JPS63206240A - 眼内レンズの製造方法およびそれに用いる製造装置 - Google Patents
眼内レンズの製造方法およびそれに用いる製造装置Info
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- JPS63206240A JPS63206240A JP3877587A JP3877587A JPS63206240A JP S63206240 A JPS63206240 A JP S63206240A JP 3877587 A JP3877587 A JP 3877587A JP 3877587 A JP3877587 A JP 3877587A JP S63206240 A JPS63206240 A JP S63206240A
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- Prostheses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は眼内レンズの製造方法およびそれに用いる製造
装置に関する。さらに詳しくは、眼内レンズのループを
傾斜させてレンズ本体に固定する製造方法および製造装
置に関する。
装置に関する。さらに詳しくは、眼内レンズのループを
傾斜させてレンズ本体に固定する製造方法および製造装
置に関する。
[従来の技術]
従来より、白内障により水晶体を摘出した後の視力矯正
手段として眼内レンズが広く用いられている。
手段として眼内レンズが広く用いられている。
ところで、眼内レンズは第4a〜4c図に示されるよう
に、レンズ本体(51)の背面とループ(52)が同一
平面上にあるばあいは、眼内において虹彩(53)と接
触するため、虹彩ゆ着が生ずるという問題がある。その
ため第5a〜50図に示されるように、レンズ本体(5
1)の背面に対してループ(52)を傾斜させて固定し
た眼内レンズ(50)が用いられている。もちろんこの
眼内レンズでは虹彩(53)とレンズ本体(51)とが
離れているので、虹彩ゆ着の問題は生じな曳)。
に、レンズ本体(51)の背面とループ(52)が同一
平面上にあるばあいは、眼内において虹彩(53)と接
触するため、虹彩ゆ着が生ずるという問題がある。その
ため第5a〜50図に示されるように、レンズ本体(5
1)の背面に対してループ(52)を傾斜させて固定し
た眼内レンズ(50)が用いられている。もちろんこの
眼内レンズでは虹彩(53)とレンズ本体(51)とが
離れているので、虹彩ゆ着の問題は生じな曳)。
斜上のごとき傾斜したループを有する眼内レンズの従来
の製法には大別してつぎの二つの方法がある。第1は、
あらかじめ傾斜角がつくように折り曲げたループを製造
しておき、それをレンズ本体に挿入して固定する方法で
あり、第2はまずループを眼内レンズに固定し、つぎに
ループに傾斜角がつくように折り曲げる方法である。
の製法には大別してつぎの二つの方法がある。第1は、
あらかじめ傾斜角がつくように折り曲げたループを製造
しておき、それをレンズ本体に挿入して固定する方法で
あり、第2はまずループを眼内レンズに固定し、つぎに
ループに傾斜角がつくように折り曲げる方法である。
[発明が解決しようとする問題点]
前記いずれの製法によるばあいも、レンズ本体をはさん
で対称に設けられたループの角度が異なると、眼内にお
いてレンズの安定性が悪くなるため、双方のループの傾
斜角はほぼ同じになるようにしなければならない。
で対称に設けられたループの角度が異なると、眼内にお
いてレンズの安定性が悪くなるため、双方のループの傾
斜角はほぼ同じになるようにしなければならない。
しかるに前記第1の方法によるばあい、傾斜角の調整が
困難であるという問題がある。すなわちループに傾斜角
をつけるばあいにしても、レンズ本体にループを固定す
るばあいにしても、双方のループの傾斜角を一致させる
のに手間がかかるのである。またループとレンズを固定
する方法には、■ループをレンズ本体の孔に嵌合させる
、■接4’J剤で固定する、■米国特許第4.139,
915号公報に記載されているようにレーザ照射により
溶行するなどがあるが、それぞれ、■ループ径と孔径の
精度がシビアーに要求され製造が困難、■接着剤が眼内
に溶出する、■第6図に示されるように、ループ(52
)の挿入部分に止め具(54)を用いているので、その
製造が困難であるなどの問題がある。
困難であるという問題がある。すなわちループに傾斜角
をつけるばあいにしても、レンズ本体にループを固定す
るばあいにしても、双方のループの傾斜角を一致させる
のに手間がかかるのである。またループとレンズを固定
する方法には、■ループをレンズ本体の孔に嵌合させる
、■接4’J剤で固定する、■米国特許第4.139,
915号公報に記載されているようにレーザ照射により
溶行するなどがあるが、それぞれ、■ループ径と孔径の
