JPS6321059B2 - - Google Patents

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JPS6321059B2
JPS6321059B2 JP55148748A JP14874880A JPS6321059B2 JP S6321059 B2 JPS6321059 B2 JP S6321059B2 JP 55148748 A JP55148748 A JP 55148748A JP 14874880 A JP14874880 A JP 14874880A JP S6321059 B2 JPS6321059 B2 JP S6321059B2
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JP
Japan
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cylinder
pump
motor
hydraulic
pump cylinder
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JP55148748A
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English (en)
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JPS5773266A (en
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Koji Yamaguchi
Noboru Yamamoto
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP55148748A priority Critical patent/JPS5773266A/ja
Publication of JPS5773266A publication Critical patent/JPS5773266A/ja
Priority to US06/670,670 priority patent/US4815288A/en
Publication of JPS6321059B2 publication Critical patent/JPS6321059B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H39/00Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution
    • F16H39/04Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit
    • F16H39/06Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type
    • F16H39/08Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders
    • F16H39/10Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders with cylinders arranged around, and parallel or approximately parallel to the main axis of the gearing
    • F16H39/14Rotary fluid gearing using pumps and motors of the volumetric type, i.e. passing a predetermined volume of fluid per revolution with liquid motor and pump combined in one unit pump and motor being of the same type each with one main shaft and provided with pistons reciprocating in cylinders with cylinders arranged around, and parallel or approximately parallel to the main axis of the gearing with cylinders carried in rotary cylinder blocks or cylinder-bearing members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多プランジヤ型油圧ポンプと、その油
