JPS63209051A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多トラック記憶再生装置に係り、特に信号の
同時記録・同時再生が容易な回転ヘッド型ＰＣＭ記録方
式に好適な磁気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

多トラックによる同時記録・同時再生を行う磁気記録再
生装置として、所謂語学練習用装置（ＬＬテープレコー
ダ）が知られているが、この種の装置は固定ヘッド式で
あって、記録容量１周波数特性等において制限がある。

近年、回転ヘッドを用いて多トラック記録再生を行うこ
とのできる９ｍｍＶＴＲマルチＰＣＭ記録再生装置が開
発されているが、従来のこの種の磁気記録装置は、多ト
ラック記録であるが、多トラック（例えば２トラック）
同時再生を意図しておらず、各トラヅクそれぞれ独立に
記録している。

なお、この種の装置として関連するものに、特開昭５３
−５５０１０号公報に記載されたものを挙げることがで
きる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術においては、各トラックの記録開始位置が
揃っていないため、多トラック（例えば２トラック）を
同時再生しようとするとき、トラック毎のヘッドの移動
量が大きくなり、トラッキングサーボが非常に困難であ
った。

第３図は従来技術による多トラックＰＣＭ記録再生装置
のテープパターンの説明図であって、２１〜２６はそれ
ぞれ第１トラック〜第６トラック、２７はテープ、２８
は新規記録部分、２９は現状記録部分である。

同図のテープパターンは、所謂８ｍｍビデオマルチＰＣ
Ｍ記録パターンの一例であり、第３トラック２３と第４
トラック２４に音声信号が記録されるものとする。第３
トラック２３と第４トラック２４とのトラック位置は相
互に無関係であり、第３トラック２３の記録は、ａ、ｂ
、ｃ、ｄ、・・・・・・・・・のように、また第４トラ
ック２４の記録は、ａｌ、　　ｂｌ、　　Ｃ１，・・・
・・・・・・のように行なわれ、第３トラックの現状記
録部分ｄ（２９）に対応する第４トラックの新規記録部
分ｃ’（２８）は該ｄ部分２９のトレース方向の延長線
上になるという保証はない。このように記録された第３
トラック２３と第４トラック２４とに記録された信号を
同時に再生しようとすると、第３トラック２３のｄ部分
（２９）の再生後、第４トラック２４のＣ′部分（２８
）を再生するには、６部分２９とＣ′部分２８との間の
ズレ景ΔＴだけヘッドを移動させなければならない。こ
のためのトラッキングサーボは非常に困難である。

本発明は、多トラック同時再生を可能にした回転ヘッド
型ＰＣＭ記録方式に好適な磁気記録再生装置を提供する
ことを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、多トラックのテープトラック上に信号の記
録を行う際に、各々のトラック上の記録パターンが、ヘ
ッドトレース方向の延長線上に位置するようにすること
によって達成される。

〔作用〕

多トラック相互の記録位置をヘッドトレース方向の延長
線上に記録するためには、すでに記録されているトラッ
ク（例えば、第３図における第３トラック２３のｄ部分
：現状記録部分２９）上でヘッドが該第３トラック２３
で、その中心になるようにトラッキング制御を行ない、
その制御信号を記憶しておき、次に記録を行うトラック
（第３図における第４トラック２４のＣ′部分：、新規
記録部分２８）の記録時のヘッドトレース制御を、上記
記憶した制ｒＢ信号により行うことによって、第３トラ
ック２３のｄ′部分２９のヘッドトレース方向の延長線
上に第４トラック２４のＣ′部分２８を記録する。これ
により、第３トラック２３と第４トラック２４の同時再
生時、ヘッドの移動量は最小となり、そのトラッキング
サーボは極めて容易になる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の一実施例を説明するブロック図であっ
て、ｌは回転磁気ヘッド（以下、ヘッドと称す）、２．
２’は記録／再生切換スイッチ、３は再生アンプ、４は
記録アンプ、５は再生サーボ回路、６は記録サーボ回路
、７は再生信号出力端子、８は記録信号入力端子、９は
記録／再生切換信号入力端子、１０は記憶装置、１１は
モータ、１２はモータ制御信号である。

