JPS63208720A - 容積測定装置及びその測定方法 - Google Patents

容積測定装置及びその測定方法

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JPS63208720A
JPS63208720A JP62043914A JP4391487A JPS63208720A JP S63208720 A JPS63208720 A JP S63208720A JP 62043914 A JP62043914 A JP 62043914A JP 4391487 A JP4391487 A JP 4391487A JP S63208720 A JPS63208720 A JP S63208720A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は容器の内容積を測定するための装置と方法に
関する。
「従来技術」 従来容器の内容積を正確に測定する一方法として、例え
ば液体、特に水、を容器に入れ、容器が満たされるまで
に入れた水の量をもってその容積の内容積とした。
「発明が解決しようとする問題点」 生産工程で多数の容器を次々と測定し、測定後に水を捨
て、容器を乾燥させる必要がある場合、使用した水の排
水設備あるいは回収設備を必要とし、又測定後の容器の
乾燥設備も必要とされる。
更に排水、回収設備は水洩れが起らないよう対策を必要
とする。このように水を使って容積測定を行うのは設備
が大きくなるし、乾燥のための設備と時間も余計に必要
とされる欠点がある。また水を扱うということはいろい
ろな面でやっかいなものである。
水の代りに気体を使って同様の方法で容積測定を行うこ
とを考えた場合、気体は圧縮性であるので容積測定はそ
の気体の圧力の影響を受け、かつ温度の影響も大きい。
また水と比べて気体は粘性が小さいことから容器自体及
び容器と測定装置の接続部等における気体の洩れが大き
く影響する。
従って精度の高い測定は困難であった。
この発明の目的は大きな設備と乾燥工程の必要を避ける
ため、気体を使いかつ高い精度で容器の内容積を測定す
ることが可能であり、特に多数の容器の容積のバラツキ
を順次測定するのに適した容器測定装置と方法を提供す
ることである。
「問題点を解決するための手段」 この発明によれば、被測定容器側と基準容器側とにそれ
ぞれ気体を供給するための互いにほぼ等しい容積を有す
る一対のタンクと、その被測定容器と基準容器の一方の
側に既知の容器変化を与える手段と、その被測定容器と
基準容器との間の差圧を測定する手段と、前記容積変化
とその容積変化を与えた場合と与えない場合の差圧の変
化分とから検出感度を表わす容器変化対差圧変化比を算
出する手段と、測定した差圧と検出感度から前記被測定
容器の容積を算出する手段とが設けられる。
更にこの発明による容積測定方法は、等しい圧力の気体
が充填されたほぼ等しい容積を有する一対のタンクに感
度測定用被測定容器及び基準容器をそれぞれ接続導通さ
せ、その導通後における前記感度測定用被測定容器と基
準容器の差圧を測定すスご、I−を葡9?率麿池1宇田
坤肩宇宛X^某堆宛尺のいずれか一方に既知の容積変化
を与えた場合と与えない場合とについて行う工程と、 測定した2つの差圧と前記容積変化とから検出感度を表
わす容積変化対差圧変化比を算出する工程と、 等しい圧力の気体が充填された前記一対のタンクに被測
定容器と前記基準容器をそれぞれ接続導通させる工程と
、 その導通後における前記被測定容器と基準容器の差圧を
測定する工程と、 その測定した差圧と検出感度とから前記基準容器に対す
る前記被測定容器の容積差を算出する工程、 とを含む。
「実施例」 黴撥皿図橋底 第1図はこの発明の実施例である容積測定装置の機構部
を示しており、以下の実施例の説明において容積測定に