圧ポンプを同心上で囲繞するように配設されると
共にそれと油圧的に連結される多プランジヤ型油
圧モータとよりなり、油圧モータのモータプラン
ジヤに往復動を与えるモータ斜板の傾斜角度を変
化させることによりそれらの往復動ストロークを
無段階に調節し得るようにした油圧式無段変速装
置の改良に関する。
一般にかゝる装置において、油圧ポンプおよび
油圧モータ間の作動油の授受は、モータシリンダ
の一端に連設され且つポンプシリンダの一端面に
滑接する分配盤により制御されるが、その分配盤
とポンプシリンダとは相対的に回転摺動するの
で、それらの摺動面間から作動油が漏洩し易い。
そこでその漏洩を防止するために、ポンプシリン
ダを入力軸と別体に形成してその両者間を摺動自
在にスプライン結合すると共に、その両者間にポ
ンプシリンダを分配盤に向けて弾発するばねを縮
設し、そのばねの弾発力によりポンプシリンダの
端面を分配盤に密着させるようにしたものが既に
提案されている(特開昭54−74072号公報参照)。
ところが上記従来のものにおいては、油圧ポン
プの作動時にポンプ斜板からポンププランジヤを
介してポンプシリンダに転覆モーメントが作用す
ると、前記ばねの弾発力がそのモーメントに抗し
きれなくなつて、前記スプライン結合部のガタの
範囲でポンプシリンダが入力軸に対して僅かなが
ら傾動することがあり、その傾動によつてポンプ
シリンダと分配盤との密着度が悪くなり、漏油に
よる容積効率の低下や、ポンプシリンダの浮き上
がり振動による油圧脈動等の不都合を生じる。
本発明は、前記転覆モーメントに抗してポンプ
シリンダをモータシリンダに強固に支承するよう
にしてポンプシリンダと分配盤との密着状態を常
に良好に保ち、上記のような不都合を来たすこと
のないようにした前記変速装置を提供することを
目的とする。
そして上記目的を達成するために本発明は、入
力軸に摺動可能にスプライン結合したポンプシリ
ンダにその回転中心を囲む環状配列の多数のポン
ププランジヤを摺合してなる油圧ポンプと、出力
軸に連なり前記ポンプシリンダを同心上で囲繞す
るように配設したモータシリンダにその回転中心
を囲む環状配列の多数のモータプランジヤを摺合
してなる油圧モータとの間に分配盤を介して油圧
閉回路を形成し、前記分配盤は前記モータシリン
ダの一端に連設すると共に前記ポンプシリンダの
一端面に回転摺動自在に密接させ、その密接状態
を保持すべく前記ポンプシリンダと入力軸との対
向周面間には該ポンプシリンダを分配盤に向けて
弾発するばねを配設し、前記モータシリンダに、
該モータシリンダと前記ポンプシリンダとの相対
回転に伴い各ポンププランジヤに往復動を与える
ポンプ斜板を固設し、またモータシリンダの回転
に伴い各モータプランジヤに往復動を与え、且つ
その往復動ストロークを任意に調節し得るモータ
斜板をミツシヨンケースに傾動自在に枢支したも
のにおいて、前記ポンプシリンダの入力軸に対す
る傾動を規制するように、該ポンプシリンダを囲
繞する前記モータシリンダの円環部内周面にベア
リングを介して該ポンプシリンダの外周面を支承
したことを特徴とする。
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、1は長手方向に分割された二つのケース
半体1a,1bを結合してなるミツシヨンケース
で、それに装備される変速装置は油圧ポンプPと
油圧モータMとより構成される。
油圧ポンプPは、入力軸2に中心部をスプライ
ン結合3されたポンプシリンダ4と、そのポンプ
シリンダ4にその回転中心を囲むように設けられ
た環状配列の多数のシリンダ孔5,5………にそ
れぞれ摺合した多数のポンププランジヤ6,6…
……とを有し、入力軸2には図示しないエンジン
からの動力がフライホイール7を介して伝達され
る。一方、油圧モータMは、ポンプシリンダ4を
同心上で囲繞してそれと相対的に回転し得るよう
に配設されたモータシリンダ8と、そのモータシ
リンダ8にその回転中心を囲むように設けられた
環状配列の多数のシリンダ孔9,9………にそれ