第２図は本発明による多トラックＰＣＭ記録再生装置の
テープパターンの説明図であって、ｌｌ−１６は第１ト
ラック〜第６トラック、１７はテープ、１８は新規記録
部分、１９は現状記録部分である。

次に、第１図の動作を第２図を参照して説明する。

いま、第２図の第３トラック１３にすでに信号が記録さ
れており、第４トラック１４に記録を行なうものとする
。

先ず、端子９から記録／再生切り換え信号を与えて、ス
イッチ２．２′を再生側ａに切り換える。

そして、第３トラック１３を再生し、その再生信号を再
生アンプ３から端子７に取り出す。この再生信号には制
御信号が含まれており、この制御信号を再生サーボ回路
５で処理し、スイッチ２′、記憶装置ｌＯを介してモー
タ１１にモータ制御信号１２として与え、ヘッドが第３
トラック１３の中心に位置する様にトラッキング制御を
する。

第４トラック１４に記録を行なうために、ヘッドｌが第
４トラック１４に移動するとき、このトラックの切り換
わり点で、端子９から記録／再生切り換え信号を入力し
、スイッチ２．２′を記録側すに切り換えると共に、上
記制御信号を記憶装置１０に記憶させ、保持する。そし
て、端子８からのＰＣＭ化した記録信号を記録アンプ４
、スイッチ２を介してヘッド１に与え、記録を行なう。

この記録信号には制御信号が含まれており、この制御信
号は記録サーボ回路６にも与えられるが、このときのサ
ーボ制御は、記憶装置１０に保持されている第３トラッ
ク１３の制御信号を用いる。

記録サーボ回路６からの制御信号は、当該記録トラック
が基準トラックである場合、又はトラック単独で記録す
る場合に用いる。

上記のように、第４トラック１４のトラッキングサーボ
制御を第３トラック１３の制御信号により行なうことで
、第３トラックのヘッドトレース方向の延長線上に第４
トラックの記録を行うことができる。第２図には、上記
のことを、第３トラック１３のパターンａ、ｂ、ｃの各
ヘッドトレース方向の延長線上に第４トラック１４のパ
ターンａ’、ｂ’、Ｃ’がそれぞれ記録された状態とし
て示している。

さて、このように記録された第３トラック１３と第４ト
ラック１４とを同時に再生するときは、ヘッドのトラッ
キングサーボ制御は第３トラック１３、第４トラック１
４それぞれに記録されている制御信号を用いるが、両ト
ラックは同一のヘッドトレース方向の延長線上にあるか
ら、ヘッド移動量はほとんどな（、その制御は極めて容
易となる。

なお、上記では、第３トラックと第４トラックの同時再
生について説明したが、本発明はこれに限らず、第１ト
ラック〜第６トラックについての同時再生を同様にして
行なうことができろものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、多トラック上に
記録した信号の同時再生が容易となり、語学練習、楽器
の練習、カラオケ練習、等に用いて有効な機能を有した
高品質・大容量の優れた磁気記録再生装置を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明によるテープパターンの説明図、第３図は従来技
術によるテープパターンの説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、回転ヘッドを備え、磁気テープ上の多トラックのそ
   れぞれにＰＣＭ方式により信号の記録／再生を行うよう
   にした磁気記録再生装置において、前記磁気ヘッドを記
   録と再生とに切り換えるスイッチと、記録サーボのため
   の制御信号と再生サーボのための制御信号とを切り換え
   るスイッチと、再生時の上記制御信号を記憶する記憶装
   置とを備え、一方のトラック再生時の制御信号を上記記
   憶装置に保持し、他方のトラックの制御信号として用い
   、上記一方のヘッドトレース方向の延長線上に上記他方
   のトラックの記録を行なうことにより、上記一方及び他
   方のトラックに記録された信号を同時に再生可能とした
   ことを特徴とする磁気記録再生装置。