JPS63205381A - 接着剤の均一塗布方法 - Google Patents

接着剤の均一塗布方法

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JPS63205381A
JPS63205381A JP3838887A JP3838887A JPS63205381A JP S63205381 A JPS63205381 A JP S63205381A JP 3838887 A JP3838887 A JP 3838887A JP 3838887 A JP3838887 A JP 3838887A JP S63205381 A JPS63205381 A JP S63205381A
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JP
Japan
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adhesive
adherend
film
uniformly
affinity
Prior art date
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Pending
Application number
JP3838887A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Uno
宇野 佳孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は剛性を有する固体状の被着材の被着面への接着
剤の均一塗布方法に関し、とりわけ高精度接着を要求さ
れる分野における接着剤の均一塗布方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来の接着剤の被着材の被着面への均一塗布方法として
は、刷毛塗りや箆塗りによる方法か用いられてきた。し
かしながら、これらの方法ては、接着剤は被着面におい
て当然むらを生し、均一に接着剤を塗布することは困難
である。また接着剤をシートあるいはフィルム状の担体
に含浸もしくは塗布し、担体ごと接着剤として使用する
方法が特開昭53−118477号公報、特公昭56−
14458号公報に開示されている。
また接着剤自身をフィルム状にし、使用する方法が特開
昭59−78:126号公報に開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上述の方法に於いては次のような問題点があっ
た。
刷毛塗り箆塗りは手作業により、接着剤を接着部に塗布
することから、均一に塗布することは困難であり、接着
精度も非常に低い。
また担体な使用する方法においては、担体の材質が剛性
物質と異なる材質のものを使うと、材料と性質が異なる
ことから、接着構造物全体として見ると、その接着部分
だけが機能が低下するという欠点があった。
また担体の材質を剛性物質と同じようなものを使用した
としても、機械加工しにくいもの、あるいは構造上機械
加工ができないメカニカルシール等、あるいはビス、ボ
ルト、ナツトの使用てきないEDM電極、CCコンポジ
ットブレーキ等、高精度が要求される接着という点にお
いて問題となり、さらに複雑な形状や曲面への対応が困
難である。
また同様に特開昭59−78326号公報での方法にお
いても単純な形状には適するが複雑な形状への対応が困
難である。
(問題点を解決するための手段及び作用)従って本発明
が、上述の問題点を解決すべく用いた方法は、剛性を有
する固体状被着材の被着面への接着剤の塗布方法におい
て、使用する接着剤に対する親和力が少なくとも前記被
着材の接着部に対する親和力よりも小さいフィルム、た
とえばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフル
オロエチレン、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート
、塩化ビニル等を用い、予め、前記フィルム上に前記接
着剤を均一塗布し、次いで前記フィルムを前記被着材の
被着面に貼付し、次いで剥がし、前記接着剤を前記被着
材の被着面に転写することを特徴とするものである。
フィルムは変形自在だから、貼付する部分の形状が、例
えば、曲面てあったり、さらに凹凸が加わった複雑な形
状である場合には、その形状に応じてその許容する範囲
内で変形して対応することがてきるから、被着材の被着
面が複雑な形状である場合にも塗残し無く均一に接着剤
を塗布することがてき高い接着精度を実現できる。
本発明は特にセラミックス、炭素、黒鉛材料のような剛
性を有する固体の接着に適した方法である。
また、接着剤とフィルム、さらに接着剤と被着材の親和
力は、濡れ角(接触角)により定量化することがてき、
接着剤と被着面、接着剤とフィルムの濡れ角を測定する
ことにより被着材、接着剤およびフィルムの最適な組み
合わせを選択することが可能であり、またこの濡れ角と
いうのは、フィルムおよび被着材に対するプラズマスパ
ッタリングによって変化させることが可能なため、接着
剤と被着面、接着剤とフィルムの親和力を至適な状態に
設定することもできる。
たとえば、親水性の接着剤を使用するのであれば、この
親水性接着剤に対して、疎水性のフィルム、親水性の被
着材が接着における理想的な組み合わせであるが、さら
にフィルムの疎水性を高めたければ、含フツ素ガス、た
とえば四フッ化炭素ガスなどを用いたプラズマスパッタ
リングが疎水性を高めるために有効であり、逆にフィル
ムの親木性を高めたければ酸素ガスプラズマスパッタリ
ングが有効である。
また同様に被着材の親木性を高めたければ酸素ガスプラ
ズマスパッタリング、疎水性を高めたければ四フッ化炭
素ガスなどを用いたプラズマスパツタリングが効果的と
なる。
以上のように、被着材、接着剤およびフィルムの最適な
組み合わせを選択し、使用する接着剤に対する親和力が
少なくとも被着材の被着面に対するよりも小さいフィル
ムを使用することとする。
フィルム上への接着剤の塗布方法としては、スプレー法
やドクターブレード法を使用すればよい。
また接着剤を被着材の被着面に転写する時の、転写温度
は、被着材の材質に合わせて変化させることが望ましい
が、たとえばノボラック樹脂のような場合は常温で固体