使用する気体は空気である場合とする。
圧縮空気源11の圧縮空気は配管により減圧弁12を介
して三方電磁弁SVIとSV2の入口側に分岐して供給
される。三方電磁弁SvIとSV2の出口側にはそれぞ
れ等しい内容積V、のタンク13.14が配管で接続さ
れている。タンク13゜14はそれぞれ三方電磁弁SV
z、SV4を介して測定側配管15と基準側配管16に
接続されている。測定側配管15及び基準側配管16に
はそれぞれ適当な治具を介して被測定容器17と基準容
器18が取り外し可能に取り付けられている。
また測定側配管15と基準側配管16との間にはそれら
間の差圧を測定するための差圧検出器19が配管により
接続されている。更に測定側配管15と基準側配管16
にはそれぞれ排気用の三方電磁弁S Vs 、 S V
Mが接続されている。圧力調節弁12の出口側にはタン
ク13.14に供給する空気圧の調節を目視するための
圧力計21が接続されている。また容積計算に必要とさ
れるデータとなるタンク13又は14内の圧力を検出す
るための圧力検出器22がこの例ではタンク13に接続
されている。
タンク゛13と、被測定容器17と、これらに接続され
た配管部分とを含む互いに気体が導通された閉じた系を
測定側空気系と呼ぶ。同様にタンク14と、基準容器1
8と、これらに接続された配管部分とを含む互いに気体
が導通された閉じた系を基準側空気系と呼ぶ。測定側配
管15には既知の容積変化を測定側空気系に与えるため
の容積付加器23が接続されており、基準側配管16に
は測定側空気系の全容積と基準側空気系の全容積とのバ
ランスを調整するための容積調整器24が接続されてい
る。容積付加器23は例えばシリンダとその中で移動可
能なピストンで構成され、ピストンの移動可能な長さを
あらかじめ設定することができ、この例では三方電磁弁
■7を介して圧縮空気によりピストンを駆動する。容積
調整器24もシリンダとピストンより構成され、つまみ
24−1を回動することによりピストンを移動すること
ができる。
皿−理 上述の構成において測定側空気系と基準側空気系が大気
圧に放置された状態で電磁弁SV、。
S V4 、  S Vs 、  S Vhを閉シル。
次にtN 弁S vI 、S Vzを開きタンク13.
14に圧力P7の空気を充填し、その後に電磁弁SV3
.SV。
を開けた場合に差圧検出器19で検出される差圧ΔPが
どのように表わされるかを検出する。
タンク13.14の配管部をも含む容積は互いに等しく
v〒、被測定容器17とそれに接続された測定側配管1
5を含む容積をV。、基準容器18とそれに接続された
基準側配管16を含む容積をVH1電磁弁sv、、sv
4を開けた後の測定側及び基準側空気系の圧力をそれぞ
れPw、P、4、差圧検出器で検出される差圧をΔPと
する。
V、−V、=ΔV        ・<11P、1−P
、 =ΔP        −(2)ボイルの法則より
次式が成立する。
Vr ・Pt =(Vy+VM) ・Ps  −(3)
Vy ・Pt =(vy+ Vw) ・Pw  ・−(
41式(11,(21を式(4)に代入し、その結果に
式(3)のP、4を代入すると、 Vy ・ PT  =(Vt+V、4+ΔV)(P、+
ΔP)V7・vI4 となり、これよりΔPは次式で表わされる。
(Vy + VH)”十ΔV(VT+Vs )ここでΔ
V< (Vア+Vイ)が成り立つとすると式(5)は次
のように近似できる。
(VT+VM)寡 式(6)から次の事が理解できる。即ち、第1図に示す
構成においてVT、VMは変化しないとみなせるので、
測定側空気系と基準側空気系との容積差ΔVがある場合
、電磁弁sv、+、sv、を開けた後に検出される差圧
ΔPはタンク13.x4e与えた初期圧力P7と容積差
Δ■の積に比例する。
その比例定数にはに=Vt/(Vt+ vv)”であり
、ΔP/Δv=Sとおけば式(6)は次のように変形で