ぞれ摺合した多数のモータプランジヤ10,10
………を有する。
モータシリンダ8の軸方向両端面には一対の支
軸11,11′が突設されており、一方の支軸1
1はボールベアリング12を介して右ケース半体
1bの端壁に、また他方の支軸11′はニードル
ベアリング13を介して左ケース半体1aの端壁
にそれぞれ支持される。そして一方の支軸11の
外端に、モータシリンダ8と共にボールベアリン
グ12のインナレース12aを挟持する止環14
が係止され、またそのアウタレース12bの外周
外端部に係止した別の止環15が右ケース半体1
bの端壁外面の環状凹部16に係合され、さらに
アウタレース12bの外端に当接する押え板17
がボルト18により右ケース半体1bに着脱可能
に固着され、かくしてボールベアリング12およ
び支軸11の右ケース半体1bに対する軸方向移
動が阻止される。
他方の支軸11′は歯車19を一体に形成され
て出力軸とされ、油圧モータMの出力は上記歯車
19から取出され、中間歯車20を介して差動歯
車装置21へと伝達されるようになつている。
モータシリンダ8の内側には、各ポンププラン
ジヤ6に対し一定角度傾斜したポンプ斜板22が
固定されており、このポンプ斜板22の傾斜面に
滑接するシユー6aが各ポンププランジヤ6外端
の球状端部に首振り自在に付設され、かくしてポ
ンプ斜板22はポンプシリンダ4の回転に伴い各
ポンププランジヤ6に往復動を与えて吸入および
吐出行程を繰返させることができる。
シユー6a,6a………はすべて外周にフラン
ジ6b,6b………を有し、それらのフランジ6
b,6b………の背面に共通一個の座板70が重
ねられ、その座板70の背面に対面する押圧板7
1がモータシリンダ8の内周面に軸方向摺動自在
にスプライン結合72される。したがつて、押圧
板71はモータシリンダ8と共に回転し得るが軸
方向には自由に摺動できるようになつており、こ
の押圧板71を座板70に向つて弾圧するばね7
3が押圧板71とモータシリンダ8間に縮設され
る。ばね73として、図示例では拝み合せた二枚
の皿ばねを用いたが、コイルばね、波板ばね等と
置き換えることができる。かくして、すべてのシ
ユー6a,6a………は、ばね73の適当な弾発
力を受けてポンプ斜板22の傾斜面に常に圧接
し、ポンプシリンダ4とモータシリンダ8との相
対回転に伴いポンプ斜板22上を浮き上がること
なく摺動することができる。また、シユー6aが
その摺動によりたとえ摩耗しても、その摩耗はば
ね73の弾発作用による押圧板71の前進により
直ちに補償されるので、シユー6aのポンプ斜板
22との圧接状態に変化は生じない。
各シユー6aは前面に油圧ポケツト74を有
し、この油圧ポケツト74をポンプシリンダ4内
の油室に連通させるために、ポンププランジヤ6
およびシユー6aに一連の油孔75,76が穿設
される。したがつて、ポンプシリンダ4の作動中
には、その内部の圧油が油圧ポケツト74に供給
され、そしてその圧油は、ポンププランジヤ6か
らシユー6aに加わる推力を支承するようにシユ
ー6aに圧力を及ぼすので、シユー6aとポンプ
斜板22との接触圧力を低減させ、同時にシユー
6aとポンプ斜板22との摺動面を潤滑すること
ができる。
またミツシヨンケース1には各モータプランジ
ヤ10に対向してモータ斜板23がその内外側か
ら突出する一対のトラニオン軸24を介して傾動
自在に枢支されており、このモータ斜板23の傾
斜面に滑接するシユー10aが各モータプランジ
ヤ10の球状端部に首振り自在に付設され、かく
してモータ斜板23はモータシリンダ8の回転に
伴い各モータプランジヤ10に往復動を与えて膨
脹および収縮行程を繰返させることができる。そ
の際、モータプランジヤ10のストロークは、モ
ータ斜板23を各モータプランジヤ10に対し垂
直となる直立位置から図示の最大傾斜位置へ傾動
することにより零から最大に無段階に調節するこ
とができる。
各モータプランジヤ10のシユー10aにも、
ポンププランジヤ6のシユー6aに適用したもの
と同様な油圧支承手段が施される。
油圧ポンプPと油圧モータM間には後述する分
配盤Dおよび分配環25を介して油圧閉回路が形
成される。而して入力軸2よりポンプシリンダ4
を回転したとき、吐出行程のポンププランジヤ6
を収容するシリンダ孔5から吐出される高圧の作
動油が膨脹行程のモータプランジヤ10を収容す
るシリンダ孔9に給送される一方、収縮行程のモ