であるがために、Bステージ樹脂の軟化点以上の温度で
被着面に貼付し、冷却後にフィルムを剥がすことが9ま
しい。あとは被着材の被着面同士を接合すればよい。
これら上記の方法か特に有効であるのは、本願出願人が
既に出願した出願番号特願昭fig−281782号公
報での炭素、黒鉛質同士の接着、あるいはセラミックス
の接着、さらにはそこで用いられている接着剤に84C
等の焼結補助剤としてのホウ素源を添加して、SiC等
のセラミックスの高精度接着を行う場合に用いるのも有
効である。
(実施例) 本発明の実施例に付き、さらに詳細に説明する。
実施例1 軟化点235°Cの石炭系ピッチと精製メチルナフタレ
ンをl:2の重量比で混合し縮合多環芳香属化合物とし
、架橋剤としてp−キシリレングリコールを混合物に対
し重量比て1:0.8の割合で添加し、この混合物にP
−)−ルエンスルホン酸を10 w t%、硫黄を5 
w t%、骨材として5川m以下に粉砕した石炭性生コ
ークスを30 w t%それぞれ添加し、120℃て1
5分間反応させBステージの熱硬化樹脂であるC0PN
A樹脂接着剤を得た。
被着材として商品名T−45(イビデン(株)製黒鉛材
:引っ張り強度的200 K g/crn’)を用い、
2cm’の被着面を研磨仕上げしアセトン中て超音波洗
浄し試験に使用した。
フィルムとしてはテフロンを用い、このフィルム上に前
記接着剤をドクターブレード法により10pmの厚みに
塗布し、被着材の被着面に常温て貼付し、次いでフィル
ムを剥がし、被着材の被着面同志を接合した。接合後、
金属製治具で固定し、180℃て60分間加熱し、接着
剤を硬化させた。硬化後、治具を外し、非酸化性雰囲気
中lO°C/hrの昇温温度で1000℃まで昇温し、
接着部を炭素化した。
炭素化後の試料について、接着剤層の厚みを光学顕微鏡
で測定した後接着部の引っ張り強度を測定した。この結
果vi着層の厚みは84m:I:1g、m、接着強度は
平均180 kg/c■2であり、極めて高精度かつ高
強度な接着層が得られた。
実施例2゜ 市販の炭化珪素焼結体を被着材として用い、前記実施例
1.に於いて使用した接着剤にB10を5wt%添加し
たものを用い、前記実施例1と同様に接着を行なった。
まず、接着部を炭素化した後、炭素化後の試料の接着部
引っばり強度を測定した。
こ−の結果引っばり強度200 kg/cm2であった
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の接着剤の均一塗布方法は
、炭素、黒鉛、セラミックスなどの被着材の被着面に対
し接着剤を均一に塗布しようとするものであり、使用す
る接着剤に対する親和力が少なくともの被着材の被着面
に対する親和力よりも小さいフィルムを用い、予め、フ
ィルム上に接着剤を均一塗布し、次いでフィルムな被着
材の被着面に貼付して剥がし、接着剤を被着材の接着部
に転写するものであり下記の如き効果を生じる。
まず、被着材の被着面の形状が曲面、凹凸を有する複雑
な形状であっても、フィルムが変形自在であるから、そ
の許容する範囲内においては、フィルムが被着材の被着
面の形状に応じて変形するので接着剤を確実に、塗り残
すことなく被着面に塗布することがてきる。また、接着
剤か被着材の被着面に塗布されて形成する接着剤層の厚
さは、接着剤がフィルムに塗布されて形成する接着剤層
の厚さに一致するから、接着剤をフィルムに対し所定の
厚みを有する層を成すように、均一に塗布しておけば、
被着材の被着面に接着剤を均一に塗布することが可能で
あり、極めて高い接着精度を実現できる。
以上のことから、本発明の応用範囲は広く、従って産業
に大きく貢献することが期待できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)剛性を有する固体状被着材の被着面への接着剤の塗
    布方法において、使用する接着剤に対する親和力が少な
    くとも前記被着材の被着面に対する親和力よりも小さい
    変形自在なフィルムを用い、予め、前記フィルム上に前
    記接着剤を均一塗布し、次いで前記フィルムを前記被着
    材の被着面に貼付し、次いで剥がすことにより、前記接
    着剤を前記被着材の被着面に転写することを特徴とする
    接着剤の均一塗布方法。 2)前記接着剤が熱硬化性樹脂であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の接着剤の均一塗布方法。 3)前記被着材が炭素、黒鉛、セラミックス、ガラス材
    料であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    接着剤の均一塗布方法。 4)前記フィルムの表面状態がプラズマスパッタリング
    により改質されてなるとともに、変形自在であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の接着剤の均一塗
    布方法。
JP3838887A 1987-02-20 1987-02-20 接着剤の均一塗布方法 Pending JPS63205381A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2891401A1 (fr) * 2005-09-23 2007-03-30 Thales Sa Realisation d'un detecteur de rayonnement.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2891401A1 (fr) * 2005-09-23 2007-03-30 Thales Sa Realisation d'un detecteur de rayonnement.
WO2007036417A1 (fr) * 2005-09-23 2007-04-05 Thales Realisation d'un detecteur de rayonnement
US8044480B2 (en) 2005-09-23 2011-10-25 Thales Production of a radiation detector

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