きる。
ΔP Sは第1図の構成における差圧検出器19の容積差に対
する差圧検出感度を表わしている。
タンク13.14に与える初期圧力Pアが一定であれば
式(7)はΔ■が充分小さい範囲では常に成立するとい
えるので異なる容積差Δ■1.ΔV2に対しそれぞれS
=Δp+/ΔV、、s=Δpz/Δv2であれば次式が
成立する。
即ち、異なる容積差Δv1.Δv2を与える2つの被測
定容器を接続した場合についてそれぞれ差圧ΔP1.Δ
P2を測定し、式(8)により感度Sを計算することが
できる。実際には1つの被測定容器についてまず差圧Δ
P1を測定し、次に両空気系を大気開放した後に容積付
加器23により既知の容積Δ■、を付加し、同様に差圧
Δpgを測定する。
付加した容積ΔV、は式(8)における容積差の変化分
(ΔV2−ΔV+)であり、従って式(8)から感度S
が計算できる。
測定側空気系と基準側空気系の配管の内容積が同じにな
るよう設計すれば式(11においてΔ■は被測定容器1
7と基準容器18との容積差に等しい。
従ってあらかじめ決めた初期圧力P7に対し上述のよう
に感度Sが計算されると、この感度Sを使って未知の容
積を持つ他の被測定容器17と基準容器18との容積差
ΔVを次式で求めることができる。
ΔV=ΔP/S          ・・・(9)被測
定容器17と基準容器18の容積をそれぞれV、、V、
と表わせば被測定容器17の容積■、は V、=V、  +ΔV             ・・
・α0)で計算できる。但し、測定精度を上げるために
はΔv< (vt +V14)の条件を充分満足させる
必要があり、そのためには容積差ΔV自身が小さいこと
が好ましい。即ち、基準容器18としては被測定容器1
7の容積とできるだけ近いものを選択することが望まし
い。生産された同一種類の多数の容積のバラツキを測定
するのであれば、それらの容器の適当なものを1つ選ん
でそれを基準容器18として使用し、式(9)によりそ
の基準容器19に対する他の容器の容積差を次々と測定
することが可能となる。
一般的には設計された各種の被測定容器の設計容積はあ
らかじめわかっているので接続する被測定容器の種類を
変える場合に基準容器19を変更するかわりに容積調整
器24により所望の基準容積とほぼ同じとなるよう調整
設定してもよい。この調整によりΔVの容積が基準容器
18に与えられ、被測定容器17の容積とほぼ同じ容積
の基準容器を装着したことと等価になる。容積調整器2
4による調整の後に前述のように差圧ΔP5.ΔP2を
測定し、式(8)から感度を計算する。この場合、以後
の容積測定において基準容器18の内容積は(V、+Δ
V)であるとみなして弐〇〇の計算を行う。即ち V、=V、+ΔV十ΔV     ・・・αυによって
被測定容器17の容積を計算する。
1狂Jlif 上述においては被測定容器17は洩れの無いものとして
考えてきたが、次に微少な洩れがあった場合について検
討する。もし洩れが無ければ電磁弁S V3 、  S
 V4を時点t0で開けた後の測定側及び基準側空気系
間の差圧は第3図の一点鎖線(イ)で示すように短時間
δのうちに一定値に達し、その後変化はしない。これを
差圧検出器19で観測した場合は、差圧検出器として例
えばダイアフラム型差圧検出器を使用した場合はそのダ
イアフラムの変位の応答が遅いこととその過渡現象のた
め実線(El)で示すように立上りが遅くかつオーバー
シュートした後に前記一定値に戻る。所が、被測定容器
17にその内容積に比べて微少な洩れがある場合は時間
ととともに測定側空気系の圧力が減少し、従って差圧検
出器、19の出力も変化する。
この変化は短い時間内では直線的変化とみなせるので、
差圧検出器19の応答特性も考慮すると検出された差圧
は実線(ハ)に示すように変化する。
電磁弁SV3.SV4を開けた直後(例えばδ後)にお
いては実際に洩れて出た空気の量は無視できる程少いの