ータプランジヤ10を収容するシリンダ孔9から
排出される作動油が吸入行程のポンププランジヤ
6を収容するシリンダ孔5に還流し、その間、吐
出行程のポンププランジヤ6がポンプ斜板22を
介してモータシリンダ8に与える反動トルクと、
膨脹行程のモータプランジヤ10がモータ斜板2
3から受ける反動トルクとの和によつてモータシ
リンダ8は回転される。
この場合、ポンプシリンダ4に対するモータシ
リンダ8の変速比は次式によつて与えられる。
変速比=ポンプシリンダ4の回転数/モータシリ
ンダ8の回転数=1+油圧モータMの容量/油圧ポンプ
Pの容量 上式から明らかなように、油圧モータMの容量
を零から或る値に変えれば、変速比を1から或る
必要な値まで変えることができる。ところで、油
圧モータMの容量はモータプランジヤ10のスト
ロークにより決定されるので、モータ斜板23を
前述のように直立位置から或る傾斜角まで傾動さ
せることにより変速比を1から或る値まで無段階
に調節することができる。モータ斜板23の傾動
操作のために油圧サーボモータS1がミツシヨンケ
ース1に設けられている。
モータシリンダ8は、その軸方向に分割された
第1〜4部分8a〜8dより構成され、第1部分
8aはカツプ状をなしていて、前記支軸11′お
よびポンプ斜板23が設けられ、また第2部分8
bはポンプシリンダ4を囲繞するように円環状を
なしていて、前記シリンダ孔9のうちモータプラ
ンジヤ10の摺動を案内する軸受孔9aが設けら
れ、また第3および第4部分8c,8dには前記
シリンダ孔9のうち軸受孔9aより若干大径の一
連の油室孔9bが設けられ、そして第3部分8c
には分配盤Dが一体に形成される。
第1部分8aは第2部分8bとの対向端部に連
結フランジ26を一体に有し、そのフランジ26
がそれに対向する第2部分8bの端面の位置決め
孔27に密合されると共に複数本のボルト28に
より第2部分8bに固着される。また第2、第3
および第4部分8b,8c,8dは、それらの各
接合部にノツクピン29,30を嵌入して相互に
位置決めされると共に複数本のボルト31により
一体的に結合される。
前記入力軸2は、その外端部をニードルベアリ
ング32を介して前記支軸11′の中心部に、ま
たその内端部をニードルベアリング33を介して
前記分配盤Dの中心にそれぞれ支持され、その入
力軸2とポンプシリンダ4の対向周面間には前記
スプライン結合部3に隣接して環状ばね室56が
形成されており、該室56に圧縮ばね57が収容
され、このばね57はその右端をポンプシリンダ
4に係止した座板58に、またその左端を入力軸
2に係止した座板59にそれぞれ弾発的に当接さ
せる。一方、入力軸2の、ポンプシリンダ4の左
端面から突出した部分にはモータシリンダ8の内
端面に対向するストツパ板60が係止され、それ
らの対向面間にニードルスラストベアリング61
が介装される。したがつて前記ばね57の弾発力
は座板58を介してポンプシリンダ4を分配盤D
に押圧するので、それらの対向面を密着させるこ
とができ、上記弾発力の反力は座板59、入力軸
2、ストツパ板60およびニードルスラストベア
リング61を介してモータシリンダ8に伝達して
支持される。
またポンプシリンダ4は、その外周面をニード
ルベアリング77を介してモータシリンダ8の円
環部、即ち第2部分8bの内周面に支承されて常
にモータシリンダ8と同心上に保持される。この
両シリンダ4,8の同心関係に入力軸2が干渉し
ないよう、入力軸2とポンプシリンダ4とのスプ
ライン結合部3に適当な遊隙を設けることは有効
である。上記ベアリング77は、ポンプシリンダ
4の外周面に嵌着されるインナレース78と、モ
ータシリンダ8の内周面に嵌着されるアウタレー
ス79と、両レース78,79間に介装される複
列のニードルローラ80とより構成され、ニード
ルローラ80の軸方向移動を拘束するために、ニ
ードルローラ80を軸方向から挾むようなフラン
ジ78a,79aが両レース78,79の互いに
反対側の端部に一体に形成される。
而して、油圧ポンプPの作動中、ポンプ斜板2
2からポンププランジヤ6に加わる力はポンププ
ランジヤ6の軸方向の分力と、それと直角方向の
分力とに分解でき、後者の分力がポンプシリンダ
4に転覆モーメントとして作用するが、そのモー
メントはベアリング77を介しモータシリンダ8
に伝達して支持されるので、ポンプシリンダ4に
傾きを生じることはなく、その結果ポンプシリン
ダ4と分配盤Dとの適正な密着状態は保持され
