JPS63207450A - ツインドラム式薄板連続鋳造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はツインドラム式薄板連続鋳造装置に関し、特に
該装置の鋳造ドラム表面へ固型離型剤を塗布する装置に
関する。

〔従来の技術〕

ツインドラム式薄板連続鋳造装置としては、第５図に示
すような装置が考えられている。

図のように、この鋳造機は互いに反対方向に同期的に回
転する一対の水冷構造を有する鋳造ドラム１０１　、１
０１　間にタンディツシュ１０８からノズル１０４を介
して溶融金属１０３を供給し、鋳造ドラム１０１　、１
０１　の表面に接触させて冷却することにより凝固シェ
ル１０９を形成させて金属薄板１１０を鋳造し、ガイド
ロール１０６を経てビンチロールｊＤ７Ｖｃよｐ所定速
度で引抜きつつ次工程へ送出するように構成されている
。図中、１０２は一対のサイドダムで鋳造ドラム１０１
，１０１間の溶融金属１０３の外部への漏出防止装置で
ある０ 上記鋳造機を使用して金属薄板１１０を鋳造する場合、
鋳造ドラム１０１表面に離型剤１１５を塗布することに
よって、金属薄板１１０の離型を良好にしている。この
離型剤（例えば、ＢＮ溶液）は、供給装置１１６よシ配
管１１２を経てスプレィノズル１１１に供給され、ここ
から鋳造ドラム１０１に塗布される。鋳造ドラム１０１
の表面に付着した離型剤１１５溶液はヒータ１１６によ
って高速乾燥される。

金属薄板１１０鋳造を終えた鋳造ドラム１０１゜１０１
表面の古い離型剤は、ブラシロール１１４またはスクレ
ーパ（図示せず）により除去される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記した従来の鋳造装置を使用して金属薄板を鋳造する
場合、鋳造ドラムの回転速度が変化する時（例えば、こ
の鋳造装置のスタート時において、ノズル１０４から溶
融金属１０３を供給した直後、鋳造ドラム１０１の回転
を開始し、徐々に速度を上げ、鋳造を行いながら所定の
一定速度に達するまでの間）、鋳造ドラム表面の離型剤
コーティング厚さが変化し、鋳造操業の安定を保つこと
が困難なことがある。

また、離型剤は溶解しに＜＜、シかもスプレィコーテイ
ング後に高速で乾燥するという性質を有することが必要
である等の問題もある。

本発明は、以上の問題点を解消するツインドラム式薄板
連続鋳造装置を提案するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、回転する互いに平行な一対の鋳造ドラム間に
溶融金属を連続的に供給して連続的に金属薄板を鋳造す
る装置において、鋳造ドラム表面に固型離型剤を押しつ
けるための手段と、該固型離型剤を鋳造ドラム軸方向に
振動させる手段を備えたツインドラム式薄板連続鋳造装
置に関する。

すなわち本発明は、上記問題点を、鋳造ドラム表面に固
型離型剤を押しつけにより塗布すること、この押しつけ
時に固型離型剤を振動させること、そして鋳造ドラムの
回転数に応じて固型離型剤の押しつけ量（押しつけ圧）
をコントロールすることによって解決し、離型剤塗布量
を最適にして鋳造操業を安定させるものである。

〔作　用〕

本発明では鋳造ドラムの回転数に応じて、鋳造ドラム表
面への固型離型剤の押しつけ量または押しつけ圧をコン
トロールし、かつ鋳造ドラム軸方向に固型離型剤を振動
させることによって、鋳造ドラム表面に離型剤塗布量を
最適量にする。

また本発明では、固型離型剤を使用することで、前記し
た離型剤の溶解と言った問題がなくなり、また前記した
離型剤の高速乾燥と言った操作も不要となる。

〔実施例〕

本発明による一実施例を第１図、第２図で説明するが、
従来装置と同じ部材には同一符号を付し、詳細説明を省
略する。なお第２図は第１図０Ａ−Ａ断面図である。

第１〜２図において、鋳造ドラム１０１を据付けている
基礎（図示せず）と同一基礎上に摺付けられているフレ
ーム２に組込まれたシリンダ１によって固型離型剤３は
鋳造ドラム１０１０表面に矢印Ｐ方向に押しつけられる
。

また、鋳造ドラム１０１の回転数が回転数計５で検出さ
れ、この回転数に対応するよう上記シリンダ１への圧力
がコントロールされる。

更に、固型離型剤３は鋳造ドラム１０１の軸方向（第２
図中、矢印Ｖ方向）に、振動装置４（例えばシリンダ等
）によシ振動させられることによって、鋳造ドラム１０
１の表面に均一に塗布される。