でその時の差圧を正しい差圧として使えばよい。その差
圧は曲線(ハ)の直線部分を延長して時点t0における
縦軸(差圧)と交叉する点の差圧値ΔP、とばば等しい
。線(ハ)の直線領域内における時点t1とt2とで検
出した差圧をΔPI+ΔP!とするとΔP0は次式で与
えられる。
1、−1゜ 式@により求めた差圧ΔP0を式(9)のΔPの代りに
使えば被測定容器17に洩れがあっても高い精度で基準
容器18に対する容積差Δ■を求めることができる。弐
叩は洩れに対する差圧の補正を表わしているが、洩れ以
外の原因、例えば閉じた空気系内の気体の温度低下によ
っても差圧に変化が生じる。しかしながらその変化が短
期間内で直線的であるとみなせるならば、同様に補正が
可能である。結局弐叩による補正は、洩れ、温度変化、
その他すべての原因による総合的な差圧変化を補正して
いることになる。
悪1J]匹 同じ値の検出感度Sを使って式(9)により多数の容器
の基準容器18に対する容積差ΔVを順次測定していく
場合、式(7)から明らかなようにタンク13.14に
与える初期圧力Ptは測定毎に常に同じである必要があ
るが、圧縮空気源11の圧力が変化すれば当然P7も変
化する。しかしながらタンク13.14の容積V、及び
基準容器18の容積v、4は変化しないので比例定数 に=Vア/(Vア+■、)2は一定である。従ってタン
ク13.14に与える初期圧力がP′アの時の検出感度
をS′と表わせば次式が成立する。
S’=−に−P’ア       ・・・031式(7
)とα■により次式が得られる。
S ’ =S−P’T /Pt     ・・・α旬従
って各被測定容器17の測定において電磁弁S Vl 
、S Vtを開けてタンク13.14に充填した空気の
圧力pJ、を圧力検出器22により検出し、弐G4)に
より感度を補正し、その補正した感度S′を式(9)に
おける感度Sの代りに使えばよく、容積測定毎にあらか
じめ容積付加器23を駆動して感度測定を行う必要はな
い。
監匪皿生1底 第2図は第1図の容積測定機構部の動作を制御し、かつ
各種定数及び測定値を受けて検出感度Sあるいは容積差
ΔV等を計算するための制御部を示し、マイクロコンピ
ュータ31とその他の周辺回路とから構成されている。
マイクロコンピュータ31はCPU 41. RAM 
42. ROM 43、入力ポート44、出力ポート4
5を含み、これらは共通バス46を介して互いに接続さ
れている。
第1図における差圧検出器19及び圧力検出器22の出
力はマルチプレクサ32の入力側にそれぞれ接続され、
差圧信号ΔP及び圧力信号Pの一方が選択されて出力側
に接続される。マルチプレクサ32の出力側は増幅器3
3に接続され、差圧信号ΔP又は圧力信号P7が増幅さ
れる。増幅器33の出力はAD変換器の入力に接続され
ディジタル信号に変換されるとともにモニター用のメー
タ35にも接続されアナログ表示される。AD変換器3
4の出力は入力ポート44を介してコンピュータ31内
に取込まれる。入力ポート44には各種タイマの設定時
間T+ 、Tt 、T:l及び容積付加器23に設定す
る付加容器ΔVを人力するためのキーボード36が接続
されている。出力ポート45には計算結果を表示するた
めの表示器37、及び第1図における各電磁弁の開閉駆
動を行うための駆動回路38が接続されている。ROM
43にはこの発明の装置による検出感度測定と容積差測
定のための第4図及び第5図に示す動作手順がプログラ
ムとして記憶されており、 CPUはこのプログラムに
従って駆動回路38による電磁弁S■。
〜Sv?の開閉制御、マルチプレクサ32における信号
の選択、表示器37における計算結果の表示、指示器3
9に対する指示表示等の他に検出感度、及び測定容積等
の必要な計算を実行する。
肱−作(感度測定) まずこの発明の装置により容積測定を行う前に検出感度
