JPS63210139A - 積層板の製造法 - Google Patents

積層板の製造法

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JPS63210139A
JPS63210139A JP4364287A JP4364287A JPS63210139A JP S63210139 A JPS63210139 A JP S63210139A JP 4364287 A JP4364287 A JP 4364287A JP 4364287 A JP4364287 A JP 4364287A JP S63210139 A JPS63210139 A JP S63210139A
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JP
Japan
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laminate
compound
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flexibility
resin solution
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Mitsutoshi Kamata
満利 鎌田
Masaru Ogata
緒方 優
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Resonac Corp
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、可撓性、低温打抜性に優れたフェノール樹脂
の積層板の製造法に関する。
従来の技術 近年、VTR,TVを始めとする映像機器を中心に、こ
れに組込まれたプリント回路の高密度化、プリント回路
に取付ける部品の自動表面実装が進展し、プリント回路
の基板である積層板には高度の寸法精度の要求に加えて
低温打抜化、さらには無加熱の常温打抜化が要求されて
来た。
これに対応して、積層板の可撓性付与のため、従来より
、フェノール樹脂にTPP、ODP等の芳香族リン酸エ
ステル化合物やDOP等の脂肪酸エステル類を配合する
方法、さらに、フェノール樹脂を桐油、オイチシカ油等
の天然乾性油で変性する方法が知られている。
発明が解決しようとする問題点 フェノール樹脂積層板の場合、芳香族リン酸交 エステル、脂肪酸エステル等の低分子可塑剤に添加する
と、可撓性に対する効果は大きいが、得られた積層板の
層間密着の低下、前記可塑剤の表面移行による積層板の
耐溶剤性の低下等、その欠点が極端に現われやすいとい
う問題があり、添加量が少量に制限されるため室温付近
で可撓性を発揮させることは困難であった。
また、桐油等の天然乾性油でフェノール樹脂を変性する
方法は、前記低分子可塑剤の様な欠点は無いが、グリセ
リド構造を持つことにより、硬化物は固有のTg点を持
ち、変性量を増加しても必ずしもTg点は低温側に移ら
ず、室温付近での可撓性効果は期待できなかった。
これらの欠点を解消し、室温付近での可撓性を発揮させ
るためには、比較的高分子量で表面移行による耐溶剤性
の低下を起こさず、しかも桐油とは異った分子骨格を持
つ化合物を導入する必要がある。
しかし、フェノール樹脂、桐油変性フェノール樹脂等は
、はとんどの場合、保存安定性を保つための反応抑制の
ため、また、濃度調節のためにメタノールを使用してお
り、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、ブタジェン系
樹脂、フタル酸系あるいは脂肪族系ポリエステル樹脂等
、比較的長い炭素鎖を持ち、添加することによって室温
付近で可撓性を期待できる熱可塑性樹脂は、フェノール
樹脂溶液と相溶せず、使用できない。
本発明は、相溶性が良く、桐油変性フェノール樹脂への
添加が可能な化合物を見い出し、桐油変性のみでは不可
能であった室温付近での可撓性を発揮させることができ
る積層板を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明は、桐油変性フェノー
ル樹脂の固形重量100重量部に対して、一般式CI) &R′−−OH,−0Ht−または一0H−OH,−品
J)、m−4〜12の整数 n−2〜6の整数 で示される化合物を5〜30重量部配合した樹脂溶液を
用いる点に特徴を有し、これを基材に塗工乾燥して得た
積層材料を積層成形するものである。
また、第二の発明は、上記特定発明において、一般式C
I)で示される化合物に加えて、芳香族臭素化合物、芳
香族リン化合物、トリアジン化合物、アンチモン酸化物
を単独あるいは組合せて配合した樹脂溶液を用いるもの
である。
作用 一般式CI)で示される化合物は、式中、+几−o+1
1、+g−o+□の構造が持つ極性により、フェノール
樹脂のメタノール溶液に対して相溶性が良好であり、か
つエーテル結合の柔軟性から、非常に良好な可撓性を付
与できることを見い出した。
一般式(I)で示される化合物は、R,gの直鎖部分が
炭素数3以上となると、桐油変性フェノール樹脂溶液へ
の溶解性が低下する。また。
1%mの数については、沼、mが3以下の場合、可撓性
が小さくなり、室温付近での可撓性は低下する。一方、
13以上の場合、−R−0−1あるいは一刊一〇一部分
が増加し、酸素原子の極性により、積層板の耐水、耐湿
性が低下して来る。さらに、nの数については、nが1
の場合従来の低分子可塑剤的な性質が現れ、7以上の場
合は高分子量となり過ぎるため、相溶性の低下、樹脂溶
液粘度の上昇により実用的ではない。
一般式CI)で示される化合物の配合量については、5
重量部未満では可撓性に対する効果がなく、30重量部
を越えるとフェノール樹脂の硬化反応を阻害し、積層板
の層間密着が低下する。
実施例 本発明の一実施例を説明する。
実施例1 一般式(I)の具体的な化合物として式(I[)で示す
化合物1001と桐油変性フェノール樹エン/メタノー
