JPS63205588A

JPS63205588A - 反射式光電検出装置

Info

Publication number: JPS63205588A
Application number: JP62037454A
Authority: JP
Inventors: Masao Kanesashi; 金刺　雅雄; Hideaki Hachidan; 八段　英明; Seiji Imai; 清司今井; Hiroaki Nakanishi; 弘明中西
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1987-02-20
Filing date: 1987-02-20
Publication date: 1988-08-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の分野）この発明は、例えばコピー機の紙サイズ検出装置等とし
て好適な反射式光電検出装置に関する。

（発明の概要）この発明では、透明板上に載置された対象物体を該透明
板の下方に設けられた投光器および受光器によって反射
式に検出するようにした反射式光電検出装置において、
前記投光器を透明板の特定領域に対して斜め下方より光
を照射するように指向させて設けるとともに、前記受光
器を前記特定領域からの前記照射に基づく拡散反射光を
主として受光するように指向させて設け、対象物体が存
在しないにもかかわらず、透明板の鏡面反射に基づく直
接反射光が受光器に導入され、対象物体を誤認すること
を防止したものである。

（従来技術とその問題点）第８図は、従来コピー機に用いられている紙サイズ検出
装置の構成を示す平面図である。

同図において、１はオペレータ、２は操作ボード、３は
ガラス板、４は原稿等の紙葉、５ａ、５ｂはガラス板３
の下方に水平状態で固定された支持基板、６は支持基板
５ａおよび５ｂ上に配列された反射式光電検出器である
。

そして、支持基板５ａ上の反射式光電検出器６は紙葉４
の長手方向の端縁を検出するとともに、支持基板５ｂ上
の反射式光電検出器６は紙葉４の幅方向の端縁を検出す
るようになされている。

第９図は反射式光電検出器６の構造を示す縦断面図であ
る。同図に示されるように、反射式光電検出器６には一
対の投光器６１と受光器６２とが設けられている。

投光器６１および受光器６２は、共通の合成樹脂製の基
体６３内に円形断面を有する２個の透孔６４．６５を形
成し、これに半導体からなる発光素子６６および光電素
子６７を嵌入して構成されている。

ここで、透孔６４の軸線６４ａと透孔６５の軸線６５ａ
とは互いに相手方へ角度θずつ傾けた状態に設定されて
いる。

しかしながら、このような従来の反射式充電検出器６に
あっては、投受光器６１．６２の光軸が互いに相手方へ
角度θずつ傾けられている結果、これを支持基板５ａ、
５ｂ上に水平に取り付けた場合、第１０図に示されるよ
うに発光素子６６から発せられた光はガラス板３の下面
で鏡面反射し、そのまま正反射光６８となって光電素子
６７へと達することとなり、この結果ガラス板３上に紙
葉４が存在しないにもかかわらず、光電素子６７の出力
側にはかなり高レベルな受光信号が表われ、紙葉を誤認
しやすいという問題点があった。

また、第１１図ピハッチングで示されるように、紙葉検
出可能領域Ａは、発光素子６６から発せられる光線と光
電素子６７で検出可能な正反射光の経路とで定まる極め
て狭い領域に限られるため、紙葉４の端縁が高ざｈだけ
めくれ上がってめくれ部７が存在すると、正確に紙葉４
の端縁を検出できないという問題点があった。

（発明の目的）この発明の目的は、以上説明した紙サイズ検出装置にお
ける反射式光電検出器の如く、透明板上に載置された対
象物体を該透明板の下方に設けた投光器および受光器に
よって反射式に検出する反射式光電検出装置において、
透明板下面における鏡面反射に基づく対象物体の誤認を
防止し、また検出可能領域を可及的に拡大することにあ
る。

（発明の構成と効果）この発明は上記の目的を達成するために、透明板上に載
置された対象物体を該透明板の下方に設けられた投光器
および受光器によって反射式に検出する反射式光電検出
装置において、前記投光器を、透明板の特定領域に対し
て斜め下方より光を照射するように指向させて設けると
ともに、前記受光器を、前記特定領域からの前記照射に基づく拡
散反射光を主として受光するように指向させて設けるこ
とを特徴とするものである。

このような構成によれば、透明板下面における正反射光
は受光器に到達しないため、これに基づく物体誤認を避
けることができ、また拡散反射光の到達領域は正反射光
のそれに比較して広いため、検出可能領域を可及的に増
大させることができる。

（実施例の説明）第１図は本発明に係わる反射式光電検出装置の第１実施
例の構造を示す平面図および縦断面図である。

なお、同図において前記第９図の従来例と同一構成部分
については同符号を付して説明は省略する。

この第１実施例装置の構造の特徴は、発光素子６６が嵌
入される透孔６４の軸線６４ａおよび光電素子６７が嵌
入される透孔６５の軸線６５ａが同一方向に、すなわち
図中時計廻りに角度θ１゜θ２だけそれぞれ傾斜して形
成されている点にある。このため、投光器６１．受光器
６２の光軸もそれぞれθ１．θ２だけ傾けられる結果と
なる。