精度がシビアーに要求され製造が困難、■接着剤が眼内
に溶出する、■第6図に示されるように、ループ(52
)の挿入部分に止め具(54)を用いているので、その
製造が困難であるなどの問題がある。
また前記第2の方法には、たとえば米国特許第4,54
3,673号公報に記載されたものがある。
3,673号公報に記載されたものがある。
これは第7図に示されるように、ベース部(55)上に
載せられた眼内レンズ(50)上に保持部(56)を載
せ、キャップ(57)をつけてボルト(58)を締め、
そののち浴槽中に入れて加温する方法である。しかしこ
の製法では、浴槽に入れなければならないので工程が煩
雑であるという問題がある。
載せられた眼内レンズ(50)上に保持部(56)を載
せ、キャップ(57)をつけてボルト(58)を締め、
そののち浴槽中に入れて加温する方法である。しかしこ
の製法では、浴槽に入れなければならないので工程が煩
雑であるという問題がある。
本発明は斜上の事情に鑑み、ループに傾斜角を正確にし
かも簡ratにつけて、レンズ本体に固定しうる方法お
よび装置を提供することを目的とする。
かも簡ratにつけて、レンズ本体に固定しうる方法お
よび装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明の眼内レンズの製造方法は、レンズ本体に形成さ
れた孔にループを未固定状態に挿入した眼内レンズを下
部治具と上部治具とで挾んでループをレンズ本体に対し
傾斜した状態に保持し、その状態でレンズ本体に挿入さ
れた部分のループにレーザを照射して、レンズ本体とル
ープを溶着することを特徴とする また本発明の製造装置は、〈ωレンズ本体を支持するレ
ンズ台と、レンズ台の外周部に外周方向に向って下傾し
ているループ台を有する下部治具と、(b)前記下部治
具の上面に載せられ、前記レンズ台の上方に位置する部
分に形成された開口部と、前記ループ台上にループを押
えつける押え部を有する」二部治具を備えることを特徴
とする。
れた孔にループを未固定状態に挿入した眼内レンズを下
部治具と上部治具とで挾んでループをレンズ本体に対し
傾斜した状態に保持し、その状態でレンズ本体に挿入さ
れた部分のループにレーザを照射して、レンズ本体とル
ープを溶着することを特徴とする また本発明の製造装置は、〈ωレンズ本体を支持するレ
ンズ台と、レンズ台の外周部に外周方向に向って下傾し
ているループ台を有する下部治具と、(b)前記下部治
具の上面に載せられ、前記レンズ台の上方に位置する部
分に形成された開口部と、前記ループ台上にループを押
えつける押え部を有する」二部治具を備えることを特徴
とする。
[作 用]
本発明の製造方法によれば、ループは下部冶具と上部治
具とで挾まれると傾斜角がつけられるので、レーザ照射
してループをレンズ本体に溶希すると、そのときの余熱
でループに傾斜角が正確につけられる。
具とで挾まれると傾斜角がつけられるので、レーザ照射
してループをレンズ本体に溶希すると、そのときの余熱
でループに傾斜角が正確につけられる。
また本発明の製造装置は、眼内レンズを挾んだけでルー
プに所定の傾斜角をつけることができるループ台と押え
部とを備えているので、前記製造方法を簡単に実施しう
る。
プに所定の傾斜角をつけることができるループ台と押え
部とを備えているので、前記製造方法を簡単に実施しう
る。
[実施例]
つぎに本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例にかかわる製造方法を示す説
明図、第2図は本発明の一実施例にかかわる製造装置を
示す断面図、第3図は第2図に示された下部治具の斜視
図である。
明図、第2図は本発明の一実施例にかかわる製造装置を
示す断面図、第3図は第2図に示された下部治具の斜視
図である。
まず第2〜3図に基づき本発明にかかわる製造装置(B
)を説明する。本実施例の製造装置(13)は下部治具
(1)と上部治具(力とを備えている。
)を説明する。本実施例の製造装置(13)は下部治具
(1)と上部治具(力とを備えている。
下部治具(1)は高さの低い円柱状の部材であって、」
二面中央にレンズ台(3)が、その外周部にループ台(
4)が形成されている。レンズ台(3)はレンズ本体(
2)を安定的に支持しうる凹部であればよいが、本実施
例ではレンズ本体(2Jとほぼ同じ面積となるよう、直
径が約5〜7 mmとされ、その深さはレンズ本体(2
)が接触しない程度の深さとされている。ループ台(4
)は外周に向うにしたがい下傾するように形成されてお
り、通常その傾斜角(θ)はループ04)に付与する傾
斜角に等しくするため約3〜30°の範囲で選ばれる。
二面中央にレンズ台(3)が、その外周部にループ台(
4)が形成されている。レンズ台(3)はレンズ本体(
2)を安定的に支持しうる凹部であればよいが、本実施
例ではレンズ本体(2Jとほぼ同じ面積となるよう、直