Sを測定する。そのためには被測定容器17として洩れ
のないものを測定側配管15に接続する。次に容積付加
器23により与えるあらかじめ決めた付加容積Δvs、
即ちピストンの移動可能距離を設定する。更に圧力計2
1の指示を監視しながら減圧弁12を調節してタンク1
3.14に与える空気の圧力を設定する。設定が終ると
操作者はキーボード36により開始の指示を人力する。
以下第4図に示す動作のフローチャートに従って第1図
の機構部を制御しかつ第2図の制御部で測定データにも
とづき各種計算を行う。
ステ7ブS、で電磁弁SV3 、SV4 、SV?を閉
じ、sv、、sv、を開き大気に開放する。
ステップS2で電磁弁S ’/+ 、S V2を開はタ
ンク13.14に設定した圧力の空気を充填する。
ステップS、でRAM42内の所定のアドレスに設定し
たT+タイマを始動し、時間T+が経過したかを判定す
る。T1が経過したならばタンク13゜14内の圧力は
平衡に達っしたと判断してステップS4で電磁弁S V
+、 S Vz、 S Vs、 S V&を閉じ、ステ
ップS、で電磁弁sv、、sv4を開く。ステップS、
でRAM42の所定のアドレスに設定したT2タイマを
始動し、時間Ttが経過したかを判定する。T2が経過
したならば測定側空気系及び基準側空気系の圧力はそれ
ぞれ平衡に達つしたと判断しステップS、でマルチプレ
クサ32により差圧ΔPを選択して差圧検出器19から
のその時の検出差圧ΔP1を取込みRAM42の所定ア
ドレスに記憶する。ステップS、で電磁弁S V3. 
S V4を閉じ、sv3.sv、をベントして測定側及
び基準側空気系を大気圧に開放する。ステップS9でR
AM42の所定アドレスに設定したT3タイマを始動し
、時間T3が経過したかを判定する。T。
が経過したならばステップSIOで電磁弁SV、を導通
させて、容積付加器23のピストンを駆動し、あらかじ
め設定した可動距離だけ移動させて所定の容積Δ■、を
測定側空気系に付加する。ステップS11で再び電磁弁
3v、、sv、を開きタンク13゜14内を設定圧力に
加圧する。ステップ312でT1タイマを始動し、時間
T1が経過したかを判定する。T、が経過したならばス
テップSkiでマルチプレクサ32によりタンク圧Pt
を選択して圧力検出器22からその時の検出タンク圧P
Tを取込みRAM42の所定アドレスに記憶する。ステ
ップS、4で電磁弁S V l+ S V z、 S 
V s、S V bを閉じ、ステップSISで電磁弁S
V3.SV4を開く。ステップSl&でT2タイマを再
び始動させ時間T2が経過したかを判定する。T2が経
過したならばステップSatでマルチプレクサ32によ
り差圧ΔPを選択して差圧検出器19からの検出差圧Δ
P2を取込みRAM42の所定アドレスに記憶する。ス
テップSll+で差圧ΔP、とΔP2の変化分ΔPを計
算し、ステップS+9で付加した容積ΔV、に対する差
圧変化ΔPを表わす検出感度Sを計算する。
次にステップS2゜で電磁弁S V s、 S V a
を閉じ、電磁弁SV5.SV&を開き、空気系を大気に
開放(ベント)シミ磁弁SV?をベントする。次にステ
ップSK+で再びT3タイマを始動し、時間T3が経過
したならばステップS2□で指示器39を点灯して感度
測定を終了する。ステップSI9で計算された感度Sは
RAM42の所定アドレスに記憶してお代 仇−土(容積測定) 次に第5図に示すフローチャートに従って被測定容器1
7と基準容器18の容積差ΔV及び/又は被測定容器1
7の内容積v1を測定する動作について説明する。
被測定容器17を測定側配管15に取付けた後、操作者
がキーボードより開始の指示を行うとステップS、で電
磁弁S V3. S Vaを閉じ、SVS。
S V 6を開く。ステップSZで電磁弁sv、、sv
を開き、タンク13.14に設定された圧力の空気を充