る。
前記押え板17にはモータシリンダ8の支軸1
1を貫通する固定軸35がピン36を介して連結
されており、この固定軸35の内端に、分配盤D
に接する分配環25が偏心的に支持され、この分
配環25によつてモータシリンダ8の第4部分8
dの中空部37が内側室37aと外側室37bと
に区画される。一方、分配盤Dには吐出および吸
入ポート38,39が穿設してあり、その吐出ポ
ート38により吐出行程にあるポンププランジヤ
6のシリンダ孔5と前記内側室37a間が連通さ
れ、また吸入ポート39により吸入行程にあるポ
ンププランジヤ6のシリンダ孔5と前記外側室3
7b間が連通される。また分配盤Dには多数の連
絡ポート40,40………が穿設されており、こ
れらによつてモータシリンダ8のシリンダ孔9,
9………が前記内側室37aまたは外側室37b
に連通される。
したがつてポンプシリンダ4の回転時、ポンプ
プランジヤ6の吐出行程により生成された高圧の
作動油は吐出ポート38から内側室37aへ、さ
らにそれと連通状態にある連絡ポート40を経て
膨脹行程のモータプランジヤ10のシリンダ孔9
に流入してそのプランジヤ10に推力を与え、一
方、収縮行程のモータプランジヤ10により排出
される作動油は外側室37bに連通する連絡ポー
ト40および吸入ポート39を介して吸入行程の
ポンププランジヤ6のシリンダ孔5に還流し、こ
のような作動油の循環により前述のような油圧ポ
ンプPから油圧モータMへの伝動が行われる。
前記固定軸35は中心孔41と、その側壁を貫
通する複数個(図では2個)の短絡ポート42,
43を有し、これら短絡ポート42,43の内端
は中心孔41を介して前記内側室37aに連な
り、またそれらの外端は固定軸35の外側溝4
4,45を介して前記外側室37bに連なり、そ
してこれら短絡ポート42,43は中心孔41に
摺合するクラツチ弁48の右動と左動により開閉
されるようになつている。即ちクラツチ弁48が
右動位置にあるときは、短絡ポート42,43は
開放されて内外両側部37a,37b間を連通
し、分配盤Dの吐出ポート38から吐出される作
動油が直ちに吸入ポート39に短絡して油圧モー
タMへの作動油の給送が行われないので、油圧モ
ータMを不作動にした、所謂クラツチ・オフ状態
となり、次にクラツチ弁48を左動して短絡ポー
ト42,43を共に閉塞したときは、油圧ポンプ
PからモータMへの作動油の循環作用が生起する
のでクラツチ・オンの状態となる。その間のクラ
ツチ弁48の中間位置では、短絡ポート42,4
3の開度に応じて作動油の循環が生起して半クラ
ツチ状態となる。
クラツチ弁48の先端には弁杆50が螺着さ
れ、その球状端部50aに傘状弁体51が首振り
可能に連結され、この弁体51は、クラツチ弁4
8がクラツチ・オンの位置を越えて左動したとき
吐出ポート38を閉塞するように分配盤Dに密着
することができる。この弁体51による吐出ポー
ト38の閉塞はモータ斜板23を直立状態にして
変速比を1:1にしたときに行うもので、これに
よりポンププランジヤ6を油圧的にロツクしてポ
ンプシリンダ4からポンププランジヤ6群および
ポンプ斜板22を介してモータシリンダ8を機械
的に駆動することができ、したがつてモータプラ
ンジヤ10のモータ斜板23に与える推力が消失
し、その推力による各部の負担を軽減することが
できる。
前記クラツチ弁48の摺動操作のために、固定
軸35に油圧サーボモータS2が設けられている。
左ケース半体1aの外側には補給ポンプFが装
備され、そのポンプは入力軸2より駆動され図示
しない油溜から油を吸入して一定圧力の作動油を
生成するようになつており、そしてこのポンプF
の吐出ポート52は、入力軸2内の油路53を介
し、さらに逆止弁54,55を介して分配盤Dの
吐出ポート38および、前記外側室37bにそれ
ぞれ連通している。したがつて油圧ポンプPと油
圧モータMの油圧閉回路から作動油が漏洩したと
き、その分を補給ポンプFから自動的に補給する
ことができる。
以上のように本発明によれば、入力軸に摺動可
能にスプライン結合したポンプシリンダにその回
転中心を囲む環状配列の多数のポンププランジヤ
を摺合してなる油圧ポンプと、出力軸に連なり前
記ポンプシリンダを同心上で囲繞するように配設
したモータシリンダにその回転中心を囲む環状配
列の多数のモータプランジヤを摺合してなる油圧
モータとの間に分配盤を介して油圧閉回路を形成