径が約5〜7 mmとされ、その深さはレンズ本体(2
)が接触しない程度の深さとされている。ループ台(4
)は外周に向うにしたがい下傾するように形成されてお
り、通常その傾斜角(θ)はループ04)に付与する傾
斜角に等しくするため約3〜30°の範囲で選ばれる。
またこのループ台(4)は少なくともループ04)が保
持される部分が傾斜しておればよく、したがってループ
台の全部が傾斜したものであっても、部分的に傾斜した
ものであってもよい。
持される部分が傾斜しておればよく、したがってループ
台の全部が傾斜したものであっても、部分的に傾斜した
ものであってもよい。
前記下部治具(1)の材質としては特に制限なく、PM
MA、ウレタン樹脂、真ちゅうなどが用いられる。また
その形状は図示の円柱形に限られず、半球状であっても
よい。半球状のばあいレンズ本体(2)のカーブに合っ
た球面を有していればよい。
MA、ウレタン樹脂、真ちゅうなどが用いられる。また
その形状は図示の円柱形に限られず、半球状であっても
よい。半球状のばあいレンズ本体(2)のカーブに合っ
た球面を有していればよい。
前記治具(1)の上面には、合せビン(6)を設けるこ
とが好ましい。合せビン(6)があれば、後述する上部
治具(刀を下部治具(1)に重ねる際の位置合せが簡単
かつ確実に行なわれる。合せビン(6)の本数や直径、
長さ、形状などは、位置合せ機能さえ発揮しうるもので
あれば、とくに制限なく自由に設計しうる。
とが好ましい。合せビン(6)があれば、後述する上部
治具(刀を下部治具(1)に重ねる際の位置合せが簡単
かつ確実に行なわれる。合せビン(6)の本数や直径、
長さ、形状などは、位置合せ機能さえ発揮しうるもので
あれば、とくに制限なく自由に設計しうる。
また前記レンズ台(3)にはレンズビン(8)を設けて
もよい。レンズビン(8)は眼内レンズ(A)のレンズ
本体(2)に形成された眼内での位置合せ孔(9)に挿
入しうるように取りつけられる。このようなレンズビン
(8)を設けたばあいは、レンズ台(3)中にレンズ本
体(2)を簡単に位置設定して載置することができる。
もよい。レンズビン(8)は眼内レンズ(A)のレンズ
本体(2)に形成された眼内での位置合せ孔(9)に挿
入しうるように取りつけられる。このようなレンズビン
(8)を設けたばあいは、レンズ台(3)中にレンズ本
体(2)を簡単に位置設定して載置することができる。
レンズビン(8)はなくてもよいものであるが、設ける
ばあいは、2本が好ましい。1本ではレンズ本体(2の
位置設定が困難である。レンズビン(8)の直径は位置
合せ孔(9)の内径よりも若干細くされ、その長さは位
置合せ孔に挿入したときレンズ本体(21から先端が少
しだる位にするのが好ましい。またその先端部は丸みを
つけた方が挿入時にレンズ本体(2)を傷つけないので
好ましい。
ばあいは、2本が好ましい。1本ではレンズ本体(2の
位置設定が困難である。レンズビン(8)の直径は位置
合せ孔(9)の内径よりも若干細くされ、その長さは位
置合せ孔に挿入したときレンズ本体(21から先端が少
しだる位にするのが好ましい。またその先端部は丸みを
つけた方が挿入時にレンズ本体(2)を傷つけないので
好ましい。
上部治具(′7)は、図示されるごとく、円板状の部材
であり、中央部に開口部O0が形成され、下面に押え細
口)が形成されている。開口部00)はレーザを照射す
るために必要な開口で、下部治具(1)のレンズ台(3
)に対応する」1方に形成されている。またその内径は
通常的5〜9 msとされるが、レンズ本体(2)の直
径よりも大きいことが必要とされる。なおこの開口部0
0)は第2図に示されるように、段部すを設けることに
より、レンズ本体(2の上方から視認しやすくするのが
好ましい。
であり、中央部に開口部O0が形成され、下面に押え細
口)が形成されている。開口部00)はレーザを照射す
るために必要な開口で、下部治具(1)のレンズ台(3
)に対応する」1方に形成されている。またその内径は
通常的5〜9 msとされるが、レンズ本体(2)の直
径よりも大きいことが必要とされる。なおこの開口部0
0)は第2図に示されるように、段部すを設けることに
より、レンズ本体(2の上方から視認しやすくするのが
好ましい。
さらに段部Gを形成するかわりに開口部(財)の内周面
を、下側から上側へ向って広がる円錐状に形成してもよ
い。
を、下側から上側へ向って広がる円錐状に形成してもよ
い。
押え部CI+)は下部治具(1)のループ台(4)に合
せて、外側へ向って傾斜するように形成される。上部治
具(7)にはビン孔02)を形成することが好ましい。
せて、外側へ向って傾斜するように形成される。上部治
具(7)にはビン孔02)を形成することが好ましい。
このビン孔021は下部治具(1)の合せビン(6)を
孔に挿入するための孔であり、合せビン(6)に対応す
する位置に、それよりもやや大きい内径に形成される。