この実施例では、鋳造ドラム１０１の回転数に応じてシ
リンダ１への圧力がコントロールされてドラム１０１表
面への固型離型剤３の押しつけ圧を一定に保つことがで
きるため、離型剤のドラム１０１への付着量を常に一定
にすることができるし、またシリンダ１への圧力を変化
させることによって固型離型剤３の押付圧を変化させる
ことで、金属薄板鋳造操業を安定させうる最適の離型剤
付着量を可能とするものである。

また本発明の他の実施例を第３図および第４図で説明す
るが、従来装置や第１〜２図と同じ部材には同一符号を
付し、詳細説明を省略する。

なお第３図は第１図のＡ−Ａ断面図に相当し、第４図は
第３図のＢ−Ｂ断面図である。

第１．３．４図において、鋳造ドラム１０１を据付けて
いる基礎（図示せず）と同一基礎上に据付けられている
フレーム２に組込１れたモータＭ１ウオーム６、ホイー
ル７、スクリュー８、ナツト９によって、固型離型剤６
は鋳造ドラム１０１の表面に矢印Ｐ方向に押しつけられ
る。

また、鋳造ドラム１０１の回転数は回転数計５によって
検出され、上記モータＭの回転数が該ドラム１０１の回
転数と対応するようコントロールされる。

更に、固型離型剤５は鋳造ドラム１０１の軸方向（第３
図中、矢印Ｖ方向）に振動装置４（例えばシリンダ等）
により振動させられることによって、鋳造ドラム１０１
の表面に均一に塗布される。

鋳造ドラム１０１Ｕ、例えば鋳込みスタート時は停止状
態から徐々に回転速度を上げ、その後に一定速度となる
。従って、従来のスプレィノズルによる溶液塗布の方法
では、鋳造ドラム１０１表面に付着してコーティングさ
れる離型剤１１５ｔｊ、鋳造ドラム１０１の回転速度が
遅いため鋳込みスタート直後は厚く、その後は徐々に薄
くなシ、鋳造ドラム１０１の回転速度が一定になるとは
じめて厚さ一定となる。

ところで、離型剤の鋳造ドラム１０１表面への付着量は
、一般に鋳造ドラム１０１の回転速度に関係なく、一定
が良いと言われている。本発明では、上記のように、モ
ータＭを鋳造ドラム１０１の回転数に対応させ、このモ
ータＭによりスクリュー８が回転して固型離型剤３がド
ラム１０１表面に押しつけられるため、離型剤のドラム
１０１への付着量を鋳込スタート時から常に一定とする
ことができるし、また固型離型剤３の押込み量をコント
ロールすることで、金属薄板鋳造操業を安定させうる最
適の離型剤付着量を可能とするものである。

〔発明の効果〕

本発明装置によれば、鋳造ドラム表面への離型剤塗布量
を最適にすることができ、鋳造操菓を安定させることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一例の側面を示す概念図、第２図
は第１図のＡ−Ａ断面図、第６，４図は本発明装置の他
の実施例を示す図で、第３図は第１図のＡ−Ａ断面に相
当する図、第４図は第６図のＢ−Ｂ断面図、第５図は従
来のツインドラム式薄板連続鋳造装置を示す概念図であ
る０ １０１・・・鋳造ドラム、１０２・・・サイドダム、１
０３・・・溶融金属、１０４・・・ノズル、１０６・・
・ガイドロール、１０７・・・ビンチロール、１０８・
・・タンディツシュ、１０９・・・凝固シェル、１１０
−・・金属薄板、１１１・・・スプレィノズル、１１２
−・・配管、１１３・・・溶液離型剤供給装置、１１４
・・・ブラシロール、１１５・・・離Ｗ剤、１１６・・
・ヒータ、１・・・シリンダ、２・・・フレーム、３・
・・固型離型剤、４・・・振動発生器、５・・・回転数
計、６・・・ウオーム、７・・・ホイール、８・・・ス
クリュー、９・・・ナツト、Ｍ・・・モータ、Ｐ・・・
固型離型剤の押しつけ方向、■・・・固型離型剤の振動
方向

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転する互いに平行な一対の鋳造ドラム間に溶融金属を
   連続的に供給して連続的に金属薄板を鋳造する装置にお
   いて、鋳造ドラム表面に固型離型剤を押しつけるための
   手段と、該固型離型剤を鋳造ドラム軸方向に振動させる
   手段を備えたツインドラム式薄板連続鋳造装置。