ル−1/1の比率の混合溶媒で固形分重量50壬となる
様希釈して樹脂溶液を得た。
ここで使用する桐油変性フェノール樹脂メタノール溶液
は次の様にして得た。
三ツロフラスコに桐油7201、m−クレゾール580
7、パラトルエンスルホン酸0.742を投入し、80
°Cで1時間反応後、フェノール5ooy、86壬パラ
ホルム45054.25壬アンモニア水359−を投入
し、80°Cで反応を続けて反応生成物の160°C熱
盤上での硬化時間が6分になった時点で脱水濃縮し、後
にメタノールを加え、樹脂分50重量係に調整した。
式(II) 前記樹脂溶液を11ミルスのクラフト紙に樹脂量50係
となるよう塗工乾燥し、積層材料を得た。接着剤付き3
5μ厚銅箔1枚と該積層材料8枚を組合せて積層し、加
熱加圧して、厚さ1、6 mの片面銅張り積層板を得た
比較例1 実施例1で使用した桐油変性フェノール樹脂のみを用い
他は実施例1と同様にして厚さ1.6間の片面銅張り積
層板を得た。
上記で得られた各積層板の特性を第1表に示す。
第  1  表 実施例2 実施例1で使用した桐油変性フェノール樹脂の固形60
9−に対し、実施例1で使用した式(II)で示される
化合物を6f、ブロム含有率48壬でエポキシ当量40
0のブロム化ビスフェノールA型エポキシ樹脂を固形2
01、トリフェニルホスフェート10?、三酸化アンチ
モン454の割合で混合し、トルエン/メタノール=l
/lの比率の混合溶媒で希釈して、固形分重量50優の
樹脂溶液を得た。
前記樹脂溶液をllミルスのクラフト紙に樹脂量50壬
となるよう塗工乾燥し、積層材料を得た。接着剤付き3
5μ厚銅箔1枚と該積層材料8枚を組合せて積層し加熱
加圧して厚さ1.6閣の片面銅張り積層板を得た。
比較例2 実施例1で使用した桐油変性フェノール樹脂エート10
7、三酸化アンチモン4y−の割合で混合し、トルエン
/メタノール=l/1の比率の混合溶媒で希釈して固形
分重量50係の樹脂溶液を得た。この樹脂溶液を用い、
以下実施例2と同様の方法で厚さ1.6 mの片面銅張
り積層板を得た。
第2表にそれぞれの積層板特性を示す。
第  念   表 実施例2においては、難燃性を付与したものであるが、
難燃剤としては、芳香族臭素化合物(ブロム化ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノール
A、ブロム化ジフェニルエーテル等)、芳香族リン化合
物(トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェ
ート、トリクレジルホスフェート、これらのアルキル誘
導体等)、トリアジン系化合物(トリメチロールメラミ
ン、トリメチロールメラミンのメタノールあるいはエタ
ノールエステル、アルキル化ベンゾグアナミン、その重
合体等)、アンチモン酸化物(三酸化アンチモン、五酸
化アンチモン等)を単独であるいは組合せて使用するこ
とができる。
これら難燃剤を使用しても、低温域での可撓性が阻害さ
れることはなく、難燃性付与の手段の選択自由度は大き
い。
発明の効果 第1表、第2表から明らかなように、本発明によれば、
積層板の室温での打抜か可能であり、室温付近での可撓
性が良好なため、積層板の耐衝撃性の向上も図れる点、
その工業的価値は極めて大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、桐油変性フェノール樹脂の固形重量100重量部に
    対して、一般式〔 I 〕▲数式、化学式、表等がありま
    す▼ R、R′=−CH_2−CH_2−または▲数式、化学
    式、表等があります▼l、m=4〜12の整数  n=2〜6の整数 で示される化合物を5〜30重量部配合した樹脂溶液を
    基材に塗工乾燥して得た積層材料を積層成形することを
    特徴とする積層板の製造法。 2、桐油変性フェノール樹脂に芳香族臭素化合物、芳香
    族リン化合物、トリアジン化合物、アンチモン酸化物を
    単独あるいは組合せて配合し、前記桐油変性フェノール
    樹脂の固形重量100重量部に対して、一般式〔I〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ R、R′=−CH_2 −CH_2−または▲数式、化
    学式、表等があります▼l、m=4〜12の整数 n=2〜6の整数 で示される化合物を5〜30重量部配合した樹脂溶液を
    基材に塗工乾燥して得た積層材料を積層成形することを
    特徴とする積層板の製造法。
JP4364287A 1987-02-26 1987-02-26 積層板の製造法 Granted JPS63210139A (ja)

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JPS63210139A true JPS63210139A (ja) 1988-08-31
JPH0445531B2 JPH0445531B2 (ja) 1992-07-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610464A (en) * 1979-07-06 1981-02-02 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of phenol resin laminated board

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610464A (en) * 1979-07-06 1981-02-02 Matsushita Electric Works Ltd Manufacture of phenol resin laminated board

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JPH0445531B2 (ja) 1992-07-27

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