孔に挿入するための孔であり、合せビン(6)に対応す
する位置に、それよりもやや大きい内径に形成される。
このビン孔02)と前記合せビン(6)によるガイド機
能があれば、上部治具(7)を下部治具(1)に正しく
重ねる作業がやりやすくなる。
能があれば、上部治具(7)を下部治具(1)に正しく
重ねる作業がやりやすくなる。
前記上部治具(刀の材料としては、とくに制限なく 、
PMMA、ウレタン樹脂、真ちゅうなどが用いられるが
、真ちゅうなどの比重の大きい材料を用いたばあいは下
部治具(1)の上に重ねただけでその自重によりループ
04)をループ台(4)上に押えつけることができるの
で好ましい。
PMMA、ウレタン樹脂、真ちゅうなどが用いられるが
、真ちゅうなどの比重の大きい材料を用いたばあいは下
部治具(1)の上に重ねただけでその自重によりループ
04)をループ台(4)上に押えつけることができるの
で好ましい。
なおループ04)の弾性が強いと、ループ台04)の傾
斜面に沿ってループ04)が曲りにくいので、上部治具
(刀の自重を重くするか、あるいは適宜の手段、たとえ
ばネジ、バネ。磁石などの手段を用いて上部治具(7)
を下部治具(1)上に押えつけるようにするとよい。
斜面に沿ってループ04)が曲りにくいので、上部治具
(刀の自重を重くするか、あるいは適宜の手段、たとえ
ばネジ、バネ。磁石などの手段を用いて上部治具(7)
を下部治具(1)上に押えつけるようにするとよい。
つぎに本発明の製造方法を説明する。本発明で製造する
ばあい、眼内レンズ(A)はあらかじめ、レンズ本体(
2)に形成された孔にループ04)を未固定状態で挿入
しておかれる。なお眼内レンズ(A)におけるレンズ本
体の材質はPHMAが好ましく、ループ04)の材質は
ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、PM)4Aな
どが好ましい。さらにループ(14)は透明でもよいが
着色されておればレーザビームのエネルギーを吸収しや
すいので好ましい。レンズ本体(2)の孔径とループ径
との関係は、はぼ等しいのが好ましい。孔径が多きすぎ
るとループ04)が脱落したり動きやすいので好ましく
なく、また孔径が小さいとループ04)を挿入するのが
困難となるのでいずれも好ましくない。
ばあい、眼内レンズ(A)はあらかじめ、レンズ本体(
2)に形成された孔にループ04)を未固定状態で挿入
しておかれる。なお眼内レンズ(A)におけるレンズ本
体の材質はPHMAが好ましく、ループ04)の材質は
ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレン、PM)4Aな
どが好ましい。さらにループ(14)は透明でもよいが
着色されておればレーザビームのエネルギーを吸収しや
すいので好ましい。レンズ本体(2)の孔径とループ径
との関係は、はぼ等しいのが好ましい。孔径が多きすぎ
るとループ04)が脱落したり動きやすいので好ましく
なく、また孔径が小さいとループ04)を挿入するのが
困難となるのでいずれも好ましくない。
ループ(14]を溶融するためのレーザ装置としては、
パルス発信レーザでも、連続発信レーザでも用いること
ができる。レーザビームはループ04)を溶融しても、
レンズ本体(′2Jを溶融損傷してはならないので、レ
ンズ本体(2)を透過しつる波長が約0.25〜5.0
項のものから選ばれる。好ましいレーザの種類としては
、YAGレーザ(波長1、Oft郁)やアルゴンイオン
レーザ(波長0.45〜0.53μm)をあげることが
できる。
パルス発信レーザでも、連続発信レーザでも用いること
ができる。レーザビームはループ04)を溶融しても、
レンズ本体(′2Jを溶融損傷してはならないので、レ
ンズ本体(2)を透過しつる波長が約0.25〜5.0
項のものから選ばれる。好ましいレーザの種類としては
、YAGレーザ(波長1、Oft郁)やアルゴンイオン
レーザ(波長0.45〜0.53μm)をあげることが
できる。
レーザにより与える好ましいエネルギの範囲を第1表に
示す。エネルギが大ききすぎるとレンズ本体(2)を溶
融してしまい、小さすぎるとループ(14)を溶解でき
なきなる。第1表に記載した出力および照射時間は、好
ましいエネルギの範囲を越えない範囲で、適当な値を選
択すればよい。
示す。エネルギが大ききすぎるとレンズ本体(2)を溶
融してしまい、小さすぎるとループ(14)を溶解でき
なきなる。第1表に記載した出力および照射時間は、好
ましいエネルギの範囲を越えない範囲で、適当な値を選
択すればよい。
[以下余白]
製造に際しては、第1図に示されるように下部治具(1
)上に眼内レンズ(A)を置き、さらにその上に上部治
具(7)を載置する。眼内レンズ(A)を置くとき、レ
ンズピン(8)とレンズ本体(2)中の位置合せ孔(9
)を用いてガイドさせると、容易にレンズ本体(2)が
レンズ台(3)の中心上に置くことができる。また上部
