JPS6320859Y2 - - Google Patents

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JPS6320859Y2
JPS6320859Y2 JP19700982U JP19700982U JPS6320859Y2 JP S6320859 Y2 JPS6320859 Y2 JP S6320859Y2 JP 19700982 U JP19700982 U JP 19700982U JP 19700982 U JP19700982 U JP 19700982U JP S6320859 Y2 JPS6320859 Y2 JP S6320859Y2
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JP
Japan
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ignition timing
cylinder
timing control
ignition
engine
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JP19700982U
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JPS59100973U (ja
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用エンジン等として用いられ
る直列多気筒エンジンの点火時期制御装置の改良
に関する。
直列多気筒エンジンにおいては、その発生騒音
の原因となる振動の一つとして、シリンダブロツ
ク全体が捩られるように変形する所謂捩れ振動が
ある。これは、第1図に示すように、ピストン1
に加わる燃焼圧力Fの水平方向成分Fpと、その
反作用としてクランクシヤフト2中心に加わる力
Fp′とによる偶力に起因しており、第2図に示す
ように上死点をやや過ぎた時点でピークを示すこ
の偶力によつてシリンダブロツク3が捩られ、そ
の後この偶力から解放されることによつて捩れ振
動が発生するのである。そして、一般にシリンダ
ブロツク3後端部が変速機等に固定されているこ
とから、この捩れ振動はエンジン前方ほど振幅が
大きなものとなつており、それ故変速機取付側は
ら最も離れたエンジン前端の気筒(#1気筒)で
発生する偶力がエンジン全体の捩れ振動の大小に
大きく関与している(この点につき、日産自動車
(株)昭和57年12月25日発行の「日産技報第18号」第
13頁〜第20頁参照)。
そこでこの考案は、直列多気筒エンジンにおい
て最前端の気筒の点火時期を他の気筒よりも遅角
させて、その燃焼圧力を他の気筒よりも低く抑制
することにより、最前端気筒での偶力の低減を図
り、上記捩れ振動を効果的に抑制せしめることを
目的とする。
すなわち、この考案に係る直列多気筒エンジン
の点火時期制御装置は、一端が変速機に固定され
てなる直列多気筒エンジンにおいて、変速機取付
側から最も離れた気筒の点火時期を制御する第1
点火時期制御手段と、残りの気筒の点火時期を制
御する第2点火時期制御手段とを備え、かつ上記
第1点火時期制御手段により制御される点火時期
を上記第2点火時期制御手段により制御される点
火時期よりも遅角側に設定したことを特徴とする
ものである。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
第3図はこの考案の直列多気筒エンジンの点火
時期制御装置の一実施例を示すものであつて、点
火コイル1を構成する1次コイル1aの一端はバ
ラスト抵抗2およびイグニツシヨンスイツチ3を
介してバツテリ4の正極に接続されており、他端
はパワートランジスタ5を介してアースに接続さ
れている。そして、このパワートランジスタ5
は、磁石発電式のシグナルジエネレータ6から出
力される点火パルスに応じた増幅回路7からの出
力によつてオン−オフ制御されるようになつてお
り、このパワートランジスタ5のオフ時つまり一
次電流の遮断時に点火コイル1の2次コイル1b
に発生した2次電圧が、デイストリビユータ8を
介して各点火プラグに分配供給されるように構成
されている。ここで、上記シグナルジエネレータ
6は、気筒数に等しい突起9a〜9dを有するロ
ータ9と、ピツクアツプコイル10とから構成さ
れているが、上記ロータ9において、第4図に示
すように、#1気筒に対応する突起9aのみがロ
ータ9回転方向に対し所定角度α遅角した状態に
形成されている。つまり、他の#2〜#4気筒に
対応する突起9b〜9dを正規の点火進角位置に
設定すると、#1気筒の点火時期が相対的に一定
量だけ遅角することになる。
従つて、この点火時期の遅角によつてエンジン
最前端に位置する#1気筒の燃焼圧力が他の#2
〜#4気筒における燃焼圧力よりも低く抑制さ
れ、主に#1気筒の偶力に起因して発生していた
前述の捩れ振動を効果的に低減できる。
次に第5図は、捩れ振動がエンジン騒音として