し、前記分配盤は前記モータシリンダの一端に連
設すると共に前記ポンプシリンダの一端面に回転
摺動自在に密接させ、その密接状態を保持すべく
前記ポンプシリンダと入力軸との対向周面間には
該ポンプシリンダを分配盤に向けて弾発するばね
を配設し、前記モータシリンダに、該モータシリ
ンダと前記ポンプシリンダとの相対回転に伴い各
ポンププランジヤに往復動を与えるポンプ斜板を
固設し、またモータシリンダの回転に伴い各モー
タプランジヤに往復動を与え、且つその往復動ス
トロークを任意に調節し得るモータ斜板をミツシ
ヨンケースに傾動自在に枢支したものにおいて、
前記ポンプシリンダの入力軸に対する傾動を規制
するように、該ポンプシリンダを囲繞する前記モ
ータシリンダの円環部内周面にベアリングを介し
て該ポンプシリンダの外周面を支承したので、前
記スプライン結合部に多少のガタがあつても、ベ
アリングによつて、ポンプ及びモータ両シリンダ
の相対回転を何等阻害することなくポンプシリン
ダの入力軸に対する傾動を確実に規制することが
でき、従つてポンプ作動中にポンプシリンダがポ
ンプ斜板からポンププランジヤを介して、前記ば
ねの弾発力を上回る大きな転覆モーメントを受け
ても、ポンプシリンダ端面と分配盤との適正な密
着状態を強力に保持することができ、その結果、
ポンプシリンダは分配盤から浮き上がつたり振動
したりすることがなく、漏油、油圧脈動、容積効
率の低下等の不都合を未然に防止し得る。その
上、ポンプシリンダの外周部を、それを囲繞する
大径のモータシリンダの内周面にベアリングを介
して支承するから、その大径のモータシリンダよ
りポンプシリンダに対し強力な傾動抑止力を作用
させることができてポンプシリンダの支持を安定
させることができ、のみならず比較的大径のベア
リングの使用が可能となつてその耐久性向上に寄
与することができ、さらに該ベアリングの特設に
よるも前記ばねを所定位置、すなわちポンプシリ
ンダと入力軸との対向周面間に支障なく配備する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例の縦断側面図、
第2図はその要部の拡大図である。 D……分配盤、M……油圧モータ、P……油圧
ポンプ、1……ミツシヨンケース、2……入力
軸、3……スプライン結合部、4……ポンプシリ
ンダ、6……ポンププランジヤ、8……モータシ
リンダ、8a……円環状部としての第2部分、1
0……モータプランジヤ、11′……出力軸とし
ての支軸、22……ポンプ斜板、23……モータ
斜板、57……ばね、77……ベアリングとして
のニードルベアリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力軸2に摺動可能にスプライン結合3した
    ポンプシリンダ4にその回転中心を囲む環状配列
    の多数のポンププランジヤ6を摺合してなる油圧
    ポンプPと、出力軸11′に連なり前記ポンプシ
    リンダ4を同心上で囲繞するように配設したモー
    タシリンダ8にその回転中心を囲む環状配列の多
    数のモータプランジヤ10を摺合してなる油圧モ
    ータMとの間に分配盤Dを介して油圧閉回路を形
    成し、前記分配盤Dは前記モータシリンダ8の一
    端に連設すると共に前記ポンプシリンダ4の一端
    面に回転摺動自在に密接させ、その密接状態を保
    持すべく前記ポンプシリンダ4と入力軸2との対
    向周面間には該ポンプシリンダ4を分配盤Dに向
    けて弾発するばね57を配設し、前記モータシリ
    ンダ8に、該モータシリンダ8と前記ポンプシリ
    ンダ4との相対回転に伴い各ポンププランジヤ6
    に往復動を与えるポンプ斜板22を固設し、また
    モータシリンダ8の回転に伴い各モータプランジ
    ヤ10に往復動を与え、且つその往復動ストロー
    クを任意に調節し得るモータ斜板23をミツシヨ
    ンケース1に傾動自在に枢支したものにおいて、
    前記ポンプシリンダ4の入力軸2に対する傾動を
    規制するように、該ポンプシリンダ4を囲繞する
    前記モータシリンダ8の円環部8b内周面にベア
    リング77を介して該ポンプシリンダ4の外周面
    を支承したことを特徴とする、油圧式無段変速装
    置。
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