治具(7)を置くとき、合せピン(6)と上部治具(7
)中のピン孔(12)でガイドさせると、」二部治具(
7)を下部治具(1) J:の正しい位置に正確に合わ
せることができる。
)上に眼内レンズ(A)を置き、さらにその上に上部治
具(7)を載置する。眼内レンズ(A)を置くとき、レ
ンズピン(8)とレンズ本体(2)中の位置合せ孔(9
)を用いてガイドさせると、容易にレンズ本体(2)が
レンズ台(3)の中心上に置くことができる。また上部
治具(7)を置くとき、合せピン(6)と上部治具(7
)中のピン孔(12)でガイドさせると、」二部治具(
7)を下部治具(1) J:の正しい位置に正確に合わ
せることができる。
以上の状態で、ループ(14)はループ台(4)上に押
え部01)で押えつけられ、ループ台(1)の傾斜角(
θ)と同じ角度で、レンズ本体(2)に対し角度がつけ
られる。
え部01)で押えつけられ、ループ台(1)の傾斜角(
θ)と同じ角度で、レンズ本体(2)に対し角度がつけ
られる。
つぎに開口部□□□にレーザ装置nを近づけ、レンズ本
体(2)に未固定状態で挿入しであるループ04)の挿
入部分にレーザを照射する。所定時間照射するとループ
04)が溶融してレンズ本体(′2Jに溶着する。溶着
後、ループ(14)の温度が下がるまで、そのままで放
冷するが、一般にその時間は約5秒程度である。確実に
ループ04)がレンズ本体(2)に溶着すれば、上部治
具(7)を外して、眼内レンズ<A)を取り出せばよい
。
体(2)に未固定状態で挿入しであるループ04)の挿
入部分にレーザを照射する。所定時間照射するとループ
04)が溶融してレンズ本体(′2Jに溶着する。溶着
後、ループ(14)の温度が下がるまで、そのままで放
冷するが、一般にその時間は約5秒程度である。確実に
ループ04)がレンズ本体(2)に溶着すれば、上部治
具(7)を外して、眼内レンズ<A)を取り出せばよい
。
以上のごとく本発明によれば、ループ(14)を溶着す
る間その傾斜角は治具によって拘束されているので、対
称なループ04)の間で狂うことがなく、また治具で挾
むたけでよいので、作業が簡単である。
る間その傾斜角は治具によって拘束されているので、対
称なループ04)の間で狂うことがなく、また治具で挾
むたけでよいので、作業が簡単である。
[発明の効果]
本発明によれば、つぎのごとき効果を奏しつる。
■ループをレンズ本体に対し傾斜して取りつけることが
容易であり、傾斜角を正確につけることができる。
容易であり、傾斜角を正確につけることができる。
■ループ径とレンズ本体に形成される孔径とにシビアな
精度が要求されないので製造が容易である。
精度が要求されないので製造が容易である。
■接着剤を使用しないので、眼内での安全性が高い。
■浴槽に入れるなどの煩雑な工程が不要である。
■製造が困難なループの止め具を必要としない。
■レンズ本体の外面にレーザ照射に起因する凹凸ができ
ないため、研磨などの後処理が不要である。
ないため、研磨などの後処理が不要である。
第1図は本発明の一実施例にかかわる製造方法を示す説
明図、第2図は本発明の一実施例にかかわる製造装置の
断面図、第3図は第2図に示された下部治具の斜視図、
第4a〜40図は従来の眼内レンズの正面図、側面図お
よび眼内挿入状態説明図、第5a〜50図は本発明によ
って製造されるタイプの眼内レンズにおける正面図、側
面図および眼内挿入状態説明図、第6図および第7図は
いずれも従来の製造方法を示す説明図である。 (図面の主要符号) (1):下部治具 (2):レンズ本体 (3):レンズ台 (4):ループ台 (7)、上部治具 (財):開口部 01):押え部 (13)、レーザ装置 04):ループ 特許出願人 東洋コンタクトレンズ 株式会社 才1 図 才2園 24aU2才4b2 24cL オ5a図オ5b図 第50図
明図、第2図は本発明の一実施例にかかわる製造装置の
断面図、第3図は第2図に示された下部治具の斜視図、
第4a〜40図は従来の眼内レンズの正面図、側面図お
よび眼内挿入状態説明図、第5a〜50図は本発明によ
って製造されるタイプの眼内レンズにおける正面図、側
面図および眼内挿入状態説明図、第6図および第7図は
いずれも従来の製造方法を示す説明図である。 (図面の主要符号) (1):下部治具 (2):レンズ本体 (3):レンズ台 (4):ループ台 (7)、上部治具 (財):開口部 01):押え部 (13)、レーザ装置 04):ループ 特許出願人 東洋コンタクトレンズ 株式会社 才1 図 才2園 24aU2才4b2 24cL オ5a図オ5b図 第50図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 レンズ本体に形成された孔にループを未固定状態に
挿入した眼内レンズを下部治具と上部治具とで挾んでル
ープをレンズ本体に対し傾斜した状態に保持し、その状