問題となる比較的低回転時にのみ#1気筒の点火
時期を遅角させるように構成した点火時期制御装
置の一例を示している。この実施例では、シグナ
ルジエネレータ6において各気筒ともに正規の点
火時期にて点火パルスを得るようにし、このシグ
ナルジエネレータ6と増幅回路7との間に設けた
遅延回路11によつて#1気筒に対応する点火パ
ルスを選択的に遅延させている。すなわち、シグ
ナルジエネレータ6のロータ9′に一体に設けた
サブロータ12とピツクアツプコイル13とによ
つて、#1気筒に対応する点火パルスに先立つて
ロータ9′一回転毎にパルス信号を発生させ、こ
れにより上記遅延回路11をリセツトして、その
後に送出される#1気筒の点火パルスのみを所定
量だけ遅延させている。そして、この遅延量は、
クランク角センサ14から所定クランク角毎に送
出されるパルス信号のパルス数として予め設定さ
れており、つまりクランク角としては一定の遅角
が行われるのである。また、上記遅延回路11
は、クランク角センサ14の信号をF−Vコンバ
ータ15により変換した電圧出力と基準電圧とを
比較する比較回路16の出力によつて制御され、
高回転時には上記遅延回路11がオフとなつて遅
延は行われず、また低回転時には遅延回路11が
オンとなつて上述した#1気筒に対応する点火パ
ルスの遅延が行われる。
従つて、エンジン低回転時において特に問題と
なる前述の捩れ振動を効果的に低減できると同時
に、この捩れ振動が然程問題とならない高回転時
においては、出力を最大限に確保できるのであ
る。
以上の説明で明らかなように、この考案に係る
直列多気筒エンジンにおいては、最前端の気筒つ
まり変速機取付側から最も離れた気筒の点火時期
を他の気筒よりも遅角させることによつて、捩れ
振動に大きく関与する最前端気筒での偶力を低減
でき、エンジン騒音の原因となる上記捩れ振動を
効果的に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は捩れ振動の発生メカニズムを説明する
説明図、第2図は発生する偶力とクランク角との
関係を示す特性図、第3図はこの考案に係る多気
筒エンジンの点火時期制御装置を示す回路構成
図、第4図はそのシグナルジエネレータにおける
ロータの概略図、第5図は点火時期制御装置の異
なる例を示す回路構成図である。 1……点火コイル、5……パワートランジス
タ、6……シグナルジエネレータ、7……増幅回
路、8……デイストリビユータ、9……ロータ、
9a〜9d……突起、11……遅延回路、14…
…クランク角センサ、16……比較回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端が変速機に固定されてなる直列多気筒エン
    ジンにおいて、変速機取付側から最も離れた気筒
    の点火時期を制御する第1点火時期制御手段と、
    残りの気筒の点火時期を制御する第2点火時期制
    御手段とを備え、かつ上記第1点火時期制御手段
    により制御される点火時期を上記第2点火時期制
    御手段により制御される点火時期よりも遅角側に
    設定したことを特徴とする直列多気筒エンジンの
    点火時期制御装置。
JP19700982U 1982-12-24 1982-12-24 直列多気筒エンジンの点火時期制御装置 Granted JPS59100973U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19700982U JPS59100973U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 直列多気筒エンジンの点火時期制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19700982U JPS59100973U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 直列多気筒エンジンの点火時期制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59100973U JPS59100973U (ja) 1984-07-07
JPS6320859Y2 true JPS6320859Y2 (ja) 1988-06-09

Family

ID=30422325

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JP19700982U Granted JPS59100973U (ja) 1982-12-24 1982-12-24 直列多気筒エンジンの点火時期制御装置

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JPS59100973U (ja) 1984-07-07

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