填する。ステップS3でRAM42内の所定アドレスに
設定したT1タイマを始動させ、時間T1が経過したか
を判定するeTIが経過したならばステップS4でタン
ク内圧力p/7を測定する。
ステップS、で感度測定工程においてRAM42に記憶
したタンク圧力Ptと感度Sを読み出し補正感度S′を
式Q旬により計算する。ステップS6で電磁弁SV+ 
、SV2.SVS 、SV&を閉じ、ステップS7で電
磁弁SV2.SV、を開く。次にステップS8でRA)
142の所定のアドレスに設定したT2タイマを始動し
、時間Ttが経過したかを判定する。T2が経過したな
らばステップS、で測定側と基準側の空気系の圧力差Δ
P、を測定RAM42に取込む。ステップS+oでRA
M42の所定アドレスに設定したT4タイマを始動し時
間T4が経過したかを判定する。T4が経過したならば
ステップS、で再び2つの空気系の差圧ΔP2を測定し
RAM42に取込む。ステップSIzでRAM42から
測定差圧ΔP0.ΔP2及びタイマ時間Tt。
T4、即ち(t+   to)および(tz−t、)を
読み出し、式(2)により補正差圧ΔP0を計算する。
ステップSI3でRAM42から補正感度S′を読み出
し式(9)により基準容器18に対する被測定容器17
の補正された容積差ΔVを計算する。次にステップSI
4で容積差Δ■を表示器37に表示し、ステップSIS
で電磁弁SVi、SV4を閉じ、電磁弁S Vs 、 
S Vhを開く。ステップSI4でT、タイマを始動し
、時間T、が経過したならばステップS、、で指示器3
9を点灯し測定を終了する。もし必要であればステップ
SllとSI4の間で被測定容器17の容積V/を式α
ωにより計算するステップS′13を点線で示すように
設けてもよい。
前述のように容積調整は、被測定容器17の種類、即っ
てその容積が変わった場合、基準容器を交換せず容積調
整器24を調整することによって等価的に新しい種類の
被測定容器18とほぼ等しい容積の基準容積18を取付
けたことと同じになる。従って必ずしも被測定容器の種
類の数だけ基準容器を用意する必要はなく、容積調整器
24を設けることによって用意しなければならない基準
容器の数を減らすことが可能である。この場合、第4図
の感度測定の前に移動調整した容器調整器24の容積変
化ΔVCは第5図の容積測定時にもそのまま保持してお
く必要がある。従って第5図のステップSI3における
測定した容積差は、使用した基準容器18の容積をv′
1とすれば、等価基準容積■ヨー(V′、+ΔVc)に
対する容積差を表わしており、弐〇〔は次のように変形
される。
V −r   (V’s+ΔVc)=ΔV   ・・・
αつ従って被測定容器17の容積を求める場合に第5図
のステップS′1.においてV、の替りに(V’+++
+ΔVc)を使って計算する必要がある。勿論、容積調
整器24を測定側空気系に取付けた場合は式叫におい−
てV、rの替りに(vtr+ΔVC)を使えばよい。
多数の容器について測定を行うにはまず第4図のフロー
チャートに示す検出感度Sを求め、あとはそれぞれの被
測定容器について第5図に示す測定を実行すればよい。
勿論被測定容器ごとに初期タンク圧をP、に正しく設定
すれば第5図におけるステップS、、SSは省略し、ス
テップSI3において補正しない感度Sを使えばよい。
式(1)で定義しているのは常に測定側空気系と基準側
空気系の容積差であり、従って容積付加器23は基準側
ではなく基準側空気系に取付けてもよい。
同様に容積調整器24も基準側ではなく測定側空気系に
取付けてもよい。更に容積付加器23と容積調整器24
を同じ側に付けてもよい。容積調整器24は中立点から
容積を増加する方にも減少する方にも調整できるものが
好ましい。
式(6)ニおける比例定数K = Vt/(Vt + 
VM)Jよ、与えられたv、4に対してvT=v、4に
選ぶとKが最大となる。即ちもし測定すべき各容器の体