態でレンズ本体に挿入された部分のループにレーザを照
射して、レンズ本体とループを溶着することを特徴とす
る眼内レンズの製造方法。 2 (a)レンズ本体を支持するレンズ台と、レンズ台
の外周部に外周方向に向って下傾しているループ台を有
する下部治具と、 (b)前記下部治具の上面に載せられ、前記レンズ台の
上方に位置する部分に形成された開口部と、前記ループ
台上にループを押えつける押え部を有する上部治具 とを備える眼内レンズの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3877587A JPH0679613B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 眼内レンズの製造方法およびそれに用いる製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3877587A JPH0679613B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 眼内レンズの製造方法およびそれに用いる製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63206240A true JPS63206240A (ja) | 1988-08-25 |
JPH0679613B2 JPH0679613B2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=12534667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3877587A Expired - Fee Related JPH0679613B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 眼内レンズの製造方法およびそれに用いる製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679613B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5252262A (en) * | 1992-02-11 | 1993-10-12 | Nestle S.A. | Method of attaching a haptic to an optic of an intraocular lens |
US5523029A (en) * | 1995-02-01 | 1996-06-04 | Alcon Laboratories, Inc. | Method of attaching a haptic to an optic of an intraocular lens |
US5770125A (en) * | 1995-11-27 | 1998-06-23 | Mentor Corporation | Haptic attachment system for intraocular lenses using diode laser |
-
1987
- 1987-02-20 JP JP3877587A patent/JPH0679613B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5252262A (en) * | 1992-02-11 | 1993-10-12 | Nestle S.A. | Method of attaching a haptic to an optic of an intraocular lens |
US5523029A (en) * | 1995-02-01 | 1996-06-04 | Alcon Laboratories, Inc. | Method of attaching a haptic to an optic of an intraocular lens |
US5770125A (en) * | 1995-11-27 | 1998-06-23 | Mentor Corporation | Haptic attachment system for intraocular lenses using diode laser |
US6118913A (en) * | 1995-11-27 | 2000-09-12 | Ciba Vision Corporation | Apparatus for haptic attachment for intraocular lenses using diode laser |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0679613B2 (ja) | 1994-10-12 |
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