以上の構成によれば、第２図に示されるように発光素子
６６から発せられ、ガラス板３の下面で鏡面反射して得
られる正反射光６８は、光電素子６７には到達しなくな
る。従って、ガラス板３上に紙葉４が存在するとの誤認
を確実に防止できる。

一方、ガラス板３上に紙葉４が存在する場合には、発光
素子６６から発せられた光線が紙葉４の下面で拡散反射
するため、それによる拡散反射光６９が光電素子６６に
到達する。従って、ガラス板３上に紙葉４が存在する場
合には、確実にこれを検出することができる。

また、第３図に示されるように、紙葉４の端縁が高ざｈ
だけめくれ上がってめくれ部分７が存在したとしても、
拡散反射光の反射方向は比較的ランダムであり、充分に
光電素子６７へと到達するため、検出可能領域Ａの広さ
は、第１１図に示す従来例に比べ格段に大きい。従って
、紙葉４の端縁がめくれ上がっているような場合であっ
ても、紙葉４のサイズを確実に検出することが可能とな
る。

次に、第４図は本発明に係わる反射式光電検出装置の第
２実施例の構造を示す平面図および縦断面図である。

なお、同図において、前記第１図と同一構成部分につい
ては同符号を付して説明は省略する。

この第２実施例装置の構造の特徴は、光電素子６７が嵌
入される透孔６５の入射口の内周縁に遮蔽片６５Ｇを突
設し、これにより発光素子６６のチップずれ、レンズ収
差等に伴う乱光が、ガラス板３の下面で鏡面反射し、こ
れが光電素子６７へ到達することを防止する点にある。

この第２実施例においても、第５図に示されるように、
正反射光６８が受光素子６７へ到達することを避けるこ
とができ、また第６図に示されるように、めくれ部分７
が存在しても紙葉４の端縁を確実に検出することができ
る。

さらに、この第２実施例の特徴的な効果としては、第７
図に示されるように、発光素子６６から発せられガラス
板３の下面で鏡面反射した乱光６０は、透孔６５の入射
口にある遮蔽片６５Ｃで遮られ、光電素子６７に到達し
なくなることである。

このため、前述した第１実施例に比べ、紙葉不存在時点
における光電素子６７の出力レベルを一層低下させ、紙
葉識別機能を高めることができる。

このように、以上説明した第１．第２実施例によれば、
ガラス板上に載置された紙葉を該ガラス板の下方に設け
られた投光器および受光器によって反射式に検出する反
射式光電検出装置において、投光器を透明板の特定領域
に対して斜め下方より光を照射するように指向させて設
ける一方、受光器を前記特定領域からの前記照射に基づ
く拡散反射光を主として受光するように指向して設けた
ため、ガラス板の下面による鏡面反射が存在したとして
も、これによる紙葉誤認を避けることができ、また紙葉
の端縁がめくれ上がっているような場合にも、正常な場
合とほぼ同様に紙葉の端縁を確実に検出することができ
る。

なお、以上筒１．第２実施例では、投光器および受光器
の構成として、共通の合成樹脂製基体内に２個の透孔を
形成し、これに発光素子および受光素子を嵌入した構造
としたが、投光器および受光器の基体を互いに分離独立
して設け、これらを所定の方向へ向けて取り付は受光器
が拡散反射光を受光する場合でも同様の効果を得ること
ができることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる第１実施例装置の構造を示す平
面図および断面図、第２図は同装置の投光、受光動作を
説明するための取付状態における縦断面図、第３図は同
装置における紙葉がめくれ上がった状態における動作を
説明するための取付状態における縦断面図、第４図は第
２実施例装置の構造を示す平面図および縦断面図、第５
図は同装置の投光受光動作を説明するための取付状態に
おける縦断面図、第６図は紙葉がめくれ上がった状態に
おける動作を説明するための取付状態における縦断面図
、第７図は発光素子からの乱光が存在する場合における
投受光動作を説明するための取付状態における縦断面図
、第８図はコピー機の紙サイズ検出装置の構成を示す平
面図、第９図は従来装置の構造を示す縦断面図、第１０
図は従来装置の投受光動作を説明するための取付状態に
おける縦断面図、第１１図は同装置の紙葉がめくれ上が
った場合における投受光動作を説明するための取付状態
における縦断面図である。６・・・光電検出器６０・・・乱光６１・・・投光器６２・・・受光器６４・・・透孔６４ａ・・・軸線６５・・・透孔６５ａ・・・軸線６５ｃ・・・遮蔽片６６・・・発光素子６７・・・光電素子６８・・・正反射光６９・・・拡散反射光

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透明板上に載置された対象物体を該透明板の下方
に設けられた投光器および受光器によって反射式に検出
する反射式光電検出装置において、前記投光器を、透明
板の特定領域に対して斜め下方より光を照射するように
指向させて設けるとともに、前記受光器を、前記特定領域からの前記照射に基づく拡
散反射光を主として受光するように指向させて設けるこ
と、を特徴とする反射式光電検出装置。