積がほぼ同じ大きさであれば、あらかじめタンク13゜
14の容積をvt =V、となるように選んで装置を設
計することにより最適感度を得ることができる。
「発明の作用効果」 以上説明したようにこの発明によれば水を使わず気体を
使って被測定容器の容積を次々と測定することができる
ため特に生産ラインにおける容積測定に適している。ま
たその容積測定のためには容積付加器の使用によりあら
かじめ容積変化に対する差圧変化の検出感度を測定して
おけば、被測定容器に洩れがあったり、温度により気体
圧力が変化しても較正された正しい容積差あるいは容積
を測定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は容積測定装置の機構部を示す図、第2図は容積
測定装置の制御部を示す図、第3図は差圧検出器の時間
に対する出力変化を示す図、第4図は感度測定動作を示
すフローチャート、第5図は容積測定動作を示すフロー
チャートである。 11:圧縮空気源、12:減圧弁、13,14:タンク
、15:測定側配管、16:基準側配管、17:被測定
容器、18:基準容器、19:差圧検出器、21:圧力
計、22:圧力検出器、23:容積付加器、24:容積
調整器、35:メータ型電圧計、S V+ −3Vh 
 :三方電磁弁、SV。 :三方を磁弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A 被測定容器側と基準容器側とにそれぞれ気体
    を供給するための互いにほぼ等しい容積を有する一対の
    タンクと、 B 前記被測定容器と基準容器の一方の側に既知の容器
    変化を与える手段と、 C 前記被測定容器と基準容器との間の差圧を測定する
    手段と、 D 前記容積変化と、その容積変化を与えた場合と与え
    ない場合の差圧の変化分とから検出感度を表わす容積変
    化対差圧変化比を算出する手段と、 E 測定した差圧と検出感度とから前記被測定容器の容
    積を算出する手段、 とから成る容積測定装置。
  2. (2)前記タンクの初期圧力を測定する手段と、検出感
    度を測定する時に与えた前記タンクの初期圧力と、容積
    測定をする時に与えた前記タンクの初期圧力とから検出
    感度を補正するための手段とを含む特許請求の範囲第1
    項記載の容器測定装置。
  3. (3)前記差圧を測定する手段により所定時間をおいて
    測定した2つの差圧データから測定差圧を較正する手段
    を含む特許請求の範囲第1項記載の容積測定装置。
  4. (4)前記被測定容器側と基準容器側のいずれか一方に
    取付けられ、容積を均衡させるための容積調整手段を含
    む特許請求の範囲第1項記載の容積測定装置。
  5. (5)等しい圧力の気体が充填されたほぼ等しい容積を
    有する一対のタンクに感度測定用被測定容器及び基準容
    器をそれぞれ接続導通させ、その導通後における前記感
    度測定用被測定容器と基準容器の差圧を測定することを
    、前記感度測定用被測定容器と基準容器のいずれか一方
    に既知の容積変化を与えた場合と与えない場合とについ
    て行う工程と、 測定した2つの差圧と前記容積変化とから検出感度を表
    わす容積変化対差圧変化比を算出する工程と、 等しい圧力の気体が充填された前記一対のタンクに被測
    定容器と前記基準容器をそれぞれ接続導通させる工程と
    、 その導通後における前記被測定容器と基準容器の差圧を
    測定する工程と、 その測定した差圧と検出感度とから前記基準容器に対す
    る前記被測定容器の容積差を算出する工程、 とを含む容積測定方法。
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