のように接着材を充
填して固定するようにしたものに比較して接着材
の管理がいらないこと、固定に際し単に押込(嵌
入)だけでよいこと、接着材(充填材)の硬化を
待たなくてもよいこと等作業の簡単化と同時にこ
れら作業の簡略化に伴ない原価を低減できる等の
特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は限流素子ユニツトを絶縁支持部材に固
定した場合の本案の実施例を示す限流素子付円筒
形カツトアウトの要部を破断した断面図、第2図
A〜Fは限流素子ユニツトの正面図、平面図、底
面図、a−a′断面図、b−b′断面図、c−c′断面
図を各々示す。第3図は絶縁支持部材に限流素子
ユニツトを嵌入して固定した状態の縦断面図、第
4図は第3図における左側面図、第5図は第4図
を上方よりみた一部省略してなる平面図、第6図
は限流素子ユニツトを下部カバーに固定した場合
の本案の他の実施例を示す限流素子付円筒形カツ
トアウトの要部破断図である。 1……本体、1a……下端開口部、3……接着
材、4……絶縁支持部材、4d……収納部、4
d′……内壁面、……限流素子ユニツト、7′…
…限流素子、7a……上部端面、7b……下部端
面、8……上部端子、8a……接続部、9……下
部端子、9a……接続部、10……絶縁物、10
a……係合隆起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 酸化亜鉛等を主成分とする焼結体よりなる限流
    素子7の上下端面に上下各端子8,9を接続し、
    上部端子8は、本体側の下部固定電極13に接続
    する接続片14を有し、下部端子9は、放電電極
    17を接続する接続部9aを有し、これら端子の
    接続部を除く両端子と上記素子外周面を合成樹脂
    あるいはゴム等の絶縁物10で一体に被覆成形し
    た限流素子ユニツトを円筒形の本体1の下端開口
    部1aに固着した絶縁支持部材4に一体に形成し
    た凹状の収納部に嵌入して同ユニツトを固定する
    ようにしたものにおいて、前記絶縁支持部材4
    は、凹凸状の表面形状をなす固着部4aと、その
    下部に形成した鍔状をなすストツパー部4bとそ
    の上方に突出形成した円筒状のガイド部4cと、
    前記収納部4dの下端に設けた放電電極取付用孔
    4fと、該孔4fの開口端に設けた放電電極17
    の先尖放電部17aが覗出する放電孔部材18
    と、前記孔4fに連通する水抜穴4gとを有する
    構成から成り、前記限流素子ユニツト6は、その
    外周面に係合隆起部10aが一体に形成され、前
    記収納部に対する嵌入により上記係合隆起部が収
    納部の内壁面4d′に圧接して同ユニツトを固定す
    るように構成した限流素子付円筒形カツトアウト
    における素子ユニツトの固定構造。
JP1055083U 1983-01-27 1983-01-27 限流素子付円筒形カツトアウトにおける素子ユニツトの固定構造 Granted JPS59117045U (ja)

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JP1055083U JPS59117045U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 限流素子付円筒形カツトアウトにおける素子ユニツトの固定構造

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JPS59117045U JPS59117045U (ja) 1984-08-07
JPS6321083Y2 true JPS6321083Y2 (ja) 1988-06-10

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JP1055083U Granted JPS59117045U (ja) 1983-01-27 1983-01-27 限流素子付円筒形カツトアウトにおける素子ユニツトの固定構造

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JPS59117045U (ja) 1984-08-07

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